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Agilent U8903A オーディオ・アナライザ

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Agilent U8903A オーディオ・アナライザ
Agilent U8903A
オーディオ・アナライザ
Data Sheet
機能
●
ジェネレータ、アナライザ、グラ
フ、掃引モードをワンボタンで選
択可能
●
DC および 10 Hz ∼ 100 kHz での
測定
●
S/N 比、 SINAD 、 IMD 、 DFD 、
THD+N 比、THD+N レベル、クロ
ストークなどの特性評価
●
重み関数、標準フィルタ、カスタ
ム・フィルタの適用
●
高品質の信号と任意波形を使用し
たデバイスのシミュレーション
●
モノラル、ステレオ、サラウンドのいずれの音でも、人間の耳は良いものを認
識できます。しかし、「どれだけ良く聞こえるか」を測定することは困難です。
Agilent U8903A オーディオ・アナライザを使用すれば、無線オーディオ、アナ
ログ・コンポーネント /IC、民生用オーディオなどのアプリケーションのオーデ
ィオ性能を定量化できます。
オーディオ・スペクトラム全体およびそれを超えて、このスケーラブルなソリュ
ーションは、汎用測定機能、さまざまなテスト信号、高度な解析機能を提供しま
す。どのようなアプリケーションでも、U8903A を使用すれば、デバイス性能の
違いを測定できます。
測定結果の数値およびグラフィッ
ク表示
●
GPIB/LAN/USB インタフェース
8903B からのセットアップ
U8903A は、広く使用されている 8903B オーディオ・アナライザの後継の次世代
アナライザです。アプリケーション・ノート『8903B から U8903A へのプログラ
ミング ・ コードの変換(5990-4135JAJP)』には、互換性のあるコマンドに加えて、
以前の R2D2 コードと新しい U8903A SCPI コマンドを比較するサンプル・テス
ト・プログラムが掲載されています。
U8903A オ ー デ ィ オ・ ア ナ ラ イ ザ は、
歪メータ、SINAD メータ、周波数カウ
ンタ、AC 電圧計、FFT アナライザの
機能と、低歪みオーディオ信号源の機
能を兼ね備えています。ベンチトップ
で使用しても、テスト・システムで使
用しても、高確度で汎用性に優れてい
るため、最終製品にはっきりと聞き取
れる違いが現れます。
高品質のテスト信号の作成
デュアル・チャネルの信号発生器を内蔵し、さまざまな高品質の信号を使って、デ
バイスをシミュレートできます。例えば、正弦波(− 105 dB のノイズ・フロア)、
方形波、雑音(ガウシアンおよび方形波)、2 トーン、マルチトーン(最大 60 個)
(図 3)信号を使用できます。複雑な実環境信号をシミュレートするために、最大
16,384 ポイント、321.5 kHz のサンプリング・レートで任意波形を作成すること
もできます。
出力電圧範囲は 0 V ∼ 8 Vrms(1 %の確度)です。不平衡接続では、50 Ω または
600 Ωの出力インピーダンスを選択できます。
重要なオーディオ・
パラメータの測定/解析
U8903A は、10 Hz ∼ 100 kHz の 周
波数レンジを備え、DC 測定機能を内
蔵しているため、オーディオ・スペク
トラムの下、全体、上の測定が可能で
す。入力チャネルが 2 つあるので、ス
テレオ・オーディオ、周波数応答、無
線、コンポーネントのテストをすべて、
シングル・チャネルの価格で実行でき
ます。
図 1:最大 32 K ポイント、豊富なデータ・グラフ化機能を
使用して、FFT 解析を実行できます。
図 2:各種重み関数を含め、幅広いフィルタを適用で
きます。
S/N 比、SINAD、相互変調歪み(IMD)、
差 周 波 数 歪 み(DFD)、 全 高 調 波 歪 み
(THD + N 比、THD + N レベル)、ク
ロストークなどのパラメータを簡単に
評価できます。追加の測定機能として、
AC レベル、DC レベル、周波数カウン
