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- 和歌山県ホームページ
8 植 物 Red Data Book of Wakayama Prefecture 植物の概要 1.和歌山県の植物相について ある地域に分布する植物の種類や構成の全体を、植物相(フロラ)という。植物の分 布を決定づける主な要因には、気温や降水量といった気候的条件と、植物の生育に必要 な土壌成分を決定づける地質・地形的条件の二つが挙げられる。 紀伊半島西部に位置する和歌山県は、夏の高温多雨が特徴的な太平洋岸型気候に属し、 夏季の台風による影響の少ない紀北地域の沿岸域は瀬戸内気候区に、太平洋岸を流れる 暖流、黒潮の影響で冬季温暖な紀南地域は南海気候区に二分される。黒潮の影響を直接 的に受ける沿岸域では、分布域の中心を琉球列島や東南アジアに持つ亜熱帯性の植物も 生育する。一方、標高1000m前後の山々が連なる紀伊山地では、亜高山帯や冷温帯に分 布域の中心を持つ山地性の植物が下降分布し、重なり合った種の分布域の辺縁が、地 質・地形的条件によって遺存的に保たれた結果、複雑で多様な植物相が成立している。 和歌山県あるいは紀伊半島の固有種とされるもの、分布の限界とされるもの、隔離分布 するもの等、地域特性を示す種が多いことも、本県の植物相が持つ大きな特徴である。 この概要は、既報の文献情報に筆者らの見解を加味し、植物の分布を決定する気候的 条件、地形・地質的条件によって制約を受ける植物の分布様式を対象とし、和歌山県に おける植物相の特徴や、保護上重要な植物種の特徴とその現状について解説するもので ある。 (1)固有種と隔離分布 和歌山県の固有種としては、キナンカンアオイ、キイシモツケ、キイウマノミツバ、 オオママコナ、キノクニスズカケ、クルマギクの6種が挙げられる。このうちキイシモ ツケとキイウマノミツバは紀北地域に分布し、他4種は紀南地域の固有種と細別するこ とができる。近隣府県の分布を含めた紀伊半島の固有種としては、キイジョウロウホト トギス、ホロテンナンショウ、コウヤカンアオイ、キイハナネコノメ、キシュウネコノ メ、カワゼンゴ、ホソバノギク、ドロニガナ等が知られている。 隔離分布する種(紀伊半島以外の地域に著しく離れた分布域を持つ種)としては、ト 植 物 ガサワラ(紀伊半島・四国) 、キバナチゴユリ(近畿地方・四国・九州) 、キイイトラッ キョウ(岐阜県・愛知県・紀伊半島・山口県) 、タマムラサキ(紀伊半島・鹿児島県) 、 ウナズキギボウシ(紀伊半島・四国) 、スダレギボウシ(紀伊半島・四国) 、キイムヨウ ラン(本州・四国) 、ソハヤキミズ(紀伊半島・四国・宮崎県) 、キイセンニンソウ(紀 伊半島・九州) 、シマユキカズラ(紀伊半島・奄美大島以南) 、ドロノシモツケ(紀伊半 島・山口県・広島県) 、オチフジ(紀伊半島・兵庫県)等が挙げられる。 (2)亜熱帯要素の分布 紀南地域の沿岸は黒潮の影響を受け、冬季でも温暖な気候であるため、沖縄や台湾等 の亜熱帯に分布域の中心を持つ植物が見られる。近海地の林内で見られるシダ植物には、 ハチジョウシダ、オオタニワタリ、リュウビンタイ、シロヤマゼンマイ、クサマルハチ、 カツモウイノデ、ナンカクラン等がある。木本植物では、ヒロハコンロンカ、マルバチ 236 シャノキ、タチバナ、バクチノキ、ミサオノキ等がある。海岸で見られる草本植物では、 キキョウラン、ハマオモト、アオノクマタケラン、ルリハコベ、ノアサガオ、タイキン ギク、クマノギク、オオハマグルマ等がある。海岸林を構成する木本植物では、シマエ ンジュ、アコウ、ハドノキ、ハマセンダン等がある。つる性木本植物としては、ハカマ カズラ、シマサルナシ、シラタマカズラ等が挙げられる。 これらの植物は、紀伊半島における分布域が、後述する分布域の辺縁付近にあたる種 も少なくない。 (3)分布域の辺縁となるもの 分布域の辺縁となる主なものは北限と東限であるが、和歌山県における分布が限界で あると正確に判断されるものは多くない。県内において北限に近いものの多くは、その 多くが伊豆諸島または伊豆半島を北限としており、県内の分布域はこれに続いている。 紀伊半島が北限となるものにはツゲモチやキクシノブがある。これらは三重県側におい ては和歌山県側より遥かに北上して志摩半島に分布域を持つことから、北限は三重県で ある。 本県における産地が北限かつ東限となる種としては、コオロギラン、オオハマグルマ、 シマヒメタデ、アコウ、シラタマカズラ、ハカマカズラ等があり、東限となるものには スダレギボウシ、アキザキナギラン等がある。 分布域の辺縁となる植物の生育地のうち、天然記念物として保護されているものとし ては、黒島のハカマカズラ自生北限地(日高郡由良町) 、江須崎暖地性植物群落(すさ み町) 、稲積島暖地性植物群落(すさみ町)等がある。 (4)襲速紀(ソハヤキ)要素の分布 紀伊半島の東西を結ぶ紀の川(和歌山県)と櫛田川(三重県)の南北で異なる地質構 造の境界線を中央構造線といい、中央構造線の北側は「内帯」 、南側は「外帯」と呼ば れる。紀伊半島から四国・九州の南部にかけて、西南日本の外帯に位置し太平洋岸型気 候に属する地域は、植物相の構成種にまとまった分布域を示すものが見られ、植物地理 域を示す植物が数多く見られ、草本植物として代表的なものにチャボホトトギス、イヌ トウキ、アサマリンドウ、テバコモミジガサ等があり、木本植物としては、ヤハズアジ サイ、バイカアマチャ、ズイナ、トサノミツバツツジ、トガサワラといったものがある。 次に述べる渓流沿いや岩上・岩隙といった地質的・地形的条件に特化した植物が多いこ とも特徴の一つである。 (5)渓流沿い植物や岩上・岩隙植物 渓流の増水時に冠水するような岩上・岩隙に生育する植物は特に「渓流沿い植物」と 呼ばれる。アワモリショウマ、ドロノシモツケ、カワゼンゴ、サツキ、シチョウゲ、ホ ソバノギク等が生育し、これらの植物は、節理の割れ目に貫入した根系や、水流に対す る抵抗を緩める茎葉といった特殊な生育型をもっている。水分供給の絶えない湿崖の岩 237 植 物 学上「襲速紀地区」と呼ばれる。暖温帯から冷温帯の境界付近においてまとまった分布 隙にはソハヤキミズ、キイイトラッキョウ、クルマギク、センダイソウ等の植物が生育 し、垂直の岩上には、ミギワトダシバ、ウナズキギボウシ、キイジョウロウホトトギス、 ウラハグサ、イワチドリ等の下垂した茎葉を持つ植物が着生している。森林植生の被覆 を欠いたこれらの植物の生育環境は、光環境において競合する他者の少ない場所として、 多くの遺存種を残してきた避難地(レフュジア)であると考えられるが、園芸植物とし ての採取や、マニア等による趣味的採集によって個体数が激減し、絶滅の危機に瀕して いる。 (6)特殊岩石地の植物 中央構造線に沿って東西に走る地質構造には、蛇紋岩や石灰岩といった特殊岩石地が 点在している。比較的雨量が少なく乾燥する瀬戸内気候に属し、土壌の発達しない基岩 特性の制約を受けて森林が成立せず、ススキ草原や灌木と混在した疎林状態のアカマツ 林が保たれている。龍門山(紀の川市)や黒沢山(海南市) 、生石ヶ峰(海草郡紀美野 町・有田郡有田川町)の山頂付近には、ツゲやキイシモツケといった低木のほか、ヒメ ヒゴタイ、ホソバヒメトラノオ、ヒメユリ、ムラサキセンブリ、マツムシソウ等の草本 植物がみられる。 有田西海岸から内陸部にかけて点在する石灰岩地帯には、イワツクバネウツギ、クモ ノスシダ等がみられる。 果樹栽培の盛んな海南市下津町から有田市では、 山肌を覆う段々 畑の石垣にヒメウラジロ、エビガラシダ等のシダ植物や、特殊岩石地の植物相を特徴づ ける植物が稀にみられる。 (7)湿地における水生植物 平野部の少ない本県において、古くから水田耕作が行われた地域では、灌漑用のため 池や水路が数多く残っており、シログワイやミスミイといった抽水植物、オニバスやガ ガブタといった浮葉植物、リュウノヒゲモやミズニラといった沈水植物、サンショウモ 等の浮遊植物など、多様な生育型をもって生活する水生植物が生育している。また、水 田を取り巻く畔や水路、ため池の堤は、湿草地を好む草本性植物の生育地として特筆さ れるものであるが、近年、農山村の人口流出、労働力不足にともなう耕作放棄地の増加 によって、湿性遷移の進行による草地環境の消失が著しい。 河川流域の河口部に広がる塩生湿地では、シオクグ、ウラギク、フクド、ハママツナ、 植 物 ハマサジ、アイアシ、ナガミノオニシバ等、海岸に近い池沼にはカワツルモが生育する。 海岸付近では、干潮時に現れる浅い水底の砂泥にはコアマモが、露出した岩盤の割れ目 にはシバナが生育し、木本ではハマボウ、ハマナツメが生育する。海岸付近の低山から 水を集めた谷川が緩やかに流れ込む低地は、水田として古くから利用されており、先述 した水田を取り巻く環境と同様に、湿地性植物の生育地として特筆されるものである。 2.改訂事業の概要 今回の改訂事業においては、レッドデータブックの基礎資料である植物標本の更なる 集積を目指し、証拠標本に基づく確かな分布情報を元にしたレッドリストの再構築を目 的として、標本調査及び現地調査を行った。調査対象は和歌山県内に自生する維管束植 物(シダ植物、種子植物)の種、亜種及び変種を対象とした。原則として、栽培種、野 238 生化した栽培種、自然雑種、品種は除外した。ただし、品種については、基本となる種 が本県に分布しない場合は含めた。 標本調査においては、国立科学博物館、京都大学総合博物館、武田薬品工業株式会 社京都薬用植物園、大阪市立自然史博物館の収蔵する和歌山県産植物標本を対象に行 い、文献調査によって得られた和歌山県産野生植物に関する分布記録の証拠資料となる 植物標本について調査した。現地調査にあたっては、 (1)和歌山県新産植物となるも の、(2)過去に記録はあるが長期間現状が不明であった植物、 (3)分布情報の充足に より植物分類地理学上新たな知見が得られる植物、について重点的に採集調査を行った。 (1)に該当する植物には、トネハナヤスリ(ハナヤスリ科) 、チャボハナヤスリ(ハナ ヤスリ科) 、 ホソバショリマ(ヒメシダ科) 、 タキユリ(ユリ科) 、 ホロテンナンショウ(サ トイモ科)等が挙げられる。 (2)に該当する植物には、レンリソウ(マメ科) 、ソハヤ キミズ(イラクサ科) 、シシンラン(イワタバコ科) 、キバナノアマナ(ユリ科) 、ヒメ ノボタン(ノボタン科)等が挙げられる。いずれも生育地に現存する個体数が極少で、 自然環境の変化や盗掘被害といった影響を受けやすい種であることから、今後とも継続 的なモニタリング調査が望まれる。 (3)に該当する植物には、 キイイトラッキョウ(ユ リ科) 、ヒメイワカガミ(イワウメ科)等が挙げられる。絶滅危惧植物の保護や保全を 推進するためには、対象となる種の実態を明らかにする基礎的研究が必要不可欠であり、 外部形態の変異や遺伝的多様性に注目した植物分類・地理学研究の進展が望まれる。 証拠標本に基づく植物誌が発行されていない本県においては、植物相の全体像を一元 的にまとめた文献が未刊であり、リストアップされた植物種の危機的状況の判断につい ては、定量的評価による裏付けが乏しい中での改定作業であった。今後とも、集積され た証拠標本のデータ整備や現状把握が不十分な種について補完的な現地調査を行い、地 域植物誌の発刊を見据えた調査研究活動が必要である。 3.保護上重要な種 本書に掲載したレッドリストにおいては、保護上重要な植物として568種の植物が挙 げられ、分類群毎の内訳としては、シダ植物86種、裸子植物2種、単子葉植物188種、双 子葉植物離弁花類148種、双子葉植物合弁花類144種となっている。カテゴリー別の種数 をみると、絶滅とされるものに21種、絶滅危惧ⅠA類に144種、絶滅危惧ⅠB類に205種、 本書では、本県の植生と植物相を特徴づける上で、特に重要と考えられる植物種につ いて60種を選定し、 「主な植物の解説p.300 ~ 322」の頁において、その現状と保護・保 全対策について詳細を述べる。 (内藤麻子,和歌山県レッドデータブック改定委員会植物・植物群落部会) 239 植 物 絶滅危惧Ⅱ類に111種、準絶滅危惧に83種、情報不足とされるものが4種となっている。 植物の掲載種 整理番号 和名(※印は「主な植物の解説」 038 オオタニワタリ に掲載されたもの) 040 カミガモシダ 041 オクタマシダ ●絶 滅(EX) 045 オオカグマ 002 ヒモヅル※ 049 シノブカグマ 015 ヤマソテツ 054 オシダ 024 サンカクホングウシダ 061 ホソバショリマ 053 シラネワラビ 067 シマイヌワラビ 065 ミヤマワラビ 068 ミドリワラビ 066 ミヤマメシダ 070 ヒロハノコギリシダ 139 ミズアオイ 071 シマシロヤマシダ 189 ムギガラガヤツリ 075 ヤクシマウラボシ 247 ギボウシラン 076 クラガリシダ 285 ナガバイラクサ 081 ヒロハヒメウラボシ 320 ヒキノカサ 083 デンジソウ 373 ヒメノハギ 100 コバノヒルムシロ 385 ヒナノカンザシ 103 カワツルモ 437 サクラソウ※ 111 ヒメニラ 468 ムラサキ 112 タマムラサキ 469 スナビキソウ 116 キバナノアマナ 499 オオアブノメ 121 オヒガンギボウシ 501 ウンラン 122 ヒメユリ 514 ナンゴククガイソウ 123 タキユリ※ 523 フサタヌキモ 124 マイヅルソウ 568 オナモミ 132 エンレイソウ 142 シロシャクジョウ ●絶滅危惧ⅠA類(CR) 155 ミチシバ 植 物 005 ヒモラン 156 ハイキビ※ 008 ウスイハナワラビ 163 ホロテンナンショウ 009 ナガホノナツノハナワラビ 164 ユキモチソウ 010 トネハナヤスリ 170 イセウキヤガラ 018 リュウキュウコケシノブ 171 ベンケイヤワラスゲ 020 ヘゴ※ 172 アワボスゲ 022 セイタカイワヒメワラビ 175 コハリスゲ 023 ヒメムカゴシダ 176 コウヤハリスゲ※ 026 サイゴクホングウシダ 177 センダイスゲ 027 シンエダウチホングウシダ 179 ヤガミスゲ 030 ヒメウラジロ 180 カタスゲ 031 エビガラシダ 183 ミコシガヤ 033 タキミシダ 184 ヒメスゲ 240 185 オオクグ 284 ソハヤキミズ※ 190 ミスミイ 293 サデクサ 198 ミクリガヤ 294 マダイオウ 200 ツクシカンガレイ 295 ヒメハマナデシコ 203 カガシラ 300 イソフサギ※ 212 キリシマエビネ 303 ミツバトリカブト 215 キエビネ 309 エンコウソウ 216 サルメンエビネ 313 カザグルマ 219 アキザキナギラン 319 オキナグサ 220 カンラン 322 キバナイカリソウ(含ソハヤキイカ 221 ナギラン リソウ) 323 オニバス※ 224 イチヨウラン 325 オグラコウホネ 230 クロヤツシロラン 327 キビヒトリシズカ 236 ムカゴトンボ 335 ヒコサンヒメシャラ 237 サギソウ 347 アオベンケイ 239 ムカゴソウ 358 センダイソウ 240 カゲロウラン 359 ズミ 241 ヤクシマアカシュスラン※ 371 フジキ 243 キイムヨウラン 376 レンリソウ 244 ウスギムヨウラン 380 ハマビシ 245 クロムヨウラン 382 ヒトツバハギ 246 アワムヨウラン 383 タチバナ※ 248 ユウコクラン 386 カジカエデ 252 ボウラン 387 メグスリノキ 253 ニラバラン 391 ヨコグラノキ 255 ムカゴサイシン 392 ハマナツメ 257 ヒナチドリ 396 シナノキ 260 ガンゼキラン 403 ナガバノスミレサイシン 261 ツレサギソウ 407 ミズキカシグサ 263 ナガバノキソチドリ 411 ヒメノボタン※ 265 トキソウ 420 ミシマサイコ 267 カシノキラン 421 ボタンボウフウ 268 マツラン 423 キイウマノミツバ※ 269 モミラン 442 ヒメナエ 270 ムカデラン 454 ホソバノロクオンソウ 272 ナゴラン 466 サワルリソウ 273 コオロギラン 481 オチフジ※ 275 イイヌマムカゴ 483 ヒメハッカ 276 キバナノショウキラン 489 コナミキ 281 ツルマオ 496 マルバハダカホオズキ 植 物 222 マヤラン 241 503 オオママコナ 063 ミゾシダモドキ 505 ホソバヒメトラノオ※ 064 ケホシダ 506 ゴマノハグサ 069 イワヤシダ 516 シシンラン 074 シンテンウラボシ 517 イワギリソウ 527 タニウツギ 078 オシャグジデンダ 528 イワツクバネウツギ 080 イワオモダカ 541 ヒメコウモリソウ 082 オオクボシダ 553 ホソバニガナ 084 サンショウモ 556 マルバダケブキ 085 アカウキクサ (含ヒトツバイワヒトデ)※ 086 オオアカウキクサ ●絶滅危惧ⅠB類(EN) 089 アギナシ 植 物 003 スギラン 090 マルミスブタ 004 ナンカクラン 093 オオウミヒルモ 007 アカハナワラビ 094 ヤマトウミヒルモ 012 リュウビンタイ※ 095 トチカガミ 013 シロヤマゼンマイ 102 リュウノヒゲモ※ 014 ヤマドリゼンマイ 104 コアマモ 016 ツルホラゴケ 106 イトトリゲモ 017 オオハイホラゴケ 108 ホンゴウソウ 019 クサマルハチ 109 ウエマツソウ 021 ユノミネシダ※ 110 キイイトラッキョウ※ 028 キクシノブ※ 113 チャボシライトソウ 032 カラクサシダ 115 キバナチゴユリ※ 034 ナカミシシラン 117 ユウスゲ 035 ハチジョウシダ 126 サルマメ 039 ヤクシマホウビシダ 129 ハナゼキショウ 042 クモノスシダ 133 シロバナエンレイソウ 043 コタニワタリ 134 バイケイソウ 044 トキワシダ 135 ハマオモト 046 ヒロハアツイタ 137 キンバイザサ 047 アツイタ 138 コキンバイザサ 048 オトコシダ 140 ヒメシャガ 051 メヤブソテツ 143 ツクシクロイヌノヒゲ 052 ツクシヤブソテツ 150 コゴメカゼクサ 055 ムラサキベニシダ 152 コウボウ 057 アツギノヌカイタチシダマガイ 153 タイワンカモノハシ 058 オリヅルシダ 158 ムカゴツヅリ 059 アミシダ 161 ヒロハノハネガヤ 060 オオハシゴシダ 162 オニシバ 062 テツホシダ※ 166 オオミクリ 242 278 ハルニレ 169 ヒメミクリ 282 ハドノキ※ 173 ミヤマジュズスゲ 287 ツチトリモチ 174 ゲンカイモエギスゲ 288 ミヤマツチトリモチ 178 サツマスゲ 290 ヤナギヌカボ 186 ジングウスゲ 291 ヌカボタデ 187 ツクシナルコ 292 シマヒメタデ※ 188 オオシロガヤツリ 296 ワチガイソウ 191 セイタカハリイ 297 ウシオツメクサ 193 ヌマハリイ 299 ハママツナ 194 タイワンヒデリコ 305 フクジュソウ 195 ナガボテンツキ 306 ニリンソウ 196 ヤリテンツキ 311 コウヤハンショウヅル※ 199 ヒメカンガレイ 315 コウヤシロカネソウ※ 201 シズイ 316 ツルシロカネソウ 202 コマツカサススキ 318 ミスミソウ 206 ヒナラン 321 ルイヨウボタン 207 イワチドリ 329 コウヤカンアオイ※ 213 エビネ 331 スエヒロアオイ 218 ギンラン 332 ヤマシャクヤク 223 クマガイソウ 336 アゼオトギリ 225 セッコク 337 イシモチソウ 226 タシロラン 338 モウセンゴケ 227 オサラン 340 ミツバコンロンソウ 229 ハルザキヤツシロラン※ 342 ユリワサビ 232 アケボノシュスラン 343 カワチスズシロソウ 233 ベニシュスラン 346 ミツバベンケイソウ 234 ツリシュスラン 355 シマユキカズラ※ 235 ダイサギソウ 356 ヤシャビシャク 242 ムヨウラン 357 ヤブサンザシ 249 コフタバラン 363 ハスノハイチゴ 250 ヒメフタバラン 366 イブキシモツケ 251 アオフタバラン 369 ハカマカズラ※ 256 ヨウラクラン 375 サイカチ 258 ウチョウラン 379 シマエンジュ 259 コケイラン 381 マツバニンジン 262 ヤマサギソウ 393 クロカンバ 264 オオヤマサギソウ 399 キガンピ 266 ヤマトキソウ 400 アリマグミ 274 ヒトツボクロ 402 カツラギグミ 277 コバノチョウセンエノキ 404 ホソバシロスミレ※ 植 物 167 ヤマトミクリ※ 243 405 シコクスミレ 537 ホソバノギク※ 406 オオカラスウリ 538 クルマギク※ 409 ヒメビシ 540 オケラ 415 ヤマトグサ 544 モリアザミ 416 ミヤマウコギ 546 ヨツバヒヨドリ 427 イワナシ 549 オグルマ 428 レンゲツツジ 554 ノニガナ 431 ヒロハドウダンツツジ 555 ハマニガナ 436 クリンソウ 559 ミヤコアザミ 446 ヒメシロアサザ※ 560 ヒメヒゴタイ 448 アサザ 561 キクアザミ 449 チョウジソウ 565 ハバヤマボクチ 450 チョウジカズラ 567 オオハマグルマ※ 453 クサナギオゴケ 465 ノアサガオ※ ●絶滅危惧Ⅱ類(VU) 植 物 470 トサムラサキ 001 マツバラン 471 イワダレソウ 025 ホングウシダ 473 ジュウニヒトエ 029 ミズワラビ 474 ケブカツルカコソウ 036 アイコハチジョウシダ 475 ニシキゴロモ 037 ヤワラハチジョウシダ 479 シモバシラ 050 ミドリカナワラビ 484 ヤマジソ 056 ナガサキシダ 485 トラノオジソ 072 コウヤワラビ 488 ヒメナミキ 073 スジヒトツバ 490 ヤマタツナミソウ 077 ヌカボシクリハラン 492 アオホオズキ 087 トガサワラ※ 497 ゴマクサ 091 スブタ 498 マルバノサワトウガラシ 098 シバナ 504 スズメノハコベ 120 スダレギボウシ 508 ヒキヨモギ 128 マルバサンキライ 511 ハマクワガタ 130 キイジョウロウホトトギス※ 515 キノクニスズカケ※ 136 キツネノカミソリ 519 ハマウツボ 141 ヒナノシャクジョウ 520 キヨスミウツボ 144 クロホシクサ 521 ノタヌキモ 148 カリマタガヤ 524 ミカワタヌキモ(イトタヌキモ) 149 イトスズメガヤ 525 ホザキノミミカキグサ 157 タキキビ 530 キンレイカ 160 モロコシガヤ 531 マツムシソウ 165 ナンゴクウラシマソウ※ 534 ヒロハテイショウソウ 192 シログワイ 536 フクド 197 トラノハナヒゲ 244 419 カワゼンゴ※ 205 アオノクマタケラン※ 422 カワラボウフウ 208 シラン 424 ムカゴニンジン 209 マメヅタラン 425 ヒメイワカガミ 210 ムギラン 430 ホツツジ 211 ミヤマムギラン 432 カラタチバナ 214 ナツエビネ 433 ルリハコベ 217 キンラン 434 モロコシソウ 228 オニノヤガラ 438 ハマサジ 231 アキザキヤツシロラン 439 ハイノキ 238 ミズトンボ 440 ハクウンボク 254 フウラン 441 シオジ 271 カヤラン 443 アイナエ 280 ケグワ 444 イヌセンブリ 283 ミヤコミズ 445 ムラサキセンブリ 286 オオバヤドリギ 447 ガガブタ 298 ミヤマハコベ 451 フナバラソウ 302 カワチブシ 458 キヌタソウ 304 ルイヨウショウマ 460 ヒロハコンロンカ 307 ユキワリイチゲ 461 サツマイナモリ 308 ヤマオダマキ 462 シラタマカズラ※ 330 キナンカンアオイ 463 オオキヌタソウ 333 シマサルナシ※ 476 タニジャコウソウ 334 ナツツバキ 480 マネキグサ 341 ミズタガラシ 482 ラショウモンカズラ 348 ツメレンゲ 486 スズコウジュ 349 キイハナネコノメ 487 ミゾコウジュ 350 キシュウネコノメ 491 ミヤマナミキ 351 コガネネコノメソウ 493 ヤマホオズキ 352 ギンバイソウ 495 メジロホオズキ 353 ウメバチソウ 500 シソクサ 354 タコノアシ 507 オオヒナノウスツボ 360 カワラサイコ 510 イヌノフグリ 361 テリハキンバイ 512 コクワガタ 374 ミヤマトベラ 518 オオナンバンギセル 377 イヌハギ 522 ミミカキグサ 390 ツゲ※ 532 ツルギキョウ 394 クロウメモドキ 539 ウラギク 401 コウヤグミ 550 カセンソウ 410 オニビシ 551 タカサゴソウ 412 オグラノフサモ 557 ミヤマヨメナ 植 物 204 シンジュガヤ 245 562 サワオグルマ 345 マンサク 564 タムラソウ 362 ヤマナシ 566 クマノギク※ 364 ハチジョウイチゴ 365 コバナノワレモコウ ●準絶滅危惧(NT) 367 ドロノシモツケ※ 植 物 006 ミズニラ 368 キイシモツケ※ 079 アオネカズラ 370 ユクノキ 088 ビャクシン(イブキ) 372 タヌキマメ 092 ヤナギスブタ 378 マキエハギ 096 ミズオオバコ 384 ハマセンダン 097 セキショウモ 388 ハガクレツリフネ 099 イトモ 389 ツゲモチ※ 101 ササバモ 395 ウドカズラ 107 トリゲモ 397 ハマボウ※ 114 キキョウラン※ 398 コショウノキ 118 ハマカンゾウ 408 ミズマツバ 119 ウナズキギボウシ※ 413 タチモ 125 ノシラン 414 フサモ 127 ヤマカシュウ 417 ノダケ 131 チャボホトトギス 418 アシタバ 145 ヒメコヌカグサ 429 アケボノツツジ 146 ミギワトダシバ 435 ミヤマコナスビ 147 ビロードキビ 452 イケマ 151 ウンヌケモドキ 455 タチカモメヅル 154 トウササクサ 456 スズサイコ 159 ウキシバ 457 キジョラン 168 ナガエミクリ 459 シチョウゲ※ 181 キノクニスゲ※ 464 クルマバアカネ 182 キシュウナキリスゲ※ 467 マルバチシャノキ 279 アコウ※ 472 オウギカズラ 289 サイコクヌカボ 477 ジャコウソウ 301 カツラ 478 ミズネコノオ 310 タカネハンショウヅル 494 ハシリドコロ 312 キイセンニンソウ 502 シソバウリクサ 314 シロバナハンショウヅル 509 オオヒキヨモギ 317 トウゴクサバノオ 513 カワヂシャ 324 コウホネ 526 ウスバヒョウタンボク 326 ヒツジグサ 529 オミナエシ 328 ヒトリシズカ 533 キキョウ 339 コモウセンゴケ 535 ホソバノヤマハハコ 344 コウヤミズキ 542 テバコモミジガサ 246 543 キノクニシオギク※ 545 イズハハコ 548 スイラン 552 ドロニガナ※ 558 カシワバハグマ 563 タイキンギク ●情報不足(DD) 011 チャボハナヤスリ 105 サガミトリゲモ(ヒロハトリゲモ) 426 シャクジョウソウ 547 アキノハハコグサ 植 物 247 植物の一覧表の凡例 1.