...

第61号 - 教育協働研究会

by user

on
Category: Documents
13

views

Report

Comments

Transcript

第61号 - 教育協働研究会
第61号
2016年3月
編集・発行:琉球大学教育学部
地域教育経営(井上講四)研究室
一応、お別れ号
ふぇー
ぬ
こころ
~巻頭言~ついに、終わり?!しかし、形は変わりますが、
「 南 風 の国から」の精神は、これからも続きます!!
〇 ついに終わりを迎えました!しかし、これはあくまで、一応の締めということで…!
各地のみなさん、卒業生のみなさん、その後いかがお過ごしでしょうか?みなさんには、その後お変わりなく、
仕事・活動に、そして家庭・地域生活に、それぞれ頑張っていられることと思います。多分、次年度の方向性も
(人事異動も含めて)
、ほとんど決まっていることでしょう!?私の方は、ゼミ生共々、過日、今年度、そして事実
上は、これが最後となる?!ゼミ主導の研究会も終え、今はただ、最後のゼミ卒業生を送り出すとともに、それぞれの
次年度に向けての、緩やかな準備の時間を迎えている今日この頃でございます。なお、この研究会と、引き続き
行いました、恒例の「お別れゼミ旅行」につきましては、別途学生達の報告もありますから、そちらの方で、ど
うぞご笑覧下されば幸いです。
そんな中、こんな感じの出だしで、これまで幾度となくお送りさせてもらいました、この「南風の国から」も、
いよいよそれ自体としては終わりということになります。本当に長い間、おつき合い頂きまして、誠にありがと
うございました。ただし、若干お上際が悪そうですが、これからも、形を変えて(具体的な中身につきましては、
新たな発信の時まで、しばらくお待ち下さい!)
、この「南風の国から」の精神は続きますので、ここでは一応の
締めということで、ご理解頂ければと思います。そういう意味では、改めて、これからもよろしくお願い致しま
すということにもなります!
○ある意味、本当は迎えたくなかった今の今?!しかし、決断したからには、やはりけじめは必要‼
さて、そうは言っても、私及び私のゼミとしては、やはり終わりは終わりです。最近では、嫌と言うほど、そ
のことを自覚させられます。例えば、過日の最後の研究会での、そしてまた、それ以前の教育学専修時代の初期
の卒業生達からの(世話人はS君)
、思いも寄らぬメッセージや素敵なプレゼントがあり、自分ではそう思ってい
なくとも、周りから「とにかく終わりですね!長い間お疲れ様でした!」と言われているように思います。この
期に及んでは、そうしたみなさんのご厚情に、改めて感謝しなければなりませんが、実のところは、本当は複雑
なのです。ある意味、
「迎えたくはなかった今」ということでもあります。しかし、そう内外に宣言し、3月末日
には退職の身となることは間違いありません。その日も着々と近づいてきています。まさに、潔い「けじめ」が
必要なのです!
ということで、この間、身に余るご厚情やプレゼントを頂いたみなさんには、一人ひとり、直接お礼の言葉を
お届けすべきなのですが、恥ずかしがり屋?と生来の筆不精の性格から、こんな形で、この場を借りて、感謝の
気持ちを表すことをお許し下さい。本当に、ありがとうございました!本通信が直接届かない人には、ご仲介い
ただきましたみなさんの方から、くれぐれもよろしくお伝えいただければ、甚だ幸いに存じます。
○驚かされた!「中教審」答申:
「学社連携・融合」から「教育協働」へ、まさにこれまで主張してきたもの!!