ト、周波数スペクトラム(FFT 解析、図
1 を参照)があります。
すべての測定に対して、重み関数、ロ
ーパス・フィルタ、ハイパス・フィル
タ、標準フィルタを適用できます(図
2)。また、MATLAB® や他のアプリケ
ーションを使用して、カスタム・フィ
ルタを作成し、アナライザの USB ポー
ト経由でアップロードすることもでき
ます。フィルタと重み関数は、一度に
最大 3 個までを適用することができ
ます。
図 3:低歪み、低雑音レベルの高品質のテスト信号を使用できます。
2
手動/自動テストの実行が簡単
4 種類の主要動作モード(アナライザ、
ジェネレータ、グラフ、掃引)を、ワン
ボタンで簡単に選択できます。5.7 イン
チのカラー・ディスプレイには、数値
表示に加えて、アナログ掃引、FFT ス
ペクトラムなどがグラフィック表示さ
れます。
ベ ン チ ト ッ プ ま た は テ ス ト・ シ ス テ
ム で の 制 御 用 に、U8903A は GPIB/
LAN/USB インタフェースを装備して
います。8903B オーディオ・アナライ
ザを現在システムで使用している場合
は、アプリケーション・ノート『8903B
から U8903A へのプログラミング ・ コ
ードの変換(5990-4135JAJP)』に、互
換性のあるコマンドに加えて、以前の
R2D2 コ ー ド と 新 し い U8903A SCPI
コマンドを比較するサンプル・テスト・
プログラムが掲載されています。
8903B を置き換えて、次世代
の機能を追加
20 年 近 く に わ た っ て、8903B が オ ー
ディオ ・ アプリケーションで優れた汎
用性と性能を提供してきました。今日
では、8903B をベースにした U8903A
オーディオ・アナライザが、単一ポイ
ント測定の高速化
(0.4 s 対 3.0 s)、 周
波数レンジの拡大、性能の拡張、機能
を実現しています。
の向上
(表 1、2、3)
U8903A は最新のデジタル・テクノロ
ジーをベースにしたもので、ベンチト
ップで使用しても、テスト・システム
で使用しても、測定器のアップタイム
が向上します。
U8903A
8903B
図 4:新しい U8903A オーディオ・アナライザは、広く使用されている 8903B よりも多くの機能が
向上しています。
U8903A
8903B
周波数レンジ
DC および 10 Hz ∼ 100 kHz
20 Hz ∼ 100 kHz
周波数確度
5 ppm(0.0005 %)
0.004 %
U8903A
8903B
AC 電圧入力レンジ
0 V ∼ 140 Vrms
0.3 mVrms ∼ 300 Vrms
AC 確度
±1%
±4%
DC 電圧入力レンジ
0 ∼± 200 V
4 V ∼ 300 V
DC 確度
±1%
±1%
表 1:周波数レンジと確度の比較
表 2:AC レベルと DC レベルの測定の確度とレンジの比較
周波数レンジ
残留 THD+N
(信号歪み)
80 kHz の帯域幅で
表 3:レンジおよび残留 THD+N 測定の比較
U8903A を 使 用 す れ ば、 グ ラ フ ィ カ
ル・ユーザ・インタフェース(GUI)と
主要動作モードのワンボタン選択によ
り、より迅速な測定の設定が行えます。
カラー・スクリーンには、1 つまたは 2
つのチャネルのデュアル・パラメータ
を表示できるだけでなく、掃引、周波
数スペクトラムなどをグラフィック表
示できます(図 4)。
3
U8903A
8903B
10 Hz ∼ 100 kHz
20 Hz ∼ 100 kHz
≦− 101 dB
(1 kHz、1 Vrms で)、
20 Hz ∼ 20 kHz
− 80 dB
(または 15 μ V)、
20 Hz ∼ 20 kHz
フロント・パネル
5.7 インチ・カラー・
ディスプレイ
アナライザ/ジェネレータ/掃引
モードへのワンボタン・アクセス
DUT 保護用のフロント・パネル出力
のオン/オフ・ボタン
グラフィック解析用のクイック・ボタン
プラグアンドプレイ USB 2.0 インタフェース
デュアル・チャネル・ジェネレータ出力と
アナライザ入力(XLR コネクタ)
ソフトキー
リア・パネル
GPIB/LAN/USB インタフェース
