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NACCS業務講習会資料 【パッケージソフトの基本操作】

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NACCS業務講習会資料 【パッケージソフトの基本操作】
NACCS業務講習会資料
【パッケージソフトの基本操作】
輸出入・港湾関連情報処理センター株式会社
平成28年03月更新
平成25年9月更新
〓目次〓
はじめに ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2
第1章 導入
1-1.パッケージソフト初期設定の事前準備・・・5
1-2.パッケージソフト初期設定・・・・・・・・・・・・・9
第2章 基本操作
2-1.パッケージソフトの基本操作フロー・・・・・18
2-2.パッケージソフトの起動・ログオン・・・・・・20
2-3.業務画面の展開 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・23
第4章 管理統計資料
4-1.管理統計資料について ・・・・・・・・・・・・・・・・・・67
参考
参考1.デジタル証明書の更新について ・・・・・・・・・74
参考2.NACCS掲示板閲覧時の不具合について ・・78
参考3.NACCS掲示板の活用について ・・・・・・・・・80
NACCSのサポート体制 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・85
2-4.業務データの入力 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・28
2-5.電文の送信 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・33
2-6.電文の受信 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・38
2-7.ログオフ・終了 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・40
第3章 応用操作
3-1.パッケージソフトの便利機能 ・・・・・・・・・・43
3-2.画面上の便利機能・・・・・・・・・・・・・・・・・・45
3-3.外部ファイルの利用・・・・・・・・・・・・・・・・・48
3-4.電文の外部保存・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・51
3-5.自動印刷の設定・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・58
3-6.JOBキーの設定機能 ・・・・・・・・・・・・・・・・60
3-7.EXC型電文の宛先 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・62
1
はじめに
「パッケージソフト」とは、特定の業務又は業種で汎用的に利用できるソフトウェアのことです。
NACCSのパッケージソフトは、NACCS業務を行うためのもので、NACCSセンターから無償で提供しています。
NACCSパッケージソフトのメイン画面
2
はじめに
以下にパッケージソフトの利用開始までのフローを示します。
netNACCS処理方式
利用申込み
メール処理方式
インタラクティブ処理方式
利用申込み
利用申込み
パッケージソフトの
インストール
(CD-ROM)
パッケージソフトの
インストール
(CD-ROM)
デジタル証明書の取得
パッケージソフトの
インストール
(NACCS 掲示板から
ダウンロード)
1年に1度
デジタル証明書の更新
【PCを入れ替えるときは】
netNACCS処理方式
: 新たにデジタル証明書の取得とパッケージソフトのインストールが必要です。
メール処理方式
: 新たにパッケージソフトのインストールが必要です。
インタラクティブ処理方式 : 新たにパッケージソフトのインストールが必要です。
3
第1章 導入
4
1-1.パッケージソフト初期設定の事前準備
5
1-1.パッケージソフト初期設定の事前準備(1)
パッケージソフトをインストールするパソコンに必要な動作環境です。平成28年2月現在において、新OS
「Windows 10」及び標準Webブラウザ「Microsoft Edge」は動作環境に含まれておりません。
項目
動作環境
OS
Windows Vista(BusinessまたはEnterprise) (32bit)
Windows 7 Professional(ServicePack1)(32bitまたは64bit)
Windows 8.1 Pro(64bit)
ブラウザ
Windows Vistaの場合、Internet Explorer9
Windows 7の場合、Internet Explorer11
Windows 8.1の場合、Internet Explorer11
CPU
Intel社製Pentium4 1.8GHz 相当以上を推奨
メモリー
Windows Vista 512 MB 以上
Windows 7(32bit)1 GB 以上 (64bit) 2 GB 以上
Windows 8.1(64bit)2 GB 以上
ハードディスク
2 GB以上の空容量
グラフィック機能
横 1024 Pixel × 縦 768 Pixel High Color(16ビット)以上
ネットワークインタフェース
10BASE-T/100BASE-TX
パッケージソフト netNACCS処理方式では、インターネットに接続できる環境を用意すること
CD-ROMドライブ
1台以上
キーボード
日本語 キーボード
ディスプレイ
横 1024 Pixel × 縦 768 Pixel以上
【注】Windows Vista(ビスタ)のサポート期間について
マイクロソフト社は、WindowsVista(ビスタ)のサポート期間を平成29年4月11日までとしております。当該期間内に推奨OSへ移行
をご検討くださいますようお願い申し上げます。Windows Vistaのサポート期間終了後、NACCSパッケージソフトを起動しようとする
と注意喚起メッセージが出力され、パッケージソフトは起動しなくなります。
6
1-1.パッケージソフト初期設定の事前準備(2)
現在の端末の契約情報(論理端末名等)を確認するために、NACCSサポートシステムへログインします。
NACCSサポートシステムへのログイン
ログイン画面
②
① NACCS掲示板のTOPページの左下にあ
る「NACCSサポートシステム」のボタンを
クリックします。
② ログイン画面が開きますので、ログインID
とパスワードを入力し、「ログイン」ボタン
をクリックします。
【注意】
NACCSサポートシステムへのログインIDとパ
スワードは、事業所のシステム管理責任者様
へ通知しています。
システム管理責任者様は、厳重かつ適正に
ログインIDとパスワードを管理くださるようお
願いします。
①
7
1-1.パッケージソフト初期設定の事前準備(3)
NACCSサポートシステムで契約情報参照画面を開き、端末の契約情報を確認します。
