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市民意見の聴取結果について(意見一覧) 資料5
市民意見の聴取結果について(意見一覧) 資料5 (1)計画全体や複数の基本的方向に関する横断的な施策に関する意見等 № 意見(要約) 大分類 中分類 小分類 1 この計画で言うところの「教育」とは、誰に対してのものか。子どもなのか、大人なのか、市 意見・ 全体 対象者につ 民全般なのか。子どもであれば、幼児か小学生か中学生か。読み進めていくうちに、それ 提案 いて ぞれのことについて書かれていることが判ってきますが、冒頭にきちんと「対象者の位置づ け」があった方がよいのではないか。 関連頁 検討委員会の考え方(案) 1 本計画は,大人も子どもも含めた全市民を対象とし,それぞれのライフステージに おける学びを網羅するものとして策定します。ご意見のとおり,その点を明確に示し た部分がなく対象者が分かりにくくなっていることから,次のとおり表現を追加しま す。 【修正案】 (1ページ 16行目に追加)このような状況を踏まえ,子どもから大人までのすべて の市民を対象とし,今後本市が目指す~ 2 教育の基礎は家庭にあり,仙台市としてまず家庭教育が大切であるということを主張する 意見・ 第4章 ために,基本的方向1「子どもたちの可能性を広げる学校教育を実現する」と基本的方向 提案 全体 2「家庭での親と子の学びを応援する」の順番を入替えてはどうか。 親の子どもに対する教育が重要であり,それを仙台市が応援するというような内容の見 直しも検討して欲しい。 基本的方向 の順序につ いて - 学校・家庭・地域のそれぞれが重要な役割を担っており,家庭での教育は子どもの 教育の大きな基礎となることから,家庭教育に関する取組は今後さらに充実させて いく必要があります。基本的方向の順序については,学校教育に関する取組が割合 として多い現状にあることから学校教育を第1に挙げておりますが,順序に関わらず 取組の充実を図っていくことが必要と考えています。 3 ・学問は大切。義務教育で基盤づくり 意見・ 第4章 ・社会は人との交流が重要。精神面でも人とのつながりが重要。よってメール(電子)より通 提案 全体 話,会話へ ・伝統と文化(日本のみならず)の継承 ・農業。第一次,第二次,第三次産業のあり方と方向性 ・家族のあり方,将来の設計図 ・衣・食・住 本当に基本的なところを,繰り返し成長段階で教育すると,より効果が出ると思う。 子どもに対す る教育につい て - 本計画に掲げる方向性を実現するために,様々な社会の状況や教育の課題を踏 まえつつ,より実効的な取組を推進していくことが必要と考えています。 4 基本的方向1(4)「健やかな体の育成」について 放課後に、子どもたちが遊びこめる工夫が必要。外で体と心を動かして、友達と一緒に 時を忘れて遊びこむことで、体力が高まるだけでなく理性や感情をコントロールできる社会 性なども育つ。運動のおもしろさや爽快さ、人と関わる集団遊びの楽しさが体験できる環 境・工夫が欲しい。それに、そうした「遊び」を知っている大人は、地域に必ずいるはずで ある。 子どもは遊びで成長する。人が暮らしていく上での基本が遊びを通してできていく。誰で も出来る遊びを,学校生活にもっと取り入れてほしい。放課後の校庭の開放なども積極的 に考えて欲しい。万一の事故を心配して消極的になるより,あるものを有効に使う工夫が 欲しい。 また,お年寄りは昔の遊びのエキスパートであり,学校に来て指導してもらうだけでなく, もっと日常的な交わりが持てないか。幼稚園と老人施設を同じ敷地に作ることが全国あち こちでなされているが,小学生の遊びにお年寄りを引き入れることをもっと考えてみて欲し い。 具体的方策として、日常の中で外遊びをする機会を増やす施策が必要である。例えば、 プレーパーク(冒険遊び場)を、屋外型児童館として位置づけて、最低でも各区に数か所 設置するなどの施策を行うと効果的である。すでに横浜市、世田谷区、新宿区などでは、 プレーパーク(冒険遊び場)を複数設置しており、特に、横浜市は設置箇所数をさらに増 やすために数値目標を公表して、運営主体となる地域住民を募集している。 仙台には、日本冒険遊び場づくり協会の理事が3名もいて、施策を進めるためのアドバ イスができる。また、運営主体となる地域住民の候補も存在するので取り組みやすい。 意見・ 第4章 遊びに関わる 提案 基本的 施策について 方向1 13 意見・ 第4章 遊びに関わる 提案 基本的 施策について 方向1 - 中間案6ページ「目指す教育の姿」の1点目「学校・家庭・地域社会の総ぐるみによ る子どもの教育が展開されている」の中で,「子どもたちがいろいろな人に接し,経験 を積み重ね,考えることに楽しみを感じながら育つことのできる豊かな環境を創り出 すことが必要」としております。ご意見のような,これまでは遊びの中で自然と子ども たちが身に付けていた力についても取組を進める必要性が高まっており,遊びを通 した学びも重要な視点と考えております。 具体的な取組としまして,基本的方向3(4)や基本的方向4(2)で,遊びや運動の 場として学校の校庭や体育館の開放について触れているほか,基本的方向4(1)や (3)で地域の中での体験や交流を通した学びについて触れており,地域全体で多 様な遊びや学びの環境をつくりだしていけるよう,取組を進めていくことが必要と考 えています。また具体の取組を進めていく中で,従来の取組の改善策や新たな方策 も検討していくことが重要です。 5 6 意見・ 第4章 遊びに関わる 30~33 提案 基本的 施策について 方向4 -1- 7 8 9 地域での学びの要素として、「遊ぶ中での学び」の視点を 意見・ 第4章 遊びに関わる 30~33 中間案6ページ「目指す教育の姿」の1点目「学校・家庭・地域社会の総ぐるみによ る子どもの教育が展開されている」の中で,「子どもたちがいろいろな人に接し,経験 「基本的方向4」の地域で学びの機会をつくる方向性は大変よいが、その時際の重要な 提案 基本的 施策について を積み重ね,考えることに楽しみを感じながら育つことのできる豊かな環境を創り出 要素になると思われる「遊ぶ中での学び」の視点が抜けている。年配の方など特に、遊ぶ 方向4 すことが必要」としております。ご意見のような,これまでは遊びの中で自然と子ども 中で学んだことの大きさは体験的に感じているはず。これは、ぜひ入れて欲しい。 たちが身に付けていた力についても取組を進める必要性が高まっており,遊びを通 「時代の変化を受け止め,未来を切り開いていく力」の実現のためには,今の子どもや若 意見・ 第4章 遊びに関わる - した学びも重要な視点と考えております。 者に将来に日本の社会を託す覚悟と決意を共有することが不可欠である。子どもや若者 提案 全体 施策について 具体的な取組としまして,基本的方向3(4)や基本的方向4(2)で,遊びや運動の が意欲を持ち元気に育つ環境をつくることは,まぎれもない中長期的な日本の成長戦略 場として学校の校庭や体育館の開放について触れているほか,基本的方向4(1)や である。学力やスキル向上の施策も必要だとは思うが,それらのベースとなる子どもや若者 (3)で地域の中での体験や交流を通した学びについて触れており,地域全体で多 の「意欲」や「元気」の向上に目を向けた遊び環境に関わる施策が必要である。 様な遊びや学びの環境をつくりだしていけるよう,取組を進めていくことが必要と考 えています。また具体の取組を進めていく中で,従来の取組の改善策や新たな方策 早寝・早起き・朝ごはん運動は、生活時間、とりわけ睡眠と食生活の改善という視点が含 意見・ 第4章 遊びに関わる 13,19,2 も検討していくことが重要です。 まれており、子どもたちの健康づくりに役立ってきたのではないかと思う。P19にテレビや 提案 全体 施策について 0,31,32 ゲームが子どもたちの課題として明記されているが、その対応策として学びを支える遊び の推奨についてもう少し触れても良いのではないか。