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建築大辞典
ENCYCLOPEDIA
of
ARCHITECTURE and BUILDING
第2版
彰 国社
装
幀/原
山崎
弘
登(NDC)
序
本 邦 に お い て建 築 辞 典 上 梓 の 嚆 矢 と目 され ます もの は,故 中村 達
太 郎 博 士 に よ る 「日本 建 築 辞 彙(1906刊)」
当 時,未
で あ ろ う と思 わ れ ます 。
だ 揺 藍 期 に 在 った 我 が 国 建 築 界 に お い て,氾 濫 す る多 種 多
様 な建 築 の こ と ば に的 確 な 定 義 を与 え,学 問 発 展 の た め に共 通 言 語
の 整 理 を 図 られ た そ の努 力 と功 績 と は,既 に七 十 年 を経 た 今 日 に お
い て も猶 そ の 輝 き を失 って お り ませ ん。
第 二 次 世 界 大 戦 後,廃
墟 の 国 土 再 建 か ら再 出 発 した 我 が 国 建 築 界
は,以 後 国 交 の 回復 に伴 い諸 外 国 か らの〓 大 な 情 報 の流 入 に よ っ て
約 十 年 の 空 白 を埋 め て な お余 りあ る急 激 な発 展 を 見 る と と も に,当
然 の こ とな が ら そ こ に は全 く新 し い造 形 概 念 や 技 術,そ
して 新 材 料
等 が 次 ぎ次 ぎ に誕 生 し ま した 。 す な わ ち第 二 の 黎 明 期 で あ った と も
い え ま し ょ う。
こ れ ら の 強 烈 な 刺 激 に よ り,伝 統 的 な 日本 建 築 を基 盤 とす る我 が
国 の 建 築 の こ と ば は 急 速 に膨 張 し,複 雑 化 し,遂 に は 語 義 の 混 乱 を
す ら招 来 す る に至 り ま した 。
こ と ば は 常 に 時 代 と共 に流 動 ・変 化 して ゆ くも の で あ りま す が,
決 定 的 な意 味 を 持 つ べ き学 問 を情 報 と して 形 成 す る こ とば の 解 釈 は
不 動 の もの で あ ら ね ば な ら ぬ筈 で あ り ます 。 しか し趨 勢 は 覆 うべ く
も な く,こ れ が 一 時 点 を 画 して 正 確 な 共 通 言 語 を持 つ た め の再 整 理
が 強 く要 望 さ れ る所 以 で あ り,本 辞 典 刊 行 の意 義 も また こ こ に存 在
す る の で もあ り ます 。
本 辞 典 刊 行 の 企 画 開 始 は,遠 く昭 和25年
に遡 り ます 。爾 来 二 十 有
目 次
序
第2版 の序
編集委員 ・執筆者
凡
例
語
彙
付
録
英和対照語彙集
難読語集
付 図 ・付表
余 年,そ
の 間 幾 度 か執 筆 直 前 の段 階 に まで 到 達 し な が ら,変 転 極 ま
りな い 社 会 情 勢 な い し は諸 条 件 の 不 備 に よ り振 り出 し に戻 っ て再 検
討 を行 わ ざ る を得 な い 状 況 に遭 遇 し,最 終 的 に 編 集 開 始 に踏 切 った
の は,実
に昭 和42年
の 春 で あ りま す 。
幸 い 編 集 委 員 各 位 の 卓 越 せ る能 力 と情 熱 と に加 え,百 数 十 名 に 垂
ん とす る各 専 門 分 野 第 一 線 の 学 者 ・技 術 者 の 方 々 か ら成 る執 筆 陣 の
積 極 的 な ご協 力 を 得 て,漸
くこ こ に私 の 生 涯 の 念 願 が 結 実 す る の を
見 る こ とが で き ま した こ とは 洵 に 喜 ば し く,ま さ に建 築 辞 典 の 決 定
版 と し て 比 類 な き もの をつ く り得 た と,満 腔 の 自信 を持 っ て斯 界 に
お くる もの で あ り ます 。 や や もす れ ば閉 鎖 的 で あ った 日本 の建 築 学
の 分 野 に も,近 年 俄 か に他 分 野 との 接 近 ・交 流 が 始 ま り,近 い 将 来
に お い て 建 築 学 は学 際 領 域 を包 括 しな が ら ます ま す 発 展 拡 大 され,
更 に 多 様 化 の 度 合 を増 す もの と思 わ れ ます 。 これ らの 予 測 に加 え て
出 版 の 常 道 か ら し て も,本 辞 典 の 刊 行 に よ っ て こ と ば の整 理 の 終 了
を 意 味 す る も の で は な く,ま さ に 開 始 さ れ た とい うべ き で あ り ま し
ょ う。
今 後,広
く江 湖 の 諸 賢 の ご教 示 を仰 ぎ,時 宜 に応 じて 補 遺 あ る い
は改 訂 を 行 って ゆ く こ と に よ り無 限 の 生 命 を保 持 さ せ,常
に,斯 界
の 読 者 の 好 伴 侶 た り得 ます よ う社 を挙 げ て育 て て ゆ く決 意 で お りま
す。
こ こ に生 み 出 せ る者 の 責 任 の 重 さ を痛 感 しつ つ,改 め て 編 集 委 員
各 位 並 び に執 筆 者 各 位 の 永 年 の ご苦 労 に対 し,深 甚 な る感 謝 と敬 意
を表 します。
昭 和49年6月1日
彰国社社主 下
創 立 記 念 日 に方 り
出
源
七
第2版
本 辞 典 が,高
の序