契約情報の確認
① NACCSサポートシステム
のTOPページにあるツール
バーから「契約内容確認」
をクリックします。
①
②
現在の端末の契約
情報が表示されて
います
② 現在の契約情報が表示さ
れている画面が開くので、
「netNACCS」タブ
もしくは
「一般NACCS」タブ
を開きますと、現在の端末
の契約情報が表示されま
す。
この画面を印刷します。
8
1-2.パッケージソフト初期設定
9
1-2.パッケージソフトの初期設定
オンライン業務ができるように、「オプション設定」画面で必要な初期設定をします。
初期設定画面の展開
①
① パッケージソフトのショートカット
は、パッケージソフトをインストー
ルした際にデスクトップ上にアイ
コンが自動作成されます。
デスクトップのパッケージソフトの
ショートカットアイコンをダブルク
リックします。
②
② メイン画面のツールバーの「オプ
ション(O)」→「設定(S)」を選択し、
クリックします。
③ オプション設定画面が開きます。
③
【参考】
パッケージソフトをインストールして
初めてパッケージソフトを起動した
時には、自動的に[オプション設定]
画面が表示されます。
10
1-2-1.端末情報設定(1)
論理端末名と端末アクセスキーを設定し、端末を特定します。
論理端末名と端末アクセスキーを入力
初期値は ブランク です。
②
① 初期設定の事前準備(8ページ)で印刷した、
NACCSサポートシステムの契約情報画面
を手元に準備します。
netNACCSまたは一般NACCSの論理端末
名および端末アクセスキーを確認します。
② 「論理端末名」及び「端末アクセスキー」に
①で確認した論理端末名および端末アクセ
スキーを入力します。
①
11
1-2-1.端末情報設定(2)
パッケージソフトを正常に終了できなかった場合(フリーズして強制終了した場合等)や、受信・送信済みボックス内
の電文が膨大である場合等、不整合が発生した場合の復元(リストア)のために電文保存期間を設定します。
電文保存期間と自動バックアップの設定
初期値は 電文保存期間は“1日”、自動バックアップする
“OFF” です。
「自動バックアップをする」に「レ」点チェックを入れてお
くと、送受信した電文は、「電文保存期間」に設定された
日数(最大99日)分、バックアップファイルに格納されま
す。
復元(リストア)が必要になったときは、復元(リストア)
すると、受信フォルダ及び送信済みフォルダの内容は全
て削除され、バックアップファイルから受信フォルダ/送信
済みフォルダの内容を復元します。
【お願い】
復元(リストア)機能はありますが、許可書や承認書等の
重要な電文は受信する都度、外部ファイルに保存するよ
うにしてください。
<参考> 送受信電文のリストア方法
メイン画面の「オプション(O)」→
「送受信電文一覧リストア(R)」
12
1-2-1.端末情報設定(3)
パッケージソフトは、法令改正やプログラム改修等により、不定期にバージョンアップが行われます。ここ
ではパッケージソフトのバージョンアップを自動で行うかどうかを設定します。
バージョンアップの設定
初期値は“手動”です。
「バージョンアップ設定」を「自動」に設定してお
くと、パッケージソフト起動時に、前回のバージョン
アップから7日経過している場合、バージョンアッ
プ確認画面が自動的に表示されます。
ただし、バージョンアップ設定を自動に設定して
いても、前回のバージョンアップから7日経過して
いないとバージョンアップ確認画面が自動的に表
示されないため、短期間に複数回のバージョン
アップが行われた場合は手動でバージョンアップ
を行ってください。
手動でのバージョンアップは、メイン画面のツー
ルバーの「ヘルプ(H)」→「バージョンアップ(U)」を
選択することで行えます。
【お願い】
バージョンアップ情報はNACCS掲示板のTOP画
面にある「新着情報」に掲載されます。
バージョンアップ設定が自動設定の場合も、手動
設定の場合も、小まめに確認してください。
13
1-2-2.サーバ情報設定(1)
netNACCSのクライアント証明書を入力します。netNACCSの場合のみ必須入力です。
クライアント証明書の選択
①
初期値は ブランク です。
① 「クライアント証明書の選択」をクリックし
ます。
③
②
② Windowsセキュリティ「クライアント証明
書選択」画面が開き、取得済みの証明
書が表示されます。
その中から
発行者 :netNACCS.Secure Client CA
有効期間:最新のもの
を選択し、「OK」ボタンをクリックします。
③ 「発行者」と「有効期限」に②で選んだ
証明書の発行者と有効期間が自動的
に反映されます。
【注意】
この作業は、年に1度のデジタル証明書の
更新後にも必要です。
14
1-2-2.サーバ情報設定(2)
社内ネットワークにおいて、インターネット接続にプロキシサーバを利用している場合はプロキシサーバの設定
をします。プロキシサーバを利用していない場合は不要です。プロキシサーバの利用状況については社内のシ
ステム管理担当部門にご確認下さい。
プロキシサーバの設定
初期値は ブランク です。
① Internet Explorerを開き、「ツール」→「インターネットオプ
ション」を選択し、クリックします。
② 「接続」タブを開き、「LANの設定」をクリックします。
③ プロキシサーバに表示される「アドレス(E)」及び「ポート
(T)」を確認します。
④ ③で確認した値をパッケージソフトに入力します。
・ プロキシサーバを使用する→「レ」点を入れる
・ 「アドレス(E)」 → 「プロキシサーバ名」
・ 「ポート(T)」 → 「ポート」
【注意】
※ プロキシサーバの設定を誤って変更するとネットワークに
接続できなくなるおそれがあります。
④
③
①
②
15
1-2-2.サーバ情報設定(3)
帳票(受信電文)の受信(即時電文取出)について、自動タイマでの起動、タイマの間隔、業務連動(業務
画面を送信した際に自動的に受信(帳票取出 )業務を実行すること)設定します。
帳票取出の設定
初期値は 自動タイマ“OFF”、自動送受
信タイマ“10分”、帳票取出業務連動
“OFF” です。
① 自動タイマを起動させたい場合は、
「レ」点チェックを入れます。
② 自動送受信タイマは、(5~99)の間で
設定できます。お好みの間隔で設定
してください。
③ 「帳票取出業務連動」に「レ」点チェッ
クを入れると、業務画面を送信した際
に、電文の受信(即時電文取出)を自
動で実行します。
16
第2章 基本操作
17
2-1.パッケージソフトの基本操作フロー
18
2-1.パッケージソフトの基本操作フロー
以下にパッケージソフトでオンライン業務を行うために最低限必要な操作のフローを示します。
2-2.パッケージソフトの起動・ログオン
2-2-1.起動・ログオン
2-2-2.メイン画面の構成
2-3.業務画面の展開
2-3-1.業務コード入力での展開
2-3-2.業務メニューからの展開
2-5.電文の送信
2-5-1.正常終了の場合
2-5-2.必須項目未入力の場合
2-5-3.エラーメッセージが出る場合
2-5-4.注意喚起が出る場合
2-3-3.業務履歴からの展開
2-3-4.業務コード入力画面からの展開
2-4.業務データの入力
