Comments
Description
Transcript
食育セミナー(PDF:201KB)
食 育 セ ミ ナ ー 概 要 1 日 時 平成23年1月19日(水)13:30~15:30 2 場 所 神奈川農政事務所会議室 3 参 加 者 消費者、企業関係者、行政(神奈川県)等 4 主 関東農政局 神奈川農政事務所 催 5 内 容 (1)講 演 「 骨・カルシウムセミナー 計40名 ~骨は生まれ変わる~ 」 雪印乳業株式会社関東販売本部 食育チーム管理栄養士新原惠子氏 (パワーポイント映写等により、新原氏から 以下の内容について説明がありました。) ○骨はカルシウムの貯蔵庫である。 ○カルシウムは血液の中にもある。血液中のカ ルシウムの大事な働き(心臓の拍動、筋肉に 関係している。神経伝達のスイッチである。 血を固める=血液凝固など) ○血液中のカルシウムは毎日代謝する。だから 毎日摂取することが必要となる。 ○骨は3年で生まれ変わる。 ○バランスゴマを使って食事のチェック。 (2)農政事務所からの情報提供 「神奈川の食材でバランスアップ」 ○生産量が全国上位の神奈川の食材の紹介 ○乳製品と神奈川の食材を使ったレシピの提案 (3)意見交換 参加者からは、牛乳・乳製品についての具体的な質問のほか、若い世代への普 及活動などに関する質問・意見等がありました。 -1- 質問 低脂肪乳の場合、普通の牛乳に比べてカルシウムが少ないのか? 答 低脂肪にもいろいろなものがある。低脂肪牛乳は普通の牛乳から脂肪だけ抜いたもの。 低脂肪乳は脱脂乳や脱脂粉乳から作ったもの。脂肪を減らす時にカルシウムが減って しまうということはない。 質問 年齢と骨密度の関係について。神奈川の若い女性は BMI が 18.5 以下でかなりやせ思考 で全国一とのこと。また、出産時に低体重の子どもが多いとも聞いている。これから 結婚・出産を迎える若い世代(特に 20 代)のカルシウムの摂取量が少ないとのことな ので、大学等に出向いてお話されたりしているのか? 答 大学生に健康セミナーというのはしていないが、食品加工学の授業でチーズセミナー というのを行っている。ここでカルシウムの摂取についてもお話している。 質問 以前、乳の量を多く出させるために牛にホルモン剤を与えている等の情報があったが、 その点はいかがか? 答 牛乳は体に良くないと報道された時期もあったが、農水省としては家畜に与える飼料 の安全等指導をしている。健康を害するようなものが流通することはないということ を前提にお考えいただきたい。 質問 ヨーグルトにも乳製品のものと植物性の乳酸菌のものがあるが、植物性の乳酸菌のも のは副菜に入るのか?牛乳・乳製品に入るのか?また、カルシウムはどちらが多いの か? -2- 答 植物性のヨーグルトの成分表が手元にないので、ここでお答えできない。 質問 保育園でボランティアをしている。牛乳を飲まない子どもがいるが、ヨーグルトでも よいのか?教えて欲しい。 答 牛乳・乳製品に関してはアレルギーが大変多いので、ただ嫌いなのか食べられないの かをきちんと確認してほしい。牛乳のにおいが嫌いな場合もあるので、そういう時は ヨーグルトを食べさせてほしい。私は牛乳もヨーグルトも食べ物だという感覚なので、 おいしく食べてもらいたい。カルシウムとか骨粗鬆症予防とかいうが、やはり食事は 楽しくしてもらいたい。たとえば、牛乳をココアやコーヒーで割ってあげて飲まして あげればよいが、その時は砂糖の取り過ぎにならないように注意が必要。 質問 本日説明のあった MBP とテレビで宣伝している CBP は同一のものなのか? 答 CBP は他社のものなので、同一のものかどうかはお答えできない。 質問 牛乳を飲むとお腹の調子が悪くなるので、チーズを料理に使って乳製品を取るように している。説明では牛乳の方がチーズよりカルシウムの吸収率は優位があったような 感じだが、その点はいかがか? 答 チーズにはほとんど MBP は入っていないが、少量でたくさんのカルシウムが取れる。 お腹を壊してまで牛乳を飲むよりも、チーズを食べてもらいたい。 -3-