い 志 と,そ れ に 共 感 を寄 せ ら れ た 編 集 委 員 諸 先 生 の
卓 越 せ る能 力 と情 熱 に加 え,百 数 十 名 に垂 ん とす る各 専 門 分 野 第 一
線 の 学 者 ・技 術 者 か ら成 る執 筆 陣 の ご協 力 の も と に刊 行 を み て 以 来
斯 界 唯 一 の 本 格 的 辞 典 と して 年 々 版 を 重 ね,建 築 関 係 は い う に及 ば
ず,隣 接 す る広 範 な 分 野 の圧 倒 的 な 支 持 を 得 て まい り ま した 。
こ の 間,建 築 を と り ま く環 境 と建 築 を創 る技 術 は,ま さ に 目 を見
張 る ば か りの 変 容 ・進 歩 を遂 げ て まい り ま した 。 と りわ け意 識 ・価
値 観 の 多 様 化 が もた らす 表 現 の 多様 性,環 境 と資 源 の保 護,そ
して
コ ン ピ ュー タ ー の進 歩 ・普 及 を背 景 と して 登 場 した ハ イ テ ク技 術 は,
そ の 関 連 情 報 の 著 し い増 加 を きた し ま した 。 そ して 今,広
く社 会 現
象 と して 指 摘 さ れ て い る こ と ば の 氾 濫 は,情 報 伝 達 の 共 通 言 語 と し
て,そ
の 語 義 が 定 着 しな い ま まに 次 の こ とば に増 殖 す る とい う憂 慮
す べ き現 象 を繰 り返 して い るや に み え ます 。 一 般 に,辞 典 は 「刊 行
の 瞬 間 か ら して 既 に補 訂 」 の 必 要 が あ る とい わ れ ます 。 本 辞 典 に も
「時 宜 に 応 じて 補 遺 あ る い は 改 訂 を行 っ て ゆ く こ と に よ り無 限 の 生
命 を保 持 させ … … 」と刊 行 の序 に記 し ま した よ うに,わ れ わ れ に は,
こ の こ と ば の正 しい 語 義 に お け る定 着 を見 極 め,記 録 して い く使 命
が あ り ます 。 こ こに お い て,建 築 大 辞 典 の 一 新 と,更 な る充 実 が 社
会 的 要 請 と作 る もの の 意 志 に よ っ て 画 され る の は 当 然 の こ と と い え
ま し ょ う。幸 い,初 版 刊 行 以 来18年,貴
重 な デ ー タ も蓄 積 され て ま
い り ま した 。
改 訂 の 眼 目 は,当 然 の こ とで す が,新 語 の採 録 で あ りま す 。 こ と
ば の 混 乱 を整 理 し,進 歩 を将 来 へ つ な ぐ作 業 を 開 始 しな けれ ば な り
ませ ん 。 コ ン ピ ュー タ ー 関 連 用 語,計
画 分 野 に お け る環 境 や 景 観 お
よ び 不 動 産 用 語,施 工 分 野 に 著 し い新 技 術 お よ び ロ ボ ッ ト用 語 な ど
新 し く取 り込 む分 野 を視 野 に 入 れ て 全 語 彙 を再 検 討 し,あ わ せ て新
項 目の 追 加 を行 い ま した 。
全 語 彙 再 検 討 の 結 果 が もた ら した 英 和 対 照 語 彙 集 の 大 幅 な増 補 に
は デ ー タ と し て の 読 者 の 声 が 生 か され ま した 。 この こ と は,建 築 歴
史 分 野 で 建 築 儀 礼,民 家,和 船 な どの 用 語 を も広 く収 録 し,特 に伝
統 的 な 空 間 作 法 や 室 礼 とい っ た現 時 点 で 記 録 して お か な い と消 滅 す
る お そ れ の あ る古 語 の収 録 と い う他 に類 の な い本 辞 典 の 特 徴 と共 に
大 方 に利 便 す る と考 え ま す。 そ の ほ か に も,従 来 の さ ま ざ ま な 特 色
を継 承 しな が ら新 し い試 み も随 所 に加 え ま した 。
こ こ に第2版
と して 大 改 訂 を な し得 ま した の は,ひ
と え に校 閲 ・
執 筆 の 労 を惜 し ま れ な か った 編 集 委 員 ・各 界 専 門 家 諸 先 生 の ご厚 情
の賜 物 で あ り ます 。 心 よ りお礼 を 申 し上 げ る 次 第 で す 。 この 労 が 建
築 を次 世 紀 へ つ な ぐ確 か な 作 業 の 一 つ で あ る こ と を信 じて 疑 い ませ
ん。
最 後 に,本 版 は 全 面 改 訂 の 新 版 で あ り ます が,旧 版 が そ の基 礎 に
な っ て お り ます こ とは い う まで も あ り ませ ん 。 末 尾 な が ら,初 版 以
来 ご協 力 ・ご教 示 を い た だ い て ま い り ま した 諸 先 生,そ
して 多 方 面
か らの 読 者 の ご支 援 に も,改 め て 同 様 の 謝 意 を表 し ます 。
平成5年5月
株式会社 彰
国
社
編集委員
法政大学名誉教授 工学博士 青
木
繁
(50音 順)
阿 部
元 工学院大学学長 工学博士 伊
公
正
藤 鄭
爾
(株)建築設備設計研究所代表取締役 犬 塚
恵 三
東京大学名誉教授 工学博士 内 田 祥
工学博士 岸
谷 孝
一
福井大学名誉教授 工学博士 城
谷
豊
都市環境研究所所長 土
田
旭
東京都立大学名誉教授 工学博士 長 倉
平
康
彦
沢 克
彦
元 昭和女子大学教授 渡 辺
執 筆 者 および