ここでいう学びにつながる遊びとは、 ものや人に働きかけ、有形、無形にかかわらず創造やチャレンジを伴う遊びである。遊び の楽しさだけではなく、関わりを育む力(リーダーシップや豊かな心)、健やかな体の育成、 自分づくりにも繋がる。かつては、色々な子どもたちが日常的に体験していた学びを支え る遊び(冒険遊びも含めて)を振興していくことも学びを支える一つの施策として位置づけ られても良いのではないかと感じた。 10 「ボランティア」の位置付けが全体として良く分からない。 意見・ 全体 提案 ボランティア について - 様々な場や機会において多くのボランティアの方が活躍されていますが,その機 能や責任は多様であり,本計画での統一化は難しいと考えています。 (2)教育を取り巻く社会の現状に関する意見等 № 意見(要約) 大分類 中分類 小分類 11 現在の子どもたちは物事を他人のせいにしがちな傾向が多く,個人にとって自由と責任 意見・ 第2章 教育の課題 の自覚が最も根本的に必要と考えるので,第2章「3 教育の課題」に「自由と責任の不可 提案 社会の について 分性の自覚」を追加してはどうか。 現状 12 第2章「教育を取り巻く社会の現状」の内容がどれも納得のいくものであった。 意見・ 第2章 提案 社会の 現状 13 多様な価値観とライフスタイルについて 意見・ 第2章 学校と学校,特に中学校区における小学校と小学校の交流が望ましい。中学校に入学 提案 社会の してから一緒に学ぶことになるため。 現状 関連頁 検討委員会の考え方(案) 3 子どもをめぐる現状としてご意見のようなことも重要な課題と認識しており,第3章の 「今後必要な力,育みたい力」の中の「市民として主体的に社会にかかわる共に生き る力」の部分で,規範意識や倫理観,責任の自覚等について言及しています。 社会の現状 について 2,3 今後も常に社会の現状を踏まえながら、よりよい方策を検討し取組を推進していく ことが重要と考えています。 社会の現状 について 2 ご意見のとおり,中学校区内の小・中学校が連携し,共通理解のもとで,たくましい 子どもを育成するための各種の取組を行うことが重要であり,これは今後教育委員 会においても強く推進していくこととしている取組です。 (3)今後必要な力,育みたい力に関する意見等 № 意見(要約) 14 第3章1「今後必要な力,育みたい力」について納得のいくものであった。この4つの力 は,すべて現代の社会人に求められる「生きる力」の内容である。 大分類 中分類 小分類 関連頁 検討委員会の考え方(案) 意見・ 第3章 今後必要な 4~6 「今後必要な力、育みたい力」で掲げる4つの力を育むため、目指す教育の姿の 提案 1 必要 力,育みたい 実現に向けてよりよい方策を検討し取組を推進していくことが重要と考えています。 な力, 力について 育みた い力 15 「自ら学び自ら考える力」は,一歩進めて「・・・自ら考え発信できる力」となればもっと素晴 意見・ 第3章 今後必要な 4 第3章では「今後必要な力,育みたい力」としまして,「自らを認め自らを信じる力」 らしい。考えたことを他者と共有し、コミュニケーションする力が、今後ますます求められて 提案 1 必要 力,育みたい のほかに3つの力を掲げており,ご意見のような力については,これらの力の中に含 いくと思う。 な力, 力について まれると考えています。 育みた い力 -2- 16 「自らを認め,自らを信じる力」や「自己肯定感の低下」に関して日頃感じているのは,日 本人は自分の子どもを褒めることも,自分自身を褒めることも苦手だということである。たく さん褒められて育った子どもは,自分に自信があり,失敗しても何度も挑戦し,そして,他 の子どもをねたまない。すべての妊婦さんに,子どもを「褒める」ことの大切さや,子どもと 目を合わせてしっかり遊ぶことの大切さを伝える機会があったらよい。お母さんたちが,自 らを褒めることや子どもを褒めることが上手になったら,子育てが楽になり,子どもたちの自 己肯定感につながっていくと思う。 17 第2章3「教育の課題」を十分認識した上で,第3章1「今後,必要な力,育みたい力」で 述べられている「自らを認め,自らを信じる力が弱まっている児童・生徒」を考えた時,忙し い現場で『褒められる』余裕も無く,追いまくられるだけの児童・生徒の姿が見えてくる。「3 つ褒めて,1つ叱れ。」や「して見せて,やらせてみて,褒めてあげねば人は育たず。」等 の,『褒める』ことの大切さが繰り返し登場する教育現場の不思議。今,再びその『褒める』 ことの大切さが叫ばれなければならない段階にあるのだと思う。 意見・ 第3章 提案 1 必要 な力, 育みた い力 今後必要な 4,14 検討委員会でも,「褒めること」の大切さについて多くの意見がありました。子どもた 力,育みたい ちが「自らを認め自らを信じる力」を持つことの大切さについて,家庭だけでなく,学 力について 校や地域の中で伝えていきながら,健やかな子どもたちを育んでいくことが重要と考 (褒めることの えています。 大切さ) 意見・ 第3章 提案 1 必要 な力, 育みた い力 今後必要な 力,育みたい 力について (褒めることの 大切さ) 4 (4)目指す教育の姿に関する意見等 № 意見(要約) 大分類 中分類 小分類 関連頁 検討委員会の考え方(案) 18 「今後10年で目指す教育の姿」はこのとおりだと思う。「自らを認め信じる力」が根っこに 意見・ 第3章 目指す教育 4 「自らを認め自らを信じる力」が大きく育まれるのは子ども期であり,この力が他の なるはずなのに,それが弱まりつつあるのが現実である。第4章で,最も大事なのは学校 提案 全体 の姿について 力の前提となることから,この力を育む取組を進めることは大変重要です。この力は 教育である。 子どもだけでなく大人にも必要な力と考えており,小学校の教育が非常に大事であ 大学・高校では遅すぎる。日常生活の知恵も,学力の基礎も,ものの考え方や倫理観 るとともに,その後の成長過程においても,この力を身に付けることのできるような取 も,みな小学校時代に培われる。有意義な小学校生活が送れていれば,その後少々つま 組を進めていくことが重要と考えています。 ずいたにしても大きな過ちは起こさないものである。 19 第3章2「目指す教育の姿」の1点目について、教育における「子ども理解」の大切さが強 意見・ 第3章 目指す教育 調されており素晴らしい。そこで,6頁の下から2行目の「豊かな教育環境」に「学習環境」 提案 2 目指 の姿について も付け加え,子どもも大人も共に学ぶ社会の実現(まちづくり)を目指して,自発的に学び す教育 続けることのできる「豊かな学習環境」も意識してはどうか。 の姿 6 20 第3章2「目指す教育の姿」の2点目の 「自ら学び続けることのできる環境の提供を目指 意見・ 第3章 目指す教育 します」のところは,大人にとっても「確かな学力」を育むまちづくりにつながると思うので, 提案 2 目指 の姿について 「生涯学習論」との関連をより強調してはどうか。 す教育 の姿 7 21 「楽しさや生きがいを実感しながら」について 実際には自分の好きなことで仕事ができる人は少ないと思う。環境づくりのほうも考えて いかなければと思う。 7 意見・ 第3章 目指す教育 提案 2 目指 の姿について す教育 の姿 -3- 「学校・家庭・地域社会の総ぐるみによる子どもの教育が展開されている」のところ では,学校教育にかかる環境だけでなく,子どもが自発的に学ぶことのできる環境も 含めた「豊かな環境」づくりを進めたいと考えています。ご意見のとおりであり,表現 を修正します。 【修正案】 (6ページ 下から7行目)家庭や地域社会も学びの活動を支え, (6ページ 下から2行目)豊かな学びの環境を創出し, 目指す教育の姿の2点目と3点目は,大人も子どもも含めた全ての市民の学びに ついて記述したところです。検討委員会としても,子どもだけでなく大人も含め,幅広 い学びが大切であると考えております。