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16.イタリア
16.イタリア (1)イタリア人について ①イタリア人のプロフィール ・ イタリアの人口は約 5,800 万人(2007 年 推計)。民族別では、イタリア人が大半で ある。宗教別では、カトリック系(約 97%)、 その他(プロテスタント系、ユダヤ教、 イスラム教、仏教など)にて構成される。 使用言語はイタリア語などである。 (出典:外務省ホームページ) ②訪日イタリア人旅行者の特徴 ・ 日本を訪れるイタリア人旅行者は約 5 万 4,000 人(2007 年)。平均 9.7 日 間滞在する(2006 年)。男性と女性が約 3:1 の割合で、性年齢別では男 性 30 代(約 25.5%)、男性 40 代(約 21%)、男性 50 代(約 11%)の順に多 い(2006 年) ③訪日イタリア人旅行者に人気の観光地 ・ 東京、京都、大阪などに高い関心を示している。 ④訪日イタリア人旅行者が日本で好きなもの ・ 日本に対して「清潔」「歴史や伝統が長いが、ハイテクの国でもある」と いう印象を持っている。 178 (2)イタリア人の食習慣 ①食に対する意識 ・ 家族や友人と食事を一緒に楽しく食卓を囲むことに対して、強いこだわり を持っている。 ・ 家庭料理、特に母親の味に対する憧れが強い。 ・ コーヒーや果物がないと食事が終わったと感じない。 ②日常の食事パターン例 ・ イタリア人の食事回数は 1 日 3 食(昼食もしくは夕食がメイン) ・ 10∼11 時頃に「スプンティーノ」という休憩時間がある。 食 事 内 容 朝食はとても軽く、しばしばエスプレッソコーヒーあるい 朝 食 (8∼9 時) はカプチーノを家で飲むだけである。 家を出た後、一番近くのカフェで、2 杯目のショート・コー ヒーと菓子パンを一緒に取る。 若い世代は、牛乳とシリアルを一緒に食べる。 スプンティ ーノ (10∼11 時) 仕事場を離れ、同僚と一緒に会社内のカフェへ行く。 お菓子、サンドウィッチ、エスプレッソコーヒーやカプチ ーノを食べる。 ①伝統的な食事 プリーモ(パスタ、米料理、スープ)、セコンド(魚か肉 昼 食 (12∼14 時 半) 料理)、軽いデザート(アイスクリーム、ケーキ、果物) の 3 皿から成る。 アンティパストはほとんど供されない。 ②簡便な食事 パスタもしくは肉・魚料理を1品、果物(デザートの代 わり)。 夕 食 (20∼21 時) 昼食がメインの場合、夕食は軽くする。 チーズ、ハム、卵料理など 1 品とデザート 1 皿から成る。 ・ 外食の機会が非常に増えており、中華、メキシコ、インドなどのエスニッ ク料理の人気が高い。 ③イタリア料理の特徴 ・ イタリア料理は、パン、パスタ、オリーブ油などを基本に、肉、魚、豊富 な野菜、乳製品などの天然の原材料を主に用いて調理される。バラエテ ィに富み、栄養価も高い。 179