分類系順は次の通りとし、科の配列については、主に以下の文献に従って配列した。 シダ植物門:岩槻邦男編,1992,日本の野生植物シダ.平凡社. 裸子植物門:加藤雅啓編.植物の多様性と系統.裳華房. 被子植物門単子葉植物 双子葉植物離弁花類 双子葉植物合弁花類 :H. Melchior and E. Werdermann (eds.), ”A. Engler's Syllabus der Pflanzenfamilien. 2Bd., 12 Aufl.”(1964) Verlag Gebrüder Borntraeger, Berlin 2.種の配列については、学名のアルファベット順に配列した。学名は主に以下の文献を 参照した。 シダ植物門:岩槻邦男編.1992,日本の野生植物シダ.平凡社. 裸子植物・被子植物門: 佐竹義輔他.1989,日本の野生植物,木本Ⅰ.平凡社. 佐竹義輔他.1989,日本の野生植物,木本Ⅱ.平凡社. 佐竹義輔他.1982,日本の野生植物,草本Ⅰ.平凡社. 佐竹義輔他.1982,日本の野生植物,草本Ⅱ.平凡社. 佐竹義輔他.1981,日本の野生植物,草本Ⅲ.平凡社. 被子植物門のうち一部の分類群によっては米倉浩司・梶田忠(2003-)「BG Plants和名-学名 インデックス」 (YList)http://bean.bio.chiba-u.jp/bgplants/ylist-main.html( 平 成23年7月 28日ダウンロードデータ)を参照した。 3.種の配列に従って、整理番号をつけた。和名の後に※印を示した種については「主な 植物の解説p.300 ~ 322」の頁に詳細を掲載した。 4.評価区分については以下の通りである。 和歌山県(2012):改訂版和歌山県レッドデータブック(2012)における評価区分 植 物 和歌山県(2001):和歌山県レッドデータブック(2001)における評価区分 EX:絶滅(または野生絶滅) CR:絶滅危惧ⅠA類 EN:絶滅危惧ⅠB類 VU:絶滅危惧Ⅱ類 NT:準絶滅危惧 DD:情報不足 環境省(2007):環境省(2007)植物Ⅰレッドリストhttp:///www.biodic.go.jp/rdb/rdb_f.htmlに おける評価区分 EX:絶滅または野生絶滅 248 CR:絶滅危惧ⅠA類 EN:絶滅危惧ⅠB類 VU:絶滅危惧Ⅱ類 NT:準絶滅危惧 DD:情報不足 近畿(2001):改訂・近畿地方の保護上重要な植物―レッドデータブック近畿2001―での評価 区分 絶滅:絶滅種(近畿地方では絶滅したと考えられる種類) A:絶滅危惧種A(近い将来における絶滅の危険性が極めて高い種類) B:絶滅危惧種B(近い将来における絶滅の危険性が高い種類) C:絶滅危惧種C(絶滅の危険性が高くなりつつある種類) 準:準絶滅危惧種(生育条件の変化によっては、 「絶滅危惧種」に移行する要素を もつ種類) 5.選定理由について、文献調査、現地調査、及び有識者からの聞き取り調査により、次 の七項目を選定、評価を行った。 環境悪化:人為による直接的な環境破壊(森林伐採、開発工事、水質汚濁など)により生育 環境が著しく悪化しているもの。 採取・伐採:人為による選択的な採取・伐採(園芸、薬用など)により個体数の減少が著し いもの。 特殊環境:草地、湿地、塩生湿地、海崖、海浜、岩上・岩隙地、特殊岩地、湿崖などの面積 の限られた特殊な生育環境で、自然環境変化の影響を受けやすいもの。 特殊生態:菌従属栄養植物、寄生植物など、依存性の高い生活史を持つ生態のため、周囲の 環境変化の影響を受けやすいもの。 特殊分布:県内の自生地が隔離分布(個体の移動や遺伝子の交流が不可能なほど複数の地域 に分かれた不連続的な分布域をいう)や、分布域の辺縁(東限、南限、北限など) になっているもの。 ●:隔離分布 ○:分布域の辺縁 植 物 固有性 :和歌山県、紀伊半島に限定的に分布するもの。 ●:和歌山県固有 ○:紀伊半島固有 希少性 :自生地における個体数が極めて少ないもの。 6.生育環境、国内での分布範囲、県内での分布範囲について記述した。なお、紀北地域 と紀南地域の地理的区分は白馬山脈を境界とした。 紀北:和歌山市、海南市、橋本市、有田市、紀の川市、岩出市、海草郡、伊都郡、有田郡。 紀南:御坊市、田辺市、新宮市、日高郡、西牟婁郡、東牟婁郡。 249 植物の一覧表(1/24) 和歌山 県 の カテゴ リ ー 和歌山 県 の カテゴ リ ー 2012 2001 マツバラン 1 マツバラン Psilotum nudum (L.) Beauv. VU EN ヒカゲノカズラ 2 ヒモヅル※ Lycopodium casuarinoides Spring EX EX 3 スギラン Lycopodium cryptomerinum Maxim. EN EN 4 ナンカクラン Lycopodium hamiltonii Spr. EN CR 5 ヒモラン Lycopodium sieboldii Miq. CR CR ミズニラ 6 ミズニラ Isoetes japonica A. Br. NT VU ハナヤスリ 7 アカハナワラビ Botrychium nipponicum Makino EN EN 8 ウスイハナワラビ Botrychium nipponicum Makino var. minus (Hara) K. CR 9 ナガホノナツノハナワラビ Botrychium strictum Underw. CR 10 トネハナヤスリ Ophioglossum namegatae Nishida et Kurita CR 11 チャボハナヤスリ Ophioglossum parvum Nishida et Kurita DD リュウビンタイ 12 リュウビンタイ※ Angiopteris lygodiifolia Rosenst. EN EN ゼンマイ 13 シロヤマゼンマイ Osmunda banksiifolia (Pr.) Kuhn EN EN 14 ヤマドリゼンマイ Osmunda cinnamomea L. EN EN キジノオシダ 15 ヤマソテツ Plagiogyria matsumureana Makino EX EX コケシノブ 16 ツルホラゴケ Crepidomanes auriculatum (Bl.) K. Iwats. EN EN 17 オオハイホラゴケ Crepidomanes radicans (Sw.) K. Iwats. var. naseanum EN 18 リュウキュウコケシノブ Hymenophyllum riukiuense Christ CR CR 19 クサマルハチ Cyathea hancockii Copel. EN EN 20 ヘゴ※ Cyathea spinulosa Wall. ex Hook. CR CR 21 ユノミネシダ※ Histiopteris incisa (Thunb.) J. Sm. EN EN 22 セイタカイワヒメワラビ Hypolepis alpina (Bl.) Hook. CR 23 ヒメムカゴシダ Monachosorum arakii Tagawa CR CR 24 サンカクホングウシダ Lindsaea javanensis Blume EX EX 科 名 植 物 ヘゴ コバノイシカグマ ホングウシダ 250 整理 番号 和 名 学 名 Iwats. (Christ) K. Iwats. CR ○ ○ VU B ○ B EN NT 紀 北 紀 南 希 少 性 A 固 有 性 VU 分布記録 特殊分 布 ○ 特殊生 態 ○ 特殊環 境 準 採取伐 採 NT 環境悪 化 近畿版 の カテゴ リ ー 選定理由 環境省 の カテゴ リ ー 2007 2001 ○ 岩上・樹上着生 本州・四国・九州・琉球 ○ ○ ○ 樹上着生 本州(紀伊半島)・九州 ○ ○ ○ 岩上・樹上着生 北海道・本州・四国・九州 ○ ○ ○ ○ 岩上・樹上着生 本州・伊豆諸島・小笠原・四国・九州・琉球 ○ A ○ ○ ○ 岩上・樹上着生 本州・四国・九州・隠岐・琉球 ○ C ○ ○ 池沼 北海道・本州・四国・九州 準 ○ ○ ○ 草地 本州・四国・九州 ○ ○ 林内 本州 ○ ○ ○ 林内 北海道・本州・四国・九州 ○ ○ 草地 本州 ○ ○ 草地 本州・伊豆諸島 ○ ○ ○ ○ 生育環境 国内分布範囲 ○ ○ ○ ○ ○ VU A VU 絶滅 ○ C ○ ○ ○ 林内 本州・伊豆諸島・四国・九州 ○ B ○ ○ ○ 林内 本州・四国・九州 ○ ○ ○ 林内 北海道・本州・四国・九州 ○ ○ 林内 北海道・本州・四国・屋久島 ○ ○ ○ 岩上・樹上着生 本州・伊豆諸島・四国・九州・琉球 ○ ○ ○ 岩上・樹上着生 本州(近畿地方南部)・伊豆諸島・九州・琉球 C ○ C ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 岩上・樹上着生 本州(紀伊半島)・四国・九州・琉球 ○ C ○ ○ ○ ○ 林内 本州(紀伊半島南部)・四国・九州・琉球 ○ B ○ ○ ○ 林内 本州(紀伊半島南部)・伊豆諸島・小笠原・四 国・九州・琉球 ○ A ○ ○ ○ 林内 本州(和歌山県)・伊豆諸島・九州・琉球 ○ ○ 林内 本州・小笠原・四国・九州・琉球 ○ ○ 林内 本州・四国・九州 ○ ○ 林内 本州(和歌山県)・四国・九州・琉球 ○ ○ A C ○ ○ B ○ ○ ○ 251 植 物 C 植物の一覧表(2/24) 和歌山 県 の カテゴ リ ー 和歌山 県 の カテゴ リ ー 2012 2001 25 ホングウシダ Lindsaea odorata Roxb. VU VU 26 サイゴクホングウシダ Lindsaea odorata Roxb. var. japonica (Bak.) Kramer CR CR 27 シンエダウチホングウシダ Lindsaea orbiculata (Lam.) Mett. ex Kuhn var. commixta CR CR シノブ 28 キクシノブ※ Pachypleuria repens (L. fil.) Kato EN EN ホウライシダ 29 ミズワラビ Ceratopteris thalictroides (L.) Brongn. VU VU 30 ヒメウラジロ Cheilanthes argentea (Gmel.) Kunze CR CR 31 エビガラシダ Cheilanthes chusana Hook. CR CR 32 カラクサシダ Pleurosoriopsis makinoi (Maxim. ex Makino) Fomin EN EN 33 タキミシダ Antrophyum obovatum Baker CR CR 34 ナカミシシラン Vittaria fudzinoi Makino EN EN 35 ハチジョウシダ Pteris fauriei Hieron. EN EN 36 アイコハチジョウシダ Pteris laurisilvicola Kurata VU VU 37 ヤワラハチジョウシダ Pteris natiensis Tagawa VU VU 38 オオタニワタリ Asplenium antiquum Makino CR CR 39 ヤクシマホウビシダ Asplenium filipes Copel. EN EN 40 カミガモシダ Asplenium oligophlebium Baker CR CR 41 オクタマシダ Asplenium pseudo-wilfordii Tagawa CR CR 42 クモノスシダ Asplenium ruprechtii Kurata EN EN 43 コタニワタリ Asplenium scolopendrium L. EN 44 トキワシダ Asplenium yoshinagae Makino EN EN シシガシラ 45 オオカグマ Woodwardia japonica (L. fil.) Sm. CR CR ツルキジノオ 46 ヒロハアツイタ Elaphoglossum tosaense (Yatabe) Makino EN EN 47 アツイタ Elaphoglossum yoshinagae (Yatabe) Makino EN EN 48 オトコシダ Arachniodes assamica (Kuhn) Ohwi EN EN 49 シノブカグマ Arachniodes mutica (Fr. et Sav.) Ohwi CR VU 科 名 ホングウシダ シシラン イノモトソウ チャセンシダ 植 物 オシダ 252 整理 番号 和 名 学 名 (Tagawa) Kramer 選定理由 B ○ ○ C ○ ○ 準 ○ VU A ○ VU B VU EN VU VU 国内分布範囲 紀 南 ○ 生育環境 紀 北 ○ 希 少 性 C ○ 固 有 性 ○ 分布記録 特殊分 布 ○ 特殊生 態 C 特殊環 境 採取伐 採 環境悪 化 近畿版 の カテゴ リ ー 環境省 の カテゴ リ ー 2007 2001 ○ 林内・岩上着生 本州(紀伊半島南部)・伊豆諸島・九州 ○ ○ 林内・岩上着生 本州・伊豆諸島・四国・九州・琉球 ○ ○ ○ 林内 本州(和歌山県)・伊豆諸島・四国・九州・琉 球 ○ ○ ○ 岩上着生 本州(紀伊半島南部)・四国・九州・琉球 ○ ○ ○ 湿地・池沼 本州・四国・九州・琉球 ○ ○ ○ ○ 岩上着生 本州・四国・九州・琉球 ○ ○ ○ ○ 岩上着生 本州・四国・九州 ○ 準 ○ ○ ○ 岩上・樹上着生 北海道・本州・四国・九州 ○ A ○ ○ ○ 岩上・樹上着生 本州・四国・九州 C ○ ○ ○ 岩上・樹上着生 本州・四国・九州 C ○ ○ 林内 本州・伊豆諸島・四国・九州・琉球 ○ C ○ ○ ○ 林内 本州・四国・九州 ○ C ○ ○ ○ ○ 林内 本州(紀伊半島南部)・四国・九州 ○ B ○ ○ ○ ○ 岩上・樹上着生 本州(紀伊半島)・伊豆諸島・四国・九州・琉 球 ○ C ○ ○ ○ 岩上着生 本州・九州 ○ B ○ ○ ○ 岩上着生 本州・四国・九州・琉球 ○ C ○ ○ ○ 岩上着生 本州・四国・九州 ○ ○ ○ ○ ○ 特殊岩地 北海道・本州・四国・九州 ○ ○ ○ 林内 北海道・本州・四国・九州 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 準 ○ ○ ○ 岩上着生 本州・四国・九州 ○ ○ B ○ ○ ○ 林内 本州・四国・九州 ○ ○ VU C ○ ○ ○ 岩上着生 本州・伊豆諸島・四国・九州 ○ VU B ○ ○ ○ 岩上着生 本州(紀伊半島)・伊豆諸島・四国・九州 ○ C ○ ○ ○ 林内 本州・四国・九州 ○ ○ 林内 北海道・本州・四国・屋久島 ○ ○ ○ 253 植 物 ○ ○ 植物の一覧表(3/24) オシダ ヒメシダ 植 物 イワデンダ スジヒトツバ 254 和歌山 県 の カテゴ リ ー 科 名 和歌山 県 の カテゴ リ ー 2012 2001 50 ミドリカナワラビ Arachniodes nipponica (Rosent.) Ohwi VU VU 51 メヤブソテツ Cyrtomium caryotideum (Wall. ex Hook. et Grev.) Presl EN EN 52 ツクシヤブソテツ Cyrtomium macrophyllum (Makino) Tagawa var. tukusicola (Tagawa) Tagawa EN EN 53 シラネワラビ Dryopteris expansa (Pr.) Fr.-Jenkins et Jermy EX EX 54 オシダ Dryopteris crassirhizoma Nakai CR CR 55 ムラサキベニシダ Dryopteris purpurella Tagawa EN EN 56 ナガサキシダ Dryopteris sieboldii (van Houtte ex Moore) O. Ktze. VU VU 57 アツギノヌカイタチシダマガ Dryopteris simasakii (H. Ito) Kurata var. paleacea (H. イ Ito) Kurata EN 58 オリヅルシダ Polystichum lepidocaulon (Hook.) J. Sm. EN CR 59 アミシダ Stegnogramma griffithii (Moore) K. Iwats. var. wilfordii EN EN 60 オオハシゴシダ Thelypteris angulariloba Ching EN EN 61 ホソバショリマ Thelypteris beddomei (Bak.) Ching CR 62 テツホシダ※ Thelypteris interrupta (Willd.) K. Iwats. EN EN 63 ミゾシダモドキ Thelypteris omeiensis (Bak.) Ching EN EN 64 ケホシダ Thelypteris parasitica (L.) Fosberg EN EN 65 ミヤマワラビ Thelypteris phegopteris (L.) Slosson ex Rydb. EX 66 ミヤマメシダ Athyrium melanolepis (Fr. et Sav.) Christ EX 67 シマイヌワラビ Athyrium tozanense (Hayata) Hayata CR 68 ミドリワラビ Deparia viridifrons (Makino) M. Kato CR 69 イワヤシダ Diplazium cavalerianum (Christ) M. Kato EN 70 ヒロハノコギリシダ Diplazium dilatatum Blume CR 71 シマシロヤマシダ Diplazium doederleinii (Luerss.) Makino CR 72 コウヤワラビ Onoclea sensibilis L. var. interrupta Maxim. VU VU 73 スジヒトツバ Cheiropleuria bicuspis (Bl.) Presl VU CR 整理 番号 和 名 学 名 (Hook.) K. Iwats. EX EN 選定理由 分布記録 紀 北 紀 南 希 少 性 本州・四国・九州 ○ ○ ○ 林内 本州・四国・九州 ○ ○ ○ ○ 林内 本州・四国・九州 ○ ○ ○ ○ 林内 北海道・本州・四国・九州 ○ ○ 林内 北海道・本州・四国 ○ ○ ○ 準 ○ ○ 準 ○ ○ 生育環境 国内分布範囲 C ○ ○ ○ 林内 本州・四国・九州・琉球 A ○ ○ ○ 林内 本州・四国・九州 ○ ○ ○ 林内 本州・四国 ○ ○ ○ 林内 本州・四国・九州 ○ ○ ○ 岩上着生 本州(紀伊半島南部)・四国・九州・琉球 ○ ○ ○ 林内 本州(紀伊半島)・四国・九州・屋久島・琉球 ○ ○ 林内 本州・四国・九州・屋久島 ○ ○ 湿地 本州・四国・九州・琉球 準 B ○ C ○ C ○ ○ B ○ ○ C ○ C ○ ○ 林内 本州・四国・九州 B ○ ○ 林内 本州・伊豆諸島・四国・九州・琉球・小笠原 ○ ○ 草地 北海道・本州・四国・九州・屋久島 ○ ○ 林内 北海道・本州 ○ B ○ 林内 本州・四国・九州 準 ○ 林内 本州・四国・九州 ○ ○ ○ 林内 本州・四国・九州 ○ ○ ○ 林内 本州(紀伊半島)・伊豆諸島・四国・九州・琉 球 ○ ○ 林内 本州・四国・九州・琉球 ○ 準 ○ ○ C ○ 準 C ○ ○ ○ 湿地・草地 北海道・本州・九州 ○ ○ ○ 岩上着生 本州・四国・九州・琉球 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 255 植 物 ○ EN 固 有 性 特殊分 布 ○ 林内 A ○ VU 特殊生 態 特殊環 境 採取伐 採 環境悪 化 近畿版 の カテゴ リ ー 環境省 の カテゴ リ ー 2007 2001 植物の一覧表(4/24) ウラボシ 整理 番号 74 和歌山 県 の カテゴ リ ー 科 名 和歌山 県 の カテゴ リ ー 2012 2001 Colysis shintenensis (Hayata) H. Ito EN EN 和 名 シンテンウラボシ (含ヒトツバイワヒトデ)※ 学 名 75 ヤクシマウラボシ Crypsinus yakuinsularis (Masam.) Tagawa CR CR 76 クラガリシダ Drymotaenium miyoshianum (Makino) Makino CR CR 77 ヌカボシクリハラン Microsorium buergerianum (Miq.) Ching VU VU 78 オシャグジデンダ Polypodium fauriei Christ EN EN 79 アオネカズラ Polypodium niponicum Mett. NT VU 80 イワオモダカ Pyrrosia hastata (Thunb. ex Houtt.) Ching. EN CR 81 ヒロハヒメウラボシ Grammitis nipponica Tagawa et K. Iwats. CR CR 82 オオクボシダ Xiphopteris okuboi (Yatabe) Copel. EN EN デンジソウ 83 デンジソウ Marsilea quadrifolia L. CR CR サンショウモ 84 サンショウモ Salvinia natans (L.) All. EN EN アカウキクサ 85 アカウキクサ Azolla imbricata (Roxb. ex Griff.) Nakai EN EN 86 オオアカウキクサ Azolla japonica Franch. et Savat. EN EN ヒメウラボシ 87 トガサワラ※ Pseudotsuga japonica (Shirasawa) Beissner VU VU ヒノキ 88 ビャクシン(イブキ) Juniperus chinensis L. NT NT オモダカ 89 アギナシ Sagittaria aginashi Makino EN EN トチカガミ 90 マルミスブタ Blyxa aubertii L. C. Rich. EN VU 91 スブタ Blyxa echinosperma (Clarke) Hook. fil. VU VU 92 ヤナギスブタ Blyxa japonica (Miq.) Maxim. NT VU 93 オオウミヒルモ Halophila major (Zoll.) Miq. EN 94 ヤマトウミヒルモ Halophila nipponica John Kuo EN 95 トチカガミ Hydrocharis dubia (Bl.) Backer EN VU 96 ミズオオバコ Ottelia japonica Miq. NT NT 97 セキショウモ Vallisneria natans (Lour.) Hara NT NT 植 物 マツ 256 選定理由 EN A ○ ○ C ○ C ○ 岩上着生 本州・九州・琉球 ○ ○ 岩上着生 本州(紀伊半島)・四国・屋久島・琉球 ○ ○ 樹上着生 本州・四国・九州 ○ ○ 岩上・樹上着生 本州・伊豆諸島・四国・九州・琉球 ○ ○ 北海道・本州・四国・九州 ○ ○ 本州・四国・九州 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 岩上・樹上着生 ○ ○ 岩上・樹上着生 ○ ○ 岩上・樹上着生 北海道・本州・四国・九州 A CR ○ 国内分布範囲 紀 南 ○ 生育環境 紀 北 ○ 希 少 性 C 固 有 性 EN 分布記録 特殊分 布 ○ 特殊生 態 A 特殊環 境 採取伐 採 環境悪 化 近畿版 の カテゴ リ ー 環境省 の カテゴ リ ー 2007 2001 A ○ ○ ○ 岩上着生 本州・伊豆諸島・四国・九州 ○ A ○ ○ ○ 岩上・樹上着生 本州・四国・九州 ○ VU B ○ ○ ○ 湿地 北海道・本州・四国・九州 ○ ○ NT C ○ ○ ○ 湿地・池沼 本州・四国・九州 ○ ○ VU A ○ ○ ○ 湿地・池沼 本州・四国・九州・琉球 ○ ○ VU 準 ○ ○ ○ 湿地・池沼 本州・四国・九州 ○ ○ VU C ○ ○ 山地 本州(紀伊半島)・四国(高知県) ○ ○ 本州・四国・九州 ○ ○ ○ ● ○ 海岸 A ○ ○ ○ 湿地・池沼 北海道・本州・四国・九州 ○ ○ VU A ○ ○ ○ 湿地・池沼 本州・四国・九州 ○ ○ VU A ○ ○ ○ 湿地・池沼・水 本州・四国・九州・琉球 田 ○ ○ ○ ○ ○ 湿地・池沼・水 本州・四国・九州・琉球 田 ○ ○ ○ ○ 塩生湿地 本州・四国・九州・琉球 ○ ○ ○ 塩生湿地 本州・四国・九州 ○ ○ ○ ○ 湿地・池沼 本州・四国・九州・琉球 ○ ○ ○ ○ 湿地・池沼 本州・四国・九州・琉球 ○ ○ ○ ○ 池沼・河川 北海道・本州・四国・九州 ○ ○ NT VU C 257 植 物 NT 植物の一覧表(5/24) 和歌山 県 の カテゴ リ ー 和歌山 県 の カテゴ リ ー 2012 2001 シバナ 98 シバナ Triglochin maritimum L. VU VU ヒルムシロ 99 イトモ Potamogeton berchtoldii Fieber NT NT 100 コバノヒルムシロ Potamogeton cristatus Regel