ところで、ここでみなさんに、是非とも知って頂きたいことがあります。こんな状況ですから、私事をみなさ
んにもっともっと語りたいこともあるのですが、紙幅の都合もありますので、ただ一つ、標記のことについて伝
えさせて下さい。ご承知の方も多いかと思いますが、昨年末の 12 月 21 日に、驚きの答申が中央教育審議会から
出されました。3つの答申が同時に出されたのですが、その中の一つに、
「新しい時代の教育や地方創生の実現に向
けた学校と地域の連携・協働の在り方と今後の方策について」があります。提言は、大きくは「新しい時代の教育や
地方創生を実現するために求められる今後のコミュニティ・スクールの在り方や、それを踏まえた総合的な推進方策等
について」と「学校と地域がパートナーとなり、連携・協働体制を築くための地域人材の養成と環境整備について」で
すが、まさにそこに展開されている内容は、私がこれまで主張してきた「ひとづくりとまちづくりの循環」を実現させ
ようとするものです。
「ついに、来たか!」
、その一言ですが、実に感慨深いものがあります。
ちなみに、このことに関して、短い論ですが、
『社会教育』3月号に、私なりの解釈と期待を述べさせてもらっ
ています。是非、入手または読破?可能な方は、ご覧になって下さい。地味な見出しですが、
「平成 28 年度の『学
校と地域の連携・協働』推進に向けて確認しておきたいこと」というタイトルで、載せてあります。
○改めて、いろいろありがとうございました!そして、これからもよろしくお願い致します!
さてさて、ここで本当に最後となりますが、改めて、いろいろとありがとうございました。いつかは終わらな
ければならないのですが、何分にもこんな形で終わりを迎えることになりましたこと、正直言いまして、大変申
し訳なく思っています。けれども、私なりに精一杯やらせてもらいましたし、悔いは決してありません!その辺
を温かく受け取ってもらえれば幸いです。これからも、しばらく(当分?)はここ沖縄の地に居住しますし、新
たな形、新たな関係を、改めて創り出していこうとも思っています。
ちなみに、次年度は、非常勤講師として、週2日(月と金)
、授業を担当します。研究室も、その間は、これま
でのように使えますので、よろしかったら訪ねてみて下さい!もちろん、お知らせしています新居(宜野湾市大
謝名在)の方に足を運んで頂ければ、別な意味で大歓迎でございます。いつでも、ご連絡下さい。それではみな
さん、お元気で!そしてまた、近い内に!
(井上 講四)
<堂本 彰夫コーナー>
※ 丸一年を掛けての「全国融合フォーラム」の準備と対応、やっとそれも終わり、いわゆる「イノ研」のムー
ドや光景も、元に戻ったように思えます。我が心の友人I氏は、それらに関わる数々の出来事(事件?)や、
その間に展開された多くの人々との連絡・交流に、それこそ近年にない笑顔と優しさ?!でもって接してきまし
た。しかし、実は、そこには深い、と言うか、複雑な胸の内も隠されていました。26 年の歳月の流れ、その時々
に出会った多くの人々との交流、協力関係、残念ながら、それらのほとんどは、今はほとんど入れ替わってし
まっているのです!もちろん、ゼミの卒業生達は、入れ替わり立ち替わり、最近は、心なしか頻繁に?!訪ねて
は来ていますが、研究会等を一緒に行う、いわゆる大人の人たちの顔ぶれが、ほとんど変わってしまっている
のです。彼の人徳の無さと言えば、それまでなのですが、いつのまにか去っていった人々はともかく、どこか
で行き違いや利害?の不一致等があったということであれば、やはり彼にとっては、一番悔やまれるものとな
るでしょう!でも、過ぎ去った日々を後悔しても始まりません!すべてを自分の胸にしまい込んで、この先を
生きていくしかないのです!そんな最近のI氏の心境を、どれだけ汲めるかは分かりませんが、これも最後と
なる、いつもながらの、私堂本の拙い短歌を、どうぞご笑読下さい!
<まさに今現在の心境から>
・
自ら決めにし
これからを
・
連続それとも断絶?!
確かめられる術もなく
今はただ
その日を待つのみ?!
いずれとも取れる
今の今
終わりと言えば
・
ついに来た!
・
やはりある
やはりそうなのかも?!
過ぎ去りし日々との
されどこれから
一抹の淋しさ!
とは言え
決別の時
想いは広がる?!
これとて想定内
そう思わせねば!
<若者(ゼミ生)達へ>
・
やっと来た!
かたちに
されどそを
実現すは誰ならむ?!
あ
い
我と邂逅にし
・
おのれ
図らずも
己 の生き様
君達であれ!
見せまくる
か た
いかに映るか?!
批評れ若者!
<新しい家・事務所、そして多分?!奥さんへ>
・
この景色
眺めて過ごす
これからの我れ
何を想い
・ この場所は
いかなる時間を
う
み
演出だすか
とにかく意味ある
・
分かってくれて
報いしものは
き
と
き
場所・時間であれ!