2-4-1.業務画面の構成
2-6.電文の受信
2-7.ログオフ・終了
2-4-2.外部ファイルからのデータ入力
2-4-3.送信済み電文の再利用
19
2-2.パッケージソフトの起動・ログオン
20
2-2-1.起動・ログオン
パッケージソフトを起動し、オンライン業務ができるようにNACCSへログオンします。
①
起動・ログオン
① パッケージソフトのショートカットは、パッケージソ
フトをインストールした際にデスクトップ上にアイ
コンが自動作成されます。
デスクトップのパッケージソフトのショートカットア
イコンをダブルクリックします。
②
② メイン画面が開くので、「利用者ID」と「パスワー
ド」を入力し「ログオン」ボタンをクリックします。
【注意】
 複数の利用者IDをお持ちの場合は、ログオンの
際に利用者IDを誤っていないかご確認ください。
 起動時に「保存期限○日を経過した電文を削除し
てもよろしいですか?」のメッセージが開くことが
あります。「はい」を選択すると、保存日数を過ぎ
た古い電文がごみ箱に移動します。
21
2-2-2.メイン画面の構成
以下にメイン画面の構成と主要な機能を示します。
①「受信」「送信対象」「送信済み」「ごみ箱」
の各フォルダが表示されています。
②「フォルダ参照」タブからは、管
理資料電文の保存先フォルダ等
へジャンプできます
(一般的な電子メールのソフトと同様です)
⑥
①
②
⑥文字列と区分を指定すること
で目的の電文を検索できます。
⑤送受信電文一覧
(電文を特定する番号や送受信
時刻などを表示します)
⑤
②「コード集」タブからは、
NACCS掲示板の業務コード集
ページへジャンプできます。
③
③ログオンすると、「LOGON」の文字と
ログオンした「利用者ID」を表示します。
④論理端末名はここから確認できます。
④
22
2-3.業務画面の展開
23
2-3-1.業務コード入力での展開
予め目的の業務コードが分かっている場合に、業務コード、種別コードを指定して業務画面を展開します。
「業務コード入力」からの画面展開
①
「業務コード入力」にて業務コードを入力
します。
②
入力した業務コードが複数の画面を持っ
ている場合のみ、「種別」のプルダウンメ
ニューが選択可能となりますので、目的
の種別を選択します。
③
「OK」ボタンをクリックします。
④
目的の業務画面が別ウィンドウで開きま
す。
①
種別の指定が不要な場合
③
②
種別の指定が必要な場合
③
④
24
2-3-2.業務メニューからの展開
目的の業務コードは分かっていないが、業務名称が分かっている場合に、業務メニューから目的の業務名称
を選択してクリックし、業務画面を展開します。
「業務メニュー」からの画面展開
②
①
メイン画面の「業務メニュー」タブを開
き、目的の業務名称をクリックします。
②
目的の業務画面が別ウィンドウで開き
ます。
①
25
2-3-3.業務履歴からの展開
業務画面を開くと、パッケージソフトに業務履歴として登録されます。業務履歴が登録されている場合、業務
履歴から目的の業務コードを選択し、クリックすると業務画面を展開することができます。業務履歴は最大30
件まで保存されます。AとBの2つのやり方があります。
「業務履歴」からの展開
Aの場合
① メイン画面の「業務コード
入力」の「業務コード」の横
のプルダウンから目的の
業務コードをクリックします。
①
② 目的の業務画面が別ウィ
ンドウで開きます。
c
c
①
②
A
②
Bの場合
① メイン画面の「業務履歴」タ
ブにて目的の業務コードを
クリックします。
② 目的の業務画面が別ウィ
ンドウで開きます。
B
26
2-3-4.業務コード入力画面からの展開
予め目的の業務コードが分かっている場合に、業務コード入力画面を開き、業務コードと種別を指定して業
務画面を展開します。A、B、Cの3つの方法があります。特にCは覚えておくと便利です。
①
②
c
A
②
①
c
B
F2
①
C
②
③
③
③
c
業務コード入力画面からの展開
Aの場合
① メイン画面のツールバーの「新規業務(N)」を選
択し、クリックします。
② 業務コード入力画面が別ウィンドウで開くので、
業務コードと種別(必要な場合のみ)を入力し、
「OK」ボタンをクリックします。
③ 目的の業務画面が別ウィンドウで開きます。
Bの場合
① メイン画面の「ファイル(F)」→「新規業務(N)」を
選択し、クリックします。
② 入力画面が別ウィンドウで開くので、業務コード
と種別(必要な場合のみ)を入力し、「OK」ボタン
をクリックします。
③ 目的の業務画面が別ウィンドウで開きます。
Cの場合
① キーボードの「F2」キーを押します。
② 業務コード入力画面が別ウィンドウで開くので、
業務コードと種別(必要な場合のみ)を入力し、
「OK」ボタンをクリックします。
③ 目的の業務画面が別ウィンドウで開きます。
27
2-4.業務データの入力
28
2-4-1.業務画面の構成
以下に業務画面の画面構成を示します。業務画面は、各業務共通部分と各業務固有部分に分かれています。
システム識別フィールド
航空 または 海上を表示
入力情報特定番号フィールド
任意入力。受信フォルダや送信
済みフォルダの「入力№」に出力
される番号。社内整理番号等で
管理を希望する場合等、業務送
信時に入力して送信。
一定のルールを作って入力して
おくと、電文検索の際等に便利。
各業務共通部分
各業務固有部分
背景色が水色の項目は
必須入力項目です
添付ファイル一覧
添付したファイルを表示
入力項目ガイドフィールド
入力時のガイドを表示
業務メッセージフィールド
正常終了の場合COMPLETION
と表示。
エラーの場合はエラーコード、エ
ラーの内容、取るべき処置等を
表示。
29
2-4-2.外部ファイルからのデータ入力(1)
入力内容の重複部分が多いものを複数回送信する場合等、何度も繰返し使用することが多い電文を、内容が
重複する部分だけ入力して外部ファイルとして保存します。
①
外部ファイルへの保存
②
①
業務画面で必要な項目を入力し、業
務画面の左上にあるフロッピー型の
「外部ファイル保存」アイコンをクリッ
クします。
②
「名前を付けて保存」画面が表示さ
れるので、「保存する場所」を指定し、
「保存」ボタンをクリックします。
【参考】
保存の際には、外部ファイル展開に利用
する際に便利なように、分かりやすいファ
イル名を名付け、分かり易い場所に保存
しておくことをお奨めします。
30
2-4-2.外部ファイルからのデータ入力(2)
外部ファイルとして保存したファイルを展開することでデータを入力することができます。以下にその方法を示します。
①
①
A
c
②
②
①
①
B
外部ファイルからの展開
Aの場合
目的の業務の業務画面(何も入
力されていない状態のもの)を開
き、業務画面の左上にあるフォル
ダ型の「外部ファイルを開く」アイ
コンをクリックします。
「開く」画面が表示されるので、展
開したいファイルを指定し、「開く」
ボタンをクリックすると、外部ファ
イルに保存されていたデータが
業務画面に展開されます。
Bの場合
メイン画面のツールバーにある
フォルダ型の「外部ファイル展開
(X)」をクリックします。
c
②
②
「開く」画面が表示されるので、展
開したいファイルを指定し、「開く」
