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環境報告書 2014 - 東芝テリー株式会社

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環境報告書 2014 - 東芝テリー株式会社
環境報告書 2014
東芝テリー株式会社 環境スローガン
全員できれいな地球を次世代へ!
目
次
ごあいさつ
1
1.事業の概要
2
1)会社概要
2)製品紹介
2.環境マネジメントシステムについて
3
1)基本理念/基本方針
2)環境マネジメントシステム
3)環境経営体制
4)目的及び目標
5)環境負荷
6)環境会計
7)法令の順守状況
8)環境教育
9)異常想定訓練の実施
10)環境保全活動
11)環境監査・審査
3.事業活動での環境配慮
10
1)エネルギー使用量の管理
2)廃棄物排出量の管理
3)化学物質取扱量の管理
4)生物多様性保全の取り組み
5)製品における環境配慮
4.コミュニケーション
編集方針
この環境報告書は、当会社の 2013 年度の環境活動への
取り組みと成果(一部 2014 年度を含む)を中心にまとめたも
のですが、一部それ以前からの取り組みや、直近の活動報
告も含んでいます。
記載内容は、GRI(Global Reporting Initiative G3)を参考
にしましたが、わかりやすさを目指して独自性を加えてあり
ます。
13
対象範囲
本環境報告書の記載範囲は、当社本社工場における環境
保全活動の報告となっており、全国の事業拠点は含まれて
おりません。
ごあいさつ
東芝テリー株式会社
代表取締役社長
林
幸宏
- 映像システムソリューションを軸に、繁栄の21世紀実現に貢献します。-
21世紀は映像とネットワークの時代と言われています。一瞬のうちにインターネットで現場の映像が
必要なタイミングで必要な人に届けられるようになってきました。新たな技術革新が今まさに始まっており、
私たちは、私たちの生活とそれを支える産業・社会が大きく変貌を遂げようとする時期に遭遇しています。
東芝テリーは、このような時代に、確かな技術をベースに、お客様のお役に立つ「映像ソリューション」を
お届けし、お客様への価値提供を通して、社会に貢献することを第一の使命と考えております。
また、お客様のご要望、ご要求に対し迅速にお応えすることをモットーに、お客様とともに新たな技術によ
る新しい世界を構築し、納入させていただいている製品に対するサポートを含め、製品のライフサイクルを
通じて、お客様にご満足していただくことが無上の喜びであります。このために、過去の蓄積を大切にしな
がら、最新の技術を常に製品に活かして商品開発を進め、お届けする製品は最高級の品質を追求してまいり
ます。
更に、このかけがいのない地球を守り、私たちの世代が後世に禍根を残すことが無いように、環境問題には
鋭意取り組み、社会的責任をしっかり果してまいります。
以上の考え方をもとに、東芝テリーは、センシング、ネットワーキング、インテリジェンス、高周波技術を
基本的技術軸として捉え、これらを中心に技術開発、製品開発を進めて、産業用カメラ・医療用カメラ、
監視カメラ、検査装置、MRI電源等の分野で、お客様のご要求に最も適した製品とサービスをお届けし、
お客様に貢献させていただく所存でございます。同時に国内のみならず海外でのグローバルな貢献も目指し
てまいります。
1
1.事業の概要
1)会社概要(2014 年 4 月現在)
・所在地・・・・・・・・・・・・東京都日野市旭が丘4丁目7番地1
・代表者・・・・・・・・・・・・取締役社長 林 幸宏
・事業内容・・・・・・・・・・産業用エレクトロニクス、システムの開発・製造及び販売
・設立年月・・・・・・・・・・1950 年 2 月 17 日
・資本金・・・・・・・・・・・・2 億 6 千万円
・役員・従業員数・・・・約 414 名
・敷地面積・・・・・・・・・・20,421 ㎡(本社工場)
・延床面積・・・・・・・・・・12,791 ㎡(本社工場)
