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「防災教育の推進」資料(PDF:654KB)

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「防災教育の推進」資料(PDF:654KB)
別紙1
定例記者懇談会資料
賀茂振興局における防災教育の取組
(賀茂振興局危機管理課)
(要旨)
賀茂振興局危機管理課では、防災教育の推進を図るため、学校での防災講座等を年間
を通して実施している。児童・生徒等の発達段階に応じて、様々なメニューの講座を用
意しており、賀茂管内小中学校については、全校を訪問する計画を立て、各校の防災教
育を支援している。
1
県の防災教育支援体制
静岡県では、学校の防災教育を支援するために、各地域危機管理局等に教育委員会から
の併任職員を1名ずつ配置し、学校教育を知る教員が専門的な防災知識を備えて学校等に
指導助言を行う体制を整えている。
賀茂振興局危機管理課においても、1名の併任職員(小学校教員)が配置されており、
学校での防災講座、防災教育に関する指導助言等の業務に当たっている。
(具体的な支援方法)
・児童生徒、教職員対象の防災講座
・教職員向け研修会の実施
・防災教育用各種教材の提供
・防災教育に関する指導助言
・防災教育推進のための連絡会議への参加
・防災教育推進協力校への支援
・防災キャンプへの支援
2 防災講座実施状況
(実施回数等)
年
度
高等学校
実施回数
3
26
参加人数
92
実施回数
5
27
参加人数
1,773
中学校
8
606
2
156
小学校
21
1,351
11
869
(主な講座)
①災害図上訓練(DIG)
②避難所運営ゲーム(HUG)
③クロスロード
④地震体験車
⑤災害イメージトレーニング
⑥防災講話
幼・保
12
864
2
149
特別支援学校
1
30
1
16
※延べ数
合計
45
2,943
21
2,963
(防災講座実施率)
※実数
特別支援学校
年
度
高等学校
中学校
小学校
幼・保
合計
管内学校数
4
12
20
20
2
58
26 実施学校数
1
9
17
10
1
38
実施率
25%
75%
85%
50%
50%
65%
管内学校数
4
12
20
20
2
58
27 実施学校数
1
2
12
2
1
18
実施率
25%
17%
60%
10%
50%
31%
※平成 27 年度については8月1日までの実績。
※平成 27 年度は、管内の小中学校での防災講座実施率 100%とする予定。
※講座を開講していない学校においても、学校職員による防災教育は実施されている。
(事例紹介)
5月 15 日 下田市立朝日小学校「災害図上訓練DIG」
学校公開日に、防災講座を開講した。
1・2年生は講話、3・4年生はクロスロード、
5・6年生は災害図上訓練DIGを実施した。
左写真は、5・6年生のDIGで、地区毎に地震
津波災害に関する情報を書き込んだ地図を集め、
学区全体の被害状況等を確認している場面。地震
発生時の適切な避難行動を確認すると共に、避難
所までの移動手段等、地域が抱える課題を明らか
にすることができた。6年生は、今後も防災学習
に取り組み、地域への防災に関する情報発信を計
画している。
静岡県立下田高等学校「クロスロード」
下田高校は、災害発生時に的確な判断で自らの安
全を確保し、地域の人々の安全に貢献できる高校
生の育成を目指し、年間を通した防災教育を行っ
ている。賀茂振興局は、複数回の防災講座を開講
し、その取組を支援している。
左写真は1・2年生がクロスロードを行う様子。
災害発生時の命の守り方や、高校生の役割、さら
には、災害が発生する前にできる予防対策につい
て、理解を深めることができた。
11 月には火山、2月には津波をテーマとした防災
学習を実施する予定である。
8月1日2日 河津町防災キャンプ
夏休みの土日を利用し、
河津町で防災 キャンプが
実施された。
町内の小学生 56 名が、河
津町立南小学校の体育館
を会場に、避難所宿泊体
験等を行った。賀茂振興
局職員も運営スタッフと
して参加し、 地震体験車
による地震動体験や、クロスロードの講師を務めた。