et Maack CR EN 101 ササバモ Potamogeton malaianus Miq. NT NT 102 リュウノヒゲモ※ Potamogeton pectinatus L. EN EN 103 カワツルモ Ruppia maritima L. CR CR 104 コアマモ Zostera japonica Aschers. et Graebn. EN EN 105 サガミトリゲモ(ヒロハトリゲモ) Najas indica (Willd.) Cham. DD DD 106 イトトリゲモ Najas japonica Nakai EN VU 107 トリゲモ Najas minor All. NT NT 108 ホンゴウソウ Andruris japonica (Makino) Giesen EN EN 109 ウエマツソウ Sciaphila tosaensis Makino EN EN 110 キイイトラッキョウ※ Allium kiiense (Murata) Hir. Takahashi et M. Hotta EN EN 111 ヒメニラ Allium monanthum Maxim. CR DD 112 タマムラサキ Allium pseudojaponicum Makino CR 113 チャボシライトソウ Chionographis koidzumiana Ohwi EN 114 キキョウラン※ Dianella ensifolia (L.) DC. NT 115 キバナチゴユリ※ Disporum lutescens (Maxim.) Koidz. EN 116 キバナノアマナ Gagea lutea (L.) Ker Gawl. CR Hemerocallis citrina Baroni var. vespertina (Hara) M. EN EN 118 ハマカンゾウ Hemerocallis fulva L. var. littorea (Makino) M. Hotta NT NT 119 ウナズキギボウシ※ Hosta kikutii F. Maek. var. caput-avis F. Maek. NT NT 120 スダレギボウシ Hosta kikutii F. Maek. var. polyneuron N. Fujita VU VU 121 オヒガンギボウシ Hosta longipes (Franch. et Savat.) Matsum. var. aequinoctiiantha (Koidz.) Kitam. CR CR 科 名 イバラモ ホンゴウソウ ユリ 整理 番号 和 名 植 物 117 ユウスゲ 258 学 名 Hotta EN EN 選定理由 ○ 池沼 VU A ○ ○ ○ 池沼 ○ ○ 池沼・河川 ○ 国内分布範囲 北海道・本州・四国・九州 紀 南 ○ 生育環境 紀 北 A 希 少 性 NT 固 有 性 ○ 塩生湿地 特殊分 布 ○ 特殊生 態 ○ 特殊環 境 C 採取伐 採 NT 環境悪 化 近畿版 の カテゴ リ ー 分布記録 環境省 の カテゴ リ ー 2007 2001 ○ 北海道・本州・九州 ○ ○ 本州・四国・九州 ○ ○ 北海道・本州・四国・九州・琉球 ○ ○ ○ 池沼・河川 北海道・本州・四国・九州 ○ ○ ○ 池沼 北海道・本州・四国・九州・琉球 ○ NT A ○ NT A ○ A ○ ○ ○ 塩生湿地 北海道・本州・四国・九州・琉球 VU A ○ ○ ○ 池沼 本州・四国・九州・琉球 ○ ○ NT A ○ ○ ○ 池沼 本州・四国・九州・琉球 ○ ○ ○ ○ 池沼 本州・四国・九州・琉球 ○ ○ ○ ○ VU ○ ○ ○ VU 準 ○ ○ ○ 林内 本州・四国・九州・琉球 VU A ○ ○ ○ 林内 本州・四国・九州・琉球 ○ VU B ○ 岩上・岩隙地 本州(岐阜県・愛知県・紀伊半島・山口県) ○ ○ 草地 北海道・本州・四国 ○ 岩上・岩隙地 本州(和歌山県)・九州(鹿児島県) ○ ○ 林内 本州・四国・九州 ○ ○ ○ 海岸・草地 本州・四国・九州・琉球・小笠原 ○ ○ ● ○ 林内 本州(近畿地方)・四国・九州 ○ ○ ○ ○ 草地 北海道・本州・四国 ○ ○ ○ 海岸・草地 本州・四国・九州 ○ 海岸・草地 本州・四国・九州 ○ A ○ ○ B VU ● C ○ ○ C ○ C ○ ○ ○ C ○ ○ ○ ○ ● 岩上・岩隙地 本州(近畿地方南部)・四国 ○ ○ ● ○ 岩上・岩隙地 本州(近畿地方南部)・四国 ○ ○ 岩上・岩隙地 本州 ○ ○ 259 植 物 準 C ● 植物の一覧表(6/24) 和歌山 県 の カテゴ リ ー 和歌山 県 の カテゴ リ ー 2012 2001 Lilium concolor Salisb. var. partheneion (Silb. et de CR CR 123 タキユリ※ Lilium speciosum Thunb. var. clivorum Abe et Tamura CR 124 マイヅルソウ Maianthemum dilatatum (Wood) Nels. et Macbr. CR CR 125 ノシラン Ophiopogon jaburan (Kunth) Lodd. NT NT 126 サルマメ Smilax biflora Sieb. ex Miq. var. trinervula (Miq.) Hatus. EN EN 127 ヤマカシュウ Smilax sieboldii Miq. NT NT 128 マルバサンキライ Smilax vaginata Decne. var. stans (Maxim.) T. Koyama VU VU 129 ハナゼキショウ Tofieldia nuda Maxim. EN EN 130 キイジョウロウホトトギス※ Tricyrtis macranthopsis Masam. VU VU 131 チャボホトトギス Tricyrtis nana Yatabe NT NT 132 エンレイソウ Trillium smallii Maxim. CR DD 133 シロバナエンレイソウ Trillium tschonoskii Maxim. EN EN 134 バイケイソウ Veratrum album L. subsp. oxysepalm Hultén EN EN 135 ハマオモト Crinum asiaticum L. var. japonicum Baker EN EN 136 キツネノカミソリ Lycoris sanguinea Maxim. VU VU 137 キンバイザサ Curculigo orchioides Gaertn. EN EN 138 コキンバイザサ Hypoxis aurea Lour. EN EN ミズアオイ 139 ミズアオイ Monochoria korsakowii Regel et Maack EX DD アヤメ 140 ヒメシャガ Iris gracilipes A. Gray EN EN ヒナノシャク ジョウ 141 ヒナノシャクジョウ Burmannia championii Thwaites VU VU 142 シロシャクジョウ Burmannia cryptopetala Makino CR EN 143 ツクシクロイヌノヒゲ Eriocaulon nakasimanum Satake EN 144 クロホシクサ Eriocaulon parvum Koernicke VU VU 145 ヒメコヌカグサ Agrostis nipponensis Honda NT NT 科 名 ユリ ヒガンバナ キンバイザサ 植 物 ホシクサ イネ 260 整理 番号 和 名 122 ヒメユリ 学 名 Vriese) Baker ○ EN C ○ ○ ○ ○ C ○ ○ C A NT A ○ 本州・四国・九州・琉球 ○ ○ 本州 ○ 本州・四国・九州 ○ ○ 林縁 本州・四国・九州 ○ ○ 岩上・岩隙地 本州・九州 ○ ○ 岩上・岩隙地 本州(紀伊半島南部) ○ 本州・四国・九州 ○ ○ ○ 林内 北海道・本州・四国・九州 ○ ○ ○ 林内 北海道・本州・四国・九州 ○ ○ 林内 北海道・本州 ○ ○ ○ ○ 海岸 本州・四国・九州・琉球 ○ ○ ○ ○ 草地 本州・四国・九州 ○ ○ ○ 草地 本州・四国・九州・琉球 ○ 草地 本州・四国・九州・琉球 ○ ○ 湿地・池沼 北海道・本州・四国・九州 ○ ○ 林内 北海道・本州・四国・九州 ○ ○ ○ 北海道・本州・四国・九州 ○ ○ ○ ○ ○ 植 物 NT ○ 林内 ○ 林内 ○ A 本州(和歌山県)・四国・九州 ○ ○ ○ B ○ 岩上・岩隙地 特殊岩地 ○ 準 本州・四国・九州 ○ 草地 ○ 準 ○ 草地 海岸・林内 ○ 国内分布範囲 紀 南 ○ 生育環境 紀 北 ○ 希 少 性 C 固 有 性 ○ ○ ○ 分布記録 特殊分 布 VU 特殊生 態 ○ 特殊環 境 A 採取伐 採 近畿版 の カテゴ リ ー EN 選定理由 環境悪 化 環境省 の カテゴ リ ー 2007 2001 B ○ ○ ○ 林内 本州・四国・九州・琉球 ○ A ○ ○ ○ 林内 本州(近畿地方)・四国・九州・琉球 ○ ○ ○ 湿地 本州(紀伊半島)・九州 ○ VU C VU A ○ ○ ○ 湿地 本州・四国・九州 ○ NT C ○ ○ 湿地 本州・四国・九州 ○ ○ 261 植物の一覧表(7/24) イネ 植 物 サトイモ ミクリ カヤツリグサ 262 和歌山 県 の カテゴ リ ー 科 名 和歌山 県 の カテゴ リ ー 2012 2001 146 ミギワトダシバ Arundinella riparia Honda NT NT 147 ビロードキビ Brachiaria villosa (Lam.) A. Camus NT NT 148 カリマタガヤ Dimeria ornithopoda Trin. VU VU 149 イトスズメガヤ Eragrostis bulbillifera Steud. VU VU 150 コゴメカゼクサ Eragrostis japonica (Thunb.) Trin. EN EN 151 ウンヌケモドキ Eulalia quadrinervis (Hack.) O. Kuntze NT NT 152 コウボウ Hierochloe odorata (L.) Beauv. var. pubescens Krylov EN EN 153 タイワンカモノハシ Ischaemum aristatum L. var. aristatum L. EN EN 154 トウササクサ Lophatherum sinense Rendle NT NT 155 ミチシバ Melica onoei Franch. et Savat. CR 156 ハイキビ※ Panicum repens L. CR 157 タキキビ Phaenosperma globosum Munro VU 158 ムカゴツヅリ Poa tuberifera Faurie. ex Hack. EN 159 ウキシバ Pseudoraphis ukishiba Ohwi NT VU 160 モロコシガヤ Sorghum nitidum (Vahl) Pers. var. majus (Hack.) Ohwi VU VU 161 ヒロハノハネガヤ Stipa coreana Honda var. kengii Ohwi EN EN 162 オニシバ Zoysia macrostachya Franch. et Savat. EN 163 ホロテンナンショウ Arisaema cucullatum M. Hotta CR 164 ユキモチソウ Arisaema sikokianum Franch. et Savat. CR CR 165 ナンゴクウラシマソウ※ Arisaema thunbergii Blume subsp. thunbergii Blume VU VU 166 オオミクリ Sparganium erectum L. var. macrocarpum (Makino) Hara EN EN 167 ヤマトミクリ※ Sparganium fallax Graebn. EN EN 168 ナガエミクリ Sparganium japonicum Rothert NT NT 169 ヒメミクリ Sparganium stenophyllum Maxim. EN EN 170 イセウキヤガラ Bolboschoenus planiculmis (F. Schmidt) T. V. Egorova CR EN 整理 番号 和 名 学 名 VU 選定理由 ○ 草地 本州・四国・九州・琉球 ○ ○ 湿地 北海道・本州・四国・九州・琉球 ○ ○ 草地 本州・四国・九州・琉球・小笠原 ○ ○ 草地 本州・四国・九州・琉球 ○ ○ 本州・四国・九州・琉球 ○ ○ ○ 草地 北海道・本州・四国・九州 ○ ○ 草地 本州(紀伊半島以南)・四国・九州・琉球 ○ 本州・四国・九州 ○ ○ 林内・林縁 本州・四国・九州 ○ ○ 海岸・湿地 本州(和歌山県)・四国・九州・琉球 ○ ○ 海岸・林内 本州・四国・九州 ○ ○ 林内 本州・四国・九州 ○ ○ 池沼 本州・四国・九州 ○ ○ 草地 本州(紀伊半島以西)・四国・九州 ○ ○ 林内・林縁 北海道・本州・四国・九州 ○ 塩生湿地 北海道・本州・四国・九州・琉球 ○ 林内 本州(紀伊半島) ○ A ○ A NT C ○ C ○ A ○ 草地・痩地 ○ ○ 草地 準 ○ 準 ○ A C ○ C ○ 準 ○ ○ ○ C ○ ○ ○ ○ C ○ VU C ○ ○ ○ 林内 本州・四国 ○ 準 ○ ○ ○ 林内 本州・四国・九州 ○ ○ VU C ○ ○ ○ 池沼 本州 ○ ○ NT C ○ ○ ○ 池沼 本州・四国・九州 ○ NT 準 ○ ○ 池沼 北海道・本州・四国・九州 ○ ○ VU A ○ ○ ○ 池沼 北海道・本州・四国・九州・琉球 ○ ○ ○ ○ 塩生湿地 本州・四国・九州 ○ 263 植 物 ○ ○ CR C ○ 国内分布範囲 紀 南 A 生育環境 紀 北 EN 希 少 性 ○ 固 有 性 本州・四国 特殊分 布 岩上・岩隙地 特殊生 態 ○ 特殊環 境 C 採取伐 採 VU 環境悪 化 近畿版 の カテゴ リ ー 分布記録 環境省 の カテゴ リ ー 2007 2001 植物の一覧表(8/24) カヤツリグサ 整理 番号 和 名 植 物 171 ベンケイヤワラスゲ Carex benkei Tak. Shimizu CR 172 アワボスゲ Carex brownii Tuckerm. CR 173 ミヤマジュズスゲ Carex dissitiflora Franch. EN 174 ゲンカイモエギスゲ Carex genkaiensis Ohwi EN 175 コハリスゲ Carex hakonensis Franch. et Savat. CR 176 コウヤハリスゲ※ Carex koyaensis J. Oda et Nagam. CR 177 センダイスゲ Carex lenta D. Don var. sendaica (Franch.) T. Koyama CR CR 178 サツマスゲ Carex ligulata Nees EN EN 179 ヤガミスゲ Carex maackii Maxim. CR 180 カタスゲ Carex macrandrolepis Lév. CR DD 181 キノクニスゲ※ Carex matsumurae Franch. NT NT 182 キシュウナキリスゲ※ Carex nachiana Ohwi NT NT 183 ミコシガヤ Carex neurocarpa Maxim. CR 184 ヒメスゲ Carex oxyandra (Franch. et Savat.) Kudo CR 185 オオクグ Carex rugulosa Küekenth. CR 186 ジングウスゲ Carex sacrosancta Honda EN 187 ツクシナルコ Carex subcernua Ohwi EN 188 オオシロガヤツリ Cyperus nipponicus Franch. et Savat. var. spiralis Ohwi EN DD 189 ムギガラガヤツリ Cyperus unioloides R. Br. EX DD 190 ミスミイ Eleocharis acutangula (Roxb.) Schult. CR EN 191 セイタカハリイ Eleocharis attenuata (Franch. et Savat.) Palla EN EN 192 シログワイ Eleocharis dulcis (Burm. fil.) Trin. VU VU 193 ヌマハリイ Eleocharis mamillata H. Lindb. var. cyclocarpa Kitag. EN Fimbristylis littoralis Gaudich. var. koidzumiana (Ohwi) EN 194 タイワンヒデリコ 264 学 名 和歌山 県 の カテゴ リ ー 科 名 和歌山 県 の カテゴ リ ー 2012 2001 T. Koyama EN CR 選定理由 分布記録 本州・四国・九州 紀 南 国内分布範囲 紀 北 生育環境 湿地 A ○ ○ 林縁・草地 北海道・本州・四国・九州 ○ ○ 林縁 北海道・本州・四国・九州 ○ B ○ 林内・草地 本州(近畿地方)・四国・九州 ○ C ○ 林内 北海道・本州・四国・九州 ○ ○ ○ 林内 本州 ○ 準 ○ ○ 林内 本州・四国・九州・対馬 準 ○ ○ 林縁 本州・四国・九州 ○ C ○ 草地 北海道・本州・九州 ○ A ○ 林縁 本州・伊豆大島・四国・九州・琉球 ○ ○ 準 EN 希 少 性 ○ 固 有 性 特殊分 布 特殊生 態 特殊環 境 ○ 採取伐 採 環境悪 化 近畿版 の カテゴ リ ー 環境省 の カテゴ リ ー 2007 2001 ○ ○ ○ NT 準 ○ 海岸・林内 本州・伊豆諸島・四国・九州 VU C ○ 海岸・林内 本州・四国・九州 ○ ○ 草地 本州・伊豆諸島 ○ ○ 林内 北海道・本州・四国・九州 ○ 湿地・池沼 北海道・本州・九州 ○ 林内 本州・伊豆諸島・四国・九州 ○ ○ ○ 湿地 本州(紀伊半島)・四国・九州・対馬・トカラ 列島 ○ C 準 ○ NT C ○ NT 準 EN B ○ ○ ○ ○ 植 物 C ○ ○ ○ 湿地 本州・四国 ○ CR 絶滅 ○ ○ ○ 湿地 本州(和歌山県)・四国・九州 ○ EN A ○ ○ ○ 池沼 本州・九州・琉球 ○ C ○ ○ ○ 湿地 本州・四国・九州・琉球 ○ A ○ ○ ○ 湿地 本州・九州・琉球 ○ ○ ○ 池沼 北海道・本州・九州 ○ ○ 池沼 本州(紀伊半島)・琉球 ○ C ○ ○ 265 植物の一覧表(9/24) カヤツリグサ 整理 番号 和 名 学 名 和歌山 県 の カテゴ リ ー 科 名 和歌山 県 の カテゴ リ ー 2012 2001 Fimbristylis longispica Steud. EN 196 ヤリテンツキ Fimbristylis ovata (Burm. fil.) Kern EN EN 197 トラノハナヒゲ Rhynchospora brownii Roem. et Schult. VU VU 198 ミクリガヤ Rhynchospora malasica C. B. Clarke CR DD 199 ヒメカンガレイ Schoenoplectus mucronatus (L.) Palla EN EN 200 ツクシカンガレイ Schoenoplectus multisetus Hayas. et C. Sato CR 201 シズイ Schoenoplectus nipponicus (Makino) Soják EN EN 202 コマツカサススキ Scirpus fuirenoides Maxim. EN EN 203 カガシラ Scleria caricina (R. Br.) Benth. CR DD 204 シンジュガヤ Scleria levis Retz. VU VU ショウガ 205 アオノクマタケラン※ Alpinia intermedia Gagnep. VU VU ラン 206 ヒナラン Amitostigma gracile (Blume) Schltr. EN EN 207 イワチドリ Amitostigma keiskei (Maxim.) Schltr. EN EN 208 シラン Bletilla striata (Thunb.) Reichb. fil. VU VU 209 マメヅタラン Bulbophyllum drymoglossum Maxim. VU VU 210 ムギラン Bulbophyllum inconspicuum Maxim. VU VU 211 ミヤマムギラン Bulbophyllum japonicum (Makino) Makino VU VU 212 キリシマエビネ Calanthe aristulifera Reichb. fil. var. kirishimensis CR CR 213 エビネ Calanthe discolor Lindl. EN EN 214 ナツエビネ Calanthe reflexa Maxim. VU VU 215 キエビネ Calanthe sieboldii Decne. CR CR 216 サルメンエビネ Calanthe tricarinata Lindl. CR CR 217 キンラン Cephalanthera falcata (Thunb.) Blume VU VU 218 ギンラン Cephalanthera erecta (Thunb.) Blume EN EN Cymbidium javanicum Blume var. aspidistrifolium CR CR 植 物 195 ナガボテンツキ 219 アキザキナギラン 266 Honda (Fukuyama) F. Maek. 選定理由 分布記録 国内分布範囲 ○ 海岸・草地 本州・伊豆諸島・四国・九州 ○ 草地 本州・九州・琉球 紀 南 生育環境 紀 北 VU 希 少 性 A 固 有 性 特殊分 布 特殊生 態 特殊環 境 採取伐 採 環境悪 化 近畿版 の カテゴ リ ー 環境省 の カテゴ リ ー 2007 2001 ○ ○ A ○ B ○ ○ ○ 湿地 本州・四国・九州・琉球 EN A ○ ○ ○ 湿地 本州・九州・琉球 ○ VU C ○ ○ ○ 湿地・池沼 本州・四国・九州 ○ ○ ○ 湿地 本州・九州・琉球 ○ ○ ○ ○ 池沼 北海道・本州・四国・九州 ○ ○ ○ ○ 湿地 本州・四国・九州 ○ ○ ○ 湿地 本州・四国・九州・琉球 ○ ○ 草地 本州・四国・九州・琉球 ○ ○ 林内 本州・四国・九州・南西諸島 A VU A A ○ ○ ○ ○ ○ EN B ○ ○ 林内 本州・四国・九州 ○ ○ EN A ○ ○ 岩上・岩隙地 本州・四国 ○ ○ NT C ○ ○ 草地 本州・四国・九州・琉球 ○ NT 準 ○ 岩上・樹上着生 本州・四国・九州・琉球 ○ NT 準 ○ ○ 岩上・樹上着生 本州・四国・九州 ○ ○ ○ ○ 岩上・樹上着生 本州・四国・九州 ○ ○ ○ 林内 本州(近畿地方南部)・四国・九州・奄美諸島 ○ ○ 林内 北海道・四国・九州・琉球 ○ ○ ○ ○ ○ NT C ○ NT ○ ○ ○ VU A ○ ○ 林内 本州・四国・九州 EN A ○ ○ 林内 本州・四国・九州 VU A ○ ○ 林内 北海道・本州・四国・九州 ○ ○ VU C ○ ○ 林縁 本州・四国・九州 ○ ○ ○ ○ 林縁 本州・四国・九州 ○ ○ ○ 林内 本州・四国・対馬・琉球 EN ○ ○ ○ ○ 267 植 物 B EN ○ ○ 植物の一覧表(10/24) ラン 植 物 268 和歌山 県 の カテゴ リ ー 科 名 和歌山 県 の カテゴ リ ー 2012 2001 220 カンラン Cymbidium kanran Makino CR CR 221 ナギラン Cymbidium lancifolium Hook. CR EN 222 マヤラン Cymbidium nipponicum (Franch. et Savat.) Makino CR CR 223 クマガイソウ Cypripedium japonicum Thunb. EN EN 224 イチヨウラン Dactylostalix ringens Reichb. fil. CR DD 225 セッコク Dendrobium moniliforme (L.) Sw. EN EN 226 タシロラン Epipogium roseum (D. Don) Lindl. EN EN 227 オサラン Eria reptans (Franch. et Savat.) Makino EN EN 228 オニノヤガラ Gastrodia elata Blume VU VU 229 ハルザキヤツシロラン※ Gastrodia nipponica (Honda) Tuyama EN EN 230 クロヤツシロラン Gastrodia pubilabiata Sawa CR 231 アキザキヤツシロラン Gastrodia verrucosa Blume VU 232 アケボノシュスラン Goodyera foliosa (Lindl.) Benth. ex C. B. Clarke var. maximowicziana (Makino) F. Maekawa EN 233 ベニシュスラン Goodyera macrantha Maxim. EN EN 234 ツリシュスラン Goodyera pendula Maxim. EN EN 235 ダイサギソウ Habenaria dentata (Sw.) Schltr. EN EN 236 ムカゴトンボ Habenaria flagellifera Makino CR DD 237 サギソウ Habenaria radiata (Thunb.) Spreng. CR CR 238 ミズトンボ Habenaria sagittifera Reichb. fil. VU VU 239 ムカゴソウ Herminium lanceum (Thunb.) Vuijk var. longicrure CR CR 240 カゲロウラン Hetaeria agyokuana (Fukuyama) Nackejima