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Straumann® CARES® Visual 7.0

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Straumann® CARES® Visual 7.0
Straumann® CARES ® Visual 7.0
クラウン & ブリッジの製作手順
目 次
1.
はじめに
1.1
序文
1.2
本書について
2.
概要
2.1
Straumann® CARES ® システム 7.0 の起動 2.2
my.Straumann® CARES ® Desktop
2.3
ソフトウェア − 概要
3.
手順説明
3.1
オーダー作成
3.2
スキャニング
3.3
CADエンジン
2
2
2
3
3
3
3
3.4
CADアプリケーション
3.5
製作管理
4
4
5
7
8
11
4.
その他
12
1. はじめに
1.1 序文
Straumann ® CARES ® Visualソフトウェアは 歯 科 技 工 所 向 け の CAD/CA M システムで す。
本システムは、歯科技工士をサポートして極めて正確な顎堤および歯型をデジタルデータ化し、
対応 するフレームワークの 模 型を製 作、自動 的 に生 成 され たミリング情 報を 制 御され た
デジタルワークフローに従ってプロダクションセンターに転送します。
1.2 本書について
本書は、Straumann® の検証されたデジタルワークフローに基づいており、オーダー作成から
最終製作物の管理までの手順について説明します。ワークフローは 4つの手順に分かれます。
1. オーダー作成
2. スキャニング
3. 設計( CADエンジンおよびアプリケーション)
4. 製作管理
2
2. 概要
2.1 Straumann® CARES ® System 7.0 の起動
ワークステーションとスキャナーの電源を入れてシステムを起動します。
2.2 my.Straumann® CARES ® Desktop
my.Straumann ® CARES ® DesktopはStraumannの専門性を駆使した歯科技術に基づいており、
ワークステーションとスキャナーの電源を入れてシステムを起動すると、Straumann® CARES ®
System 7.0 の各種オプションにナビゲートします。マウスを動かして該当するアプリケーショ
ンやアイコンを選択すると、画面が切り替わります。
2.3 ソフトウェア − 概要
Straumann ® CARES ® Visual 7.0ソフトウェアはアイコンを使って操作します。メインアイコン
バーが 常時 表 示され、オーダー 作成、スキャニング、CA D設 計、製作 など、以下のようなア
プリケーションを操作できます。
オーダー受領
スキャニング
マルチダイ
スキャンインポート
CADエンジン
CADアプリケーション
製作管理
アプリケーション
サーバーデータの更新
デフォルトブラウザ
アプリケーション/プログラムの終了
1
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3
3. 手順説明
3.1 オーダー作成
スキャニングモジュールを開始する前に、オーダー作成のプロセスを
完了する必要があります。
1
「 Order receiving(オーダー受領)」アイコンをクリックします。
「 New order( 新規オーダー)」アイコンをクリックします。
歯科医師と患者名を指定します。
2
3
4
マテリアルを指定します。
適応症を指定します。
6
5
歯の位置を選択します。
指 定 さ れ た 3 つ のコン ポーネントをすべ て選 択しま す。各 歯 が
緑色で囲まれて表示されます。
「 Create Bridge( ブリッジ製作)」をクリックすると、ブリッジとして
指定され各歯が茶色で囲まれて表示されます。
「 Route Order( オーダー送信)」をクリックします。
7
8
注)
事前に指定したフレームワークレイヤーでのみ適応症を計画してくだ
さい。ベースレイヤーで の 適 応 症はスキャニングの次のステップに
送信されません。
検証
オー ダーが スキャニ ングモ ジュール に 送 信 さ れると、歯 の 位置に
対して選んだ適応症が可能かどうかの検証が行われます。Straumann®