ボタンをクリックすると、外部ファ
イルに保存されていたデータが
業務画面に展開されます。
31
2-4-3.送信済み電文の再利用
過去に送信した電文を展開し、変更する部分だけ上書きする方法でデータ入力することができます。以下にそ
の方法を示します。
送信済み電文の再利用
①
②
①
メイン画面の送信済みフォルダの中か
ら再利用したい電文を探してダブルク
リックします。
②
前回送信した内容が埋まった状態で業
務画面が展開するので、今回の入力で
変更したい部分だけを上書きします。
【参考】
再利用する電文を探したい時には、
 「送受信時刻」「業務コード」 「入力No.」等
で並び替えする
 「検索する文字列・検索区分」を活用する
 受信フォルダの電文を右クリックし「送信済
み電文検索」を行う
といった方法が便利です。
「入力№」で検索するために、あらかじめ「入
力情報特定番号」に分かりやすい文字列を入
力するようにしておくと、後で検索する時に楽
になります。(29ページ参照)
32
2-5.電文の送信
33
2-5-1.正常終了の場合
業務画面で入力したデータをNACCSセンターのサーバへ送信します。ここでは正常終了の場合を示します。
①
電文の送信(正常終了の場合)
②
①
業務画面のツールバーにある「送信」をクリッ
クします。
②
送信中は、「通信」画面が表示されます。
③
正常終了の場合は、業務メッセージフィール
ドに「COMPLETION」が表示されます。
③
34
2-5-2.必須項目未入力の場合
業務画面で入力したデータをNACCSセンターのサーバへ送信します。ここでは必須入力項目が未入力の場合を示
します。
①
②
電文の送信(必須項目未入力の場合)
①
業務画面のツールバーにある「送信」をク
リックします。
②
入力が必須となっている項目が未入力の
場合、パッケージソフトで自動チェックが
かかります。
③
入力が必須であるにもかかわらず未入力
となっている部分は黄色く反転するので、
入力します。
④
①と同様に送信します。
⑤
送信中は、「通信」画面が表示されます。
⑥
正常終了の場合は、業務メッセージフィー
ルドに「COMPLETION」が表示されます。
③
④
⑤
⑥
35
2-5-3.エラーメッセージが出る場合
業務画面で入力したデータをNACCSセンターのサーバへ送信します。ここではエラーメッセージが出た場合を示し
ます。
①
電文の送信(エラーメッセージが出る場合)
③
④
⑤
②
①
業務画面のツールバーにある「送信」をクリッ
クします。
②
送信中は、「通信」画面が表示されます。
③
業務メッセージフィールドに、エラーの内容と
処置方法が表示され、該当エラー項目の背
景色が黄色に反転します。エラー内容と処置
を確認し、該当の項目を訂正します。
④
①と同様に送信します。
⑤
エラー内容が訂正され、正常終了した場合
は、業務メッセージフィールドに
「COMPLETION」が表示されます。
【参考】
業務メッセージフィールドについて
エラーコードは最大5件まで同時に表示されます。
36
2-5-4.注意喚起が出る場合
業務画面で入力したデータをNACCSセンターのサーバへ送信します。ここでは注意喚起が出た場合について示
します。
①
電文の送信(注意喚起が出る場合)
③
④
⑤
②
①
業務画面のツールバーにある「送信」をクリックし
ます。
②
送信中は、「通信」画面が表示されます。
③
業務メッセージフィールドに、注意喚起の内容と
処置方法が表示され、該当項目の背景色が黄色
に反転します。内容と処置を確認し、必要があれ
ば該当の項目を訂正します。
④
①と同様に送信します。
⑤
正常終了し、業務メッセージフィールドに
「COMPLETION」が表示されます。
【参考】
業務メッセージフィールドについて
 注意喚起は、コードが「W」から始まります。
 エラーではないので、注意喚起が出された項目の内
容に間違いがなければ訂正する必要ありません。
 エラーメッセージの場合は背景色が黄色で表示され
ますが、注意喚起の場合はピンクで表示されます。
37
2-6.電文の受信
38
2-6.電文の受信
NACCSセンターのサーバから電文を受信し、必要に応じて電文を印刷します。以下にその方法を示します。
電文の受信
①
メイン画面のツールバーにある「即時
電文取出」または「蓄積電文取出」をク
リックします。
②
受信フォルダに電文が格納されるの
で、目的の電文をダブルクリックします。
③
電文の種別が帳票用出力電文の場
合、「印刷プレビュー」画面に帳票のプ
レビューが表示されます。
④
必要に応じて「印刷」ボタンをクリックし
て印刷します。
①
②
④
③
【参考】
● 受信する電文が即時電文か蓄積電文か
は、設定により異なります。
詳細は64ページをご覧ください。
● 16ページの「帳票取出の設定」で自動タ
イマの設定をしている場合は、自動で帳票
を取り出すので当該作業は不要です。
39
2-7.ログオフ・終了
40
2-7.ログオフ・終了
NACCSからログオフし、パッケージソフトを終了します。
①
②
ログオフ・終了
① メイン画面の「利用者ID入力」で「ログオフ」
ボタンをクリックします。
② 「確認」画面が開くので「はい(Y)」をクリッ
クします。
③ メイン画面のツールバーにある「ファイル
(F)」→「終了(X)」を選択し、クリックします。
③
④
④ 「確認」画面が開き、「ごみ箱にある電文を
すべて削除してもよろしいですか?」と聞
かれます。
「はい(Y)」を選択すると、ごみ箱の古い電
文が削除されます。削除しない場合は、「い
いえ」をクリックします。
【注意】
古い電文が溜まり過ぎると、ソフトの動作が重
くなったり、エラーの原因となる場合がありま
す。必要無い古い電文はこまめに削除するこ
とをお勧めします。
41
第3章 応用操作
42
3-1.パッケージソフトの便利機能
43
3-1.パッケージソフトの便利機能
第3章では、第2章「基本操作」で示した機能以外の便利な機能を中心に、その機能概要や操作方法を示します。
3-2.画面上の便利機能
3-2-1.受信電文展開画面での便利機能
3-2-2.業務入力画面での便利機能
3-5.自動印刷の設定
3-6.JOBキーの設定機能
3-7.EXC型電文の宛先
3-3.外部ファイルの利用
3-7-1.受信電文の種類
3-3-1.CSVファイルの利用
3-7-2.EXC型電文の宛先変更
3-3-2.外部ファイルの連続送信
3-7-3.他端末電文取出
3-4.電文の外部保存
3-4-1.1件ごとの電文外部保存
3-4-2.複数件一括での電文外部保存
3-4-3.古い電文の保管
3-4-4.古い電文の展開
3-4-5.自動保存設定(種別単位)
3-4-6.自動保存設定(出力情報コード単位)
44
3-2.画面上の便利機能
45
3-2-1.受信電文展開画面での便利機能
ここでは、受信フォルダにある受信電文の再送機能と照会業務の業務リンク機能について示します。
◎ 再送防止機能の再送防止オフ
受信電文によっては、操作ミスによる連続送信を避
けるために「再送防止」が設定されているものがありま
す。再送防止されている電文をそのまま送信しようと
すると、「E515」エラーで送信できません。
そのままの内容を送信したい場合、「再送防止」を解
除する必要があります。画面右下の「再送防止」を右
