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講演資料ダウンロード - IPA 独立行政法人 情報処理推進機構

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講演資料ダウンロード - IPA 独立行政法人 情報処理推進機構
Software
Engineering
Center
Information-technology Promotion Agency, Japan
プロセス改善推進者育成コース
☑プロセス改善とは
独立行政法人 情報処理推進機構
技術本部ソフトウェア・エンジニアリング・センター
プロセス改善WorkingGroup NPT1/NPT6
委員
安達 賢二
Copyright© 2013 Information-technology Promotion Agency, Japan. All rights reserved.
Software Engineering Center
1
このセッションの概要
SEC
Software Engineering
for Mo・No・Zu・Ku・Ri
1. このコースの目的
2. プロセスを見つめる
3. プロセス改善を見つめる
4. プロセス改善のパターン
プロセス改善セミナー
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SEC
このコースの目的(基本としては)
Software Engineering
for Mo・No・Zu・Ku・Ri
• プロセス改善推進者の役割を理解する
• プロセスというものが何なのか、先入観にとらわれず、きちんと理解する
• 現在行われているプロセスを理解する視点を確立し、その良し悪しや改善可能
性を判断できるようにする
• プロセスをより良いものにしていくための着眼点と知識、スキル(の獲得の方向
性)を身につける
プロセス改善セミナー
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SEC
参考
Software Engineering
for Mo・No・Zu・Ku・Ri
トラブル原因の半分が「うっかり」
「ミサイル発射情報、当地域にミサイルが着弾する恐れがあります」。6月30日午後4時37分、福井県美浜町全域に緊急
放送が響き渡った。
原子力発電所が狙われたのか─―。屋外の防災無線58基からの「誤報」に、住民は一時騒然となった。
誤報は、津波や地震、ミサイル発射などの緊急情報を全国の市町村に送る消防庁の「全国瞬時警報システム(J-ALERT
)」を通じて伝わった。美浜町の職員が消防庁の指示でJ-ALERTの受信装置を修理した直後だ。
原因は、動作確認に使った試験用の警報データの消去漏れだ。受信装置に残った警報が修理後に流れた。消防庁とJALERTの開発ベンダーが作成 した修理手順に抜けがあった。実はJ-ALERTは「訓練です」といった音声で始まる訓練報
を流せる。これなら誤って放送しても影響は小さい。ところがなぜか本物の警報を使ってしまった。
美浜町のケースは他人事ではない。パラメータ変更を忘れた、切り替え時の設定を誤った、運用操作を間違えた、といっ
た「うっかりミス」によるトラブルが相次いでいる
この3カ月だけ見ても、6月12日にはNTTドコモがiモードのメニュー表示順序を決める入札システムの金額表示設定を誤
り、落札30分前から非 開示にするはずの入札額を落札直前まで公表してしまった。6月2日に山形県で基幹ネットワークに
異常が起きて100種類の行政システムが使えなくなったの は、通信機器の部品を交換する際の設定ミスだった。
「8年ぶりの作業だったため、責任者の私を含め十分な確認ができなかった」。5月19日にATM障害を起こした住友信託
銀行の岡崎健一システム推 進部長は、悔しさをにじませる。原因はトラブル前日のシステム変更漏れだった。6月から900
台の営業店端末を順次刷新するのに伴う事前作業だ。営業店端 末の登録作業は正常に完了したが、勘定系システムに
接続する端末数の設定値を増やし忘れた。新旧端末の並存期間は端末数が一時的に増える。にもかかわらず 上限値を
見直さなかった。
5月12日には三菱東京UFJ銀行のシステム統合に伴う切り替え作業のミスにより、一部カードがセブン銀行で使えなくな
った。同じ日に京浜急行電鉄の電車が緊急停止したのは、地震速報の受信装置の設定ミスでテスト報を本物と誤ったのが
原因だった。
(大和田 尚孝=日経コンピュータ) [2008/09/29]
プロセス改善セミナー
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SEC
このコースの目的(具体的には)
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for Mo・No・Zu・Ku・Ri
 プロセス改善推進者育成コース
 プロセス改善活動を牽引する推進者を育成する
 準アセッサ育成コース
 適合アセスメントにチームメンバとして参加できるアセッサを育成する
 適格アセッサ育成コース
 適合アセスメントにチームリーダとして参加できるアセッサを育成する
プロセス改善推進者育成コース
ソフトウェア開発実務
準アセッサ育成コース
プロセス改善推進者キャリアパス
アセスメント実施
プロセス改善推進者
高度プロ
セス改善
推進者?
準アセッサ
適格アセッサ
プロセス改善実施
高度プロ
セス改善
推進者
コース?
