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戦争14 18サイクル3
資料‐６ We Love 天神協議会概要 平成19年7月19日 ・鉄道、バス路線が集中し、福岡都市圏において、きわめて高い拠点性を有している。 ・都市高速道路、博多港ターミナル、福岡空港など陸･海・空の主要な交通機関が近接している。 １ 1 （ディズニーシー含まず） 半径600m 半径800m ２ 天神の商業売場面積・売上高の推移 第三次流通戦争 45 (万㎡) 40 第二次流通戦争 35 30 第一次流通戦争 3,247億円 30万㎡ 25 1,934億円 20 20万㎡ 15 10 5 1,020億円 ’ 10万㎡ 0 Ｓ４５ Ｓ４７ Ｓ４９ Ｓ５１ Ｓ５４ Ｓ５７ Ｓ６０ Ｓ６３ Ｈ３ Ｈ６ Ｈ９ Ｈ１１ Ｈ１４ Ｈ１６ ３ 2 天神発展の歴史 交通アクセス Ｔ13 九州鉄道(天神～久留米間) Ｓ36 西鉄福岡駅(高架駅) バスセンター(中､長距離) 第一次 S48 高速バス運行開始 流通戦争 S50 山陽新幹線（岡山～博多間） 商業施設等 集客エリア Ｓ11 岩田屋 Ｓ21 新天町 福岡 Ｓ36 西鉄名店街 都市圏 S46 ダイエー S50 博多大丸(移転) 福岡県 九州自動車縦貫道(古賀～鳥栖間) S51 天神コア、天神地下街 第二次 S56 地下鉄１号線、S61 ２号線 流通戦争 S62 福岡都市高速道（天神ランプ） H1 ソラリアプラザ イムズ 近隣県 ～H2 高速バスネットワーク完成 (九州主要都市) 第三次 H9 新西鉄福岡駅、新ﾊﾞｽｾﾝﾀｰ 流通戦争 H11 都市高速と太宰府ＩＣ連結 H8 岩田屋Ｚｻｲﾄﾞ、キャナルシティ H9 福岡三越、大丸エルガーラ 九州・ H11 ｿﾗﾘｱｽﾃｰｼﾞ、博多リバレイン 山口 第四次 H16 岩田屋新館、ＢｉＶｉ福岡 流通戦争 H17 地下鉄３号線 H17 天神地下街延伸 ４ 多様な機能のコンパクトな集積 商業、金融、行政をはじ め、多様な機能が徒歩圏 に集積し、都心部の「コア (核)」を形成している。 ５ 3 天神が抱える課題 （１）郊外ＳＣとの競争激化 （２）安全とマナーの悪化 （放置自転車､キャッチセールス、落書き など） （３）交通渋滞 （４）機能更新 ６ We Love 天神協議会とは ◇設立目的 ・天神地区の企業、団体、住民、行政など多様な活動主体が共に手を携えるまちづくりを 推進し、人に優しい安全で快適な環境の形成、地区の価値・集客力の向上、地方経済の 活性化、及び生活文化の創造などを目的とする。 ◇設立 ２００６年（平成18年）４月 ◇構成会員（２００７年３月現在） ・地区会員 ＝地区の建物の地権者、管理者、大規模商業者・賃貸者、地区の地域団体など 合計31会員 ・一般会員 ＝地区に関係する企業、団体、非営利団体、個人 合計53会員 ・特別会員 ＝行政機関、公的機関、教育・研究機関 合計 6会員 ◇会費 ・年会費 ：地区会員・一般会員が負担 ・自治活動費：地区会員が建物の規模に応じて負担 ・行政負担金：福岡市からの負担金 ・事業協賛金：事業の趣旨に賛同するものが負担 ７ 4 We Love 天神協議会組織体制 ガイドライン部会 総会 理事会 天神まちづくりガイドラインの作成 幹事会 地域連携部会 まちづくり活動、イベントなどの実施 地域連携部会各ワーキング（ＷＧ） 公共空間活用ＷＧ オープンカフェ、ｽﾄﾘｰﾄﾊﾟﾌｫｰﾏﾝｽ等による公開空地・公園などの活用。 歩行者優先策の実施。花・緑の推進の実施。 集客向上ＷＧ 「天神のクリスマスへ行こう」の実施。 