ありがとう!
さ
感謝の気持ちは
・
何を生み出す?!
わ
沢山にある!
ただ今はまだ…
何もなし?!
一応尋くけど
ただそれも
今はまだかな?!
イノ研便り
とうとう卒業の春を迎えました。新生イノ研が始まり、教育協働研究会や全国融合フォーラムを終え、早くも 1 年の月日が流れ
ました。4 年次は、つい先月、無事に卒論を書き上げ、3 年次も課題に追われながらも、卒論構想に向けて、日々研究の毎日です。
さて、イノ研便りに入りましょう。今回の「南風の国から」は、ゼミ室からの発信としては、最後となります。イノ研での思い
出、そして、これからの未来について記していきます。今回の写真は、
「南風の国から 第 58 号」と同じポーズで撮っています。
第 58 号は、今年度最初の「南風の国から」です。この 1 年で見た目も中身も、どのように変化したのかもお楽しみ下さい(^^)。
●4年次●
城間 俊汰(ルームリーダー、芸名:泣きが入らずとも助詞(女子)に弱い芸人)
皆さん、こんにちは!いつも明るい井上研究室 4 年次の城間俊汰です。イノ研に入って早 2 年・・・。
大学生活がこんなに早く終わるものだとは思ってもいませんでした。それほど、自分の中では、イノ研
で過ごした日々が色濃く、そして充実したものとなっていたのだと今になってしみじみ感じています。
イノ研での思い出を振り返ってみると、
ここでは語りつくせないほど多くの思い出がありました。
特に、
今年度一緒にゼミ活動を行ってきたメンバーには、沢山の迷惑をかけたと思います。ルームリーダーと
して、ちゃんと皆を引っ張っていくことが出来たとは言いません。それでも、この 1 年間誰も欠けるこ
となく、自分勝手な 4 年次 2 人についてきてくれてありがとう。他愛もない話や共に過ごした時間の長
さ、そのどれもが心地よく、いつまでも忘れられない思い出になりそうです(^^)
。
さてさて、ここからは今後の話になりますが、今年度イノ研を卒業するということが好機となり、4
月から母校の小学校で働けることになりました。次年度からは、新たな生活がスタートしていくわけですが、それと同じように、
イノ研も今までとは違うスタイルで、新たなスタートを切ることになります。始めの内は、大変なことも多くあると思いますが、
今後ともコンスタントにそして、積極的にイノ研の活動に関わっていくことが出来たらなと思っています。
最後になりますが、これまで自分と関わってくれた方々、先輩、同級生、後輩の皆さん。これまで自分を支えてくれてありがと
うございました。そして、1 番お世話になった井上先生。本当にこの 2 年間ありがとうございました。そして、次年度以降も改め
て宜しくお願いします。城間俊汰、卒業します!“イノ研 Forever。
”
上間 葉月(芸名:ベトナム好き好き芸人)
สวัสดีค่ะ(サワディーカー:こんにちは)!いつもは、締め切り直前に書いていましたが、今回は、
イノ研便りを書くのもこれが最後ということで、一番乗りで記事を書いてみました。井上研究室4年
次の上間葉月です。初めてイノ研便りを書いたのが、2年前だなんて・・・。4年生の後半は特に、
時間が過ぎるのが速かったように感じます。ゼミでの思い出を振り返ってみると、たくさん笑って、
たくさん叱られて、逃亡して・・・
(苦笑い)
。本当に濃い 2 年間でした。途中、このゼミを選んだことが
正しかったのか、迷った時期もありました。今なら、胸を張って、
「イノ研でよかった」と言うことができ
ます。そう思えるのも、そして、ここまでやってこれたのも、先生はもちろん、先輩や後輩、城間俊汰の
お陰だと思います。ダメダメな私を、ここまで引っ張ってくれて、本当にありがとうございました。4 月
からは、タイの日本人学校で先生になるため、ここ沖縄を離れます。そのため、これから新しく始まるであろう、活動に参加する
ことができません。しかし、今は Skype や LINE など、SNS が発達しているので、何らかの形で関わっていけたらと思います。
寂しくなりますが、自分の夢のために頑張りたいと思います。次年度から、研究会の在り方は変わりますが、想いは変わりません。