・年間売上高・・・・・・・・10,771 百万円(13 年度)
・その他の拠点
・関西支店 (兵庫県神戸市)
・中部支店 (愛知県名古屋市)
・上海事務所(中国・上海)
2)製品紹介(当社の主な製品の一部を紹介しています)
GigE/USB デジタルカメラ
GigE(PoE)と新しいインターフ
ェース USB3.0 に対応した CCD カ
メラ「B シリーズ」です。
小型軽量で扱い易く機器組込や
外観検査用途に最適です。
GigE(BG030)
産業用液晶モニタ
高輝度、広視野角表示を誇る産業用液晶モニタです。
アナログビデオ(NTSC)に加え HD-SDI 入力も装備し、
過酷な設置環境下において遅延の無い映像監視が求
められる産業系の用途に最適です。
USB(BU030)
RT15SHE004
防爆カメラ装置
高周波電源
当社指定のカメラ/レンズを組み込んで、化学工場等の
爆発性ガスが発生する恐れのある第一類危険箇所でも
使用できる、耐圧防爆構造の防爆カメラ装置です。
防爆性は、国際規格 ExdⅡBT4 を満足しています。
空冷方式採用、小型、軽量化を図った MRI 用高周波電
源です。低磁場用(0.5 テスラ以下)から高磁場用(1.5
テスラ)まで、最大出力 20KW まで対応可能です。
TG1110
2
2.環境マネジメントシステムについて
1)基本理念/基本方針
東芝テリー株式会社 環境経営基本方針
――〔 基本理念 〕――
東芝テリー株式会社は、「“かけがえのない地球環境”を、健全な状態で次世代に引き継いでいくことは、現存する
人間の基本的責務」との認識に立って、豊かな価値の創造と地球との共生を図ります。低炭素社会、循環型社会、
自然共生社会を目指した環境活動により、持続可能な社会の実現に貢献します。
――〔 基本方針 〕――
東芝テリー株式会社は“緑と清流のまち日野市”に立地し、産業用映像機器・高周波電源の開発・製造拠点として、
環境調和型製品を提供し、環境に配慮した事業活動の推進により、地域住民と共存し社会生活や経済活動に貢献
します。
そして、環境への取組みを積極的に推進し、「全員できれいな地球を次世代へ!」をスローガンに全員参加で次
により推進します。
1.環境への取組みを会社経営の最重要課題の一つとして位置付け、技術的・経済的に可能な範囲で推進しま
す。
2.本方針達成のため、生物多様性を含む環境への影響を評価し、環境目的、及び同目標を定め、計画的に活動
すると共に、活動内容を自主的に見直し、継続的改善及び汚染の予防に取組みます。
3.環境側面に関する法令、その他当社が同意した行動指針等の遵守は企業の責務であり、さらに可能な限り自
主管理基準を設けて、維持・向上を図ります。
4.当社の事業活動、製品・サービスに係わる環境側面について、環境負荷の低減に配慮した次の環境活動を推
進します。
(1)環境調和型製品の提供
(2)製品含有化学物質管理
(3)地球温暖化防止
(4)資源の有効活用
5.従業員の環境意識をより高め、全員で環境活動に取り組むと共に、地域・社会との協調を図り、積極的な情報
開示とコミュニケーションを行います。
6.グループ一体となった環境活動を推進するため、関係会社等への指導・支援を行なうと共に地域・社会との協
調連帯を図ります。
3
2)環境マネジメントシステム
東芝テリー株式会社は環境マネジメントシステム規格「ISO14001」の認証取得企業です。
・EMS概念図
環境方針
経営者による見直し
(Action)
計画
(Plan)
点検と是正処理
(Check)
マネジメントレビュー
環境側面
環境影響評価
目的・目標設定
実施及び運営
(Do)
順守評価
不適合並びに是正処置及び予防処置
内部監査
外部監査
法
的
及
び
そ
の
他
の
要
求
事
項
体制・責任
教育・訓練
文書管理
コミュニケーション
緊急事態への準備及び対応
・ISO14001 認証取得
外部機関による審査を 3 年ごとに受審し、認証を更新しています。
認証機関:Bureau Veritas Japan Co., Ltd.