4
困難なオーディオ・アプリケーションへの対応
一般的なオーディオ・テスト
U8903A は、オーディオ・アンプやオーディオ・チェーン内の他のデバイスの効率
的な解析のための基本的な測定機能を備えています。例えば、アナライザには、平
衡入出力と不平衡入出力があります。また、フィルタの選択肢が豊富で、カスタム・
フィルタを容易にアップロードでき、柔軟性が高くなっています。豊富な掃引機能
と、各測定に対応する柔軟なデータ表示フォーマットにより、難しいオーディオ・
アプリケーションにもすぐに対応できます。
増幅器のテスト
平衡入力
出力パワーを高めるために、多くのオー
ディオ・アンプがブリッジ出力段を使用
しています。こうした増幅器は、出力を
グランドできないため、特性評価が困難
です。これらのデバイスをテストするに
は、通常、校正済みの平衡絶縁トランス
を不平衡入力を備えたアナライザに接続
して使用する必要があります。
8903B では、トランスは不要でしたが、
アナライザの入力をフローティング状態
にしてから、ブリッジ・デバイスを接続
して測定を実行する必要があることに変
わりはありませんでした。U8903A では、
XLR コネクタに接続して、測定を実行
するだけです。フローティング状態にす
る必要はありません。
アナライザ
入力
ジェネレータ出力
オーディオ・アンプ
標準フィルタとカスタム・フィルタ
さまざまなフィルタが内蔵されているの
で、国際規格で求められている重み関数
を使用して、簡単にオーディオ測定を
実行できます。これらの重み関数とし
て、CCIR、CCIR/ARM、CCIT 評価雑
音フィルタ、C メッセージ・フィルタ、
ANSI "A" 評価雑音フィルタがあります。
標 準 フ ィ ル タ 以 外 に も、MATLAB や
Agilent VEE などのアプリケーション
を使用してカスタム・フィルタを作成し
て、アナライザの USB ポートからアッ
プロードすることができます。U8903A
に は、 選 択 可 能 な 15 kHz、20 kHz、
30 kHz のローパス・フィルタも内蔵さ
れているので、不要な帯域外信号やノイ
ズを除去できます。
表示のスケーリングとフォーマット
U8903A では、データ表示を柔軟に制御
できます。例えば、AC レベル測定では、
V、mV、dBm/600 Ω終端(または他の
抵抗値)、Ωを選択できます。歪み測定
では、%または dB を選択できます。
5
困難なオーディオ・アプリケーションへの対応(続き)
掃引測定
U8903A は、オーディオ信号源を内蔵し、厳密なデジタル制御が可能なため、周波数応答、歪み、S/N 比の自動掃引測定が可能
です。例えば、アクティブ・フィルタの周波数応答の確認に必要な手順は数ステップです。デバイスを接続し、必要なソース・
レベルを設定した後、スタート周波数とストップ周波数を入力して、"Sweep" キーを押すだけです(図 5)。
図 5:ワンボタンで掃引測定モードにアクセスできます。
トランスミッタ/レシーバのテスト
U8903A は、カーラジオ、電話、移動無線機、放送用ラジオ、FM チューナ、テレビなどのデバイスに使用されているトランシ
ーバのテストを容易にする測定機能も備えています。U8903A をレシーバのテスト用の変調信号発生器やトランスミッタのテス
ト用のシグナル・アナライザと組み合わせて使用すれば、これらのアプリケーションすべてに対応できます(下の図を参照)。
レシーバのテスト
信号発生器
変調信号
双方向無線機
アナライザ入力
ジェネレータ出力
6
困難なオーディオ・アプリケーションへの対応(続き)
トランスミッタのテスト
スペクトラム・アナライザ
ジェネレータ出力
変調信号
双方向無線機
真の実効値検波
大きなノイズ成分を持つ信号を正確に評価するには、真の実効値検波が必要です。
U8903A は、クレスト・ファクタが 3 未満の信号すべてに対して、真の実効値検波
を適用できます。さらに、ソフトキーを選択することにより、準尖頭値検波(CCIR
468-4)やピークツーピーク検波を使用することもできます。
内蔵フィルタ
U8903A は、トランスミッタ/レシーバのテスト用のさまざまなフィルタを備えて