具体的な取組を進めていく際には,ご意見 のようなことも念頭に置きながら実施していくことが重要と考えています。 学びの成果の発揮は,仕事の面だけでなく,それ以外の活動の場など,様々な形 が考えられますが,学びの成果の発揮が可能な環境づくりに向けて,基本的方向4 (5)「学びの成果を生かす仕組みづくり」にも記述しているように,その充実を図って いくことが必要と考えています。 (5)基本的方向1に関する意見等 № 意見(要約) 大分類 中分類 小分類 関連頁 検討委員会の考え方(案) 22 第4章10ページに,「学校教育の目標は,確かな学力,豊かな人間性,健やかな体」とあ 意見・ 第4章 健やかな体に 10 学校教育の目標として掲げている3点の順番は優先順位を示すものではなく,3つ るが,小学生の場合「健やかな体」が最初の目標になるべきではないか。 提案 基本的 ついて がバランスよく育まれることを目標としているものです。 方向1 23 基本的方向1(1)について 意見・ 第4章 地域とともに 我が子が通う小学校は交流も盛んで地域的にとても恵まれている。共働きが増え学校行 提案 基本的 歩む学校に 事などへの参加も減っている現在,親同士のコミュニケーションがとても大切である。それ 方向1 ついて によって子どももコミュニケーションが深まる。 有志による読み聞かせボランティアを行っているが,親同士の情報交換やクラスごとの様 子などを話し合い,気になることは担任の先生などに相談し早い段階で対処している。親 が教職員と協力していくことが,子どもの学力への向上の一歩になる。まずは,親が我が 子のこころの育成に努力するべきである。 11 ご意見のとおり,学校と家庭と地域が連携・協力しながら、子どもの成長を支えてい くことが大変重要であると考え、基本的方向1の第1点目として掲げています。 24 地域連携担当教員は,学校の授業などには参加をしないで連絡調整を専門で行う教員 質問・ 第4章 地域連携担 と考えてよいのか。 情報提 基本的 当教員につ 供など 方向1 いて 11 地域連携担当教員は,授業を担当する一方で,地域との連絡調整のため,学校の 窓口となって活動をコーディネートする役割を担っています。 【修正案】「用語の解説」に説明を追加します。 25 基本的方向1(2)「確かな学力の育成」以前の「確かな指導」はできているか。 理系教員が7%を切る現場は,中・小規模校では理系教員が「0」ということもありえる状 況。理科主任といえども他の学級担任と同じように仕事をこなしながらでは,理科室の整 備までは手が回らない。小学校高学年教科担任制は,理系教員がいる大規模校であれ ば成果はあるかもしれないが,そうでない場合は教師による演示実験等で済ましている現 状もありえる。 新指導要領での「理科の目標」には「実感を伴った理解」が加えられた。演示実験や仮 想体験では,実験・観察力や科学的思考力,問題解決力といった「未来に生きてはたらく 力」は育てることはできない。今,必要とされているのは「確かな教科指導」ができる指導体 制である。「理系人材を育むための,理系人材を活用した,理科専科制」の導入が急務で ある。 26 基本的方向1(2)「確かな学力の育成」の(基本的施策)について 応用力を育むための工夫として、もっと積極的な策を施すべきである。教科指導エキス パートや学力サポートコーディネーターは、教員退職者だけではなく、民間の教育機関な どからも招いてはどうか。このままでは中国や韓国の勢いに遅れをとるばかりである。 意見・ 第4章 確かな学力の 提案 基本的 育成について 方向1 11 指導手法や指導体制の充実などについて,基本的方向1(2)の基本的施策②③ で記述しています。これらの取組を通じて,確かな学力育成につなげていきたいと考 えています。 小学校高学年教科担任制を実施している11校では,全ての学校で理科を教科担 任制の対象にしております。ただし,全ての学校で理科専門の教師が指導を担当し ているかといえば,教員配置の関係からも,そうなってはいない場合もあります。より 専門性の高い理科の指導のため,今後も研修の充実を図りながら,対応をしていく ことが必要と考えます。 意見・ 第4章 確かな学力の 提案 基本的 育成について 方向1 12 この計画は今後の目指す姿の実現に向けた施策の方向性を示すものですが,施 策の推進にあたっては,計画で示す取組の推進だけでなく,多様な取組を検討・実 施しながら効果的な推進を図っていくことが必要です。ご意見のような応用力を育む ための取組に関してましても、改善策や新たな方策も検討していくことが重要と考え ています。 27 あまりにも自己中心主義的な我が国の現状の中で,今求められているのは,何にも増し 意見・ 第4章 豊かな心の育 て道徳心を高める施策と考える。このことは随所で触れられてはいるが,豊かな心の育成 提案 基本的 成について 方向1 の基本施策にある「内面に根ざした道徳教育の推進」は一般市民にはよく理解できない。 例えば「我が国の伝統的美徳を大切にする道徳教育の推進」など具体的に記載してはど うか。 12 ご意見のとおり「内面に根ざした道徳教育の推進」という表現は分かりにくいため, 表現を修正します。 【修正案】 (12ページ)(3)①子どもたちの豊かな情操を培うとともに,道徳的な価値の自覚及 び自己の生き方についての考えを深めていく道徳教育を推進することにより, 28 食育については,教科の枠を越えて取り組み,栄養面の指導だけでなく,子どもが自ら 関心が持てるような内容を期待する。 13 食育については基本的方向1(4)②で記述していますが,学校での取組のほかに も家庭や地域への食育の啓発や関係機関との連携で進める取組などを推進してい くことが必要です。なお,現在,教育委員会で検討中の「健やかな体の育成プラン」 (中間案)においては,より具体の取組について記述しています。 意見・ 第4章 健やかな体に 提案 基本的 ついて 方向1 29 学校教育においては,学力向上のための指導だけではなく,自ら学び自ら考える等の 意見・ 第4章 自分づくり教 「生きる力」の育成も重要と考える。そのためには,自然体験だけでなく,社会体験や職業 提案 基本的 育について 体験をすることができる学習を積極的に施策の中に取り入れていくことが必要であり,より 方向1 具体的なキャリア教育プログラムの掲載を望む。 -4- 14,16 ご意見のとおり,キャリア教育をはじめとする自分づくり教育については,今後も継 続的に改善を図りながら積極的に取り組んでいくことが必要と考えています。計画へ の記載については,この計画が今後の施策の方向性を示すものであるという位置付 けや,他施策の記載内容とのバランスも考慮する必要があると考えています。 30 私の職場でも,毎年2,3名の職場体験の中学生を受け入れている。自分の目標や将来 意見・ 第4章 自分づくり教 の生き方を意識するための活動とのことだが,数日間だけの体験だけでは生き方を意識 提案 基本的 育について することは不可能だと思う。よってこれ以上の職場体験活動の充実は不要と考える。子ども 方向1 たちにとっては,ただの年中行事になっていると思えて仕方ない。 14 中学生が行う3日間以上の職場体験活動は,児童生徒の社会的自立を目指し,小 学校から高等学校まで発達段階に応じて系統的に取り組む「生き方教育」の核とな る活動です。職場体験のみではなく,その前後の活動も含めて,自分の目標や将来 の生き方を意識させることができるよう,指導の工夫を行っているところです。 31 特別支援学級の肢体不自由児学級を希望した保護者が受けた教育相談会で,相談後 意見・ 第4章 特別支援教 の判断が知的学級であるといわれた。しかし,そのような判断にいたった理由や説明がな 提案 基本的 育について く不透明であったため,保護者が結果に納得できずに相談を受けた。個にあわせた適切 方向1 な教育を受けられる体制があるのならば,また,それに応じた判断であれば,保護者への 説明を義務付けて欲しい。 