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先進地事例からみた地域づくり~山本小学校区まちづくり協議会

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先進地事例からみた地域づくり~山本小学校区まちづくり協議会
地域づくり講座第3回
「先進地事例から見た地域づくり~山本小学校区まちづくり協議会の活動から~」
日時:平成 26 年 11 月 5 日(水曜日)19 時~21 時
場所:まちづくり協働センター多目的ホール講師:近畿大学総合社会学部教授 久隆浩氏
山本小学校区まちづくり協議会 会長 西田
裕氏
NPO法人やお市民活動ネットワーク 理事・事務局長 新福 泰雅氏
(久教授)
今日は八尾の山本地区からきていただいており、おそらく前回の榎本地域と同じような動き方や話が
出てくるのではないかと思います。それが見つかれば、これからの地域活動の方向性が共有できるので
はないかと思います。一か所しか情報提供がなければ、榎本地区の特別な話かもしれませんが、同じよ
うな話になってくるということは、何か方向性というものがあるのではないかと思いますので、まずは
お二人にお話を聞かせていただき、グループワークの後、私からの解説、全体の質疑応答としていきま
す。西田さん、お願いします。
(西田会長)
まず八尾市は、大阪府の一番東の端、山本地域は八尾市の中で北の
端にあります。まだ旧村があり畑があり田んぼがあるということで、
旧村と新興との交わったところで、旧村の考え方の人と、新興の考え
方があり旧村は非常にお年寄りがたくさんで、若い人がなかなか伸び
てこないという所で、これからの世代を作っていこうということで始
めました。
この山本小学校区まちづくり協議会、
「わがまちひとつ ひとつながり」というテーマを持ちながらま
ちづくり協議会を進めていこうということでキャッチコピーを作りました。私は、地域活動は町会長と
して約 35~36 年しており、市民活動や NPO 活動をしながら、テーマ型の活動と地域とを結びつけてい
けないか?と考えていたところ、
「市民活動ネットワークセンター八尾のつどい」を久先生に紹介いただ
き入らせてもらったら、非常にそこが活発で、テーマ型のやりたいことがいっぱいの人が集まっておら
れました。これを持ってこないと地域もよくならない。まちづくりも出来ないと考え、そういう人たち
を集めてみたい!作ってみたい!ということで、
「ひとつながり」というテーマをまちづくり協議会で作
り、若い人の若い感覚をもって、これからのまちというテーマを考えてやっています。
そこで、これから何をしていくか?ということで、
「わがまち推進計画」を作り、新しい事業に取り組
んでいこうと考えました。まず「ひとづくり」というのは、誰でも参加できる参加型のものをというと
こです。この地域の中に「太陽の広場」というコミュニティ広場がありますが、約 35 年間自分たちで稼
ぎながら管理をしています。八尾市に借りていただいてるが、お金は一切八尾市から出てません。フェ
ンスを建てたり、土を入れたり全部自分らの力で守ってきたので、大事に使っていこうという気持ちが
あります。その場所で、何か表現できないか、こんなことしたいと提案がある。行政管理でないので、
何をしても大丈夫です。広場といっても、周りは田んぼや住宅があり苦情もありましたが、後には、多
くの人が集まり楽しみふれあう場所だと理解していただき、辛抱していただきながら、こちらも気を遣
いながら、行事をしたり、その中に参加者として巻き込んでいこうというような形で対応しています。
そしてこれは地域、まち協で誰でも参加できるふれあい喫茶というものを、これからの担い手を作る
ために場所を増やしてやっています。近所の方、遠方の方、市民活動をされているテーマ型の団体とコ
ラボしながら、多様な方が集まれる形です。そこに、夏休みは子どもや孫も参加していただく。お孫さ
んが帰ってきたときにもちょっと立ち寄れる場所を作り故郷を作っていこうということです。5 か所でや
っていますが、すべて担い手が違います。最初は我々が手を貸しますが、2 回目からは高齢クラブや子ど
も会の会員さんが行き、参加者が増え担い手も増えてくるというところです。
テーマ型団体のマジッククラブの方々とコラボして、子どもやみなさ
んの目をひくようなことを考えられ、「マジックのネタを教えます」「タ
ネを教えます」
「一緒にやりませんか?」という仕掛けです。そしたら「ど
んなん?どんなん?」と子どもも楽しみ、また子どもが帰って、親御さ
んやおじいちゃんたちに、
「こんなんできるよ」という成果を見せている
と、家庭の中でもおじいちゃんたちと孫がつながってきているというと
ころです。各集会所で、月 1 回ですが、5 か所開催で一か所 30 人 40 人
が来られます。昼から 3 時 4 時頃までやって、人数も多く、違う人が違う所で集まっている。あっちの
方が面白いからあっち行こうかという人もありますが、自分らのまちは自分らでつくっていこうという