います。CCITT、CCIR、C メッセージ評価雑音フィルタは、レシーバ・テストの
国際規格に適合しています。トランスミッタのテストでは、7 極の 400 Hz ハイパ
ス・ファイルタにより最高 250 Hz までの信号の 40 dB 以上のノイズ除去が可能な
ので、スケルチ信号をオフにしなくても、1 %までのトランスミッタの音声歪みを
測定できます。
柔軟性をさらに高めるために、MATAB や Agilent VEE などのアプリケーション
を使用して作成したカスタム・フィルタを適用することができます。フィルタを
U8903A の USB ポート経由でアップロードした後、ソフトキーを選択して、測定
に適用できます。全部で最大 3 種類のフィルタを同時に適用できます。
SINAD 測定
FM レシーバのテストによく使用される
SINAD 測定は、レシーバの感度や隣接
チャネルの選択度を確認する場合には、
繰り返し実行する必要があります。レ
シーバのテスト中に存在するノイズの
大きな信号を平滑化するために、アナ
ライザの SINAD モードでは、フィル
タ回路が追加されます。これらの回路
は、高速で優れた再現性を実現するよ
うに最適化されています。U8903A で
は、1.5 s 未 満 の 捕 捉 時 間、 ロ ッ ク 後
3 回 /s 以上の測定速度での歪みおよび
SINAD 測定が可能です。
S/N 比
AM レ シ ー バ の 信 号 品 質 の 評 価 で は、
U8903A は必要な S/N 比測定を自動的
に実行できます。S/N 比測定は、低歪
み信号源をオン/オフしながら、入力
AC 信号レベルをモニタすることにより
行われます。
7
特性
消費電力
250 VA
AC 電源ライン要件
• 100 Vac ∼ 240 Vac
• 47 Hz ∼ 63 Hz
動作環境
•
•
•
•
•
動作温度:0 ℃∼ 55 ℃
相対湿度:30 %∼ 80 % RH
(非結露)
高度:最高 3000 m
汚染度:2
設置カテゴリ II
保管温度
− 55 ℃∼ 75 ℃
安全規格
認証:
• IEC 61010-1:2001/EN61010-1:2001(第 2 版)
• カナダ:CAN/CSA-C22.2 No. 61010-1-04
• 米国:Ansi/Ul 61010-1:2004
EMC 規格
• IEC 61326-1:2005/EN 61326-1:2006
• カナダ:ICES-001:2004
• オーストラリア/ニュージーランド:AS/NZS CISPR11:2004
寸法(幅×奥行×高さ)
426.80 × 405.00 × 141.35 mm
質量
7.5 kg 未満(カードなし)
仕様
以下の仕様は、特に記載のない限り、30 分間のウォームアップ後の 0 ℃∼ 55 ℃の温度における性能に基づいています。
オーディオ発生器
波形
正弦波、デュアル正弦波、可変位相、方形波、雑音(ガウシアンおよび方形波)、任意波形、DC、
マルチトーン、SMPTE IMD
(1:1、4:1、10:1)、DFD
(IEC 60118/IEC 60268)
正弦波、デュアル正弦波、可変位相
周波数
レンジ
確度
分解能
5 Hz ∼ 80 kHz
5 ppm
0.1 Hz
出力
レンジ(平衡)
レンジ(不平衡/コモン)
振幅確度
振幅分解能
0 V ∼ 16 Vrms
0 V ∼ 8 Vrms
±1%
1 μ Vrms(5 桁の分解能に制限)
8
仕様(続き)
フラットネス
20 Hz ∼ 20 kHz
5 Hz ∼ 80 kHz
± 0.01 dB
± 0.1 dB
THD+N(1 kHz、1 Vrms、
≦− 95 dB
(23 ℃± 5 ℃)
20 Hz ~ 20 kHz の帯域幅)
≦− 92 dB
(0 ℃∼ 18 ℃、28 ℃∼ 55 ℃)
デュアル正弦波比範囲
0 dB ∼ 100 dB
位相
–180 °∼ 179.99 °
掃引
周波数、振幅、位相
方形波
周波数
レンジ
5 Hz ∼ 30 kHz
出力
レンジ(平衡)
レンジ(不平衡/コモン)
0 V ∼ 45.2 Vpp
0 V ∼ 22.6 Vpp
立ち上がり時間
< 2 µs
SMPTE IMD(1:1/4:1/10:1)
周波数