パワフルな新 4 年次のメンバーが、きっと素敵な会を創ってくれると思いますので、これからも、ぜひ研究会に参加してくれれば
と思います。2 年間、本当にありがとうございました。
當眞 美寿々(メイト生)
みなさん、こんにちは!イノ研で 1 年間お世話になりましたメイト生の當眞美寿々です。大学の4年間は本
当にあっという間に終わってしまいました。社会教育関係の授業を受け始めた頃から、私の大学生生活はとっ
ても充実したものになりました。それまでの2年間は、教職と普通の授業とバイトという感じで平凡な生活を
送っていました。社会教育に関わっていくにつれ、社会教育関係の素晴らしい方々と出会う機会が増え、いろ
いろなお話を聞かせていただく中で、沢山の刺激を受けました。また、イノ研にいないと経験できないような
ことも沢山させていただいて、私の原動力の糧になるものばかりでした。井上先生をはじめ、イノ研のメンバ
ーにはとても楽しい時間をいつも過ごさせてもらって、笑わせてくれて、一番幸せな1年でした。本当にあり
がとうございました!来年度からは新しい組織になるということで、どんな風になるか想像できませんが、楽
しみにしています。来年度から始まる新しい生活に不安しかないですが、刺激や情報、たくさんの元気をもら
いにみんなに会いにいきたいと思います。来年度の研究会も出来るだけ参加できるように頑張りたいと思います。今まで本当にあ
りがとうございました!そして、これからも宜しくお願いします☆
●3年次●
大城 拓也(芸名:意外に頼れる芸人)
みなさん、こんにちは!井上研究室 3 年次、大城拓也です。イノ研に入り、早1年…もう、4 年次を送り
出し、自分達が 4 年次になろうとしていることに、驚きを隠せません。また、あっという間だったと感じつ
つ、本当に充実した1年だったと言えます。毎週のゼミや毎回の研究会、そして、11 月の全国融合フォーラ
ムなどを通して、自分自身の経験を積み、ゼミ生との思い出を増やしていきました。やはり、そんな中でも、
きつい、自分にこれができるのか、という不安などがあったことはもちろんあります。ですが、先輩の背中
を見て、自分を鼓舞し、3 年次で協力し合い、井上先生に見守られ、ここまでやってこれたと感じています。間違いなく、平成 27
年度イノ研のゼミ生や井上先生、そして、関わってきた方々、誰か一人が欠けては、今までの経験を積むことや今の自分はいない
のかなと、思います。本当にありがとうございます。そして、これからは、新たなゼミ活動や卒論を一人一人が自分のやれること
をやり、協力していくことで、形にしていきたいと思います。では、これからもみなさま、宜しくお願いします。
友寄 竜之介(芸名:状況は読めるが漢字(感じ)読めない芸人)
皆さん、お久しぶりです!!井上研究室 3 年次の友寄竜之介です!今回がラストの『南風の国から』であ
り、ゼミ生としてここに書くのもこれで最後だと寂しさを感じながら、このイノ研便りを書いています。思
い返せば、4 月にイノ研に入ってから、先輩達の背中を見て、自分なりにとことんやってきて、たくさん成
功や失敗を重ねてきました。しかし、まだまだ足りないのです。まだ自分が納得できるような成長ができて
いないのです。そういった意味でも、来年度からのサークルとしての活動は、自分がどういったことができ
るのか、仲間と共に創り上げていけるか、本当に大事な 1 年になると思っています。また、その新たなサー
クル活動において、サークル長として任命されました。この 1 年、ルームリーダーであった俊汰さんといる
時間が長かったのですが、自分がその立ち場で本当にみんなをまとめていけるのか、本当に不安でいっぱい
です。でも自分は自分らしく頑張っていけたらと思っています(その自分らしさがよくわからないのですが)。とりあえず、1 人で突
っ走るのではなく、仲間と一緒に創っていくんだということを意識して、人を良い意味で巻き込んでいけるような、そんな存在に
なれたらなと思っています。来年度もどうぞ宜しくお願いします!!