適格アセッサ育成コース
アセスメント実施
プロセス改善セミナー
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SEC
プロセスを見つめる
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for Mo・No・Zu・Ku・Ri
 よい製品とよい業務環境は、よいプロセスから生まれる
 プロセス(広義のプロセス)の3大要素
 仕事の仕方(狭義のプロセス):
手順ではない
 業務実施の上の技術: 製品の技術とは区別される
 人材スキル:
プロセスを実施するのもいろいろな特性と立場の人々
ソフトウェアのプロセスは他の業界と比べても課題が多い
 プロセス改善ナビゲーションガイド
http://sec.ipa.go.jp/publish/index.html#ent
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プロセスを見つめる: そもそもプロセスとは何なのか?
SEC
Software Engineering
for Mo・No・Zu・Ku・Ri
(素朴な疑問1) きちんと定義され、実施を記録され、トレースできた形のもの「そ
れ」がプロセス?
(素朴な疑問2) 作った方が良いに決まっているとされているプロセス作業生産物
を滞りなくすべて作ることがプロセス?
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プロセスを見つめる: プロセスの「改善」の「良くない例」
SEC
Software Engineering
for Mo・No・Zu・Ku・Ri
<例1>
(優等生的な言い方)改善運動の少人数サークルを組織し、全社発表大会により、改善事例の
相互交流を大規模に行い、表彰も行った
(悪口の言い方)各サークルは、発表用の事例作成に専念した。発表上の改善が示せればよい
との傾向も生まれた
<例2>
(優等生的な言い方) 全社品質管理システムを短期に導入し、文書化を全社一丸となって進
め、設計書のお粗末なプロジェクト、検査報告書のないプロジェクトなどを一掃した
(悪口の言い方) 山のような文書ができたが、生産性は低下し、製品そのものの品質は改善も
されなかったし、要員の士気は低下した
プロセスを良くすることとは何なのか落ち着いてよく
考えてみる必要がある
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プロセスを見つめる: ソフトウェアプロセス
SEC
Software Engineering
for Mo・No・Zu・Ku・Ri
ソフトウェアは無形物(形がある有形物でないもの)であり、程度の差
こそあれ創造的に作らなければならないものと考えられている
 定型的な手順をただこなせればよいというものではない
ソフトウェア開発・運用におけるすべてのまとまりのあるプロフェッショ
ナルな業務内容を「プロセス」として理解することが行われてきた




「過程」とは異なる
「開発フェーズ」とは異なる
一過性のものではないという視点が重要
「要求管理」、「設計」、「実装」、「試験」、「統合」、「プロジェクト管理」、
「構成管理」などの業務区分がある
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SEC
プロセス改善を見つめる
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 改善推進者として
 それぞれの「プロセス」のいまある実態・本来の目的と向き合う
 いまやっていること、出来ていることをむやみに貶さない
トータルな「プロセス」設計と向き合う
 プロセスは、手あたりしだいにやるのではなく、よりよい方策を構想し、準
備し、実現することができるものだという確信を持つ
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SEC
プロセス改善のパターン
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for Mo・No・Zu・Ku・Ri
• プロセス改善の問題意識
 プロジェクト実施の上で、いつも同じような迷走を繰り返したくない
 業務のやり方をパターンかしてはどうか
 教訓を積み重ね、ノウハウを蓄積してはどうか
 プロセスの品質、コスト、工数、工期などを的確にコントロールしたい
 コントロールするための仕組みを導入したらどうか
 新しい課題が含まれると、コントロールは完全とは言えなくなるが、無理だというものでも
ない
 もっとよいやり方があるのではないか
 世の中のよいやり方を取り入れる
 適切な技術、自動化を検討し取り入れる
 コミュニケーションを改善する
 実績データ(品質の特性や工数に関係するものなど)やデータ予測に基づく
不具合検出ができるのではないか
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プロセス改善の参考図書(IPA編)
SEC
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SEC
プロセス改善における10の勘所
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for Mo・No・Zu・Ku・Ri
明確な目的・目標
を持つこと
計画的に行うこと
全員が参画すること
関係者間での
認識が共有されること
人が中心になること
主体性を持つこと
現実的に進めること
成功を分かちあうこと
活動を継続すること
事実情報に基づいた
行動をとること
IPA 「プロセス改善ナビゲーションガイド~虎の巻編~」から引用
プロセス改善セミナー
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プロセス改善推進のための知恵(なぜなに編P74)
SEC
Software Engineering
for Mo・No・Zu・Ku・Ri
 プロセス改善関係者が“誰が主役のプロセス改善なのか”を理解し
ていますか?
 プロセス改善活動を実施する現場のメンバ全員の合意がとれていま
すか?
 現場で実際に実施しているプロセスを明確にしていますか?
 性急または大規模にプロセス改善を進めないようにしていますか
 危機的なプロジェクトを抱える現場を、いきなりプロセス改善で救う
のではなく、別の手を打っていますか?
 プロセス特性が違う組織に対し、十把一絡げに標準プロセスを適用
しないようにしていますか?
 プロセスオーナーやプロセス改善支援スタッフが、積極的に現場に
足を運んでいますか?
 現場、関係者にスペシャリストとしての自覚を持たせていますか?
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SEC
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ご清聴ありがとうございました
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