低周波(LF)トーン
40 Hz ∼ 500 Hz
高周波(HF)トーン
2 kHz ∼ 60 kHz
出力
レンジ(平衡)
レンジ(不平衡/コモン)
0 V ∼ 16 Vrms
0 V ∼ 8 Vrms
混合比(LF:HF)
10:1、4:1 または 1:1
残留 IMD
(20 Hz ~ 20 kHz)
≦− 92 dB
掃引
上側周波数、下側周波数、振幅
DFD(IEC 60118/IEC 60268)
周波数
差周波数
上側周波数
中心周波数
80 Hz ∼ 2 kHz
3 kHz ∼ 80 kHz
3 kHz ∼ 79 kHz
出力
レンジ(平衡)
レンジ(不平衡/コモン)
0 V ∼ 16 Vrms
0 V ∼ 8 Vrms
固有歪み(20 Hz ~ 20 kHz)
≦− 101 dB
掃引
上側周波数、中心周波数、振幅
任意波形/マルチトーン
サンプリング・レート
長さ
最大トーン数
312.5 kHz
32 ∼ 32768 ポイント/チャネル
(長さ /2)− 1
雑音
タイプ
ガウシアン、方形波
出力
レンジ(平衡)
レンジ(不平衡/コモン)
0 V ∼ 7.2 Vrms(ガウシアン)、0 V ∼ 13.16 Vrms(方形波)
0 V ∼ 3.6 Vrms(ガウシアン)、0 V ∼ 6.58 Vrms(方形波)
DC
出力
レンジ(平衡)
− 22.6 V ∼ 22.6 V
レンジ(不平衡/コモン)
− 11.3 V ∼ 11.3 V
振幅確度
± 1.5 %
9
仕様(続き)
DC オフセット
可変位相、DC、方形波を除く、すべての波形タイプに適用可能
出力レベル
レンジ
− 11.3 V ∼ 11.3 V
振幅確度
± 1.5 %
出力特性
接続タイプ
平衡
不平衡
コモン・モード
XLR
BNC
XLR
インピーダンス
平衡
不平衡
100 Ω、600 Ω
50 Ω、600 Ω
出力電流制限値(代表値)
50 mA
最大出力パワー(600 Ω終端)
平衡(600 Ω)
不平衡(600 Ω)
20 dBm
14 dBm
クロストーク
20 Hz ∼ 20 kHz
≦− 101 dB
(23 ℃± 5 ℃)
≦− 99 dB
(0 ℃∼ 18 ℃、28 ℃∼ 55 ℃)
20 kHz ∼ 80 kHz
≧− 85 dB
オーディオ・アナライザ
入力特性
接続タイプ
平衡
不平衡
XLR
BNC
カップリング
DC、AC
測定帯域幅
低
高
30 kHz
100 kHz
入力レンジ
400 mV ∼ 140 Vrms
測定レンジ
< 1 μ V[1]∼ 140 Vrms
最大定格入力
200 Vp(3000 m までの高度で)
インピーダンス
平衡
不平衡
200 k Ω
100 k Ω
フラットネス
20 Hz ∼ 20 kHz
] 23 ℃± 5 ℃)
± 0.01 dB[2(
] 0 ℃∼ 18 ℃、28 ℃∼ 55 ℃)
± 0.012 dB[3(
20 kHz ∼ 100 kHz
± 0.1 dB
(23 ℃± 5 ℃)
± 0.15 dB
(0 ℃∼ 18 ℃、28 ℃∼ 55 ℃)
THD+N(1 kHz、1 Vrms、
20 Hz ~ 20 kHz の帯域幅)
≦− 101 dB
CMRR
≦ 20 kHz
(< 6.4 V)
≧ 70 dB[4]
≦ 20 kHz
(> 6.4 V)
≧ 40 dB[4]
クロストーク
20 Hz ∼ 20 kHz
≦− 101 dB
入力保護
すべてのレンジの過負荷保護、フロント・パネル上でのオンスクリーン警告メッセージ
10
仕様(続き)
トリガ
タイプ
フリーラン、外部
レベル
5V
最小トリガ Hi 電圧
1.25 V
最大トリガ Lo 電圧
0.5 V
入力インピーダンス
> 50 k Ω
振幅
DC 測定範囲
0 ∼± 200 V
DC 確度
±1%
AC 確度(20 Hz ~ 100 kHz)
± 1 %(23 ℃± 5 ℃)
± 2 %(0 ℃∼ 18 ℃、28 ℃∼ 55 ℃)
AC レベル検波
RMS、ピークツーピーク、準尖頭値
周波数
レンジ
10 Hz ∼ 100 kHz
最小入力
1 mV(S/N > 40 dB)
確度
5 ppm
6桁
分解能
位相
確度
< 20 kHz
±2°
< 100 kHz
±4°
