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臨床研修医募集要項

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臨床研修医募集要項
横浜市立大学附属病院
横浜市立大学附属市民総合医療センター
平成29年度
臨床研修医募集要項
Yokohama City University Hospital
Junior Resident Application Requirements
2017
正誤表
平成 29 年度 横浜市立大学附属病院・横浜市立大学附属市民総合医療センター
臨床研修医募集要項
(誤)P.7
(3)選択必修(2 年目でも履修可)
附属病院では A.外科系診療科【消化器・甲状腺・乳腺・呼吸器・心臓血管・小児循環器外科、消
化器・肝移植外科、臨床腫瘍科、脳神経外科、耳鼻咽喉科、泌尿器科、整形外科】から1診療科、
B.【産婦人科、小児科、精神科、麻酔科】から1診療科を選択して計3カ月間研修します。研修期
間1カ月と2カ月を組み合わせてください。
A.附属病院の外科系診療科
名称
研修期間
消化器・甲状腺・乳腺・呼吸器・心臓血管・小児循環器外科
1または2カ月
消化器・肝移植外科
1または2カ月
臨床腫瘍科
1または2カ月
脳神経外科
1または2カ月
耳鼻咽喉科
1または2カ月
泌尿器科
1または2カ月
整形外科
1または2カ月
(正)P.7
(3)選択必修
①選択必修を 1 年目にする場合
附属病院では A.外科系診療科【消化器・甲状腺・乳腺・呼吸器・心臓血管・小児循環器外科、消化
器・肝移植外科】から1診療科、B.【産婦人科、小児科、精神科、麻酔科】から1診療科を選択し
て計3カ月間研修します。研修期間1カ月と2カ月を組み合わせてください。
(中略)
A.附属病院の外科系診療科
名称
研修期間
消化器・甲状腺・乳腺・呼吸器・心臓血管・小児循環器外科
1または2カ月
消化器・肝移植外科
1または2カ月
②選択必修を 2 年目にする場合
選択科(自由選択)から選択して組み合わせてください(→P.9)
。
Contents
4
病院長からのメッセージ
6
横浜市立大学附属 2 病院における
臨床研修プログラム
13
たすきがけ研修の協力病院
16
地域医療研修における協力施設
19
待遇
20
応募の方法
横浜市立大学
2つの附属病院の連携による
臨床研修
横浜市立大学附属病院(横浜市唯一の特定機能病院:1991年 7 月開設)
と横浜市立大学附属市民総合医療センター(以下、センター病院と略します:
2000年1月開設)は、公立大学法人横浜市立大学の附属病院として運営され
ている病院です。
臨床研修に関しては、昭和 40 年代から自由ローテート研修を取り入れて
おり、これまで多くの優れた医師を輩出してきました。
平成 16 年に新臨床研修制度が導入されてからも、人気が高く全国から
研修医が集まっています。
この横浜市立大学臨床研修病院群では、高度先進医療をめざす臓器別の
診療体制をとっていますが、基本的診療能力を十分に修得できるようプログ
ラムを工夫しています。その1つが大学病院と協力病院を1年ずつ研修する
「たすきがけ研修」です。協力病院は、すべて神奈川・東京の中核病院で
地域に密着した医療(救急も含む)を提供しています。また、2 年目の地域
医療研修では、神奈川・横浜の他に沖縄、鹿児島、長崎、高知、三重、新潟、
北海道等の中小規模の病院や診療所で総合的な研修を行うこともできます。
プログラムは、研修医の希望を取り入れつつできるだけ自由な内容にする
ことを基本方針としています。さらに23年度から救急研修が大幅に改善され
ました。1次から3 次まで多様な救急患者の診療に当たり実践力を身につけ
ることができます。
卒後の研修は、初期の 2 年間で完結するものではありません。本学の専
攻医(シニア・レジデント)制度でも魅力あるプログラムを多数提供してい
ます。生涯を通じたキャリアを見据えた卒業後、初めての 2 年間を過ごす
ことで、より充実した生涯学習が可能となるでしょう。
皆さんと、横浜で共に学び、働けるようお待ちしています。
横浜市立大学附属病院 臨床研修センター
西 巻 滋
横浜市立大学附属市民総合医療センター 臨床教育研修センター
平 和 伸 仁
研修の特徴
● 40 年以上にわたる歴史ある自由ローテート研修体制
→各診療科の受入れがスムーズ
● 2 つの大学病院と 19 の協力病院(神奈川・東京の中核病院)による
「たすきがけ研修」
→一般的な病気から高度先進医療まで幅広く研修
●研修医の立場に立った可能な限り自由なプログラムの編成ときめ細かな
指導とサポート体制
→自由な雰囲気の中でのびのびとした研修
●全国から横浜の地に集まる研修医仲間、
研修修了後の充実した専門医研修
→将来、幅広い診療仲間のネットワーク形成
● 1次から 3 次まで多様な救急疾患に対応する能力修得、医療安全を重視し
患者本位の医療に基づいた研修
→緊急時に落ち着いて自らの責務を果たせるプロフェッショナルの養成
横浜市立大学附属病院、
附属市民総合医療センター
研修の流れ
初期臨床研修
国家公務員共済組合連合会
横須賀共済病院
国家公務員共済組合連合会
平塚共済病院
国家公務員共済組合連合会
横浜南共済病院
国家公務員共済組合連合会
横浜栄共済病院
横浜市立市民病院
小田原市立病院
独立行政法人労働者健康安全機構
横浜市立
横浜労災病院
大和市立病院
茅ヶ崎市立病院
みなと赤十字病院
藤沢市民病院
独立行政法人国立病院機構
横浜医療センター
恩賜財団済生会
横浜市南部病院
恩賜財団済生会
横浜市東部病院
協力病院
P13∼P18
日本赤十字社
大森赤十字病院
一般財団法人同友会
藤沢湘南台病院
地方独立行政法人神奈川県立病院機構
独立行政法人地域医療機能推進機構
横浜保土ケ谷中央病院
公益社団法人地域医療振興協会
附属病院
附属市民総合
医療センター
後期研修
専門医養成プログラム
明日を担う医師へ
横須賀市立市民病院
足柄上病院
病院長からのメッセージ
公
立
大
学
法
人
横
浜
市
立
大
学
附
属
病
院
横浜市立大学附属病院は、横浜市唯一の「特定機能病院」として、
医療安全を重視し、高度かつ先進的な医療を患者さんに提供していま
す。また、「地域がん診療連携拠点病院」であり、外来診療部門を充
実させるとともに、キャンサーボードなどの学内教育や先進的研究に
取り組むなど、地域におけるがん診療の中心的役割を担っています。
さらに、再生医療をはじめとした先端的医療にも多面的に取り組んで
います。
臨床研修については、附属病院と市民総合医療センターのふたつの
大学附属病院を合わせてベッド数約1,400床を誇る全国でも有数の研
修病院で、2病院の一体的運営により豊富な臨床例をとおして学ぶ研
