うつ病/自殺問題

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家族看護学研究第
1
3巻 第 2号 2
0
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7年
セッション E
うつ病/自殺予防の家族看護における関係者との連携について
座 長 : 加 藤 欣子
報告者:根市恵子，藤嶋聡子
(弘前学院大学看護学部)
(南部町健康増進課保健師)
わ が 国 の 自 殺 死 亡 率 を 国 際 比 較 す る と 図 1の 通 り 、 ロ シ ア 、 ハ ン ガ リ ー に 続 き 第 3位 で
あ る 。 そ し て 、 国 内 に お け る 青 森 県 の 自 殺 率 の 年 次 推 移 を 見 る と 、 表 1の通りこの 10 年
全国ワースト 6の枠内を移動している。自殺で亡くなった人の 67.7%が 遺 書 を 残 し て い な
い が 、 残 さ れ た 遺 書 (32.3%) の 自 殺 の 動 機 を み る と 、 そ の 第 1は健康問題 (12.6%) で
あり、ついで経済問題 (10.6%)、第 3番 目 に 家 庭 問 題 (3.1%) である (
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6国 民 衛 生 の 動
向
， P50)。 家 族 の 死 亡 は そ の 原 因 が 何 で あ れ 、 残 さ れ た 家 族 の 悲 し み や 生 活 問 題 等 の 不 幸
を新たに生み出す。正に“家族看護の問題"である。
南部町の保健師は、青森県内では最も早
く自殺/うつ病予防に取り組み、家族への支
援活動も早かった。掛け替えのない家族を
失い、深く傷ついた人々を支え、自殺/うつ
病予防問題を地域全体の共同問題として取
り組んでいる長い歴史がある。
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地域のハイリスク・アプローチの典型で
ある自殺/うつ病家族への公衆衛生看護の
実践を通して、家族看護や、関係機関・関
係職種との連携のありかたについてディス
カッションし、公衆衛生看護における家族
看護の特性や、臨床看護との連携のあり方
の理念・原則を語る場としたい。
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30
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図 1 自殺死亡率国際比較(
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1年)
(出典:2C削年国間菊生の動向 p54表 27剖匹〉
表 1 全国の自殺率および自殺率ワースト 6県の年次推移
平成 9 平成 1
0
平成 1
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秋田県
秋田県 秋田県 秋田県
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ト 新潟・島根 岩手県 岩手県 新潟県
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3
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新潟県
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秋田県
秋田県
秋田県
4
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岩手県
秋田県
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出典:厚生労働省大臣官房統計情報部発表
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0表主な死因の死亡数・死亡率(人口 1
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