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統一感と個性から 活動的な輝きを感じる街路風景を創造します
(4)賑わいの風景 1.目標とする風景への方針 統一感と個性から 活動的な輝きを感じる街路風景を創造します 屋外広告物の色彩の誘導や緑化の促進、勾配屋根の設置等 の推進をはかり、街路ごとの統一感と個々の店先の個性から、 輝きのある商業地風景の創造を目指します。 ~賑わい地区の風景特性~ ■主要道路の街路風景 周辺地域からの導入軸である主要地方道 では、沿道型の商業施設も立地し駐車ス ペースが道路側に配置され看板と街路樹 の際立つ風景が形成されています。 ■賑わいの風景 商店街には各種の小売店舗が建ち並び 個々の集客力により街なみに賑わいを与 えています。 ▼広告物の風景 歩道に張り出した商業看板や電柱、街路灯 が混在し雑然とした風景となっています。 建物自体を看板建築とし高彩度で大面積 の広告物が自己主張を競い合っている建 物もあります。 ▼裏側の風景 商業施設の裏側は周辺や住宅地への配慮 が無く殺風景となっています。 - 35 - 2.展開方針 ■通りからの見え方に配慮した統一感のある雰囲気づくりを行い、街路ごとに個性ある風 景を形成します。 ■さりげない個性の演出により、魅力ある街路風景を形成します。 ■周辺の住宅地風景への配慮を心がけます。特に異なる用途が隣り合う境界部での配慮が 必要です。 ■屋外設備などは通りから見て目立たないように配慮します。 ■統一感のある屋外広告に誘導します。 ■敷地周辺の道路は共有空間として、街路樹をはじめ魅力的な空間創出に努めます。 - 36 - (5)際の風景 1.目標とする風景への方針 周囲の自然・文化と調和した際の風景を 形成していきます 伝統的風景ゾーンや田園風景ゾーンと隣接する沿道であ り、屋外広告物の色彩誘導や緑化の促進、勾配屋根の設置等 の推進を図り、周辺との緩衝地となる際の風景を形成しま す。 ~際の風景特性~ ■田園と住宅地の風景 低層の住宅地は田園風景と調和し風景の 変化を和らげています。 ▼伝統的風景との際の風景 大津能登川長浜線の北側は、伝統的風景 ゾーンですが伝統的な趣を感じる沿道と は言い難い状態です。 ▼田園と商業施設の風景 広域的な道路では沿道型の商業施設が 立地し、建物自体を看板建築としていま す。高彩度大面積の広告物が自己主張を 競い合い、周囲の田園風景との繋がりへ の配慮がない状況です。 - 37 - 2.展開方針 ■通りからの見え方に配慮した統一感のある雰囲気づくりを行い、街路ごとに個性ある風 景を形成します。 ■さりげない個性の演出により、優れた街路風景を形成します。 ■周辺の住宅地風景への配慮を心がけます。特に異なる用途が隣り合う境界部では配慮し ます。 ■隣り合う周囲の風景ゾーンを意識し、道路際に緑地帯を設けます。 ■屋外設備などは通りから見て目立たないように配慮します。 ■統一感のある屋外広告に誘導します。 ■敷地周辺の道路は共有空間として、街路樹をはじめ魅力的な空間創出に努めます。 - 38 - (6)既存集落の風景 1.目標とする風景への方針 風景資産を大切にし、のどかでゆとりのある 住宅地の風景を保全していきます 地域の歴史、文化を伝える風景資産の保全を図り、それらの資 源と調和した落ち着きのある町なみを保全、継承していきます。 ~既存集落の風景特性~ ■落ち着いた住宅風景 低層住宅の建ち並ぶ落ち着いた色彩の町 なみが形成され、広がりのある空が安ら ぎを与えています。 ■のどかな集落風景 伝統的な様式の農家住宅が現存し、緩や かに曲がる小径や生垣、鎮守の杜、神社 などで構成されたのどかな集落風景が残 っています。 ■風景資産 地蔵堂や道しるべなど歴史を伝える風景 資産が大切に守られています。 ▼市街地の拡大により風景資産である八幡山 が見通せなくなってきています。電柱・電線 が交差し周辺の大型看板が家並みの上を覆う など、風景の変化がおきています。 さらに、道標や地蔵堂など、地域の歴史、文 化を伝える風景資産が建造物の陰になってい ることもあります。 - 39 - 2.展開方針 ■空の広がりが感じられ、山をうかがうことの出来る低層住宅とします。 ■庭先の緑をつなぎ、行き交う人々に潤いを与える風景を形成していきます。 ■地域のイメージを高める共的空間を形成します。 ■隣地への心づかいが感じられるよう、境界部分のデザインに配慮します。 ■屋上やベランダ、敷地内の設備類など、立ち上がりのある工作物を目立たないよう修景 します。 ■店舗や広告物等は住宅地風景と調和した落ち着いたデザインとします。 ■憩いの空間となるよう水路や公園の適正な維持管理に努めます。 ■伝統的な風景資産を大切に守りつづける心くばりを持ちます。 - 40 - (7)住宅地の風景 1.目標とする風景への方針 落ち着きと安らぎのある住宅地の風景を 形成していきます 計画的に整備された地区では、街路樹が連続する道路、緑豊か な遊歩道などの都市基盤を活かし、周辺の豊かな自然に溶け込む 落ち着きのある住宅地の風景を形成していきます。低層の住宅を 基本とし、勾配屋根の設置や緑化の促進などを図り、潤いとゆと りのある町なみの形成を目指します。 ~住宅地の風景特性~ ■落ち着いた風景 低層の住宅を中心とした良好な住宅地の 風景が形成されています。生垣や玄関先 に緑のある建物が多く、潤いと落ち着き のある町なみの風景が形成されていま す。 ■集合住宅の風景 住宅地の中にも小売店舗や医院などが 混在し、一部には3~4階建てのマン ション等の立地が増えてきています。 ■新しい住宅地 生活様式の変化に伴い新しく開発された 住宅地では緑の配置が少なくなっていま す。 - 41 - 2.展開方針 ■空の広がりが感じられ、山をうかがうことの出来る低層住宅とします。 ■庭先の緑をつなぎ、行き交う人々に潤いを与える風景を形成していきます。 ■地域のイメージを高める共的空間を形成します。 ■隣地への心づかいが感じられるよう、境界部分のデザインに配慮します。 ■屋上やベランダ、敷地内の設備類など、立ち上がりのある工作物を目立たないよう修景 します。 ■店舗や広告物等は住宅地風景と調和した落ち着いたデザインとします。 ■憩いの空間となるよう水路や公園の適正な維持管理に努めます。 - 42 -