14 小学校入学予定のお子さんの保護者で,お子さんの障害を理由として特別支援 教育を検討している方を対象に「教育相談会」を開催しています。その後,保護者へ の説明を経て,医師,大学教授,学校関係者などの専門家で構成する就学指導委 員会にて,お子さんにとってふさわしい教育の場を審議し,結果は理由と併せて保 護者に伝えているところです。今後も個々の障害の特性や教育的ニーズに応じた特 別支援教育を推進していくことが必要と考えております。 32 教育に関わる「子どもたち」,「家庭」,「市民」に関する施策に比べ,教育を実際に担当 意見・ 第4章 教職員に関 する「先生」についての施策が漠然としている。昨今の教育現場における不祥事に対する 提案 基本的 する取組につ 不信感を一掃するためには,その点についての言及と具体的な施策の提案がされてもい 方向1 いて いのではないか。 15 33 第4章 基本的方向1(7)教職員の資質・能力の向上と子どもに向き合える体制づくりに 意見・ 第4章 教職員に関 ついて,動向と課題については賛同できるが,最大の課題は教員にあり,基本的施策が 提案 基本的 する取組につ 教員の資質向上の一般的な取組に留まっていることに甘さを感じる。教育委員会は課題 方向1 いて を強く認識し,解決に向けた意気込みを訴えないと市民は納得しない。教員の使命と責任 の自覚,資質の低さが感じられる。 家庭・地域・学校の総ぐるみによる子どもの教育が本当に出来る人が教育現場にいても らいたい。教頭・校長の任命の仕方の改善,部外からの採用の検討,学校内外から情報 を吸い上げる仕組みなどにより,最終的には子どもたちを守ってもらいたい。 15 子どもたちの学びを支える教職員の資質・能力の向上の重要性と昨今の状況を踏 まえ,教職員の資質・能力の向上に関する施策については,今後も改善を図りなが らこれまで以上に積極的に取り組んでいくことが必要と考え,現在抜本的な見直しを 進めています。ご意見を踏まえ,取組内容が具体的に分かるよう記載内容を追加し ます。 【修正案】 (15ページ)(7)①豊かな人間性や社会性を養うため,教職員を対象とする研修の 体系及び内容について抜本的な見直しを行うなど,ライフステージに応じた教職員 研修等の充実を図ります。 34 基本的方向1(7)の①と④は具体的にどのような施策か。このような研修と体制づくりは 是非必要だが,なかなか実施できない。仙台市ならではの具体策を教えて欲しい。 質問・ 第4章 教職員に関 情報提 基本的 する取組につ 供など 方向1 いて 15 35 基本的方向1(7)④は良い目標だと同意しますが,関係して,適正規模の学校・クラス運 意見・ 第4章 教職員に関 提案 基本的 する取組につ 営への教員補充(仙台ルールがあってもよい。30人学級実現,高学年の理科専任な 方向1 いて ど。),学区編成など,未来への投資をお願いしたい。 15 ご指摘のような取組に関しては,中間案12ページ(2)「確かな学力の育成」の基本 的施策③で少人数指導や小学校高学年教科担任制の実施に触れており,あわせ て,36ページ(3)「学びの環境の充実」の基本的施策②の子どもの学習環境の向上 の視点による取組に触れています。引き続きこれらの施策を推進していきます。 10,15 基本的方向1は学校教育に関する取組について記述しており、教職員に関する取 36 基本的方向1(7)の「教職員の資質・能力の向上」と「子どもに向き合える体制づくり」は 意見・ 第4章 教職員に関 組をまとめて施策の方向(7)としています。それぞれの基本的施策ごとに取組の視 両方大切なことだが,この2つを同じ項目で扱うことには疑問がある。「教職員の資質・能 提案 基本的 する取組につ 点は異なりますが、子どもたちのより良い学びの環境づくりという目的は同じであり, 方向1 いて 力の向上」は教職員の研修など各個人の努力で改善できるが,「子どもに向き合える体制 そのために教職員がどうあるべきかという視点で,「(7)教職員の資質・能力の向上と づくり」は組織のあり方で,先生方に負担のかからない体制が必要である。各々,別の視 子どもに向き合える体制づくり」という項目にまとめたものですので,ご理解ください。 点での解決が望ましいと考える。 37 教職員定数の大幅増を。先生が増えれば一人一人の子どもに細かく対応でき,学力も 上がると思う。30人以下学級の実現を。 意見・ 第4章 教職員に関 提案 基本的 する取組につ 方向1 いて 15 文部科学省において、今後、学級編制標準を段階的に引き下げる方針であること から,その動向を注視していきます。現在は,小学校1・2年生及び中学校1年生は1 学級の児童・生徒数を35人以下とし,さらに小学校3~6年生及び中学校2・3年生に おいて少人数指導を積極的に行っているところです。 38 学校職員評価制度の実施について具体的な内容は出来ているのか。 質問・ 第4章 教職員に関 情報提 基本的 する取組につ 供など 方向1 いて 15 学校職員評価は,教育活動の改善のため,各職員が自ら立てた計画について,そ の実施状況及び成果を評価するというもので,平成19年度から実施しています。計 画の段階から校長が状況に応じた具体的な指導助言を行い,また,評価に際して は,次年度の改善に向けた手立てを具体に指導することで,職員の資質向上,学校 の活性化を図っています。 -5- 39 指導力不足等から支障を及ぼしている教員の改善研修の実態及び対象教員の基準は 質問・ 第4章 教職員に関 どのようなものか。誰が判断するのか。 情報提 基本的 する取組につ 供など 方向1 いて 15 40 教員の指導力は,子どもをどのように理解しているかにより違う。子どもと向き合うため 意見・ 第4章 教職員に関 に,子どもと遊び子どもを知ってほしい。指導改善研修の内容は何か。研修で知識を入れ 提案 基本的 する取組につ るというより,指導力不足で磨かれるべき力は,感性や子ども理解力のような気がする。 方向1 いて 15 指導改善研修は,教科に関する専門知識が不足している,指導方法が不適切で あるなどにより,子どもたちへの教育活動に著しい支障が生じている者で,校長の指 導では改善が見込めない者を対象にしています。研修の受講決定は,外部の有識 者等で構成する課題のある教員審査委員会の審査を経て,教育長が決定します。 指導改善研修は,教員の研修を担当する教育センターにおいて1年以内の期間で 実施しています。 子どもたちの実態に即した指導を行うためには,子どもたちの実態をできるだけ的 確に把握する力が必要となります。指導改善研修においても,この点を重視してお り,座学だけではなく,実際に学校で子どもたちを相手に授業を行わせるなどして, 子どもたちの実態を把握する力がつくようにしています。 【修正案】「指導改善研修」について「用語の解説」に追加します。 41 学校が担っている業務の見直しを行うとともに,学校現場の負担を軽減したいとあります 質問・ 第4章 教職員に関 が,具体的にどのようなことか。 情報提 基本的 する取組につ 供など 方向1 いて 15 教員が直接,子どもたちに向き合って指導するための時間をできるだけ確保する ために,様々な事務処理,例えば,給食や教材費等の会計事務や報告書の作成等 について,削減や効率化を図っていくことが必要と考えています。 42 教職員の資質・能力向上について 意見・ 第4章 教職員に関 先生方の相手は常に子どもたちだけ,これからは民間企業などでの体験などが必要なの 提案 基本的 する取組につ ではと思う。 方向1 いて 15 教職員の資質・向上については,校内及び校外における研修の機会を設定し実 施しています。教育センターでの研修では,民間企業から講師を招いたり,社会体 験研修を設定したりして,学校教育以外への視野を広げることに努めています。今 後も幅広い領域や異業種での体験等を重視していくことが重要と考えています。 43 仙台市は楽都と呼ばれ,国際音楽コンクールやせんくらなどが催されるが,音楽を学べ る高校が少ない。