編 集協 力 者
(50音順)
相
青
青
赤
川 新 一
木
繁
山
幹
堀
弘
赤
安
阿
阿
阿
天
間
達
藤
部
部
野
正 邦
洋
友 樹
公 正
祥 子
光 一
新
荒
安
安
安
井
木
藤
藤
蒜
一
睦
幸
義
忠
彦
彦
喜
久
夫
飯
飯
井
井
池
石
島
沼
口
口
田
井
祥
秀
陽
洋
正
二
晴
一
佑
志
昭
哉
敬
三
和 泉 意登志
磯 辺 行 久
磯 村
渉
大 熊 喜 光
金 沢 京 子
大 熊
孝
大 墨 宗 重
井
伊
伊
稲
乾
出
建
藤 鄭 爾
藤
登
葉 和 也
亮 三
太
太
大
岡
岡
加 納 国 雄
蒲 池 紀 生
川 口
衞
犬
猪
今
岩
岩
上
上
塚
爪
泉
下
田
島
田
恵
範
勝
秀
秀
顕
義
三
子
吉
男
行
司
之
岡辺 重 雄
岡部 徳一郎
岡本
直
岡本 嘉 行
小 川 信 子
上
植
碓
内
内
野
松
井
田
田
貞
憲
雄
祥
淳
夫
一
造
哉
石 井 謙 治
石 井 義 朗
石 橋 利 彦
江 口
禎
越後 島 研 一
遠藤 二 三男
大 井 謙 一
石 丸 辰 治
大 方 潤 一郎
田
田
森
田
田
昭 夫
邦 夫
博 司
章
一 天
小 川 晴 果
沖塩 荘 一郎
奥 野 智 久
小 滝 一 正
小 谷 俊 介
小 野 義 徳
加 賀 秀 治
嵩
英 雄
加 島
守
片 桐 嗣 穂
片 桐 正 夫
角 田隆 司
川 瀬 清 孝
川 添 俊 之
河 原 武 敏
菊
菊
岸
北
城
木
地
池
谷
村
戸
野
成 朋
康 之
孝 一
弘
義 雄
修 造
木 村 信 之
木 村 昌 夫
木 村
衛
久 保 敏 行
窪 田 陽 一
久保寺 勲
黒木 二三夫
黒
黒
毛
小
田 早 苗
田
隆
見 虎 雄
池 雅 仁
小 池 迪 夫
小 泉 嘉四郎
洪
起
越 部
毅
小 島 孝 豊
後 藤 一 雄
後 藤 哲 雄
小早川 敏
小 林 克 弘
小 林 重 順
小 林 秀 樹
小
小
近
近
近
斎
斎
斎
斎
坂
林
原
藤
藤
藤
藤
藤
藤
藤
井
二
準
照
基
隆
辰
公
正
勝
郎
子
夫
樹
潮
幸
彦
男
美
阪 口博 司
佐々木 健夫
佐 藤 和 彦
佐 藤 邦 夫
佐 藤
貢
沢 田 凱 夫
仕 入 豊 和
塩 田敏 志
重 倉 祐 光
篠
島
清
下
首
白
城
原
田
水
村
藤
井
谷
修
一
之
男
紀
明
豊
良
裕
彰
由
伸
新
菅
杉
杉
杉
鈴
鈴
宮
原
田
藤
本
木
木
清 志
進 一
稔
崇
賢 司
俊 夫
真 生
勝
仲
隆 介
福 沢 宗 道
本 橋 健 司
鈴 木 良 一
瀬 川 秀 吉
関 根
進
中
長
中
長
長
中
川 雅 永
倉 康 彦
澤 郁 子
沢
悟
沢
泰
島
肇
伏 見
建
藤 井 賢 一
藤 井 正一郎
藤 上 輝 之
藤 木 良 明
藤 沢 秀 雄
森 戸
哲
森 本 正 昭
長 島 雅則
中 田捷 夫
中 田 昌 眞
中谷
聡
中西 三 和
長 沼 由恭
中 野 錦 一
名須川 良平
藤 谷 義 信
船 越
徹
鈴 木
関
副
十
高
高
高
高
高
根
島
亀
瀬
田
橋
橋
橋
忠
信
公
孝
修
高
高
高
武
竹
竹
多
田
田
田
田
田
谷
橋
見
山
田
本
本
田
中
中
中
中
波
口
敏 雄
元
恵
洋
克 彦
宦
雄 三
修 身
享 二
辰 明
豊
徹 行
崇
啓
孝
治
彬
重
孝
子
治
一
谷 村 秀 彦
田村 幸 生
多羅 尾 建 治
地 濃 茂 雄
千原 大五 郎
塚 田耕 一
塚 田幹 夫
土 田
旭
土 谷 耕 介
常
鶴
鶴
鶴
寺
土
登
田
井
家
田
田
岐
坂
昭 一
哲 夫
健
裕
秀 夫
高 史
宣 好
友 沢 史 紀
直 井 英 雄
成 瀬 友 宏
南 条 道 昌
西 岡 利 晃
西 田
徹
西 出 和 彦
野 島
博
野 間道 生
野村 み どり
服 部 岑 生
橋 本 恵 市
橋 本 照
橋 本 博
長谷川
初 見
原
播
直
半 谷 裕
比 嘉 規
久 宮 和
一 家 惟
雄
和
功
学
坦
樹
彦
雄
彦
俊
平 井 敏 彦
平 沢 克 彦
平 沢 光 春
平 手 小太郎
平 野 幹 二
深 浦 栄 助
深 尾 精 一
深 沢
明
舟橋 功 男
布 野 修 司
古 川
洋
星 野和 弘
堀
繁
前 谷 満歳
前 田 拓 一
前野 淳 一郎
牧 野
稔
益 田重 華
益 永 茂 樹
松 浦 勝 翼
松 浦 邦 男
松 下
潤
松下 冨士男
松 島 道 也
松 本 信 二
松 本 啓 俊
松 本 正 巳
真 鍋 恒 博
丸 一 俊 雄
三 浦
寛
水 口 俊 典
道 江 義 頼
三 ッ江 匡弘
三 橋 博 巳
三 村 由 夫
三 宅
醇
宮 谷 重 雄
宮 村
忠
虫 明 功 至
牟田 紀一郎
村 井 達 也
村 上 處 直
森 谷 俊 夫
八木沢 壮 一
野 城 智 也
安
矢
山
山
山
山
山
山
山
岡
吹
岡
門
川
口
口
下
田
博
茂
義
明
人
郎
典
雄
仁
智 之
廣
葉
熙
山 田 亮 一
山 原
浩
山 辺 豊 彦
山 室 真 二
山本 稜威夫
山 本 清 治
油 井 範 善
横 田 和 恕
横 山
明
横
横
横
吉
吉
吉
吉
吉
吉
吉
吉
山
山
山
川
沢
田
田
田
野
野
村
勝 樹
正
陽
一 三
久 男
倬 郎
長 行
宏
次 彦
洋 一
彰
吉
若
渡
渡
渡
原
林
辺
辺
辺
長
時
昭
敬
輝
渡 辺
吉
郎
彦
三
明
力
高 熱 と 白熱 光 を伴 う.
