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2.ちむぐくるでつくる福祉と健康のまち(37.5KBytes)
Haebaru
2
ちむぐくるでつくる福祉と健康のまち
1節 ともにつくる、 地域の保健・福祉・医療のネットワーク
○基本構想/まちづくり目標を達成するための柱(再掲)
だれもが住みなれた地域で、健康で安心して暮らせる社会の実現をめざします。地域や民間の活力を
組み込んだ協働体制を確立し、住民が生涯現役でいきいきと生活ができるよう保健・福祉・医療のネッ
トワークをつくります。
現 況
① 社会福祉法においては、保健・福祉・医療の中核的組織として社会福祉協議会が位置づけられてお
り、町においても町社会福祉協議会と連携し、町民の参画と協力を得た地域福祉活動を進めていま
す。また、民生委員・児童委員、母子保健推進員等、地域で活動している保健福祉関係者、団体、
施設等と連携した保健・福祉活動に努めています。
② 町では、町民の健康づくりについて、保健・医療の分野の協議機関として「南風原町健康づくり推
進協議会」を設置し、県や医療機関と連携を図りながら取り組んでいます。
③ 高齢者の保健福祉については、介護保険法の改正をうけ、高齢者介護等に関する総合相談・福祉保
健サービス紹介等の機能を担う地域包括支援センターを平成 18 年度に設置しました。
④ 保健・福祉・医療に関する各種情報は、町社会福祉協議会と連携しつつ、町広報紙や社協だより、
ホームページへの掲載、各窓口でのチラシ配布など、各種情報媒体を用い、広報活動に努めています。
⑤ ドメスティックバイオレンス(DV)や児童・高齢者・障がい者に対する虐待問題については、平成
18 年度に要保護児童等対策地域協議会を設置し、関係各課連携のもとで個別ケース会議を通した
対応を行っています。
⑥ 町には、保健・福祉・医療にかかわるボランティアや地域団体等、様々な組織が関わり、活動を行っ
ていますが、行政と各組織との横断的な連携の面で課題もみられます。
⑦ 平成 22 年には地域保健福祉活動の拠点として「総合保健福祉防災センター」が整備され、町社会
福祉協議会をはじめ、福祉・保健関係団体の活性化やスタッフ間の連携強化が図られています。
課 題
① 保健・福祉・医療の中核となる組織の充実と各種団体間の連携の強化
② 保健・福祉・医療に関する多様な主体間の連携強化と情報共有・協働の推進
③ ドメスティックバイオレンス(DV)や児童・高齢者・障がい者に対する虐待問題の早期発見・対応
を図るための要保護児童等対策地域協議会の充実
④ 高齢者の介護・保健・福祉の総合相談窓口としての地域包括支援センターの機能拡充
⑤ 各種情報媒体を活用した保健・福祉・医療情報の提供の充実
⑥ 総合保健福祉防災センターの機能を活かした、多様な活動・サービスが一体的・効果的に
展開できる仕組み・体制の充実
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Ⅱ 基本計画 / ⅱ.分野別計画 / 2.ちむぐくるでつくる福祉と健康のまち
施策の展開
(1) 保健・福祉・医療分野に関する総合的な計画及び分野別計画の策定
① 行政と民間、地域等との協働による保健・福祉・医療を推進するため、第二次地域保
健福祉計画を策定するとともに、分野別計画を策定・推進します。
② 町民の参画により効果的な各種ニーズの調査を実施し、町の福祉課題の明確化とそ
の解決に町民ぐるみで取り組めるよう、町民との課題の共有化に努めます。
(2) 行政、関係機関団体との協働・連絡調整機能の強化
① 地域福祉の中核的組織である社会福祉協議会との連携強化を図ります。
② 県立南部医療センター・こども医療センター、南部福祉保健所、総合保健協会、医師会等
と町内の保健・福祉機関と連携し、地域の保健・福祉・医療のネットワークを構築します。
③ 南風原町健康づくり推進協議会を主体に、具体的・効果的な健康づくり活動を強化します。
④ 行政、社会福祉協議会、地域で活動している保健福祉関係者等の保健・福祉・医療合
同会議(仮称)を構成し、相互連携を密にします。
⑤ 各種虐待等については、児童家庭相談員及び「要保護児童等対策地域協議会」を中