認証範囲:産業用エレクトロニクス、システムの開発・製造及び販売
認証対象組織:本社工場、中部支店、
西日本サービスセンター 関西支店
認証取得:2000年3月
3)環境経営体制
環境マネジメントシステムの継続的改善を図るため、環境経営推進体制を以下のように構築し、各自の
責任および権限を定めています。
環境経営責任者
社長
内部監査員
環境管理責任者
環境管理委員会
事務局
EMS委員会
活動部門(7 部門)
4
ECP委員会
4)目的及び目標
当社では、2015 年にむけた中期的な環境目的・目標を策定し、具体的な環境活動項目と、その目標値を管
理しています。環境活動項目としては「環境調和型製品の提供」、「製品含有化学物質管理」、「地球温暖
化防止」、「資源の有効活用」の 4 つです。
環境目的
(2015 年度)
カテゴリー
環境調和型製品の
提供
製品含有化学物質
管理
地球温暖化防止
資源の有効活用
環境目標
(2014 年度)
行動内容
(方法 ・ 手段)
2015 年度迄に
エクセレント ECP※1 の申請 3 件
2014 年度に
エクセレント ECP の申請 1 件
2015 年度に
環境調和型製品の売上げ高比率 85%
2014 年度に
環境調和型製品の売上げ高比率 82%
2015 年度に
製品に含まれる特定 15 物質全廃 ※2
(継続)
RoHS 対応機種の AIS※3100%入手
1990 年度基準として 2015 年度に
CO2 排出量原単位 31%削減
2000 年度基準として 2015 年度に
・廃棄物総発生量原単位 30%削減
2014 年度に
製品に含まれる特定 15 物質全廃
(継続)
RoHS 対応機種の AIS75%入手
1990 年度基準として 2014 年度に
CO2 排出量原単位 30%削減
2000 年度基準として 2014 年度に
・廃棄物総発生量原単位 28%削減
・ECP 基準に基づいた新商品の開発
・開発品の DR と ECP チェック実施
・製品環境情報の開示
・含有状況調査及び代替
・設備の高効率化、負荷低減
・新エネルギー導入
・3R 推進による廃棄物排出量の削減
・廃棄物の分解・分別によるリサイクル化
※1 エクセレント ECP:発売時(あるいは公表時)において業界トップの環境性能を有する製品であると社内で認定したものを「エクセレント
ECP」と呼んでいます。
※2 詳細定義及び除外製品は別途定めます
※3 AIS:アーティクルインフォメーションシート
5)環境負荷
当社の事業活動に伴う環境負荷で主なものは、電力、ガス等のエネルギーの使用、廃棄物の排出、公共用
水域への排水、化学物質の使用等があります。これらは継続的な監視・測定によるデータの収集を行なって
います。
---------- 環境負荷概要 ---------水質・騒音・振動は定期的に測定し法規制値、自主基準値と比較し問題ないことを確認しています。
エネルギー
・電力 120 万kw
・ガス 55 千㎥
用水
・地下水 18,169 ㎥
化学物質
・0.1ton
投入
(インプット)
東芝テリー(株)本社工場
排出
(アウトプット)
温室効果ガス
下水道への排出
廃棄物の排出
・736t-CO2
・18,169 ㎥
・再資源化量 68.4 ton
・最終処分量 0 Kg
5
6)環境会計
当社では、事業活動の中で環境保全活動のために投じた費用とその効果を定量的に把握、分析し環境活
動を推進するため環境会計を導入しています。
(集計期間:2013 年 4 月 01 日~2014 年 3 月 31 日)
・環境保全コスト:事業活動に起因する環境への負荷を抑制することを目的としたコスト及びこれに関連するコスト。
・投資:環境保全効果が将来まで及ぶ、又は将来に向けての投資。
・費用:環境保全効果が当期のみのもので、投資以外の支出。
(単位:千円)
分類
環
境
保
全
コ
ス
ト
内容
投資額
費用額
事業エリア内コスト
環境負荷低減(エアコン入替・排水処理・廃棄物処理コスト、設備の減価償却費)
0
4,062
上・下流コスト
グリーン調達、製品リサイクルなど(容器包装の低減コスト、設備の減価償却費)
0
177
管理活動コスト
環境教育、EMS維持、工場緑化など(ISO維持・排水分析・環境教育・緑化コスト)
0
1,702
研究開発コスト
環境調和型製品開発など(R番のECP開発費・グリーン調達システム減価償却費)
0
1,985
社会活動コスト
地域環境支援、寄付など(日野市緑の募金・事業場周辺の清掃)
0
0
環境損傷対応コスト
土壌汚染修復など
0
0
0
7,925
合計
・環境保全効果:環境保全活動により達成された、環境負荷低減の効果及び事業活動でもたらされた効果。効果欄に金額が表示され