アー ク エ ア ガ ウ ジ ン グ arc air gouging ガ ウ ジ ン
グ法 の 一.炭 素 棒 を電 極 とし て,主 とし て直 流 に よ
って アー ク を発 生 さ せ,こ れ に よ っ て溶 融 した 金 属
を ホル ダー の 穴 か ら炭 素棒 に平 行 し て噴 出す る圧 縮
空 気 で,連 続 的 に 吹 き飛 ば し て行 う.溶 接 部 の 開 先
加 工,裏 斫(うら
はつ)り,欠 陥部 の除 去 な ど に多 く用 い ら
れ,ガ ス ガ ウ ジ ン グ よ り入 熱 量 の 少 な い 特徴 が あ る.
あ
アー ク エ ア せ つ だん [― 切 断]arc air cutting 炭 素
アー ク切 断 に圧 縮 空 気 を併 用 して,金 属 の切 断 を行
う方 法.炭 素 ア ー ク切 断 が単 に溶 断 で あ るの に対 し
て,積 極 的 に溶 融 金 属 を 除去 す る の で,切 断 能 率 が
ア
ア ー
エ ー
場]〔
ゲ ー の タ ー ビ ン こ う じ ょ う [AEGの
独 〕AEG
Turbinen
Halle 飾 る 代 表 的 工 場 建 築.P.ベ
年.AEG
非 常 に良 くな る.〓 ア ー クせ つ だ ん
アー ク ス タ ッ ドよ うせ つ ほ う [― 溶 接 法]arc
stud
welding 植 込 み ボル トを鋼 板 に直(じ
か)に溶 接 す る方
(Allgemeine
― 工
近 代 建 築 の初 頭 を
ー レ ン ス 設 計,1908∼09
Elektrizitats
Gesellschaftゼ
ネ
ラル電 気会 社)の デ ザ
溶 接 部 以 外 の 部 分 に ア ー ク を飛 ば す こ と.母 材 が 高
張 力 鋼 な どの 場 合 に は,こ の部 分 が 急冷 され て硬 化
す るた め欠 陥 とな る 危 険 が あ る.
アー ク ス ポ ッ トよ うせ つ [― 溶 接]arc
spot welding
薄 板 の 点 溶 接 をす る場 合,ア ー ク を利 用 し て2枚 重
ね の上 板 に小 さな 穴 を あ け,こ れ に溶 接 棒 か らの 溶
接 金 属 を注 ぎ込 ん で 接 合 す る こ と.こ れ に は特 殊 の
ガ ンが 用 い られ,抵 抗 溶接 と異 な り母 材 の片 面 に ガ
ン を 当 て るだ けで 溶 接 が で き,ま た下 側 の母 材 が 厚
イ ン顧 問 と して 招 か
れ た ベ ー レ ンス が,
ベ ル リ ンに建 て た 一
連 の 工 場 建 築 の最 初
の もの.三 〓 式骨 組
に よ る大 胆 で 重厚 な
法.一 般 に フ ェ ル ー ル(補 強 金輪)ま た は カ ー ト リ ッ
ジ を用 い,短 時 間 ア ー ク を 出 した の ち圧 着 す る方 法
が 採 られ てい る.
アー ク ス トラ イ ク arc strike 溶 接 施 工 中,母 材 の
AEGの
タービ ン工場
構 造 と,柱 間 お よび
端 部 壁 面 の 大 きな ガ ラ ス 窓 が巧 み に組 み合 わ され,
鉄 とガ ラ ス に よる 工場 建 築 に初 め て記 念 性 を与 え た
もの と して 高 く評 価 さ れ て い る.内 部 は ス パ ン25.6
m,奥 行20.7m,最
高 高 さ約25mに
及 ぶ無 柱 の大 空
間 とな っ て い る.こ の 工 場 設 計 時 代,W.グ
ロピウ
ス や ミー ス フ ァ ン デ ル ロ ー エ が 所 員 と して 働 い
て お り,大 きな影 響 を 受 け て い る.