最小入力
1 mV(S/N > 40 dB)
分解能
0.01 °
SMPTE IMD
残留 IMD
≦ 0.0025 %(–92 dB)
[1]24 ビット測定による定義。
(50 Hz より下)。
[2]± 0.01 dB − 0.001 dB/Hz
(50 Hz より下)。
[3]± 0.012 dB − 0.001 dB/Hz
[4]AC 結合の場合は、CMRR は低周波で低下します。
グラフ・モード
サイズ/捕捉長
256、512、1024、2048、4096、8192、16384、32768
ウィンドウ
方形、ハニング、ハミング、ブラックマン・ハリス、ライフ・ビンセント 1 および 3、フラットトップ
振幅確度(フラットトップ・ウィンドウ)
± 0.1 dB
(± 1.2 %)
表示モード
タイム・ドメイン
ノーマル、補間、ピーク、絶対値
周波数ドメイン
グラフのポイント間の最大 FFT ビンの表示
オーディオ・フィルタ
ローパス・フィルタ
•
•
•
•
ハイパス・フィルタ
•
•
•
•
評価雑音フィルタ
•
•
•
•
•
•
15 kHz ローパス
20 kHz ローパス
30 kHz ローパス
ユーザ定義[1]
20 Hz ハイパス
100 Hz ハイパス
400 Hz ハイパス
ユーザ定義[1]
A 評価雑音(ANSI-IEC“A”重み、IEC Rec 179 に準拠)
CCIR 1K 重み(CCIR Rec. 468)
CCIR 2K 重み(Dolby 2K)
C メッセージ(IEEE 743 に準拠した C メッセージ)
CCITT(ITU-T Rec. O.41、ITU-T Rec. P.53)
ユーザ定義[1]
[1]ユーザ定義のフィルタは、標準の I/O インタフェース経由でアップロードできます。
11
仕様(続き)
掃引機能
周波数掃引(正弦波およびデュアル正弦波)
スタート・ポイント
5 Hz ∼ 80 kHz
ストップ・ポイント
5 Hz ∼ 80 kHz
振幅スポット値(平衡)
0 V ∼ 16 Vrms
振幅スポット値(不平衡/コモン)
0 V ∼ 8 Vrms
周波数掃引(方形波)
スタート・ポイント
5 Hz ∼ 30 kHz
ストップ・ポイント
振幅スポット値(平衡)
5 Hz ∼ 30 kHz
0 V ∼ 22.6 Vrms
振幅スポット値(不平衡/コモン)
0 V ∼ 11.3 Vrms
周波数掃引(SMPTE IMD 1:1/4:1/10:1 波形)
スタート・ポイント(上側周波数)
2 kHz ∼ 60 kHz
スタート・ポイント(下側周波数)
40 Hz ∼ 500 Hz
ストップ・ポイント(上側周波数)
2 kHz ∼ 60 kHz
ストップ・ポイント(下側周波数)
40 Hz ∼ 500 Hz
振幅スポット値(平衡)
0 V ∼ 16 Vrms
振幅スポット値(不平衡/コモン)
0 V ∼ 8 Vrms
周波数掃引(DFD IEC 60118/IEC 60268 波形)
スタート・ポイント(上側周波数)
3 kHz ∼ 80 kHz
スタート・ポイント(中心周波数)
3 kHz ∼ 79 kHz
ストップ・ポイント(上側周波数)
3 kHz ∼ 80 kHz
ストップ・ポイント(中心周波数)
3 kHz ∼ 79 kHz
振幅スポット値(平衡)
0 V ∼ 16 Vrms
振幅スポット値(不平衡/コモン)
0 V ∼ 8 Vrms
80 Hz ∼ 2 kHz
差周波数ストップ値
電圧掃引
スタート・ポイント(平衡)
0 V ∼ 16 Vrms[1]
スタート・ポイント(不平衡/コモン)
0 V ∼ 8 Vrms[1]
ストップ・ポイント(平衡)
0 V ∼ 16 Vrms[1]
ストップ・ポイント(不平衡/コモン)
0 V ∼ 8 Vrms[1]
周波数スポット値
(正弦波およびデュアル正弦波)
周波数スポット値(方形波)
5 Hz ∼ 80 kHz
5 Hz ∼ 30 kHz
周波数スポット値
(SMPTE IMD 1:1/4:1/10:1 波形)
40 Hz ∼ 500 Hz(下側周波数)、2 kHz ∼ 60 kHz(上側周波数)
周波数スポット値
(DFD IEC 60118/IEC 60268 波形)