修を行っています。この2つの病院に加え、神奈川県内外の主要病院
と「たすきがけ研修」を行っているため、それぞれの病院で特徴ある
症例を数多く学ぶことができます。また、この研修育成プログラムの
連携は新たに始まった専門医制度の専攻研修プログラムへと展開され
ています。臨床研修センターによるバックアップ体制と研修医のため
に設けられた臨床研修棟、実践的な研修カリキュラム、そして多くの
優秀かつ熱心な指導医を揃えて皆さんをお待ちしています。
臨床研修は単に医療技術を学ぶための期間ではありません。医学と
いうサイエンスを学び、科学的な鋭い洞察力を鍛え、将来の医学の発
展に寄与する人材を育てることをも目的としています。その点で大学
病院は、高度な学術的知見と卓越した技能を備えたプロフェッショナ
ルの中で討議、実践しながら学ぶことができるという一般病院にはな
い特徴があります。また、臨床研修は患者さんの立場に立った優しさ
と人としての強さを身につけるための修行の場でもあります。ぜひ皆
さんには医師としてだけではなく、社会人としてどこでも通用する真
の医療人に育っていただきたいと思います。
理念
基本方針
4
病院長
相原
道子
病院長
井上 登美夫
横浜市立大学附属市民総合医療センターは、726床を有する横浜市
最大の病床規模を持つ総合病院です。高度救命救急センター、総合周
産期母子医療センター、心臓血管センター、小児総合医療センター、
精神医療センターなど10の疾患別センターおよび20の専門診療科から
構成され、地域医療支援病院・がん治療拠点病院として政策的医療を
担う横浜市民の医療の「最後の砦」となる病院です。「私たちは市民
の皆様に信頼され愛される病院を創造します」という理念のもとに大
学附属の医療機関として運営されています。
市民総合医療センターでの初期研修の特徴と魅力は、大学附属の病
院としての高度専門医療に加え、地域医療支援病院としての特徴を兼
ね備えた基本的疾患に対する対応など、高度救命救急医療からプライ
マリ・ケアまで幅広い医療を同時に経験することが可能なことにあり
ます。また、当院では附属病院や神奈川県内有数の地域中核病院との
「たすきがけ」研修が行われています。さらに、2年間の初期臨床研
修終了後に専門医を目指す研修については、「新しい専門医制度」に
即した制度設計を準備しております。新たに始まる専門医制度におい
ては、2年間の初期臨床研修医の後、専門医を目指す医師は 専攻医
と呼ばれ、取得する専門医資格は基本19領域の中から選択することに
なります。その後さらにサブスペシャリティの専門医の研修プログラ
ムに進むことになります。
当院では、働きやすい、学びやすい、暖かい雰囲気を保ち、臨床教
育研修センターを中心に病院全体で研修医のサポート体制の充実に努
めています。平成23年度から健康管理室を設置し、研修医を含めた全
職員のこころと体の健康維持に力を入れています。また、研修医室を
移設・拡張し、全ての研修医に机を用意するなど、研修医の学習環境
を整備しました。当院での初期研修プログラムを通して、将来の医療
を担う優れた医師を養成していきたいと考えています。
理念
基本方針
貢献します。
5
公
立
大
学
法
人
横浜市立大学附属2病院における
臨床研修プログラム
研修プログラム
コース名
1 年目の研修病院
2 年目の研修病院
FⅠ
附属病院
センター病院
FⅡ
附属病院
協力病院
FⅢ
協力病院
附属病院
CⅠ
センター病院
附属病院
CⅡ
センター病院
協力病院
CⅢ
協力病院
センター病院
産科・小児科プログラム
附属
附属病院
附属病院※
産科・小児科プログラム
センター
センター病院
センター病院※
基本研修プログラム
(附属病院)
基本研修プログラム
(センター病院)
1 4つの研修プログラム 横浜市立大学附属 2 病院の臨床研修プログラムには各々の病院の基本研修プログラムと、
産婦人科医または小児科医を目指す各々
の病院の小児科・産科プログラムの 4 つがあります。マッチング登録で併願可能です。
2 基本研修プログラム 定員50名(附属)、50名(センター)
【特色】
基本的診療能力を身につけるとともに、自分の適性を確かめ 3 年目以降の専門研修に円滑に移行するためのプログラムです。研
修 2 年間のうち 1 年間を附属 2 病院どちらかで研修します。研修病院の組み合わせにより、6 つのコースに分かれます。
コースは附属病院またはセンター病院にマッチ後、各自の希望に添って決定します。なるべく希望に沿うよう調整しますが、定
員の関係で別のコースになる事もあります。
◆協力病院については 13 ページ参照
3 産科・小児科プログラム 定員4名(附属)、4名(センター)
【特色】
将来、産婦人科や小児科を担う人材を育成するためのプログラムです。研修の最初に産婦人科と小児科を研修します。
産婦人科または小児科を目指す方は是非本プログラムを志望してください。
※希望により、附属病院、センター病院だけでなく協力病院産婦人科または小児科での研修も可能です。
6
横浜市立大学附属2病院における
臨床研修プログラム
附属2病院1年目研修
内科を計 6カ月、救急を3カ月、選択必修科を3カ月ローテーションします。
(1)内科研修
附属病院では8つの診療科から選び、計6カ月研修します。
センター病院では 5 つの疾患別センターと 4 つの専門診療科から 3 診療科を選び、2 ∼ 3 カ月ずつ、計 6 カ月研修します。
附属 2 病院の研修では、一般病院に比べて担当患者数は少ないかもしれませんが、各々の患者さんは複雑な病態を有し学ぶこ
とが多いと思います。救急疾患や重症例も多く経験できます。大学病院の学術的な環境の中で、研鑽を積み、積極的に学会発表等
にもチャレンジしてください。
附属病院の内科
センター病院の内科
名称
名称(センター)
名称(診療科)
血液・リウマチ・感染症内科
内分泌・糖尿病内科
リウマチ膠原病センター
血液内科
呼吸器内科
神経内科
炎症性腸疾患センター
腎臓・高血圧内科
腎臓・高血圧内科
消化器内科
心臓血管センター
内分泌・糖尿病内科
循環器内科
肝胆膵消化器病学
消化器病センター
神経内科
呼吸器病センター
(2)救急研修 救急医療の社会的使命を認識し、将来の専門性にかかわらず日常診療で遭遇する疾病や病態に適切に対応できる基本的診療能力
を身につけることを目的とします。附属 2 病院共通のプログラムとなります(10 ページ参照)
。
(3)選択必修(2年目でも履修可)
附属病院では A. 外科系診療科【消化器・甲状腺・乳腺・呼吸器・心臓血管・小児循環器外科、消化器・肝移植外科、臨床腫瘍科、
脳神経外科、耳鼻咽喉科、泌尿器科、整形外科】から 1 診療科、B.【産婦人科、小児科、精神科、麻酔科】から 1 診療科を選
択して計 3 カ月間研修します。研修期間 1 カ月と 2 カ月を組み合わせてください。