クリックして「再送防止オフ」を選択するか、メイン画面
「編集(E)」の「再送防止オフ(L)」をクリックします。
◎ 照会業務の業務リンク機能
照会業務の場合、照会結果の画面を右クリックし
「業務リンク(L)」を行うことで、照会した情報に登録
されている内容を元に、別の照会業務を行えます。
例えば、貨物情報をICG(貨物情報照会)で照会し
た画面から、その貨物情報に紐付く輸入申告番号
を元に、IID(輸入申告等照会)を行うことができます。
46
3-2-2.業務入力画面での便利機能
ここでは、業務画面での表示切替機能、画面クリア機能、フィールド属性表示機能について示します。
◎ 表示切替機能
業務画面のツールバーの「表示(V)」→「タブ切り替え(C)」ま
たはキーボードの「F5」キーにより、表示されている画面の
「共通部」と「繰返部」を切り替えられます。
表示されている文字のサイズは、「表示(V)」にて「文字を大
きくする(L)」「小さくする(S)」「元の大きさに戻す(P)」にて3段
階に変更可能です。
◎ 画面クリア機能
この機能を使うと、複数の項目の入力内容を同時にクリアする
ことができます。
業務画面で右クリックし、「画面クリア(D)」を選択します。
「全クリア」、「共通部クリア」、「以降の繰返し行クリア」、「選択
繰返行クリア」の4種類の中から選択します。
特に繰返部の一部の行を削除したい場合に有効で、1行目を削
除したい場合は、1行目で「選択繰返行クリア」を選択すると、以
降の行が繰り上がります。
◎ フィールド属性表示機能
対象となる項目で右クリックし、「フィールド属性を表示(F)」を選
択します。以下の内容が確認できます。
桁数 :入力可能桁数
属性 : n /数値(小数含む) an/英数字 j /日本語可
必須入力ON : 必須 or 任意
47
3-3.外部ファイルの利用
48
3-3-1.CSVファイルの利用
ここでは、電文保存の際にテキスト形式ではなくCSV形式で保存する方法と、CSVファイルで保存したファイルを
業務画面に展開する方法を示します。
CSVファイルでの電文保存、展開
①
②
共通部開始の場合は、
先頭1行目を削除する。
共通部
繰返部
③
繰返部開始の場合は、
先頭1行目及び共通部
の部分を削除する。
① 業務画面で必要な項目を入力し、業務画面の
左上にあるフロッピー型の「外部ファイル保存」
アイコンをクリックすると、「名前を付けて保存」
画面は開きます。
「ファイルの種類」を「全てのファイル(*.*)」に変
更し、ファイル名の拡張子部分を「.csv」として保
存します。
② CSV形式の外部ファイルを業務に展開する場合
は、あらかじめ次の加工が必要です。
c
 共通部開始をする場合
CSVファイルをExcelで展開し先頭1行目を削除
 繰返部開始をする場合
CSVファイルをExcelで展開し先頭1行目及び共
通部の行を削除
③ CSV形式の外部ファイルを業務に展開する場合
は、該当する業務画面を展開し、「ファイル(F)」
→「CSV読み込み(C)」→「共通部開始(C)」また
は「繰返部開始(R)」により、展開します。
49
3-3-2.外部ファイルの連続送信
ここでは、あらかじめ複数の外部ファイルを作成しておき、一括して連続で送信する方法を示します。
外部ファイルの連続送信
①
①メイン画面の「ファイル(F)」→「外部ファイル
(E)」→「連続送信(I)」を選択します。
②外部ファイルが保存されているフォルダが開
きますので、連続送信する複数の対象ファイ
ルを選択し(背景が青く反転します)、「開く
(O)」をクリックします。
【参考】
【複数のファイルの選択方法】
 シフトキーを利用する方法 … 1個目のファ
イルをクリック後に、最後のファイルをシフト
キーを押しながらクリックする。
②
 ドラッグを利用する方法 … 対象ファイルを
すべてドラッグする。
50
3-4.電文の外部保存
51
3-4-1.1件ごとの電文外部保存
ここでは、受信フォルダ、送信済みフォルダおよびごみ箱に入っている電文を1件ごと外部ファイルへ保存する方
法を示します。
①
1件ごとの電文外部保存
① 受信フォルダに入っている電文のうち、
左にフロッピーディスクのマークが付い
た電文は、テキスト形式の外部ファイ
ルとして保存されています。
②
③
② それ以外の電文をテキスト形式の外部
ファイルとして保存するには、該当の
電文を右クリックし「外部ファイル(E)」
の「保存(S)」を選択します。
③ テキスト形式で保存したファイルを送
受信フォルダに戻すと、再度展開や印
刷が可能になります。受信フォルダに
戻すには、メニュー画面のツールバー
の「外部ファイル」→「送受信電文一覧
登録(D)」で戻すことができます。
52
3-4-2.複数件一括での電文外部保存
ここでは、複数の電文やフォルダ内の電文全てをエクスポートし、外部データとして保存する方法を示します。
①
複数電文の外部保存
①複数の電文を一括で保存するには、
該当の電文をすべて選択し、メイン画面の「オプショ
ン(O)」→「電文エクスポート(X)」をクリックします。
続いて「名前を付けて保存」画面が表示されるので、
ファイル名と保存場所を指定し「保存(S)」をクリック
します。
保存すると、1回の電文エクスポートにつき、拡張子
が「.dat」と「.idx」の2つのファイルが作成されます。
②
②エクスポートした電文は、インポートすることで送受信
電文一覧に戻すことが可能です。
インポートするには、メイン画面の「オプション(O)」→
「電文インポート(M)」をクリックします。
続いて「ファイルを開く」画面が表示されるので、目的
のインポートファイル(.dat)を選択し「開く(O)」をク
リックします。インポートすると、電文が元あったフォ
ルダに戻ります。
【お願い】
大事な電文はNACCSパッケージソフト上に溜め込む
のではなく、適宜外部ファイルで保存してください。
53
3-4-3.古い電文の保管
99日が経過した電文を外部フォルダに保管する方法を示します。
複数電文の外部保存
①
①パッケージソフト起動時に「保存期限99日を経過し
た電文を削除してもよろしいですか?」メッセージ
が表示されます。その際に「いいえ(N)」をクリック
すると、自動的に送受信日時から99日を経過した
古い電文の保存処理が始まります。
※「はい(Y)」をクリックすると、電文は削除されます。
②
②「処理中」画面(「古い電文を保管(バックアップ)中
です」)が表示されます。
③古い電文は、
メイン画面の「フォルダ参照」→環境設定(共通)
→Commonフォルダ
の中の「PastDataView」フォルダに保管されます。
③
【参考】
②の途中で「中断」をクリックすると、一時的に古い電
文の保存処理は中断されますが、次回起動時に、引
き続き「処理中」画面が表示されます。
54
3-4-4.古い電文の展開
ここでは、保存期限が経過し外部フォルダに保管した電文を、受信フォルダまたは送信済みフォルダに戻す方法につ
いて示します。
古い電文の展開
① メイン画面のツールバーの「オプション
(O)」→「古い電文の一覧表示(Z)」を選
択し、クリックします。
①
②
③
② 「古い電文一覧」画面が開くので、「対象
年月」をプルダウンで選択し、「抽出」をク