3 kHz ∼ 80 kHz(上側周波数)、3 kHz ∼ 79 kHz(中心周波数)、
80 Hz ∼ 2 kHz(差周波数)
DC 掃引
スタート・ポイント
(平衡)
− 22.6 V ∼ 22.6 V
スタート・ポイント(不平衡/コモン)
− 11.3 V ∼ 11.3 V
ストップ・ポイント(平衡)
− 22.6 V ∼ 22.6 V
ストップ・ポイント(不平衡/コモン)
− 11.3 V ∼ 11.3 V
位相掃引
スタート・ポイント
− 180 °∼ 179.99 °
ストップ・ポイント
− 180 °∼ 179.99 °
[1]このレンジは正弦波だけに適用できます。
12
オーダ情報
モデル番号
概要
U8903A – 200
2 チャネル・オーディオ・アナライザ
付属品
LAN/USB ケーブル、電源コード、Product Reference
CD-ROM(U8903A クイック・スタート・ガイドとユー
ザ・ガイドを含む)
、クイック・スタート・ガイド、
1 GB USB フラッシュ・メモリ、校正証明書。
オプションのアクセサリ
U8903A - 101
− BNC
(オス)ケーブル、1.2 m
BNC(オス)
U8903A - 102
− RCA
(オス)ケーブル、2m
BNC(オス)
U8903A - 103
− XLR
(メス)ケーブル、2m
XLR(オス)
U8903A - 908
ラック・マウント・キット(標準 3U)
U8903A – ABJ
日本語版ユーザ・ガイド(ハードコピー)
13
電子計測UPDATE
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Agilent Direct
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測定器ソリューションを迅速に選択して、使
用できます。
違いを測定
オ ー デ ィ オ・ ア プ リ ケ ー シ ョ ン で は、
Agilent U8903A オーディオ・アナライ
ザを使用すれば、「どれだけ良く聞こえ
るか」を高速かつ正確に測定できます。
オーディオ・スペクトラム全体およびそ
れを超えて、このスケーラブルなソリュ
ーションは、ベンチ/テスト・システム
用の汎用測定機能、さまざまなテスト信
号、高度な解析機能を提供します。無線
オーディオ、アナログ・コンポーネント
/IC 民生用オーディオなどのアプリケー
ションでは、U8903A を使用すれば、最
終製品にはっきりと聞き取れる違いが現
れます。
Remove all doubt
アジレント・テクノロジーでは、柔軟性の高
い高品質な校正サービスと、お客様のニーズ
に応じた修理サービスを提供することで、お
使いの測定機器を最高標準に保つお手伝いを
しています。お預かりした機器をお約束どお
りのパフォーマンスにすることはもちろん、
そのサービスをお約束した期日までに確実に
お届けします。熟練した技術者、最新の校正
試験プログラム、自動化された故障診断、純
正部品によるサポートなど、アジレント・テ
クノロジーの校正・修理サービスは、いつも
安心で信頼できる測定結果をお客様に提供し
ます。
また、お客様それぞれの技術的なご要望やビ
ジネスのご要望に応じて、
アプリケーション・サポート
システム・インテグレーション
● 導入時のスタート・アップ・サービス
● 教育サービス
●
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など、専門的なテストおよび測定サービスも
提供しております。
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ジーのエンジニアが、お客様の生産性の向上、
設備投資の回収率の最大化、測定器のメイン
テナンスをサポートいたします。詳しくは:
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© Agilent Technologies, Inc.2010
Published in Japan, January 13, 2010
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