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~睡眠リズムは朝の光と
1日は24時間ですが、「生体時計」は24時間 をコントロールしているからです。地球の 内の「生体時計」が、睡眠と覚せいの周期 なると目覚めて、夜になると眠るのは、脳 毎朝わたしたちが意識しなくても、朝に 睡眠の周期は 「朝の光」で作られる む だ朝の光を浴びて、生体時計をリセットす 月くらいで生体時計が働き始めますが、ま た眠るというリズムを繰り返します。-か せん。そのため、数時間眠っては授乳'ま 新生児はまだ、生体時計がうまく働きま 0歳でも、量と夜の メリハリをつけた生活を 乱 に眠るリズムになることもあります。3- より30分∼1時間ほど長いのです。そのま までは、時差ボケのような状態になってし 4か月くらいになると'朝の光で生体時計 1日中、 3-4時間眠っては授乳、また眠ると ったら眠るというようになってきます。 いう生活を送ります。昼と夜の区別はほと 目安です。 ※月齢や年齢は 次第に1回の眠りが長くなり、夜もまとまっ て眠るようになります。授乳により満腹にな んどありません。 1日の睡眠時間は14時間前後となります。 8か月を過ぎるころから、少しずつまとまっ て眠るようになります。 ることができないため、夜中に起きて昼間 まいますが'朝の光を浴びると時間のずれ がリセットされ、次第に朝起きる時刻と夜 しかし睡眠リズムが定まらない0歳の時 が解消されて、24時間周期に合うようにな しかし夜更かしをして夜でも明るい場所 期も、にぎやかな昼間と、静かで暗い夜を 寝る時刻がl定になっていきます。 で光を浴びる生活をしていると、生体時計 っ暗にしない、夜中に起きていても薄暗く 感じ取ることが大切です。昼寝のときは真 ります。 が昼間と勘違いし、1日の長さと体の周期 ため早起きできずに朝の光を浴びないこと やすい環境を心掛けましょう。 静かにしてあくなど、昼と夜の区別がつき とのずれが大きくなってしまいます。その で'時差ボケのような状態になるのです。 噂静 噸 鞠 簡静 鞠 鞠 鞠 38 睡眠にかかわる は、平均90分くらいの周期で繰り返されま す。この眠りのサイクルが、0歳で40分、 ンがあります。ひとつは、暗くなると分泌 「睡眠と覚せい」にかかわる2つのホルモ また、必要な睡眠時間は、左のグラフの 長く続かないと感じられるかもしれません。 いと短いので、大人には赤ちゃんの眠りが 1歳で50分、2歳で70分、5歳で80分くら されるメラトニンです。メラトニンは、夜 ように個人差が大きいものです。昼間たく 大切なホルモン 級数 間に多く分泌されるホルモンで、眠気を誘 は、当然眠りも多く必要になります。 大人と子どもの睡眠リズムの遣い、そし さん活動して疲れたときや体調が悪いとき て、ひとりひとりの子どもが必要とする睡 う働きがあります。朝、しっかり光を浴び まります。反対に、夜でもまぶしい光を浴 て昼間活動することで、(夜間の)分泌が高 びてしまうと、分泌が抑えられて、眠りに 6 1 1 4 1 2 の間に、80%の子どもが1 0%と90%ラインの間に分布します。 1歳以下では、個人差が 眠時間の違いがあることを理解し、園での ※50%のラインが、平均的な睡眠時間を表し、全体の50%の子どもが25%ラインと75% 入りにくくなります。 睡眠を考えていきましょう。 8 1 月齢(か月) l 年齢(読) 寝ることも取り入れていきましょう。 題はないと考えてよいでしょうo もうひとつはセロトニンです。セロトニ ンは、心の穏やかさを保つホルモンです。 夜更かしで朝寝坊の生活パターンでは、分 ※ 2歳代以降は、午前中に眠そうでなl;ナ紺蓑、 積夜の睡眠時間やその日の体調などで午睡 時間は変わります。状況を見て、午前中に 睡眠時間、眠りの質、生活リズムに東芝宣言 とれるよう、 0歳代から正しい生活リズ 泌が低下し、きれやすい子どもをつくると る子どもが増えます。 のためには欠かせません。十分な睡眠が 考えられています。規則正しい生活をする 0 一日の睡眠時間(時間) 2 ムを作っていきましょう。 1歳2か月を過ぎると、午後1回の午睡で足り 睡というリズムになっていきます。 しかし睡眠は、脳の働きや精神の安定 2歳になると、午前中はあそび、午後1回の午 わかっています。 ことは、メラトニンとセロトニンの働きを 高めることにつながります。 睡眠には、深い眠りのノンレム睡眠と夢 季節'体調によって異なる級数 ㌔要な睡眠時間は,個人差や やかさを保つ を見ることの多いレム睡眠があり、大人で 1.52 3 4 5 6 7 8 9 10111213141516 1 1 3 6 9 ロト二ン 大きいことがわがはすo r寝S子峰育つJつて春当? 「睡眠を十分とらないと、成長ホルモン の分泌が低下して、体の成長を妨げる」 成長ホルモンは、眠りについてすぐの深 とよくいわれますが、実はこれは誤り。 量が多くなりますが、睡眠が十分でない い眠り(ノンレム睡眠)のときに最も分泌 場合、起きている間にも成長ホルモンが 分泌されて1日の総量は保たれることが