意識を持っていただけるようなしかけも考えております。
これはですね、さきほど最初に言いました桜の名所である玉串川です。
桜まつりが学校のすぐそばであり、そこで高齢者を集めて、高齢者独り
暮らしの人の給食事業と共にやりました。そこへテーマ型の市民活動の
南京玉簾の方も来ていただき、違った趣向で、今まで見たことない、や
ったことないものを持ってくる。そしたら「私もこれできるよ。」とい
う人が現れたり、また、
「それやりたい」いう方が現れたり、つながっ
ていく。何かテーマを投げかけ、みなさんが参加できるという大きな目標を我々持っております。
これは、「太陽の広場ふれあいまつり」です。14~15 年前から、テーマ型の団体と一緒にやっていま
す。
一番下の写真が、近くの山本高校の生徒です。地域の中の河内太鼓保存
会が指導した高校生が指導してもらったことを、小さな子どもに教えてい
る(伝えている)という光景です。
高校生が太鼓を叩いている後ろに写っているのが、八尾で有名な太鼓台を
手作りで作ってくれた方がおられ、後ろに提灯つったり太鼓が乗っていま
す。「子どもが楽しむんやったら、台を作ろうか?みんなで引っ張って、
町のみんな見てもらおうやないか」と。お願いしたわけやなくて自主的
に作っていただきました。作っていただいたら、次は神主さんが現れて、
「ちょっとご祈祷したろか?」ということでしていただき、そしたらみ
んなが神社というものを意識しだした。そして意識しだしたところへ、
今年、旧村の青年団が「自分らの本物の太鼓台を見て欲しい」というこ
とで、小学校の盆踊り大会の時に持ち込まれました。30 代の青年団、まだ子育て真っ最中ですが、子ど
もと共に参加してきた。なぜ、旧村の青年団が出てきたかというと、旧村が生まれ変わってきてるんで
す。
『
「もう、高齢者力尽きたわ。お前らいっぺんやってみ!」ということで初めて任された』と。
「それ
やったらまち協と一緒に何かやりましょう」ということで活動いただいてます。その人たちも、市民活
動、テーマ型の活動、これから紹介します「つどい」の中にある団体と共に何か協力していきたい。自
分も学びたいという気持ちで、
「つどい」に入ってきておられます。
これからの世代が生まれかけています。旧村の高齢の方は青年団に任せ切ってはります。一切口出さな
い。遠くでみているだけで、一切指導も何もしない。
「おまえら思うようにやってみ。けがしても何して
もおまえらの責任やで。好きなようにせい」ということです。そうすれば若い人は新しい感覚で上手に
進めていくという結果です。そこにちょっと口出すと、委縮したり「面白くない辞めとこか」となる。
若い人を道具に使ってしまうと、若い人にやりがいが無くなるというのが見えてきた。だから、任せる
ということです。我々の年代、
「我々がせないかん」という意識が強いが、離れたら誰かがやる。若い人
でやる人が出て来られるということです。
若い人も、人と交わりたいという気持ちは持っています。高齢者と一緒です。自分ら仲間を作りたい。
ですが仲間だけで終わってしまう。そこに広がりを見せないといかん。それが「ひとつながり」という
ことで、みなさんと共に何かやっているのを見る人、参加する人、いろんな人と一緒に、口を出さず、
もちろん金も出さない。でも、汗だけはかこうというような人たちが寄ってきているので、われわれ活
動家としては、今のまち協はありがたい。成長が見えてきたら誰もブレーキかける者が無い。みなさん
も一緒で、子どもの成長が見えるのに誰もブレーキかける者はいないと思います。でも、何か危険を感
じて止めてしまういうのは非常にこわい。その子どもたち孫たちの成長を止める。これは地域の人たち
も一緒で、やろうとしてる人がせっかく出てきているのに、何かで止めてしまう。「それはあかんねん。
こうやねん」と。今日は行政の方もたくさん来られている。行政の方もその辺でストップかけないで、
ちょっと見てやってほしいというのが我々の思いです。ちょっと見てやって、こけてからでも助けられ
るでしょうというところもあると思うんです。
その辺をしっかりと、我々は自分の責任の中で考えながらやっていきましょう。
よくあるのが、
「損害保険かけてるけどどうやろ?」
「保険かけてあるから大丈夫。
」なんの大丈夫?そ
んなのは何の足しにもならない。それよりも、自分らが気を付けていたら保険はいらない。それが、人
と人のつながりの信頼関係から生まれると思っています。その信頼関係があるところなら任せられる。
そこで何か失敗しても、お互いすぐ助けに行ける。なんかお互いが、それぞれ持ってると、どちらかに
失敗があってもお互い助けに行かない。自分じゃないよという責任の所在の考え方をしてしまう。そう
じゃない。やはりみんながそれぞれ責任を持ってもらうことによって行事も進めやすいし、自分も責任
をとれるという考え方でこの地域は動いてます。
私は一切「これをしなさい。あれをしなさい。
」とまち協としては言いません。まち協というのは器だ
と考えております。「やりたいこと、どんどんここで表現してください」「応援していきますよ」という
まち協の考え方。動かすのは各種団体だったり個人であるかもしれない。また、町会加入者でない方も