山下 健吾(芸名:しゃべることなら何でもやります芸人)
グーテンターク!皆さんお気づきですか?この 1 年、イノ研便りの挨拶は、葉月さんに負けまいと、色々
な国の言葉を使ってきました。今回はドイツ語です(笑)。こんにちは!井上研究室 3 年次、山下健吾です。
もう 1 年、まだ 1 年。3 年次の自分は、色々な視点で捉えることができますが、1 年経ってみて感じたこと
は、
「楽しかった!」
。この感情が真っ先に出てきます。イノ研に入り、多くの経験を積むことができました。
他のゼミとは異なり、活動もたくさんあります。やはり、色々と悩んだ時期もありました。それでも、ゼミ
室での井上先生との会話であったり、先輩方や周りの同級生たちとの日常が、悩みも徐々に吹き飛ばし、前
向きに多くの事にチャレンジできたのだと思います。4 年次が卒業してしまうのは、とても寂しいですが、
皆さん新たなスタートが待っています。イノ研も、4 月からは別の形へとスタートし、私達 3 年次も 4 年次
となり、実習、教採、就活、そして卒論が待ち構えています。多くの出会い、そして経験を大切にしながら、これからも突っ走っ
ていきます!勇往邁進、まだまだこれからです!
宮里 優花(芸名:オーラのさきの岸まで追っかけ芸人)
日増しに暖かくなり、早春の息吹を感じるこの頃。皆さんお変わりございませんか。こんにちは。井上研究室
3 年次、宮里優花です。イノ研に入って 1 年。この 1 年はとても早く過ぎ去ったように感じます。思ってもみな
かった忙しさや大変さ、何より楽しさがありました。全国融合フォーラムももちろんですが、イノ研で頑張って
いた、だからこそ出会えた!という方に沢山出会えました。私の宝です。また、特にお世話になり、常に先頭を
切って引っ張っていただいた先輩方がいよいよ卒業し、自分達が 4 年生に。指針となった、大好きな人達がいな
くなる、その不安や寂しさが募る一方、今までより頑張るしかないと覚悟も決まりつつあります。イノ研も来年
度からは形を変え、新たなスタートになります。私自身もイノ研だけでなく、卒業論文の作成や就職活動、教育
実習などなど、挑戦ばかりです。今まで以上に忙しくなりますが、ゼミのメンバーと協力して、イノ研を盛り上
げていけたらと思います。来年度も宜しくお願いします。
宮城 英美(芸名:15 の春もいいね芸人)
こんにちは!気づけばあっという間に 1 年が過ぎ、4 年次の先輩達も卒業を迎える時期となりました。今
まで私達を引っ張ってくれた 4 年次の先輩達が、これから社会人としての生活をスタートされることは、嬉
しくもあり、寂しくもありますが、それぞれの活躍を、誰よりもお祈りしたいと思います。もちろん、大学
に遊びにきてくださるのを、いつでも待ってます(笑)。さて、この 1 年間は、楽しいこともあれば、自分の
力不足を痛感し、涙を流したこともありました。けれども、そのいろいろな体験を通して、自分が一歩、ま
た一歩と成長できたように感じます。もちろん、まだまだ至らないところが多い…むしろ至らないところば
かりなので、今以上にステップアップできるよう、これからも頑張っていきます。また、来年度は、大学最
後の難関!?の卒業論文作成もあります。先輩方の卒論を拝見すると、今の自分の力で本当に書けるのか、今から心配になってま
すが、これまでやってきたこと、そしてこれからやりたいことを気の済むまで、詰め込んでいきたいと考えてます(笑)。
それでは、みなさま、今年度もお世話になり、本当にありがとうございました。そしてこれからも、よろしくお願いいたします。
竹田和花(メイト生)
こんにちは!メイト生の竹田和花です。イノ研でお世話になって、1年が経とうとしています。最初は、何も分
からず、みんなについていくのが精一杯でした。この1年で、先輩たち、同級生との団結力の大切さを学びまし
た。後期は、社会教育課題研究という科目で、アンケート収集等の調査を行い、研究を行うことができました。
この授業では、仲間の 8 人と助け合い、乗り越えることができました。これからは、社会教育主事有資格者とし
て、専門の理科教育を学びながらも、責任を忘れずに前に進んでいきたいと思います。4 年生からは、卒業研究