天神地区各種イベントとの連携。 交通ＷＧ 天神地区の交通体系のあり方検証。 「また来る券」「フリンジパーキング・パークアンドライド」などの実施。 かしこい車の使い方セミナー。 自転車共生ＷＧ 違法駐輪対策「チューリンクーポン」の実施 危険走行対策「おしちゃり」の推進 など ホスピタリティＷＧ きれいな天神プロジェクト。防犯・防災対策。 コミュニケーションＷＧ 街案内機能の強化。地区の情報集約、発信機能の強化。 ８ We Love 天神協議会地域連携部会 活動内容（主に平成18年度） （１） 防犯活動 （２） 天神ピクニック２００６ （３） 歩いて楽しい都市空間の形成 （４） 安全と環境を重視する交通マネジメントの推進 （５） 天神へ行こうキャンペーン「また来る券」 （６） 天神のクリスマスへ行こう２００６ （７） まちめぐりナビプロジェクト （８） 各地視察 （９） シンポジウム・会議などへの参加・各種視察対応 （１０）情報発信 ９ 5 （１）防犯活動 ①『天神界隈合同防犯パトロール』への参画 夜間の安全・モラル向上の為、大名地区自治連合 会、中央警察署、地域の皆さんと毎月１回（第4金 曜日）に防犯パトロールを実施。 ②キャッチセールス撲滅の呼びかけ 街頭や店頭で行われてい る「キャッチセールス」につ いての注意・喚起を、主に 会員が所有・管理する大型 ビジョンなど、映像を用いて 呼びかけを実施。 １０ ③『落書き消したい（隊）』への参画 地区内（天神・今泉・舞鶴など）では、公園・外壁・街路灯などに「落書き」が多発。住民の皆 さんの「このまま放置すると治安悪化につながりかねない」との危機意識から『大名校区落 書き消したい（隊）』が結成され、平成19年7月1日に最初の活動を実施。約200名が参加。 ＜参加団体＞ ・天神2丁目合同パトロール隊 ・大名校区自治会 ・大名校区子ども育成会 ・NPO都市景観を守る会 ・中央防犯協会 ・中央警備業防犯組合 ・中央風俗営業管理者等連絡会 ・中央警察署 ほか １１ 6 （２）天神ピクニック２００６ ■実施期間 ：2006年9月16日（土）～10月29日（日） （*施策によって異なる) 期間中、開催される天神周辺のイベント(ミュージックシティ天神など)と連携し、(２)以降の施策 を組み合わせながら、さまざまな取り組みを実施した。 １２ （３）歩いて楽しい都市空間の形成 ①オープンカフェの設置 期間：９月～１０月 ※警固公園は１２月２５日まで ※歩道は土日祝のみ、公開空地・ 公園は場所により平日も実施 場所：イムズ前広場、岩田屋本店 本館・新館、警固公園、新天町 商店街（サザン通り）、パサー ジュ広場、ピエトロビル、 ソラリアプラザ、天神地下街 ②サイクルポストの装飾 快適な歩行空間演出の 為、一部サイクルポスト の利用を制限し、プラン ター設置など装飾を 行った。 １３ 7 ③歩行者用道路の拡大 期間：９月１６日（土）～１８日（月・祝） １４ ④フラワーシティ天神 沿道企業による歩道の 花壇やフラワーポットに おける花・緑の装飾を実 施。 また天神３号線に放置 自転車対策用として設 置されたガードレールを 撤去し、フラワーポットを 設置した。 １５ 8 ⑤清掃美化活動・天神クリーンデー 天神地区の環境美化改善を目指し、「天神クリーンデー」その他落書き消し活動を実施した。 ・天神クリーンデー 地区の清掃美化活動の象徴日として、毎月１回清掃活動を実施。 １６ （４）安全と快適を重視する交通マネジメントの推進 ①フリンジパーキング 自動車流入抑制の為、都心周辺部（フリンジ）に駐車し、バスで都心に来街頂く、 フリンジパーキングを実施した。 