ア ー キ ヴ ォー ル ト archivault 飾
り迫 縁(せ
ぶち).ア
り
ーチの前面 ない し
内 面 の繰 形.特 に 中世 の教 会 堂 で
は 正 面 扉 口 の ア ー キ ヴ ォー ル トは
ア ー キーヴ ォ ー ル ト
彫 刻 で 豊 か に飾 られ る.
ア ー キ テ ク ト architect 建 築 家 の こ と.Architectの
語 源 は ギ リ シア語 のarkhos(長),―tekton(職
人)
で あ り,ロ ー マ や 中世 で は特 に建 築 の専 門家 を示 す
よ うに な っ た.ル ネ サ ンス 以 降,施 工 に対 し て設 計
とい う知 的 な部 分 を示 す語 とな り,近 世 に至 っ て現
在 の よ う に,施 主 と施 工者 の 間 に介 在 す る統 括 者 と
して の 設計 監 理 者 を 意 味 す る よ うに な っ た.
ア ー キ トレー ヴ architrave ① ギ リシ ア ・ロ ー マ建 築
に お い て,エ ン タ ブ レ チ ュ ア の最 下 部 を構 成 す る水
平 の部 分.ギ リシ ア語 で は,エ ピ ス テ ユ リオ ン(epis
tylion)と 呼 ぶ.② 一 般 に 開 口部 の 周 りに付 け ら れ る
装 飾 用 の枠 組 み.→(図)エ ン タ ブ レ チ ュ ア
ア ー ク arc 近 接 した電 極 間 で,イ オ ン化 した 媒 体
を通 じて行 わ れ る放 電 現 象.弧 状 に な る こ とが 多 く
くて も自 由 に溶 接 で きる特 徴 が あ る.
アー クせ つ だん [― 切 断]arc cutting 被 切 断 物 と電
極 との 間 に アー ク を発 生 さ せ,そ の 熱 を利 用 し て金
属 を局 部 的 に溶 融 切 断 す る こ と.ア ー ク切 断 に は,
炭 素 ア ー ク切 断,金 属 ア ー ク切 断,ア ー クエ ア切 断,
酸 素 ア ー ク切 断,TIG切
断,プ ラ ズ マ ア ー ク切 断 な
ど多 くの方 法 が あ る.
アー ク タ イ ム arc time 溶 接 作 業 時 間 の な か で,段
取 り,棒 の取 替 え,ス ラ グ の 除 去 お よ び 開先 の清 掃
な ど の作 業 を除 い た ア ー ク を 実 際 に発 生 して い る時
間.一 般 に実 働 時 間 に 対 す る ア ー ク発 生 時 間 を百 分
率 で表 す.
アー ク と う [― 灯]arc lamp 放 電 に よ る ア ー ク の輝
き を 利 用 す る電 灯.酸 化 物 被 覆 電 極 を 有 す る 超 高
圧 ・高 圧 水 銀 灯.ナ トリウ ム 灯,炭 素 アー ク 灯 な ど
の よ う な熱 電 子 放 射 式 と,水 銀 陰極 を 有 す る太 陽灯
や ク ーパ ヒ ュ イ ッ ト水 銀 灯 な どの よ うな 電界 電 子 放
射 式 が あ る.
ア ー ク ね つ [― 熱]arc heat 電 極 間 の 放 電 に よ っ て
生 じ る火 炎 の持 つ 熱.1808年 イ ギ リス の ケ ン ブ リ ッ
ジ大 学 の デ ー ビー 教 授 が 炭 素棒 電 極 間 の 火 炎放 電 を
認 め,こ れ を電 弧 光(electric arc)と 命名 し,熱 源 と
し て用 い られ る こ と を発 見 した.ア ー ク の放 電 は低
電 圧,高 電 流 の 放 電 で 大 きな 熱 量 が 得 られ る.こ の
ア ー ク熱 を用 いて 行 う溶 接 をア ー ク溶 接 とい う.
ア ー ク よ うせ つ [― 溶 接]arc welding 母 材 と電極 ま
た は二 つ の電 極 の 間 に発 生 す るア ー ク の 熱 を利 用 し
て溶 接 す る こ と.消 耗 式 は 電 極 自身 が 溶 加 材 とな っ
盤 条 件 の 制 約 を受 けや す い が,施 工性,経 済 性 の点
か ら多 用 され る.「 カ ル ウ ェ ル ド工 法 」 と もい う.
ア ー チ arch ① 開 口 部
の上 部 の 荷 重 を支 え る
た め に石 や 煉 瓦 を曲 線
製 も使 わ
(せ
わく)」とも
り
い う.隧 道 覆 工 に
用 い る場 合 に はセ ン トル とい
アー チ枠
う.
アー ツ ア ン ド ク ラ フツ arts and crafts 19世 紀 後
形 に積 み 上 げた 構 造.
木 や 鋼 その 他 の 材 料 に
よ る同 形 の もの も同 じ
期 の イ ギ リスで 初 め て 用 い られ た術 語 で,主 と して
手 仕 事 に よ って デ ザ イ ンさ れ た工 芸 品 の全 分 野 に対
し て与 え られ た 語.
アー ツ ア ン ド ク ラフ ツ うん ど う [― 運 動]Arts
and
Crafts Movement 19世 紀 後 期 にイ ギ リス に 興 った
工 芸 運 動.W.モ
リス は 工 業 生 産 の 組 織 に抵 抗 す る
名 称 で 呼 ば れ る.「 迫
(せ
り)」,「
迫 持(せり
も)ち 」,
「拱(きよ
う)」 の 訳 語 が あ
る.ア ー チ の 形 は 基 本
的 に は円 弧 また は そ れ
アー チ①
の幾つかの組合せに よ
って 出 来 る もの で,時 代 に よ り極 め て多 様 で あ る.
