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国連総会 第67回国連総会決議(仮訳) 67/138. 次の 10 年間における

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国連総会 第67回国連総会決議(仮訳) 67/138. 次の 10 年間における
A/RES/67/138
国連総会
2013年2月13日
第 67 回 国連総会
議案 27
第67回国連総会決議(仮訳)
(第三委員会決議(A/67/449 and Corr.1)報告)
67/138. 次の 10 年間におけるボランティア活動の統合
国連総会は、
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2011年12月5日に採択された、「ボランティア国際年」10 周年を記念する国連総会決議
(66/67)を想起し、
ボランティアリズムが、貧困削減、持続可能な開発、保健、教育、若者のエンパワメント、気候変
動、防災、社会統合、社会福祉、人道支援、平和構築、そして、とりわけ、社会的排除と差別の克
服に向けられたいかなる戦略の重要な要素であることを認め、
ボランティア活動への支援における国連システムの組織、特に国連ボランティア計画の世界各国で
の貢献、さらに、国際赤十字・赤新月社連盟の地球規模のネットワークを通じたボランティアリズ
ムの促進と、国際、地域、国家レベルでのボランティア関連組織の活動を認め、
地球規模でのボランティアリズムの認知、団結、互恵、相互信頼、社会包摂、エンパワメントとい
ったボランティアリズムの中心的価値と、個人、コミュニティ、社会の幸福(well-being)に対す
る前向きな効果などについて注目した、「世界ボランティア白書」の発行を歓迎し、国連ボランテ
ィア計画が今後も報告書作成を主導することを推奨し、
「ボランティア国際年」10 周年の記念行事を通じてボランティリズムへの支援を増強するための共
通のプラットフォーム設立の契機を創出したことを歓迎し、すべての関係者が、ボランティアリズ
ムの認知、推進、環境作り、ネットワーキングにおいてこの契機を加速化し、ボランティア活動の
統合への努力を改めて促し、
大きなスポーツ・イベントの開催準備と運営に貴重な貢献をしている国内・国際ボランティアの活
動を通じた、平和という理想を推進するボランティアリズムとスポーツのつながりの増進を称賛し
つつ、
国連事務総長報告を歓迎する、
平和と開発を促進するための本質的役割を担う国内・国際ボランティアの貢献を称賛する、
2012 年のロンドン・オリンピック、パラリンピックの成功の中心的存在であった 7 万人の国内外の
ボランティアや、自身の時間を競技の運営支援に提供した数千人の人々の貢献に祝意を述べると共
に、2014 年のサッカー・ワールドカップ、2016 年のリオ・オリンピック、パラリンピックに対する
国内外のボランティアの貢献を期待する、
関係者に対し、地方、国家、国際レベルでの若者を含むボランティア活動全般に関連する政策を強
化し、ボランティア活動を次の 10 年の主要課題として国連が取り組むすべての課題に統合すること
に全力をつくすことを求める、
課題を克服し、コミュニティのオーナーシップを確保する取り組みにおいて、ボランティアを受け
入れる主体としてのコミュニティの役割を重要視し、ボランティアの統合を促進するコミュニティ
中心のアプローチを通じた社会の絆によって支えられた包摂的で強靭な社会を作るために人間中心
で包括的なアプローチを求める、
2012 年 9 月に採択された国連総会決議 66/290 に示されている人間の安全保障の概念とボランティア
活動を密接に関連づけるアプローチを求める、
「ボランティア国際年」以降のボランティアリズムの発展と成長を肯定的に評価する立場を留意し
つつ、加盟国に対して、地方、国家、国際レベルで、共有された目標を実現するために強力で強固
国連ボランティア計画 東京事務所
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前 5-53-70 UN ハウス7階
電話 03-5467-7815(直通)/ ファクス 03-5467-4878
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なボランティア連盟を作る契機となるような、平和と開発のプログラムや構想を検討することを奨
励する、
加盟国に対し、政策やプログラムの基礎となる正しい知識を提供するために、市民社会と連携し、
ジェンダー、年齢、障害者等、分散されているデータを集約することを含むボランティアリズム研
究をさらに推し進めるために、地球規模で、研究者のコミュニティを動員し、支援することを呼び
