基本の対応

保健だより
第８号
平成２２年１２月８日
笠間市立東中学校
だんだん寒さが増してきました。気温が低くなり空気が乾燥
してくると，かぜやインフルエンザが流行します。今年は，イ
ンフルエンザの流行がいつもの年より早いとも言われていま
す。誰もができる予防法の“うがい・手洗い”をしっかり行い
ましょう。また，感染性胃腸炎も流行しています。どちらも，
うがいと手洗いが有効です。寒くてもしっかり手を洗いましょ
う。洗った後は，清潔なハンカチで手を拭きましょう！
エイズ・性感染症予防講演会
１２月８日（水）１３：４０～１４：４０
「思春期の体の変化，こころの変化」
講師：（社）いはらき思春期保健協会
和田 由香先生
ＨＩＶ／ＡＩＤＳとは
ＨＩＶ／ＡＩＤＳとは？
とは？
■ＨＩＶ（ヒト
ＨＩＶ（ヒト免疫不全
ヒト免疫不全ウイルス
免疫不全ウイルス）
ウイルス）
＊ウイルスの名前
感染すると，私たちの体を守って
いる免疫のしくみが働かなくなりま
す。
■ＡＩＤＳ（後天性免疫不全症候群
（後天性免疫不全症候群）
後天性免疫不全症候群）
＊ＨＩＶ感染が引き起こす体の
状態
ＨＩＶ感染によって免疫力が低下
し，さまざまな感染症（日和見感染
症）にかかるようになった状態のこ
と。
※日和見感染症とは，健康なときな
ら感染しないような病原体による感
染症。
感染者・
感染者・患者の
患者の数
1 年間（2009 年 7 月～2010 年 6 月）に
ＨＩＶに感染した人：９８３人
→毎日約 2.7 人が新たに感染
ＡＩＤＳを発症した人：４０３人
→毎日約 1.1 人が新たに発症
どんなときに感染する？
■ＨＩＶが
ＨＩＶが含まれるのは…
まれるのは…
《血液》《精液・膣分泌物》《母乳》
感染の大部分は，性的接触。その他に，
血液感染，母子感染がある。
レッドリボンメッセージ
私はエイズに対して，偏見を持っていません。
エイズとともに生きる人々を差別しません。
あなたの心にも赤いリボンを！
・せき・くしゃみの症状があるとき
・マスクを着ける。
・ティッシュやハンカチを
忘れずに持ち歩く。
せきくしゃみが出そうになったら
・口と鼻をおおう。
・近くにいる人から顔を
そむける。
せき・くしゃみの後は
・使ったティッシュはゴミ箱に
・必ず手を洗う。
【かぜ】
かぜ】
かぜ症候群ともいいます。原因にな
るウイルスは，２００種類以上ありま
す。年間を通して流行します。鼻やの
どの症状が中心。たいていは、数ずつ
で回復します。
【インフルエンザ】
インフルエンザウイルスが原因。高
熱，体の痛み，頭痛など，全身に激し
い症状が起こります。感染力が強いの
で，学校は出席停止となります。
●睡眠時間はいつも
睡眠時間はいつもと
はいつもと
同じなのに，
じなのに，眠い
● からだがだるい。
からだがだるい。
熱っぽい。
っぽい。
● 食欲が
食欲が無い。
● なんとなくやる気
なんとなくやる気が出ない。
ない。
● 鼻水が
鼻水が出る。
鼻がつまってきた。
がつまってきた。
こんなときは病院
こんなときは病院へ
病院へ！
□突然，
突然，３８度以上
３８度以上の
度以上の高熱が
高熱が出た。
□からだのふしぶしが痛
からだのふしぶしが痛い。
→インフルエンザの可能性があります。
□２～３日休んでも
日休んでも回復
んでも回復しない
回復しない。
しない。
□症状が
症状が悪化してきた
悪化してきた。
してきた。
□咳やたんが 1 週間以上続いている
週間以上続いている。
いている。
→肺炎などの合併症の可能性があります。
基本の
基本の対応
● 体を休める
→かぜウイルスと
戦う体力を蓄える。
● 熱があるときは水分補給
があるときは水分補給を
水分補給を。
→汗をかいたら着替えましょう
治りかけも大切に
症状がおさまってきた
からといって，いきなり部
活動の練習をフル参加し
たり，夜遅くまで起きてい
たりすると，かぜがぶり返
すことがあります。様子を
見ながら少しずつ，元のペ
ースに戻しましょう。