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第9次 営農振興3ヵ年計画
Tanbahikami Agriculture Plan21 第9次 営農振興3ヵ年計画 2016 -2018 Tanbahikami Agriculture Plan ▶重点方針 『農家支援による農業所得の向上と 農業生産の拡大、持続可能な 農業の実現をめざします』 持続可能な 地域農業に向けた、 人づくりと地域づくりを 行います とれたて野菜 直売所への周年 出荷対策による、 農業所得の向上に つとめます 丹波ひかみ米・ 夢たんばのブランド力 向上により販売力 強化につとめます 丹波大納言小豆の 400t 生産を はじめとした、 特産物の生産拡大を めざします 特産物の 6 次産業化の研究と 開発を推進します 営農支援積立金を 活用した農家・担い手の 様々な支援策を すすめます 6 Tanbahikami Agriculture Plan21 丹波ひかみ米・夢たんばのブランド力 向上により販売力強化につとめます 夢たんば 目標 平成 28 年度 平成 29 年度 平成 30 年度 栽 培 者 290 人 300 人 320 人 栽培面積 265ha 270ha 275ha 集荷数量 1,200t 1,220t 1,250t 1 年目 2 年目 3 年目 取組方針 ①丹波ひかみ米(夢たんば)の買取、契約栽培、契約販売の 調査・ 実施 ②丹波ひかみ米のさらなる 1 等米比率向上対策の実施 ③所得向上に向けた低コスト資材の提案 実施方針 ●大口出荷奨励金の見直しと、買取販売方式の導入・ 買取米の栽培基準づくりをすすめます。 ●食味値・土壌改良資材散布・カメムシ防除等の作業 とロットを条件に買取販売を推進します。 食味計(サタケ)H 27 導入 7 Tanbahikami Agriculture Plan21 2016 - 2018 Tanbahikami Agriculture Plan21 ●産米の低コスト生産資材を提案します。 ●生産小グループの結成を誘導し、生産拡大を支援します。 ●丹波ひかみ米のブランド戦略を策定し、販売促進活動のほか、マスコミ・冊子・ポスター 等を有効に活用し、販売の強化につとめます。 省力化資材 土力の達人 夢たんば販売促進イベント 産米助成 項目 支援策 助成基準(平成 28 年度) 夢たんば面積拡大助成 夢たんばの新規栽培あるいは面積拡大分に対し一定 額を助成します 25,000 円以内/ 10a 夢たんば 小グループ栽培助成 小グループを結成し、夢たんばを新規に栽培し、あ るいは面積拡大が図られた場合に、面積拡大分に対 して一定額を助成します 33,000 円以内/ 10a 夢たんば買取対策 食味値が 82 以上(JA所有のサタケ食味計値)の夢 たんば出荷米を、予め設定した単価でJAが買い取 ります(出荷量基準有) 一定の有利価格で買取 水稲土づくり奨励 水稲土壌改良資材(JA予約資材)の購入に対し、 購入金額の一部を助成します。また、フレコン散布 の場合、散布料金をJAが負担します 購入金額の10% 散布料無料 溝切機作業支援 倒伏しにくい水稲栽培を支援するため、JAの乗用 溝切機を貸出し、その利用料金の一部を助成します 利用料金の 1/2 産米出荷奨励金 安定した産米数量を確保し、有利販売につなげるた め、出荷奨励金を支出します 施設利用1袋 200円 地場出荷1袋 100円 産米大口出荷奨励金 大規模稲作農家の生産意欲向上を支援するとともに、 安定した産米数量を確保するため、大口出荷奨励金 を支出します 出荷数量に応じた 奨励単価を設定 水稲共同防除助成 集落の合意形成により、水稲の共同防除を集落単位 で実施された場合に助成します 10a当たり500円 ※ 1 各助成とも予算枠があり、申込あるいは該当者多数により超過した場合は、予算の範囲内で按分します。 ※ 2 平成 29 年度以降は、内容を一部変更することがあります。 8 Tanbahikami Agriculture Plan21 小豆 丹波大納言小豆の 400t 生産をはじめと した、特産物の生産拡大をめざします 丹波大納言小豆 目標 平成 28 年度 平成 29 年度 平成 30 年度 栽 培 者 1,000 人 1,100 人 1,200 人 栽培面積 320ha 330ha 340ha 集荷数量 320t 350t 400t 1 年目 2 年目 3 年目 取組方針 ①集落営農組織に対する単収向上指導 ②機械化支援による作業効率化・軽減化の実現 (1ha 以上へのステップアップ) ③基幹作業における支援体制の確立と作業支援 ④丹波大納言小豆生産組合設立に向けた取り組み 実施方針 ●小豆の単収安定に向けた生産技術を確立します。 ●基幹作業の機械化を支援します。 ●小豆乾燥ハウスの設置を助成します。 9 Tanbahikami Agriculture Plan21 2016 - 2018 Tanbahikami Agriculture Plan21 ●小豆未作付者に対し、 新規作付を 推進します。 ●機械の共同利用を研究し、その実現を 図ります。 一次選別用色彩選別機 ●丹波大納言小豆のブランド戦略を策定し、 ●消費拡大キャンペーンにより、販路拡 マスコミ・冊子・ポスター等により取組 大を図ります。 強化を周知します。 丹波大納言小豆助成 項目 支援策 大納言小豆面積拡大助成 大納言小豆の新規栽培あるいは面積拡大分に対し一 定額を助成します 31,000 円以内 /10a 大納言小豆 小グループ栽培助成 小グループを結成し、大納言小豆を新規に栽培し、 あるいは面積拡大が図られた場合に、面積拡大分に 対して一定額を助成します 41,000 円以内 /10a 小豆減収対策助成 当年度の平均単収が天候不順等により基準単収を大 きく下回った場合に対策金を支出します(平均単収 は JA への出荷数量により算定) 精算金額の 5%相当額 小豆作業支援対策① 播種または中耕培土の作業を JA に委託された場合 に作業料金の一部を助成します 作業料金の 1/4 小豆作業支援対策② JA で手押播種機を購入された場合、購入費の一部を 助成します 小豆作業支援対策③ 一次選別作業の負担軽減のため、JA 色彩選別機の利 用に対し、一部を助成します 利用料金の 1/2 小豆作業支援対策④ 脱粒作業の負担軽減のため、脱粒機の貸出・作業委 託に対し、一部を助成します 利用料金の 1/2 小豆作業支援対策⑤ 排水対策として、栽培圃場の周辺溝堀(額縁明渠) 作業を JA に委託された場合に作業料金の一部を助 成します 作業料金の 1/2 小豆種子助成 大納言小豆種子の予約購入に対して助成します 購入金額の 1/2 小豆共同防除助成 集落の合意形成により、小豆の共同防除を集落単位 で実施された場合に助成します 10a 当たり 500 円 ※ 1 各助成とも予算枠があり、申込あるいは該当者多数により超過した場合は、予算の範囲内で按分します。 ※ 2 平成 29 年度以降は、内容を一部変更することがあります。 助成基準(平成 28 年度) 購入価格の 1/2 (1台当たり上限2万円) 10 Tanbahikami Agriculture Plan21 丹波黒大豆 目標 平成 28 年度 平成 29 年度 平成 30 年度 栽 培 者 470 人 480 人 500 人 栽培面積 47ha 48ha 48ha 集荷数量 46t 47t 48t 平成 28 年度 平成 29 年度 平成 30 年度 栽 培 者 480 人 490 人 500 人 栽培面積 24ha 25ha 25ha 集荷数量 38t 39t 40t 平成 28 年度 平成 29 年度 平成 30 年度 栽 培 者 75 人 75 人 80 人 栽培面積 8ha 8ha 8ha 集荷数量 60t 60t 62t 丹波栗 目標 丹波山の芋 目標 1 年目 1 年目 11 Tanbahikami Agriculture Plan21 2016 - 2018 1 年目 2 年目 2 年目 2 年目 3 年目 3 年目 3 年目 Tanbahikami Agriculture Plan21 丹波黒大豆助成 項目 支援策 助成基準(平成 28 年度) 黒大豆面積拡大助成 黒大豆の新規栽培あるいは面積拡大分に対し一定額 を助成します 33,000 円以内 /10a 黒大豆 小グループ栽培助成 小グループを結成し、黒大豆を新規に栽培し、ある いは面積拡大が図られた場合に、面積拡大分に対し て一定額を助成します 44,000 円以内 /10a 黒大豆所得安定助成 当年度の平均収入が天候不順等により基準収入を大 きく下回った場合に対策金を支出します(平均収入 は JA への出荷数量・単価により算定) 精算金額の 5%相当額 黒大豆・黒枝豆種子助成 黒大豆・黒枝豆種子の予約購入に対して助成します 購入金額の 1/2 丹波栗助成 項目 支援策 助成基準(平成 28 年度) 栗面積拡大助成 栗の新規栽培あるいは面積拡大分に対し一定額を助 成します 26,000 円以内 /10a 栗小グループ栽培助成 小グループを結成し、栗を新規に栽培し、あるいは 面積拡大が図られた場合に、面積拡大分に対して一 定額を助成します 35,000 円以内 /10a 栗所得安定助成 当年度の平均収入が天候不順等により基準収入を大 