センター病院では A. 外科系診療科【リウマチ膠原病センター、心臓血管センター、呼吸器病センター、消化器病センター、
総合周産期母子医療センター(産科)、炎症性腸疾患(IBD)センター、乳腺・甲状腺外科、整形外科、泌尿器・腎移植科、
耳鼻咽喉科、
脳神経外科、形成外科、婦人科】から 1 診療科、B.【麻酔科、小児総合医療センター、総合周産期母子医療センター(産科)、
精神医療センター】から 1 診療科を選択して計 3 カ月間研修します。研修期間 1 カ月と 2 カ月を組み合わせてください。
B. 附属病院の選択科
A. 附属病院の外科系診療科
名称
名称
研修期間
研修期間
消化器・甲状腺・乳腺・呼吸器・心臓血管・小児循環器外科
1 または 2 カ月
産婦人科
1 または 2 カ月
消化器・肝移植外科
1 または 2 カ月
小児科
1 または 2 カ月
臨床腫瘍科
1 または 2 カ月
精神科
1 または 2 カ月
脳神経外科
1 または 2 カ月
麻酔科*
2 カ月
耳鼻咽喉科
1 または 2 カ月
泌尿器科
1 または 2 カ月
整形外科
1 または 2 カ月
7
麻酔科は、2 年間附属 2 病院で研修する場合(F Ⅰま
たは C Ⅰコース)、各々の病院で 1 年目に 1 カ月、2
年目に 1 カ月研修することができる。
*
A. センター病院の外科系診療科
B. センター病院の選択科
名称
研修期間
名称
研修期間
リウマチ膠原病センター
1 または 2 カ月
麻酔科 *
2 カ月
心臓血管センター
2 カ月
小児総合医療センター
2 カ月
呼吸器病センター
2 カ月
総合周産期母子医療センター(産科)*2
1 または 2 カ月
消化器病センター
1 または 2 カ月
精神医療センター
1 または 2 カ月
総合周産期母子医療センター(産科)
1 または 2 カ月
炎症性腸疾患(IBD)センター
1 または 2 カ月
乳腺・甲状腺外科
1 または 2 カ月
整形外科
1 または 2 カ月
泌尿器・腎移植科
1 または 2 カ月
耳鼻咽喉科
1 または 2 カ月
脳神経外科
1 または 2 カ月
形成外科
1 または 2 カ月
婦人科
1 または 2 カ月
1
* 麻酔科は、2 年間附属 2 病院で研修する場合(FⅠまたは CⅠコース)、
各々の病院で 1 年目に 1 カ月、2 年目に 1 カ月研修することができ
ます。
*2 外科系診療科の総合周産期母子医療センター(産科)または婦人科と
B. 総合周産期母子医療センター(産科)の組み合わせは認められません。
1
(4)ローテート例
パターン
4月
5月
6月
附属 1
腎臓・高血圧内科
附属 2
産婦人科
附属 3
センター 1
センター 2
センター 3
7月
整形外科
眼科
内分泌・糖尿病内科 (選択科)
腎臓・高血圧内科
母子(産科)
8月
9月
10 月
11 月
12 月
3月
救 急
消化器・肝移植外科 精神科
救 急
消化器内科
循環器内科
救 急
リウマチ・血液・感染症内科
呼吸器病センター・内科
救 急
救 急
リウマチ膠原病センター・内科
皮膚科
内分泌・糖尿病内科 (選択科)
2月
呼吸器内科
麻酔科
精神 C
1月
麻酔科
リウマチ膠原病センター・内科
神経内科・脳卒中科
心臓血管センター・外科
精神 C
神経内科
救 急
血液内科
※1年目で不足している選択必修科は2年目で履習
(5)産科・小児科プログラム
将来、産婦人科や小児科を担う人材を育成するためのプログラムです。研修の最初の 3 カ月(4 から 6 月)に選択必修として
産婦人科と小児科を研修します。
1 年目
附属 2 病院共通
4月
5月
6月
選択必修
小児科
7月
8月
9月
10 月
11 月
救急研修
産婦人科
救急
8
1月
2月
内科研修
内科
より希望するほうを
2カ月研修
12 月
内科
3月
横浜市立大学附属2病院における
臨床研修プログラム
附属2病院2年目研修
(1)地域医療研修(→18ページ)
(2)選択科(自由選択) 以下の選択肢から選んで、10 カ月または 11 カ月間になるよう組み合わせてください。ローテーションは、相談により随時変更も
可能です。
附属病院
血液・リウマチ・感染症内科、呼吸器内科、腎臓・高血圧内科、循環器内科、内分泌・糖尿病内科、神経内科、消化器内科、
肝胆膵消化器病学、精神科、小児科、消化器・甲状腺・乳腺・呼吸器・心臓血管・小児循環器外科、消化器・肝移植外科、臨床腫瘍科、
整形外科、皮膚科、泌尿器科、産婦人科、眼科、耳鼻咽喉科、放射線科、歯科・口腔外科・矯正歯科、麻酔科、脳神経外科、
リハビリテーション科、形成外科、児童精神科、病理診断科、救急部、臨床検査部(腹部エコー、心エコー、脳波)、集中治療部、
病理部、内視鏡センター
センター病院
高度救命救急センター、総合周産期母子医療センター、
リウマチ膠原病センター(内科、
整形外科)
、
炎症性腸疾患(IBD)センター
(内科、外科)、精神医療センター、心臓血管センター(内科、
外科)
、
消化器病センター(内科、
外科)
、
呼吸器病センター(内科、外科)、
小児総合医療センター、血液内科、腎臓・高血圧内科、内分泌・糖尿病内科、神経内科、乳腺・甲状腺外科、整形外科、皮膚科、泌尿器・
腎移植科、婦人科、眼科、耳鼻咽喉科、放射線科、麻酔科、脳神経外科、リハビリテーション科、内視鏡部、形成外科、臨床検査科、
病理診断科、放射線部、集中治療部、化学療法・緩和ケア部、感染制御部
(3)ローテート例
パターン
4月
附属 1
感染症
5月
呼吸器内科
附属 2
附属 3
6月
7月
8月
9月
10 月
11 月
精神科
消化器内科
児精
脳外
救急
神経内科・脳卒中科
救急部
センター 1 内分泌・糖尿病内科
センター 2
センター 3
病理診断科
地域医療
病理診断科
整形外科
3月
消化器・肝移植外科
脳神経外科
(選択必修)
放射線科
腎臓・高血圧内科
耳鼻咽喉科
麻酔科
ICU
心臓血管内科
脳神経外科
(選択必修) 地域医療
神経内科
2月
脳神経外科
皮膚科
地域医療
1月
地域医療
地域医療
地域医療
心臓血管外科
12 月
精神医療センター
(4)産科・小児科プログラム
産婦人科または小児科を目指す方は是非本プログラムを志望してください。また、希望により横浜市立大学附属の両病院での研
修も可能です(附属病院プログラムの人はセンター病院で、センター病院プログラムの人は附属病院での研修も可能です)
。さらに、
協力病院の産婦人科または小児科での短期たすき研修も可能です。
2 年目
附属 2 病院共通
4月
5月
6月
7月
8月
9月
地域医療
10 月
11 月
自由選択
※最長11カ月は自由選択(附属病院、センター病院、協力病院との短期たすき研修可)
産婦人科、
または小児科の長期研修選択も可。