音楽を続けていくにはお金がかかり,音楽を勉強したい子等のために も,公立高校に音楽科を設けて欲しい。 44 小学校でのICT利用や外国語教育は慎重にお願いしたい。小学校時代は精神的肉体 的に未成熟な一方,好奇心旺盛で,なんでも吸収する。大事なのは「精神を作る」時期で あること。知識としてではなく五感で知り自分の言葉を育てて欲しい。人間が最後に拠り所 とするものは自分自身である。自分の何を拠り所にするかといえば,「言葉」だろうと思う。 言葉で自分の感性や思考を作る。学校はその手助けをする。日本語も十分知らないうち に外国語を覚えさせることは,決して良いことではない。小学生に英単語を暗記させて先 進的なつもりでいるような愚は,仙台市にはして欲しくない。 意見・ 第4章 提案 基本的 方向1 意見・ 第4章 提案 基本的 方向1 高校教育に ついて 16 魅力と活力ある高校教育を推進していく中では,生徒の実態や市民のニーズ等の 状況を勘案しながら,教育内容面での充実を図っていくことが必要と考えています。 子どもに対す る教育につい て 12 小学校外国語活動の目標は,外国語を楽しく使う活動を通して,中学校外国語 (英語)の前倒しではなく,コミュニケーション能力の素地を養うものです。また,ICT 環境整備については,大型デジタルテレビや電子黒板,デジタル教科書の適切な 活用により教材や資料を見やすく提示することで,より分かりやすい授業が展開さ れ,子どもたちの理解を深めることにつながります。 45 「教育」という生涯に渡る問題だが,何よりも学校教育をメインにお願いしたい。成人の学 びは個人が必要に応じて個人の力で行えても,子どもの教育はそうはいかない。年齢が 下がるほど重要で,高校よりも中学を,中学よりも小学校を重んじるべきだと思う。特に小 学校教育は,その後の成長の基本を作るものとして,どれほど強調しても強調しすぎること はない。 46 基本的方向1について 具体的施策の文章の主語は誰か。この施策により学校現場の多忙は解決され、先生方 の精神疾患,子どもたちの不登校,いじめや暴力は減少するのか。 標準学力検査は改めて仙台市一斉に行う必要はない。平均点を1点2点上げるために 学校現場に圧力をかけてはいないか。対処療法的に補助員やサポーターの配置を図ると あるが,一人ひとりの学力や学習状況に合わせるなら,学級の人数を少なくし,担任が子 どもに向き合えるようするべきである。学力検査の予算と少人数指導の予算とを併せて, 35人以下の学級を仙台独自に実現させることが必要。 これは直接子どもたちと日常を共にしている先生のアンケート等をとっての中間案なの か。最終案をまとめるにあたっては是非現場の教職員の願いを入れ込んでほしい。 意見・ 第4章 子どもに対す 提案 基本的 る教育につい 方向1 て 10 本計画は全ての市民を対象とし,学校教育と社会教育を含めた生涯学習の理念 のもとで,学びの環境づくりのための取組をまとめたものです。学校教育はもちろん のこと,社会教育,家庭での教育もそれぞれ重要であると認識しています。 意見・ 第4章 施策の推進 提案 基本的 について 方向1 10~16 それぞれの基本的施策を推進していくのは,教育委員会です。教育委員会の中 には学校も含みますので,学校も含む教育委員会全体が推進していく計画というこ とになります。 教職員に対しては検討状況を随時情報提供しながら検討を進めてきました。さら に,今回のパブリックコメントと同時期に,教職員に対しても意見を求めているところ ですので,いただいたご意見を参考にしながら,今後さらに検討していきます。 意見・ 第4章 対象者につ 47 基本的方向1「子どもたちの可能性を広げる学校教育を実現する」について ここでいう「子どもたち」とは、小学校~高校生に通っている子どもたちという事なのか。そ 提案 基本的 いて 方向1 れとも義務教育の範囲なのか。一般的に「子ども」というと、もっと小さいお子さん(未就学 児)をイメージされる方もかなりいらっしゃると思う。ここで言う「子ども」とは、誰のことなの か、もう少し明確にした方が良いのではないか。 10~16 本計画の対象とする「子どもたち」とは,未就学児及び高校までの児童・生徒を指 しています。ただし,基本的方向1については学校教育での取組を掲げていますの で未就学児は含みません。 -6- (6)基本的方向2に関する意見等 № 意見(要約) 大分類 中分類 小分類 48 基本的方向2(1)(3)は理想的なことだが,現実は参加して欲しい親にはほとんど来ても 意見・ 第4章 親が学ぶ機 らえない状態である。仕事が休めない,教育に関心がない等ですが,そのような親へのア 提案 基本的 会について プローチを考えていく必要がある。教師が時間的に難しいなら民生委員のような方が各家 方向2 庭に出向き,親に情報を伝えるなどできないか。 関連頁 検討委員会の考え方(案) 18 子どもの成長にとって家庭が果たす役割や求められる知識などについて、全ての 親やこれから親になる世代に伝えていくことが重要です。今後も,多様な機会や場 の提供や意識啓発など様々な方策を検討し推進していくことが必要と考えていま す。 49 基本的方向2(1)「親が学ぶ機会の充実」の(基本的施策)①について 意見・ 第4章 親が学ぶ機 3歳半健診が終わると、就学前健診まで行政による親への教育講座はない。ぜひ、子育 提案 基本的 会について てについての講座を設けてほしい。幼い子どもたちにとって家庭教育の有り様はその後の 方向2 人生の基盤になる。受講が必要な親はそういう講座になかなか足を運ばないのが現状 で,義務化しても良いと思うくらいである。講座の内容は,例えば、子どもとの接し方(親 業)についてや、学校現場で起きている問題点(ADHD、食物アレルギーなど)の紹介など 色々で良い。そういった情報は口コミでしか得られない方も大勢いると思う。 19 50 基本的方向2の取組が一番難しい。保護者の世代がバラバラで、「学校のことは先生が やればよい」という非協力な方が増えており、親自身がこころにゆとりがないように感じる。 仙台市が掲げた(基本的施策)①②③の実現を強く求めるとともに心強く思う。PTAの研 修会は本当に勉強になる。 51 親が学ぶ機会の充実について 今のニーズに合わせて,働く女性も多くなり,一般会員の方々がもっと集まりやすいよう に,場所と時間について考えて欲しい。 意見・ 第4章 親が学ぶ機 提案 基本的 会について 方向2 19 意見・ 第4章 親が学ぶ機 提案 基本的 会について 方向2 19 学ぶ機会についての多様なニーズを的確に把握し,ニーズに応じた機会の提供 に努めていくことが必要と考えています。 52 第4章 基本的方向2 (1)親が学ぶ機会の充実 意見・ 第4章 親が学ぶ機 (動向と課題)の4行目 「保護者のケアの程度が二極化している」とあるが,二極化と 提案 基本的 会について いった場合には,過干渉と不干渉といった,相対する言葉を列記しなければならないので 方向2 はないか。 19 基本的方向2(1)の(動向と課題)の1点目は,家庭の教育力の低下の理由として, 「過保護,甘やかせ過ぎや過干渉な親の増過」は全国的な調査から引用し,二極化 については学校現場からの指摘として記載しているもので,前段を受けて記述した ものではありません。親の状況を表す一つの例として,このような表現にしています。 53 第4章 基本的方向2 (1)親が学ぶ機会の充実 (動向と課題)の2行目 「過保護,甘やかせ過ぎ」は「過保護,甘やかし過ぎ」ではない か? 19 ご意見のとおり修正します。 【修正案】 (19ページ)(1)(動向と課題)1点目 「過保護,甘やかし過ぎや過干渉な親の増 加」 意見・ 第4章 表現の誤り 提案 基本的 方向2 54 基本的方向2(1)(2)(3)について 意見・ 第4章 家庭に対する 19,20 教育を取り巻く環境は大きく変化しており,子育てに悩みを抱えている家庭も多く, 母親が仕事をしていない家庭や,時間的に余裕のある家庭を対象にしているようにしか 提案 基本的 行政の支援 家庭によってもその置かれた状況は様々です。