協議会のロゴを使用した フルラッピングバス 歩行者用道路拡大にあわせ9月15日 から18日まではフリンジパーキングの シャトルバスとして運行。 その後9月19日以降、路線バスとして 協議会をＰＲ中。 ※都市景観賞ラッピングバス部門第3位 １７ 9 ②チューリンクーポン 歩行空間確保の為、違法駐輪対策として、商業と 連携し、対象地下駐輪場に自転車を停めると参加 店舗で特典が受けれる｢チューリンクーホ゜ン｣を実 施した。 ③違法自転車モラルマナー 啓発活動 放置自転車に駐輪場利用 ステッカーを貼付した。 １８ ④おしチャリ～危険走行対策～ 歩行者が安心して歩道を歩けるように、渡辺通西側を自転車を 押して歩いてもらう「おしチャリロード」とし、バナー・看板の掲出、 週末などの混雑時に「おしチャリ」や危険走行防止の呼びかけ キャンペーンを実施。その他「おしチャリ」浸透を目指し、会員企業・ 来街者にチラシを配布した。 １９ 10 （５）天神へ行こうキャンペーン「また来る券」 集客向上と公共交通利用促進の為、商業施設と公共交通の連携施策として｢ためる!ばける!ショッ ピングカード｣を実施した。 期間中、対象の商業施設でお買い物1,000円ごとに1つスタンプを押印。スタンプ10個で次回ご利 用いただける天神までの片道キップ｢またくる券｣(西鉄電車・西鉄バス)と交換。 実施期間：9月16日（土）～10月1日（日） ※また来る券通用期間：9月17日（日）～10月13日（金） 引き換え結果 引き換え枚数 電車 20,899 バス 37,001 期間合計 57,900 前年比 124.4% ２０ （６）天神のクリスマスへ行こう２００６ 今年度は沿道企業のご協力により、渡辺通ときらめき通りに街路樹イルミネーションを装飾。 本数：８３本 （渡辺通り４８本、 天神５号線８本、 きらめき通り２７本） 球数：約３０万球 ２１ 11 警固公園のイルミネーション（約２１万球） オープンカフェ→ 売り上げの一部を まちづくりに還元 ２２ 各施設のイルミネーション ２３ 12 （７）まちめぐりナビプロジェクト 国土交通省の委託を受け、来街者が快適に街を回遊でき る 案内情報の発信を目指した社会実験を実施した。通り に名称を付け、案内板の設置、地図の作成・配布を実施。 ２４ （８）各地視察 ブラジル・クリチバ視察 ２５ 13 （９）情報発信 ２６ We Love 天神協議会ガイドライン部会 平成１８年度活動内容 《天神まちづくりガイドライン》 天神ブランドの確立に向けて 中間報告書 ２７ 14 ・「天神」まちづくり憲章＜１～３＞ １．いつまでたってもみんなの「舞台」 おしゃれをして買い物に出かける日も、希望を胸に新しい仕事を始める日も、幼い頃にデパートの屋上で 遊んだ日も、暮らし続ける毎日も、すべて天神が舞台。人を成長させたり、自分を表現できるまちであること。 みんなの特別な日を応援する「天神」をめざします。 ２．ここにしかない「出会い」 身を置くだけで感じるまちの力。知的好奇心を満たしてくれる数々の文化的イベント。ワクワクする最先端 の流行や情報、そして創造的な仕事。ここに集うたくさんの出会いが用意されているまちであること。 アジアの名だたる都市として世界に誇れる「TENJIN」をめざします。 ３．笑顔のたえない「ストリート」 きれいに整備された心地よい公共空間。笑顔でまち歩きできる回遊性。散歩の途中にちょっと寄り道でき る店やオープンカフェがあり、自転車のマナーも守られている。楽しく歩くことでリフレッシュできるまちであ ること。