CARES ® Visual 7.0ソフトウェアが組み合わせ不可と特定すると、スク
リーンにウインドウがポップアップし、組み合わせが可能な適応症に
合致するよう変更箇所の指示が表示されます。
4
9
3.2 スキャニング
設計モジュールを開始する前に、スキャニングのプロセスを完了する
必要があります。
「 Scan Application(スキャンのアプリケーション)」アイコン を
クリックします。
1
症例をスキャンウインドウにドラッグ・アンド・ドロップします。
「 Normal Scan(通 常 スキャン)」ま た は「 Quick Scan(クイック
スキャン)」を選択して、参照スキャンを作成します。
3
2
4
「 Scan Type( スキャンの種類 ) 」を選択します。
「 OK 」をクリックします。
5
歯列番号が表示されるので、支台歯とポンティックを指定します。
6
スキャンウインドウの表示に従って支台歯の位置を調整します。
支台歯をスキャンウインドウに表示された位置に合わせて、シリ
ンダーマークに浮き出ている三角マーカーと同じ方向に支台歯の
頬側が向くように挿入します。
7
「 Start Scan( スキャン開始)」をクリックします。
8
5
「 Full Automatic Margin(全自動マージン)」アイコンをクリック
9
して、自動 的にマージンラインを設 定 する全自動 モ ード を 選 択
します。
「 OK」をクリックします。
10
緑 の 線で 示されるマージンラインを確 認します。必要に応じて、
12
個 別 のプレパレ ーション ポイントを 選 択し、マージンライン を
適宜変更します。
11
「 OK」をクリックして確定します。
挿入方向は、手動でも自動でも指定できます。
必要に応じて、デザインパラメータと適応症を変更します。
14
「 OK」をクリックして確定します。
支台歯ごとに、 − のステップを繰り返します。
13
完了したら、右下の 青いボタンを選 択してスキャンのアプリケー
ションを終了します。
6
15
注)
複数の支台歯のアプリケーション(模型がないシリンダースキャン)を
選 択した 場 合、設 計用 の CADアプリケーションには自 動 的 に移 動
しません。
CADエンジンとCADアプリケーションのすべての機能をスキャニング
モジュールで利用でき、時間の節約になります。個別のスキャンプロ
セスは保 存されないので、各オーダー の 全てのスキャンプロセスを
完了してからスキャニングモジュールを閉じてください。
3.3 CADエンジン
CADエンジンには、設 計 の 初 期 算 出を準 備 するステップ が 含 まれ
ます。
アイコンをクリックしてCADエンジンを起動させ、設計の初期算
出を開始します。
1
2
CADエンジンを閉じます。
注)
CADアプリケーションに進む前に、オーダーの計算が完了しているか
確認してください。
7
3.4 CADアプリケーション
製作モジュールを開始する前に、CADアプリケーションのプロセスを
完了する必要があります。
アイコンをクリックしてCADアプリケーションを開始します。
1
オーダーをデザインウインドウにドラッグ・アンド・ドロップします。
ブリッジの初期案が自動表示されます。
2
3
ブリッジの自動提案が表示されたら、手動による編集ツールや自動
調整を用いて設計をカスタマイズします。
4
デザインパラメータを1つ以 上 変 更するには、
「 New caluculation
(新規算出)」をクリックします。
咬合面ポイントは自動的に算出することも、モジュレーションイン
6
5
ストルメントを使って変更することも可能です。
「 Coping Parameters( コーピングパラメー タ)」のタブで、デザイン
パラメータを調節します。
セメントギャップはマージンライン上の支台歯全体をカバー
マージンライン上のマージンの厚さ
挿入方向とマージンの厚さの間のエマージェンス角
7
エマージェンス角の長さ
6
カラーの位置
6
水平的、および垂直的な余剰なギャップ
設計の最小の厚み
1
8
5
2
3
4
次下のモジュレーションインストルメントが利用可能です。
変形
マテリアルの追加 /削除
解剖学的形態の変形
1
1
2
3
2
3
設計が完了したら、青色のボタンをクリックして、
「 OK 」で確定します。
9