CR CR 241 ヤクシマアカシュスラン※ Hetaeria cristata Blume CR CR 242 ムヨウラン Lecanorchis japonica Blume EN EN 243 キイムヨウラン Lecanorchis kiiensis Murata CR CR 整理 番号 和 名 学 名 (Wright) Hara VU 分布記録 国内分布範囲 紀 南 生育環境 紀 北 希 少 性 固 有 性 特殊分 布 特殊生 態 VU ○ ○ 林内 本州・四国・九州・琉球 ○ B ○ ○ 林内 本州・四国・九州・琉球 ○ VU B ○ ○ 林内 本州・四国・九州・琉球 ○ ○ VU C ○ ○ 林内 北海道・四国・九州 ○ ○ ○ 林内 北海道・本州・四国・九州 ○ ○ 岩上・樹上着生 本州・四国・九州・琉球 ○ ○ 林内 本州・四国・九州・琉球 ○ ○ 樹上着生 本州(紀伊半島)・伊豆諸島・四国・九州・琉 球 ○ ○ 林内 北海道・本州・四国・九州 ○ 林内 本州(和歌山県)・四国・九州・琉球 ○ ○ ○ 林内 本州・伊豆諸島・四国・九州 ○ ○ ○ 林内 本州・四国・九州・琉球 ○ ○ ○ ○ 林内 北海道・本州・四国・九州・奄美大島 ○ ○ ○ ○ 岩上・樹上着生 本州・四国・九州 ○ ○ 草地 北海道・本州・四国・九州 ○ ○ 草地 本州・四国・九州・琉球 ○ ○ ○ 湿地 本州・四国・九州・奄美諸島 ○ ○ ○ 湿地 本州・四国・九州 ○ ○ ○ 湿地 北海道・本州・四国・九州 ○ ○ ○ ○ A ○ 特殊環 境 A 採取伐 採 近畿版 の カテゴ リ ー CR 選定理由 環境悪 化 環境省 の カテゴ リ ー 2007 2001 ○ C NT 準 VU C 準 VU ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ A B ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ A EN A NT C ○ VU C ○ NT A ○ ○ 草地 北海道・本州・四国・九州・琉球 ○ ○ 林内 本州・伊豆諸島・四国・九州・琉球 ○ ○ 林内 本州(紀伊半島)・伊豆諸島・九州・琉球 ○ ○ 林内 本州・四国・九州 ○ ○ 林内 本州・四国 ○ NT VU B ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ● 269 植 物 EN 植物の一覧表(11/24) ラン 植 物 270 和歌山 県 の カテゴ リ ー 科 名 和歌山 県 の カテゴ リ ー 2012 2001 244 ウスギムヨウラン Lecanorchis kiusiana Tuyama CR CR 245 クロムヨウラン Lecanorchis nigricans Honda CR CR 246 アワムヨウラン Lecanorchis trachycaula Ohwi CR CR 247 ギボウシラン Liparis auriculata Blume EX EX 248 ユウコクラン Liparis formosana Reichb. fil. CR CR 249 コフタバラン Listera cordata (L.) R. Br. var. japonica Hara EN EN 250 ヒメフタバラン Listera japonica Blume EN EN 251 アオフタバラン Listera makinoana Ohwi EN EN 252 ボウラン Luisia teres (Thunb.) Blume CR CR 253 ニラバラン Microtis unifolia (Forst.) Reichb. fil. CR CR 254 フウラン Neofinetia falcata (Thunb.) Hu VU VU 255 ムカゴサイシン Nervilia nipponica Makino CR CR 256 ヨウラクラン Oberonia japonica (Maxim.) Makino EN EN 257 ヒナチドリ Orchis chidori (Makino) Schltr. CR CR 258 ウチョウラン Orchis graminifolia (Reichb. fil.) Tang et Wang EN EN 259 コケイラン Oreorchis patens (Lindl.) Lindl. EN EN 260 ガンゼキラン Phaius flavus (Blume) Lindl. CR CR 261 ツレサギソウ Platanthera japonica (Thunb.) Lindl. CR CR 262 ヤマサギソウ Platanthera mandarinorum Reichb. fil. var. brachycentron (Franch. et Savat.) Koidz. EN EN 263 ナガバノキソチドリ Platanthera ophrydioides Fr. Schm. var. australis Ohwi CR CR 264 オオヤマサギソウ Platanthera sachalinensis Fr. Schm. EN EN 265 トキソウ Pogonia japonica Reichb. fil. CR CR 266 ヤマトキソウ Pogonia minor (Makino) Makino EN EN 267 カシノキラン Saccolabium japonicum Makino CR CR 268 マツラン Saccolabium matsuran Makino CR CR 整理 番号 和 名 学 名 分布記録 ○ ○ 林内 本州・九州 ○ ○ ○ 林内 本州・四国・九州 ○ ○ ○ 林内 本州(和歌山県)・四国・奄美諸島 ○ 林内 北海道・本州・四国・屋久島 ○ 林内 本州(紀伊半島)・伊豆諸島・九州・琉球 A ○ ○ ○ 紀 南 国内分布範囲 紀 北 希 少 性 固 有 性 特殊分 布 生育環境 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ A ○ ○ 林内 北海道・本州・四国 ○ C ○ ○ 林内 本州・四国・九州・琉球 ○ ○ 林内 本州・四国・九州 ○ ○ 樹上着生 本州(近畿地方南部)・四国・九州・琉球 ○ ○ 草地 本州・四国・九州・琉球 ○ ○ 岩上・樹上着生 本州・四国・九州・琉球 ○ 林内 本州・九州・琉球 ○ 準 NT 特殊生 態 EN 特殊環 境 CR 採取伐 採 NT 選定理由 環境悪 化 近畿版 の カテゴ リ ー 環境省 の カテゴ リ ー 2007 2001 ○ A A VU A EN A ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ A ○ ○ 岩上・樹上着生 本州・四国・九州・琉球 ○ VU A ○ ○ 岩上・樹上着生 本州・四国 ○ VU C ○ ○ 岩上・岩隙地 本州・四国・九州 ○ ○ ○ 林内 北海道・本州・四国・九州 ○ ○ ○ 林内 本州・四国・九州・琉球 ○ VU VU ○ ○ B ○ ○ 林内 北海道・本州・四国・九州・琉球 ○ ○ A ○ ○ 草地 北海道・本州・四国・九州 ○ ○ ○ ○ 林内 本州・四国・九州 ○ ○ 準 ○ ○ 林内 北海道・本州・四国・九州 ○ ○ C ○ ○ ○ ○ 湿地 北海道・本州・四国・九州 ○ ○ C ○ ○ ○ ○ 湿地 北海道・本州・四国・九州 ○ ○ B ○ ○ 樹上着生 本州・四国・九州・琉球 B ○ ○ 樹上着生 本州・四国・九州 ○ ○ ○ 271 植 物 NT B 植物の一覧表(12/24) 和歌山 県 の カテゴ リ ー 和歌山 県 の カテゴ リ ー 2012 2001 269 モミラン Saccolabium toramanum Makino CR CR 270 ムカデラン Sarcanthus scolopendrifolius Makino CR CR 271 カヤラン Sarcochilus japonicus (Reichb. fil.) Miq. VU VU 272 ナゴラン Sedirea japonica Garay et Sweet CR CR 273 コオロギラン Stigmatodactylus sikokianus Maxim. CR CR 274 ヒトツボクロ Tipularia japonica Matsum. EN EN 275 イイヌマムカゴ Tulotis iinumae (Makino) Hara CR CR 276 キバナノショウキラン Yoania amagiensis Nakai et F. Maek. CR 277 コバノチョウセンエノキ Celtis biondii Pampan. EN 278 ハルニレ Ulmus davidiana Planch. var. japonica (Rehder) Nakai EN 279 アコウ※ Ficus superba (Miq.) Miq. var. japonica Miq. NT NT 280 ケグワ Morus cathayana Hemsley VU VU 281 ツルマオ Gonostegia hirta (Blume) Miq. CR 282 ハドノキ※ Oreocnide pedunculata (Shirai) Masamune EN NT 283 ミヤコミズ Pilea kiotensis Ohwi VU VU 284 ソハヤキミズ※ Pilea swinglei Merr. CR CR 285 ナガバイラクサ Urtica angustifolia Fischer var. sikokiana (Makino) Ohwi EX ヤドリギ 286 オオバヤドリギ Scurrula yadoriki (Sieb.) Danser VU VU ツチトリモチ 287 ツチトリモチ Balanophora japonica Makino EN EN 288 ミヤマツチトリモチ Balanophora nipponica Makino EN EN 289 サイコクヌカボ Persicaria foliosa H. Lindb. var. nikaii Okuyama NT VU 290 ヤナギヌカボ Persicaria foliosa (H. Lindb.) Kitag. var. paludicola EN VU 291 ヌカボタデ Persicaria taquetii (Lév.) Koidz. EN CR Persicaria tenella (Blume) Hara var. kawagoeana EN 科 名 ラン ニレ クワ イラクサ 植 物 タデ 整理 番号 和 名 292 シマヒメタデ※ 272 学 名 (Makino) Hara (Makino) Hara 選定理由 ○ ○ 樹上着生 本州・四国・九州 ○ ○ ○ 樹上着生 本州・四国・九州 ○ 樹上着生 本州・伊豆諸島・隠岐諸島・四国・九州・琉球 ○ ○ 林内 本州(和歌山県)・四国・九州 ○ ○ 林内 本州・四国・九州 ○ ○ 林内 北海道・本州・四国・九州 ○ ○ 林内 本州・四国・九州 ○ ○ 山地 本州・四国・九州・琉球 ○ 山地 北海道・本州・四国・九州 ○ 海岸 本州(紀伊半島)・四国・九州・琉球 ○ ○ ○ 山地 本州・四国・九州 ○ ○ ○ 路傍 本州・屋久島・種子島・琉球 ○ EN A ○ CR B ○ 準 ○ EN C ○ EN B ○ ○ ○ ○ ○ C C ○ C 準 ○ ○ ○ ○ VU 準 ○ VU B ○ ○ ● A C ○ ○ 本州・四国・九州・琉球 ○ 林縁 本州・九州 ○ 岩上・岩隙地 本州(紀伊半島)・四国・九州 ○ 林内 本州・四国 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 樹上着生 本州・四国・九州・琉球 ○ ○ ○ ○ 林内 本州・四国・九州・琉球 ○ ○ ○ ○ 林内 本州・四国・九州 ○ VU A VU C ○ ○ ○ 湿地・池沼 本州・四国・九州 ○ ○ VU C ○ ○ ○ 湿地・池沼 北海道・本州・九州 ○ ○ VU C ○ ○ ○ 湿地・池沼 本州・四国・九州 ○ ○ ○ 湿地・池沼 本州(和歌山県)・九州・琉球 A ○ ○ ○ 273 植 物 A 海岸 国内分布範囲 紀 南 A 生育環境 紀 北 VU 希 少 性 ○ 固 有 性 本州・四国 特殊分 布 ○ 樹上着生 特殊生 態 ○ 特殊環 境 C 採取伐 採 VU 環境悪 化 近畿版 の カテゴ リ ー 分布記録 環境省 の カテゴ リ ー 2007 2001 植物の一覧表(13/24) 和歌山 県 の カテゴ リ ー 和歌山 県 の カテゴ リ ー 2012 2001 293 サデクサ Persicaria maackiana (Regel) Nakai CR VU 294 マダイオウ Rumex madaio Makino CR 295 ヒメハマナデシコ Dianthus kiusianus Makino CR CR 296 ワチガイソウ Pseudostellaria heterantha (Maxim.) Pax EN EN 297 ウシオツメクサ Spergularia marina (L.) Griseb. EN EN 298 ミヤマハコベ Stellaria sessiliflora Yabe VU VU アカザ 299 ハママツナ Suaeda maritima (L.) Dumort. EN EN ヒユ 300 イソフサギ※ Philoxerus wrightii Hook. fil. CR CR カツラ 301 カツラ Cercidiphyllum japonicum Sieb. et Zucc. NT NT キンポウゲ 302 カワチブシ Aconitum grossdentatum (Nakai) Nakai VU VU 303 ミツバトリカブト Aconitum triphyllum Nakai CR CR 304 ルイヨウショウマ Actaea asiatica Hara VU VU 305 フクジュソウ Adonis amurensis Regel et Radde EN EN 306 ニリンソウ Anemone flaccida Fr. Schm. EN EN 307 ユキワリイチゲ Anemone keiskeana Maxim. VU VU 308 ヤマオダマキ Aquilegia buergeriana Sieb. et Zucc. VU VU 309 エンコウソウ Caltha palustris L. var. enkoso Hara CR DD 310 タカネハンショウヅル Clematis lasiandra Maxim. NT NT 311 コウヤハンショウヅル※ Clematis obvallata (Ohwi) Tamura EN EN 312 キイセンニンソウ Clematis ovatifolia T. Ito NT NT 313 カザグルマ Clematis patens Moor. et Decne. CR CR 314 シロバナハンショウヅル Clematis williamsii A. Gray NT NT Dichocarpum numajirianum (Makino) W. T. Wang et EN EN Dichocarpum stoloniferum (Maxim.) W. T. Wang et EN EN 科 名 タデ ナデシコ 整理 番号 和 名 植 物 315 コウヤシロカネソウ※ 316 ツルシロカネソウ 274 学 名 Hsiao Hsiao ○ ○ 湿地 本州・四国・九州 ○ 海岸 本州(和歌山県)・四国・九州・琉球 ○ 林内 本州・四国・九州 ○ 塩生湿地 北海道・本州・九州 ○ 林内 北海道・本州・四国・九州 ○ ○ ○ 塩生湿地 本州・四国・九州・琉球 ○ ○ ○ 海岸 本州(和歌山県)・九州・種子島・屋久島・琉 球 ○ ○ ○ ○ ○ ○ 山地・渓谷 ○ ○ ○ 北海道・本州・四国・九州 ○ ○ ○ ○ ○ ○ 林縁 本州・四国・九州 ○ ○ 林内 北海道・本州・四国・九州 ○ ○ ○ 林縁 北海道・本州・四国・九州 ○ ○ ○ 林縁 北海道・本州・四国・九州 ○ ○ ○ 草地 本州・四国・九州 ○ A ○ ○ 草地 北海道・本州・四国・九州 ○ A ○ ○ 湿地 北海道・本州 ○ 準 ○ 本州・四国・九州 ○ 準 ○ ○ ○ 林縁 本州(紀伊半島)・四国 ○ ○ ● 林縁 本州(紀伊半島南部)・九州 ○ ○ 林縁 ○ 植 物 EN ○ 本州 C NT ○ ○ 林縁 ○ CR ○ ○ C 紀 南 ○ 紀 北 B 希 少 性 本州・四国・九州 ○ ○ 国内分布範囲 ○ 湿地 ○ A 生育環境 ○ ○ ○ 固 有 性 絶滅 分布記録 特殊分 布 A 特殊生 態 ○ 特殊環 境 採取伐 採 C 選定理由 環境悪 化 近畿版 の カテゴ リ ー 環境省 の カテゴ リ ー 2007 2001 ○ C ○ ○ 林縁 本州・四国・九州 ○ 準 ○ 林縁 本州・四国・九州 ○ ○ ○ 林内 本州(近畿地方南部)・四国 ○ ○ ○ 林内 本州 C ○ ○ C ○ ○ ○ ○ 275 植物の一覧表(14/24) キンポウゲ メギ 和歌山 県 の カテゴ リ ー 科 名 和歌山 県 の カテゴ リ ー 2012 2001 317 トウゴクサバノオ Dichocarpum trachyspermum (Maxim.) W. T. Wang et NT NT 318 ミスミソウ Hepatica nobilis Schereber var. japonica Nakai EN EN 319 オキナグサ Pulsatilla cernua (Thunb.) Sprengel CR CR 320 ヒキノカサ Ranunculus extorris Hance EX EX 321 ルイヨウボタン Caulophyllum robustum Maxim. EN EN Epimedium koreanum Nakai CR CR 323 オニバス※ Euryale ferox Salisb. CR CR 324 コウホネ Nuphar japonicum DC. NT NT 325 オグラコウホネ Nuphar oguraense Miki CR CR 326 ヒツジグサ Nymphaea tetragona Georgi NT NT 327 キビヒトリシズカ Chloranthus fortunei (A. Gray) Solms-Laub. CR CR 328 ヒトリシズカ Chloranthus japonicus Sieb. NT NT 329 コウヤカンアオイ※ Heterotropa kooyana (Makino) F. Maek. EN EN 330 キナンカンアオイ Heterotropa takaoi (F. Maek.) F. Maek. var. austrokiiensis Kinoshita VU EN Heterotropa takaoi (F. Maek.) F. Maek. var. dilatata F. EN EN 整理 番号 322 スイレン センリョウ ウマノスズクサ 和 名 キバナイカリソウ (含ソハヤキイカリソウ) 331 スエヒロアオイ 学 名 Hsiao Maek. 植 物 ボタン 332 ヤマシャクヤク Paeonia japonica (Makino) Miyabe et Takeda EN EN マタタビ 333 シマサルナシ※ Actinidia rufa (Sieb. et Zucc.) Planch. ex Miq. VU VU ツバキ 334 ナツツバキ Stewartia pseudo-camellia Maxim. VU VU 335 ヒコサンヒメシャラ Stewartia serrata Maxim. CR オトギリソウ 336 アゼオトギリ Hypericum oliganthum Franch. et Savat. EN EN モウセンゴケ 337 イシモチソウ Drosera peltata Smith var. nipponica (Masam.) Ohwi EN EN 338 モウセンゴケ Drosera rotundifolia L. EN EN 339 コモウセンゴケ Drosera spathulata Labill. NT NT 276 選定理由 分布記録 準 VU A VU A NT 準 VU C ○ VU A ○ C ○ ○ 林縁 本州・九州 ○ ○ 草地 本州・四国・九州 ○ ○ 湿地 本州・四国・九州 ○ ○ ○ 林内 北海道・本州・四国・九州 ○ ○ ○ 林内 北海道・本州 ○ ○ ○ 池沼 本州・四国・九州 ○ ○ ○ 池沼 北海道・本州・四国・九州 ○ ○ ○ ○ ○ 池沼 本州・九州 ○ ○ ○ 池沼 北海道・本州・四国・九州 ○ 本州・四国・九州 ○ 北海道・本州・四国・九州 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 林内 ○ EN 林内 ○ ○ ○ ○ ○ 林内 本州(紀伊半島) VU ○ ● ○ 林内 本州(紀伊半島南部) CR ○ ○ ○ 林内 本州(紀伊半島) ○ ○ ○ 林内 本州・四国・九州 ○ ○ ○ 海岸・林縁 本州・四国・九州・琉球 ○ 林内 本州・四国・九州 ○ 林内 本州・四国・九州 ○ ○ 湿地 本州・四国・九州 ○ NT C ○ 本州・四国・九州 ○ VU ○ ○ 林内 ○ ○ 国内分布範囲 紀 南 NT 生育環境 紀 北 ○ 希 少 性 固 有 性 特殊分 布 特殊生 態 特殊環 境 採取伐 採 環境悪 化 近畿版 の カテゴ リ ー 環境省 の カテゴ リ ー 2007 2001 C ○ ○ ○ ○ ○ ○ EN A ○ NT C ○ ○ ○ ○ 湿地 本州・四国・九州・琉球 ○ ○ ○ ○ ○ ○ 湿地 北海道・本州・四国・九州 ○ ○ ○ ○ ○ 湿地 本州・四国・九州・琉球 ○ ○ 準 277 植 物 準 ○ ○ 植物の一覧表(15/24) アブラナ マンサク ベンケイソウ ユキノシタ 植 物 バラ 278 整理 番号 和 名 学 名 和歌山 県 の カテゴ リ ー 科 名 和歌山 県 の カテゴ リ ー 2012 2001 340 ミツバコンロンソウ Cardamine anemonoides O. E. Schulz EN 341 ミズタガラシ Cardamine lyrata Bunge VU VU 342 ユリワサビ Wasabia tenuis (Miq.) Matsum. EN EN 343 カワチスズシロソウ Arabis flagellosa Miq. var. kawachiensis S. Fujii EN EN 344 コウヤミズキ Corylopsis gotoana Makino NT NT 345 マンサク Hamamelis japonica Sieb. et Zucc. NT NT 346 ミツバベンケイソウ Hylotelephium verticillatum (L.) H. Ohba EN EN 347 アオベンケイ Hylotelephium viride (Makino) H. Ohba CR CR 348 ツメレンゲ Orostachys japonicus (Maxim.) Berger VU VU 349 キイハナネコノメ Chrysosplenium album Maxim. var. nachiense Hara VU VU 350 キシュウネコノメ Chrysosplenium macrostemon Maxim. var. calicitrapa VU VU 351 コガネネコノメソウ Chrysosplenium pilosum Maxim. var. sphaerospermum VU VU 352 ギンバイソウ Deinanthe bifida Maxim. VU VU 353 ウメバチソウ Parnassia palustris L. var. multiseta Ledeb. VU NT 354 タコノアシ Penthorum chinense Pursh VU VU 355 シマユキカズラ※ Pileostegia viburnoides Hook. fil. et Thoms. EN EN 356 ヤシャビシャク Ribes ambiguum Maxim. EN EN 357 ヤブサンザシ Ribes fasciculatum Sieb. et Zucc. EN EN 358 センダイソウ Saxifraga sendaica Maxim. CR CR 359 ズミ Malus toringo (Sieb.) Sieb. ex Vriese CR VU 360 カワラサイコ Potentilla chinensis Ser. VU VU 361 テリハキンバイ Potentilla riparia Murata VU VU 362 ヤマナシ Pyrus pyrifolia (Burm. fil.) Nakai NT NT 363 ハスノハイチゴ Rubus peltatus Maxim. EN EN (Franch.) Hara (Maxim.) Hara 選定理由 分布記録 ○ ○ VU ○ NT ○ ○ ○ 湿地 本州・四国・九州 ○ ○ 山地・渓谷 北海道・本州・四国・九州 ○ ○ 山地・渓谷 本州(近畿地方) ○ 準 ○ 山地・渓谷 本州・四国・九州 ○ ○ 山地・渓谷 本州・四国・九州 ○ ○ 岩上・岩隙地 北海道・本州・四国・九州 ○ ○ 準 ○ ○ ○ 岩上・岩隙地 本州・四国・九州 ○ 準 ○ ○ ○ 岩上・岩隙地 本州・四国・九州 ○ B ○ ○ ○ 山地・渓谷 本州(紀伊半島) ○ ○ ○ 山地・渓谷 本州(紀伊半島) ○ ○ ○ 山地・渓谷 本州・四国・九州 ○ ○ ○ 山地・渓谷 本州・四国・九州 ○ 北海道・本州・四国・九州 ○ ○ ○ 湿地・河川敷 本州・四国・九州・奄美諸島 ○ ○ ○ 林内・林縁 本州(和歌山県)・琉球 ○ 樹上着生 本州・四国・九州 ○ ○ ○ 山地・林縁 本州・四国・九州 ○ ○ ○ 岩上・岩隙地 本州(紀伊半島)・四国・九州 ○ ○ 岩上・岩隙地 北海道・本州・四国・九州 ○ ○ ○ ○ 河川 本州・四国・九州 ○ ○ ○ ○ 河川 本州・四国 C ○ A ○ 準 A 湿地 ○ ● ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 山地・林縁 ○ 林縁 本州・四国・九州 本州・四国・九州 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 279 植 物 B ○ ○ ○ VU 本州・四国・九州 国内分布範囲 ○ ○ NT ○ 山地・渓谷 生育環境 C ○ NT 紀 南 ○ 紀 北 C 希 少 性 固 有 性 特殊分 布 特殊生 態 特殊環 境 採取伐 採 環境悪 化 近畿版 の カテゴ リ ー 環境省 の カテゴ リ ー 2007 2001 植物の一覧表(16/24) 和歌山 県 の カテゴ リ ー 和歌山 県 の カテゴ リ ー 2012 2001 Rubus ribisoideus Matsumura NT NT Sanguisorba tenuifolia Fisch. ex Link var. parviflora NT NT 366 イブキシモツケ Spiraea dasyantha Bunge EN EN 367 ドロノシモツケ※ Spiraea japonica L. f. var. ripensis Kitam. NT NT 368 キイシモツケ※ Spiraea nipponica Maxim. var. ogawae (Nakai) NT NT 369 ハカマカズラ※ Bauhinia japonica Maxim. EN EN 370 ユクノキ Cladrastis sikokiana (Makino) Makino NT NT 371 フジキ Cladrastis platycarpa (Maxim.) Makino CR CR 372 タヌキマメ Crotalaria sessiliflora L. NT NT 373 ヒメノハギ Desmodium microphyllum (Thunb.) DC. EX EX 374 ミヤマトベラ Euchresta japonica Hook. fil. ex Regel VU VU 375 サイカチ Gleditsia japonica Miq. EN 376 レンリソウ Lathyrus quinquenervius (Miq.) Litv. CR 377 イヌハギ Lespedeza tomentosa (Thunb.) Sieb. ex Maxim. VU VU 378 マキエハギ Lespedeza virgata (Thunb.) DC. NT NT 379 シマエンジュ Maackia tashiroi (Yatabe) Makino EN EN ハマビシ 380 ハマビシ Tribulus terrestris L. CR EN アマ 381 マツバニンジン Linum stelleroides Planch. EN EN トウダイグサ 382 ヒトツバハギ Securinega suffruticosa (Pallas) Rehder. var. japonica CR CR ミカン 383 タチバナ※ Citrus tachibana (Makino) Tanaka CR CR 384 ハマセンダン Euodia meliifolia (Hance) Benth. NT NT ヒメハギ 385 ヒナノカンザシ Salomonia oblongifolia DC. EX EX カエデ 386 カジカエデ Acer diabolicum Blume ex Koch CR CR 387 メグスリノキ Acer nikoense Maxim. CR CR 科 名 バラ 整理 番号 和 名 364 ハチジョウイチゴ 365 コバナノワレモコウ マメ 植 物 280 学 名 Maxim. Yamanaka (Miq.) Hurusawa 選定理由 分布記録 NT ○ ○ ○ ○ ○ ○ B B ○ ○ ● ○ ○ ● ○ ○ 紀 南 A 紀 北 ○ 希 少 性 固 有 性 特殊分 布 特殊生 態 特殊環 境 採取伐 採 環境悪 化 近畿版 の カテゴ リ ー 環境省 の カテゴ リ ー 2007 2001 海岸・林縁 本州・伊豆諸島・四国・九州 ○ ○ 草地 本州・四国・九州 ○ ○ ○ 岩上・岩隙地 本州・四国・九州 ○ ○ ○ 岩上・岩隙地 本州(紀伊半島・山口県・広島県) ○ 特殊岩地 本州(和歌山県) ○ 林縁 本州(紀伊半島)・四国・九州・琉球 生育環境 山地 ○ 山地 ○ ○ ○ 本州・四国・九州 ○ ○ 本州・四国 ○ ○ ○ ○ C ○ 草地 本州・四国・九州・琉球 A ○ ○ 草地 本州・四国・九州・琉球 ○ ○ 林内 本州・四国・九州 ○ 林縁 本州・四国・九州 ○ ○ 準 NT 国内分布範囲 ○ ○ ○ 絶滅 ○ ○ 草地 本州・九州 A ○ ○ 河川・海岸 本州・四国・九州・琉球 ○ ○ C ○ 林縁・草地 本州・四国・九州・琉球 ○ ○ ○ ○ 本州(紀伊半島)・四国・九州・琉球 ○ ○ 海浜 本州・四国・九州 ○ A ○ CR 絶滅 ○ ○ 草地 北海道・本州・四国・九州 ○ ○ 海岸 本州・四国・九州 ○ C ○ ○ 林内 本州・四国・九州・琉球・南大東島 ○ C ○ 海岸 本州・四国・九州・琉球 ○ B ○ ○ 湿地 本州・四国・九州 ○ ○ 林内 本州・四国・九州 ○ ○ 林内 本州・四国・九州 ○ A ○ ○ ○ 281 植 物 EN VU ○ ○ 海岸 植物の一覧表(17/24) 和歌山 県 の カテゴ リ ー 和歌山 県 の カテゴ リ ー 2012 2001 ツリフネソウ 388 ハガクレツリフネ Impatiens hypophylla Makino NT NT モチノキ 389 ツゲモチ※ Ilex goshiensis Hayata NT NT ツゲ 390 ツゲ※ Buxus microphylla Sieb. et Zucc. var. japonica (Müll. VU VU クロウメモドキ 391 ヨコグラノキ Berchemiella berchemiaefolia (Makino) Nakai CR CR 392 ハマナツメ Paliurus ramosissimus (Lour.) Poiret CR CR 393 クロカンバ Rhamnus costata Maxim. EN EN 394 クロウメモドキ Rhamnus japonica Maxim. var. decipiens Maxim. VU VU ブドウ 395 ウドカズラ Ampelopsis leeoides (Maxim.) Planch. NT NT シナノキ 396 シナノキ Tilia japonica (Miq.) Simonkai CR アオイ 397 ハマボウ※ Hibiscus hamabo Sieb. et Zucc. NT NT ジンチョウゲ 398 コショウノキ Daphne kiusiana Miq. NT NT 399 キガンピ Diplomorpha trichotoma (Thunb.) Nakai EN 400 アリマグミ Elaeagnus murakamiana Makino EN EN 401 コウヤグミ Elaeagnus numajiriana Makino VU NT 402 カツラギグミ Elaeagnus takeshitai Makino EN EN 403 ナガバノスミレサイシン Viola bissetii Maxim. CR CR 404 ホソバシロスミレ※ Viola patrinii DC. var. angustifolia Regel EN EN 405 シコクスミレ Viola shikokiana Makino EN EN ウリ 406 オオカラスウリ Trichosanthes bracteata (Lam.) Voigt EN EN ミソハギ 407 ミズキカシグサ Rotala littorea (Miq.) Nakai CR EN 408 ミズマツバ Rotala pusilla Tulasne NT NT 409 ヒメビシ Trapa incisa Sieb. et Zucc. EN VU 410 オニビシ Trapa natans L. var. rubeola Makino f. viridis Sugimoto VU VU 411 ヒメノボタン※ Osbeckia chinensis L. CR CR 科 名 グミ スミレ 植 物 ヒシ ノボタン 282 整理 番号 和 名 学 名 Arg. ex Miq.) Rehder et Wils. 選定理由 紀 南 ○ ○ ○ 林内 本州(紀伊半島)・四国・九州・琉球 ○ ○ 特殊岩地 本州・四国・屋久島 ○ ○ 山地・渓谷 本州・四国・九州 ○ ○ 海岸・塩生湿地 本州・四国・九州・琉球 ○ ○ 山地・林内 本州・四国・九州 ○ ○ ○ 山地・林内 北海道・本州・四国・九州 ○ 山地・林縁 ○ ○ ○ ○ 林縁 ○ ○ ○ C ○ C ○ ○ 北海道・本州・九州 ○ 塩生湿地 本州・四国・九州・奄美諸島 ○ ○ 山地・林内 本州・四国・九州・琉球 ○ ○ ○ 林内 本州・四国 ○ ○ 林内 本州(紀伊半島)・四国 ○ ○ 林内 本州(近畿地方) ○ ○ 山地・渓谷 本州・四国・九州 ○ ○ 草地 本州・四国・九州 ○ ○ 山地・渓谷 本州・四国・九州 ○ 海岸・林縁 本州(近畿地方)・四国・九州・琉球 ○ ○ ○ ○ B ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ VU A ○ ○ ○ 湿地 本州・四国・九州・琉球 ○ ○ VU C ○ ○ 湿地 本州・四国・九州・琉球 ○ ○ VU A ○ ○ ○ 池沼 北海道・本州・四国・九州 ○ ○ ○ ○ ○ 池沼 本州・四国・九州 ○ ○ 草地 本州(紀伊半島)・四国・九州・琉球 VU A ○ ○ ○ 283 植 物 準 本州・四国・九州 ○ 本州・四国・九州 ○ VU ○ ○ ○ 林内 ○ EN 紀 北 希 少 性 固 有 性 本州(紀伊半島)・四国・九州 C A 国内分布範囲 ○ 林内 ○ A 生育環境 ○ C VU 分布記録 特殊分 布 ○ 特殊生 態 特殊環 境 採取伐 採 環境悪 化 近畿版 の カテゴ リ ー 環境省 の カテゴ リ ー 2007 2001 植物の一覧表(18/24) アリノトウグサ 整理 番号 和 名 学 名 和歌山 県 の カテゴ リ ー 科 名 和歌山 県 の カテゴ リ ー 2012 2001 412 オグラノフサモ Myriophyllum oguraense Miki VU 413 タチモ Myriophyllum ussuriense (Regel) Maxim. NT 414 フサモ Myriophyllum verticillatum L. NT ヤマトグサ 415 ヤマトグサ Theligonum japonicum Okubo et Makino EN EN ウコギ 416 ミヤマウコギ Acanthopanax trichodon Franch. et Savat. EN EN セリ 417 ノダケ Angelica decursiva (Miq.) Franch. et Savat. NT VU 418 アシタバ Angelica keiskei (Miq.) Koidz. NT NT 419 カワゼンゴ※ Angelica tenuisecta (Makino) Makino VU VU Bupleurum scorzoneraefolium Willd. var. stenophyllum CR EN 421 ボタンボウフウ Peucedanum japonicum Thunb. CR CR 422 カワラボウフウ Peucedanum terebinthaceum Fisch. VU VU Sanicula lamelligera Hance var. wakayamensis (Masam.) CR CR 424 ムカゴニンジン Sium ninsi L. VU VU イワウメ 425 ヒメイワカガミ Schizocodon ilicifolius Maxim. VU VU イチヤクソウ 426 シャクジョウソウ Monotropa hypopitys L. DD ツツジ 427 イワナシ Epigaea asiatica Maxim. EN 428 レンゲツツジ Rhododendron japonicum (A. Gray) Suringar EN 429 アケボノツツジ Rhododendron pentaphyllum Maxim. var. shikokianum NT NT 430 ホツツジ Elliottia paniculata (Sieb. et Zucc.) Benth. et Hook. VU NT Enkianthus perulatus (Miq.) Schneider f. japonicus (Hook. EN 420 ミシマサイコ 423 キイウマノミツバ※ 植 物 431 ヒロハドウダンツツジ Nakai Murata Yamazaki fil.) Kitamura. NT EN ヤブコウジ 432 カラタチバナ Ardisia crispa (Thunb.) DC. VU VU サクラソウ 433 ルリハコベ Anagallis arvensis L. VU VU 434 モロコシソウ Lysimachia sikokiana Miq. VU VU 284 池沼 本州・四国 ○ ○ 池沼 北海道・本州・四国・九州 ○ ○ ○ 池沼 北海道・本州・四国・九州 ○ ○ 本州・四国・九州 ○ ○ ○ 山地・林内 本州・四国 ○ ○ ○ ○ 林縁 本州・四国・九州 ○ ○ EN C ○ VU A ○ 本州・伊豆諸島・小笠原 ○ ○ 岩上・岩隙地 本州(紀伊半島南部) ○ ○ 草地 本州・四国・九州 ○ ○ 海岸 本州・四国・九州・琉球 ○ ○ 草地 北海道・本州・四国・九州 ○ ○ 林内 本州(和歌山県) ○ ○ ○ 湿地 北海道・本州・四国・九州 ○ ○ ○ 岩上・岩隙地 本州 ○ ○ 林内 北海道・本州・四国・九州 ○ ○ 山地・林縁 北海道・本州 ○ ○ ○ 山地 本州・四国・九州 ○ ○ ○ 山地 本州(紀伊半島)・四国・九州 ○ ○ 山地 北海道・本州・四国・九州 ○ ○ 岩隙地 本州・四国・九州 ○ ○ 山地・林内 本州・四国・九州・琉球 ○ 海岸 本州(紀伊半島)・伊豆諸島・四国・九州・琉 球 ○ 林内 本州・四国・九州・琉球 B 海岸・林縁 ○ ○ C ○ ○ ○ ○ ● ○ ○ ○ B ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 285 植 物 C C 紀 南 ○ ○ 林内 ○ CR 国内分布範囲 ○ C C 生育環境 紀 北 準 希 少 性 A 固 有 性 ○ 分布記録 特殊分 布 C 特殊生 態 NT 特殊環 境 A 採取伐 採 近畿版 の カテゴ リ ー VU 選定理由 環境悪 化 環境省 の カテゴ リ ー 2007 2001 植物の一覧表(19/24) 和歌山 県 の カテゴ リ ー 和歌山 県 の カテゴ リ ー 2012 2001 435 ミヤマコナスビ Lysimachia tanakae Nakai NT NT 436 クリンソウ Primula japonica A. Gray EN EN 437 サクラソウ※ Primula sieboldii E. Morr. EX EX イソマツ 438 ハマサジ Limonium tetragonum (Thunb.) A. A. Bullock VU VU ハイノキ 439 ハイノキ Symplocos myrtacea Sieb. et Zucc. VU エゴノキ 440 ハクウンボク Styrax obassia Sieb. et Zucc. VU モクセイ 441 シオジ Fraxinus platypodo Oliv. VU マチン 442 ヒメナエ Mitrasacme indica Wight CR 443 アイナエ Mitrasacme pygmaea R. Br. VU VU Swertia diluta (Turcz.) Benth. et Hook. fil. var. tosaensis VU VU 445 ムラサキセンブリ Swertia pseudochinensis Hara VU VU 446 ヒメシロアサザ※ Nymphoides coreana (Lév.) Hara EN EN 447 ガガブタ Nymphoides indica (L.) O. Kuntze VU VU 448 アサザ Nymphoides peltata (Gmel.) O. Kuntze EN EN 449 チョウジソウ Amsonia elliptica (Thunb.) Roem. et Schult. EN EN 450 チョウジカズラ Trachelospermum asiaticum (Sieb. et Zucc.) Nakai var. majus (Nakai) Ohwi EN EN 451 フナバラソウ Cynanchum atratum Bunge VU VU 452 イケマ Cynanchum caudatum (Miq.) Maxim. NT NT 453 クサナギオゴケ Cynanchum katoi Ohwi EN EN 454 ホソバノロクオンソウ Cynanchum multinerve (Franch. et Savat.) Matsum. CR CR 455 タチカモメヅル Cynanchum nipponicum Matsum. var. glabrum (Nakai) NT NT 456 スズサイコ Cynanchum paniculatum (Bunge) Kitag. NT VU 457 キジョラン Marsdenia tomentosa Morr. et Decne. NT NT 458 キヌタソウ Galium kinuta Nakai et Hara VU VU 科 名 サクラソウ リンドウ ミツガシワ キョウチクトウ 植 物 ガガイモ アカネ 286 整理 番号 和 名 444 イヌセンブリ 学 名 (Makino) Hara Hara VU 選定理由 ○ NT C ○ 山地・渓谷 本州(紀伊半島)・四国・九州 ○ 山地・渓谷 北海道・本州・四国 ○ ○ ○ 湿地 北海道・本州・九州 ○ ○ ○ 塩生湿地 本州・四国・九州 ○ 山地・林内 本州・四国・九州 ○ 山地 北海道・本州・四国・九州 ○ ○ 山地 本州・四国・九州 ○ ○ ○ VU 国内分布範囲 紀 南 絶滅 生育環境 紀 北 NT 希 少 性 ○ 固 有 性 ○ C ○ 分布記録 特殊分 布 ○ 特殊生 態 特殊環 境 採取伐 採 環境悪 化 近畿版 の カテゴ リ ー 環境省 の カテゴ リ ー 2007 2001 ○ ○ ○ ○ A ○ ○ 湿地 本州・四国・九州・琉球 C ○ ○ 湿地 本州・四国・九州・琉球 ○ ○ ○ ○ 湿地 本州・四国・九州 ○ ○ ○ 草地 本州・四国・九州 ○ ○ VU C ○ NT C ○ VU A ○ ○ ○ 池沼 本州・四国・九州・琉球 NT A ○ ○ ○ 池沼 本州・四国・九州 ○ NT A ○ ○ ○ 池沼 本州・四国・九州 ○ NT C ○ ○ ○ 湿地 本州・九州 ○ B ○ ○ 海岸 本州・四国・九州 C ○ ○ 草地 北海道・本州・四国・九州 ○ ○ ○ 林縁 北海道・本州・四国・九州 ○ ○ A ○ ○ 林縁 本州・四国 A ○ ○ 草地 本州 ○ C ○ 草地 本州・四国・九州 ○ ○ C ○ ○ 草地 北海道・本州・四国・九州 ○ ○ ○ 林内 本州・四国・九州・琉球 ○ ○ ○ ○ 林内 本州・四国 ○ VU NT ○ ○ ○ ○ 287 植 物 VU ○ 植物の一覧表(20/24) 和歌山 県 の カテゴ リ ー 和歌山 県 の カテゴ リ ー 2012 2001 459 シチョウゲ※ Leptodermis pulchella Yatabe NT NT 460 ヒロハコンロンカ Mussaenda shikokiana Makino VU VU 461 サツマイナモリ Ophiorrhiza japonica Blume VU VU 462 シラタマカズラ※ Psychotria serpens L. VU VU 463 オオキヌタソウ Rubia chinensis Regel et Maack var. glabrescens (Nakai) VU VU 464 クルマバアカネ Rubia cordifolia L. var. pratensis Maxim. NT NT ヒルガオ 465 ノアサガオ※ Ipomoea indica (Burm.) Merr. EN EN ムラサキ 466 サワルリソウ Ancystrocarya japonica Maxim. CR CR 467 マルバチシャノキ Ehretia dicksonii Hance NT NT Lithospermum officinale L. subsp. erythrorhizon (Sieb. et EX EX 469 スナビキソウ Messerschmidia sibirica L. EX EX 470 トサムラサキ Callicarpa shikokiana Makino EN EN 471 イワダレソウ Lippia nodiflora (L.) L. C. Richard ex Michx. EN EN 472 オウギカズラ Ajuga japonica Miq. NT NT 473 ジュウニヒトエ Ajuga nipponensis Makino EN EN 474 ケブカツルカコソウ Ajuga shikotanensis Miyabe et Tatew. f. hirsuta (Honda) EN EN 475 ニシキゴロモ Ajuga yezoensis Maxim. EN EN 476 タニジャコウソウ Chelonopsis longipes Makino VU VU 477 ジャコウソウ Chelonopsis moschata Miq. NT NT 478 ミズネコノオ Eusteralis stellata (Lour.) Murata NT NT 479 シモバシラ Keiskea japonica Miq. EN VU 480 マネキグサ Lamium ambiguum (Makino) Ohwi VU VU 481 オチフジ※ Meehania montis-koyae Ohwi CR CR 482 ラショウモンカズラ Meehania urticifolia (Miq.) Makino VU VU 科 名 アカネ 整理 番号 和 名 468 ムラサキ クマツヅラ シソ 植 物 288 学 名 Kitag. Zucc.) Hand.