※図は例です。地域医療は4月に固定ではなく、5月から2月のいずれかになります。
9
12 月
1月
2月
3月
救急初期臨床研修
横浜市立大学医学部救急医学教室
横浜市立大学附属病院 救急部
横浜市立大学附属市民総合医療センター
高度救命救急センター
救急医療は市民の突然の傷病発生の際の健康保持を担う最後の砦です。傷病者が医療機関を自らの意思で選定できない状況に
おいて、私たちは、地域全体で最高水準の医療を提供することを目指しています。横浜市立大学の二つの附属病院は、横浜市南
部保健医療圏100 万人の急な傷病に対応する救急医療機関の役割を担っています。市民総合医療センター(センター病院)の
高度救命救急センターは 3 次救急医療機関として、また附属病院救急部は 2 次救急医療機関としてそれぞれ救急医療を行ってい
ます。特にセンター病院は周辺地域や神奈川県全体の重症救急対応の最後の砦の一つとして機能しています。横浜市立大学はこ
の二つの附属病院を中心に地域救急医療システム全体を活用して「
、点」ではなく「面」の救急医療研修プログラムを提供します。
加えて研修内容をより標準化したものを提供できるように、初期救急から重症救急まで、必要な研修項目をモジュールにして提
供しています。今までに、JATEC(外傷初期診療)
、ICLS(心肺蘇生)
、MIMMS(英国災害医療対応)
、DMAT(災害医療支援)
などに基づく、よりコンパクトで短時間に知識・技能の基本が得られるような手法によってプログラムを展開してきました。も
うひとつの特徴は成人教育法の導入です。皆さんの研修がより効果的になるように、スタッフが成人教育手法を駆使して獲得目
標やその達成程度を明示し指導していきます。昨今、救急医療は地場産業といわれていますが、皆さんとともに地域の救急医療
の一端を担えることを心から楽しみにしております。
≪プログラムの特色≫
ハイブリッドかつカスタマイズ可能な研修システム
救急初期臨床研修は、3 次救急医療機関であるセンター病院救命救急センターと 2 次救急医療機関である附属病院救急部のハ
イブリッドシステムで行います。また特に 2 年次はカスタマイズ可能です。
1)センター病院 高度救命救急センター
横浜市救急医療体制の 3 次救急医療機関の要であり、地域救急医療の「最後の砦」として緊急性の高い患者さんや重症患者
さんの救急診療を 24 時間体制で行っています。平成 26 年 10 月からは、横浜市重症外症センターの機能が付加され、重症
外症診療に日々取り組んでいます。災害時には災害拠点病院の任を担っています。またドクターカーにより、傷病発生現場か
らの早期診療開始を実践しています。初期臨床研修医は、重症外傷、多部位外傷、熱傷、中毒、急性呼吸不全、循環不全(ショック)、
心停止、意識障害、高体温・低体温等の重症患者に対する初期診療に参画するとともに、心血管救急、急性期脳卒中、産婦人
科救急、小児救急、切断指など専門性の高い領域の救急患者の初期診療機会が得られます。漏れなく重症患者のクリティカル
ケア(集中治療)を研修できるところも特徴です。人工呼吸管理や感染症治療、循環管理、栄養代謝管理などをまんべんなく
学ぶことができます。専任の救急科医師を中心に、麻酔科・脳神経外科・整形外科・形成外科・外科・内科・精神科の各診療
科の医師が密に連携しながら、最新の治療法やエビデンス(科学的医学的根拠)・ガイドラインに基づいて教育にあたってい
ます。また上級医の指導の下に、市民向け救急蘇生セミナーでインストラクションを行います。
2)附属病院 救急部
2 次救急医療機関として救急車で搬送される中等症患者の対応をするとともに、
独歩来院患者の初期救急も対応しています。また、
初期診療後の観察入院や加療にも対応できるよう、平成 24 年度から救急病床(Acute Care Unit、救急病棟)が開設され、経
過観察目的を含めた入院の病床管理を行っています。専任の救急科医師と内科・脳神経外科・整形外科の各診療科の医師による、
完全マンツーマン体制で研修医諸氏の救急外来診療を指導、評価する体制をとっています。また、毎週のジャーナルクラブで最
新知識の共有と文献解釈の方法を学びます。
10
横浜市立大学附属2病院における
臨床研修プログラム
≪プログラム内容≫ 救急初期臨床研修 1年次:センター 2 カ月+附属1カ月
※協力病院での研修は、それぞれの病院のプログラムによります。適宜相談してください。
1 年次:救急研修プラン①
附属病院救急部:1カ月
・独歩
(初期救急)
:100人
(20-25人/Resident)
・救急車
(2次救急)
:100人
(20-25人/Resident)
2 年次オプション:救急研修プラン
センター病院
救命救急センター:
2カ月
a:附属病院救急部:
1or2カ月
・独歩(初期救急)
:100人
(20-25人/Resident)
・救急車
(2次救急)
:100人
(20-25人/Resident)
・救急車(重症救急)
:
300人
(30人/Resident)
b:センター病院
救命救急センター:
1or2or3カ月
・救急車(重症救急)
:
300人
(25人/Resident)
※以下は、経験可能な症例の疾患内訳と症例数の目安です。
●センター病院救命救急センター(2 カ月の目安)
:外来初期診療および入院症例のクリティカルケア
重症体幹・骨盤・四肢外傷:35 例(内 手術 12 例)
、顔面外傷・切断指:15 例、頭部外傷・脳卒中:30 例、熱傷:15 例、
急性腹症:10 例(内 手術 2 例)
、その他の疾病救急(呼吸不全、循環不全、中毒、環境異常など)
:60 例、心停止(CPA)
:
50 例 ●附属病院救急部(1カ月の目安)
:外来初期診療
頭部・顔面軽症外傷:25 例、その他の四肢小外傷:25 例)
、交通外傷(頭部・顔面・小外傷を除く)
:13 例、薬物過量内服:5 例、
:10 例、
意識障害:5 例、めまい:12 例、失神:2 例、気管支喘息発作:3 例、腹痛:25 例、発熱(感冒・腎盂腎炎など)
頭痛(意識障害を除く)
:8 例、電解質異常:3 例
多くの皆さんの研修参加をお待ちしております(HP は⇒ http://www-user.yokohama-cu.ac.jp/∼ er-urahp/)
11
横浜市立大学附属2病院における
臨床研修プログラム
臨床研修センター(附属病院)/臨床教育研修センター(センター病院)
附属 2 病院の研修センターは研修医の採用から修了認定までの一貫したマネジメントと研修プログラムの編成や指導体制の強
化に努めています。皆さんが心おきなく研修に励むことができるよう、専任の医師と職員が研修医をサポートし、健康管理から研
修医室の整備まで研修環境の改善に努めています。
取り組み内容
病院見学学生(エクスターン)の受け入れ
初期臨床研修プログラムの編成
