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CaseStudy
LANアクセス管理システム
NetSpring FEREC 導入事例
Flexible & Extended network REsource Controller
業種:教育機関
01
Vol.
東京薬科大学
東京薬科大学がFERECを採用し、
無線LANの利便性とセキュリティを両立
導入企業
M ISSI O N
SO LU T I O N
●
ケーブル敷設の難しい場所でのセキュアなLAN環境構築
●
既存IDシステムとの連携によるユーザ負担の軽減
●
Windows、Macintoshのどちらでも利用できるLANの構築
●
認証ゲートウェイで無線LANのセキュリティを確保
●
LDAPサーバとの連携機能により既存認証基盤を活用
●
OSの種類を問わないWebブラウザを使った認証方式
導入の経緯
東京薬科大学
http://www.toyaku.ac.jp/
大学
学 開 学生
医薬品開発の現場においては最先端の解析機器が使われ、研究開発にはPCやネットワークも活用され
ている。そうした現場で活躍する人材を育成するため、昨今では薬学教育の場においてもITネットワーク
名:東京薬科大学
長:長坂 達夫
学:1880年
(明治13年)
数:2,931名
(学部・大学院生)
が重要視されている。日本最古の薬学部を持つ東京薬科大学もその例外ではなく、学内にLANを張り巡
らせ、LDAPサーバで学生情報を管理し、統一の認証基盤として利用している。
キャンパス
〒192-0392 東京都八王子市堀之内1432-1
2006年、大学院薬学研究科の医療薬学専攻教室に新たなネットワーク敷設の構想が持ち上がった。同
1880年に日本最初の私立薬学教育機関として創
立された。
「ヒューマニズムの精神に基づいて、視野
の広い、心豊かな人材を育成し、薬学並びに生命科
学の領域にて、人類の福祉と世界の平和に貢献す
る」
という理念のもと、薬学分野のパイオニアとして新
たな研究に取り組み続けている。国内外の大学や研
究施設との交流も多く、国際的な活動が多いのも特
徴のひとつ。
そのため、学生が自由に利用できるネットワークを整備することになったのだ。多いときには20人を超え
学科では1年目から研究室に所属することがないため、学生は授業のないときも教室で過ごすことになる。
る学生が入るため、必要な数の有線LANを配置するのはコスト面での負担が大きい。床下配線に対応し
た教室ではなかったため、設備工事のコストが高額になってしまうためだ。
しかし、無線LANには別の課題
があった。セキュリティ上の問題だ。
「大学は基本的にオープンな場所です。本学の学生や教員だけが入ってくるとは限りません。無線LANを
設置する場合には強固な認証システムの併用が欠かせないと考えました(小杉准教授)」
導入決定のポイント
検討当初、無線LANと併用する認証システムの候補として、LDAPとの連携が可能な製品数機種が挙がっ
ていた。学内の認証基盤として活用しているLDAPにID管理を統合できれば、教室での無線LAN利用の
東京薬科大学
薬学部
小杉 義幸
東京薬科大学
学務部 庶務課 係長
准教授
松 日出海
氏
ために別途IDやパスワードを発行する必要がないためだ。システムごとに管理の異なるIDやパスワードを
発行したのでは学生の利便性が下がり、活用率も低下すると考えられたためだ。
しかし、LDAPに統合でき
る認証システムはいずれも高機能であり、非常に高価な製品ばかりだった。
「ちょうど検討をしていた頃、ネットスプリングのダイレクトメールが目に留まったのです。LDAPと連携し
てLANの入り口で認証を行なってくれるうえ、
ボディもコンパクト。まさに求めていたものでした。
(松 氏)」
さっそくネットスプリングにコンタクトを取り、詳細な説明を受けたのち、
まずは試験的に小杉准教授の研
究室にmicroFERECを導入。必要な機能が備わっていることを確認した後、目的の教室にFEREC520を
導入した。
01 業 種:教 育機関
Vol.