心も体も健康になれる「天神」をめざします。 ２８ ・「天神」まちづくり憲章＜４～６＞ ４．美しい「まちなみ」と元気な「かいわい」 歴史と伝統を大事にし、人々の記憶の場を大切にする。各々の沿道が一体感を持ち、新しい建築にはま ちなみとの調和を求める。路地は賑やかで、元気な活動が保たれている。コミュニティがしっかりしていて、 住む人、働く人、訪れる人が協力して創るまちであること。ずっと暮らしていたくなる「天神」をめざします。 ５．「おばあちゃん」も「アジアの人」も安心 高齢者ひとりでも、バリアフリーの歩道と周囲の人の気配りで困らない。さまざまな言葉の外国人が歩い ていても、多言語表記のサインと親切な案内で迷わない。安全・安心・きれいが行き届き、みんなを歓迎 する心を持つまちであること。やさしさの輪が広がる「天神」をめざします。 ６．いつまでも続くきれいな「空」 スケールのちょうどいいコンパクトなまちから、いつも空が見える。車の流れがスムーズで、空気も澄んで いる。生き生きとしたオープンスペースの緑。水辺の憩い。海につながる都心。立地を活かし、環境とのか かわりを大切にするまちであること。海からの風を感じ、気持ちよく深呼吸できる「天神」をめざします。 ２９ 15 「天神文化賞」作品展 ３０ ■中間報告書の位置づけ □平成18～19年度の２ヶ年をかけて策定予定。 □中間報告書は、平成18年度に検討したものを、現時点で第４章まで取りまとめたもの。 平成18年度（中間報告書部分） はじめに 第1章 天神の発展とまちづくり 第2章 現状と課題 第3章 将来の目標像 重点検討エリア 第4章 戦略 平成19年度検討部分 ガイドライン検討エリア 第5章 テーマ別の方針とルール 第6章 実現化方策 ３１ 16 「天神まちづくりガイドライン」の構成（中間報告書） 目標像１ 戦略１ 毎日がフェスティバル戦略 上質に洗練され、いつも賑わいがあ 戦略２ ふさわしく絵になる戦略 る『歩いて楽しいまち』 戦略３ 天ブラエンターテインメント戦略 施策 の方 向性 魅力 目標像２ 課題 戦略４ 「乗りモノ」スマート戦略 環境にやさしく安全安心、だから誰も が『心地よく快適に過ごせる 社会情勢の 変化 まち』 戦略５ 大人のまなざし行動戦略 戦略６ 快適クーリング戦略 戦略７ 「天神が舞台、天神が地元」戦略 目標像３ 戦略８ まちの新陳代謝戦略 変化に対応し、アジアの中で 『持続的に発展するまち』 施策 の方 向性 施策 の方 向性 戦略９ アジア客ツーリズム促進戦略 戦略10 「We Love 天神」づくり戦略 ３２ 天神地区の現状と課題 ■魅力 ・都会的な洗練性、刺激・界隈性 ・コンパクトシティ ・ターミナル機能 ■課題 ・都市のホスピタリティ ・交通問題 ・環境 ・ターゲットの偏重 ・業務環境の劣化 ・都市基盤 ■社会情勢の変化 ・人口構造の変化 ・都市構造の変化 ・交通インフラの変化 ・商環境・業務環境の競争の更なる激化 ・不動産市場の変化 ・ライフスタイルの変化 ・国際化進展 ・建物更新時期の到来 ３３ 17 将来の目標像 目標像１ （現在の魅力を更に伸ばす） 上質に洗練され、いつも賑わいがある 『歩いて楽しいまち』 目標像２ （現在の課題を改善する） 環境にやさしく安全安心、だから誰もが 『心地よく快適に過ごせるまち』 目標像３ （新しい取り組みを導入する） 変化に対応し、アジアの中で 『持続的に発展するまち』 ３４ 戦略１ ──毎日がフェスティバル戦略 屋外でのイベントイメージ 屋内でのイベントイメージ 一年を通じてにぎわいが持続し、天神全体の魅力・集客力 が向上するよう、イベントの連携と拡充を行うとともに、来街 者へのきめ細かいサービスを向上させていきます。 ３５ 18 戦略２ ──ふさわしく絵になる戦略 絵になる公園のイメージ 歴史的建造物の保全 河川や風格ある建築物、大名など独特な雰囲気を醸し出し ている界隈など魅力的な素材を生かし、天神にふさわしい 街並み、都市空間など感性の高い「絵になる風景」を創出し ていきます。 ３６ 戦略３ ──天ブラエンターテインメント戦略 歩行空間のにぎわいイメージ 歩行空間のアメニティ向上のイメージ 歩行者が何よりも優先され、「まちの主役」となるよう、来街 者の誰もがゆっくりと快適に過ごせる歩行空間を確保しま す。 ３７ 19 戦略４ ──「乗りモノ」スマート戦略 回遊バス（天神ピクニック2006） 「おしちゃりロード」実施状況 より多くの集客が可能となり、快適な歩行を支える安全でス ムーズにアクセス・回遊できる交通環境づくりに向け、交通 拠点としてのメリットを最大限に活かした公共交通優先のま ちづくりに取り組みます。 ３８ 戦略５ ──大人のまなざし行動戦略 安全・安心イメージスケッチ 夜間パトロール モラル・マナーの低下や街頭犯罪の増加への対応、日常か らの防災への取り組みなどのために、大人のまなざしが行 き届き、誰もが快適で安全・安心に過ごせる環境をつくりま す。 ３９ 20 戦略６ ──快適クーリング戦略 水辺の軸のイメージ 福岡打ち水大作戦2006 都市環境問題の解決や快適性の向上に向けて、一年を通 じて、誰もが心地よく快適に過ごせるとともに、地球温暖化 にも対応した都市環境づくりを行います。 ４０ 戦略７ ──「天神が舞台、天神が地元」戦略 文化ルールによるパブリックアート設置のイメージ 知的産業軸のイメージ 商業のみならず、業務、芸術、文化、教育などこれからの地 区の発展を支える機能を充実させ、チャレンジ精神あふれ たクリエイティブな人材を呼び込み、天神でステップアップし ながら、天神を拠点として世界を相手に活躍できるビジネ ス・創造環境をつくります。 ４１ 21 戦略８ ──まちの新陳代謝戦略 アーバンデザインに基づき、計画的なまちの更新を行っている例 ＜汐留地区＞ ＜丸の内地区＞ 高度な都市機能が集積し、多くの人々が集うまちとして持続 的な発展を続けていくために、ビルの円滑な更新を図るとと もに、エリアや通りの性格に応じた都市施設の配置・使い方 の検討などを進め、まちの新陳代謝を高め、天神の機能強 化を図ります。 ４２ 戦略９ ──アジア客ツーリズム促進戦略 国際的な観光案内所のイメージ ホテルの外貨両替 天神がアジアとともに発展し、成長していくために、天神地 区全体をアジアの方をはじめ外国人が安心できる「国際仕 様」にしていき、多くの来訪者を天神に呼び込んでいくことを 目指します。 ４３ 22 戦略10 ──「We Love 天神」づくり戦略 様々な人々の連携と参加 ホームページによる情報発信 個別に行われる商業・文化・業務活動に加え、おもいやりの ある開かれたコミュニティによるまちづくりによって、地区の イメージ向上や差別化を図り、「天神ファン」を獲得し、さら に「We Love 天神」という意識をつくっていきます。そして、 「天神ブランド」の確立や天神の持続的な発展を目指します。 ４４ ６．ルールと実現化方策について 平成19年度は、パブリックコメントや地区データな どの分析を行いながら、第５章、第６章を中心に検 討を進めるとともに、全体を見直し、最終報告書を まとめていくことにしています。 ４５ 23