と教育実習の両立を頑張ります。楽しむ気持ちを忘れず、総合環境学副専攻もゲットしてみせます!(笑)社会
教育も学び続けます。これからも、よろしくお願いします。
もうすぐ春がやってきます。新しいことをチャレンジする時です。気持ちを切り替え前に進んでいきます。
去る 3 月 4 日(金)に、
「ここから新たな、そして大きな船出!終わりではなく、大きな始まり!!~再出発!分かり
合える仲間とともに!~」というテーマの下、今年度最後の研究会を行いました。今回は、第1部に 3 年次卒論構想
発表ならびに 4 年次卒論成果発表を行い、第 2 部で来年度からの研究会のあり方について、さらに、イノ研・もう 1
つの卒業式を行いました。その研究会の様子を、第 1 部、第 2 部にそれぞれ分け、簡単にではありますが報告してい
きたいと思います。
第 1 部~発信!私達が考える教育協働へのアプローチ~
ゼミ生 3 年次の卒論構想発表から行いました。テーマとして、
①
「教育協働へ向かうための新たな公民館の役割に関する一考察」
、
②「新たなコミュニティ形成に資する学校教育のあり方に関する
一考察」
、③「社会教育主事有資格教員のキャリア形成に関する一
考察」
、④「キャリア教育プログラム」
、⑤「ひとづくり(教育)を
活用した離島地域の活性化について」をたて、5人それぞれが考
えている卒論の構想を発表しました。
大城拓也さんは①をテーマとし、公民館無用論が述べられてい
たり、民営化が進んできている公民館の現状がある中で、それを
新たな役割への転換期として捉え、これからの公民館の役割を考
えていきたいということが挙げられていました。友寄竜之介さん
は②をテーマとし、新たなコミュニティ形成として「スクール・コミュニティ」を目指していくことの必要性を挙げ、
それを目指していくための学校教育のあり方について考えていきたいということが挙げられていました。山下健吾さ
んは③をテーマとし、教員のキャリア形成に着目していき、一般的な教員のキャリアと社会教育主事有資格教員のキ
ャリアを照らし合わせ、社会教育を学んだことでどういった変化があるのか、社会教育主事の資格の有効性を見いだ
していきたいということが挙げられていました。
宮里優花さんは④をテーマとし、
キャリア教育の体系的実践に向け、
学習プログラムを提案していきたいということを挙げていました。宮城英美さんは⑤をテーマとし、離島地域におけ
るひとづくり(教育)とまちづくり(地域活性)の循環のシステムを提案していきたいということが挙げられていました。
それぞれの発表の後に行った質疑応答の時間では、参加してくれた大人の方々から、前向きな助言や質問を多くいた
だき、とても充実した時間となりました。
その次に、ゼミ生 4 年次の卒論成果発表を行いました。まず、それぞれが卒論でまとめたことについて発表を行っ
た後に、
「私達だからできること!やりたいこと!」を挙げていました。城間俊汰さんは、
「地域を基盤とした教員同
士の新たなネットワークづくり」を、上間葉月さんは、
「小学校を核として、家庭や地域、中学校、企業との連携・協
働」をそれぞれ行っていきたいということを挙げていました。この 2 年間ゼミで学んできたことを、次は実践者とし
て行っていくんだという、熱い想いを感じることができた発表でした。
第 2 部~来年度からの研究会の在り方について~
来年度は、ゼミ活動としてではなく、いわゆるサークル活動とし
て活動をスタートしていくということで、どういったことを来年度
から行っていくのかということを確認していきました。第 1 部でか
なり時間が押してしまったため、あまり意見交換などはできなかっ
たのですが、来年度は、イノ研でやってきたことをより広げていく
ことができるチャンスなのではないかというふうに感じました。サ
ークル活動として活動することにより、琉大以外の学生を巻き込ん
でいくことができ、また、大人の方々も一緒になって、活動の中身
を創っていけるのではないかというふうに考えました。
そんな来年度の大きな船出に向けての話が終わった後は、イノ
研・もう1つの卒業式を行いました。3 年次から 4 年次へ送る言葉のときは、この 1 年間お世話になった先輩方との