おられるし、子ども会入ってない子どももいます。これがまち協のあり方だと私は思っています。そう
いう組織ではない人たちを、いかに孤立さしてしまっていたかということに私は気づきましたので、そ
の人たちに元気に動いていただきたいと強く思っています。
これは先ほど言いました、
「太陽の広場」のクライマックスの写真です。
河内太鼓の保存会の 20 代から 30 代の青年が叩いているところで、市民
が集まっています。狭い広場ですが、のべ 2000~3000 人の方が楽しん
でいただいています。そこへお孫さんも楽しみに帰って来る。今年は台
風で出来なかったのですが、どれだけ怒られたか。
「せっかく孫が帰って
きたのに。
」けれど台風ではどうにもできない。主催者としては台風で実
行しても怒られるし、早いこと中止を出しても怒られる。でもやはり台風で警報が出たらこれは中止し
ないといけない。
そしたら協力団体も、お金出していただいている団体も協力的で、準備するために費用使ってますが、
出来るだけ費用が少なくなるようにキャンセルできるものはキャンセルするような仕掛けとなっていま
す。みなさんに納得していただいて、会計報告も全世帯に回覧して見ていただく。役員だけでやってる
と役員の自己満足になる。如何にみなさんに満足してもらえるのか。それが見えたところで世話してい
るものが喜びを感じるというようなものが私は目的だと思っております。
だから、行事をするんじゃなくて、人をつくる。人をつくれば、行事は自然と流れていく。やる気あ
る人を育てていく。そしたら自然と何かが生まれてくる。盆おどりやってるけど、盆おどりをするのが
目的やないんです。人を集める手段を考えているだけで、盆おどりがあかんかったら違うこと考えよう
いうことです。若い子のバンドライブやよさこい踊りをやったり。非常
に楽しいところがあり、いろんな楽しみがそこに行ったらできるという
ような仕掛けで、いろんな趣味の方が、みなさんで知り合っていってい
ただいて、その一つの団体がまた人も増えていく。
今日もここへ来て、前回の榎本さんの時も寄せてもらったんですがそ
の人たちとの交流、みなさんとも知り合いになりたいという目的で来さ
していただき、今日私がしゃべっているのもただの手段です。
「市民活動ネットワークセンター」これも八尾市の中の一つの器です。これを NPO 法人やおネット市
民活動ネットワークの新福や私が担い手になって動かす。
やお市民活動ハンドブック『つなぐ』
(オレンジの冊子)の中身は、つどいの登録団体 335 団体の中の掲
載希望団体約 100 団体だけ載せています。冊子を作るだけでは面白くないので、後ろの方に、まち協の
団体、小学校区の 28 校区載せています。その地域の中にテーマ型のこんな団体がありますよという紹介
をしています。テーマ型の団体とまち協とつながって欲しいからです。なかなかテーマ型団体が地域の
中で活動するのが少ないんです。どうも離れてやっている。行き場がなくなってきている状況です。地
域も地域の中でそういう人がなかなか見つかってこないから、世話をしている人だけの頭で考えている
から、広がりがない。それをちょっと知ってもらおうと思って、まち協の中にこんな団体ありますよと
いうことで書かせていただいている冊子です。これが非常に好評で、三田市のみなさんに何かの参考に
していただけたらなあと思っています。
あと、新福が、
「つどい」のことを報告させていただきます。
(新福氏)
市民活動をする拠点施設として八尾市市民活動支援ネットワークセンター(愛称「つどい」)を NPO
法人やお市民活動ネットワークが委託を受け、約 335 ある市民活動団体をつなげる役をしています。
そこで、もう少し横の連携でつながっていこうと地域に出向いていこうとした時に西田副理事長がこ
の山本地区で地域活動をされていたので、そこから始めました。マジックやフラダンス、折り紙などの
市民活動を地域に派遣するような活動をしていくことで、人とのふれあい作りをしながら、みんなでつ
ながっていき、社会問題解決に結びつけていきます。市民活動団体はテーマ型ですので、それぞれの団
体が武器(ツール)を持っており、地域で喜んでもらうことでより生きがいになり、お互いがウィン=ウィ
ンの関係となっています。
つどいでは自分たちの活動のニュースを毎月作り、各団体のチラシもそこに挟み
込み、各団体に送ったり、公共施設に置いたりして市民活動全体の発送ツール、情
報ツールにしようと力を入れています。
やお市民活動ハンドブック 2014『つなぐ』には 103 団体掲載していますが、で
きるだけ見やすくする工夫をしたり、活動情報以外に寄付の情報も入れたりしてい
ます。地域の方々にもこの市民活動団体を知ってもらおうと各校区まちづくり協議会の紹介のページを
作っていますが、その下方にその校区内にある登録団体の一覧表を掲載し、自分たちの地域の市民活動
を知ってもらうきっかけになり、つながってもらえればと思っています。逆に市民活動団体には 28 校区
内のまちづくり協議会を知ってもらい、どこのまちづくり協議会でも参加・協働していけるようにと思