研修の実施と管理、各種イベント企画運営
専門医養成プログラムの開発と管理
指導医養成講習会等による指導医の質の向上
附属病院スタッフ紹介
セ ン タ ー 長 西巻 滋(臨床研修センター長、プログラム責任者【基本】) 副センター長 稲森 正彦(医学教育学教授、副プログラム責任者)
副センター長 前田 愼(消化器内科教授)
副センター長 日下部 明彦(総合診療医学准教授、副プログラム責任者)
秋山 浩利(消化器・腫瘍外科学准教授、シミュレーションセンター長、副プログラム責任者)
新海 正晴(呼吸器病学教室准教授、副プログラム責任者)
中村 朋美(産婦人科講師、プログラム責任者【産小】)
事 務 局 辻 淳司、髙桑 みづき(人事担当)
センター病院スタッフ紹介
セ ン タ ー 長 平和 伸仁(血液浄化療法部准教授、プログラム責任者) 副センター長 斎藤 真理(化学療法・緩和ケア部准教授、副プログラム責任者)
副センター長 坂田 勝巳(脳神経外科准教授) 副センター長 岩崎 志穂(総合周産期母子医療センター准教授)
森村 尚登(救急医学教授、高度救急救命センター部長、副プログラム責任者)
原 秀也(婦人科診療教授、副プログラム責任者)
高橋 雄一(精神医療センター准教授、副プログラム責任者)
事 務 局 松尾 ゆうこ、富安 光世(人事調整担当)
附属病院研修医室
附属市民総合医療センター研修医室
新しい臨床研修制度が導入されてから、附属 2 病院ではプログラムの向上に努めてきました。まず、神奈川県近傍の中核病院と
連携して豊富な指導医のもとで指導を受けることができるようにしました。平成 23 年度には救急研修のプログラムを大幅に改善し
ました。また、2 年目は県内の診療所や北海道、新潟、三重、高知、鹿児島、沖縄の病院で中身の濃い地域医療研修を受けるこ
とができるように工夫をしています。さらに、皆さんの学びや憩いの場となる研修施設の充実も行われ研修環境も良好となっていま
す。ぜひ、横浜市立大学病院群で初期研修を受け、キャリアの基礎を築いてください。
■ホームページ http://www-user.yokohama-cu.ac.jp/ clinical/(附属病院)
http://www.yokohama-cu.ac.jp/urahp/medical/clinical-training/index.html(センター病院)
■ Facebook
https://www.facebook.com/yokohamarinshokensyu(附属病院)
https://www.facebook.com/ycu.medicalcenter.resident(センター病院)
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たすきがけ研修の
協力病院
国家公務員共済組合連合会
横須賀共済病院☆
☆印のある病院は、産科・小児科プログラム
の短期たすきがけ研修でも選択可能です。
※病床数順
所在地:〒238-8558 横須賀市米が浜通 1-16
病床数:735 床
■病院からのメッセージ
当院は100年以上の歴史を誇り、地域医療支援病院、
がん診療連携拠点
病院、病院機能評価機構(Ver.6)の認定、急性期特定加算、救命救急セン
ターの認定を受けているほか、各種学会の教育指定病院となっており、横
須賀・三浦地区の二次医療圏の中核病院として急性期医療を担ってい
ます。
内科系・外科系ともに多くの指導医と豊富な
症例に恵まれほとんどの診療科を網羅していますので、当院での初期臨床研修では質・量
とも十分な症例を経験できます。
また、
救急当直では初期研修医がファーストタッチを担当す
るので、
より主体的に症例を経験でき、
実践的な臨床能力を磨くことができます。
国家公務員共済組合連合会
横浜南共済病院☆
所在地:〒236-0037 横浜市金沢区六浦東 1-21-1
病床数:565 床
■病院からのメッセージ
565床の急性期病院で横浜南部保健医療圏を主とした幅広い医療を担っ
ています。神奈川県がん診療連携指定病院、日本医療機能評価機構
(Ver.6)
の認定にみあう、地域社会に貢献する病院として、患者中心の質の高い
医療提供に努めています。医師臨床研修では、医療に必要な知識、技能、
社会性を身につけた真心のある医師の養成を行っています。当病院の特
色は、患者数が多く、多数の救急があり、教育熱心な指導医が多いこと
です。平成27年5月完成の新病棟で修練してみませんか?
横浜市立市民病院☆
所在地:〒240-8555 横浜市保土ケ谷区岡沢町 56
病床数:650 床
■病院からのメッセージ
当院は横浜市の基幹病院として急性期医療に積極的に取り組むとともに、
救命救急センター、地域医療支援病院、地域がん診療連携拠点病院、第
一種感染症指定医療機関、国の地域周産期母子医療センターに指定され
ているなど、日常よく遭遇するcommon diseaseから高度な医療を必要
とする重症患者や難治性疾患まで十分な経験を積むことができます。また、
各分野の専門医にconsultationができ、直接の指導を受けることができ
ます。
このように当院はやる気のある研修医にとって最高の研修環境の提供が
できる病院であると言うことができます。
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独立行政法人労働者健康安全機構
横浜労災病院☆
所在地:〒222-0036 横浜市港北区小机町 3211
病床数:650 床
■病院からのメッセージ
プライマリ・ケアに必要な考え方と技術は、救急センターにやってくる軽
症から重症まで大勢の患者さんを診療しながら、幅広く身につけること
ができます。
患者さんの何を診て、何を調べて、何が起きているのか、どうしたらよいか、
自ら考えようとする意欲があれば、当院での1年間は将来どの分野に進
んだときも役に立つはずです。
※附属病院のみ選択可能です。
横浜市立
みなと赤十字病院☆
所在地:〒231-8682 横浜市中区新山下 3-12-1
病床数:634 床
■病院からのメッセージ
当院は、やさしい心を持った指導的医師を育てることを教育目標として、
臨床教育研修センターを設立しました。基礎知識充実のため年間60回以
上のモーニングセミナーをはじめ、
プロフェッショナリズムの涵養に重点を
置いたプログラムを実施しています。救急医療の充実度は全国有数で、年
間1.2万台の救急車を受入れ救命センターとしては国内屈指の実績を誇
ります。多数の症例を経験することができ1年で研修到達目標を100%
近く達成することができます。指導医養成講習会を自院で実施し、指導医
の教育能力充実に努めています。
恩賜財団済生会
横浜市東部病院
所在地:〒230-0012 横浜市鶴見区下末吉 3-6-1
病床数:560 床
■病院からのメッセージ
