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表象文化演習ー比較文化・比較演劇ー

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表象文化演習ー比較文化・比較演劇ー
国際文化学部:標準レイアウト| 2011/12/16 – 15:37
後期
回
第十六
回
第十七
回
第十八
回
第十九
回
第二十
回
第二十
一回
第二十
二回
第二十
三回
第二十
四回
第二十
五回
第二十
六回
第二十
七回
第二十
八回
第二十
九回
第三十
回
表象文化演習ー比較文化・比較演劇ー
竹内 晶子
配当年次/単位:3∼4 年/ 4 単位
旧科目名:
旧科目との重複履修:
毎年・隔年:毎年開講 | 開講セメスター:前期・後期
人数制限・選抜・抽選:選抜
他学部への公開:×
【授業のテーマ】
比較文化・比較演劇
「演劇を通してみる日本」がテーマ。春学期は「演劇で表象される日
授業コード:
本」
(日本を舞台とする欧米のオペラ、オペレッタ、ミュージカル、
C1112
映画、舞台劇)を、秋学期は「日本の演劇」
(日本の古典演劇の欧米
における受容、および現代社会における古典演劇の変容)を、比較
文化的見地から学びます。
管 理 ID:
1252509
【授業の到達目標】
・小説、漫画、オペラ、ミュージカル、映画、アニメ、舞台劇、テレ
ビドラマ、古典演劇、バレエなど、異なるジャンルの作品間の比較
文化的な分析ができるようになる。
・日本の古典演劇(能・歌舞伎・人形浄瑠璃)の舞台上の特性につい
て、基本的な知識を身につける。
・先行研究をふまえ、細密なテキスト分析にもとづいた、客観的かつ
説得力をもった論文を書くことができるようになる。
【授業の概要と方法】
春学期は主に「蝶々夫人」のモチーフを軸として、そのテーマを発
展させた小説・舞台劇・映画・ミュージカルをとりあげます。作品
鑑賞とテキストの詳細な読みを組み合わせ、それぞれの作品を分析
するとともに、作品間の比較にも慣れていきます。オリエンタリズ
ムやジェンダー論など、比較文化研究における基本的理論も、応用
を通じて学んでいきます。
秋学期は能・狂言・人形浄瑠璃・歌舞伎をとりあげます。それぞれ
のジャンルの舞台上の特性を学ぶと共に、その特性が西洋演劇にお
いて、また現代の演劇においてどのように応用されているのか、あ
るいは応用され得るのか、実作品の分析と舞台鑑賞を通じて考察し
ます。
両学期ともに、四年次生には各自の卒論の中間発表をしてもらいま
す。卒論テーマは、
「比較文化」の枠内で学術的調査する限りにおい
て基本的に自由です。三年次生には、授業であつかう作品・ジャン
ル・理論に関する学期レポートを各学期発表・提出してもらいます。
【授業計画】
前期
回
テーマ
内容
第一回 イントロダクション
授業説明、オリエンタリズム概説
第二回 「日本人論」とオリエ 『菊と刀』分析
ンタリズム
第三回 オペラ「蝶々夫人」I オペラ「蝶々夫人」台本分析
第四回 オペラ「蝶々夫人」II ゼッフィレッリ版演出の分析
第五回 オペラ「蝶々夫人」III ウィルソン版演出の分析
第六回 「蝶々夫人」と原作
原作小説、原作戯曲とオペラ作品
との比較
第七回 映画「サヨナラ」I
映画「サヨナラ」の分析
第八回 映画「サヨナラ」II
映画「サヨナラ」と原作小説の比
較
第九回 オペレッタ「ミカド」I 「ミカド」台本の分析
第十回 オペレッタ「ミカド」 「ミカド」の演出比較(ミラー版)
II
第 十 一 ミュージカル「太平洋 「太平洋序曲」台本読解と分析
回
序曲」I
第 十 二 ミュージカル「台併用 「太平洋序曲」二つの演出比較
回
序曲」II
(プリンス版、宮本版)
第 十 三 中間発表 I
3 年次生期末レポート発表
回
第 十 四 中間発表 II
四年次生卒論中間発表
回
第 十 五 まとめ
レポートフィードバック
回
テーマ
イントロダクション
内容
授業説明、日本古典演劇史概観
能・狂言
能・狂言の演劇形態分析
能とモダニズム演劇
イエイツの「鷹の井」
「骨の夢見」
分析
新作能分析(「無明の井」他)
能と現代社会
狂言とシェークスピア 「まちがいの狂言」と「まちがい
の喜劇」比較
人形浄瑠璃
人形浄瑠璃の演劇形態分析
人形劇とミュージカル ミュージカル「ライオンキング」
分析
人形劇と現代劇
ク・ナウカ分析
歌舞伎
歌舞伎の演劇形態分析
歌舞伎とシェークスピ 「葉武列土倭錦絵」
(歌舞伎版「ハ
ア
ムレット」)分析
歌舞伎とギリシャ悲劇 蜷川版「王女メディア」分析
歌舞伎と現代社会
平成中村座の試みを分析
中間発表 I
三年次生ゼミ論発表
中間発表 II
四年次生卒論発表
まとめ
レポートフィードバック
【授業外に行うべき学習活動(準備学習等)】
・課題テキストを読み、Study Questions への答えを提出すること。
・期末レポート、卒論の調査・執筆・書き直し
【テキスト】
適宜配布プリントを使用します。教科書は用いません。
【参考書】
・エドワード・W・サイード『オリエンタリズム』平凡社、1992 年。
・若桑みどり『お姫様とジェンダー アニメで学ぶ男と女のジェン
ダー学入門』(ちくま新書)筑摩書房、2003 年。
【成績評価基準】
・出席(含・討論参加) 30 パーセント
・課題提出 20 パーセント
・発表 20 パーセント
・期末レポートあるいは卒論 30 パーセント
【学生による授業改善アンケートからの気づき】
実際の観劇と視聴覚教材を多用し、できるだけ多くの演劇ジャンル
を取り上げたいと考えています。
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