-Mazz. Murata ○ ○ 林内 本州・四国・九州 ○ ○ ○ 山地・渓谷 本州・四国・九州・琉球 ○ 林内 本州(和歌山県)・四国・九州・琉球 ○ 林内 北海道・本州・四国・九州 ○ 本州・九州北部 ○ ○ ○ ○ 林縁 ○ ○ 海岸 本州(紀伊半島)・伊豆諸島・四国・九州・琉 球 ○ ○ 山地 本州・四国・九州 C ○ ○ 海岸・林縁 本州・四国・九州・琉球 ○ 草地 北海道・本州・四国・九州 ○ ○ 海浜 北海道・本州・四国・九州 ○ ○ 林内 本州(紀伊半島)・四国・九州 ○ A ○ B ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 準 A 紀 南 紀 北 ○ C ○ ○ ○ C ○ ○ 海浜 本州・四国・九州・琉球 準 ○ ○ 山地・林縁 本州・四国・九州 ○ ○ ○ 林縁・林内 本州・四国 ○ ○ ○ 海岸・草地 本州 ○ ○ 山地・林内 北海道・本州・四国・九州 ○ ○ ○ ○ 山地・林内 本州・四国・九州 ○ ○ ○ 山地・渓谷 北海道・本州・四国・九州 湿地 本州・四国・九州・奄美諸島 A ○ ○ ○ ○ 準 ○ A ○ ○ 林縁 本州・四国・九州 NT 準 ○ ○ 林内 本州・四国・九州 ○ VU C ○ ○ ○ 林内 本州(近畿地方) ○ ○ ○ ○ 林内 本州・四国・九州 ○ ● ○ ○ ○ ○ 289 植 物 B NT 国内分布範囲 本州(紀伊半島)・四国(高知県) 準 VU 生育環境 ○ 山地・渓谷 B EN 希 少 性 ○ 固 有 性 ○ 分布記録 特殊分 布 ○ 特殊生 態 ○ 特殊環 境 C 採取伐 採 NT 選定理由 環境悪 化 近畿版 の カテゴ リ ー 環境省 の カテゴ リ ー 2007 2001 植物の一覧表(21/24) シソ ナス ゴマノハグサ 植 物 290 和歌山 県 の カテゴ リ ー 科 名 和歌山 県 の カテゴ リ ー 2012 2001 483 ヒメハッカ Mentha japonica (Miq.) Makino CR CR 484 ヤマジソ Mosla japonica (Benth.) Maxim. EN VU 485 トラノオジソ Perilla frutescens (L.) Britton var. hirtella (Nakai) Makino EN VU 486 スズコウジュ Perillula reptans Maxim. VU VU 487 ミゾコウジュ Salvia plebeia R. Br. VU VU 488 ヒメナミキ Scutellaria dependens Maxim. EN EN 489 コナミキ Scutellaria guilielmi A. Gray CR CR 490 ヤマタツナミソウ Scutellaria pekinensis Maxim. var. transitra (Makino) EN EN 491 ミヤマナミキ Scutellaria shikokiana Makino VU VU 492 アオホオズキ Physaliastrum savatieri (Makino) Makino EN DD 493 ヤマホオズキ Physalis chamaesarachoides Makino VU VU 494 ハシリドコロ Scopolia japonica Maxim. NT NT 495 メジロホオズキ Solanum biflorum Lour. VU VU 496 マルバハダカホオズキ Tubocapsicum anomalum (Franch. et Savat.) Makino var. obtusum Makino CR CR 497 ゴマクサ Centranthera chevalieri Bonati EN DD 498 マルバノサワトウガラシ Deinostema adenocaulum (Maxim.) Yamazaki EN EN 499 オオアブノメ Gratiola japonica Miq. EX EX 500 シソクサ Limnophila aromatica (Lam.) Merrill VU VU 501 ウンラン Linaria japonica Miq. EX EX 502 シソバウリクサ Lindernia setulosa (Maxim.) Tuyama NT NT 503 オオママコナ Melampyrum macranthum Murata CR CR 504 スズメノハコベ Microcarpaea minima (Koenig) Merrill EN EN 505 ホソバヒメトラノオ※ Pseudolysimachion linariifolium (Pallas) Yamazaki CR EN 506 ゴマノハグサ Scrophularia buergeriana Miq. CR EN 整理 番号 和 名 学 名 Hara 国内分布範囲 ○ 湿地 北海道・本州 ○ ○ 林内 北海道・本州・四国・九州 ○ ○ ○ 海岸・林縁 本州・四国・九州 ○ ○ ○ 山地 本州・四国・九州・琉球 紀 南 生育環境 紀 北 NT ○ 希 少 性 準 固 有 性 B 分布記録 特殊分 布 NT 特殊生 態 ○ 特殊環 境 A 採取伐 採 NT 環境悪 化 近畿版 の カテゴ リ ー 選定理由 環境省 の カテゴ リ ー 2007 2001 ○ ○ C ○ ○ ○ 湿地・河川 本州・四国・九州・琉球 ○ C ○ ○ ○ 湿地 北海道・本州・四国・九州 ○ 準 ○ ○ 林内 本州・四国・九州・琉球 A ○ ○ 林内 北海道・本州・四国・九州 ○ ○ 準 ○ ○ 山地・渓谷 本州・四国・九州 ○ ○ VU 準 ○ ○ 山地・林内 本州・四国 ○ EN A ○ ○ 山地・渓谷 本州・四国・九州 ○ 本州・四国・九州 ○ ○ VU ○ C 林内 ○ ○ 海岸・林縁 本州・四国・九州・琉球 ○ ○ 海岸 本州・四国・九州・琉球 ○ A ○ ○ ○ 湿地 本州・四国・九州・琉球 VU C ○ ○ ○ 湿地 本州・四国・九州 VU A ○ ○ ○ 湿地 本州・九州 ○ C ○ ○ ○ 湿地 本州・四国・九州・琉球 ○ A ○ ○ 海浜 北海道・本州・四国 ○ 草地 ● ○ ○ ○ 本州(紀伊半島)・四国・奄美諸島 ○ ○ 林内 本州(和歌山県) ○ ○ 湿地 本州・四国・九州・琉球 ○ B ○ A ○ A ○ ○ 草地 本州・四国・九州 ○ A ○ ○ 草地 本州・九州 ○ ○ ○ ○ 291 植 物 VU ○ ○ ○ VU ○ ○ 植物の一覧表(22/24) ゴマノハグサ イワタバコ ハマウツボ タヌキモ 植 物 スイカズラ オミナエシ マツムシソウ 292 和歌山 県 の カテゴ リ ー 科 名 和歌山 県 の カテゴ リ ー 2012 2001 507 オオヒナノウスツボ Scrophularia kakudensis Franch. VU VU 508 ヒキヨモギ Siphonostegia chinensis Benth. EN 509 オオヒキヨモギ Siphonostegia laeta S. Moore NT NT 510 イヌノフグリ Veronica didyma Tenore var. lilacina (Hara) Yamazaki VU VU 511 ハマクワガタ Veronica javanica Blume EN EN 512 コクワガタ Veronica miqueliana Nakai f. takedana Yamazaki VU VU 513 カワヂシャ Veronica undulata Wall. NT NT 514 ナンゴククガイソウ Veronicastrum sibiricum (L.) Pennell var. australe EX 515 キノクニスズカケ※ Veronicastrum tagawae (Ohwi) Yamazaki EN VU 516 シシンラン Lysionotus pauciflorus Maxim. CR CR 517 イワギリソウ Opithandra primuloides (Miq.) B. L. Burtt CR CR 518 オオナンバンギセル Aeginetia sinensis G. Beck. VU VU 519 ハマウツボ Orobanche coerulescens Stephan EN EX 520 キヨスミウツボ Phacellanthus tubiflorus Sieb. et Zucc. EN EN 521 ノタヌキモ Utricularia aurea Lour. EN VU 522 ミミカキグサ Utricularia bifida L. VU EN 523 フサタヌキモ Utricularia dimorphantha Makino EX EX 524 ミカワタヌキモ(イトタヌキモ) Utricularia exoleta R. Br. EN EN 525 ホザキノミミカキグサ Utricularia racemosa Wall. EN EN 526 ウスバヒョウタンボク Lonicera cerasina Maxim. NT NT 527 タニウツギ Weigela hortensis (Sieb. et Zucc.) K. Koch CR 528 イワツクバネウツギ Zabelia integrifolia (Koidz.) Makino CR CR 529 オミナエシ Patrinia scabiosaefolia Fisch. NT NT 530 キンレイカ Patrinia triloba (Miq.) Miq. var. palmata (Maxim.) Hara EN EN 531 マツムシソウ Scabiosa japonica Miq. EN EN 整理 番号 和 名 学 名 Yamazaki 選定理由 分布記録 紀 南 C 紀 北 ○ 希 少 性 固 有 性 特殊分 布 特殊生 態 特殊環 境 採取伐 採 環境悪 化 近畿版 の カテゴ リ ー 環境省 の カテゴ リ ー 2007 2001 ○ 山地・林縁 北海道・本州・四国・九州 ○ ○ ○ 林縁 北海道・本州・四国・九州・琉球 ○ ○ 本州・四国 ○ ○ ○ ○ 生育環境 国内分布範囲 VU 準 ○ 林縁 VU 準 ○ ○ 路傍 本州・四国・九州・琉球 ○ ○ 海浜 本州・四国・九州・琉球 ○ ○ 林内 本州・四国・九州 ○ 本州・四国・九州・琉球 ○ ○ 草地 本州・四国・九州 ○ ○ 林内・林縁 本州(紀伊半島南部) ○ ○ VU NT 準 ○ ○ 湿地・河川敷 EN B ○ VU C ○ ○ ○ 樹上着生 本州・四国・九州 VU A ○ ○ ○ 樹上着生 本州・四国・九州 ○ VU ● ○ ○ ○ ○ ○ 草地 本州・四国・九州 ○ ○ A ○ ○ ○ 海浜 北海道・本州・四国・九州・琉球 ○ ○ C ○ ○ ○ 山地・林内 北海道・本州・四国・九州 ○ ○ VU ○ ○ ○ 池沼 本州・四国・九州 ○ ○ ○ ○ ○ 湿地 本州・四国・九州・琉球 ○ ○ A ○ ○ ○ 池沼 本州 VU A ○ ○ ○ 池沼 本州・九州・琉球 ○ ○ ○ ○ ○ 湿地 北海道・本州・四国・九州・琉球 ○ ○ 本州・四国・九州 ○ ○ 山地・林縁 北海道・本州 ○ ○ 特殊岩地 本州・四国・九州 ○ 北海道・本州・四国・九州 ○ VU VU 準 準 ○ 林内・林縁 ○ ○ 準 ○ A ○ ○ ○ ○ 草地 ○ 山地 本州・九州 ○ 草地 北海道・本州・四国・九州 ○ ○ ○ ○ 293 植 物 EN 植物の一覧表(23/24) キキョウ キク 和歌山 県 の カテゴ リ ー 科 名 和歌山 県 の カテゴ リ ー 2012 2001 532 ツルギキョウ Campanumoea maximowiczii Honda VU VU 533 キキョウ Platycodon grandiflorum (Jacq.) A. DC. NT NT Ainsliaea cordifolia Franch. et Savat. var. maruoi EN 535 ホソバノヤマハハコ Anaphalis margaritacea (L.) Benth. et Hook. fil. subsp. japonica (Sch. Bip.) Kitam. NT NT 536 フクド Artemisia fukudo Makino EN VU 537 ホソバノギク※ Aster sohayakiensis Koidz. EN EN 538 クルマギク※ Aster tenuipes Makino EN EN 539 ウラギク Aster tripolium L. VU VU 540 オケラ Atractylodes japonica Koidz. ex Kitam. EN EN 541 ヒメコウモリソウ Cacalia shikokiana Makino CR CR 542 テバコモミジガサ Cacalia tebakoensis (Makino) Makino NT NT 543 キノクニシオギク※ Chrysanthemum kinokuniense (Shimot. et Kitam.) H. NT NT 544 モリアザミ Cirsium dipsacolepis (Maxim.) Matsum. EN EN 545 イズハハコ Conyza japonica (Thunb.) Less. NT NT Eupatorium chinense L. subsp. sachalinense (Fr. Schm.) EN EN 547 アキノハハコグサ Gnaphalium hypoleucum DC. DD DD 548 スイラン Hololeion krameri (Franch. et Savat.) Kitam. NT NT 549 オグルマ Inula britannica L. subsp. japonica (Thunb.) Kitam. EN VU 550 カセンソウ Inula salicina L. var. asiatica Kitam. VU VU 551 タカサゴソウ Ixeris chinensis (Thunb.) Nakai subsp. strigosa (Lével. et VU VU 552 ドロニガナ※ Ixeris dentata Nakai subsp. kitayamensis Murata NT NT 553 ホソバニガナ Ixeris makinoana (Kitam.) Kitam. CR DD 554 ノニガナ Ixeris polycephala Cass. EN EN 整理 番号 和 名 534 ヒロハテイショウソウ 546 ヨツバヒヨドリ 植 物 294 学 名 Makino Ohashi et Yonek. Kitam. Vant.) Kitam. 草地 ○ 草地 ○ ○ NT A ○ CR C ○ ○ EN B ○ ○ VU 準 ○ C ○ A ○ VU VU VU ○ A ○ A 北海道・本州・四国・九州・奄美諸島 ○ ○ 本州・四国 ○ ○ ○ ○ 塩生湿地 本州・四国・九州 ○ ○ ○ ○ 岩上・岩隙地 本州(紀伊半島南部) ○ ● ○ 岩上・岩隙地 本州(和歌山県南部) ○ ○ 塩生湿地 北海道・本州・四国・九州 ○ ○ ○ 林縁 本州・四国・九州 ○ ○ ○ 山地 本州(紀伊半島)・四国 ○ ○ ○ B ○ 本州・四国・九州 ○ ○ ○ 国内分布範囲 草地 ○ ○ 本州・四国・九州 生育環境 ○ 山地・渓谷 C 紀 南 ○ 紀 北 ○ 希 少 性 C 固 有 性 VU 分布記録 特殊分 布 ○ 特殊生 態 ○ 特殊環 境 A 採取伐 採 VU 環境悪 化 近畿版 の カテゴ リ ー 選定理由 環境省 の カテゴ リ ー 2007 2001 ○ 山地・林内 本州・四国・九州 海岸 本州(紀伊半島南部) ○ 草地 岩上・岩隙地 本州・四国・九州 ○ ○ ○ ○ ○ 本州・四国・九州・琉球 ○ ○ 林縁 北海道・本州 ○ ○ ○ ○ 山地 本州・四国・九州 ○ ○ 湿地 本州・四国・九州 ○ ○ ○ ○ ○ C ○ ○ 草地 北海道・本州・四国・九州 ○ A ○ ○ 草地 北海道・本州・四国・九州 ○ VU A ○ ○ 草地 本州・四国・九州 ○ VU C ○ EN A ○ ○ ○ 岩上・岩隙地 ○ 本州(紀伊半島南部) ○ ○ 草地 本州・四国・九州 ○ ○ 草地 本州・四国・九州 ○ 295 植 物 ○ 植物の一覧表(24/24) キク 植 物 296 和歌山 県 の カテゴ リ ー 科 名 和歌山 県 の カテゴ リ ー 2012 2001 555 ハマニガナ Ixeris repens (L.) A. Gray EN EN 556 マルバダケブキ Ligularia dentata (A. Gray) Hara CR CR 557 ミヤマヨメナ Miyamayomena savatieri (Makino) Kitam. VU VU 558 カシワバハグマ Pertya robusta (Maxim.) Beauv. NT NT 559 ミヤコアザミ Saussurea maximowiczii Herder EN EN 560 ヒメヒゴタイ Saussurea pulchella Fischer EN EN 561 キクアザミ Saussurea ussuriensis Maxim. EN EN 562 サワオグルマ Senecio pierotii Miq. VU VU 563 タイキンギク Senecio scandens Buch.-Hamil. ex D. Don NT NT 564 タムラソウ Serratula coronata L. subsp. insularis (Iljin) Kitam. VU VU 565 ハバヤマボクチ Synurus excelsus (Makino) Kitam. EN 566 クマノギク※ Wedelia chinensis (Osbeck) Merr. VU VU 567 オオハマグルマ※ Wedelia robusta (Makino) Kitam. EN EN 568 オナモミ Xanthium strumarium L. EX EX 整理 番号 和 名 学 名 選定理由 分布記録 紀 南 紀 北 希 少 性 固 有 性 特殊分 布 特殊生 態 国内分布範囲 ○ 海浜 北海道・本州・四国・九州・琉球 ○ ○ ○ 林内 本州・四国 ○ ○ ○ 林内 本州・四国・九州 ○ ○ 林縁 本州・四国・九州 ○ A ○ ○ 草地 本州・四国・九州 ○ A ○ ○ 草地 北海道・本州・四国・九州 ○ A ○ ○ 草地 本州・九州 ○ ○ 湿地 本州・四国・九州・琉球 ○ ○ 本州(紀伊半島南部)・四国 ○ ○ ○ 山地・草地 本州・四国・九州 ○ ○ ○ 草地 本州・四国・九州 ○ ○ 草地 本州・四国・九州・琉球 ○ ○ 海岸 本州(紀伊半島)・四国・九州・琉球 ○ ○ 路傍 北海道・本州・四国・九州 C ○ ○ ○ ○ A VU 生育環境 ○ ○ NT 特殊環 境 採取伐 採 環境悪 化 VU 近畿版 の カテゴ リ ー 環境省 の カテゴ リ ー 2007 2001 A ○ A ○ 絶滅 ○ ○ 海岸・草地 ○ ○ 植 物 297 ● 主な植物の解説 ● 和歌山県カテゴリー ヒモヅル Lycopodium casuarinoides Spring シダ植物 ヒカゲノカズラ科 絶 滅(EX) 旧県 絶 滅(EX) 国 絶滅危惧Ⅱ類(VU) 選定の理由 紀伊半島が分布域の辺縁で産地局限により消滅したと考えられる。 種の概要 茎の主軸がつる状に伸びて林内の樹幹や木の枝にからみつきながら生育する常緑のシダ 植物。葉は針状で先端が糸状に伸び、茎に圧着して密生する。胞子のう穂は長さ1 ~ 4㎝、 径3 ~ 4㎜、枝の小枝端に頂生し上向きにつく。 分布状況 有田川町(絶滅)。 生育条件 山地の明るい林内や林縁部。 学術的価値 南方から分布を広げる北上型の分布域を持つと考えられる。 減少の原因 不明。産地局限による個体数の減少により絶滅したと考えられる。 文献番号 50、52、100 和歌山県カテゴリー サクラソウ Primula sieboldii E. Morr. 被子植物(双子葉) サクラソウ科 絶 滅(EX) 旧県 絶 滅(EX) 国 準絶滅危惧(NT) 選定の理由 産地局限並びに園芸用採取による個体数減少。 種の概要 山地の湿地帯や川岸の湿った草地に生育する多年生草本で、多く見られる場所では群落 状に生育する。全体に白色の長い縮毛が生える。葉身は長卵形~卵形で葉身より倍以上 の長い葉柄を持つ。花は4 ~ 5月、がくは筒状で紅紫色の花冠を持ち、花茎を伸ばし、7 ~ 20個の花を散形状につける。 分布状況 高野町(絶滅)。 生育条件 山地における日当たりの良い小湿地。 学術的価値 高野山域における植生及び植物相を特徴づける上で重要である。 減少の原因 産地局限並びに園芸用採取による個体数減少。乾燥化による生育環境の変化と他種の植 物との競合による。県内では絶滅したと考えられる。 文献番号 46、102 植 物 和歌山県カテゴリー ヘ ゴ Cyathea spinulosa Wall. ex Hook. シダ植物 ヘゴ科 絶滅危惧ⅠA類(CR) 旧県 絶滅危惧ⅠA類(CR) 国 − 選定の理由 本県は分布域の辺縁にあたり産地局限による個体数の減少が懸念される。 種の概要 直立する茎が高さ4mに達する大型のシダ植物。幹の表面は葉柄基部に残る刺が表面を覆 い保水性があることからヘゴ板として山野草栽培に用いられる。葉身は二回羽状分岐、 小羽片は深裂する。羽片は大型で長さ40 ~ 60㎝、幅20㎝に達する。 分布状況 田辺市・新宮市・那智勝浦町。 生育条件 海岸近くの湿度の高い林内。 学術的価値 紀伊半島が分布域の辺縁にあたり植物地理学上重要である。 300 減少の原因 産地局限にともなう個体数の減少。 特記事項 県内の生育地では個体数が極少であるが近年の暖冬により枯死を免れている。 文献番号 50、100 和歌山県カテゴリー タキユリ Lilium speciosum Thunb. var. clivorum Abe et Tamura 被子植物(単子葉) ユリ科 絶滅危惧ⅠA類(CR) 旧県 国 − 絶滅危惧Ⅱ類(VU) 選定の理由 本県が分布域の辺縁にあたり、産地局限による個体数の激減が懸念される。 種の概要 山地の岩崖に下垂して生育する多年生草本。茎は100 ~ 150㎝、葉は卵状披針形で長さ10 ~ 18㎝、短い葉柄がある。花期は8 ~ 9月、白地に紅色の鹿の子状の斑点を持つ花被片が 著しく反り返る。 分布状況 古座川町。 生育条件 空中湿度の保たれた谷間の岩崖地。 学術的価値 本県は分布域の辺縁にあり植物地理学上重要である。 減少の原因 園芸用採取、産地局限による個体数の減少。 特記事項 生態的特徴によりカノコユリL. speciosum Thunb.と分けられるシマカノコユリL. speciosum Thunb. var. speciosumがある。 文献番号 62 和歌山県カテゴリー ハイキビ Panicum repens L. 被子植物(単子葉) イネ科 絶滅危惧ⅠA類(CR) 旧県 − 国 − 本県が分布域の辺縁にあたり産地局限による個体数の激減が懸念される。 種の概要 海岸近くの砂地に長い地下茎を這わして群落状に生育する多年草。全体的に硬質で淡緑 色、葉は線形、葉縁はゆるく内曲する。花序は長さ15 ~ 25㎝、小穂は淡緑白色で長さ約 3㎜、狭卵状長楕円形で先が鋭頭になる。 分布状況 美浜町・那智勝浦町。 生育条件 海岸近くの砂地。 学術的価値 本県が分布の限界にあたり植物地理学上重要である。 減少の原因 護岸工事等による生育地の消失。 文献番号 4、48 植 物 選定の理由 和歌山県カテゴリー コウヤハリスゲ Carex koyaensis J. Oda et Nagam. 被子植物(単子葉) カヤツリグサ科 選定の理由 絶滅危惧ⅠA類(CR) 旧県 − 国 − 産地局限による個体数減少が懸念される。 301 種の概要 従来ハリガネスゲとされていたが近年新種記載された。根茎が長く横走して生育する小 型の草本で草丈10 ~ 20㎜、葉はやわらかく反曲し、幅1 ~ 2㎜、横断面はV字形または鋭 3稜形。ハリガネスゲより少数花で果実表皮細胞の構造が特徴である。 分布状況 高野町。 生育条件 林内または林縁部の陽湿地。 学術的価値 本県を模式産地とする植物で分布域の辺縁にあたる。 減少の原因 産地局限による個体数減少が懸念される。 文献番号 51 和歌山県カテゴリー ヤクシマアカシュスラン Hetaeria cristata Blume 被子植物(単子葉) ラン科 絶滅危惧ⅠA類(CR) 旧県 絶滅危惧ⅠA類(CR) 国 絶滅危惧Ⅱ類(VU) 選定の理由 希少性、園芸用採取による個体数の減少。 種の概要 常緑樹林内に生える多年生草本。節から発根する地下茎が地面近くを這う。花茎を合わ せた草丈は10 ~ 25㎝、全体無毛、葉は倒卵形、互生するが放射状に集まってつく。表面 に微突起がありビロード状で乾くと赤変する。 分布状況 新宮市・白浜町。 生育条件 常緑樹林内の林床。 学術的価値 分布の限界にあたり植物地理学上重要である。 減少の原因 希少性並びに園芸用採取による。 文献番号 46 和歌山県カテゴリー ソハヤキミズ Pilea swinglei Merr. 被子植物(双子葉) イラクサ科 絶滅危惧ⅠA類(CR) 旧県 絶滅危惧ⅠA類(CR) 国 絶滅危惧Ⅱ類(VU) 植 物 選定の理由 希少性、産地局限にともなう個体数の減少。 種の概要 湿った岩の上などに生育する小型で軟弱な一年生草本。草丈は4 ~ 12㎝、葉は広卵形で3 脈が目立つ。葉身の基部は円形~やや心形、鈍鋸歯がある。5 ~ 10㎜の花柄を持つ点が 類似種のコケミズとの区別点である。 分布状況 新宮市。 生育条件 湿った湿崖の岩上・岩隙地。 学術的価値 襲速紀型の分布を示し、植物地理学上重要である。 減少の原因 産地局限にともなう個体数の減少が懸念される。 特記事項 1958年の発見以来未確認であったが近年再確認された。 文献番号 6、73 302 和歌山県カテゴリー イソフサギ Philoxerus wrightii Hook. fil. 被子植物(双子葉) ヒユ科 絶滅危惧ⅠA類(CR) 旧県 国 絶滅危惧ⅠA類(CR) − 選定の理由 希少性、分布域の北限にあたり、産地局限にともなう個体数減少。 種の概要 海岸の岩場に生える多肉植物で茎が分枝しマット状になる。葉は小さく多肉質で対生し 長さ6㎜、幅3㎜の楕円形。本県では花期は10 ~ 12月、淡紅色を帯び、花床は海綿状に膨 れる。胞果は楕円形で裂開せず、宿存するがくに包まれたまま花床と共に落ちる。 分布状況 すさみ町。 生育条件 海岸の満潮時に波をかぶる岩上の隙間に生育する。 学術的価値 本県が分布の北限であり植物地理学上重要である。 減少の原因 海岸整備による生育地の消失が懸念される。 文献番号 40、46 和歌山県カテゴリー オニバス Euryale ferox Salisb. 被子植物(双子葉) スイレン科 絶滅危惧ⅠA類(CR) 旧県 国 絶滅危惧ⅠA類(CR) 絶滅危惧Ⅱ類(VU) 選定の理由 限定された分布域の上、全国的に個体数の減少が著しい。 種の概要 水面に葉を広げて生活する一年生の浮葉植物。鋭い刺が全体にあり、特に葉の両面脈上 の刺は顕著。茎は塊状、葉は根生し、浮葉の直径は0.3 ~ 1.5mに達する。開花期は8 ~ 9 月で、水中で自花受粉する閉鎖花と水面上で頂生する開放花とがある。 分布状況 和歌山市・紀の川市・田辺市。 生育条件 やや富栄養化した湖沼、ため池など。 学術的価値 種子の休眠状態により発生する株数の年度変動が激しく、生態学上興味深い。 減少の原因 ため池改修、水質汚濁等の生育地の環境悪化による。 文献番号 76 和歌山県カテゴリー タチバナ 被子植物(双子葉) ミカン科 旧県 国 絶滅危惧ⅠA類(CR) 植 物 Citrus tachibana (Makino) Tanaka 絶滅危惧ⅠA類(CR) 絶滅危惧Ⅱ類(VU) 選定の理由 希少性並びに自生地の環境悪化による個体数の減少。 種の概要 高さ3 ~ 5mの常緑小高木で栽培種のミカンに似る。若枝は緑色で2 ~ 3稜があり、鋭い 棘を持つ。葉は互生、複葉のうち側小葉が退化し単葉状となる。花期は5 ~ 6月、花は両 性で花弁は5枚、白色で芳香がある。秋に黄熟する果実は扁平な球形で長さ2 ~ 2.5㎝、直 径2.5 ~ 3㎜で、多汁であるが生食は不可。 分布状況 由良町(絶滅)・みなべ町・白浜町。 生育条件 近海地の林縁等。 学術的価値 栽培されるミカンと同属の野生種といわれる。 減少の原因 森林伐採等生育地の環境悪化による。 303 特記事項 白浜町の自生地は町指定天然記念物である。 文献番号 46、73 和歌山県カテゴリー ヒメノボタン Osbeckia chinensis L. 被子植物(双子葉) ノボタン科 絶滅危惧ⅠA類(CR) 旧県 絶滅危惧ⅠA類(CR) 国 絶滅危惧Ⅱ類(VU) 選定の理由 紀伊半島が分布域の限界にあたり産地局限による個体数の減少が懸念される。 種の概要 日当たりのよい草地に生える多年生草本または半低木。茎は直立し高さ10 ~ 60㎝、4稜 があり伏剛毛を持つ。葉は対生、短い葉柄があり、線形~披針形、全縁で先は鈍形か鋭形、 長さ2 ~ 6㎝、幅3 ~ 15㎝、3 ~ 5本の平行脈がある。花期は8 ~ 9月、紅紫色まれに白色 の花を2 ~ 10個付ける。 分布状況 新宮市。 生育条件 草刈り等の植生管理によって維持された日当たりのよい草地。 学術的価値 分布域の限界に位置し、植物地理学上重要である。 減少の原因 園芸用採取による個体数減少、管理放棄された草地の植生遷移にともなう生育地の環境 変化による。 特記事項 県内の自生地では絶滅に近い状態とされていたが近年再確認された。 文献番号 46 キイウマノミツバ Sanicula lamelligera Hance var. wakayamensis (Masam.) Murata 被子植物(双子葉) セリ科 和歌山県カテゴリー 絶滅危惧ⅠA類(CR) 旧県 絶滅危惧ⅠA類(CR) 国 絶滅危惧ⅠA類(CR) 植 物 選定の理由 希少性並びに産地局限にともなう個体数の減少。 