ブリッジの個々のエレメントは1つのエレメントとして表示されます。
「 Add/Remove Material(マテリアルの追 加 /削除)」を使 用して、
1
ブリッジ全体を最適化します。
最後に青色のボタンをクリックして、製作モジュールにオーダー
を転送します。
2
注)
Straumann ® CARES ® Visual 7.0ソフトウェアは、最小 の 厚 みを 維 持
するように設計の検証と修正を常時バックグランドで行っています。
最小限のプロフィールについてポンティックとそれぞれのギャップを
チェックし、特定のギャップやポンティックを手動で調節する必要が
ある場合はメッセージが表示されます。
Straumann® CARES ® Visual 7.0ソフトウェアは、設計 全体を切削する
ために設計の最小の高さを検 証します。寸法を超える場合はメッセ
ージが表示されます。
余裕のある設計にするには、支台歯の仕上げを水平方向に伸ばします。
ソフトウェアはバックグランドで進行中の設計調節を保存します。
次のモジュールに設計を転送する前に別のアプリケーションに切り替
える場 合 は、CADアプリケーションに戻り、デ ザインウインドウに
オーダーをドラッグ・アンド・ドロップする必要があります。自動保存
されるので、常時最新の設計に戻ります。
10
3.5 製作管理
最後の製作管理プロセスでは、いくつかのステップによりオーダーを
完成させ、Straumannのプロダクションセンターに送信します。
「 Production Management(製 作 管 理)」のアイコン を クリック
1
します。
オーダーを選択して、メニューを開きます。
「 Send to Straumann( Straumannに送信)」を選択します。
2
3
オーダーの概要が表示されます。
オーダーを確 認して納 品 先 の 住 所を 選 択します。
「 編 集」ボタンで、
選択した住所を変更できます。
Straumannの 基 本 取引条 件に同意 後、
「 OK 」をクリックしてデータを
転送します。
11
注)
選択、送信できるのは、完了したオーダーまたは製作管理モジュール
の オー ダ ー の 中 の 個 別 の オ ブ ジェクトで す。Straumann® CARES ®
Visual 7.0ソフトウェアがオーダーごとに ID 番号を割当てます。送 信
済みのオーダーに関するお問い合わせには ID 番号が必要です。
オーダーから1つ以上のオブジェクトを再送する場合は、前のステップに
戻り、管理アプリケーションモジュールでオーダーのコピーを作成し
新規の ID 番号を割り当てる必要があります。
ID 番号は管理アプリケーションと製作 管理モジュールでご覧いただ
けます。Straumann® CARES ® Visual 7.0ソフトウェアが、デー タ送 信
中と送信後のステータスについてお知らせします。
検証
Straumann ® CARES ® Visual 7.0ソフト ウェア は、Straumann ® の マテ
リアルと適 応 症のみを Straumannのプロダクションセンターに送 付
します。
Straumann ® CARES ® Visual 7.0ソフトウェアは、必 要 な 送 付 の 詳 細
情報が正確かつ完璧に保存されたかどうかを検証します。
4. その他
本 マ ニ ュアル は、CAD/CAM シス テム に 関して使 用 経 験 の あ る、
Straumann ® CARES ® Visual 7.0ソフトウェアのユーザー 様 を 対 象と
しています。
Straumann ® CARES ® Visualソフトウェアに関 する詳 細 は、弊 社 担 当
営業までお問い合わせください。
12
本書に記載の上部構造は、ストローマン社の CADCAM を用いた製作例です。
w w w . strau m an n .j p
販売名 :ストローマン CARES Scan CS2 分類 :一般医療機器 届出番号 :13B1X10163000158
〒100-0005 東京都千代田区丸の内 1-7-12 サピアタワー 16 階
[ カスタマーサービス ]
TEL.0120-418-995 FAX.0120-418-089
TEL 受付時間 : 平日9:00 ∼17:30
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