日々を振り返ったり、それぞれが抱いている感謝の気持ちを言葉で伝えることができました。その後は、4 年次から
の言葉を頂き、井上先生から 4 年次 3 人に、もう1つの卒業証書が送られました。また、
「井上先生、常勤お疲れ様で
した」ということで、イノ研の卒業生やこれまで関わってきた大人の方々に頂いたメッセージを色紙にまとめ、先生
へのサプライズプレゼント贈呈式も行いました。絶対にこんなことをするなと釘を刺されていたのですが、やはりこ
ういうときでないと、なかなか感謝の気持ちは伝えきれないということで、ひっそりと計画を進めていました。ご協
力してくださった皆さん本当にありがとうございました。今回の研究会は、笑いあり、涙ありの、とても思い出とし
て残る研究会となったのではないでしょうか。4 月からは、また新たなスタートとなるので、多くの人々を巻き込ん
でいきながら、新たなイノ研を創っていきます。
(文責:友寄 竜之介)
イノ研 卒業ゼミ旅行✿
去る 3 月 4 日、5 日、6 日に井上研究室(最後の!?)ゼミ旅行を行いました。
初日は研究会当日!今年度最後の研究会を行いました。研究会後、井上先生の家にお邪魔し、研究会参加者やゼミ
生などで交流会を行いました。井上先生の奥様が、おでんやちらし寿司、お酒など準備していてくださいました。お
いしいご飯を頂きながらの交流会。大人の方ともお話しながら今年度を振り返ったり、来年度以降についてもお話し
することができました。深夜になるとゼミ生と先生だけでお酒を飲み、他
愛もない話をしながら眠りにつきました。
ここからは、二日目の内容に移っていきたいと思います!二日目の天気
は生憎の雨でした…。叩きつけるような雨のなか、ひとまず目的地である
伊計島付近に向けて出発!2 台に分かれ、雨の中をひたすら車で移動。ち
なみに 2 台の内の 1 台は、井上先生の運転。まさか、井上先生の運転する
車に乗る日が来ようとは、思ってもみませんでした(笑)。あまりの快適な
車内環境(と前日の疲れ)のためか、時折後部座席でうとうとしながら、
車に揺られていると、あっという間に、集合場所の「海の駅あやはし館」
に着きました。そこで、観光客に混じって、顔出しパネルで遊んで写真を撮ったり、お土産品を物色してみたり、シ
ーサーの真似をしたり…など、思い思いに楽しみました!その後、先生の思いつきにより、近くの浜比嘉島へ。向か
う先にあったのは、浜比嘉島の霊場としても知られている、
「シルミチュー」
(ちょっと美味しそうな名前だな、と思
ったのは秘密です)
。静けさと自然の広がるその場所に、ちょっと神秘的な物を感じつつ、階段を登って参拝をしまし
た。そこまでは、特に何も無かったのですが、帰り道、行きの時には無かった折れた木が通路を塞いでたのが、結構
びっくりしました。
「もう少しゆっくりして行っても…」ということだったんですかね。それにしても、プチ怪奇現象
でした(笑)
。それから、ビーチをぶらぶらしたり、昔ながらの製法で塩を作っている「高江洲製塩所」で、製塩の過
程を説明していただいたり…それこそ、風の向くまま、気の向くまま、辺りを散策していました。また、井上先生と
4 年次の先輩方にとっては以前ゼミ旅行で訪れた場所ということで、時折想い出話を懐かしそうにしていました。
ひたすら歩き回った後は、昼食として浜比嘉名物?の“たこめし”を食べに行きました!以前から気になっていて、
タコに詰まったご飯を想像していたんですが、実際に注文すると、タコの入った炊き込みご飯でした(笑)でも、デ
ザートも含め、とても美味しかったです。ご飯も食べて、
「よし、どこに行こう?」となったものの、空は曇天という
こともあり、
「早めに宿泊先のホテルへ移動!」となりました。当初は、ホテル付近で時間を潰そう、と考えていたの
ですが、チェックインの時間を早めることが出来たので、そのまま移動しました。ホテルのコテージ内を見た瞬間、
メンバーから出たのは「広い!」の一言(笑)
。想像よりも綺麗で、ホテルを抑えてくれた男子メンバーに感謝しつつ、
置いてあった布団にダイブ。思ったよりも疲れてたみたいで、そのまま少しの間ごろごろしていました(笑)その後、
キャッチボールや、お昼寝、お酒の買い出しとそれぞれで過ごしたあと、夕食前の軽い運動として、卓球をしました!