種の概要 小型の多年生草本で高さ約10㎝。葉は3小葉で側小葉が深裂しない。花期は4 ~ 5月、茎 の先に暗紫色の花を2 ~ 3個つける。基本種ヒメウマノミツバとは深裂する側小葉で区別 される。 分布状況 海南市・紀の川市。 生育条件 湿度と照度が保たれた常緑樹林内の林床。 学術的価値 同属種間の系統関係を研究する上で重要である。 減少の原因 産地局限並びに園芸用採取による個体数減少が懸念される。 特記事項 絶滅寸前とされていたが近年新たな自生地が発見された。 文献番号 46、70、73 和歌山県カテゴリー オチフジ Meehania montis-koyae Ohwi 被子植物(双子葉) シソ科 選定の理由 304 希少性並びに産地局限にともなう個体数の減少。 絶滅危惧ⅠA類(CR) 旧県 絶滅危惧ⅠA類(CR) 国 絶滅危惧Ⅱ類(VU) 種の概要 本県北部と兵庫県の限られた地域にのみ生育する小型の多年生草本で全体にカメムシ様 の臭いがある。葉は小型で長さ2 ~ 4㎝、三角状心形。4 ~ 5月、茎の上部に数個の赤紫 の花をつける。花冠は長さ約2㎝、2唇形。 分布状況 高野町。 生育条件 林内に生えるが、個体数が極端に少なく生態は不明である。 学術的価値 和歌山県、兵庫県に隔離分布し植物地理学上重要である。 減少の原因 不明。近年生育が見られず絶滅寸前である。 文献番号 46、102 和歌山県カテゴリー ホソバヒメトラノオ Pseudolysimachion linariifolium (Pallas) Yamazaki 被子植物(双子葉) ゴマノハグサ科 絶滅危惧ⅠA類(CR) 旧県 国 絶滅危惧ⅠB類(EN) − 選定の理由 近畿地方における唯一の産地であり産地局限による個体数の減少が懸念される。 種の概要 山地の草地に生育する多年生草本。茎は直立して高さ30 ~ 70㎝に達し、短い毛が散生す る。下部の葉は対生し、上部の葉は互生する。広線形または線状披針形で先はとがる。 花期は8 ~ 10月、細い穂状花序に青紫の花を密につける。 分布状況 紀美野町。 生育条件 火入れや草刈りといった植生管理によって維持された草地。 学術的価値 大陸系の遺存種として植物地理学上重要である。 減少の原因 管理放棄による草地の消失、産地局限にともなう個体数の減少。 文献番号 46、73 和歌山県カテゴリー リュウビンタイ Angiopteris lygodiifolia Rosenst. シダ植物 リュウビンタイ科 絶滅危惧ⅠB類(EN) 旧県 国 絶滅危惧ⅠB類(EN) − 希少性、森林伐採等による生育地の消失、個体数の激減。 種の概要 草丈2mに達する大型のシダ植物。根茎は太い塊状、葉柄基部の托葉から増殖が可能。葉 身は2回羽状複葉、小羽片は15 ~ 25対、披針形、浅い鋸歯縁があり、縁のくぼみから偽 脈がのびる。5 ~ 15個から成る胞子のう群が葉縁に一列に並ぶ。 分布状況 紀南地域(新宮市・白浜町・すさみ町・那智勝浦町・太地町・串本町)。 生育条件 湿度・照度が保たれた沿岸域における林内。 学術的価値 同属種内における系統関係の分類学的研究に重要である。 減少の原因 園芸用採取による個体数減少、森林伐採等による生育環境の悪化。 特記事項 太地町天然記念物「自生 リュウビンタイ群生」の群落は近年衰退が著しい。同町のス ギ植林地内に新たに天然記念物指定に値する群落がある。 文献番号 50、100 305 植 物 選定の理由 和歌山県カテゴリー ユノミネシダ Histiopteris incisa (Thunb.) J. Sm. シダ植物 コバノイシカグマ科 絶滅危惧ⅠB類(EN) 旧県 絶滅危惧ⅠB類(EN) 国 − 選定の理由 希少性、森林伐採等による生育地の消失、個体数の激減。 種の概要 1対の羽片が伸長した後、基部の新芽が成長を繰り返し大型になる常緑のシダ植物。葉身 は2回羽状複葉、鮮緑色、裏面は粉白色、葉縁はわずかに裏面に巻く。胞子のう群は葉縁 について長く伸びる。 分布状況 紀南地域(田辺市・新宮市・由良町・上富田町・那智勝浦町)。 生育条件 やや明るい林内又は林縁部。本県では源泉地や鉱山跡等に特異的に生育。 学術的価値 本県は伊豆半島に続く分布域の辺縁にあたる。 減少の原因 園芸用採取、森林伐採、農薬汚染による生育環境の悪化。 特記事項 和名は田辺市本宮町湯峰で発見されたことによるもので発見地は国指定天然記念物「ユ ノミネシダ自生地」として指定されている。 文献番号 50、100 和歌山県カテゴリー キクシノブ Pachypleuria repens (L. fil.) Kato シダ植物 シノブ科 絶滅危惧ⅠB類(EN) 旧県 絶滅危惧ⅠB類(EN) 国 絶滅危惧Ⅱ類(VU) 選定の理由 希少性、園芸用採取による個体数の激減。 種の概要 小型で常緑性のシダ植物。根茎は長く這い、鱗片が密生する。葉身は硬質で長三角形、 無毛で2回羽状に深裂する。葉縁の胞子のう群は裂片凹部につき、ほぼ円形の包膜を持つ。 分布状況 紀南地域(田辺市・新宮市・日高川町・古座川町)。 生育条件 川沿いの岩上・岩隙地。 学術的価値 岩上や樹上に着生するシダ植物で紀伊半島が分布域の辺縁にあたる。 減少の原因 園芸用採取。 特記事項 盗掘の対象となりやすく分布情報の取扱には注意を要する。 文献番号 50、100 植 物 和歌山県カテゴリー テツホシダ Thelypteris interrupta (Willd.) K. Iwats. シダ植物 ヒメシダ科 絶滅危惧ⅠB類(EN) 旧県 絶滅危惧ⅠB類(EN) 国 − 選定の理由 希少性、生育地の環境悪化、個体数の激減。 種の概要 湿地に群生する亜熱帯性のシダ植物。根茎は黒色で長く這う。葉身は1回羽状複葉、羽片 は硬い草質で羽状に浅~中裂する。鱗片は葉柄の基部にまばらにつく。全体に光沢のあ る微毛をまばらにもつ。葉の裏には腺点が見られる。胞子のう群は辺縁につき、包膜は 円腎形で辺縁に毛がある。 分布状況 和歌山市・新宮市・那智勝浦町・串本町。 生育条件 沿岸域における湿地。 306 学術的価値 本県では夏緑性のシダ植物で分布域の辺縁にあたる。 減少の原因 生育環境の悪化(水質汚濁、湿性遷移等)。 特記事項 和歌山市(友ヶ島)の自生地は県指定天然記念物「深蛇池湿地帯植物群落」、新宮市(浮 島の森)の自生地は国指定天然記念物「新宮藺沢浮島植物群落」である。 文献番号 50、100 和歌山県カテゴリー シンテンウラボシ(含ヒトツバイワヒトデ) Colysis shintenensis (Hayata) H. Ito シダ植物 ウラボシ科 絶滅危惧ⅠB類(EN) 旧県 国 絶滅危惧ⅠB類(EN) − 選定の理由 希少性並びに種分化研究上の学術的重要性。 種の概要 常緑性のシダ植物。根茎が長く這い群生する。葉柄の長さ5 ~ 20㎝、葉身の長さ20 ~ 40㎝、 葉縁は全縁か波状。単葉が多いが、葉身下部に不規則な側羽片が出る。胞子のう群は側 脈に沿って並び合着して線状となる。 分布状況 紀南地域(田辺市・新宮市・印南町・白浜町・古座川町・串本町)。 生育条件 林内の適湿な岩上、樹幹。 学術的価値 シンテンウラボシとヒトツバイワヒトデはどちらもヤリノホクリハランを片親とする雑 種起源の種と考えられているが、本県にはヤリノホクリハランが生育せず、種分化形成 の研究上重要である。なお、両種は種間変異が見られないので同種とした。 減少の原因 森林伐採や開発による生育地の消失、個体数の激減が懸念される。 特記事項 田辺市の自生地は市指定天然記念物「ヒトツバイワヒトデ群落」である。 文献番号 50、88、100 和歌山県カテゴリー リュウノヒゲモ Potamogeton pectinatus L. 被子植物(単子葉) ヒルムシロ科 絶滅危惧ⅠB類(EN) 旧県 国 絶滅危惧ⅠB類(EN) 準絶滅危惧(NT) 近畿地方における唯一の産地である。 種の概要 沿岸域の水域に見られる沈水植物。水中茎は上部で分枝し、沈水葉は長さ15㎝、幅1㎜、 葉は全縁で先は鋭頭または鈍頭である。夏に小さな塊茎(4 ~ 8㎜)を土中に形成する。 葉の鋸歯の有無によりカワツルモ類と判別する。 分布状況 紀北地域(和歌山市・紀の川市・岩出市)。 生育条件 流速のある水路に生育する。 学術的価値 近畿地方における唯一の産地である。 減少の原因 水質汚濁、河川改修等の影響が懸念される。 特記事項 紀の川市粉河にある荒見井水路においては農業用水路改修にともなう環境配慮対策とし て群落保全対策がとられている。 文献番号 12、18、46 307 植 物 選定の理由 和歌山県カテゴリー キイイトラッキョウ Allium kiiense (Murata) Hir. Takahashi et M. Hotta 被子植物(単子葉) ユリ科 絶滅危惧ⅠB類(EN) 旧県 絶滅危惧ⅠB類(EN) 国 絶滅危惧Ⅱ類(VU) 選定の理由 希少性、種分化研究上の学術的重要性。 種の概要 紀伊半島・愛知県・岐阜県・山口県に隔離分布する多年生植物。葉は細くて長さ10 ~ 20 ㎝、直径1㎜。11月初旬に長さ20 ~ 30㎝花茎の先に紅紫色の花をつける。和名は和歌山 県(古座川町)で初めて発見されたことによる。 分布状況 紀南地域(田辺市・新宮市・古座川町・北山村)。 生育条件 川岸の適湿な岩上・岩隙地。 学術的価値 同属種間における種分化形成等、植物地理学上重要である。 減少の原因 園芸用採取および護岸工事等による生育環境の悪化による。 特記事項 盗掘の対象となりやすく分布情報の取扱には注意を要する。 文献番号 39、46、69 和歌山県カテゴリー キバナチゴユリ Disporum lutescens (Maxim.) Koidz. 被子植物(単子葉) ユリ科 絶滅危惧ⅠB類(EN) 旧県 絶滅危惧ⅠB類(EN) 国 − 選定の理由 希少性、園芸用採取による個体数の激減。 種の概要 小形の多年草で高さ20 ~ 30㎝、全体無毛、下部は膜質の葉鞘で包まれ、上部はしばしば 分枝する。葉は長楕円形で長さ約10㎝、両面無毛、短柄の基部に毛状突起がある。初夏 に淡黄色の花が斜め下向きに咲く。花期以外にはチゴユリとの区別が困難である。 分布状況 田辺市・かつらぎ町・高野町・有田川町。 生育条件 土壌の発達した森林内部もしくは林縁部。 学術的価値 本州、四国、九州に隔離分布し植物地理学上重要である。 減少の原因 園芸用採取による個体数の激減。 特記事項 盗掘の対象となりやすく分布情報の取扱には注意を要する。 文献番号 46、73 植 物 和歌山県カテゴリー ヤマトミクリ Sparganium fallax Graebn. 被子植物(単子葉) ミクリ科 絶滅危惧ⅠB類(EN) 旧県 絶滅危惧ⅠB類(EN) 国 準絶滅危惧(NT) 選定の理由 希少性、生育環境の悪化にともなう個体数の減少。 種の概要 関東地方以西の河川・湖沼・ため池などに群生する多年生の抽水植物。全高1m、葉の幅 は10 ~ 20㎜、断面は三角形。花期は5 ~ 9月、雌性頭花(3 ~ 6個)はやや離れあって付き、 上部には4 ~ 8個の雄性頭花が付く。果実は紡錘形、両端に狭くなり、長さは5 ~ 6㎜。 分布状況 海南市・紀の川市・岩出市・新宮市・かつらぎ町・高野町・有田川町・印南町。 生育条件 流速のある水路やため池。 学術的価値 同属種間における種分化形成等、植物地理学上重要である。 308 減少の原因 ため池、湿地の護岸工事等による生育環境悪化による。 文献番号 46、73、76 和歌山県カテゴリー ハルザキヤツシロラン Gastrodia nipponica (Honda) Tuyama 被子植物(単子葉) ラン科 絶滅危惧ⅠB類(EN) 旧県 国 絶滅危惧ⅠB類(EN) 絶滅危惧Ⅱ類(VU) 選定の理由 希少性、生育環境悪化にともなう個体数の減少。 種の概要 菌従属栄養植物で特殊な生態を持つ。塊茎は紡錘状で斜上、5月頃、紫褐色の花を開花さ せ、著しく伸長した花柄から出る糸状の根から新個体を生ずる。果実は直立し長さ約2.5㎝。 近縁種にアキザキヤツシロランがある。 分布状況 紀南地域(田辺市・上富田町・すさみ町・古座川町) 生育条件 常緑樹林下やその林縁部。神社の社叢や林縁部での生育が多い。 学術的価値 特殊な生態を持つ植物で本県を分布域の北限とする。 減少の原因 人の踏みつけや林内の森林管理の影響が懸念される。 文献番号 10、46 和歌山県カテゴリー ハドノキ Oreocnide pedunculata (Shirai) Masamune 被子植物(双子葉) イラクサ科 絶滅危惧ⅠB類(EN) 旧県 国 準絶滅危惧(NT) − 本県が分布域の辺縁であり、植物地理学上重要である。 種の概要 亜熱帯~暖帯にかけ分布する雌雄異株の常緑低木で高さ4 ~ 5mに達する。葉は長楕円状 披針形で互生し長さ5 ~ 15㎝、幅2 ~ 4㎝で先はとがる。長楕円状披針形。3行脈性で、 葉柄は紅色を帯びる。花期は2 ~ 4月、雌花、雄花ともに団集花序をなし、痩果は卵形で 多肉質の花被に合着する。 分布状況 串本町。 生育条件 二次林の林内や林縁、自然林の林縁部。 学術的価値 紀伊半島においては本県が唯一の生育地である。 減少の原因 道路工事、耕作地、植林地周辺の伐採作業による影響が懸念される。 文献番号 46 シマヒメタデ Persicaria tenella (Blume) Hara var. kawagoeana (Makino) Hara 被子植物(双子葉) タデ科 植 物 選定の理由 和歌山県カテゴリー 絶滅危惧ⅠB類(EN) 旧県 − 国 − 選定の理由 産地局限にともなう個体数の減少。 種の概要 ため池の縁や湿草地に生育する。本来一年生草本であるが、本県では多年生草本となる。 葉は異葉性で、水中で葉を広げる葉(水中葉)と地上で葉を広げる葉(気中葉)と、形 態が著しく異なる。水中葉、気中葉ともに線形、水中葉は葉質が薄く気中葉の先は尖り、 基部は円形、長さ5 ~ 8㎝。開花期は9 ~ 12月、花序は1.5 ~ 2.5㎝で密に穂状につく。果 実はレンズ形、長さ1㎜、黒色で光沢がある。 309 分布状況 印南町、みなべ町。 生育条件 低地における明るい湿地、ため池。 学術的価値 本県が分布域の辺縁であり植物地理学上重要である。 減少の原因 産地局限による個体数の減少、開発等にともなう生育地の消失。 文献番号 98 和歌山県カテゴリー コウヤハンショウヅル Clematis obvallata (Ohwi) Tamura 被子植物(双子葉) キンポウゲ科 絶滅危惧ⅠB類(EN) 旧県 絶滅危惧ⅠB類(EN) 国 絶滅危惧ⅠA類(CR) 選定の理由 希少性並びに個体数の減少が著しい。 種の概要 多年生のつる植物。茎は木化して細く、暗紫色を帯び、本年枝には軟毛があるが後に落 ちる。葉は長柄のある3出複葉、小葉は卵形、葉縁、葉脈上は有毛。開花は5 ~ 7月、花 は鐘形で下向き、暗紫色。がくに接した1対の小苞が花柄につく。小苞は暗紫色か緑色で 先に鋸歯がある。そう果は多数、長卵形、長さ6㎜、まばらに毛がある。 分布状況 紀北地域(高野町・有田川町)。 生育条件 林縁に生えるつる植物である。 学術的価値 同属種間における種分化形成等、植物地理学上重要である。 減少の原因 園芸用採取並びに森林伐採等による生育環境の悪化が懸念される。 文献番号 46、73 コウヤシロカネソウ Dichocarpum numajirianum (Makino) W. T. Wang et Hsiao 被子植物(双子葉) キンポウゲ科 和歌山県カテゴリー 絶滅危惧ⅠB類(EN) 旧県 絶滅危惧ⅠB類(EN) 国 絶滅危惧ⅠB類(EN) 植 物 選定の理由 希少性並びに個体数の減少が著しい。 種の概要 谷の岩上や砂上に生える小形の多年生草本。地下茎は短く茎は高さ15㎝、基部に広い鱗 片葉に包まれた芽がある。根出葉はある場合と無い場合とある。茎葉は2回3出葉、茎の 下部は互生、上部は対生する。花は4 ~ 5月、横向きに開き黄白色で直径8㎜。 分布状況 高野町・有田川町・田辺市・日高川町。 生育条件 渓谷林の砂礫が安定した渓床。 学術的価値 同属種間における種分化形成等、植物地理学上重要である。 減少の原因 園芸用採取並びに森林伐採等による生育環境の悪化が懸念される。 特記事項 学名の種小名numajirianumは高野山中学校教諭、沼尻 好氏にちなむ。 文献番号 46、73 和歌山県カテゴリー コウヤカンアオイ Heterotropa kooyana (Makino) F. Maek. 被子植物(双子葉) ウマノスズクサ科 選定の理由 310 希少性並びに個体数の減少が著しい。 絶滅危惧ⅠB類(EN) 旧県 絶滅危惧ⅠB類(EN) 国 絶滅危惧ⅠB類(EN) 種の概要 小形の多年生草本。葉は楕円形状卵形で先は広く尖り、葉の斑紋は通常みられないが時 に出るものもある。花期は4 ~ 5月で花筒は鐘形、花被片は短く筒部の1/2、やや薄質で、 筒内の縦線は9 ~ 11程度。筒の開口部は大きいが口環の発達は著しくない。 分布状況 かつらぎ町、高野町から田辺市にかけた標高180m ~ 800m間の山地帯。 生育条件 山地の林下や林縁の日陰等。 学術的価値 高野山を模式産地とする紀伊半島固有種で、種分化研究上重要である。 減少の原因 園芸用採取並びに森林伐採等による生育環境の悪化が懸念される。 文献番号 16、46、73 和歌山県カテゴリー シマユキカズラ Pileostegia viburnoides Hook. fil. et Thoms. 被子植物(双子葉) ユキノシタ科 絶滅危惧ⅠB類(EN) 旧県 国 絶滅危惧ⅠB類(EN) − 選定の理由 本県が本州唯一の生育地で分布の北限にあたる。 種の概要 樹幹に着生しながら生育する常緑の多年生木本で、分布域の中心に対し顕著な隔離分布 を示す。葉は対生し、長さ10 ~ 15㎝、 幅3.5 ~ 6㎝で革質、長楕円形ないし倒卵形で全縁。 花は8 ~ 9月に咲き、両性花で装飾花はない。 分布状況 紀南地域(田辺市・本宮町)。 生育条件 湿度と照度が保たれた林内及び林縁部。 学術的価値 隔離分布するとともに本県が分布の北限にあたり植物地理学上重要である。 減少の原因 スギ植林地内における植生管理の影響が懸念される。 文献番号 67 和歌山県カテゴリー ハカマカズラ Bauhinia japonica Maxim. 被子植物(双子葉) マメ科 絶滅危惧ⅠB類(EN) 旧県 国 絶滅危惧ⅠB類(EN) − 産地局限による個体数の減少が懸念される。 種の概要 亜熱帯~暖帯にかけて分布する亜熱帯性の常緑つる性木本。葉の先は切れ込み基部は円 心形。花期は8月、総状花序に白い花を頂生する。熟した豆果には固い黒褐色の種子があり、 古くから数珠に用いられている。 分布状況 田辺市・由良町・すさみ町・串本町。 生育条件 海岸近くの森林の林内や林縁部。 学術的価値 本県が分布域の北限であり植物地理学上重要である。 減少の原因 森林伐採、台風被害による生育地の環境悪化や個体数減少による。 特記事項 由良町(黒島)に県指定天然記念物「ハカマカズラ自生北限地」がある。 文献番号 73 311 植 物 選定の理由 和歌山県カテゴリー ホソバシロスミレ Viola patrinii DC. var. angustifolia Regel 被子植物(双子葉) スミレ科 絶滅危惧ⅠB類(EN) 旧県 絶滅危惧ⅠB類(EN) 国 絶滅危惧Ⅱ類(VU) 選定の理由 希少性並びに産地局限にともなう個体数の減少。 種の概要 シロスミレの変種で九州・四国・中国と西日本に分布する。花期は5月、葉はシロスミレ よりも細く、葉の基部はくさび形で葉柄に翼となって流れる。花弁は白色で細長い。 分布状況 生石ヶ峰、若藪山、護摩壇山周辺における標高700 ~ 1,400mの山地帯。 生育条件 日当たりの良い草地。 学術的価値 本県の分布域は東限に近い。 減少の原因 森林伐採等による生育地の消失。 文献番号 75 和歌山県カテゴリー ヒメシロアサザ Nymphoides coreana (Lév.) Hara 被子植物(双子葉) ミツガシワ科 絶滅危惧ⅠB類(EN) 旧県 絶滅危惧ⅠB類(EN) 国 絶滅危惧Ⅱ類(VU) 選定の理由 希少性並びに産地局限にともなう個体数の減少。 種の概要 水面に葉を広げて生活する浮葉植物である。葉は長さ2 ~ 6㎝、幅は2 ~ 4㎝、花は径8㎜ ほどで白色、花冠の内側は毛がなく縁のみ有毛。花期は7 ~ 9月、果実は長楕円形。葉の 表面に紫褐色の模様が見られることが多い。 分布状況 紀南地域(田辺市・印南町・串本町)。 生育条件 湖沼・ため池・湿地。 学術的価値 生活史や同属種間における系統関係を研究する上で重要である。 減少の原因 水位低下による生育環境の変化、他種の植物等との競合による。 和歌山県カテゴリー ノアサガオ Ipomoea indica (Burm.) Merr. 被子植物(双子葉) ヒルガオ科 絶滅危惧ⅠB類(EN) 旧県 絶滅危惧ⅠB類(EN) 国 − 植 物 選定の理由 本県の自生地は分布の限界で産地局限にともなう個体数の減少が危惧される。 種の概要 海岸に生える亜熱帯性のつる植物。多いところでは群落状となり地上部は冬に枯れず越 年する多年生草本。葉は心形で長い柄がある。6月から10月頃にかけて、紫色の漏斗状の 直径6 ~ 7㎝の大型の美花を開く。 分布状況 新宮市・美浜町・串本町。 生育条件 日当たりのよい海岸の砂地や岩崖地。 学術的価値 本県の自生地は北限に近く植物地理学上重要である。 減少の原因 希少性の認識が欠け、草刈等で除去される懸念がある。 特記事項 孔島・鈴島(新宮市)の群落は市指定天然記念物である。 312 和歌山県カテゴリー キノクニスズカケ Veronicastrum tagawae (Ohwi) Yamazaki 被子植物(双子葉) ゴマノハグサ科 絶滅危惧ⅠB類(EN) 旧県 国 絶滅危惧Ⅱ類(VU) 絶滅危惧ⅠB類(EN) 選定の理由 本県南部固有種で産地局限にともなう個体数の減少が懸念される。 種の概要 茎の先端に殖芽を作って群生する多年生草本。茎はややつる状に伸び長さ1 ~ 1.5m、先 端が着床すると発根する。葉は互生、卵形で先は尾状に伸びてとがり、長さ約15㎝、幅5㎝、 表面は無毛で裏面の脈上に短毛がある。開花は9 ~ 10月、葉腋に白い筒状の花が穂状に つく、花冠は約5㎜。さく果は卵円形。 分布状況 古座川町・串本町。 生育条件 適湿で腐植の多い林内に生える。 学術的価値 同属種が全国的に隔離分布し種分化形成の研究上重要である。 減少の原因 森林伐採・道路改修等による生育地の消失。 文献番号 46、73、86 和歌山県カテゴリー ホソバノギク Aster sohayakiensis Koidz. 被子植物(双子葉) キク科 絶滅危惧ⅠB類(EN) 旧県 絶滅危惧ⅠB類(EN) 国 絶滅危惧ⅠA類(CR) 選定の理由 紀伊半島南部固有種、産地局限にともなう個体数の減少。 種の概要 川岸の岩上に地下茎を這わせて生育する多年生草本。茎の高さ30 ~ 60㎝、無毛、分枝は 少数。葉は線状披針形で表面に光沢があり葉脈が凹む。花期は7 ~ 9月、白色の頭花を少 数つける。花柄は短く苞があり冠毛はやや少ない。 分布状況 田辺市・新宮市・那智勝浦町・古座川町・北山村。 生育条件 川岸のやや湿った岩上。 学術的価値 分布が限られていることから種分化の研究に重要である。 減少の原因 園芸用採取並びに河川改修等による生育地の消失。 特記事項 キシュウギクの別名を持つ。 文献番号 46、73 Aster tenuipes Makino 被子植物(双子葉) キク科 絶滅危惧ⅠB類(EN) 旧県 絶滅危惧ⅠB類(EN) 国 絶滅危惧ⅠB類(EN) 選定の理由 分布や生育地が限られている。近年、個体数が激減している。 種の概要 岩壁に垂れ下がるように生える多年生草本。このような姿形は同じ属には他になく、花 がなくても同定は容易である。茎の高さ30 ~ 60㎝。茎葉は細長く長さ4㎝、幅0.4㎝、根 生葉はやや幅広い。開花は10 ~ 11月、上部で短い枝を多数出して、枝先に1個の頭花を つける。舌状花は白色でイナカギクに似ているが、それより細い。和歌山県南部の特産 である。 分布状況 田辺市・新宮市・那智勝浦町・古座川町。 313 植 物 和歌山県カテゴリー クルマギク 生育条件 やや湿り気のある岩壁に垂れ下がるように生える。 学術的価値 近縁種が多く、種分化の研究に重要である。 減少の原因 園芸採集および道路・河川改修による生育場所の減少が大きい。 文献番号 46、73、109 和歌山県カテゴリー オオハマグルマ Wedelia robusta (Makino) Kitam. 被子植物(双子葉) キク科 絶滅危惧ⅠB類(EN) 旧県 絶滅危惧ⅠB類(EN) 国 − 選定の理由 本県が分布の北限であり産地局限による個体数減少が危惧される。 種の概要 海岸の砂地に生育する多年生草本。つる状の茎の節より発根し群落状となって生育する。 葉は厚く対生し長さ3 ~ 5㎝、葉縁に鈍牙歯を持つ。花は4 ~ 9月。頭花は3個まれに1個、 黄花で直径2 ~ 2.5㎝。花の形状はネコノシタに似るが、葉がより大きく、頭花の数で区 別できる。 分布状況 美浜町・串本町(絶滅)。 生育条件 海岸の日当たりのよい砂礫地。 学術的価値 分布の北限となる自生地で、植物地理学上重要である。串本町の自生地では生育が確認 されておらず、美浜町は現在本州における唯一の現存する生育地である。 減少の原因 希少性が認識されることなく海岸整備などで除去される可能性がある。 和歌山県カテゴリー トガサワラ Pseudotsuga japonica (Shirasawa) Beissner 裸子植物 マツ科 絶滅危惧Ⅱ類(VU) 旧県 絶滅危惧Ⅱ類(VU) 国 絶滅危惧Ⅱ類(VU) 植 物 選定の理由 希少性、生育地の環境悪化、個体数の激減。 種の概要 限られた地域に遺存的に分布する常緑針葉高木。四国の東南部(魚梁瀬)と紀伊半島に のみ分布する。樹皮は灰褐色で厚く縦裂、葉は線形で20 ~ 25㎜、裏面に白色の気孔帯が 2条ある。花は4月、球果は10月に熟し、苞鱗が種鱗より長く突出して反曲し先が三裂する。 分布状況 高野山・清冷山・印南町川又・果無山脈・大塔山系・白見山系・北山村四ノ谷・要害森 山等。 生育条件 標高400m ~ 800mの山地帯における急斜地や尾根筋の陽地。 学術的価値 暖温帯・冷温帯移行部森林植生における遺存種として重要である。 