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素材の旨みを活かした、正直で素朴な会津の味

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素材の旨みを活かした、正直で素朴な会津の味
福島県・南会津町
株式会社 会津物産
山菜・きのこ・会津の郷土料理
素材の旨みを活かした、
正直で素朴な会津の味
会津物産は社名が示すとおり、地元の
実際、同社の商品は地道に試食販売を
山菜・キノコや会津の美味しい物を、鬼怒
重ねてきたことで、8 割がリピーターという根
川温泉や川治温泉に持って行き販売した
強いファンを持つ。素材の良さを活かした、
のが始まりだ。以来、山菜やキノコの缶詰・
会津の主婦達による正直で素朴な味付け
瓶詰・袋詰に始まり、最近では鰊の山椒漬
は高い評価を受けているようだ。
け、棒たら甘露煮、こづゆなど会津の郷土
最後に室井氏は、
「福島第一原子力発
食の製造販売まで手がけるようになった。
電所の事故の影響で、風評被害は言葉に
商品の特徴について、代表取締役の室
言い表せないものがあります。小売店からし
井一雄氏は、
「純粋に昔の味をお届けして
たら、福島の商品を扱うのは面倒なことかも
います。田舎で育ち、いま東京にいる 70
しれません。でも、一度でいいからチャンス
~ 80 代の方々が昔食べた味をどう届けるか
を与えて欲しいです」と言葉を結んだ。
I N FO R MA T I ON
時間をかけてコトコトじっくりふっくら
煮上げた『高原の花豆』や、香り豊か
な舞茸を使った炊き込みご飯の素が人
気商品。なお、関東圏の小売店からの
サンプル依頼や店舗での試食販売は大
歓迎とのこと。
がテーマです。味付けは濃いめにせず、素
材の旨みをどう活かすか。もちろん 100 人全
員の舌を満足させる物は作れませんが、1
● お問い合わせ先
人でもうちの味に出会ってもらうため、試食
福島県南会津郡南会津町関本字下休場 754 番地 1
販売を大事にしています。特に弊社の商品
TEL (0241)
66-2232
は棚に並べられても気づきにくい地味な商
品です。だからこそ、試食販売が重要です」
FAX (0241)
66-2290
http://www.aizu-kinokoya.com/
取材協力╱南会津町商工会
8
福島県・南会津町
会津酒造 株式会社
日本酒
素材の旨みを活かした、
正直で素朴な会津の味
栃木県に近い南会津町(海抜 550m
徹底するようにしています。普通酒か
〜 900m の高原の町)で元禄年間に創
ら大吟醸まで、精米歩合が高いほど雑
業した会津酒造。同社は、江戸時代か
味のない旨味のある酒に仕上がるので
ら続く、年間を通じて四季による温度
す」と語る。
差の少ない土蔵で酒造りを行っている
さらに、こうして出来上がった良酒
酒造メーカーだ。
は、濃い旨味があるものの、すっきり
同社が使用するのは、無農薬の自然
とした味わいで大変飲みやすく、体に
米やその年の地元の自主流通米が中心
残ることもなく、とても体に優しいの
で、他には兵庫県産などの酒造好適米
だという。まさに“酒は百薬の長”と
だけ。そして清らかな山系の地下水で、
なる。
I N FO R MA T I ON
同社では大吟醸『田島』をはじめ、純
米酒『山の井』、本醸造『会津』、吟醸
生酒『あらばしり』など、15 種類の日
本酒を製造している。
糖類・酸味料を一切使わず、米本来の
旨味を活かした本物の日本酒造りが特
徴だ。
会津酒造 8 代目となる代表取締役の
● お問い合わせ先
渡部文一氏は、「日本酒は、米と水と
福島県南会津郡南会津町永田字穴沢 603
人で決まります。そこで、使用する原
料米は、その年の良い米を選び、原料
処理から造り、製品管理まですべてを
TEL (0241)
62-0012(代)
FAX (0241)
62-0923
http://www.kinmon.aizu.or.jp/
取材協力╱南会津町商工会
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