2007年3月に開院した横浜市東部医療圏の地域中核病院(560床)です。
救命救急センター、小児科救急、精神科救急など充実した救急医療と、がん、
循環器疾患などに対応した高度専門医療を柱に、地域ニーズに応えながら
診療科や職種の枠を超えた新しいチーム医療を展開しており、プライマリ・
ケアで求められるアプローチを磨くために十分な症例と機会があります。
指導医、看護スタッフから守衛さんに至るまで、病院全体に研修医育成へ
の深い理解と暖かい眼差しがあります。患者さんを中心とした医師を志す、
やる気のある人に、当院は最高の研修環境を提供できると思います。
藤沢市民病院☆
所在地:〒251-8550 藤沢市藤沢 2-6-1
病床数:536 床
■病院からのメッセージ
藤沢市民病院は、湘南東部医療圏における公的地域中核病院として地域
医療支援病院の承認を受けるとともに、地域がん診療連携拠点病院、救
命救急センター、周産期救急医療中核病院、災害拠点病院などの役割も担っ
ています。当院が目指す「心のこもった安心できる医療体制」と「患者さん
との信頼関係を高める医療」は、優秀な臨床医を志す皆さんに必ず満足い
ただける初期研修であると確信しています。
14
独立行政法人国立病院機構
横浜医療センター☆
所在地:〒245-8575 横浜市戸塚区原宿 3-60-2
病床数:510 床
■プログラム責任者からのメッセージ
当院では少人数の研修医が、1年次から選択可能な自由度の高いプログ
ラムで研修を行っています。プライマリ・ケアを研修するには最適な環
境と考えております。2年間モチベーションを維持出来、自ら積極的に診
療に関わる意欲のある方を歓迎致します。専修医も広く募集致します。
平成 22 年 4 月新病院開院
恩賜財団済生会
横浜市南部病院☆
所在地:〒234-8503 横浜市港南区港南台 3-2-10
病床数:500 床
■病院からのメッセージ
当院は横浜市南部地域の地域中核病院・小児拠点病院として2次救急
を担っています。
当直では内科系・外科系の上級医の指導のもと研修医が患者さんを
firsttouchで診ているので、幅広い症例が経験できます。
1年次は内科6カ月・救急を2カ月・選択必須4カ月の選択制、2年次は
救急1カ月・地域医療の1カ月・残りの10カ月は自由選択というプロ
グラムで診療科も26科と豊富です。研修医専用の研修医室もあり、充
実した研修を送っていただけるよう環境を整えてお待ちしています。
国家公務員共済組合連合会
所在地:〒254-8502 平塚市追分 9-11
病床数:441 床
平塚共済病院
■病院からのメッセージ
平塚共済病院は平塚市を中心とする地域住民・地域医療の中核医療機関
として、急性期総合医療を担い、地域医療支援病院として質の高い救急
医療とがん診療を中心とした高度専門医療に力を注いでいます。救急セ
ンター、脳卒中センター、心臓センターは24時間体制で活動しており、
年間約5,000 件の救急車を受け入れています。平成24 年 4 月からは神
奈川県がん診療連携指定病院となりました。プライマリ・ケアから重症
例まで、豊富な臨床例に繰り返しfirst touchであたることで、実りある
研修になったと先輩達からも評価を受けています。
国家公務員共済組合連合会
横浜栄共済病院
所在地:〒247-8581 横浜市栄区桂町 132
病床数:430 床
■病院からのメッセージ
横浜栄共済病院は、2次救急病院であり、特にプライマリ・ケアに力を
入れております。救急部を受診する患者数は、年間約10,300名、救急
車の台数は年間約5,300台にのぼります。初年度後半から始まる当直
業務では、初期臨床研修で最重要視されるプライマリ・ケアについて、
「内科系」
「外科系」
「脳卒中」
「循環器」
の4人の当直医と共に、幅広くさまざま
な救急疾患について実地で学ぶことができます。また、現在は新病棟建設の最中で
あり、H28年6月より新病棟の一部が稼働します。
15
小田原市立病院☆
所在地:〒250-8558 小田原市久野 46
病床数:417 床
■病院からのメッセージ
小田原市立病院は、神奈川県西部の基幹病院として、25科を標榜するほか、
3次救急医療を担い、地域周産期母子医療センターの指定を受けるなど、
地域の高度医療、急性期医療を受け持つ総合病院です。そのため、外来
診療から高次救急医療までにおける様々な症例、手技の経験をし、医師
としての基本的な診療能力を学ぶことができるほか、地域医療支援病院
として、地域連携にも取り組んでいるため、初期救急医療も経験できます。
また、研修時には、隣接地に共益費6,000円の宿舎や院内に単独の研修
医室も用意して研修に専念する環境を整えています。
大和市立病院☆
所在地:〒242-8602 大和市深見西 8-3-6
病床数:403 床
■病院からのメッセージ
昭和30年に開設以来、当院は地域の基幹病院として市民の皆様の健康維
持・増進を図り、地域の発展に貢献してきました。病床数403床、診療科28
科、常勤医師86名で、良質かつ適切な医療サービスの提供に日々尽力して
います。地域がん診療連携拠点病院、災害拠点病院、DMAT指定病院の指
定を受けており、平成26年には救急棟の拡充、救急体制の強化、内視鏡室
や化学療法センターの一新など、県央二次医療圏での公的中核病院として
役割を果たしています。
研修医からは少人数教育であることや進路に応じて臨機応変なローテートを組めること、
また市中病院ならではのコモン
ディジーズをしっかりと学べることが高く評価されています。
所在地:〒253-0042 茅ヶ崎市本村 5-15-1
病床数:401 床
茅ヶ崎市立病院
■病院からのメッセージ
茅ヶ崎市立病院は、湘南東部医療圏の中で公的地域中核病院として地域
医療支援病院の承認を受けるとともに、救急指定病院、周産期救急医療
システム参加病院、災害拠点病院としての役割も担っています。当院の
基本理念である「健やか・共創」のもと、充実している内科系・外科系・
産婦人科・小児科体制のなかで、必要とするプライマリ・ケア診療のほ
とんどを経験できますので、満足できる初期研修生活を送ることができ
ると考えています。
日本赤十字社
大森赤十字病院
所在地:〒143-8527 東京都大田区中央 4-30-1
病床数:344 床
■病院からのメッセージ
臨床研修の2年間は医師の一生に重大な影響を与える時期であるとして、
基礎診療能力の獲得のみならず、良き臨床医としての人間性の育成をめ
ざすことを目的とします。1年次は内科全般を7カ月、外科を2カ月、麻
酔科1カ月、救急は東京医科歯科大学救急救命センターで3次救急を研
修することができます。2 年次は研修の幅を広げ、医療チームの一員と
しての役割を深く理解し、技能的トレーニングを平行して行っていくこと
は当然のこと、一部の専門的な手技も指導医のもとで行えます。