リックすると、該当の古い電文が一覧で
表示されます。
③元に戻したい電文を「レ」点チェックで選択
し、右下の「送受信電文一覧に表示」をク
リックすると、受信フォルダまたは送信済
みフォルダに戻ります。
【注意】
 古い電文は対象年月ごとに抽出します。
全てを一度に抽出することはできません。
 元の場所に電文を戻しても、保存期限切
れ電文であることに変わりはないため、次
回の起動時にはまた 「PastDataView」フォ
ルダに保管されます。
55
3-4-5.自動保存設定(種別単位)
受信電文には、許可承認等情報等や帳票用出力電文等、7種類の種別があります。ここでは、電文の種別ごと
に、電文を外部ファイルとして自動保存設定する場合の設定方法について示します。
自動保存設定(種別単位)
①
① メイン画面のツールバーの「オプション(O)」
→「設定(S)」を選択し、クリックします。
② オプション設定画面が開くので、「自動保存
(種別単位)」タブを開きます。
③ 「自動ファイル保存を行う」に「レ」点チェック
を入れます。
②
③
⑤
④
④ 保存したい種別の電文の「保存対象」に「レ」
点チェックを入れます。
c
⑤ 「参照」ボタンにより保存先のフォルダを指定
します。
⑥ 自動保存した電文のファイル名を「ファイル
名」の欄で指定します。
⑥
【参考】
許可書や承認書等は 「帳票用出力電文(P)」です。
許可書等を自動保存したい場合は「帳票用出力
電文(P)」部分の「保存対象」に「レ」点チェックを入
れてください。
56
3-4-6.自動保存設定(出力情報コード単位)
受信電文は、電文ごとに出力情報コードがあります。ここでは電文の出力情報コードごとに、電文を外部ファイルとし
て自動保存設定する場合の設定方法を示します。例えば、輸入許可情報と輸出許可情報の自動保存先を別々に設
定したい場合等に便利です。
自動保存設定(出力情報コード単位)
①
① メイン画面のツールバーの「オプション(O)」→「設
定(S)」を選択し、クリックします。
② オプション設定画面が開くので、「自動保存(種別
単位)」タブを開きます。
③ 「自動ファイル保存を行う」に「レ」点チェックを入れ
ます。
③
②
④
④ 「保存対象」に「レ」点チェックは入れません。
⑤ 「自動保存(出力情報コード単位)」タブを開きます。
⑥ 「追加」ボタンをクリックします。
⑤
⑦
⑧
⑥
⑦ 「出力情報コード」に目的の電文の出力情報コード
を入力します。(例えば、輸入許可通知(簡易/A)
情報の出力情報コードは「SAD1AG0」。)
⑧ 「保存対象」に「レ」点チェックを入れます。
⑨
⑨ 保存先フォルダを指定します。
57
3-5. 自動印刷の設定
58
3-5. 自動印刷の設定
ここでは、受信した帳票電文(許可書、承認書等)が自動的に印刷されるように設定する方法について示します。
◎自動印刷の設定
① オプション設定画面の「自動印刷」タブを開きます。
② 「自動印刷を行う」にチェックが入っているか確認します。ここにチェックが
入っていない場合は自動印刷されません。
③ 「追加」ボタンをクリックします。
④ 「出力情報コード」に目的の電文の出力情報コードを入力します。出力情
報コードは4桁または6桁で指定します。「自動印刷」に「レ」点チェックを入
れます。自動印刷を行いたくない電文は、対象の出力情報コードの 「自
動印刷」の「レ」点チェックをはずします。
【注意】
出力情報コードに設定がない場合は、全ての電文が自動印刷されます。
①
②
③
④
◎ 両面印刷の設定
① オプション設定画面の「プリンタ」タブを開きます。
② 「両面印刷」に「レ」点チェックを入れます。
①
②
◎ 手差しトレイの設定
関税等の「納付書情報」を専用の用紙に印刷するための手差しトレイ
の設定を行うことも可能です。
自動印刷の設定の際、納付書情報(SAF0010)を出力情報コードで指
定し、プリンタの設定を「参照」ボタンで「手差し」に変更します。
59
3-6. JOBキーの設定機能
60
3-6. JOBキーの設定機能
ここでは、使う頻度が高い業務コードをファンクションキーに登録し、業務コード入力事務を簡素化する方法
について示します。
ユーザーキー登録(JOBキー)
②
①
③
① オプション設定画面の「ユーザーキー」タブ
を開きます。
④
② 「ユーザーキー」タブの中の「JOBキー」タブ
を開きます。
③ 「業務コード」に使う頻度の高い業務コード
を入力します。
④ 「ショートカットキー」は、③で入力した業務
コードを、どのファンクションキーに登録する
か、プルダウンからを選びます。
⑤
⑤ 登録した内容は、パッケージソフトの下部に
表示されます。
61
3-7.EXC型電文の宛先
62
3-7-1.受信電文の種類
NACCSで受信する電文は、出力されるタイミングや出力される宛先によって、INQ型、EXZ型、EXC型の3種類に分
類されます。ここでは、それぞれの型の電文がどのようなものかを示します。
電文の種類
INQ型:即時電文
処理要求電文の入力者宛に直ちに出力される
種類の電文です。
(例 通関業者がIDC後、書類審査扱い等に
なった場合出力される「輸入申告控情報」)
EXZ型:即時電文
処理要求電文の入力者宛に、第三者の入力を
契機に出力される種類の電文です。
(例 通関業者がIDC後、書類審査扱い等に
なった申告に対して税関のCEA(輸入申告審査
終了)した後、通関業者に出力される「輸入許
可通知情報」)
EXC型:即時電文または蓄積電文
処理結果電文が、処理要求電文の入力者と異
なる利用者宛に、第三者の入力を契機に出力
される種類の電文です。
(例 税関のCEA(輸入申告審査終了)後、通関
場所である保税蔵置場宛てに出力される「許
可・承認貨物情報(輸入)」)
処理結果電文(出力電文)の出力パターンの例
※即時電文と蓄積電文についてはP64を参照
してください。
63
3-7-2.EXC型電文の宛先変更
EXC型の電文の宛先は、「利用者コード宛て」「論理端末名宛て 又は メールボックスID宛て」のどちらかの設定を
することになります。ここでは、EXC型電文の宛先の設定確認及びその設定の変更方法について示します。
①
②
③
EXC型電文の宛先の設定確認および設定変更方法
① UOC11(EXC型宛先管理登録呼出し)業務の業務画面を展
開します。
② 「利用者コード」及び「出力情報コード」を入力し、「送信」を
クリックします。
※ 「利用者コード」はログオンしている利用者IDの上5桁と同じ
である必要があります。
※ 「出力情報コード」は、通常は「999999」です。
③ UOC(EXC型宛先管理登録)業務の画面が開きます。開い
た画面の上段には現在の設定が表示されます。下段に変
更する内容を入力し、「送信」をクリックします。
【参考】
即時電文とは
EXC型電文の宛先を「論理端末名宛て 又は メールボックス
ID宛て」に設定した場合、EXC型電文は即時電文となります。
蓄積電文とは
EXC型電文の宛先を「利用者コード宛て」に設定した場合、
EXC型電文は蓄積電文となります。よって、EXC型電文を受
信したい場合は「蓄積電文取出」ボタンで取得する必要があり
ます。また、「蓄積電文取出」ボタンは「自動タイマ」設定の対
象ではないため、手動で取出しを行う必要があります。
【注意】