心に関係施設・機関との連携強化、各部会・個別ケース会議の充実を図り、早期発見・
対応に取り組みます。
⑥ 災害時要援護者の安心・安全の確保に向け、地域防災計画に基づく取り組みをはじめ、
災害時要支援者台帳を活用した各関係機関での情報共有・連携による災害時支援ネッ
トワークづくりを進めます。
(3) 総合保健福祉防災センターの有効活用
① 総合保健福祉防災センターは、地域保健福祉活動の拠点として多様な活動・サ―ビ
スが一体的・効果的に展開できるよう、その仕組み及び体制の充実を図ります。
(4) 地域包括支援センターによる相談機能の充実
① 高齢者の介護・保健・福祉の総合相談窓口として機能できるようマンパワーを確保
し、気軽に相談できる体制と各種相談機関とのネットワーク形成を図ります。
② 今後の国の福祉関連法制度の動向を注視し、障がい者施策や児童施策も含めた総合
相談・支援窓口としての機能導入について検討します。
(5) 啓発、広報活動の充実強化
① 絶えず新鮮な福祉情報を町民に発信できるよう、行政、社会福祉協議会を中心に様々
な媒体を活用した情報提供に努めます。
5年間(平成 24∼28 年度)の重点事業
(1) 第二次地域保健福祉計画の策定
(2) 保健福祉関係機関の連絡調整機能の強化
(3) 総合保健福祉防災センターの有効活用体制の構築
(4) 地域包括支援センター運営事業の推進
(5) 災害時要援護者ネットワーク体制の構築
(6) 地域包括ケアシステムの構築
5年後(平成 28 年度)の目標値
指 標 名
児童虐待等防止ネットワーク
(要保護児童等対策地域協議会)
災害時支援ネットワーク
保健・福祉・医療の総合的な相談窓口
現 状 値(H22年度)
目 標 値(H28年度)
設置
充実・強化
無し
一部設置(包括支援センター)
設置
設置
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Haebaru
2節 ともにつくる、 健康づくりと保健福祉のサー
ビス基盤の整備
○基本構想/まちづくり目標を達成するための柱(再掲)
少子高齢化社会のなかで、子どもの健やかな成長を支える母子保健から健康な老後の実現まで、生涯
を通じた健康づくりの体制を確立します。
そのため、住民はふだんから健康づくりに心がけ、生活習慣病予防対策や介護予防に努め、健康長寿
の実現をめざします。また、行政は住民が住みなれた地域で、それぞれの心身の状況に応じて、適切な
医療や必要な介助・介護が受けられるよう、サービス基盤の充実・強化をめざします。
現 況
① 町では、生活習慣病を予防し、生涯にわたる健康の保持増進を図るため、平成 15 年度に「健康は
えばる 21」を策定し、成人の健康づくりを進めています。また、平成 20 年度からは「特定健康
診査・特定保健指導」が行われています。
② 育児に関しては、妊娠初期から周産期・乳幼児期にいたる各種相談や健診、健康管理に対する支援
に努めています。
③ 平成 22 年度に認可保育所入所定員を増員し、平成 23 年度には「第2次南風原町待機児童解消計
画」を策定して待機児童の解消に努めています。また、平成 22 年度に「南風原町次世代育成支援
行動計画(後期計画)」を策定し、保育施設の整備拡充や多様な保育ニーズへの対応に取り組んで
います。
④ 町内の児童館や学童クラブへの支援等により放課後児童の健全育成に努めており、平成 23 年度か
らは翔南小学校の空き教室を利用した翔南学童クラブが開所しています。
⑤ 宮平保育所では、町の農業青年クラブやJAおきなわ南風原支店と連携し、子どもや保護者を対象
とした食育が行われています。また、給食センターへの栄養教諭配置による食育の展開、食育に関
する講演会の開催、乳幼児健診や特定健診時の指導を通した食育など、乳幼児から高齢者までの食
育を実施しています。
⑥ 町の高齢化率は 13.6%(平成 22 年 10 月現在)と、県平均(16.9%)を下回っているものの、年々
高くなっており、介護保険認定者及び介護保険サービス利用者も増加しています。要介護・支援状
態となる高齢者の減少に向けた取り組みなどの充実が求められています。
⑦ 障がい者の支援については、平成 19 年度に「南風原町障がい福祉計画」を、平成 20 年度には「南