そ れ らの 多 くは,構 造 的 な 要求 よ りは,む し ろ装 飾
的 意 図 に よ って 考 案 さ れ た もの で,曲 線 の種 類 に よ
り,そ れ ぞ れ に名 称 が あ る.〓 とが りア ー チ 〓 テ
ュー ダ ー ア ー チ 〓 ラ ンセ ッ トア ー チ 〓オ ジー ア
ー チ ② 曲線 状 の架 構 で ,荷 重 が 主 とし て軸 圧 縮 力
に よ り支 持 点 に伝 達 さ れ る もの.〓 せ い てい アー チ
〓 ふ せ い て い ア ー チ ③ 洋 風 庭 園 に用 い られ る庭 門
の 一.緑 陰 を兼 ね た添 景物 とし て置 か れ た り,彫 塑
の 背 景 な どに 四 つ 目格 子 で造 ら れ た りす る.フ ジ,
キ ヅ タ,ツ ルバ ラな どを ま とわ せ る.「緑 門 」と もい う.
ア ー チ ェ リー き ょ う ぎ じ ょ う [― 競 技 場]archery
range ア ー チ ェ リー 競 技 を行 う施 設.屋
は,男 子 は射 程 距 離90m,70m,50m,30m,女
が主 で あ っ たが,鋼
れ る よ う に な っ た.「 迫 り枠
外競技 で
子
は70m,60m,50m,30mの
各4種 目が あ る.射
場 は北 向 き と し,弓 場 は矢 の破 損 を防 ぐた め 芝 張 り
と し,各 競 技 者 の射 位 幅 は2.5mを
とる.ほ か に屋 内
で行 わ れ る射 程25m,18mの
イ ン ドア ア ー チ ェ リ
ー,自 然 の 地 形 の な か に 設 け られ た,14ま
た は28
個 の標 的 を順 次 う ち進 む コ ー スで 行 わ れ る フ ィー ル
ドア ー チ ェ リーの 競 技 場 が あ る.
ア ー チ さ よ う [―作 用]arching
effect, arching ① 一
般 的 に粉 体 あ る い は粒 体 を支 え る壁 体 に加 わ る側 圧
に お い て,壁 体 の わ ず か な移 動 に伴 って 粉 体 あ るい
は粒 体 中 に迫(せ
り)合い を 生 じ,移 動 量 の 大 きな 部 分 か
ら小 さ な部 分 へ の 側 圧 の移 動 が 起 こ る現 象.例 えば
砂 の よ う な主 とし て粗 粒 土 か ら成 る地 盤 にお い て,
地 盤 中の 土 の一 部 が 変 位 した 場 合,そ の 周 りの 土 が
押 し込 まれ て迫 り持 たれ る現 象.② 構 造 物 の あ る部
分 が 持 つ 実 在 の,ま た は仮 想 の 曲 線 に沿 って,軸 圧
縮 力 に よ り外 力 を伝 達 す る性 質.
ア ー チ ャー,ト ー マ ス Thomas
Archer〔1668ご
ろ
∼1743〕 イギ リスの 建 築 家 .オ ッ クス フ ォー ドの
トリニ テ ィ カ レ ッ ジで 学 ん だ 後,1693年
ご ろ まで
外 国 に旅 行 し,と りわ け ロー マ の バ ロ ッ ク建 築 を研
究 した.主 な作 品 にバ ー ミンガ ム の 聖 フ ィ リ ップ 教
会(1710∼25),ウ
ェ ス ト ミン ス ター の 聖 ジ ョ ン教 会
(1714∼28)が あ る.
ア ー チ わ く [― 枠]centring ア ー チ ま た は ヴ ォ ー ル
トを積 む 際 の 型 枠 お よ び その 支 保 工.古 くか ら石 や
煉 瓦 な どの 組 積 造 に用 い られ て きた が,鉄 筋 コ ンク
リー ト造 ア ー チ に も用 い られ る.ま た,従 来 は木 製
た め に 手 工 作 の 復 活 を主 張 し た が,自 らP.S.ウ ェ
ッブ と共 同 し て 自宅 を造 り(1859年,い わゆ る 「赤 い
家 」Red House),ま
た ラ フ ァエ ル前 派 の作 家 た ち と
共 に モ リス マ ー シ ャ ル フ ォー ク ナ ー商 会 を設 立 し
て(1861),生 活 用 品 の デ ザ イ ンを引 き受 け る な ど意
欲 的 に活 動 して この 運 動 の 中心 とな っ た.1880年 代
に は,W.ク
レー ン,C.R.ア
シ ュ ビー ら に よ りク ラ
フ トの 協 会 や 学 校 が 設 立 さ れ,そ の 影 響 は 広 まっ た.
機 械 生 産 を否 定 す る もの で あ る とは い え,芸 術 と社
会 と を結 合 し よ う とす る 強 い姿 勢 の ゆ え に,近 代 運
動 の 重 要 な 出発 点 と見 られ て い る.〓 モ リス
ア ー ナ ン ダ Ananda パ ガ ンに 遺 る最 大 級 仏 寺 の 一.
1091年 チ ャ ンス ィ ッ タ ー
王(1084∼1113)に よ っ て 建
て られた モ ン様 式の 代表
作.基
部 の 四 面 に 仏 立像 を
擁 す る太 い柱 礎 を二 重 の 回
廊 で 囲 繞 し,外 壁 に 設 け た
高 窓 か ら採 光 す る巧 み な 空
間 構 成 を と って い る.ま た
ア ー ナ ン ダ 平 面 図(パ ガ ン)
外 壁 の 一 部 に,多 数 の 仏 画
を刻 ん だ 青 磁 の 装 飾版 が は め込 まれ て い るの も,こ
の 建 築 の 重 要 な 特 色.