UOC11業務及びUOC業務は、平日の9:00~17:00の間の
み実施できます。
64
3-7-3.他端末電文取出
EXC型の電文の宛先を「論理端末名宛て」としている場合で、何らかの理由で宛先となっている端末が利用できな
いときに、他の端末からEXC型電文を取り出すこと(他端末電文取出)ができます。ここでは他端末電文取出の方
法について示します。
他端末電文取出
① メイン画面のツールバーから「業務(J)」→「その他
(E)」→「他端末電文取出(T)」を選択し、クリックし
ます。
② 「論理端末情報」画面が開くので、「論理端末名」に
EXC型電文の宛先となっている論理端末名を、「ア
クセスキー」にEXC型電文の宛先となっている論理
端末のアクセスキーを入力し、「OK」ボタンをクリッ
クします。
【注意】
他端末電文取出は、あくまでも本来のEXC型電文の宛
先となっている端末が一時的に利用できない場合の緊
急措置であるため、EXC型電文を取り出そうとするごと
に論理端末名及びアクセスキーを入力しなければなりま
せん。
65
第4章 管理統計資料
66
4-1.管理統計資料について
67
4-1-1.管理統計資料について
管理資料とは、申告一覧データや搬出入データ等のデータです。利用目的によって、日報、週報、月報、半
月報及び随時報があります。 ここでは、定期的に配信される管理資料の出力情報コードや配信日等の一覧
の掲載場所について示します。
①
管理統計資料に係る情報の掲載場所
②
管理資料情報
① NACCS掲示板
(http://www.naccscenter.com/)を開き、
「NACCS業務仕様・関連資料」をクリックし
ます。
② 「管理資料情報」には各管理資料ごとの
概要や出力項目等が記載されています。
③ 「管理資料情報配信日一覧」には、管理
資料の配信タイミングの一覧が掲載され
ています。
③
民間管理資料情報配信日時一覧
【参考】
さらに詳しい情報については、以下に掲載さ
れています。
NACCS業務仕様・関連資料→EDI仕様書に
掲載の『付表6-11 民間管理資料情報一覧 』
68
4-1-2.管理統計資料の取り出し
定期的に配信される管理統計資料は、取り出し作業を実施して取り出す必要があります。ここでは、管理統
計資料の取り出し方法について示します。
管理統計資料の取り出し
①
① メイン画面のツールバーの「管理資料情
報取出(T)」を選択し、クリックします。
② 「通信」画面が開き、管理資料の取得が始
まります。
②
③ 「管理資料取り出し」画面が開くので、取り
出したい「管理資料名」に「レ」点チェックを
入れます。
④ 「取得」をクリックします。
③
④
⑤
⑤ 取り出しが完了すると、「状態」が「取得済
み」に代わります。取出した後は「状態」欄
が「取得済み」に変わります
★注意★
管理資料の保存期間は配信日を含めて7日
間(土日祝日を含む)です。
69
4-1-3.管理統計資料の再取出し
管理統計資料を7日以内に取出し忘れた場合や紛失した場合には、配信日を含めて62日間、再取り出しが可能で
す。再取出し可能期間内であれば、何度でも再取出しが行えます。
管理統計資料の再取り出し
① メイン画面のツールバーから「業務(J)」→
「管理資料情報(T)」→「再取出(R)」をクリッ
クします。
①
② プルダウンから再取出しを行う管理資料を
選択します。
③ 「OK」をクリックします。
③
②
④ 「管理資料取り出し」画面が開き、選択した
管理資料について、過去62日間の配信分
が表示されるので、取り出したい「管理資
料名」に「レ」点チェックを入れます。
⑤ 「取得」をクリックします。
⑥ 取り出しが完了すると、「状態」が「取得済
み」に代わります。
④
⑤
⑥
★注意★
再取出可能期間(62日間)経過後の再配信は出
来ません。取出し可能期間内に確実に取得して
下さい。
70
4-1-4.管理統計資料の展開
以下に管理統計資料の取り出し後の展開及び確認方法について示します。
②
管理統計資料の展開
① メイン画面の「フォルダ参照」タ
ブを開き、「管理資料電文」をク
リックします。
② 管理資料電文が保存されてい
るフォルダが開きます。
③
③ 開きたいファイルをダブルクリッ
クすると、管理資料電文を表計
算ソフトで開き、内容を確認しま
す。
①
71
4-1-5.管理統計資料の保存先
管理統計資料の保存先フォルダは、指定することが可能です。以下にその方法について示します。
①
管理統計資料保存先の設定
① メイン画面のツールバーから「設定(S)」をク
リックします。
② 「自動保存(種別単位)」タブを開きます。
③ 「管理資料電文ファイル規定保存先」の右の
「参照」ボタンをクリックすると、「フォルダの参
照」画面が開くので、管理資料の保存先に指
定したいフォルダを選択し、「OK」ボタンをク
リックします。
②
④ 「管理資料電文ファイル規定保存先」に指定
したフォルダが反映されます。
③
④
72
参 考
73
参考1.デジタル証明書の更新について
74
参考1-1.netNACCSデジタル証明書の更新(1)
netNACCSを利用する場合には、セキュリティ確保を目的としたデジタル証明書が必要となっています。デジタル証明書には有
効期限(発行日から1年間)が設定されていますので、有効期限が切れる前に必ず更新を行ってください。
2015年12月20日より、デジタル証明書のご利用における不便さを改善するため、 「デジタル証明書インストールツール」をご
提供しており、デジタル証明書の新規取得または更新の際に当該ツールご利用いただくことにより、従来より簡単に効率よく
デジタル証明書を取得または更新することが可能となりました。以下に「デジタル証明書インストールツール」のインストール方
法を示します。
※ 「デジタル証明書インストールツール」をインストール済の場合はP76へ進んでください。
「デジタル証明書インストールツール」インストール方法
①
① パッケージソフトをダブルクリックして起動します。
②
② 証明書の有効期間が終了する28日前から有効
期間が終了する日までに、パッケージソフトへア
クセスすると、自動的に「注意」画面が開きます。
「はい(Y)」を選択すると③へ、「いいえ(N)」を選
択すると、そのままパッケージソフトが立ち上が
ります。
③
④
③ 「デジタル証明書インストールツール」のダウン
ロード画面が開くので「ダウンロード」ボタンをク
リックし、当該ツールのダウンロードおよびイン
ストールを実施します。
詳細な手順は、下記URLのP4~P11をご覧ください。
http://www.naccscenter.com/_files/00098847/deji_
tejun_koshin_20160222.pdf
④ デスクトップに「デジタル証明書インストール
ツール」が作成されます。
75
参考1-1.netNACCSデジタル証明書の更新(2)
デジタル証明書インストールツール」をインストール後、当該ツールを使用して「netNACCS専用デジタル証明書」を
更新します。以下にその手順を示します。
①
デジタル証明書の更新手順
① デスクトップの「デジタル証明書インストールツール」を実行
します。
② 更新対象の証明書が選択された状態で、デジタル証明書
インストールツールの「更新」画面が表示されることを確認