風原町障がい者計画」を策定し、生活支援、サービス基盤の充実、就労支援等に取り組んでいます。
⑧ 地域の保健・福祉における役場や社会福祉協議会の役割が一段と重要となっていますが、それを推
進するマンパワーは未だ充分とは言えません。
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Ⅱ 基本計画 / ⅱ.分野別計画 / 2.ちむぐくるでつくる福祉と健康のまち
課 題
① 町民一人ひとりが生活習慣病への関心と理解を深め、自らの健康状態を自覚して生涯の健
康増進を図るための取り組みの推進
② 乳幼児から高齢者までを対象とした、多様な場面での食育・健康づくりの推進
③ 待機児童の解消及び各種保育サービス・放課後児童の健全育成に向けた支援の充実
④ 高齢者の生きがいづくり・健康づくりや介護予防事業の充実強化
⑤ 高齢者や障がい者等に関する制度の周知徹底と生活支援・福祉サービス基盤の充実・強化
⑥ 保健・福祉従事者の確保と資質向上
施策の展開
(1) 健康づくりの推進
① 「第二次健康はえばる 21」(仮称)を策定し、その普及・確実な推進を図ります。
② 若年からの生活習慣病の予防を図るため、特定健診を中心に、各種検診の受診率向
上に向けた取り組みを進めます。
③ 正しい食生活による健康の保持増進を図るため、家庭や地域といった様々な場で食
育を推進します。
④ 国民健康保険や介護保険等、社会保障の適切な運営に努めます。
(2) 保育サービスの充実
① 「南風原町次世代育成支援行動計画(後期計画)」及び「第2次南風原町待機児童解
消計画」に基づく待機児童の解消と各種保育サービス等の充実を図ります。
② 認可外保育施設について、県との連携および各園との意見交換を行いながら、保育
の向上に向けた指導や支援を行います。
(3) 高齢者サービス・障がい者サービスの充実
① 要介護・要支援状態となる高齢者を減らしていくため、介護予防事業を強化します。
② 介護給付事業を充実するとともに、高齢者保健福祉計画に基づく各種取り組みを推
進します。
③ 障がい者のニーズを踏まえつつ、障がい福祉計画および障がい者計画に基づく各種
取り組みを推進します。
④ 高齢者や障がい者の住宅・就労に関する支援を強化します。
⑤ 学習・趣味・スポーツ活動等の生涯学習環境、その他就労環境等の充実により、高
齢者や障がい者の生きがいづくりに努めます。
(4) マンパワーの確保及び資質の向上
① 健康づくりや各種福祉サービス等の充実を図るため、保健師等の専門的な人材の確
保及び資質向上を図ります。
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Haebaru
(5) こども園(仮称)の設置検討
① こども園(仮称)の設置については、今後の国の制度動向に注視しつつ、関係機関
連携のもとで検討します。
5年間(平成 24∼28 年度)の重点事業
(1) 「第二次健康はえばる21」(仮称)の策定および推進
(2) 「南風原町障がい福祉計画」および「南風原町障がい者計画」の推進
(3) 糖尿病等生活習慣病予防の為の訪問活動・教室等の強化
(4) 乳幼児健診や教室での親への学習会の開催
(5) 待機児童の解消の推進
(6) 介護予防事業
(7) 生きがい対策事業
5年後(平成 28 年度)の目標値
指 標 名
現 状 値(H22年度)
目 標 値(H28年度)
42.1%(2,336人)
65.0%(3,651人)
特 定 保 健 指 導 率 (終 了 者 数 )
47.4%(211人)
45.0%(329人)
メタボリックシンドローム※
該当者・予備軍の率
35.4%(見込み)
26.1%
770人(16.0%)
890人(15%)
1,050人
1,260人
特 定 健 診 受 診 率 (人 数 )
要 介 護 認 定 者 (率)
保育所入所定員
◇ 用語の解説
※
メタボリックシンドローム:内臓脂肪型肥満に加え、①脂質異常、②高血糖、③血圧高値の3
つのうち2つ以上併せ持った状態をいいます。それぞれの危険因子がまだ病気でない軽い状態
であっても、重なることで、命にかかわる虚血性心疾患(主に心筋梗塞)や脳血管疾患(主に