ア ー バ ー → アー ボ ア ー
ア ー バ ニ ゼ ー シ ョン urbanization 都 市 化,市 街 化 の
意.社 会 学,地 理 学,都 市計 画 な どの諸 分 野 で 用 い
られ る.都 市 化 と市街 化 は 同義 で用 い られ る こ と も
あ るが,一 般 に都 市 化 は都 市 へ の 人 口 や 産業 の集 中,
都 市 的 生 活 様 式 の 浸 透 な どの社 会 現 象 を指 し,市 街
化 は よ り狭 く市 街 地 の拡 大,都 市 的 土 地 利 用 へ の 転
換 を指 す.〓 と しか
ア ー バ ニ テ ィ urbanity い わ ゆ る都 市 ら し さ.厳 密
にい え ば,あ る 都 市 に 固有 な文 化 的 な属 性.都 市 文
化 の パ ター ンの 相 違 と都 市 文 化 の質 の高 さの 両 者 が
含 まれ る.そ の 内 容 は,人 に よ り社 会 に よ り,国 に
よ り一 定 し ない.総 じて 「ア ーバ ニ テ ィが 高 い」 と
い った 使 わ れ 方 をす る.
ア ー バ ン デザ ィ ン urban design 土 地 利 用 や 交 通 計
画 な どの 機 能 的側 面 か ら都 市 を計 画 す る 都 市 計 画
(シテ ィプラ ンニ ング)に 対 し,建 築 群,街 路,広 場,
緑 地 な どの 都 市 空 間構 成 要素 の形 態 に主 眼 を お いて
都 市 を計 画,設 計 す る こ と.近 代 以 前 の都 市 づ く り
は 機 能 的 側 面 も空 間 的側 面 も一 体 に とら え られ て い
た が,近
代 にな って機 能偏 重 の都 市 計 画 が 主 流 にな
て溶 着 金 属 と な る方 式 で,非 消 耗 式 は炭 素 や タ ン グ
ス テ ンの 電 極 を用 い,別 に溶 加 材 を用 い る 方式 で あ
る.ま た 保 護 アー クは 大 気 か らア ー クや 溶 融金 属 を
保 護 す るた め,フ ラ ッ クス また は ガ ス を使 用 す る方
法.「 電 弧 溶接 」 と もい う.
イ ツ バ ロ ッ クの 建 築 家 兄 弟.兄
コ ス マ ス ダ ミア ン
(Cosmas Damian〔1686∼1739〕)は フ レ ス コ画 家,弟
エ ー ギ ト ク ヴ ィ リー ン(Egid Quirin〔1692∼1750〕)
は彫 刻 家.ロ
ー マ に 赴 き(1711∼14),C.フ
ォ ン ター
ナ に学 び,帰 国 後 共 同 して ロ ー ル や ヴ ェ ル テ ン ブル
ク の修 道 院 聖 堂 の 内 部装 飾 に従 事 した.ミ ュ ンヘ ン
の ザ ン ク ト ヨ ハ ン ネ ポ ム ク 聖 堂(1733∼46)は,光
と色 の入 り混 じ った幻 想 的 な空 間 を 実現 し たバ ロ ッ
クか ら ロ コ コへ の 過 渡 期 の様 式 を示 す傑 作.
アー ザ ムせ い ど う [― 聖 堂]〔 独 〕Asamkirche →ザ ン
ク ト ヨハ ン ネ ポ ム ク せ い ど う
アー ス ア ン カ ー こ う ほ う [― 工 法]earth
anchor
method 山留 め壁 を支 持 す る架構 法 の 一.壁 の背 面
アー ク よ うせ つ き [― 溶 接 機]arc welder ア ー ク溶
接 を行 うた め,ア ー クの 電 流,電 圧 を ほ ぼ一 定 値 に
の地 山 に ア ン カー を 設 け,ア ンカ ー に腹 起 し を緊 結
して 山留 め壁 を受 け る 方 法.建 物 の浮 上 を阻 止 す る
た め に建 物 を地 盤 に 固 定 す る の に も用 い る.根 切 り
保 つ 装 置 で,電 源 の 種 類 に よ り交流 溶 接 機 と直 流 溶
接 機 が あ る.「 電 弧 溶 接 機 」 と も い う.
ア ー ク よ うせ つ ぼ う [― 溶 接 棒]arc
welding
elec
trode 金 属 ア ー ク 溶 接 に 用 い る溶 加 材 とな る金 属
の 電 極 棒.被 覆 を施 して あ る もの と裸 の もの とが あ
アー ス ア ン カ ー よ う くっ さ くき か い [― 用 掘 削 機 械]
boring machine for anchorage ア ー ス ア ン カ ー を
る.特 に 自動 ア ー ク溶 接 に 用 い る もの は裸 で線 状 に
な って お り,ワ イ ヤ と呼 ば れ る.
アー ク よ うせ つ ぼ うの さ ぎ ょ うせ い [―溶 接 棒 の作 業
施 工 す るた め,地 盤 や 岩盤 を 回転 や 打 撃 に よ り掘 削
す る機 械.大 型 の もの に は 自走 で き る よ う ク ロー ラ
ー 搭 載 型 の もの もあ る .
性]usability of an electrode 被 覆 アー ク溶 接 棒 の
使 い や す さ.例 え ば,ア ー ク の発 生 の難 易,ア ー ク
の 安 定 性,ス ラ グ の 流 動性 お よ び剥 離 性,ス パ ッ タ
ー の 多 少 ,ガ ス お よび ヒ ュー ム の発 生 状 態 な ど.