参加児童は、様々な体験プログラムを通して、地域の一員と
して防災活動に参加できる力を身につけた。
最も参加者の多かった河津町立南小学校は、昨年度から県の
防災教育推進協力校の指定を受け、防災教育に熱心に取組ん
でいる。
また、夏休みには、賀茂振興局職員が講師を務め、地震を想
定した教職員図上訓練「IDEA」を実施した。今後も先進
的な防災教育への取組が期待される。
担当: 危機管理課
連絡先:0558-24-2004
7月 10 日
防災講座の概要
1 防災講座内容一覧
№
メニュー
1
パワーポイント講座
(児童生徒・職員対象)
2
DIG
(児童生徒・職員対象)
3
防災ゲームクロスロード
(児童生徒・職員対象)
4
避難所運営ゲーム HUG
(職員・保護者対象)
所要時間
人数制限
30分∼
なし
90分∼
なし
45分∼
なし
60分∼
なし
5
IDEA(職員対象)
90分∼
なし
6
防災カルタ(小学校低学年用)
45分∼
約20名
7
地震体験車
8
防災ビデオ(DVD)視聴
10分∼
なし
9
サバイバルスキルアップ講座
15分∼
なし
10
災害イメージトレーニング
60分∼
なし
11
防災ダッグ
15分∼
なし
40名で約30分
時間は目安であり調整可能です。ご相談ください。
スクリーン、延長コードを可能ならばお借りしたいです。
2 貸出し可能品目(一部)
№
品目
1
あっ!じしん
2
よしお君とでろりん
∼地震と津波のお話∼
種別
貸出し可能数
対象年齢
絵本
1
小学校低中学年
絵本
1
小学校中高学年
3
稲むらの火
紙芝居
3
小学校中高学年
4
地震がきてもまけないよ
紙芝居
1
小学校低学年
5
防災カルタ
カルタ
4
小学校低学年
その他津波や地震の DVD、書籍資料等もございます。ご要望があれば一度ご連絡ください。
【パワーポイント講座】
平成7
平成7年に起きた阪神大震災の状況
(小学校中学年以上)
パワーポイントによる図や写真を多用
したスライドをご覧いただきながら、『地
震のメカニズムについて』『津波につい
て』『地震発生時の行動』『日頃から心が
けること』など、地震や防災に関する説明
を行います。内容はご希望に合わせて編
8
集します。
【簡易版木造倒壊ぶるる】
(小学校中学年以上)
筋交いや構造用合板を張り、適切に耐
震化した家屋とそうでない家屋が同じ揺れ
を受けたときどうなるか、目の前で実験しま
す。パワーポイント講座の中で使用するほ
か、総合学習などで防災について勉強する
過程でも使用いただけます。簡易版の紙ぶ
るるもあります。
【地震体験車】
(幼稚園年中組以上)
平成20年3月に配備された車両で、新潟県中越地震や想定される東海地震の揺れを体
験できます(小さなお子さんが体験するときには、揺れを弱くすることができます)。パワーポ
イント講座とセットでのご利用をお勧めします。
【DIG】
(小学校中学年以上)
県教委でも参加型防災訓練として推奨している
DIG(災害図上訓練)です。
危険箇所(例えば津波予想浸水区域や山・崖崩
れの危険性が高いところ)や避難所、公共施設な
ど、さまざまな防災情報を地図に書き込み、参加者
全員(グループごと)で地域の実情を知るとともに、
災害時の対応を考える訓練のことです。
防災情報を書き込み「こんなとき、どうする」という
イメージトレーニングを行います。
職員のみなさんでDIGに取り組まれた
学校もあります。
校舎や学校の敷地図を用いたDIGも
実施しました。身近な校舎内に潜む危
険箇所を確認し、地震が起こったとき対
処の仕方や地震がおさまった後の避難
の方法などを考えます。
参観日の授業で保護者の方と子ども
たちが一緒に行うことも有意義です。こ
ちらでの活用もご検討ください。
【防災ゲームクロスロード】(小学校高学年以上)
災害への備えをどうするか、大地震が起こったらどう対応するか。そこでは、私たちの日常
生活では思いもよらないような『決断すべき場面』にたくさん遭遇するでしょう。
クロスロードはそんな決断の分かれ道・岐路(英語でクロスロード)を描いたゲームです。
例えば・・・【あなたは避難所担当の職員です。】
現在、避難所となった体育館にいる。館内では、毛布が不足気味。折よく取材にきた TV ニュ
ースの番組クルー。テレビを通じて毛布提供を呼びかける?