っています。
それから、市民活動団体も高齢化して新しい人たちが入ってきていないのが、八尾の市民活動の現状
ですので、仲間を作ったり、つながるきっかけを作ろうということです。
『つなぐ』に挟み込んであるチラシは、子どもの健全育成活動をしている団体にアンケートをとって、
何歳の子どもを対象にしているか、またどんなお子さんを持つ親御さんを対象にしているかということ
を一覧にしています。親御さんにこのチラシを見てもらい、該当する団体があれば、
『つなぐ』の 105 ペ
ージ目の索引から探して問合せていただく。つまり、子どもさんが小さい頃から市民活動に馴染んでも
らったり、将来子どもや親御さんたちに市民活動に関わってもらう、自分たちで団体の担い手になった
り作ったりのきっかけになればという願いを込めて作りました。こんな形で、今の市民活動団体に、新
しい風が吹くように工夫をしています。
このように、できるだけ新しい人が入れる場づくりをしようと考えています。
「つどい」の玄関に、最
近漫画の絵とか貼っています。市民活動って、お年を召している方、時間に余裕がある方がされるとい
う感じですが、どなたでも参加できる雰囲気を作ろうということです。
また、いろんな人たちが集まる場を作ろうということで、昨年の 11 月から「アートやっちゃお!」と
いうイベントを開催しています。このチラシのような絵を描いている人たちと触れ合う場を作ろうとい
うことです。八尾には大阪市環境局八尾工場という焼却工場があり、そこのグラウンドを借りて、今年
は 11 月 23 日に開催しますが、60 団体ほどが出ます。一つは出店料が無料であることが大きいと思いま
すが、いろんな人が出られるなら私もというように出店する方もいます。
あんまり規制をせずに自由にしています。1団体、グラウンド 5m四方をお貸ししますで、後は自分た
ちで必要なものは用意してと。その代り出店料は無料です。それだけの形で来ていただきます。
この広報はこちらにおられる地域活動団体で、まちづくり協議会ではないですが、既存の町会の組織
に各全戸配布いうことで広報し、みなさんに来ていただき、いろんな体験をしてもらうようにしていま
す。八尾には自衛隊の空港があるので、自衛隊にはジープをグラウンドの中に置いてもらいます。消防
署には消防車、警察には白バイ、ごみ収集するパッカー車にも来てもらい、子どもたちがちょっと一日
思い出になる場所を作って、僕は将来警察官になりたい、消防士になりたい、もしくはこういう活動の
場に参加してみたい子どもたちが少しでも何か思い出にできるような場を作ろうということで、面白お
かしく、楽しそうなチラシを作っていっています。
こんな感じで、入り口が遊びで出口が市民活動になればいいなということで、活動をしています。八
尾には道の駅がないので将来的には、道の駅を作って、ちょっとでもにぎわいの場、面白い場にしたい
なということで取り組んでいます。
こんな形で「つどい」から飛躍しましたが、いろいろとやっているということだけ覚えていただけた
らと思います。あと余談ですが、
(やお通信第 7 号掲載)市民活動支援基金を使ってバスツアーも行きま
した。これも人とのつながり方です。
「みんなと仲良くつながり大成功」と書いているのがそういう趣旨
です。こんな場づくりをやりながら、いかにいろんな人とつながって、公益活動をやっていこうという
人を作っているかというのをちょっと分かっていただければと思っております。
(西田会長)
ありがとうございます。
昔はよく一つ長屋の中で井戸端会議をしていましたが今はありません。井戸端会議によって、みんな
の気質が分かりました。いいも悪いもありながら付き合いをしていくということがつながりです。その
つながりがないため、テーマ型によってつなげようとしていますが、趣味の世界になってそれで満足し
てしまいます。本当の目的は人と人がつながっていって、みんなの幸せを感じるために仲間づくりをし
ているはずですが、事業が目的になっています。手段が目的になっているという面があります。市民団
体のそういうところをもう一度見直して、活動していただきたいと願っています。
これは、まちづくり協議会や地域でも一緒です。何かやらされているために、運動会をしたらそれで
成功で終わりと考える。打ち上げもしない。本当は打ち上げでつながり、次の活力になります。それが
打ち上げでは飲み食いをするので、このようなことをすると何や言われるからやめておこうというよう
な感じで出来なくなってしまっています。そうではなく、それを目的に持っているのに、その手前の行
事の成功だけで終わってしまって、自己満足で終わりとなっています。私たちの盆踊りも同じです。終
わったら、
「やれやれ、済んだわ」ということで後は気が抜けてしまっています。そうではなく、それを
きっかけにつながっていくというのが目的だと思っていますので、皆さんもその辺を見直していただき、
つながるために何をしたらいいのかと考えると、したいものが必ず見つかると思います。
手段を目標・目的にしてしまいますので、なかなか人がつながりません。若い人がこんなことしたく