脳梗塞)を引き起こすリスクが高くなります。
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Ⅱ 基本計画 / ⅱ.分野別計画 / 2.ちむぐくるでつくる福祉と健康のまち
3節 ともにつくる、ちむぐくるで支えあう安心して
暮らせるまち
○基本構想/まちづくり目標を達成するための柱(再掲)
すべての住民が、その尊厳が守られ、南風原町で暮らすことに喜びと誇りを持ち、安心して子どもを
産み育てることができるまちを実現するため、地域のつながりや思いやりにより、共に支えあい・助け
合うという地域福祉の推進をめざします。
また、住民の福祉意識の高揚及びリーダーや資格者の養成に努め、高齢者、障がい者など、社会的に
弱い立場にある人が社会に参画できる機会を積極的につくりだすとともに、その自立支援に努めるな
ど、安心して暮らすことができる条件整備を進めます。
現 況
① 町には「小地域福祉ネットワーク」、「各字自治会」等の地域福祉を推進する組織が多く、地域での
コミュニティ活動や福祉活動が盛んに行われています。平成 22 年度からは「支えあうまちづくり
事業」を実施し(町社会福祉協議会委託)、地域福祉のさらなる充実を図っています。
② ボランティア活動や町民による福祉活動、民間福祉団体の活動等の一層の推進が期待されていま
す。町では、町社会福祉協議会のボランティアセンターでボランティア養成や情報提供等の活動等
が行われています。また、ボランティアセンターではNPO活動支援助成金による支援に努めてお
り、現在、町内では福祉系NPO団体が6団体認証されています。
③ 核家族化や共働き世帯の増加等により、子どもを産み育てる環境が大きく変化する中で、子育てに
不安を抱える世帯は少なくありません。町では、子育てに関する総合的な相談の実施や子どもの育
ちをみる場として、「子育て支援センター」や「ふれあい子育てサロン」、「ファミリーサポートセ
ンター」が実施され、気軽な相談・親同士の交流の場となっています。また、児童館や放課後学童
クラブ、放課後子ども教室などによる子どもたちの居場所づくりに取り組んでいます。
④ 平成 22 年度には「南風原町次世代育成支援行動計画(後期計画)」を策定し、子育て支援の充実
に努めています。
⑤ 町では、児童扶養手当や母子寡婦福祉資金貸付、母子・父子家庭介護人派遣事業、子ども手当事業、
父子家庭に関する支援等を行っており、その周知や相談体制の充実に努めています。
⑥ 町社会福祉協議会では、母子・父子世帯を対象としたピクニックや町母子寡婦福祉会の育成援助を
行っています。また、民生委員・児童委員は様々な相談に対応しており、町や社会福祉協議会等と
連携して必要な援助を行う体制を構築しています。
⑦ 町では、保健・福祉・医療の関係団体、各字自治会や地域との協働で、福祉まつりや子どもまつり
等を開催しており、これらの行事を通した交流、お互いの役割の認識や活動の強化に努めています。
2010 ふるさと博覧会において開催されたキッズランドでは町内学童クラブの連携強化が図られ、
その後「南風原町学童クラブネットワーク」が設立されました。
⑧ 町では、高齢者や障がい者等の在宅生活を支援しつつ、積極的な社会参加を促進するため、外出支
援サービス事業や移動支援事業を行っています。また、地域での活動内容の充実や参加・交流等を
促進しています。
⑨ 判断能力が不十分な高齢者、知的障がい者及び精神障がい者等の利益を守り、保護するため、成年
後見制度の利用を促進しています。
⑩ 町(社会福祉協議会)では、毎月第3水曜日にサラ金相談会を実施しています。
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Haebaru
課 題
① 地域との協働による福祉のまちづくりの推進に向けた取り組みの充実
② ひとり親家庭の自立を支えるための各種支援制度の周知と地域ぐるみでの効果的・多面的
な支援
③ 育児不安や悩みを抱える潜在的な子育て世帯に対する相談支援・子育て支援体制の強化
④ 地域における子どもたちの安全・安心な居場所づくり、高齢者や障がい者とのふれあい・
交流の場の確保
⑤ 町社会福祉協議会との連携のもとでのボランティア育成及び福祉NPOの立ち上げ支援
