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セーフコミュニティ・ウィークリーニュース

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セーフコミュニティ・ウィークリーニュース
カロリンスカ研究所
KAROLINSKA INSTITUTET
Department of Public Health Sciences
Division of Social Medicine
コミュニティ・セーフティ・プロモーション
WHO コラボレーティング・センター
WHO COLLABORATING CENTRE ON
COMMUNITY SAFETY PROMOTION
セーフコミュニティ・ウィークリーニュース
2006 年 6 月
No.16
******* 編集者から *********
セーフコミュニティ・ウィークリーニュースへようこそ。電子版セーフコミュニティ・ニュースは、セーフコミュニティ・ネットワーク
を代表して、ヨーロッパ・セーフコミュニティ・ネットワーク、ノルウェイ・セーフ・プロモーション・センター、(WHOセーフコミュニ
ティ・サポートセンター)が編集しています。
セーフ・コミュニティ新着情報
◆ 今号の目次 ◆
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受
賞:ライフタイム・アチーブメント賞 レイフ・スヴァンストローム教授に授与
コンフィレンス:第1回IP&SPヨーロッパ大会
調
査:2006年傷害ゼロデー(チェコ共和国)–学校近隣でのスピードコントロール
プ ロ グ ラ ム:環境の安全に焦点を当てた活動(ユースパークコミュニティ、中国)
コンフィレンス:国際発展途上国における交通安全(ダッカ)
コンフィレンス:第4回セーフコミュニティ・アジア地域大会(タイ、バンコク)
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ライフタイム・アチーブメント賞
レイフ・スヴァンストローム教授に授与
ユーロセーフは、レイフ・スヴァンストローム教授に対して、これまでのセーフティ・プロモーションへの貢献と果
たしてきた役割を評して、ライフタイム・アチーブメント賞を授与しました。
賞の授与は、2006年6月27日、ウィーンにおいて開催された第一回IP&SP学会ヨーロッパ大会において、ウィ
ム・ログマンス博士がセーフ・ヨーロを代表して行いました。
IP&SP学会第1回ヨーロッパ大会
オーストリア、ウィーン
2006年6月25 – 27日
2006年6月25~27日、オーストリアのウィーンで第1回IP&SP学会ヨーロッパ大会が開催されました。44カ国から
300人を超える方が参加しました。
開会式(左から: Franklen Apfel氏( 世界健康コミュニケーション協会)、Birgitte Chaudhry氏(ヨーロッパ交通事故被害者連合会)、Helmut
Klomfar氏(オーストラリア労働者補償評議会)、Rupert Kisser氏(ユーロセーフ代表)、Markos Kyprianou氏、Maria Rauch-Kallat氏(オー
ストリア健康省及びEU保健協議会代表)、Roberto Bertollini氏(WHOヨーロッパ地域オフィスディレクター)
コンフィレンスでの主な議題:
- 外傷は、公衆衛生上の問題
-コミュニティサーベイランスと報告の (ベースとしてIDB)
- 優先地域でのキャンペーン
- 国レベルでのアクションプランと戦略
-WHO EU/DG Sanco による戦略を行動に移す要求
- 経験を交換するためのネットワーク
- キャパシティの構築:専門家たちの基本的知識
閉会式(左から: Janice Cave氏( Royal Society for the Prevention of Accidents)、Wim Rogmans氏(ユーロセーフ)、Horst Kloppenburg氏
(European Commission, DG Sanco)、Rupert Kisser氏(ユーロセーフ)、Jean Panhaleux氏(フランス交通省、交通安全・交通部)
コンフィレンスの最後には、ユーロセーフの代表 Kisser博士が、2013年に向けた目標を発表しました。
- 国際レベル、国レベルでの十分なデータ
- 実践をベースとしたエビデンスの共有
- 質の高いプロファイルおよび財源確保の機会
ポスター賞評議会のJanice Cave氏が、「ベストポスター賞」をMartin Engel氏(スイス)、 Theodoros Sergentanis氏(ギリシャ)、 Birute
Strukcinskiene氏(リトアニア)に授与しました。
2006年傷害ゼロデー(チェコ共和国)
学校近隣でのスピードコントロール
2006年傷害ゼロ・デー(2006年6月1日~11日)にあわせ、6月8日にプラハで、WHO地域オフィス、 内務省、交通調
査センター(CDV) がMF Dnes 新聞と協働で、学校近隣でのスピードに関する調査を実施しました。子どもが登校する
