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(2013年)1月
話題を呼ぶ新型ハリアーの販促キャンペーン 札幌トヨペット 阿部 誠司社長 今年(2013年)1月に社長就任以来、初の新車フルモデルチェンジとなった『ハリアー』の増販に余念がない阿部社長に抱負 を聞いた。 「ハリアーはマークXと共にトヨペット店の2枚看板となる専売車。それだけに高級クロスオーバーSUVの新型ハリアー発売に あたり、当社独自のユニークな販促企画を鋭意展開しています。 当社の販促コンセプトは、車はもとより札幌トヨペットの個性が好きだ、社員(スタッフ)が好きだという『ファンづくり』をモッ トーにしています。魅力溢れる新型ハリアーの発売でショールームをお客様で賑わせたいですね」 「新型ハリアーのユニークな企画として、求める格好よさがそれぞれ違う地元の女性4人が新型ハリアーの魅力を紹介。チラ シ、新聞、ホームページ上などに登場し、PRに努めて頂いています。また、プレキャンペーンとして、11月中旬に札幌駅東口コ ンコースで、発表されたばかりの『新型ハリアー』の展示会を開催し多くのお客様で賑わいました。また、新型ハリアーには、 愛犬家の方に嬉しいペット用オプションを数々用意し、ペットファンのご来店もお待ちしています」 「新型ハリアーの開発テーマは『高級・進化・新規』がキーワード。また、『エレガント、リッチ』がデザインテーマです。2.0・ガ ソリン車(4WD車とFF 2WD車)と2.5・ハイブリッド車(発売は2014年1月15日)を設定しています。人気のハイブリッド車とお客 様に必要な4WD車の組み合わせで、まさに北海道向けの車だと考えています。今、なぜ『ハリアー』なのかをアピールしていき たいですね」と看板スター新型ハリアーの話題に話が弾む阿部社長。 レンタカー部門、ビジネス客の増販で安定的な成長を ホンダレンタリース札幌 田口 俊一社長 ホンダ車のレンタカー販売状況や札幌地区のレンタカー業界の動きなどを田口社長に聞いた。 「当社のレンタカー部門の今年度売上は対前年比6%位の伸びで、年間売り上げ7億円位で推移しています。商品であるレ ンタカーはホンダ車が主力ですので、取り扱い車種の拡充が望まれるところです。現在、フイットHV、フリード、軽自動車のN ボックスの引き合いが強いですね、加えて今回新発売のNワゴンは、ニーズも高く売り上げ増のカギになる車と期待していま す。レンタカー利用客は・ビジネス客・レジャー客・代車に大別できますが、当社はそれぞれ均等の割合です。今後はビジネス 客を増やし安定的に売り上げ増を図っていきたいと考えています。保有は軽自200台、登録車600台という現況ですが、これか らの市場の景況観をみて増車を図ることが当面の目標です」 「レンタカーは多種多様の使い方で利用され、新車での登録も多くなってきています。札幌陸運事務所では5ナンバーのレン タカー登録枠が今年夏頃から『わ』から『れ』番になりました。 また、全国レンタカー協会では全国の空港ごとの協議会設立を推進していますが、札幌レンタカー協会では従来から『新千 歳空港レンタカー協議会』を設立しており、レンタカー貸出に関するトラブルを抑制することなどを主な狙いとしています。 レンタカーは環境への取り組みから今後、ハイブリッドカーとEVカーのウエイトが高くなっていく見込みです」とレンタカー業界 のキャリアが長く、業界に精通している田口社長の経営手腕に期待したい。 「生徒をお客さま目線で」などの経営改革を遂行 北海道中央自動車学校 山田利寛社長 山田社長はこれまで札幌トヨタ副社長と兼務していた同校の社長職を今年(平成25年)6月に専任となった。同校は昭和34 年8月の設立、平成26年に創立55周年を迎える。 「最近は、車の若者離れが話題になっていますが、平成25年の当校の生徒数は前年比113.6%(4月~10月)と伸びていま す。札幌市内の全市場でも前年8,737名に対し今年は9,342名、106.9%(同)と好調です。しかし、札幌市内の生徒数は、平成 8年の29,899名に比べますと、平成24年は17,801名、対比59.5%と激減している状況です。昨年からトヨタ自動車の全国CM の中に『免許を取ろう』という文言も入っており、今年の伸びも一定の効果があるのではと考えています」 「私が社長に就任してから経営改革のなかで予想水準を超えた利益を社員に還元するようにしました。一方、社員教育を更 に重視し接遇の向上を図っています。教え方の改善、例えば生徒をお客さまとして対応し、指導員を『先生』の呼称から名前 の『○○さん』で呼ぶようにしています」 「これからも当校は、免許を取得するだけの"技術学校"としてだけではなく、心を高めていく"人格教育"も念頭におき、お客 さまの生涯を通じての『ベスト・カーライフ・パートナー』をめざして参ります」と、斬新な経営感覚を吹き込む山田社長に期待が 高まっている。 ◆ プロフィル 山田 利寛(やまだ としひろ)氏 1946年2月7日倶知安町生れ、67歳。 