これらに対して,学校や地域や家庭 思えない。労働が多様化している時代の子育ては,親にも子どもたちにも大変な負担が強 方向2 について が連携しながら,社会全体で子どもを育てることがますます求められており,取組を いられている。それを親の自己責任としている姿勢が見られる。就学援助制度の充実や学 進めるにあたってはそれぞれの状況を踏まえながら,画一的でない多様な対応が求 童保育の拡大など具体的な施策を希望する。我が子を愛して育てられることは子育ての められていることを十分認識しながら効果的に推進していくことが必要と考えていま 基本だが,それは子どもにやさしい行政支援があってこそ叶う。子どもたちの周りに優しい す。 大人たちがいること,そして大人が子どもたちを認め自信を持たせることで,子どもは大人 を信頼し,豊かに成長できる。 教育予算・福祉予算の増額,職員の増員がなければ実現できないのではないか。仙台 市全体の予算の立て方に改革が必要。親が安心して子育てができる仙台になるために は,研修会や講習会を増やすこと以外にも活路を見出してほしい。 55 基本的方向2(3)「親子が一緒にふれあいを深める機会の充実」について 意見・ 第4章 親子が一緒 素晴らしいと思う。近所の児童館でもこうした機会があり、よく利用させていただいていた。 提案 基本的 にふれあいを ぜひ継続してお願いしたい。 方向2 深める機会に ついて 20 今後も多様な取組を推進していくとともに、よりよい方策を検討していくことが重要 と考えています。 56 学童保育の充実をお願いしたい。 21 中間案32ページ(3)「子どもの育ちを支える地域づくり」の基本的施策①にありま すように「放課後子ども教室」を展開し,子どもの居場所づくりの取組の充実を図って いきます。 意見・ 第4章 学童保育に 提案 基本的 ついて 方向2 -7- 57 子どもの貧困・格差が教育の格差になっていることははっきりしている。「学力」をつける 意見・ 第4章 教育格差と家 18~21 生活習慣の一つとして,家庭での学習習慣を身につけることや,親子が一緒に学 ためにと家庭に学習の一端を押しつけ,学力低下を家庭に責任転嫁するような姿勢が中 提案 基本的 庭の役割に んだり活動したりすることによってコミュニケーションを深めることが重要という観点か 間案全体に読み取れる。 方向2 ついて ら,家庭での親と子の学びを応援する取組を進めることが必要ではないかということ 過重な学習内容を子どもたちに負担させ家庭をも巻き込むことになるが,それに応えら で掲げています。取組を進めるにあたっては,家庭によって状況は様々であり,画一 れない家庭も多く,学力格差を増幅させることになるのではないか。家庭には家庭の役割 的でない多様な対応が求められていることを十分認識して,効果的に推進していく がある。家庭が学習塾になり,親が塾の講師になってしまっては親子の絆が作れないばか ことが必要と考えています。 りか,子どもが孤立してしまうのではないか。 58 基本的方向2「家庭での親と子の学びを応援する」について 意見・ 第4章 対象者につ ここでいう「子」とは、未就学児も含まれるのか。前述した基本的方向1の「子どもたち」よ 提案 基本的 いて りも範囲が広いのですよね。それをきちんと明確に記載していただきたい。 方向2 18~21 本計画の対象とする「子どもたち」とは,未就学児及び高校までの児童・生徒を指 しています。基本的方向1については学校教育での取組を掲げていますので未就 学児は含みませんが,それ以外の取組については,未就学児も含めた「子ども」が 対象と理解していただければと考えます。 59 家庭教育を応援する,地域全体で応援してもらう立場から,問題等を共有するため,教 質問・ 第4章 幅広い広報 育委員会等からの広報を学校PTA関係者だけでなく,地域住民全世帯に広げた案内は 情報提 基本的 について できないのか。 供など 方向2 18~21 情報提供については,これまでも市政だよりやホームページ等により行ってきてお りますが,今後もより多くの市民の皆様に情報が届くよう今後も努めていく必要がある と考えています。 (7)基本的方向3に関する意見等 № 意見(要約) 大分類 中分類 小分類 60 基本的方向3について 意見・ 第4章 講座等の情 教師も保護者も自分の持つアンテナをいっぱいに伸ばし,様々な情報を収集し,子ども 提案 基本的 報発信につ たちが教室では学べない体験・経験が出来る場の提供をしていくことが大切である。私は 方向3 いて 「ブックトーク」の養成講座を受講したが,できればもっと勉強する機会があればと思う。い ろいろな講座などの情報発信がもっと活発になることを希望する。 61 24頁の「せんだいメディアテーク」とはどういうものか。 関連頁 検討委員会の考え方(案) 23 学びの機会を活動を広げていくためには、誰もが欲しい情報を得られる環境づくり が重要であり、そのひとつが適切な情報提供です。より多くの市民に対して様々な情 報提供が出来るよう取り組むことが必要と考えています。 質問・ 第4章 せんだいメ 情報提 基本的 ディアテーク 供など 方向3 について 24 ギャラリーやシアターなどの施設を備えた美術や映像文化の活動拠点であると同 時に、すべての人々が様々なメディアを通じて自由に情報のやりとりを行い、使いこ なせるようにお手伝いする公共施設です。市民図書館との複合施設になります。 【修正案】 「せんだいメディアテーク」について「用語の解説」に追加します。 62 第4章 基本的方向3(5)仙台の歴史と文化の継承と発信 意見・ 第4章 歴史文化施 (基本的施策)①の1行目 「市内の歴史文化施設の連携による取組」は,仙台市博物館 提案 基本的 設の連携に が中心になって取り組んでいることから,「仙台市博物館などの市内の歴史文化施設の連 方向3 ついて 携による取組」と修正してはどうか。 25 ご意見のとおり修正します。 【修正案】 (25ページ)(5)①仙台市博物館などの市内の歴史文化施設の連携による取組 63 第4章 基本的方向3(5)仙台の歴史と文化の継承と発信 意見・ 第4章 ボランティア (基本的施策)①の2行目は,ボランティアの活動がすでに活発化している状況を踏ま 提案 基本的 について え,「市民協働による普及啓発活動を実践するボランティアや文化財サポーターの育成」 方向3 としてはどうか。 25 ご意見のとおり文化財サポーターによる活動だけでなく幅広いボランティア活動も 行われていることから,表現を追加します。 【修正案】 (25ページ)(5)①市民協働による普及啓発活動を実践する文化財サポーターなど のボランティアの育成及び活動の支援により, 64 第4章の基本的方向3(1)「社会教育施設の機能の充実」について,現在,公民館運営 審議会では,市民センターの運営体制の見直しについて審議している。このような中で, 今回の案の記述は抽象的過ぎる。事業の「量」だけでなく「質」の確保,実施事業や運営 への市民の意向の反映,職員の数と質の確保など,踏み込んだ検討が必要である。計画 の性格上,個別具体の記述を連ねるべきでないことは承知しているが,何らかの示唆が与 えられるような計画の策定を期待する。 65 第4章 基本的方向3(5)仙台の歴史と文化の継承と発信 (基本的施策)②の2行目 本振興基本計画が平成23~27年度をカバーするのであれ ば,仙台市史の編さんは平成25年度で事業を収束する予定であると思われるので,表現 を若干修正してはどうか。 意見・ 第4章 社会教育施 提案 基本的 設について 方向3 23 社会教育施設の機能の充実については施設ごとの記述はしておりませんが,ご意 見のようなことを念頭に置き,各施設の現状なども踏まえながら個別具体の検討・実 施を図ることが必要と考えています。 