アー ス オ ー ガー earth auger 電 動 機,減 速 機 の先 端
にオ ー ガ ー ヘ ッ ドを 有 す る ス ク リュ ー を装 備 し,地
ア ー ク ろ うづ け [― 鑞付 け]arc brazing 母 材 と電 極
また は 二 つ の 電極 の 間 に発 生 す る ア ー ク の熱 で行 う
電 気 鑞 付 け.
ア ー ケ ー ド arcade ① ア ー チ を連 続 的 に 用 い た 吹 放
ちの 空 間.② 商店 街 な どの歩 道 の上 部 に,日 除 け,
雨 除 けの た め に設 け られ る路 上 施 設.特 定 行 政 庁 が
建 築 審 査 会 の 同 意 を得 て許 可 し た もの で な けれ ば建
築 で きな い(建 築基 準法第44条).〓
が ん ぎ③ ③ 建
物 の 外 壁 に 付 設 して,一 立 面 上 に並 んで い る アー チ
の 連 続.ロ マ ネ ス ク に 多 く見 ら れ る装 飾 的 で 通 路 を
持 た な い もの,ゴ シ ック教 会 堂 な どに見 られ る半 吹
放 ち で 外廊 風 の もの が あ る.「 列拱 廊 」と も い う.ま
た 装 飾 の た め に壁 付 き の柱 とア ー チ に よ る場 合 は,
盲 ア ー ケ ー ド とい う.
ア ー ケ ー ドが い [― 街]arcade
street ア ー ケ ー ド と
は,も と も とは ア ー チ を連 ね た歩 廊 や 回 廊 状 の通 路
をい うが,今 日 で は屋 根 付 き の街 路 や 屋 根 付 きの 商
店 街 を指 す.
内の 空 間 が 開 放 され,施 工 の 利 点 が 大 きい が,反 面,
周 囲 の 状 況,土 質,ア ンカ ー に用 い る工 法 の施 工 性
お よ び経 済 性 に 左 右 さ れ る.
中 に穿 孔 す る機 械.低 騒 音,低 振 動 で,基 礎 杭,土
留 め壁,遮 水 壁 な どの造 成 に使 用 さ れ る.主 なオ ー
ガー 工 法 と して はPIP工 法,CIP工
法,MIP工
法,
プ レ ボー リ ング 工 法,中 掘 り工 法 な どが あ る.
ア ー ス カ ラ ー earth colour 自然 に存 在 す る土,草
木 に類 す る色 の こ と.茶 系,緑 系 の色 を指 す.
ア ー ス キ ン,ラ ル フ Ralph Erskine〔1914∼
〕
ス ウ ェー デ ンの 現代 建 築家.イ ギ リス に生 まれ,リ
ー ジ ェ ン ト ス ト リー ト工 科 大 学 で 建 築 を学 ぶ.1939
年 にス ウ ェー デ ンに移 住 し,ス ト ック ホ ル ム の王 立
美 術 学 校 に 学 び,1946年 か ら建 築 家 活 動 に入 る.壁
を表 現 の 核 に据 え た住 宅,集 合 住 宅 を生 み出 した こ
とで 知 られ る.地 域 計 画,コ ミュニ テ ィ施 設 計 画 で
も多 くの 秀作 を 残 した.
ア ー ス ド リル earth drill 回転 バ ケ ッ トに よ る地 盤
掘 削 機.掘 削機 を トラ ック に装 備 し た も の と ク ロー
ラー に 装 備 し た もの が あ る.掘 削 径 は300∼1200
mmで,拡
大 掘 りバ ケ ッ トを使 用 す れ ば3000mm
まで 掘 削 可 能 な機 械 もあ る.
ア ー ス ドリル こ う ほ う [― 工 法]earth
drillmethod
ア ー ゴ ノ ミッ ク ス ergonomics ヨー ロ ッパ で使 わ れ
る人 間 工学 の呼 称.こ れ は ギ リシ ア語 の 作 業 を意 味
元 来 は ア メ リカ の カ ル ウ ェ ル ド社 の 考 案 開 発 した ア
ー ス ドリル と呼 ば れ る掘 削機 を用 い た,径1.0∼2.0
す るergonと,管
理 ま た は 法 則 を 意 味 す るnomos
とを合 成 し て作 った 新 語.解 剖 学,生 理 学,心 理 学
な どを総 合 的 に応 用 し て人 間 の 動 作 時 の 精 神 的 あ る
い は 肉体 的 に最 も無 理 の な い条 件 を見 い だ そ う とす
m程 度 の大 口 径 場 所 打 ち コ ン ク リ ー ト杭 作 製 の た
め の 掘 削 工 法 の 一.掘 削用 のバ ケ ッ トを ケ リー バ ー
る 科学.ア メ リカ に お け る ヒ ュー マ ン エ ン ジニ ア リ
ング(human
engineering)と 同 意語 で あ る.「 エ ル ゴ
ノ ミク ス」 と もい う.
ア ー ザ ム き ょ う だ い [― 兄 弟]Asam
brothers ド
と呼 ば れ る角形 断面 の棒 を介 し て回 転 し て掘 削 し,
バ ケ ッ ト内 に土 砂 が溜 ま っ た とき引 き上 げ て排 出 す
る.通 常 ノー ケ ー シ ン グ で行 わ れ る ので,掘
削時の
孔 壁 保 護 の た め安 定 液 工 法 が 併 用 され る.目 的 の 深
さに 達 した と き,あ ら か じ め組 み立 て て お い た鉄 筋
か ご を挿 入 して コ ン ク リー ト打 設 を行 う.比 較 的 地
Fly UP