きく下回った場合に対策金を支出します(平均収入 は JA への出荷数量・単価により算定) 精算金額の 5%相当額 栗苗木助成 栗苗木の予約購入に対して助成します 購入金額の 1/3 丹波山の芋助成 項目 支援策 助成基準(平成 28 年度) 山の芋面積拡大助成 山の芋の新規栽培あるいは面積拡大分に対し一定額 を助成します 95,000 円以内 /10a 山の芋 小グループ栽培助成 小グループを結成し、山の芋を新規に栽培し、ある いは面積拡大が図られた場合に、面積拡大分に対し て一定額を助成します 120,000 円以内 /10a 山の芋所得安定助成 当年度の平均収入が天候不順等により基準収入を大 きく下回った場合に対策金を支出します(平均収入 は JA への出荷数量・単価により算定) 精算金額の 5%相当額 山の芋種子助成 山の芋種子の予約購入に対して助成します 増反面積分に対し 購入金額の 1/2 ※ 1 各助成とも予算枠があり、申込あるいは該当者多数により超過した場合は、予算の範囲内で按分します。 ※ 2 平成 29 年度以降は、内容を一部変更することがあります。 12 Tanbahikami Agriculture Plan21 増頭対策等の実施により、継続可能な 畜産経営の確立につとめます 取組方針 ①産肉能力の高い母牛の更新・導入に よる、産地のレベルアップ ②子牛生産性の向上による、農家手取 りの増大 実施方針 ●系統及び育種価の高い母牛を選抜し、導入・保留を推進します。 ●1年1産を確保するための現状調査及び改善策を提案・指導します。 畜産助成 項目 支援策 但馬牛更新対策 繁殖雌牛の購入または自家保留により、能力の高い優良牛を導入または更新された 生産者に助成します 繁殖牛舎整備対策 増頭を目的として小規模牛舎の増改築を実施された生産者に、牛舎整備費用の一部 を助成します 但馬牛増頭促進助成 自給飼料稲給与促進助成 但馬牛繁殖雌牛の増頭を目的とした導入、保留に対して助成します (JA・行政一体支援事業) 飼料稲を生産し、かつ給与した場合に、飼料稲栽培面積または繁殖母牛頭数に応じ て助成します 特産育成対策 項目 支援策 パイプハウス設置助成 現在、軟弱野菜の出荷を目的にしたハウス設置助成を特産物の出荷者に対象者を拡 大します 生産アドバイザーの設置 特産物について、栽培経験の豊富な生産アドバイザーを選任し、専門的な栽培指導 を強化します ※ 1 各助成とも予算枠があり、申込あるいは該当者多数により超過した場合は、予算の範囲内で按分します。 ※ 2 平成 29 年度以降は、内容を一部変更することがあります。 13 Tanbahikami Agriculture Plan21 2016 - 2018 Tanbahikami Agriculture Plan21 持続可能な地域農業に向けた、 人づくり と地域づくりを行います 取組方針 ①遊休農地の有効活用 ②農家を支援する営農指導員の相談機能強化 ③集落における将来の営農ビジョン策定支援 ④集落営農法人(JA 出資型農業生産法人)の設立にかかる調査研究と作業支援 実施方針 ●担い手・新規就農者支援に取り組みます。 ●生産小グループによる米・特産物の生産拡大に対し、 支援を行います。 ●営農台帳をデータ化・整備し、 農地管理システムの導入を検討します。 ●TAC(専任営農相談員)を本店直轄3名体制とし、 担い手を中心として集中した相談 活動に取り組みます。 ●優良農家との連携により、その技術・ノウハウを活かした高度な栽培指導を展開します。 地域・担い手育成対策 項目 支援策 集落内合意形成促進助成 ① 集落で営農ビジョンを策定し、そのビジョンに沿って実践が行われ、担い手育成等 に実質的な成果があった集落に対し助成します 集落内合意形成促進助成 ② 集落内で話し合いが行われ、圃場を団地化し一定規模以上の農地をJAへ一括経営 委託された場合に、当該集落に対し助成します 地域担い手支援 アグリサポートたんばの委託により、一定規模以上の農作業を受託した農業者に対 し支援金を支出します 新規就農者支援 丹波市が認定した新規就農者で、 JA への農産物出荷額が一定水準に達した場合 に、初期投資額の一部を助成します 団体助成 項目 生産組合活動助成 支援策 JA との取引がある農産物生産組織および農作業受託組織等に対して、活動経費の 一部を助成します 機械設備等導入助成 項目 支援策 農業資金活用助成 当 JA 要領で指定した農業資金を借入された場合、借入利息および保証料全額を助 成します 共同機械導入助成 地域・農会・集落営農組織等が共同機械を導入される場合、導入費用の一部を助成 します ※ 1 各助成とも予算枠があり、申込あるいは該当者多数により超過した場合は、予算の範囲内で按分します。 ※ 2 平成 29 年度以降は、内容を一部変更することがあります。 14 Tanbahikami Agriculture Plan21 とれたて野菜直売所への周年出荷対策 による、農業所得の向上につとめます 直売所 目標 平成 28 年度 平成 29 年度 平成 30 年度 基幹出荷者数 120 人 130 人 140 人 総 売 上 額 2 億円 2 億 2,000 万円 2 億 3,100 万円 1 年目 2 年目 3 年目 取組方針 ①消費者ニーズに応えた栽培モデルによる周年計画生産の提案 ②周年計画生産の定着に向けた種子・苗供給体制の整備と支援 ③新鮮・安心で “ おいしい ” 野菜の生産拡大 実施方針 ●販売実績の分析と売れ筋品目等の情報を提供します。 直売所売上状況 2 億円 H27 直売所来店客数推移 15 万人 12 月 15 日 来店客数 10 万人 突破! 12 万人 1.5 億円 H26 1 億円 H27 H26 9 万人 0 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 (月) 出荷者に対し、 その日の販売状況を定 時のメール配信によりお知らせします。 0 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 品名 ほうれん草 15,576 束 2 ミニトマト 14,225 袋 3 ねぎ 13,309 束 4 なす 13,060 袋 5 キャベツ 12,092 玉 黒大豆枝豆 11,886 束 7 きゅうり 11,262 袋 8 玉ねぎ 11,185 袋 9 トマト 11,164 袋 10 ニンジン 10,299 袋 3 (月) (平成27年度実績) 直売所ホームページでは、旬の野菜情報や生 産者の声、 イベント情報などお得な情報を満 載し、 消費者にお届けします。 http://ja-toretateyasai.jp 15 Tanbahikami Agriculture Plan21 2016 - 2018 売上数 1 6 3 万人 売上数量順位 順位 6 万人 5000 万円 とれたて野菜直売所 Tanbahikami Agriculture Plan21 ●周年栽培や新品種栽培の試験圃場を 設置します。 端境期となる 1 月~ 3 月の出荷量確保に向け て、 市内に試験圃場を設置し、 品種選定、 栽培 技術等の研究・検証を行ないます。 端境期に 不足する品目 ほうれん草、こまつ菜、レタス 大型トンネルハウスの活用方法の確立と普及に向けた取り組み ●出荷者の組織活性化を支援します。 各種栽培講習会や直売所での技術情報の掲示 等により、出荷者の技術研鑽につとめます。 支援策を通して、 基幹出荷者の拡大を図りま す。 直売所バックヤードでの技術研修 ●基幹出荷者の要望に応える販売体制の整備・強化を図ります。 加工業者・地元業者等との新規取引を開拓するなど、販売量確保につとめます。 JA 直売所出荷量増大対策 項目 支援策 助成基準(平成 28 年度) 基幹出荷者奨励金 JA 直売所へ年間を通して一定額以上出荷された生産 者に対し、奨励金を支出します 年間売上額の1% (対象は委託販売品) 端境期出荷奨励金 JA 直売所への 1 月〜 3 月の端境期出荷に対し、奨 励金を支出します 周年栽培定着助成 3アール部会員で、JA 直売所へ出荷するためにJA から野菜苗を購入された場合、購入費の一部を助成 します 1月・2月・3月の 売上額の5% (対象は委託農産物のみ) 野菜苗(120穴苗) 1枚につき1,000円 ※ 1 各助成とも予算枠があり、申込あるいは該当者多数により超過した場合は、予算の範囲内で按分します。 ※ 2 平成 29 年度以降は、内容を一部変更することがあります。 16 Tanbahikami Agriculture Plan21 特産物の 6 次産業化の研究と開発を 推進します 取組方針 ①丹波市産特産物を使用した加工品の研究・開発 実施方針 ●丹波大納言小豆を使用した商品の開発と、名産地としてのアピール活動を展開します。 ▪大納言小豆ティーの研究・開発 ▪大納言小豆アイスバーの開発 ▪「 ぜんざいが食べられる街」ぜんざいフェアの開催 ▪大納言小豆を使ったお菓子の開発 冷しぜんざい ●実需者の需要に応じた丹波栗の商品開発をすすめます。 むき栗機 業者からの要望が多いむき栗 ●地域のイベント等で特産物をアピールします。 丹の里「秋の味覚フェア」での特産物振る舞い 17 Tanbahikami Agriculture Plan21 2016 - 2018 農業振興大会での「ぜんざい」振る舞い