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一般財団法人同友会
藤沢湘南台病院
所在地:〒252-0802 藤沢市高倉 2345
病床数:322 床
■病院からのメッセージ
藤沢湘南台病院は急性期病棟(240床)
、療養病棟(63 床)
、緩和ケア病
棟(19床)を有し、敷地内に藤沢訪問看護ステーション、居宅介護支援セ
ンター、介護老人保健施設藤沢ケアセンター
(100 床)
並びに健康増進施
設ライフメディカルフィットネスを配置しております。藤沢市北部の中核
病院としてプライマリ・ケアから専門的診療まで担っており、熱心な指導
医のもとで実践型の研修ができます。研修医室には、個人用机、個人用
タブレットPC、ロッカー室、仮眠室、シャワー室を用意し十分な環境が整っ
ております。
地方独立行政法人神奈川県立病院機構
足柄上病院
所在地:〒258-0003 足柄上郡松田町松田惣領 866-1
病床数:296 床
■病院からのメッセージ
神奈川県立足柄上病院では、富士山を望む豊かな自然環境に囲まれつつ、
臨床医はスペシャリストである前にジェネラリストであるべきである とい
う考え方を基に、内科(総合診療科等)、外科、救急など豊富なプライマリ・
ケア領域の疾患を中心に臨床に必要な能力を身につけるための研修を行
います。また、個々の初期臨床研修医の皆さんの希望も可能な限り取り入
れて、充実した研修になるように配慮しています。また、環境面では年次ご
との研修医室や、研修医専用の当直室を用意しています。
(空調完備)
このほか、病院から徒歩3分の場所に職員用公舎を備えており、研修医の
皆さんも利用が可能です。
独立行政法人地域医療機能推進機構
所在地:〒240-8585 横浜市保土ケ谷区釜台町 43-1
横浜保土ケ谷中央病院 病床数:260
床
■病院からのメッセージ
当院は、横浜市二次救急医療に携わる病床数260床の急性期病院で
す。昭和30年に当地に開設以来、横浜駅に程近いベッドタウン地域の
中心的な病院として医療提供を行っています。急性期病院として、常勤
放射線科医2名、手術室5室を備え、内科・外科・整形外科に加え皮膚
科・泌尿器科・眼科・耳鼻咽喉科など、多数の診療科で質の高い医療を
行っています。また、各診療科はすべて横浜市立大学附属病院及び同
附属市民総合医療センターから派遣されており、難治症例の大学への相談や、形成外科をはじめとした手術待機
者の当院への紹介なども円滑であり、両大学病院とは極めて密接な医療連携が進められています。なお、当院
は、平成26年4月に、全国に57病院を擁する独立行政法人地域医療機能推進機構の病院となることから、専門
性を高める研修プログラムに加え、プライマリ・ケア領域及び総合医育成に積極的に取り組んでいきます。
横須賀市立市民病院
所在地:〒240-0195 横須賀市長坂1-3-2
病床数:482床
■病院からのメッセージ
当院は、横須賀・三浦西部地区の基幹病院として、急性期医療を中心
的に担っています。そして、地域医療支援病院、災害拠点病院、二種感
染症指定医療機関に指定されており、高度の専門性を持った疾患から
所謂 commondisease まで幅広い疾患を経験できると思います。指
導は、きめ細かくマンツーマンで行います。これらの研修を通じ、プラ
イマリーケアの重要性、考え方をしっかりと捉えていくことを目指して
います。当院での初期臨床研修を通して医師として成長していくため
の強い基盤を身に着けましょう。
17
地域医療研修における協力施設
横浜市立大学附属 2 病院の2年次には、地域医療研修として次の協力施設において 1カ月以上研修します。
北海道社会事業協会
富良野病院
独立行政法人那覇市立病院
社会医療法人友愛会 豊見城中央病院
●
財団法人横浜市総合保健医療財団
横浜市総合保健医療センター
●
沖縄県立 八重山病院
●
●
社団法人日本海員掖済会 横浜掖済会病院
松前町立松前病院
横浜保土ケ谷中央病院
社会福祉法人親善福祉協会 国際親善総合病院
公立相馬総合病院
独立行政法人労働者健康福祉機構 新潟労災病院
地方独立行政法人神奈川県立病院機構 足柄上病院
特定医療法人同心会 遠山病院
社会医療法人 青洲会
青洲会病院 ●
●
●●
●
●
●
●
●
横浜市立大学附属 市民総合医療センター ●
医療法人医理会 柿添病院
国民健康保険
平戸市民病院
●
医療法人社団 小林内科クリニック
●
●
●
●
●
●
医療法人社団若林会 湘南中央病院
本山町立国民健康保険 嶺北中央病院
いの町立国民健康保険 仁淀病院
梼原町立国民健康保険 梼原病院
梼医療法人聖真会 渭南病院
医療法人 木下クリニック
●
●
●
●
● 横浜市立大学
附属病院
医療法人長谷川会 湘南ホスピタル
医療生協かながわ生活協同組合 深沢中央診療所
特定医療法人長生会 大井田病院
● 横須賀市立市民病院
三浦市立病院 ●
出水郡医師会 広域医療センター
■ 平成29年度の協力施設(予定)
協 力 施 設 名
所 在 地
財団法人横浜市総合保健医療財団 横浜市総合保健医療センター
社団法人日本海員掖済会 横浜掖済会病院
横浜保土ケ谷中央病院
医療法人社団 小林内科クリニック
医療法人 木下クリニック
社会福祉法人親善福祉協会 国際親善総合病院
横須賀市立市民病院
医療法人社団若林会 湘南中央病院
医療法人長谷川会 湘南ホスピタル
医療生協かながわ生活協同組合 深沢中央診療所
三浦市立病院
地方独立行政法人神奈川県立病院機構 足柄上病院
北海道社会事業協会 富良野病院
松前町立松前病院
公立相馬総合病院
独立行政法人労働者健康福祉機構 新潟労災病院
特定医療法人同心会 遠山病院
本山町立国民健康保険 嶺北中央病院
いの町立国民健康保険 仁淀病院
医療法人聖真会 渭南病院
特定医療法人長生会 大井田病院
梼原町立国民健康保険 梼原病院
国民健康保険 平戸市民病院
医療法人医理会 柿添病院
社会医療法人青洲会 青洲会病院
出水郡医師会 広域医療センター
沖縄県立八重山病院
地方独立行政法人 那覇市立病院
医療法人友愛会 豊見城中央病院
〒222-0035 横浜市港北区鳥山町1735
〒231-0036 横浜市中区山田町1-2
〒240-8585 横浜市保土ケ谷区釜台町43-1
〒245-0014 横浜市泉区中田南2-2-2
〒233-0013 横浜市港南区丸山台3-11-15
〒245-0006 横浜市泉区西が岡1-28-1
〒240-0165 横須賀市長坂1-3-2
〒251-0056 藤沢市羽鳥1-3-43
〒251-0047 藤沢市辻堂3-10-2
〒248-0036 鎌倉市手広1-9-31
〒238-0222 三浦市岬陽町4-33
〒258-0003 足柄上郡松田町松田惣領866-1
〒076-8705 北海道富良野市住吉町1-30