ている項目は、前年度より費用が削減され、環境保全活動効果があったことを示す。「0」表示は、前年度より費用が増
加し環境保全効果が無かったことを示す。
(単位:千円)
分類
環
境
保
全
効
果
内容
実質効果
電力・都市ガス・ガソリン・水道料金や廃棄物処理などの削減で直接金額表示できるもの
みなし効果
排水・大気などの環境負荷の削減量を金額換算したもの
顧客効果
製品の使用段階での環境負荷低減効果を金額換算したもの
リスク回避効果
投資前の環境リスク減少額を算出したもの
合計
効果額
0
25
32,042
0
32,067
①環境保全費用については、総額が 2012 年度より減少し、7,925 千円となりました。
②環境保全投資額については、環境保全に資する投資がなかった為、2012 年度より減少し 0 円となりました。
③環境保全効果の総額は、顧客効果の算出範囲を拡大したことにより 2012 年度から増加し、32,067 千円とな
りました。
6
7)法令の順守状況
<排水測定結果> (雨水排水測定結果)(最終放流口にて測定、河川(浅川)へ放流)
水素イオン濃度(pH)
BOD(mg/㍑)
COD(mg/㍑)
SS(mg/㍑)
窒素(mg/㍑)
規制値
5.8~8.6(協定値)
160
160
200
120
自主管理値
6.0~8.0
25
70
50
40
実測値
6.5
1.0 未満
3
20
1.2
測定頻度
年1回
年1回
年1回
年1回
年1回
<騒音・振動測定結果> (特定施設(騒音 エアーコンプレッサー、振動 エアーコンプレッサー))
測定場所:時間
敷地境界:昼
敷地境界:夜
敷地境界:昼
敷地境界:夜
騒音(dB)
振動(dB)
<その他測定結果>
規制値
70
55
65
60
自主管理値
65
53
60
55
実測値
63
39
30 未満
30 未満
測定頻度
必要時
必要時
必要時
必要時
(下水道法:汚水排水測定結果)
水素イオン濃度(pH)
BOD(mg/㍑)
SS(mg/㍑)
規制値
5.0~9.0
300
300
自主管理値
5.8~8.8
300
300
実測値
7.6
22
23
測定頻度
年1回
年1回
年1回
<環境事故・指導指摘・苦情の有無>
状況
なし
なし
なし
なし
環境事故発生の有無
工場周辺や地域での環境問題発生の有無
行政からの指導・指摘の有無
近隣住民からの苦情の有無
8)環境教育
当社では、従業員並びに協力会社を対象として、環境教育を実施しています。
教育の種類
対象
時期
受講人数
受講率
新入社員教育
新入社員
2013 年 4 月
1名
100%
環境教育(e-Learning)
全従業員
2013 年 7 月
437 名
100%
部門教育(各部門で実施)
全従業員(関係会社含む)
―
100%
2013 年 4 月~2014 年 3 月
7
9)異常想定訓練の実施
特定作業に従事する従業員に対し異常想定訓練を実施し、事故・緊急事態の発生時に
環境への影響を最小限に食い止めるため適切な行動が取れるよう備えています。
・各製造現場で使用している、化学物質の漏洩を想定した対応訓練を実施。
10)環境保全活動
2013 年度の環境目標の達成状況は、以下のようになりました。
環境調和型製品の未達要因は、対象製品が販売低迷しており売上高比率も低下したことによるものと考え
ています。2013 年度の結果を踏まえ 2014 年度の活動を致します。
カテゴリー
目的・目標
実績
環境調和型製品の提供
2013 年度に環境調和型製品の売上高比率 80%
77.3%
地球温暖化防止
1990 年度基準として 2013 年度に
CO2 排出量原単位 29%削減
41.6%
2000 年度基準として 2013 年度に
・廃棄物総発生量原単位 26%削減
43.4%
・廃棄物最終処分率 0.5%未満
0.01%
資源の有効活用
(評価の凡例)
:目標達成
:目標未達
8
評価
11)環境監査・審査
当社では、環境マネジメントシステムの維持・向上のために、以下の監査を実施しています。
・内部監査
ISO14001 規格の要求事項に基づく環境マネジメントシステムの運用状況を、内部監査員により検証していま
す。(年 1 回実施)
・東芝総合環境監査
東芝総合環境監査制度に基づき、環境経営、現場の設備・施設の管理・運用状況及びサイトの遵法状況を、
総合的にチェックし評価します。(年 1 回実施)
・ISO14001 維持審査・更新審査
外部認証機関により ISO14001 規格への適合性審査を行ないます。
年 1 回の維持審査と 3 年に一度の更新審査を受けています。
・結果
監査・審査の種類
実施時期
対象
内部監査
2013 年 11 月
本社工場
東芝総合環境監査
2014 年 2 月
本社工場
ISO14001 維持審査
2013 年 12 月