意見・ 第4章 市史編さん事 提案 基本的 業について 方向3 26 ご意見のとおり,仙台市史の編さんは平成25年度終了を目指し,引き続き推進し ていく趣旨で本計画に記載しておりますので,表現を追加します。 【修正案】 (26ページ)(5)②平成25年度の刊行終了に向け,仙台市史の編さんを進めます。 -8- 66 仙台市史編さん事業の収束の方向と公文書館設置の必要性について,資料及び人材 意見・ 第4章 市史編さん事 の活用を含めて,具体的に検討すべき時期にきているので配慮をお願いしたい。 提案 基本的 業について 方向3 26 市史編さんの過程で収集・蓄積された歴史的資料の公開活用等の方策の検討が 必要と考えており,基本的方向3(5)②にその旨を記載しているところです。 67 様々な現代社会の課題について学ぶ機会として,学校教育には「総合的な学習の時 意見・ 第4章 現代社会の 26,27 総合的な学習の時間については,現在も様々な横断的・総合的な学習や探求的 間」が設けられており,基本的方向3(6)の①から⑤すべてがテーマになり得る。各学校や 提案 基本的 課題を学ぶ な学習ができるよう工夫しながら実施していますが,学校内の推進体制の整備や教 地域の特色を生かしたテーマを選び,児童生徒が真剣に取り組める学習体制の確立を講 方向3 機会について 職員の研修なども行いながら,学年ごとに様々なテーマを取り上げ,より充実した学 じてほしい。 習が可能となるよう取り組んでいきます。 68 「現代社会の課題について学ぶ機会を広げる」について 意見・ 第4章 現代社会の 人間は時間がたつにつれ,災害時の怖さについて,頭では理解をしていても,本当の怖 提案 基本的 課題を学ぶ さとか気持ちが薄れていくために,継続的に取り組まなければいけない問題だと思う。 方向3 機会について 26 基本的方向3(6)に掲げた基本的施策は,学校教育の場だけでなく,さまざまな場 で誰もが継続的に学ぶことが必要です。こうした取組はこれまでも行ってきたもので すが,今後もさらに充実させていくことが重要と考えています。 69 仙台・宮城ミュージアムアライアンスについて,この種の活動が広く周知されていない。 28 様々な主体との連携や協力を図りながら事業を推進していくためにも,取組につい ては市民に対して十分周知することが重要ですので,今後,積極的に広報していく ことが必要と考えています。 意見・ 第4章 仙台・宮城 提案 基本的 ミュージアム 方向3 アライアンス について (8)基本的方向4に関する意見等 № 意見(要約) 70 基本的方向4について 地域の特性を生かし,お寺に泊まりながら学校へ通う行事がある。地域の方やジュニア リーダー,市民センターの方々の力を借りて2泊3日過ごしている。お手伝いしていて毎回 感じることは、今の子どもたちはやれないのではなく,やり方を知らないということである。 異世代が一緒に協力してお互いの知恵を出し合い経験することはとても素晴らしいことだ と思う。 71 第4章の基本的方向4(5)「学びの成果を生かす仕組みづくり」を具体的に進めていくに は,行政と市民がともに知恵を出し合い,解決に向けての協働して取り組むことが重要で あり,第5章3「関係部局との連携」では十分でない。「理解を深める働きかけ」や「相互の 連携」から一歩踏み込み,行政施策全般に関わる市民への情報提供のあり方,政策立 案・実施過程における市民参画の仕組みなどの本質的な見直し,さらには行政組織内部 だけでなく,議会や報道機関などとの関係も含めた議論が必要ではないか。 大分類 中分類 小分類 関連頁 検討委員会の考え方(案) 意見・ 第4章 異世代との交 31,32 異世代との交流は子どもの豊かな学びに大きな役割を果たすことから、今後も多 提案 基本的 流について 様な取組を推進していくことが必要と考えています。 方向4 意見・ 第4章 学びの成果 提案 基本的 の発揮につ 方向4 いて 33.39 ご意見のとおり,施策の推進にあたっては,これまでのやり方に留まらない取組が 求められています。このことは,本計画の上位計画である仙台市基本構想・基本計 画(現在検討中)の経営方針で示される予定であり,教育行政においても十分にこ れを踏まえながら取組を進めていくことが必要と考えています。 (9)基本的方向5に関する意見等 № 意見(要約) 大分類 中分類 小分類 関連頁 検討委員会の考え方(案) 72 安全安心な教育現場の確立(学校の施設等についての安全性の確保)について触れな 意見・ 第4章 安全安心の 34~37 地震等への対策はソフト面・ハード面ともに必要であり,基本的方向3(6)④の防 くてもいいのか。地震対策等について言及があってもいいのではないか。 提案 基本的 確保について 災教育で教育面について言及しています。また,基本的方向5(3)①において学校 方向5 教育施設の整備を挙げており,災害対策のための学校教育施設整備もここに含め ているところです。 学校の耐震化率は平成22年4月現在,小学校で99.9%,中学校で99.2%であり, 平成23年度で耐震化が完了する予定です。 73 基本的方向5(2)学びを支える人材の育成の中に,特にボランティアとして活躍できる人 意見・ 第4章 ボランティア 35 現状においても,学生サポートスタッフとしてなど若者に活躍いただいている取組 材に「大学生」を加えてはどうか。それぞれの学習内容・専門を生かしたボランティアとして 提案 基本的 について があり,ボランティアとして活躍する人材として,大学生などの若者の力には今後も 若者(大学生)の活用が可能だと思う。 方向5 大きな期待を寄せているところです。さらに若者だけでなく,団塊世代や高齢者の 力,全ての市民の力が求められており,幅広い市民に対する取組を推進していくこと が肝要と考えています。 -9- 放課後子ども教室をはじめ,現在はいろいろな事業の実施にあたってボランティア の方にご協力いただいております。人材不足につきましては,新たな人材育成や継 続して活動していただける仕組みづくりなど,取り組むべき課題も多いと認識してお りますので,今後も引き続きより良い方策を検討してまいりたいと考えています。 74 放課後子ども教室にかかわっているが,悩みは人材不足である。ボランティアの募集は 意見・ 第4章 ボランティア 一年間を通じて行っているが,なかなか新しいスタッフが増えない。スタッフへの謝金が確 提案 基本的 について 保されるのであれば,有償でのボランティア募集も可能かと思う。安心して教室運営ができ 方向5 るようご配慮いただきたい。 35 75 これまでボランティアを経験してきたが、立ち上げた当初は勢いもあり活動は順調なのだ 意見・ 第4章 ボランティア が,経験や力を身につけてきた頃,子どもの教育費や家庭の問題で志の高いメンバーた 提案 基本的 について ちが次々と活動から抜けていくことを勿体なく思ってきた。次の若い人たちが入り育てばよ 方向5 いが,うまくいかない。継続的な活動につなげるためには,スキルアップすれば収入につ ながる道があるなど,将来への希望や次のステップが欲しい。仕事をしながらボランティア を続ける人や子連れでボランティアに参加する人たちを大切につなげていけたらと思う。 35 76 基本的方向5について 意見・ 第4章 学びを支える この取組は、ボランティア養成はもちろんのこと,新たな人材確保の重要な窓口になる。 提案 基本的 人材について 学校でボランティアをしているが、登校時や校内などで子どもから声を掛けてくれたりする 方向5 と気持ちが繋がっていると感じることができる。様子がいつもと違うときは,担任の先生にお 伝えすることもあり、早い対処が出来たときはうれしく思う。教師(学校)と保護者と地域が 協力することは,健やかな子どもの心の成長につながると信じている。 35 豊かな「学びのまち・仙台」を実現するためには、市民誰もが学びの活動に参画す ることの出来る環境づくりが重要です。情報提供や相談支援体制の充実、人材の育 成など、「学びのまち・仙台」の基盤づくりに取り組んでいくことが必要と考えていま す。 