かける、
加盟国とその他の関係者に対して、国連の取り組むすべての課題、特にミレニアム開発目標の達成
を加速化すること、そして、将来の持続可能な開発目標の細部にわたる策定に対する貢献において、
ボランティア活動を統合することを支持することを求める、
加盟国と国連システムに多様なボランティアが活動に参加できるための良好で安全な環境を作るこ
とを促す、
加盟国と国連システムに、ボランティア関連団体と協力して、ボランティアの安全と保護を強化す
る取り組みを支援することを要請する、
加盟国が、国際社会と市民社会と協力して、様々な生活経験がボランティアリズムに対して利益を
与えることを認めつつ、社会のすべての部位でボランティアリズムを促進すること、そして、ボラ
ンティアリズムがすべての年代の教育課程や、学校のコミュニティ活動と連携することを奨励する、
国連ボランティア計画に対し、オンラインボランティアのような革新的な動員様式の開発や、平和
と開発のためのボランティアリズムの統合を通じて、ボランティアリズムを促進する努力を継続す
ることを要請する、
国連システムの組織に対して、国連ボランティア計画の活動の推進を引き続き支援すること、開発
パートナーと加盟国に対しては、調査や研修を行い、革新的なアイデアを試行し、新しい資金拠出
様式を開発するために利用される特別任意拠出基金(Special Voluntary Fund)への拠出を増加す
ることで支援する立場を示すことを要請する、
ボランティアリズムは、平和で包摂的な開発に寄与する若者の参加とリーダーシップを促進するの
と同時に、若者が技能を身につけ、能力を構築し、雇用可能性を向上させる貴重な機会を提供する
ことを強調する、
国連ボランティア計画と関係国連機関に対して、国連事務総長の5か年行動計画で要請されている
若者のボランティア・プログラムを推進し、すべての関係者に対して、国連システムと協力したプ
ログラムを通じて若者のボランティア活動を推進することを促す。そして、加盟国に対しては、プ
ログラムの開発のために、ユース・ボランティア信託基金への任意拠出を検討することを呼びかけ
る、
女性のボランティアの果たす役割、とりわけ、女性のニーズをを満たすことにおける重要性を認め、
女性のリーダーシップとあらゆる形のボランティア活動への参加を奨励する、
コミュニティと社会全体の結束(solidarity)と幸福(well-being)に重要な貢献をし、特に女性、
子ども、若者、高齢者、障害者、少数民族、移民、その他の経済・社会的理由によって排除されて
いる人々を含む社会のすべての部位が関与し、利益を得るあらゆる形のボランティアリズムを奨励
する必要性を改めて確認する、
加盟国に対し、ボランティア活動を通じた世代間の連帯、知識の伝達を支援することを奨励する、
加盟国に対し、必要に応じて、民間セクターのさらなる参画を、企業ボランティアの拡大、従業員
ボランティアの活動、民間・公共セクター間の調整を増進することを通じて推進することを奨励す
る、
すべての関係者に対して、ボランティアの技能と経験と、コミュニティの実際のニーズとの間の調
整の重要性について認めることを奨励すると同時に、ボランティア・ギャップを埋める必要性を強
調する、
人と人との関係性がボランティアリズムの価値の中核であることを強調し、ボランティア間、ワー
ルド・ボランティア・ウェブ(www. worldvolunteerweb.org)や、新しい技術、ソーシャル・メデ
ィア等を含む、国家、地域、国際レベルにおけるすべての関連パートナーのネットワークを構築し、
強化するさらなる努力を奨励する、
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23. 加盟国とその他の関係者に対して、ボランティアの防災計画策定への関与、教育、研修、自発的避
難を含むボランティアベースの災害対応等の重要性を含む、2012年4月の第 66 回国連総会や、
2012 年 7 月に開催された世界防災閣僚級会合 in 東北での防災に関する議論を反映し、防災にボラン
ティアリズムを統合させることを奨励する、
24. 加盟国とその他の関係者に対して、平和構築の活動にボランティアリズムを統合すること、とりわ
け、国連ボランティアを含むボランティアをより効果的に利用すること、若者の能力を動員し、構
築することの重要性を反映することを奨励する、
25. 国連事務総長に対し、次の 10 年、それ以降の平和と開発へのボランティア活動の統合のために、国
連ボランティア計画が策定する予定の行動計画を含むこの決議の実施についての報告を、第 70 回国
連総会において、加盟国が検討するために、総会に対して提出することを要請する。
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