ないと思っても、これでついて来いというようにするので、若い人が目的を持てなくなってしまいます。
意外と小学生を育てるお母さん方が一番子どもを通じてつながりを持っておられます。ただ、そのつな
がりがひとかたまりになってしまっており、上や下の世代とつながっていません。子どももつながって
いますが、成長するとともに何か地域の役が当たってくるから子ども会や町会を抜けようというような
考え方があり、何か目的が違うところへ行ってしまっています。やはりつながりを持たないと何の行事
もできず、つながりさえ持てたらどんな行事もスムーズにできます。何をやってもいいと私は思ってい
ます。
今日資料を出しましたが、これらは一部分であり、普段のつながりはもっとあります。実は山本小学
校区の中でも、毎朝声掛け運動をしています。私も提案しながら、やってくれる人を作りたいので自由
に参加してもらっています。そうすると自然と増えてきます。そのうちに散歩している方や知り合いを
掴まえて、
「ちょっとこのユニフォーム来てえな」「別にここおらんでいいから、街歩いてえな」と言っ
ています。そうすることでどんどん人が増えてきます。そのような仕掛けでつながりを持っていってい
ます。
今年の大きなテーマとして、私たちの地域で青パトを作ろうとしています。警察申請中なので青いラ
ンプは付けないで走っていますが、そういう車なら「作りたい」と言ってくれる人がおられ、車が好き
でこだわりがあるために完成度の高い立派な青パトができました。こだわりがあるため「別注で作った
よ。費用も私持つからかまへんのや。これは私の作品やと思ってくれたらいいから。私の名前出るから
私の満足できるもん作りたい」とおっしゃられています。そこでも、
「こんなパトロールカーが出来るの
やったら、うちも作りたいな」というようなところも出てきました。
次に、自分たちのキャラクターを作ろうよということで考えたら
「こんなん作るんやったら、作らせてくれるか」いう人が現れまし
た。プロではないので安く、手作りです。作る人が好きで作ってい
ただいているので、
「痛んだら持ってきてな、すぐメンテするから。
そんなに費用発生せえへんよ、私の作品やから」と言って頂いてい
ます。実はこれは河童ですが、山本小学校区の前に玉串川という川
が流れていますが、もともと大和川の支流で、それが分かれて玉串
川となっています。その時、
「河童もおったやろう」という空想で発想が湧き、子どもたちに名前も付け
てもらいました。
「山本まげっぱ」と言います。名札の「7年1組」も子どもが考えました。そうすると、
子どもたちが非常に親しんでくれます。
「このまげっぱは誰が入ってるの」と覗きに来る子もいれば、棒
でたたきに来る子もいます。それで痛んでしまいますが、それでも製作者は喜んでいます。
「そんなに馴
染んでもらえている」ということです。そうすると、何かみんなが集まれる場所が大事かなと思います。
この「まげっぱ」から生まれて、今度は PTA のお母さん方が、
「ちょっとビーズでまげっぱらしいもん
作るわ」と作ってくれています。それで、
「今度、アートやっちゃおへ売りに行っていいかな。ちょっと
稼げるよな」となり、
「あぁ、そら結構やね」ということでそれも参加してもらいました。どんどんそう
して自分でやりたいことが見つかって、やりたい人が現れてきたことが成果です。
自分で参加したいという人が増えてきているのが非常にありがたいと思います。そうすると、私も協
議会の会長ですが、もう放っておいても大丈夫です。私も苦労することはなく、自然に流れていきます。
その流れさえ見ていればいいかなと思います。非常に楽をさせてもらっています。やはり、自分たちだ
けでしてしまうと、どうしても息切れもしますし、しんどいので、やはり自由な発想でやれる場所を提
供してあげるのが一番大事ではないかなと、私は思っています。
山本地区のまちづくり協議会からはこれで終わらせていただきます。どうもありがとうございました。
(久教授)
どうもありがとうございました。熱心に聞かせていただきました。発想が今までとは逆であると思い
ました。何が逆かというと、何かやろうと思うと組織をしっかりするという発想になるのですが、そう
ではなく、西田さんのお話の中では、人が育ってくればそれだけ力が発揮できるということで、そのよ
うに育てていき、育った人たちをつなげていくとそれが行事や活動につながるというように発想を変え
ておられるということです。
それから、そのためには行事が目的ではなくて、行事は単に人が集まってくる機会作りであるという
発想です。そのため、今日の話では行事をやっているのではなく、つながりが一番重要なので、そのつ
ながりを作っていくために行事があったり、キャラクターを作ったりという展開をされている。つなが
りさえあれば、元気な人さえいれば、何かことが起こった時に、すぐそこで動けるのではないかという
発想だと聞かせていただきました。
三田もこれからまちづくり協議会を立ち上げ、動いていくわけですが、その中ではまちづくり協議会
というのは単なる器であり、そこへみんなが集まってきてもらって、そして機嫌よく活動を展開してく