し、「更新」ボタンをクリックします。
②
③ 「更新処理」の画面が表示されたら、証明書の更新は完了
です。「終了」ボタンをクリックして、終了して下さい。
③
③
【注意】
デジタル証明書の更新を忘れてしまった場合は、デジタル証明
書の再発行が必要となります。
再発行処理は最短で1営業日(NSSで申請した日の翌営業日)必
要となります。
詳細な再発行手順は、下記URLをご覧ください。
http://www.naccscenter.com/_files/00069397/digital_saihakkou
.pdf
http://www.naccscenter.com/use/digital/saihakkou.html
76
参考1-1.netNACCSデジタル証明書の更新(3)
デジタル証明書の更新後は、パッケージソフトのデジタル証明書も更新後のものに変更する必要があります。変
更方法は、新規にデジタル証明書を取得したときと同じです。以下にその方法を示します。
デジタル証明書の選択
①
③
① 「クライアント証明書の選択」をクリックし
ます。
②
② Windowsセキュリティ「クライアント証明
書選択」画面が開き、取得済みの証明
書が表示されます。
その中から
発行者 :netNACCS.Secure Client CA
有効期間:最新のもの
を選択し、「OK」ボタンをクリックします。
③ 「発行者」と「有効期限」に②で選んだ
証明書の発行者と有効期間が自動的
に反映されます。
77
参考2.NACCS掲示板閲覧時の不具合について
78
参考2-1.NACCS掲示板閲覧時の不具合について
インターネットオプションの設定によっては、NACCS掲示板の閲覧に不具合が生じることがあります。以下にその
不具合を修正する方法を示します。
業務コード入力画面からの展開
A
NACCS掲示板が「認証中で
す」となり閲覧できない場合
B
NACCS掲示板が「表示でき
ません」となり閲覧できない
場合
Aの場合
Internet explorerを開き、ツール→インターネットオプションを
開きます。
「セキュリティ」タブを開き「このゾーンのセキュリティのレベル
(L)」が「高」になっていれば、「中高」または「中」にレベルを
下げてください。
セキュリティ設定「高」の場合、一部のHPなどで閲覧ができな
いことがあります。セキュリティレベルの変更ができない場合
は、社内のシステム担当者様へご確認ください。
Bの場合
Internet explorerを開き、ツール→インターネットオプションを
開きます。
「全般」タブを開き「閲覧の履歴)」の「削除(D)」ボタンをクリッ
クし、一時ファイルを削除してください。
その後、 Internet Explorerを再起動後、再度、掲示板の閲覧
をお試しください。
79
参考3.NACCS掲示板の活用について
80
参考3-1.NACCS掲示板の活用
NACCS掲示板には、各種お知らせや参考情報等を掲載しています。NACCS掲示板をこまめにご確認くださいま
すようお願いいたします。
・デスクトップの「N」字のショートカットアイコン
・パッケージソフトの「ヘルプ(H)|NACCS掲示板(N)」
のいずれからでも開くことが可能です。
(http://www.naccs.jp/)
NACCS掲示板の活用
NACCS掲示板には、以下の情報が掲載されています。
◆ピックアップメニュー
業務コード集、パッケージソフトやデジタル証明書に係
る資料等を掲載しています。
◆新着情報
関係法令の改正、バージョンアップ情報、業務コードの
更新、業務仕様の更新、官公庁のシステム停止、説明
会等のご案内 等を掲載しています。
◆NACCSのご利用方法
システムの利用規程や料金プラン等を掲載しています。
◆申込手続(NSS)
NACCSサポートシステム(NSS)からの申込に係る各種
情報を掲載しています。
◆NACCS業務仕様・関連資料
講習会の資料や業務フロー図、自社システム用のEDI
仕様書、エラーメッセージ集等を掲載しています。
◆よくある問合せ
よくある問合せをカテゴリ別に掲載しています。
◆第6次NACCS更改情報
平成29年10月更改予定の第6次NACCSに関する情報
(説明会情報やWG等の各種資料等)を掲載しています。
お問合せいただく前に、ご確認ください。
81
参考3-2.業務仕様書の活用(1)
掲示板には、各業務の業務仕様が掲載されています。掲載内容は、業務の概要や入力項目、その業務を実施し
た際に出力される帳票、実際の入力画面等です。ここでは、業務仕様の掲載場所について示します。
業務仕様の掲載場所
① NACCS掲示板の「NACCS業
務仕様・関連資料」タブを開き
ます。
①
② 「コード別」で業務仕様書を閲
覧したい業務のコードの頭文
字をクリックします。
左の例では「HYS」の業務仕様
書を閲覧する場合について示し
ています。
③ 選んだ頭文字(左の例の場合
は「H」)から始まる業務コードの
一覧が開くので、目的の業務
コード(左の例の場合は
「HYS」)をクリックします。
②
③
82
参考3-2.業務仕様書の活用(2)
「概要」をクリックすると、業務仕様書が展開します。業務仕様書には、その業務の入力権限者や入力条件等
が記載されています。以下に業務仕様書の構成の概要を示します。
業務仕様書の「概要」の構成
1.業務概要
どのような時に本業務を実施するのか、どのよう
な処理が行われるのかなどの業務概要
2.入力者
業務を行うことができる業種
3.制限事項
業務の登録制限値
4.入力条件
入力できるシステムの条件
5.処理内容
入力条件に合致した場合のシステム処理
6.出力情報
業務処理により出力される情報と出力条件及び出
力先
7.特記事項
1~6に記載できないが、登録の際に留意する事
項等については「特記事項」として記載
【参考】
税関手続き関連の業務の場合、具体的な入力方法
については「電算関係税関業務事務処理要領」を参
考にして下さい。
http://www.naccscenter.com/system/ref/customs.
html
83
参考3-2.業務仕様書の活用(3)
業務仕様書の「入力項目」をクリックすると、入力項目表が展開します。入力項目表には、各入力項目の桁数や、
その項目への入力が必須か否か等が記載されています。以下に入力項目表の構成の概要を示します。
①
②
③ ④
⑦
⑤
⑥
①業務名(業務コード)
②欄:先頭項目の数字→最大繰返し回数
⑥区分
M:必須項目、C:条件付項目、F:補完後必須、X:入力不可、-:入力無視
「*」は先頭項目以降の繰返し項目
③属性:n-数値、an-英数字、j-日本語
④繰1
(例)
項目名
繰返し項目の先頭項目の数字→最大繰返し回数
項目A
「*」は先頭項目以降の繰返し項目
項目B
C
M
⑤条件
「新規登録」「訂正」「取消し」等複数の処理条件が
ある場合の該当条件
項目Aは条件付項目であり、入力する場合と
しない場合がある。
項目Bは項目Aに入力がある場合に必須入
力となる。
⑦入力条件/形式
入力値の制限、入力値の表示など
84
NACCSのサポート体制のご案内
NACCSのご利用方法等に関するお問合せ先
事業所
電話番号
運営時間
ヘルプデスク
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