◎呼びかける…Yes、
呼びかけない…No
ゲーム終了後にふり返りを行い、そのときの判断や対応について話し合いをします。
災害ついてさまざまな知識を得たり、イメージトレーニングをしたりするのに役立ちます。
【避難所運営ゲームHUG】(職員・保護者)
「学校施設のうち、避難所としてどこまで使用するか」、「ペットを建物の中に入れることを認
めるか」。災害時、避難所となる学校では、施設管理の面からも決定しなければならない事
柄が生じます。避難所運営ゲームHUGは、体育館や教室を表す図面上にカードを配置し
ながら避難所運営(支援)を模擬体験するゲームです。夏の研修で、地域の方々と一緒に
取り組まれることも有意義です。小学生向けのジュニア HUG もあります。
HUGで使用するカード(例)
52
世帯番号【14】
64
世帯番号【17】
南田1537 【南田2班】
南田1946 【南田6班】
噴火さん
東南海ちゃん
【男27歳】半壊
母、世帯主、妻、長男
【女5歳】全壊
世帯主、妻、長女、長男
世帯主の妻は妊娠6ヶ
地震で両親を失った3歳
月。ねこ1匹を連れてき
と5歳の姉弟。近所の人
た。
に連れられてきたよう
38
イベント番号【8】
熱と咳きがひどいんで
すが、どこかに部屋はあ
りませんか。
だ。
【IDEA】
(職員対象)
「IDEA」は、地震発生後の対応について考える学校職員向けの図上訓練
です。地震発生後、刻々と変化する状況に対し、各班(本部・消火班等)が必
ず取るべき行動と、その行動を取るために必要な準備とは何なのかを、グルー
プワークで明らかにしていきます。学校職員の災害対応への理解を深めると共
に、現行の地震対応マニュアル等で災害時の状況変化に対応できるのかを検証
することができます。
【防災カルタ】
(小学校低学年)
カルタ遊びをしながら、防災の知識を身につけます。スライドによる説明も可能です。
【防災ダッグ】
(幼稚園・保育園・保育所・小学校低学年)
表面に危険(身の回りの危険、災害)のイラスト、裏面にポーズをとっている動物のイラスト
が描かれたカードを使います。指導者がカードを出し、子どもたちが一斉にその危険から身
を守るポーズをとります。ポーズと一緒に声を出したりもします。くり返し遊んでいるうちに、
「最初の第一歩」が自然と身につくようになります。
【サバイバルスキルアップ講座】
いくつかのサバイバル術を、ご要望(内容や時間等)にあわせて設定します。
レクレーション感覚でサバイバルスキルアップを図ります。
・ 簡易なけが人搬送方法
例えば衣服と棒を用いた応急担架の作り方や、徒手による単独または複数名での搬
送法などを紹介します。
・ 古新聞でつくる応急用の薪、スリッパなどの紹介
新聞紙の再利用。スリッパは低学年の児童でも折り紙感覚で作ることができます。
・ 簡易トイレ紹介
学校でワックスがけをしたときにでる缶を使って簡易トイレができます。段ボールや新
聞紙で、自分専用の便座を作ってみます。
【災害イメージトレーニング】
大規模災害時の周囲の状況を想像したり、トラブルへの対処法を考えたりするグループ
ワークです。自分の身の周りで何が起こるのかイメージすることで、様々な備えの必要性
に気づくことができます。最後のまとめでは、被害を減らすための備えについて話し合い
ます。付箋紙を使いながら意見を出し合うため、活発な意見交換が期待できます。
講座等実施までの流れ
① 電話で下記担当までご連絡ください
② 事前打合せ
③ 講師派遣依頼状を提出していただきます
④ 講座開講
連絡・お申し込み先
賀茂振興局 危機管理課 奥矢
電 話 (0558)−24−2004
FAX
(0558)−24−2008
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