全拠点
9
結果
不適合
0件
観察事項
10 件
環境経営監査 B
現場監査
A
認証維持
3.事業活動での環境配慮
1)エネルギー使用量の管理
電力・都市ガスなどのエネルギー使用量は、CO2 の排出量に換算し、生産高原単位での削減を目標として
ます。
空調設備等、新規に導入する設備等も、省エネ製品を積極的に採用しています。
単位(t)
(t-CO2/億円)
生産高原単位目標
(単位:t-CO2/億円)
生産高原単位実績
(単位:t-CO2/億円)
都市ガス使用量を CO2 排出
量に換算(単位:t)
電力使用量を CO2 排出量に
換算(単位:t)
2)廃棄物排出量の管理
廃棄物排出量は、生産高原単位で排出量の削減を目標としています。廃棄物処理業者への視察を定期
的に実施し廃棄物が適正に処理されているか確認を行なっています。最終処分率は、0.1%以下を維持して
います。
生産高原単位目標
(単位:t/億円)
生産高原単位実績
(単位:t/億円)
廃棄物排出量(単位:t)
最終処分率(単位:%)
3)化学物質取扱量の管理
当社で使用している化学物質は、鉛、エチルアルコール
単位(t)
などがあります。
これらは、購入から廃棄まで管理しています。
特に当社では鉛フリーはんだの使用を積極的推進し
鉛の使用量は大幅に削減しました。
10
4)生物多様性保全への取り組み
当社は、2012 年度より東芝グループによる、いるか丘陵プロジェクトに参画し、生物多様性保全の取り組
みを実施しています。NPO(鶴見川流域ネットワーク(TR ネット))の構内視察を実施し、その結果、自生種の
保護と、蝶などの呼込みを目的とした、「スミレ」「ユズ」「ヨモギ」のビオトープを設置しました。
それぞれに看板を設置し、広く従業員へのアピールを行うと共に、夏祭り(テリー祭)では、当社の生物多
様性保全を広く知っていただくために展示を行いました。
また、東芝グループの他事業所へ、当社に自生しているスミレを移植し、蝶の呼び込み拠点の拡大を図っ
ています。
※いるか丘陵:高尾山の東方から町田、川崎、横浜、三浦半島までの多摩・三浦丘陵地帯
をいるかの形に見立てた呼称。TRネット代表の岸由二慶應義塾大学教授が提唱。
柚子ビオトープ
ビオトープの設置
2 本ある柚子を保護しています。柚子に集まるクロアゲハ、ナミアゲハ
蝶の飛来を期待しています。
ヨモギビオトープ
5
号
棟
スミレビオトープ
自生しているヨモギを保護しています。ヨモギに集ま
るヒメアカタテハ蝶の飛来を期待しています。
スミレ、ノジスミレ、タチツボスミレの 3 種類のスミレが植わっています。
スミレに集まるツマグロヒョウモン蝶の飛来を期待しています。
他事業所への移植
移植先での受け入れ
当社からの採取
11
5)製品における環境配慮
当社製品における環境配慮の一部をご紹介します。
中国生産機種(G-AMP、RF-AMP)の梱包資材の省資源化
従来、木枠梱包するところを輸送時に晒される環境等を鑑みて梱包を段ボ
ール梱包とし、更に輸送環境を把握することにより、回転運用(約 7 回転)
が可能となりました。これにより中国国内の輸送において、梱包費用の削減
と省資源化に貢献しています。
■梱包例
■G-AMP(製品質量:185Kg)
■RF-AMP(製品質量:29Kg)
12
4.コミュニケーション
当社では、地域社会との共生を目指し、夏祭りに近隣の方を招待しコミュニケーションの向上
を図っています。
また、温暖化防止活動である「気候変動キャンペーン Fun to Share」へも引き続き参加しています。
環境報告書をホームページで公開し、環境活動の内容や成果をご理解いただくために努力しています。
・夏祭りの様子
・温暖化防止活動である
「気候変動キャンペーン Fun to Share」へ参画して
います。夏は「COOLBIZ」、冬は「WARMBIZ」の推
進に取り組んでいます。
・東芝グループ環境一斉アクション 2014 への参加
当社は東芝グループ環境一斉アクションとして、4月23日(水)~5月14日(水)までの間、中央廊下に
回収容器を設置し、ペットボトルキャップの回収を実施しました。
6.5kg(約2,600個)のペットボトルキャップが集まり、回収したペットボトルキャップは、NPO を通じワ
クチンの普及に役立ててもらいます。今回の回収量はポリオワクチンで5人分相当になりました。
・環境報告書の公開
ホームページで環境報告書を公開しています。
13
東芝テリー株式会社
〒191-0065
東京都日野市旭が丘 4-7-1
本報告書は弊社ホームページでも御覧いただけます
URL http://www.toshiba-teli.co.jp/company/csr.htm
編集発行
企画部 環境管理担当
2014 年 12 月発行
Fly UP