れることがあればなというお話をおっしゃったと思います。
実は市全体の器づくりを「市民活動支援ネットワークつどい」がやっておられるのかなということで、
新福さんの話も共通している部分があったと思います。
さて、まずはグループで感想や意見交換をしていただき、西田さん、新福さんに聞きたいことがあれ
ば、グループの中で質問をまとめていただけたらと思います。
【ワークショップ】
【質疑応答】
(参加者A)
まちづくり協議会を運営するにあたって、自治会やいろいろ団体が入っているので、予算面でどのよ
うにされているでしょうか。
それから、今日聞かせていただいた内容では、とても順調に動いているところがよく分かりましたが、
困難であった点があれば、どのように乗り越えられたのかを教えていただければと思います。
(参加者B)
人のつながりを重視し、かなり手広く活動をされていることが、よく分かりました。
私たちの地区では協議会を立ち上げようかという段階でいろいろな団体からなっていますが、
『わがま
ち推進計画』に書かれている、自分たちでこういう活動がしたいという内容について、同等かそれ以上
のことをしているのではないかと思っています。その場合、これらの各々の団体を一つにして、協議会
として横並びにしようとした時に何が一番大切なのかをご指導いただけたらと思います。
(参加者C)
私どもの地域でも協議会の設立に向けて作業をしている中で、事務局の対策が必要となりますが、設
置段階での費用をどうされたのでしょうか。また、運営されている中で自主財源の確保に向けて、特に
何かされておられるようなことがありましたら、お教えください。
(西田会長)
まちづくり協議会を立ち上げる前の 2 年間の準備会では割とスムーズに動いてきましたが、いざ協議
会を立ち上げる段階になると人材をどうするかということが一番苦労しました。各種団体が関わってい
る中で、このまま福祉団体と同じような形をとっていたらまちづくり協議会は成り立たないであろうと、
これから新しい事業をするためのまちづくり協議会でなければいけないと。
『わがまち推進計画』に書か
れているのは、福祉委員会事業など今までにされた行事がほとんどです。そのため、今後を見据えて、
拡大する事業ができる組織を作ろうと非常に苦労しました。
そこで人材という点では、既存団体の役員を揃えるだけではなく、あくまで協議会は器であるという
考え方をし、各事業をどの団体で行ってもらうかということを考えました。予算は団体にではなく事業
に対して組んでおり、その事業別に代表者を作り、そこにどういう団体が関わってゆくかという形をと
っています。そのため、自治振興会も含めどの団体に対しても、まず何かやりたい事業を提案していた
だき、それには予算はいくら必要ですか、というところから始めました。
ただ、今までやっている事業というのは既に行政からのお金が入っているので、上積みのお金は出せ
ませんと言いました。新しい事業のためのお金の使い方をしましょうということで、予算立てをし、人
選を行って、この事業に適している人ややりたい人が出てきた時に、その人を拾い上げて役員構成をし
ています。
最初の頃は既存団体の長がなぜ入れないのかという反発もたくさんありました。何か新しい事業提案
していただければ、取り上げますからと説得しました。その事業を前に出して、皆さんに諮り、この事
業ならみんなで協力してやっていけるのではというものを、新しいまちづくり協議会事業としています。
だから、
『わがまち推進計画』に載っているのは、従来の事業や既に予定されている事業であり、新しい
ものをやろうというまちづくり協議会の事業とは異なります。そのため、校区全体のみんなが一緒に集
える事業をやろうということで、盆踊り大会や桜まつり等の大きな事業にお金を投じています。
そして、自主財源をどうされているかという質問ですが、自主財源はそういう大きなものが見えて、
参加者が増えると協力企業ができ、寄付金が生まれてきます。それが大きな財源の一つです。これから
自主運営を継続していく仕掛けをしていかなければいけないと考えており、そのため、助成金を年々減
らしていく計画をしております。新しい事業をするのに必要であれば使いますが、新しい事業が生まれ
なかったり、余ったら返していく計算をしています。いずれ助成金が無くなってもできる事業をしてい
こうと考えています。それには皆さんの協力が必要なため、皆さんが認めて喜んでくれる事業を起こし
ていこうとしています。そのため、企業にも入っていただくことができ、私たちのお金を投じなくても
できるようにしています。それで、自分たちのことは自分でやってくださいということでも参加しても
らえる。だから自主財源が生まれます。ただ、非常に監視の目も厳しくなりますので、その意識を持っ
て使っていかないと、なかなかできません。
(久教授)
少し補足をしますが、この『わがまち推進計画』はすべての小学校区で作っていますが、先ほど参加
者の質問の中で、うちはもっとたくさんやっているよと言う話がありましたが、西田会長のお答えの中
でも、これは既にやっているものもたくさんあるよという話でした。では、何のためにこの計画を作る
