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中学校 (第2学年 1 学年 2 単元名 外国語(英語) 「School Life In Canada」) 頼したり,申し出たりする表現を使用させ, 第2学年 Lesson○ コミュニケーションの手段としての運用力を School Life in Canada 3 高めたい。 単元について 4 (1)単元観 単元の目標 ○ カナダの学校生活について,日本の学校生 動など,言語活動に積極的に取り組ませる。 活と比較しながら理解させるとともに,本文 ○ を基にスキットをつくることにより,書くこ いて理解し,コミュニケーションの手段と 的な表現まで高めたい。 しての運用力を養う。 ○ 話 す こ と 読 む こ と カナダの学校生活について,日本の学校 と比較しながら理解させる。 本単元では,言語材料として助動詞が中心 聞 く こ と 助動詞の基本的な用法や言語の働きにつ と,話すことを中心に,創造力を用いた独創 (2)指導観 5 スキットづくりやコミュニケーション活 に扱われており,その基本的な用法や働きを 【学習指導要領の項目(1)言語活動ア,イ, 理解させるとともに,場面や状況に応じて依 ウ,エ,(3)言語材料ア,ウ,エ(ア)d】 単元の評価規準 ア コミュニケーション への関心・意欲・態度 〔言語活動への取組み〕 ①必要に応じてメモを 取るなど,相手の話 に関心を持ってい る。 〔コミュニケーションの継続〕 ②理解できないことが あっても,推測する などして,聞き続け る。 イ 言語や文化につい ての知識・理解 〔言語の知識・理解〕 〔正確さ〕 ①助動詞の意味を場面 ①場面や状況による強 勢やイントネーショ の中でつかむととも ンの違いを理解して に,大切な情報を正 いる。 しく聞き取ることが 〔文化の知識・理解〕 できる。 ②日本とカナダの学校 〔適切さ〕 生活における違いに ②依頼や申し出に対し ついて理解してい て,適切に応じたり, る。 わからない時には相 手に聞き返すことが できる。 〔言語の知識・理解〕 ③依頼や申し出など,場 面や状況にふさわし い助動詞の使い方を 理解している。 〔文化の知識・理解〕 ④日本とカナダの学校 生活における違いに ついて理解してい る。 表現の能力 ウ 理解の能力 エ 〔言語活動への取組み〕 〔正確さ〕 ③間違いをおそれずに, ①助動詞を用いて,正し 自分の考えなどを伝 く相手に依頼したり えようとしている。 申し出たりすること ができる。 〔コミュニケーションの継続〕 ④相手に伝わるように, 〔適切さ〕 ②場面に適した自然な 別の語句や表現で言 スピード,イントネ い換えて伝えるなど ーションなどでスキ の工夫をしている。 ットを演じることが できる。 〔言語の知識・理解〕 〔正確さ〕 〔言語活動への取組み〕 〔正確さ〕 ⑤読んだことについて ③新出語・句における基 ③助動詞の意味を場面 ⑤場面や状況にふさわ しい助動詞の表現に の中でつかむととも 感想や意見を述べよ 本的な強勢や,文にお ついて知っている。 に,大切な情報を正 うとしている。 ける基本的なイント しく読み取ることが 〔文化の知識・理解〕 ネーション,区切りな 〔コミュニケーションの継続〕 ⑥日本とカナダの学校 できる。 どを適切に用いて音 ⑥理解できないところ 生活における違いに 〔適切さ〕 読できる。 があっても,推測する -93- 書 く こ と 6 などして読み続けよ 〔適切さ〕 うとしている。 ④スキットの場面や状 況に応じて,適切な音 読ができる。 〔言語活動への取組み〕 〔正確さ〕 ⑦スキットづくりに意 ⑤助動詞を用いて,正し 欲的に取り組んでい く文を書くことがで きる。 る。 〔適切さ〕 〔コミュニケーションの継続〕 ⑧相手にわかるように, ⑥文のつながりや構成 を考え,適切な分量 別の語句や表現で言 でスキットを書くこ い換えたり,絵を用い とができる。 たり,辞書を用いるな どの工夫をしている。 ついて理解してい る。 ④書かれた情報につい て大切な部分を読み 取ることができる。 〔言語の知識・理解〕 ⑦助動詞の文構造につ いての知識がある。 〔文化の知識・理解〕 ⑧日本とカナダの学校 生活における違いに ついて理解している。 指導計画 評 次 学 習 内 容 関 心 ・助動詞が用いられた対話を聞 く。 1 ・相手の依頼や申し出に対する ③ 応答をする。(インタビュー) (1) ① ・本文の内容を聞き取り,あら ② すじをつかむ。 (1) 2 ・本文の中で助動詞が用いられ た部分の意味を理解する。 (1) ・新出単語・語句,表現の理解 ⑥ ・本文の内容理解 ・本文の音読,ペアリーディン グ (1.5) 表 現 理 解 知 識 ① ③ ウ①助動詞の意味を場面の中で つかむ。 イ①助動詞を用いて,正しく相 手に依頼したり申し出たりす ることができる。 ② ウ①助動詞の意味を場面の中で つかむとともに,大切な情報 を正しく聞き取ることができ る。 ⑤ ウ③助動詞の意味を場面の中で つかむ。 ① ② ① ③ ④ ③ 3 ・本文の内容について,お互い ⑤ に意見を述べ合う。(英語ま たは日本語で) (0.5) 4 ・ 教科書本文の内容理解の確 認 ・ 音読練習 (0.5) ④ ・ スキットをつくり,お互いに ④ 発表し味わう。 (1.5) ⑦ ⑧ ② ⑤ ⑥ 価 主 な 評 価 規 準 評 価 方 法 ワークシート 後日テスト 観察(言語活 動) 観察 T/F 後日テスト ① ウ④書かれた情報について大切 Q&A な部分を読み取ることができ 観察 る。 イ③基本的な強勢や,文におけ る基本的なイントネーショ ン,区切りなどを適切に用い て音読できる。 ④ エ④日本とカナダの学校生活に おける違いについて理解して いる。 イ④スキットの場面や状況に応 じて,適切な音読ができる。 ・ 後日テスト ・ 音読の観察 ・後 日 リ ー デ ィングテスト ⑦ イ②場面に適した自然なスピー ・スキット発表 ド,イントネーションなどでス ・原稿を後日評 キットを演じることができる。 価 -94- 後 日 ・ インタビューテスト ・ リーディングテスト (1) ③ (1) ・ 学期末テスト 1放送問題 2適語補充 3文法問題 4内容読解 5自由表現 (1) 7 ② ③ ④ ③ ① ① ③ ④ ⑧ ⑤ ⑦ ⑤ ⑥ ⑧ 語活動へ積極的に取り組む。(ア⑦) 本時の展開(2時間扱い) ◎表現の能力 (1) 本時の目標 ○ 助動詞の基本的な用法の定着を図るとと 文のつながりや構成を考え,適切な分量で もに,コミュニケーションの手段として スキットを書くことができる。(イ⑥) 運用できる。 ○ ※話すことの評価規準を適用 ※読むことの評価規準を適用 ※各評価規準に基づいて学期 末テストを作成し,実施する。 ・放送によるテスト ・ペーパーによ るテスト 場面に適した自然なスピード,イントネー スキットづくりを通して,創造力を働か ションなどでスキットを演じることができ せた表現活動ができる。 る。(イ②) ○ スキットの内容がよく現れるように,適 ○言語や文化についての知識・理解 切に音読したり演じたりすることができ 助動詞の文構造についての知識がある。 る。 (エ⑦) (2)観点別評価規準 (3)準備物 ○コミュニケーションへの関心・意欲・態度 ・ CDプレーヤー,ピクチャーカード,スキッ トづくり用シート スキットづくりやスキット発表などの言 (4)学習の展開 ねらい・学習活動 指導上の留意事項 評価規準 評価方法 ○単語や基本的な会話文 など繰り返し,定着を図 るとともに,話すことへ の意欲を高める。 ・リズムよく会話を 導 ・挨拶 する。 入 ・自由会話(can,may を ア③間違いをおそれず 活動の観察 ・ を意 facial expression 使って) に,積極的に話そうと (日常的に5, 6人を観察す 識させる。 ・単語ビンゴ(前課の既出 している。 る) ・答えられない生徒に 単語をとりあげる。) 指導をする。 本 文 理 解 ○教科書本文の内容理解 の確認をし,定着を図 る。 ・内容にかかわるQ&A ・音読 ・Read and Look up ・ペア(役割に分かれて) ・Dictation ・基本的なイントネー イ④スキットの場面や 後日のリーデ 状況に応じて,適切な ィングテスト ション,区切りにつ 音読ができる。 で評価する。 いて指導 ・ 内 容 理 解 の key word を書き取らせ る。 -95- 言 語 活 動 ま と め ○スキットづくりを通し ・本文の語・語句を入 ア⑦ペアワークにおい て,協力し合ってい れ替える,新しい展 て,助動詞の基本的な用 る。 開を付け加えるなど 法の定着を図るととも ・必要に応じて辞書を使 例示をする。 に,創造力を用いた表現 っている。 ・ 依頼する,断る,再 活動をする。 提案する等,実際の イ⑥エ⑦助 動詞を正し ・4文以上のスキットづく く使うとともに,文の コミュニケーショ り つながりや構成を考 ンに近いスキット ・ペアでスキットの練習 え,適切な分量でスキ となるよう意識さ (発表できるように暗 ットを書くことがで せる。 唱する) きる。 ・スキットをクラスの前で ・必要に応じて辞書を 使用するように指示 イ②場面に 適した自然 発表 なスピード,イントネ する。 ・ お互いのスキットにつ ーションなどでスキ いて相互評価 ットを演じることが ※相互評価の観点 できる。 ・内容の工夫 ※スキット 評価表の観 ・発音 点により,各ペアの発 ・表現力・アピール度 表を評価する。 (ア,イ,ウ) ※生徒同士 の相互評価 はコミュニケーショ ンへの関心・意欲・態 度の観点に一部加算 ○本時の学習を振り返る ・お互いの発表の中で 工夫されている点な とともに,次の学習への どを具体的に紹介し 見通しを持たせる。 ながら評価する。 ・スキットの発表について 教師からの講評を聞く。 ・スキットの中で使われた 運用度の高い表現を取 り上げ今後の活動に生 かす。 ・家庭学習の指示と次の時 間の予告 活動の観察 発表の評価 (後日原稿の 評価) スキット評価表例(教師用) 評価項目 内 容 評 価 内 容 独創性があり,興味深い。 A−B−C 知 識 助動詞を適切に使用して表現している。 A−B−C 発 音 発音,イントネーション,区切りなどが適切である。 A−B−C 積 極 性 相手に理解させようと工夫している。 A−B−C 例:お互いに相手を見ながら感情を込めており,わかりやすい。 良かった点 ユーモアを交えるなど,内容に工夫がされている。 -96-