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カニはどうやって生まれるの
なぜなに学習相談 䈭䈟䈭䈮ቇ⠌⋧⺣ 学研教育情報資料センター ቇ⎇ᢎ⢒ᖱႎ⾗ᢱࡦ࠲ 資料番号2681 う カニはどうやって生まれるの たまご かたち う ● 卵 から、カニとはちがった 形 で生まれる たまご う かあ なが あいだ たまご そだ カニは、卵 から生まれますが、お母さんガニが長い 間 、おなかに 卵 をくっつけたまま育 とくちょう たまご うご てるところが 特徴 です。ほとんどのおかあさんガニは、卵 をおなかにくっつけて動きまわ じ き かいすいちゅう あか り、時期がくると、いっせいに 海水中 に赤ちゃんをはなします。 かあ からだ かいすい たまご アカテガニなどは、 お母さんガニが 体 を海水につけ、 おなかをぶるぶるふるわせると、卵 から やぶ びょう あいだ まん まん あか うみ で の殻が破れて、3∼5 秒 の 間 に、2万∼3万びきもの赤ちゃんカニが海に出てきます。 う あか ようせい かたち あたま おお 生まれた赤ちゃんガニは、幼生とよばれ、カニの 形 をしていません。 頭 が大きいエビの かたち ようせい うみ なか およ へんたい ぴ かえ おばけのような 形 をしています。幼生は海の中を泳ぎまわり、変態とだっ皮をくり返して、 ちい かたち かいてい ぴ かえ おお 小さいカニの 形 になり、海底でくらすようになります。さらに、だっ皮をくり返して大き おや おな くなり、親と同じようなカニになります。 たまご かたち う ● 卵 から、カニの 形 で生まれるカニもいる やま たにがわ たまご からだ き か ん げつ 山の谷川にすむサワガニは、卵 を 体 にくっつけている期間はおよそ1か月くらいで、そ あいだ みず なか はい いし した たまご なか あか ようせい き か ん の 間 、水の中には入らず、石の下などにいます。 卵 の中のカニの赤ちゃんは、幼生の期間 たまご なか ちい かたち かあ まも たまご なか も 卵 の中にいて、小さいカニの 形 になるまで、お母さんガニに守られて 卵 の中ですごし ます。 たまご から やぶ で しゅうかん あいだ かあ ぶ ぶ ん 卵 の殻が破れて出てきたカニは、2 週間 ぐらいの 間 は、お母さんのおなかの部分にし そだ あいだ こ から いちにんまえ がみついて育ちます。その 間 に、やわらかだった子ガニの殻もかたくなり、一人前のカニ い かい こ たまご う として生きていけるようになります。サワガニは、1回に30∼70個の 卵 を産みます。 せ わ かず おお くら ここまで世話をすれば、おとなになるカニの数は多くなりますから、ほかのカニと比べて、 う たまご かず すく 産む 卵 の数が少なくてもだいじょうぶといえます。(監修 杉浦 宏) 無断複製:転載:翻訳を禁ず Gakken X1050022