のかということがポイントで、始めの方にある、地域の現状をしっかりと分析しているところがまず大
切です。
例えば地域によって伝統ある行事が続いていますが、それが何のためにやっているのかということを
一度、科学的に考えてみましょうというように、地域の現状はどうか、どんな資源があるか、どんな課
題があるかということを、もう一度改めてここでしっかりと分析してください。そして、それを解決す
るため、あるいは資源を活用するためには、どんなことが求められているのかということが、その次に
書かれています。このような事業が必要だということを書き出すことで、改めて自分の地域ではそれを
やっているのかということの確認を取っているわけです。そうすると、例えばもう95%はやっている
ので、それはそのままでいいじゃないかという整理ができます。そうすれば、まだ誰もやっていない残
された数%を誰かやって下さいますかという形で新しい事業として、まちづくり協議会で位置付けてい
きます。こういうような順番になっています。
そのため、まずしっかりと現状を分析し、そして今後10年間くらいに地域で必要な事業っていうは
何なんなのかということをきちんと位置付けて、冊子にすることで全ての住民が共有できるということ
です。それからスタートをするということで、もう一度今までの事業の整理が出来たというところが重
要ではないかと思います。
それで「まちづくりの目標」があり、ここも非常に重要で、みんなが共有できる方向性を短い言葉で
示しています。各地域には50~100の事業や行事があると思いますが、これがここからぶら下がっ
ているよということを、ちゃんと位置付けられたということです。会社にも社是や経営方針があります
が、これにあたるものを地域の方針として作ったということです。
「これに基づいてすべての事業が展開
しています」と言い切れることが、
『わがまち推進計画』の重要な点だと思います。
先ほど西田会長の話の中で、団体にではなく事業に予算を付けしているという話でしたが、これが本
当は本来のあり方だと思います。よく団体の方から「新しいこと始めてもいいが、お金はあるか」
「いく
ら用意しているのか」と聞かれることがありますが、その時には「何がやりたいのですか。それならば
企画書があり、予算を積み上げるといくら必要なのでこの分を用意してほしいというのが本来の順番で
すよ」とお返ししています。最初から予算額があるからその予算額をどう使うかという話ではなく、何
をやりたいかということを積み上げ、それを企画書、予算書として作り上げ、西田会長の所では、それ
をまちづくり協議会が「この内容で妥当かどうか、妥当であればお金を付けます」という形でさばいて
いるということだと思います。そのため、既存団体でも新しい事業をする時にはちゃんと企画書、予算
書を出していただいて、
『わがまち推進計画』にのっていて、ふさわしいと認められれば、まちづくり協
議会の予算の中から事業予算としてお金が付くというようになっていきます。
このように、公明正大にされているので、企業もそれならお金や労力提供という形で協力できるよと
いうシナリオがうまく山本小学校区では回り始めてきています。
(参加者D)
地域みんなが参加するということで言えば、地域内には市役所、学校や事業所等で働く人たちが多く
おられるので、住民の立場でまちづくり協議会に参画していくという意識のまとまりというものがあれ
ばもっと力強く発展すると思うのですが、いかがお考えでしょうか。
(西田会長)
そういう意見の方も多いと思います。私の地域では住民も仕事でおられる方も全ての方に、参加され
る場合は肩書を外してくださいと言っています。住民の一人としての考え方をしていますので、あまり
差はありません。現実的には学校というのは非常に枠が固く、なかなか入れないし、入ってもこられな
いので、それなら場所を貸してくださいということで学校も器だと考えています。もし貸していただけ
るのであれば、そこでしますので自由に参加してくださいということです。私たちはまちづくり協議会
を行政から委託されているという意識はなく、私たちの好きなことをさせてくれている行政がここにあ
るという意識です。強制的にしないといけないというわけではないので、みんな手伝えというようなこ
とは一切言いません。できる人でその気になった人だけ来てください、ささやかでもいいのでそこから
スタートしましょう、というようにやっていくと非常に柔軟な人たちが多く集まっていただけます。そ
こを仕切ろうとしても、自由で活力のある人たちの力は非常に大きいのでそれを抑え込むことはなかな
かできません。今、山本校区では、仕切ろうとしていた人たちが仲間へ入ろうとして自分を変え始めて
おられ、非常にうれしいことです。だから、冒頭にもお話しさせてもらいましたが、旧村が若い者を送
り出したというのは、若い人に馴染もう、若い人に手助けをしてもらおうと思い、任せられたというこ
とです。それは若い人を自分らが牛耳って手伝わそうという気はないということです。何年か前までは
それでなかなか発展がなく、若い人がどんどん離れてしまい失敗しておられます。
「今、旧村のお祭りで