減少の原因 限られた分布域である上、森林伐採による減少が著しい。 特記事項 印南町の自生地(川又観音社寺林)は、県自然環境保全地域に指定されている。 文献番号 20、46、73 和歌山県カテゴリー キイジョウロウホトトギス Tricyrtis macranthopsis Masam. 被子植物(単子葉) ユリ科 選定の理由 314 絶滅危惧Ⅱ類(VU) 旧県 絶滅危惧Ⅱ類(VU) 国 絶滅危惧ⅠB類(EN) 希少性、開発にともなう生育地の消失、園芸用採取による個体数の激減。 種の概要 岩壁に下垂して生育する多年生草本。茎の長さ40 ~ 80㎝、茎の左右に並ぶ葉の基部は茎 を抱き、長さ約15㎝、下面脈上に粗毛を散生する。花は9 ~ 10月に上部の葉腋から黄色 の1花を斜下向きに出す。花被の長さ約4㎝、外花被片の基部に距がある。 分布状況 紀南地域(田辺市・新宮市・古座川町)。 生育条件 川沿いの岩上・岩隙地。 学術的価値 紀伊半島南部の固有種であり植物地理学上重要である。 減少の原因 園芸用採取および護岸工事等による生育環境の悪化による。 特記事項 すさみ町、那智勝浦町、古座川町においては自生地外保全を目的とした野生個体の栽培 と増殖が自主的に行われている。 文献番号 46、73 和歌山県カテゴリー ナンゴクウラシマソウ Arisaema thunbergii Blume subsp. thunbergii 被子植物(単子葉) サトイモ科 絶滅危惧Ⅱ類(VU) 旧県 絶滅危惧Ⅱ類(VU) 国 − 選定の理由 希少性、生育地の消失にともなう個体数の減少が懸念される。 種の概要 林内に生える多年生草本。地下茎は小さく扁球形、径約2㎝。葉鞘は長さ4 ~ 14㎝、葉柄 は長さ17 ~ 40㎝、葉身は鳥足状に深裂し、小葉は披針形、ウラシマソウとは小葉がより 細長く中央脈ぞいに斑が入る点、花の付属体基部に皺がある点で区別する。 分布状況 和歌山市・田辺市・紀の川市・有田川町・日高町・日高川町。 生育条件 土壌の腐植層が発達した森林内。 学術的価値 同属種間における種分化形成等、植物地理学上重要である。 減少の原因 園芸用採取および森林伐採等による生育環境の悪化による。 文献番号 46、104 和歌山県カテゴリー アオノクマタケラン Alpinia intermedia Gagnep. 被子植物(単子葉) ショウガ科 絶滅危惧Ⅱ類(VU) 旧県 国 絶滅危惧Ⅱ類(VU) − 希少性、生育環境悪化にともなう個体数の減少が懸念される。 種の概要 大型の常緑多年生草本で高さ50 ~ 150㎝に達する。葉は狭長楕円形、長さ30 ~ 50㎝、幅 6 ~ 12㎝。花期は7月、花序は総状円錐状花序で直立、花は白色で唇弁は紅色の筋を帯びる。 果実は球形無毛で冬に赤く熟し、径10 ~ 12㎜。近縁種のクマタケランに似るが、全体に 赤味が少ない。 分布状況 紀南地域(紀伊大島・九龍島・宇久井半島)。 生育条件 海岸近くの湿潤な林内。 学術的価値 本県が分布域の辺縁にあたり植物地理学上重要である。 減少の原因 森林伐採等による生育地の消失、園芸用採取による個体数減少。 特記事項 紀伊大島では半野生状に栽培され花卉として出荷されている。 文献番号 46 315 植 物 選定の理由 和歌山県カテゴリー シマサルナシ Actinidia rufa (Sieb. et Zucc.) Planch. ex Miq. 被子植物(双子葉) マタタビ科 絶滅危惧Ⅱ類(VU) 旧県 絶滅危惧Ⅱ類(VU) 国 − 選定の理由 希少性並びに生育地の環境悪化。 種の概要 暖帯南部から亜熱帯にかけて分布する落葉つる性木本。葉はやや厚くてかたく、楕円形 または卵形。花は5 ~ 6月に咲き白色。葉腋から集散花序を出し、雌雄異株。果実は漿果 で楕円形、長さ2 ~ 4㎝、緑黄色で褐色の斑点がある。 分布状況 田辺市・新宮市・日高町・由良町・みなべ町・すさみ町・那智勝浦町・太地町・串本町。 生育条件 海岸付近から沿海地の林縁または林内。 学術的価値 本県の生育地は分布域の北限付近にあたり植物地理学上重要である。 減少の原因 道路開発にともなう伐採や生育地の消失による。 文献番号 46、73 ツゲ 和歌山県カテゴリー Buxus microphylla Sieb. et Zucc. var. japonica (Müll.Arg. ex Miq.) Rehder et Wils. 被子植物(双子葉) ツゲ科 絶滅危惧Ⅱ類(VU) 旧県 絶滅危惧Ⅱ類(VU) 国 − 選定の理由 希少性、園芸用採取による個体数の減少。 種の概要 暖地に生育する常緑低木。樹高は2 ~ 4m程度で、枝は密に分かれ、葉は小型で革質、表 面に光沢を持つ。花は淡黄色の小花で3 ~ 4月頃開き、枝先や上部の葉腋に束生する。さ く果は楕円形または球形で長さ約1㎝。庭園樹や街路樹として利用される。 分布状況 海南市・広川町。 生育条件 山地の中腹斜面、尾根筋、岩崖等。 学術的価値 蛇紋岩地や石灰岩地といった特殊岩地植生の指標として重要である。 減少の原因 園芸用採取にともなう個体数減少が懸念される。 特記事項 品種コツゲf. ripariaの型が古座川町、田辺市本宮町、北山村などで見られる。 文献番号 46 和歌山県カテゴリー 植 物 カワゼンゴ Angelica tenuisecta (Makino) Makino 被子植物(双子葉) セリ科 絶滅危惧Ⅱ類(VU) 旧県 絶滅危惧Ⅱ類(VU) 国 絶滅危惧ⅠB類(EN) 選定の理由 希少性並びに種分化研究上の学術的重要性。 種の概要 川岸の岩上に生える大形草本で高さ1mに達する。葉は3出羽状複葉、細長い鮮緑色の光 沢のある小葉と葉脈上の毛が近縁種イヌトウキとの区別点。花は8 ~ 9月、複散形花序に 白い小さな花をつける。果実は楕円形、長さ6 ~ 7㎜、幅3 ~ 4㎜、基部は凹入しない。 分布状況 新宮市・北山村。 生育条件 川岸の岩上・岩隙地。 学術的価値 紀伊半島南部固有種、渓流沿い植物の生態や種分化を研究する上で重要である。 減少の原因 河川改修にともなう生育地の消失。 316 文献番号 46、73、108 和歌山県カテゴリー シラタマカズラ Psychotria serpens L. 被子植物(双子葉) アカネ科 絶滅危惧Ⅱ類(VU) 旧県 国 絶滅危惧Ⅱ類(VU) − 選定の理由 本県が分布域の辺縁であり産地局限にともなう個体数の減少が懸念される。 種の概要 常緑つる性木本で付着根を出し樹幹や岩上をはい登る。葉は対生し、葉身は革質で倒卵 状楕円形、長さ2 ~ 4㎝。花期は5 ~ 7月、枝先の集散花序に白色小型の漏斗状の花をま ばらにつける。果実は液果で、球状楕円形で白色、長さ4 ~ 5㎜である。 分布状況 那智勝浦町・串本町。 生育条件 海岸近くの常緑樹林内または林縁部。 学術的価値 本県が分布域の限界であり植物地理学上重要である。 減少の原因 道路拡張、森林伐採にともなう生育地消失。 特記事項 生育地は魚付保安林の指定を受けている。 文献番号 46、73 和歌山県カテゴリー クマノギク Wedelia chinensis (Osbeck) Merr. 被子植物(双子葉) キク科 絶滅危惧Ⅱ類(VU) 旧県 国 絶滅危惧Ⅱ類(VU) − 選定の理由 本県が分布域の限界にあたり、産地局限にともなう個体数の減少が懸念される。 種の概要 亜熱帯~暖帯南部にかけて生育する多年生草本で、節から根を下ろす茎が地上を這って 生育する。葉は対生、披針形~長惰円形、長さ2 ~ 7㎝、幅6 ~ 12㎜、葉縁に2 ~ 3個の 低鋸歯があり表面はざらつく。花期は5 ~ 9月で茎の先に頭花を1つ頂生する。 分布状況 御坊市・田辺市・美浜町・日高町・那智勝浦町・串本町。 生育条件 海岸近くのやや湿った草地。 学術的価値 分布域の辺縁に位置し植物地理学上重要である。 減少の原因 管理放棄による草地の消失。 文献番号 46、73 Dianella ensifolia (L.) DC. 被子植物(単子葉) ユリ科 植 物 和歌山県カテゴリー キキョウラン 準絶滅危惧(NT) 旧県 − 国 − 選定の理由 本県が分布域の辺縁にあたる。 種の概要 本州(紀伊半島・兵庫県)・四国・九州・琉球・小笠原に分布する多年生植物。葉は線形 で長さ40 ~ 60㎝、幅15 ~ 20㎜、皮質で厚く基部は互いに重なり合う。花の時期は5 ~ 7月、 高さ50 ~ 100㎝の花茎の先に横向き、または下向きに青色の花を咲かせる。 分布状況 和歌山市・海南市・有田市・湯浅町・由良町・白浜町・串本町。 生育条件 海岸に近い草地。 317 学術的価値 本県が分布域の辺縁で植物地理学上重要である。 減少の原因 草地の植生遷移にともなう生育地の環境変化による。 特記事項 自生地の多くが国立公園、県立自然公園指定を受けた区域に包含されている。 文献番号 46、73、84 和歌山県カテゴリー ウナズキギボウシ Hosta kikutii F. Maek. var. caput-avis F. Maek. 被子植物(単子葉) ユリ科 準絶滅危惧(NT) 旧県 準絶滅危惧(NT) 国 − 選定の理由 希少性、園芸用採取による個体数の激減。 種の概要 紀伊半島南部並びに四国の東部に分布し、谷間の湿崖等に群生する多年草。地際で屈曲 した花茎が側方に伸長し下垂した花序を持つ。花被は白色で8 ~ 9月頃開花する。近縁の スダレギボウシは花茎が斜上し葉脈間がせまく、裏面の脈上に凹凸がある。本種と同じ 急傾斜地に生育するが湿崖とは限らない。 分布状況 紀南地域(田辺市・新宮市・古座川町)。 生育条件 河川や渓流の岩崖地。 学術的価値 希少性並びに種分化研究上の学術的重要性による。 減少の原因 園芸用採取および護岸工事等による生育環境の悪化。 文献番号 17、46、73 和歌山県カテゴリー キノクニスゲ Carex matsumurae Franch. 被子植物(単子葉) カヤツリグサ科 準絶滅危惧(NT) 旧県 準絶滅危惧(NT) 国 準絶滅危惧(NT) 植 物 選定の理由 産地局限にともなう個体数の減少。 種の概要 暖地の海岸に生える多年生草本。叢生し大きな株をつくる。茎は高さ30 ~ 40㎝、葉は厚 く光沢があり幅8 ~ 12㎜、基部の鞘は褐色の条線がある。花期は3 ~ 5月、小穂は4 ~ 5個、 頂小穂は雄性、側小穂は雌性、密に多数の花がつく。 分布状況 田辺市・由良町・みなべ町・串本町。 生育条件 海岸近くの湿潤な林内。 学術的価値 博物学者南方熊楠の高等植物研究史をたどる上で重要である。 減少の原因 生育地の消失、産地局限による個体数の減少。 特記事項 キシュウスゲ、クロシマスゲの別名を持つ。 文献番号 46、91 和歌山県カテゴリー キシュウナキリスゲ Carex nachiana Ohwi 被子植物(単子葉) カヤツリグサ科 選定の理由 318 希少性、生育環境悪化による個体数の減少。 準絶滅危惧(NT) 旧県 準絶滅危惧(NT) 国 絶滅危惧Ⅱ類(VU) 種の概要 他のナキリスゲ類に比べて、桿の高さは1mに達する大型の多年生草本。葉は幅3 ~ 4㎜、 果期は9 ~ 10月で頂小穂は一節に2 ~ 3個、すべて雌雄性で雄花部は短い。果胞も大きく 長さは3.5 ~ 4.5㎜、幅も広く1.5㎜、両面はほとんど平滑である。ふちに短い毛がある。 分布状況 和歌山市・御坊市・田辺市・新宮市・美浜町・由良町・印南町・みなべ町・白浜町・上 富田町・那智勝浦町。 生育条件 沿岸域の林内。 学術的価値 同属種間における種分化形成等、植物地理学上重要である。 減少の原因 生育環境の悪化による。 特記事項 和名、学名ともに那智勝浦町那智山で発見されたことによる。 文献番号 46、77 和歌山県カテゴリー アコウ Ficus superba (Miq.) Miq. var. japonica Miq. 被子植物(双子葉) クワ科 準絶滅危惧(NT) 旧県 国 準絶滅危惧(NT) − 選定の理由 本県が分布域の辺縁にあたる。 種の概要 亜熱帯~暖帯にかけ分布する亜熱帯性植物の常緑高木。幹の周囲から気根を垂らして成 長し高さ10m以上の大木となる。葉腋または葉の落ちた跡の周囲に雄花・雌花・虫えい 花が混在した花のうを束生する。 分布状況 有田郡から串本町にかけた沿岸域。防風防潮林として植栽されたものと区別が困難。 生育条件 海岸の向陽の低地や林縁部を主とする。 学術的価値 本県は分布域の辺縁であり植物地理学上重要である。 減少の原因 道路拡張工事等による伐採に伴い個体数減少が懸念される。 特記事項 美浜町龍王神社のアコウ巨木は県指定天然記念物、日高町産湯のアコウ巨木、日高町比 井の群生地は町指定天然記念物である。 文献番号 46、95、113 和歌山県カテゴリー ドロノシモツケ Spiraea japonica L. f. var. ripensis Kitam. 旧県 国 準絶滅危惧(NT) − 選定の理由 希少性並びに生育地の環境悪化にともなう個体数の減少。 種の概要 川岸の岩上に生える小低木。母種のシモツケと草丈30 ~ 50㎝(シモツケは60 ~ 100㎝)、 全体無毛、茎に稜がない点で変種と区別される。葉は細長く長さ約5㎝幅約1㎝。開花は6月、 淡紅色の花が散房花序につく。 分布状況 紀南地域(新宮市・北山村)。 生育条件 流速の強い川岸の岩上。 学術的価値 渓流沿い植物の生態や種分化を研究する上で重要である。 減少の原因 園芸用採取並びに河川改修による生育環境の破壊による。 文献番号 22、46、73 319 植 物 被子植物(双子葉) バラ科 準絶滅危惧(NT) 和歌山県カテゴリー キイシモツケ Spiraea nipponica Maxim. var. ogawae (Nakai) Yamanaka 被子植物(双子葉) バラ科 準絶滅危惧(NT) 旧県 準絶滅危惧(NT) 国 準絶滅危惧(NT) 選定の理由 本県の代表的な固有植物である。 種の概要 本県の蛇紋岩地帯に特化して生育する落葉低木。葉は互生、葉柄は短く、葉の裏は粉白 色で狭長楕円形から長楕円形。花期は5月下旬から6月中旬で複散房状の花序に白色の花 をつける。 分布状況 和歌山市・海南市・紀の川市・紀美野町・高野町・有田川町。 生育条件 蛇紋岩地帯の日当たりの良い斜面。 学術的価値 同属種間の分化や蛇紋岩地植生の研究上重要である。 減少の原因 土地の造成による生育地の消失や植生遷移による環境変化。 特記事項 龍門山(紀の川市)のキイシモツケ群落は県指定天然記念物である。 文献番号 46、73、90、111 和歌山県カテゴリー ツゲモチ Ilex goshiensis Hayata 被子植物(双子葉) モチノキ科 準絶滅危惧(NT) 旧県 準絶滅危惧(NT) 国 − 選定の理由 希少性並びに紀伊半島が分布域の北限にあたる。 種の概要 常緑樹林内に生える高さ5 ~ 10 mの常緑高木で、本州(紀伊半島) ・四国・九州・琉球・ 台湾に分布する。本県では3 ~ 4m程度の小高木が多いが、時に高木のものが見られる。 雌雄異株でモチノキにやや似るが、葉・果実ともにより小型である。 分布状況 新宮市・有田川町・由良町・印南町・日高川町・白浜町・上富田町・すさみ町・古座川 町・串本町。 生育条件 常緑樹林内に生育する。 学術的価値 紀伊半島を北限とする樹木で植物地理学上重要である。 減少の原因 際立った特徴の少ない種であり認知されないまま伐採される恐れがある。 文献番号 46、73、97 植 物 和歌山県カテゴリー ハマボウ Hibiscus hamabo Sieb. et Zucc. 被子植物(双子葉) アオイ科 準絶滅危惧(NT) 旧県 準絶滅危惧(NT) 国 − 選定の理由 開発による環境悪化、生育地の消失にともなう個体数の減少。 種の概要 本州(三浦半島以西)・四国・九州・奄美大島などに分布する落葉低木で高さ3 ~ 4mに 達する。葉は倒卵状円形で、花期は7 ~ 8月、直径約5㎝の黄色の花をつける。蒴果は卵 形で先がとがり、後に裂開する。 分布状況 和歌山市(絶滅)・御坊市・田辺市・新宮市・印南町・みなべ町・白浜町・那智勝浦町。 生育条件 河口部の汽水域における塩生湿地。 学術的価値 塩生湿地に生える生態や種子の海流散布様式など、生態学上注目される。 320 減少の原因 港湾開発や河川改修等にともなう生育地の消失や伐採による個体数減少が懸念される。 特記事項 日高川河口(御坊市)の群落は市指定天然記念物、みなべ町西岩代川河口の群落は町指 定天然記念物である。 文献番号 46、73、103 和歌山県カテゴリー シチョウゲ Leptodermis pulchella Yatabe 被子植物(双子葉) アカネ科 準絶滅危惧(NT) 旧県 準絶滅危惧(NT) 国 準絶滅危惧(NT) 選定の理由 産地局限、護岸工事等にともなう生育地消失、個体数の減少。 種の概要 川岸に生える落葉小低木。若枝は淡紫黒色で短毛を密生、古くなると樹皮は縦裂する。 葉は対生で狭長楕円形または披針形、長さ2 ~ 4㎝、裏面の中肋に短毛がある。花は7 ~ 8月、花冠は淡紫色で長いろうと状の花を葉腋または枝の先につける。花柱に長短がある。 さく果は長楕円形、宿存するがくを含め長さ5㎜。 分布状況 田辺市・新宮市・那智勝浦町・古座川町・北山村。 生育条件 川岸の岩壁や岩上に生えるが、現在は道路ぞいの岩壁にも多く見られる。 学術的価値 紀伊半島南部と四国に分布し植物地理学上重要である。 減少の原因 道路改修等による生育地の消失。 文献番号 46 キノクニシオギク Chrysanthemum kinokuniense (Shimot. et Kitam.) H. Ohashi et Yonek. 被子植物(双子葉) キク科 和歌山県カテゴリー 準絶滅危惧(NT) 旧県 国 準絶滅危惧(NT) − 産地局限、海岸改修等による生育地の消失、個体数の減少。 種の概要 海岸に生える小型の多年生草本。茎の下部はやや匍匐し高さ20 ~ 30㎝。葉は長さ2 ~ 5㎝、 幅1 ~ 3㎝で全縁または上半は羽状に浅裂する。裏は銀白色。花期は11 ~ 12月、直径8㎜ 内外の多数の筒状花をつける。母種シオギクとは頭花の径で区別されるが中間形もあっ て連続的。 分布状況 日高町から新宮市にかけての海岸。 生育条件 海岸の波が直接被らない岩崖地。 学術的価値 紀伊半島固有種である。雑種起源の説もありキク科植物の種分化研究に重要である。 減少の原因 海岸整備による生育地の消失が大きい。 特記事項 キイシオギクの別名を持つ。 文献番号 46、73、85 和歌山県カテゴリー ドロニガナ Ixeris dentata Nakai subsp. kitayamensis Murata 被子植物(双子葉) キク科 選定の理由 準絶滅危惧(NT) 旧県 国 準絶滅危惧(NT) 絶滅危惧Ⅱ類(VU) 紀伊半島南部固有種、産地局限にともなう個体数の減少。 321 植 物 選定の理由 種の概要 川岸の岩の割れ目に根茎を這わして生育する多年生草本。根生葉は小さく、葉柄を含め て長さ3 ~ 5㎝、ほとんど全縁。花期は3 ~ 5月、径約1.5㎝。舌状花が約10個、そう果の 長さ2.5 ~ 3㎜という点でニガナと区別される。 分布状況 田辺市・新宮市・那智勝浦町・古座川町・北山村。 生育条件 川岸の岩の割れ目に生える。 学術的価値 紀伊半島固有種で近縁種との種分化の研究に重要である。 減少の原因 河川改修による生育場所の減少。 特記事項 北山村の瀞峡で発見されたので和名がつけられた。 文献番号 46、73、107 (内藤 麻子,和歌山県レッドデータブック改訂委員会植物・植物群落部会) 参考文献一覧 1 榎本 敬・狩山俊悟.1999:紀伊大島植物目録 高等植物,京都大学大学院農学研究科付属 亜熱帯植物実験所,11-71. 2 岩槻邦男(編) .1992:日本の野生植物 シダ.311pp.平凡社,東京. 3 藤井伸二.1999:近畿地方のスズシロソウの新変種カワチスズシロソウ.大阪市立自然史博 物館研究報告,53. 4 藤井伸二.2007:近畿地方におけるハイキビ2例目の産地.分類,7 (1),39-42. 5 藤井伸二.2009:近畿地方植物分布ノート2:ムラサキセンブリSwertia pseudochinenshis( リンドウ科)の分布についての再検討.分類,9 (1),65-68. 6 藤井伸二・市川正人・山脇一也・藤井俊夫.2010:紀伊半島におけるソハヤキミズとコケミ ズ(イラクサ科)の新産地.分類,10 (2),163-166. 7 藤井伸二.2008:近畿地方植物分布ノート1:ヒメナエMitrasacme indica(マチン科)を和 歌山県に記録する.分類,8 (2),157-159. 8 藤井伸二・梅本信也.2009:コナミキ(シソ科)の和歌山県那智勝浦町における新産記録. 植 物 南紀生物,51 (2),81-82. 9 藤井伸二・狩山俊悟・榎本 敬.2003:1999年版紀伊大島植物目録(高等植物)の補遺およ びカンアオイ属に関する分類学的ノート.南紀生物,45 (2),115-117. 10 後藤 伸.1991:最近紀南地方で発見された植物の記録.南紀生物,33 (2),124-125. 11 角野康郎.1994:日本水草図鑑.179pp.文一総合出版,東京. 12 角野康郎・安田忍・大亦昌史・衣笠浩二.2008:事例研究,和歌山県荒見井水路の改修にと もなうリュウノヒゲモ群落保全の取り組み.応用生態工学,11 (1),103-106. 13 環境庁自然保護局野生生物課.2000:改訂・日本の絶滅のおそれのある野生生物―レッドデ ータブック―8 植物Ⅰ(維管束植物) .664pp.(財)自然環境研究センター, 東京. 14 環境省.2007:植物Ⅰレッドリスト.http://www.biodic.go.jp/rdb/rdb_f.html 15 加藤雅啓編.1997:植物の多様性と系統.312pp.裳華房,東京. 322 16 木下慶二.1970:和歌山県におけるカンアオイ属とその分布についてⅡ.南紀生物,12 (2), 45-46. 17 木下慶二.1981:和歌山県におけるギボウシ属とその分布についてⅡ.南紀生物,23 (2), 103-106. 18 木下慶二.1987:短報,希少種水生植物の採集記録.南紀生物,29 (1),14. 19 木下慶二.1990:ヒメカンアオイの一新変種.植物地理・分類研究,38 (1),7-8. 20 木下慶二.1996:和歌山県におけるトガサワラの自生状況について,御坊文化財研究会創立 三十周年記論集「紀州の歴史と風土」 ,御坊文化財研究会,267-281. 21 木下慶二.1998:和歌山県におけるスダレギボウシについて.南紀生物,4 0(2),171-173. 22 北村四郎.1950:日本及び其の付近のシモツケ属.植物分類地理,14,149-159. 23 北村四郎・村田 源・堀 勝.1957:原色日本植物図鑑 草本編(Ⅰ)合弁花類.297pp.保 育社,大阪. 24 北村四郎・村田 源.1961:原色日本植物図鑑 草本編(Ⅱ)離弁花類.390pp.保育社,大 阪. 25 北村四郎・村田 源・小山鉄夫.1964:原色日本植物図鑑 草本編(Ⅲ)単子葉類.464pp. 保育社,大阪. 26 北村四郎・村田 源.1971:原色日本植物図鑑 木本編(Ⅰ) .400pp.保育社,大阪. 27 北村四郎・村田 源.1979:原色日本植物図鑑 木本編(Ⅱ) .545pp.保育社,大阪. 28 倉田 悟・中池敏之.1979:日本のシダ植物図鑑1.628pp.東京大学出版会,東京 29 倉田 悟・中池俊之.1981:日本のシダ植物図鑑2.648pp.東京大学出版会,東京 30 倉田 悟・中池俊之.1987:日本のシダ植物図鑑5.816pp.東京大学出版会,東京 31 前田哲弥・山本修平・北野一夫.2008:和歌山県に産するカヤツリグサ科フトイ属植物の分 布.和歌山県立自然博物館館報,26,43-66. 32 前田哲弥.2008:ツクシカンガレイ(カヤツリグサ科)の和歌山県における新産地.植物地 理・分類研究,56 (1),37-39. 33 真砂久哉.1971:紀南地方シダ植物分布資料Ⅵ(付紀北地方シダ植物分布 資料Ⅰ) .南紀生 物,13(2),54-57. 34 真砂久哉.1973:紀南地方シダ植物分布資料Ⅶ.南紀生物,15 (2),49-50. 35 真砂久哉.1986:岡本省吾・岡部種造・大堀武夫各氏が和歌山県で採集したシダ植物.南紀 植 物 生物,28(1),53-54. 36 真砂久哉.1988:紀伊半島南部のシダ植物相.南紀生物,30 (1),24-35. 37 村田 源.1954 ~ 1988:近畿地方植物誌1~ 30.兵庫生物,2 (4・5) ~ 9 (4). 38 村田 源.1968:近畿地方の植物分布概説,近畿の植物1 ~ 14.近畿植物同好会. 39 村田 源.1972:植物分類雑記10.植物分類地理,25,45-46. 40 村田 源.1973:植物分布新報知.植物分類地理,25,187. 41 村田 源.1975:植物分類雑記11,45キイムヨウラン(新称) .植物分類・地理,26 (5-6). 42 村田 源.1989 ~ 1992:近畿地方の植物誌31 ~ 33.近畿植物同好会々誌,13 ~ 15. 43 村田 源.1992:植物分類雑記12,81オオママコナ.植物分類・地理,43 (2),150-151. 44 村田 源.2002:近畿地方から絶滅した植物11.レンリソウ.関西自然保護機構会誌,24 (1),59-60. 45 村田 源.2008:近畿地方植物誌をふりかえって遺存種の特殊な生態を考える.南紀生物, 323 50 (1),1-5. 46 村田 源・レッドデータブック近畿研究会.2004:近畿地方植物誌,257pp,特定非営利活 動法人大阪自然史センター,大阪. 47 村田 源・山本修平.1987:タシロランを和歌山県に記録する.南紀生物,29 (2),96. 48 村田 源・山本修平.2002:ハイキビ(イネ科)を和歌山県に記録する.南紀生物,44 (2), 123-124. 49 永益英敏・船越英伸・迫田昌宏.1999:トサムラサキ(クマツヅラ科)の近畿地方における 新産地.植物分類・地理,50 (1),139-141. 50 中嶌章和・瀬戸 剛・佐久間大輔.1997:真砂久哉氏採集,和歌山県産シダ植物標本目録. 118pp.大阪市立自然史博物館,大阪. 51 Oda,J & H.Nagamasu.2008:Two New species of Carex sect. 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