⑥ 住宅・住環境のバリアフリー化等、福祉のまちづくり
⑦ 年金制度の周知や各種医療費助成制度等の各種福祉制度の理解及び活用促進のための周
知徹底
⑧ 障がい者等の自立を支える就労支援の充実
⑨ 高齢者や障がい者の社会参加を促進するための取り組みの充実
⑩ 多重債務やサラ金等に関する相談者への適切な対応
施策の展開
(1) 支えあい・助けあいによる福祉のまちづくりの推進
① 高齢者や障がい者等の要援護者が住民の支えあい・助けあいで、地域で安心して暮
らせるよう「小地域福祉ネットワーク推進事業」の拡充をはじめ、老人クラブ等の
各種団体との協働による福祉のまちづくりを推進します。
② 住民が気軽にボランティア活動に参加できるよう、ボランティアの育成と社会福祉
協議会のボランティアセンターの活動強化に努めます。
③ 関係機関と連携し、福祉NPOの設立を支援します。
(2) 子育て家庭に対する支援充実
① 「子育て支援センター」や「ふれあい子育てサロン」、
「ファミリーサポートセンター※」
等を実施し、安心して子育てするための環境整備、地域ぐるみによる子育て支援に
努めます。
② 乳幼児健診や母子保健推進員等を通して、保護者へ生命や健康に関する意識の啓発
を図るとともに、保育施設で行っている保護者への勉強会等について支援します。
(3) 子どもたちが安心・安全に過ごすことのできる居場所づくりの推進
① 各児童館における子どもの居場所確保・活動拠点づくり等を進めるとともに、教育
委員会と連携しながら、子どもの安全確保に向けた取り組みを検討・実施します。
② 放課後児童の健全育成を図るため、児童福祉部門と教育委員会が連携し児童館の有
効活用等と併せた学童クラブの支援を行います。
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Ⅱ 基本計画 / ⅱ.分野別計画 / 2.ちむぐくるでつくる福祉と健康のまち
(4) ふれあい・交流を目的とした居場所づくりの推進
① 住民が気軽に安心して集い、年齢や性別、障がいの有無に関わらず、互いの交流を
深めることができる身近な地域におけるミニデイサービス等の「居場所づくり」を
推進します。
(5) 経済生活の安定化推進
① ひとり親家庭の生活面での自立を促進していくため、ひとり親家庭同士のふれ合
い・交流の場の拡充を通し、お互いに支え合う絆を育んでいくとともに、民生委員・
児童委員等による身近な相談体制の充実、就業促進に向けた企業・事業所への協力
要請に努める等、地域ぐるみでひとり親家庭の自立支援に努めます。
② 年金制度の周知や各種医療費助成制度、各種福祉資金の貸付制度の充実に努めます。
③ 多重債務に陥らないための啓発活動及び学校での消費者教育を推進します。
(6) 高齢者・障がい者の社会参加の促進
① 住宅・住環境のバリアフリー化をめざし、住宅改修費の助成等に努めます。
② 高齢者や障がい者の社会参加を促進するため、社会福祉協議会等と連携しつつ、移
動支援に努めます。
③ 意識啓発の取り組みなどを通して受け入れる側の態勢の充実・強化を進め、高齢者や
障がい者が積極的に参加できるスポーツ・レクリエーション活動や文化活動などの充実
を図ります。
(7) 権利擁護等に関する制度の利用促進
① 判断能力が不十分な者に対する地域福祉権利擁護事業、成年後見制度等の権利擁護
に関する支援の周知を進めます。
5年間(平成 24∼28 年度)の重点事業
(1) 「次世代育成支援行動計画」と「高齢者保健福祉計画」の点検・評価と推進
5年後(平成 28 年度)の目標値
指 標 名
現 状 値(H22年度)
目 標 値(H28年度)
地域子育て支援センター
3ヶ所
3ヶ所(維持)
ふれあい子育てサロン
6ヶ所
12 ヶ所
ファミリーサポートセンター
1ヶ所
1ヶ所(維持)
◇ 用語の解説
※
ファミリーサポートセンター:一定の地域で、育児や介護の援助を受けたい人と行いたい人が
会員となり、育児や介護について助け合う会員組織のことです。援助を受ける側はもちろん、
行う側(子育てを終えた女性等)の社会参画という点でも大きなメリットがあります。
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