も土日曜にするのは、若い人に参加してほしいから替えられたのでしょう。それなら、皆さんも若い人
たちが動きやすいようにしていきましょうよ」という話を、皆さんが理解してくださり、徐々にそうし
た人が現れてきて、暖かい空気が流れて来たというところがあります。その辺が何か違うかなと思って
います
(久教授)
先ほど高校の生徒が祭りに参加いただいているという話がありましたが、それは生徒だけではなく、
校長先生等の学校の先生が地域に協力的で、生徒を送り込んでいただいているということです。私も山
本校区の隣の東山本校区で井戸端会議を一緒に立ち上げ、当初から参加させていただいていますが、そ
こにも高校の校長先生が顔を出して、地域の方々の話を聞いて高校で何ができるか考えてくださってい
ました。
西田さんも言われていましたが、いい先生がおられる時は協力的ですが、そうでなければ疎
遠になるということで、先生次第と言えます。そこを無理やり動かすと義務で付き合っていただくこと
になり、それもいかがなものかなと思います。それで、私は半分冗談で「校長先生や教頭先生、生活指
導の先生等地域に関わるいろいろな先生がおられるので、誰かいい人がおられるでしょう」と言います。
校長先生がだめなら教頭先生に「校長先生はお忙しいでしょうから、教頭先生来ていただけませんか」
という形でどなたかを口説くやり方です。学校という組織に頼むとどうしても校長先生の許可がないと
動けないとなります。
先ほどの西田さんの市役所職員も肩書きを外して来てくださいと言うのと同じ話だと思います。市役所
を背負って来ると、なかなかフットワークが重くなるので、一人の人間として入ってもらい、でも市役
所の情報はよく知っているので繋いでいってもらうというような一つの戦略かなと思います。
井戸端会議で小学校の校長先生がこうおっしゃられました。
「学校の地域教育協議会などで地域と話し合
いをする時は、校長という肩書が邪魔をして学校を背負っての発言しかできず、なかなか言いたいこと
が言えない。でも、井戸端会議では自由に発言できるので本音も言いやすく、更にそこで聞いた話を次
の日の朝の職員会議で「こんな話が地域で出ていたけれども、みんなで考えていきましょう」と言える
が、要望として聞いてしまうと「これやって下さい」という言い方になってしまう」と。つまり、正式
な会議も重要ですが、井戸端会議的な雰囲気の中で協力できることをお互いに探していくということも、
重要だと思います。
(参加者E)
先ほど企業の協賛ということで、助けてもらっているということをおっしゃっていましたが、その内
容をもう少し詳しくお聞かせ願えたらと思います。
(西田会長)
企業の協賛というのは、まず理解をしてもらうということが大切だと思います。やはり理解がないと
お金も出していただけなく、人もお手伝いに来ていただけません。理解いただくと地域の清掃活動の際
に、広報をしていなくても会社の制服のまま加わっていただけます。共に活動をしているということが、
現状では一番成果があるところです。そしてその場で、何を作られているか、何を売られているかとい
った会社のことなどの会話も始まります。そうすれば、利益のこともあるのでしょうが、地域と繋がり
たいということで祭りでも出店してもらったりします。それが企業は自分たちのできる協力だと思って
おられます。企業の形そのままでなく、その中の人たちが一住民として関わってもらっているというこ
とです。
(久教授)
第2回講座の榎本地域活動協議会の話でもJR放出駅の駅員や金融機関の支店長が、今は積極的に放
置自転車の撤去活動をしていただいているという話がありましたが、やはり西田会長のおっしゃる動き
方がいいと思います。私の経験では、同じ業種の場合、すべての事業所に同じように声をかけるのでは
なく、1つの事業所を落とすと、横並び意識があるので他の事業所にその話をすると同じように協賛い
ただけると思いますので、参考にしていただければと思います。
(西田会長)
久先生が企業とつながって落とすという言葉を使われましたが、事業所に依頼するのは早い者勝ちで
す。どこもが依頼しだすと、事業所も対応できませんので素早く行動を起こすことです。やはり、やろ
うと思ったら早く事業にかかることです。たとえ少数であってもそれは失敗ではなく、つながりが出来
てよかったという意識を持たれたらいいのかなと思います。
(久教授)
ある委員会の中で、事業所の支店長さんが「うちも社会貢献したいのですが、誰とどのように組んで、
何をしたらよいか試行錯誤です。だから逆に教えてください」とおっしゃられていました。今、企業も
CSR(corporate social responsibility=企業の社会的責任)ということで社会貢献を求められていま
すので、そういうところにうまくネットワークができれば、協力できるところで協力していただけると
思います。その辺りのことを事業所さんと一緒に話し合っていただければと思います。
いろいろと参考にしていただけたらと思います。
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