1968年3月東北大学教育学部(心理学科)卒業 1968年4月札幌トヨタ自動車入社 1990年1月営業本部業務部中古車課長兼保険課長 1992年1月トヨタ自動車研修センター出向 2000年1月総務部長 2004年10月エスティヒューマンサポート取締役営業部長 2010年6月札幌トヨタ専務取締役 2012年6月代表取締役副社長 兼北海道中央自動車学校代表取締役社長 2013年6月北海道中央自動車学校代表取締役社長 『札幌モーターショー2014』に実行委員会メンバーとして参加協力 日本自動車販売協会連合会 札幌支部 赤間 誠専務理事 赤間専務理事に業界の状況や支部の活動を聞いた。 「新車販売は、2012年9月中旬にエコカー減税が終了し、それ以降、対前年比で販売台数が減少していました。しかし、 2013年9月から11月にかけて販売が回復し、前年を大幅に上回る月もあります。 例えば、10月度では全国117%に対し、札幌は115%、全道では113%の実績を上げています。2013年度下期は消費税駆 け込み需要等でディーラー各社も見通しは明るいとみています」 「今、業界の課題は自動車税制の見直しです。自動車ユーザーの過重な負担を軽減し、国民生活を守るべきだという主旨で 『自動車関係諸税の簡素化・負担軽減活動』を関係諸団体とともに行っています。増税が実施される前にぜひ税制が改善さ れ、活力ある自動車業界を持続させたいですね。 また、当支部では、会員会社の街頭人並み運動など交通安全の啓発活動にも力を入れています。 さらに、2014年2月に開催の『札幌モーターショー2014』実行委員会メンバーとして参加しており、ショーの成功に協力してい きたいと思います。 なお、2014年1月1日より札幌支部は室蘭支部と統合致します」と業界の活発な活動に多忙な赤間専務理事。 タクシー業界の健全なあり方、課題などを展望 札幌ハイヤー協会 照井 幸一専務理事 最近のタクシー業界の状況、課題などを照井専務理事に聞いた。 「現在、札幌地区にタクシーが約6000台(個人も含む)営業していますが、適正台数は5000台くらいですので過剰状態で す。この度、国会で『タクシー運送事業の適性化及び活性化に関する特別措置法等の一部を改正する法律案』が通過しまし た。内容は、新規参入の許可要件に、『供給過剰とならない』ことを追加することや運賃も規制されることなど、業界の適正な 競争を求める法案です」 「2014年4月からの消費税増税に伴い、乗客数の減少で売り上げへの影響が懸念されています。タクシー会社の経営はも とより運転手の収入が少なくなると、仕事の安全運転に影響が出ないかと懸念しています。増税時にはいったんお客様の乗り 控え減少が起きると思いますが、景気回復で一刻も早い利用増を願っています」 「タクシー業界では現在、車両のグリーン化、エコ化、ユニバーサルデザイン化を目指しています。LP(液化石油)ガス使用 車は今のところ約87%位です。ガスの価格が下がり(97~8円/・前後)、供給スタンドのインフラ整備が進みさらに一般車両 のLP化が増えればタクシーのLPガス車はもっと増えると思います。エコカーのハイブリッド車の使用が最近増えてきました が、タクシーとしての耐久性などの問題で試用期間中という状況です。ユニバーサルデザインの福祉車両はワンボックスタイプ のタクシーですので、今後セダンタイプが望まれるところです」と将来のタクシー車両の変遷を見通す照井専務理事。 年度末在籍会員数62万4千名超えを目指して猛ダッシュ 日本自動車連盟 北海道本部 太田 悦司事務局長 平成25年度に念願の会員数60万名突破(60万3853名)を達成した北海道本部。今年度の在籍会員数の状況などを太田事 務局長に聞いた。 「25年10月末現在の実績ですが、在籍会員数は62万1165名で計画より3,016名の増加となっています。年度末には62万 4681名を計画していますのであと3516名です。今後の新車販売は消費税増税での駆け込み需要と新型車発売の新車効果 で計画達成は可能と見込んでいます。しかし、何よりも販売店各位の入会ご協力とご理解が不可欠です。 在籍会員の内訳では新規入会数は累計4万4077名で計画数の109.7%と好調ですが、年度目標の累計7万4599名をぜひ 達成したいと考えています」 「在籍会員数を増加させるためには、新規入会数を上げると共に退会抑止策が大切です。前年の冬期シーズンは道内でも 大雪に見舞われサービスカーの出動風景がテレビや新聞紙上などで多く報道され、JAFロードサービスをアピールすることが 出来ました。 冬期間の原因別路上故障状況では・落輪・落ち込み(24年度12月~3月構成比43.6%)・過放電バッテリー(同24.7%)・ キー閉じ込み(5.7%)が上位となっています。 このように北海道の特に冬期はユーザーにとってJAF会員に入会していただけますと、ロードサービス利用の利便性と安心 感があり、いつでもカーライフを楽しんで頂けると思います」と在籍会員数増加のためには、新規入会促進と退会防止に高品 質のロードサービスが不可欠と太田局長は意気込む。