77 施設修繕費の増額を。 36 教育を取り巻く環境整備としては,制度,設備,各事業に関わる仕組みづくりなど 様々な内容が考えられ,限られた財源の中で取組の工夫・改善を図りながら計画を 推進していくことが必要と考えています。 78 社会教育施設の月曜日休館が多いのは変えられないのか。学校行事の代休が月曜日 意見・ 第4章 社会教育施 が多いので利用に不便を感じる。 提案 基本的 設について 方向5 36 社会教育施設の開館日や開館時間については、これまでにも市民の皆様からのご 意見などがあったところです。実現に向けては様々な課題もあることから,今後も引 き続き検討しながら市民の皆様が利用しやすい施設づくりを進めていくことが必要と 考えています。 79 財政が苦しいからと教育条件整備を怠ってはならない。そのときの子はそのときで取り返 意見・ 全体 しは出来ない。 提案 施策の推進 について 36 80 小中学校の日本語指導協力者は,充実が望まれる分野である。 意見・ 第4章 外国籍市民 提案 基本的 等への対応 方向5 について 37 ご意見のとおりであり、子どもを取り巻くより良い学びの環境づくりに向けて、ソフト 面とハード面での取組の推進が重要です。最大限の成果が得られるよう、限られた 財源であっても取組の工夫・改善を図りながら計画を推進していくことが必要と考え ています。 外国籍市民等に対し学びの機会を確保する取組については,今後も充実を図っ ていくことが必要と考えており,基本的方向5(4)②にその旨を記載しているところで す。 81 就学援助制度を拡充してほしい。教育費予算増による父母負担の軽減を。 意見・ 第4章 教育機会の 提案 基本的 均等の確保 方向5 について 37 82 教育機会の均等の確保は難しいですが切実である。人生が始まる前に,親の経済状態 意見・ 第4章 教育機会の で子どもの可能性が閉ざされるようなことはあってはならない。 提案 基本的 均等の確保 方向5 について 37 意見・ 第4章 教育環境の 提案 基本的 整備について 方向5 現在の準要保護世帯の認定基準額は、生活保護基準額を基礎とし、芸術文化活 動など、学校外での活動の費用を加算するなど、小中学生のいる家庭の状況がより 反映されるように考慮し、決定しています。 今後も就学援助費の支援や,平成22年度より新たに設けた高等学校等修学資金 借入支援制度を実施していくとともに,社会経済状況や国の動向を注視しながら, 制度の見直し等も引き続き行っていくことが必要と考えています。 (10)計画の推進に関する意見等 № 意見(要約) 83 永続性,実効性,具体性のあるものへ。 大分類 中分類 小分類 意見・ 全体 施策の推進 提案 について -10- 関連頁 検討委員会の考え方(案) 39 本計画は10年間を見据え,今後5年間で取り組む方向性を示すものとして策定し ます。施策の推進にあたっては,それぞれの施策を具体化して実施し,定期的な点 検とその結果のフィードバックを行いながら実効性を確保していくことが重要と考え ています。 84 策定の趣旨・中間案等,どれもすばらしいが,理想論に終わらないことを願うとともに,協 意見・ 全体 力していきたいと思った。 提案 施策の推進 について 39 本計画に掲げる方向性を実現するために,様々な社会の状況や教育の課題を踏 まえつつ,より実効的な取組を推進していくことが必要と考えています。 また,市民の皆様のご理解・ご協力も不可欠ですので,目指す姿を共有しながら, 実現に向けて市民の皆様と共に取り組んでいきたいと考えています。 85 子どもも大人も自分が大事にされていると思えることで自分を肯定し,相手を思いやる 心,我慢する気持ちが育つ。ただ施策だけを並べても本当の教育ではないのでは。 意見・ 全体 提案 施策の推進 について 39 ご指摘の自己肯定感の育成も含め,目指す教育の姿を実現するためには、本計 画で掲げた施策を着実に推進し効果を挙げていくことが重要と考えています。また 継続的な見直しを行いながら実効性を高めていくことが必要と考えています。 86 教育を取り巻く環境整備等を進めることを方針に入れて欲しい。 意見・ 全体 個々にあったきめ細かい教育をしてはじめて学ぶ楽しさを知り,自分で考え想像し,生き 提案 る力がつくのだと思う。家庭や地域の力も必要だが,まずは行政が率先してやるための方 針をたてることが必要。 施策の推進 について - 教育を取り巻く環境整備としては,制度,設備,各事業に関わる仕組みづくりなど 様々な内容が考えられ,それぞれの取組の充実を図るため,本計画を策定します。 また,本計画の実施主体は教育委員会であり,施策を推進していくのは第一には 教育委員会です。効果的な取組のためには,家庭や地域などとの連携・協力が重 要でございますので,それについても記述しているものです。 87 仙台のまちの規模は新しいアクションをとりやすく,かつ全国にアピールできると思うので 意見・ 全体 期待している。 提案 施策の推進 について - 本計画に掲げる方向性の実現を目指し,仙台市が持っている様々な資源や特長 を生かしながら,実効的な取組を推進していくことが必要と考えています。 88 絵に描いた餅にならないよう年度計画を立てて公表し,仙台市民が共通して取り組める 意見・ 第5章 ようなものにして欲しい。 提案 全体 施策の推進 について 39 計画の推進にあたっては,定期的な点検とフィードバックによる進行管理を確実に 進めるとともに,市民の皆様の幅広い理解と協力を得られるよう努めていくことが必 要と考えています。 (11)その他 № 意見(要約) 89 検討委員の選考にあたっては誰が推薦し,その基準は公にされていたのか。市議会議 員選考の方法は。教育現場の声を代表するのは誰か,代表が校長であれば校長以外に 現場を代表する委員が必要。特別支援学校,特別支援学級,教育相談,養護教諭,事務 職員,図書司書,児童館,学童保育の関係者が入っていないのはなぜか。 大分類 中分類 小分類 関連頁 検討委員会の考え方(案) 質問・ その他 検討委員の - 検討委員は教育長の委嘱により任命されています。教育に関わる分野といいまし 情報提 選定について ても範囲は大変広く,その全ての分野を網羅して委員になっていただくことは大変 供など 難しいと考えています。このため,たくさんの方からのご意見を頂戴して,より良い計 画とするために,今回のパブリックコメントを実施しています。市民の皆様からの貴重 なご意見を参考にしながら,最終案に向けた検討を進めていきます。 90 検討委員は教職の方は管理職の校長先生方で,現場で実際に子供たちとかかわって いる先生は入っていない。現場の先生が無理でも宮教組,仙教組の専従の先生方はい らっしゃるのに入っていないということは現場の先生の声が反映されているのか疑問。 質問・ その他 検討委員の 情報提 選定について 供など 91 このパブリックコメントは,今後どのように扱われるのか。これまで何回か仙台市にコメント 質問・ その他 パブリックコメ を出してきたが,パブリックコメントをどのように扱うかの仙台市としての態度が理解できな 情報提 ントの取扱い い。反対意見が多くだされたときでも,少数意見が採用されたこともあった。市民の意見を 供など について 受けてその後の対応をどうするのか,実施要項を示してもらいたい。 -11- - 検討委員には市立学校長が3名委嘱されており、各学校に随時情報提供を行い ながら検討を進めています。今回のパブリックコメントに合わせて各学校にも意見を お伺いしており、いただいたご意見を参考にしながら今後さらに検討を進めていきま す。 - 今回のパブリックコメントで市民の皆様からいただいたご意見は,最終案の検討に 向けて参考とさせていただきます。 パブリックコメントの実施等についての本市の考え方は,「仙台市パブリックコメント 手続に関する実施要綱」及び「同運用指針」で定められており,市ホームページ等 でも公開しておりますのでご覧ください。