CaseStudy
東京薬科大学
NetSpring FEREC
導入事例
LDAPとの連携で既存認証基盤を活用
他システムと同じID、パスワードで無線LAN接続の認証を可能に
LDAPと連携し、Webブラウザ
教 室
のみで認証できるFERECを導入
東京薬科大学が大学院生の教室に導入した
FERECは、Webブラウザを利用して認証を行
なう認証ゲートウェイだ。新しいPCが接続さ
LDAPサーバ
無線AP
Windows PC
無線AP
Macintosh
FEREC520
れ、WebブラウザでIDとパスワードを入力して
認証を行なうまで、ネットワークを利用させな
い仕組みになっている。東京薬科大学では無線
というのも、機種選定の決め手のひとつとなっ
APと組み合わせることで、教室内にLANケー
ている。東京薬科大学では入学時に全学生がノー
ブルを設置することなく、ネットワーク接続を
トPCを購入することになっているのだが、使用
提供している。教室に設置されたFERECは全
するソフトの関係上、
薬学部の学生はWindows、
FEREC活用範囲を広げ、認証を
確保しつつ利便性向上を目指す
FERECの管理を担当する松 氏は、効果
学の認証基盤として使われているLDAPサー
生命科学部の学生はMacintoshと、OSが混
の高さとメンテナンス面での手軽さを実感し
バと連携し、PCのネットワーク利用可否を判断
在しているのだ。FERECならWindowsや
ていると、実際に実機が設置された教室で語っ
している。学生情報はすべてLDAPサーバで
Macintoshはもちろん、Linuxなどその他の
てくれた。今回導入したFEREC520は本体
一元管理されているため、FEREC導入時に必
OSでも利用できる。
にHDDを内蔵しない構成のため、故障しやす
要な設定は、LDAPサーバの指定程度だった
いパーツが少ないというのも大きなメリットと
という。LDAPと連携することで新たなID、パ
してとらえているという。小杉准教授も効果
スワードを発行せずに済んだことは、管理側の
負担軽減はのみならず、学生向けのサービス
手軽な認証方法は学生にも好評
ネットワーク利用率もアップ
の高さには満足しており、FERECの導入範囲
を学内に広げていきたいと展望を語る。
「FEREC導入後は同じ分野を専攻する学生が
「現在考えているのは、情報センターや談話室
集まっている教室でPCを広げて勉強できる
など厚生施設への導入です。学生が長時間過
ます。個別のシステムを使うたびに違うパスワー
ようになったため、学生のモチベーションアッ
ごす場所に認証付きのネットワークを導入す
ドを入力させるなど煩雑なシステムを構築す
プにもつながっているようです(小杉准教授)」
ることで、学内をより便利に、
しかもセキュア
ると、利用してもらえません(松 氏)」
以前は、ネットワークを使うためには情報セ
な環境にしていきたい(小杉准教授)」
認証に必要なのがWebブラウザだけだった
ンターなどの別の場所へ移動しなければなら
FERECの活躍の場が広がることによって、
向上として意味があるという。
「最近の若者は質の高いサービスに慣れてい
なかったため、PCを手軽に利用できなかった。
東京薬科大学のキャンパスは安全性を保った
教室に遅くまで残って勉強している学生もあ
まま、
どんどん便利になっていくことだろう。
まりいなかったという。学生が積極的に活用し
てくれている理由のひとつとして両氏は、認証
画面へのアクセスが簡単であることを挙げた。
FERECに接続したPCでWebブラウザを起
動すると強制的にログイン画面が表示される
ので、ログイン画面のURLを周知したり、ブッ
クマークに登録してもらう必要はない。特別
小型で発熱も少ないFEREC520が配電盤にうまく配置されている
なソフトも特別な設定も不要だ。
【製品ホームページ】http://www.axiole.jp/
※ FEREC は、株式会社ネットスプリングの登録商標です。 ※ その他、記載されている各商品名は一般に各社の登録商標です。 ※ 製品の仕様は予告なく変更することがあります。
開発元
お問い合わせ
株式会社ネットスプリング
http://www.netspring.co.jp お問い合わせ先 E-mail:[email protected]
本社 〒108-0073 東京都港区三田 3-12-16 山光ビル 2F
TEL.03-5440-7337 FAX.050-3737-1458 サポートセンター TEL.050-5536-4841
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