井上先生や俊汰さん、そして 3 年次の拓也君の三人が、飛び抜けて上手で、あの 3 人の中には中々入れませんでした
…。特に、井上先生が野球以外のスポーツをなさっているのを初めて見た
ので、何だか新鮮でした。汗もかいて、お腹も空いたところで、待ちに待
った夕食の時間!ビュッフェ形式だったので、取り敢えず食べたいもの、
好きなものを中心にお皿に載せる、盛る、おかわりの繰り返しでした。ゼ
ミ旅行から帰ってきて、体重が増えてたのも、そこの料理が美味しかった
せいだと、未だに思っています。夕食の後は、お風呂に入った後に、お酒
とおつまみを持ち寄っての飲み会がありました。途中でイノ研 OB もいら
して、普段は話さないようなことを話したり、トランプで遊んだりしてい
ました(笑)。会の最後には、今年卒業される 4 年次のスピーチや、歴代 OB
の方からのお話もあり、中身の濃い時間となりました。研究会で「もうひとつの卒業式」を行ったものの、改めて 4
年次の先輩方が卒業されるという事実が、実感として押し寄せてきて、何だかとても寂しい気持ちになりました…。
三日目は、朝ごはんを食べて、時間ぎりぎりまで寝た後、読谷村の「むら咲きむら」に向かいました!目的は、葉月
さんリクエストの「シーサーづくり体験」!講師の方に習いながら、四苦八苦しながら格闘(?)すること 1 時間近
く。ようやく思い思いのシーサーが完成!後は 30 分ほどオーブンで焼くだけだったので、その間最寄のお店でつけ
麺を食べたり、トランプしたりして待ち時間を過ごしました。完成したシーサーは、それぞれの個性と工夫があって
様々でした!その後、再び降り出した雨の中、個々の帰路に就いてゼミ旅行は終了となりました。今回のゼミ旅行は、
週末の豪雨で思うように計画が立てられなかったこともあり、本当に風の向くまま、気の向くままの日程となりまし
たが、色濃く記憶に残る楽しい旅行となりました。今回の思い出と、
「またいつか、全員で何処かに行けたら」
、とい
う淡い期待を持ちながら、今後も頑張っていきたいと思います。最後に、今回のゼミ旅行でお世話になった人たち(井
上先生、ゼミ生含め)
、そしてここまで読んで下さった読者のみなさんに、感謝の言葉を述べて、ゼミ旅行の報告とさ
せていただきます。皆さん、本当にありがとうございました!
(文責:宮城英美 宮里優花)
編集後記
皆さん、最後の「本刊 南風の国から」第 61 号はお楽しみいただけましたか?
今年度で、イノ研としてのゼミ活動、またゼミ室から発信する「南風の国から」が最後だということで、
表紙には近年の「南風の国から」の表紙を用い、その様子を井上先生が太陽のように見守るという形で作
ってみました(笑)。また、内容としても、最後の研究会、もう1つの卒業式、そしてゼミ旅行など(いろ
いろな意味で)
、ハンカチなしでは読めない?!、記事に仕上がっています。
この1年間も多くの方々に支えて頂きました。ほんとにありがとうございます。イノ研での、これまで
の多くの出会い、そして経験が、今後も大きな糧となっていきます。そして、4年次が卒業し、それぞれ
が新たな一歩を踏み出します。イノ研も、ゼミ活動としては終わりを迎えますが、新たな形で、活動を行
っていく予定です。表紙にもありますが、イノ研、FOREVER。イノ研は永遠に不滅です!
これからの活動、そして新たなスタートに、ぜひご期待ください!
(編集長:山下 健吾)
『南風の国から』
(2015 年度通巻第 61 号) 発行日:2016 年 3 月 18 日
編集・発行:琉球大学教育学部 地域教育経営(井上講四)研究室
〒903-0213 沖縄県中頭郡西原町字千原 1 番地 琉球大学教育学部内
TEL/FAX 098-895-8430 E-mail:[email protected]
Fly UP