時間帯に、ドライバーが時速40キロのスピード制限を守っているかをチェックするために、3ヶ所が選ばれました。今回
の目的は、スピード制限を守らせることが目的ではないため、警察の関与はありませんでした。スピードを視覚によって
計測するために、ドイツのESO GmbH ES3.0スピード計測器を用いました。これは、アンチレーダーによって感知されな
いため、警察官が計測場所にいなければ、本当のスピードを測ることができます。というのも、ドライダバーは、計測器
が設置されているとわかると、お互いに知らせあう傾向があり、そうなれば本来の目的が達成されないからです。
残念ながら、調査の結果はそれほど満足のいくものではありませんでした。およそ65%のドライバーは、スピー制限を
越えた速さで運転していました。スピード制限が時速40キロの場所で、時速72キロが記録されました。調査によって、標
識などが非常に見やすい場合でも、必ずしも安全なスピードが補償されるわけではないことが分かりました。そのため、
特に住宅地でスピード違反をしないようにさせる取組みを強化させる必要があります。
一般住民に対しては、マスメディアによってこの状況について情報が提供されました。また、内務省のウェブサイト
(www.mvcr.cz)によってこの調査のより詳しい分析や調査に関する写真などについては情報を得ることができます。
今後、間もなく、この調査のフォローアップが実施され、現在の状況を改善するためにより詳細なデータを得ることが
望まれます。
写真撮影:Jaroslav Horin and ESO GmbH, FRG
文
章:Jaroslav Horin, [email protected]; Alena Steflova, WHO LO CZ; [email protected] 、Tomas Konicek, [email protected]
ユースパークコミュニテイでの環境の安全に関する活動中国、済南
6月2日、ユースパーク地区の12戸の掘立て小屋が取り壊されました。これら違法の建築物は、コミュニティの低い地域にあ
り、建てるときも許可を得ていませんでした。さらに、ほとんどは、秩序なく古い建物などに隣接して建てられていました。その
ため、洪水の季節には、これらの小屋は被害にあいやすいのです。この地区の住民の安全を確保するために、ユースパーク
区役所は、これらの違法建築物を撤去することを決定しました。大変な努力を要しましたが、これらの小屋の所有者は、危険
であることを理解し、最終的には取り壊すことに同意しました。
6月5日の世界環境の日は、地区の環境保護局とともに、ユースパーク区役所は、環境保護と環境安全を訴える活
動を行いました。住民に、環境に保護を訴えるホップロケットやパンフレットなどを配布しました。一方、聾唖の方たちが
環境の安全を理解できるよう、手話の教師たちが招待されました。人々の関心は非常に高く、環境の安全に喜んで参
加しました。
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発展途上国における交通安全学会国際大会
2006年8月22-24日 バングラデシュ、ダッカ
主 催 者:
バングラデシュ エンジニア&テクノロジー大学(BUET)アクシデントリサーチセンター (ARC)
大会の主なテーマ
· 発展途上国における交通安全の優先性
· 交通安全に関する実践の共有
学会事務局;アクシデントリサーチセンター (ARC)
Bangladesh University of Engineering & Technology (BUET)
Dhaka 1000, BANGLADESH
Tel +88 02 9669368, +880 2 8610081 Fax + 88 02 8613046
E-mail: [email protected] Web: www.buet.ac.bd/arc
第4回セーフコミュニティ・アジア地区大会(タイ、バンコク)
‘Incorporating Global Thinking; Cultivating Local Strategy’
コンフィレンス;November 2007年11月 21-24日
視
察;25-26日 津波被災地
お問い合わせ: [email protected] [email protected]
セーフティ・プロモーションに関する活動やプログラム、レポートを郵送あるいはメールで編集者までお送りください。
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【発行】
Yousif Rahim,European Safe Community Network
E-mail: [email protected]
http://www.phs.kise/csp
http://www.safecommunity.net/
【日本語版担当】
Yoko Shiraishi(白石 陽子)
Mature Life Institute(マチュールライフ研究所)
E-Mail; [email protected]
http://www.mature-life.jp/
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