〒049-1503 北海道松前郡松前町字大磯174-1
〒976-0011 福島県相馬市新沼字坪ヶ迫142
〒942-8502 新潟県上越市東雲町1-7-12
〒514-0043 三重県津市南新町17-22
〒781-3601 高知県長岡郡本山町本山620
〒781-2193 高知県吾川郡いの町1369
〒787-0331 高知県土佐清水市越前町6-1
〒788-0001 高知県宿毛市中央8-3-6
〒785-0623 高知県高岡郡梼原町川西路2320-1
〒859-5393 長崎県平戸市草積町1125-12
〒859-5152 長崎県平戸市鏡川町278
〒859-4825 長崎県平戸市田平町山内免612-4
〒899-1611 鹿児島県阿久根市赤瀬川4513
〒900-0022 沖縄県石垣市字大川732
〒902-8511 沖縄県那覇市古島2-31-1
〒901-0243 沖縄県豊見城市字上田25
18
待 遇 ※附属病院、附属市民総合医療センターの待遇
●身 分
公立大学法人横浜市立大学非常勤職員(臨床研修医)
●報 酬(平成 27 年度実績) 1 年次 約 370 万円
2 年次 約 400 万円
※ 1、2 年次共に期末手当、月 4 回の宿日直を含む。
●福利・厚生
全国健康保険協会、厚生年金、雇用保険
横浜市厚生会に加入可(各種福利厚生、割引のサービスを受けることができます)
研修医室、ロッカー室あり
●健康管理
健康診断(T-SPOT を含む)、HBs 抗体陰性の場合はワクチン接種
夜間従事者検診、放射線業務者検診
インフルエンザワクチン、その他感染性ウイルスワクチン接種
(一部自己負担あり)
針刺し事故対策など臨床研修センターで研修医の健康管理を実施
●休 暇
年次休暇(1 年目 16 日)、夏季休暇(5 日)、服忌休暇など
●医師賠償保険
個人において加入してください
アルバイトは禁止されています
医師法 第16 条の 2
診療に従事しようとする医師は 2 年以上(一部略)臨床研修を受けなければならない。
医師法 第16 条の 3
臨床研修を受けている医師は臨床研修に専念し、その資質の向上を図るように努めなければならない。
〈附属 2 病院臨床研修医設置規程〉
第 8 条 3 項 臨床研修医は、勤務時間においては病院において職務に専念しなければならない。
第 8 条 4 項 臨床研修医は、研修期間中の兼職を禁止する。
19
応募の方法
応募資格
原則として平成 29年に医師免許取得見込みの者で、医師臨床研修マッチングに参加する者
募集人員
プログラム名
定員(予定)
附属病院基本プログラム
50 名
附属病院産科・小児科プログラム
4名
附属市民総合医療センター基本プログラム
50 名
附属市民総合医療センター産科・小児科プログラム
4名
※現在厚生労働省に申請中のため、定員については変更となる場合があります。
出願方法
希望するプログラムを記入して出願してください。基本プログラムにおいてコース別の出願はできません。
マッチングにおいては、附属 2 病院の基本プログラム、産科・小児科プログラムともに併願可能です。
マッチングにより所属病院が決定した後、各自の希望と採用試験の成績をもとにコースを決定します。
採用試験
筆記試験および面接試験
筆記試験内容:原則として内科分野から基本的な問題を出題(マークシート方式)
試験日程
日付
試験時間
出願期間(必着)
試験会場
第1回
平成 28 年 8 月
7日
(日)
平成 28 年 6 月 6 日(月)∼ 7 月 28日(木)
附属病院
第2回
平成 28 年 8 月 13 日(土)
平成 28 年 6 月 6 日(月)∼ 8 月 4 日(木)
附属病院
第3回
平成 28 年 8 月 21 日(日)
平成 28 年 6 月 6 日(月)∼ 8 月 10 日(水)
附属病院
第4回
平成 28 年 8 月 28 日(日)
平成 28 年 6 月 6 日(月)∼ 8 月 18日(木)
附属病院
第5回
平成 28 年 9 月
4日
(日)
平成 28 年 6 月 6 日(月)∼ 8 月 25日(木)
センター病院
第6回
平成 28 年 9 月 11日
(日)
平成 28 年 6 月 6 日(月)∼ 9 月 1 日(木)
センター病院
下記参照
試験時間
受
付…… 9:00 ∼ 9:30
説
明…… 9:30 ∼ 9:40
筆 記 試 験 Ⅰ…… 9:40 ∼ 9:50
筆 記 試 験 Ⅱ……10:00 ∼ 11:00
面 接……11:15 ∼
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※試験会場の地図は受験票と一緒に送付します
試験会場
横浜市立大学福浦キャンパス[医学部]看護教育研究棟
横浜市立大学附属市民総合医療センター 6 階 会議室
横浜市金沢区福浦3- 9(横浜市立大学附属病院となり)
横浜市南区浦舟町 4-57
交通 : 金沢シーサイドライン
「市大医学部駅」徒歩3分
至金沢文庫
ガソリンスタンド
福浦海岸
福浦海岸
金沢シーサイドライン
「市大医学部駅」
横浜市立大学
福浦キャンパス
至横浜
黄金町駅
大岡川
電機工業団地
至
新
杉
田
駅
至金沢八景駅
京浜急行
市営地下鉄
市営バス
電機工業団地
国道16号線
伊勢佐木町通り
阪東橋駅
大桟橋浦舟線
附属市民総合医療センター
(市大センター病院)
附属病院
浦舟町
大通り公園
郵便局
南区役所
首都高速3号狩場線
出願書類
① 採用試験受験申込書・履歴書(別紙の所定用紙に記載)
② 受験票(別紙の所定用紙に記載)
※①と②には 3 カ月以内に撮影した証明書用カラー写真(縦 3.5 ㎝ × 横 3 ㎝)を貼付してください。
③ 大学卒業見込証明書または大学卒業証明書
④ 成績証明書
⑤ 試験案内および受験票送付用の封筒 1 枚
※角型 2 号(240 ㎜× 332 ㎜、A4 サイズを折らずに封入できるもの)の封筒に宛名を記入し、120 円切手を貼付してください。
※出願書類郵送時の封筒に「出願書類在中」と朱書し、簡易書留または特定記録でお願いします。
採 用
マッチング決定後に採用内定を通知します。
医師国家試験に合格した医師免許取得者を正式に採用します。
11 月中旬∼ 12 月上旬にコース選択のための説明会を実施します。
研修開始日
平成 29 年 4 月1日採用となります。
出願書類提出・問合せ先
〒236-0004 横浜市金沢区福浦3-9 横浜市立大学附属病院
医学・病院統括部 職員課人事担当
電話 045-787-2729(直通) Eメール [email protected]
※持参する場合は、横浜市立大学附属病院 4 階 医学・病院統括部 職員課人事担当に提出してください (9:00 ∼ 17:00)
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