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25 - 福島再生可能エネルギー研究所

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25 - 福島再生可能エネルギー研究所
開所一周年記念
福島再生可能エネルギー研究所
成果報告講演会
■日時:2015年6月5日(金)13:00~19:30
■場所:ホテルハマツ(福島県郡山市虎丸町3-18)
■主催:国立研究開発法人 産業技術総合研究所
開所一周年記念福島再生可能エネルギー研究所成果報告講演会
日時:平成27年6月5日(金) 13:00 ~ 19:30
会場:ホテルハマツ(福島県郡山市虎丸町3-18)
プ ロ グ ラ ム
1.成果報告講演会 (13:00~18:00)
司会:福島再生可能エネルギー研究所 所長代理 坂西 欣也
① 賓挨拶及び研究所紹介 (13:00~13:30)
主催者挨拶 産業技術総合研究所 理事長
来賓挨拶
福島県知事
来賓挨拶
郡山市長
来賓挨拶
経済産業省 大臣官房審議官(産業技術・基準認証担当)
「福島再生可能エネルギー研究所成果概要」
福島再生可能エネルギー研究所長
中鉢
内堀
品川
星野
良治
雅雄 様
萬里 様
岳穂 様
大和田野 芳郎
②招待講演 (13:30~14:00)
招待講演
Fraunhofer ISE (太陽エネルギーシステム研究所) 所長
Prof. Dr. Eicke R. Weber
③来賓挨拶及び研究成果報告 (14:00~18:00)
「再生可能エネルギー研究センターの概要と戦略」
再生可能エネルギー研究センター長
「再生可能エネルギーネットワーク開発・実証」
エネルギーネットワークチーム長
仁木
栄
大谷 謙仁
「水素キャリア製造・利用技術」
水素キャリアチーム長
辻村
拓
「高性能風車技術及びアセスメント技術」
風力エネルギーチーム長
小垣 哲也
コーヒーブレーク・ポスター紹介(15:25~16:00)
来賓挨拶 株式会社日立製作所 代表執行役 執行役会長兼 CEO
一般社団法人 日本経済団体連合会 副会長・理事
総合科学技術・イノベーション会議 議員
中西 宏明 様
「薄型結晶シリコン太陽電池モジュール技術」
太陽光チーム長
高遠 秀尚
「地熱の適正利用のための技術」
地熱チーム長
浅沼
「地中熱ポテンシャル評価とシステム最適化技術」
地中熱チーム長
内田 洋平
宏
「被災地企業のシーズ支援プログラム成果概要」
福島再生可能エネルギー研究所長 大和田野 芳郎
ポスター紹介(17:35~18:00)
2.交流会 (18:00~19:30)
司会:福島再生可能エネルギー研究所
上席イノベーションコーディネータ 近藤 道雄
3.研究成果、被災地企業のシーズ支援プログラム等のポスター展示 (12:00~19:30)
会場:控室 1・ロビー
福島再生可能エネルギー研究所長からの報告
産総研、福島再生可能エネルギー研究所(FREA)は、昨年 4 月 1 日に
福島県郡山市で開所して以来、一周年を迎えました。本講演会は、これ
を記念すると共に、これまでの成果をご報告させていただくものです。
FREA は、「再生可能エネルギーの国際的研究開発」と、「新産業の集積
を通じた復興への貢献」を目標に掲げており、産総研職員だけではなく、
地元をはじめ国内外の企業、大学、研究機関から集まった 300 名を超え
る人々が活動しています。着々といくつもの研究成果が挙がっており、
地元企業との共同研究の中からは事業化に繋がった例も出ています。連
日大勢の見学者に対して技術の最前線をご紹介すると共に、講演会、講
義等を通じて将来を担う人材の育成にも力を入れています。新たな活動
のために施設も拡張中ですが、今後一層充実した体制で「再生可能エネ
ルギー先駆けの地ふくしま」の実現に邁進してまいりますので、一層の
ご支援を賜りますようお願い致します。
福島再生可能エネルギー研究所長
大和田野 芳郎
「福島再生可能エネルギー研究所成果報告」
要
旨
(1)組織概要
・開所:平成 26 年 4 月1日
・面積:78,000m2 に拡張
・建物:研究本館 6,900 m2、実験別棟 4,900 m2、実証フィールド 55,000 m2
大型パワーコンディショナ試験・評価施設
5,000 m2、3MW まで試験可能、平成 28 年 4 月オープン予定
・総人員:300 人(内、企業、大学から 200 人)
・研究予算:平成 26 年度 27 億円
(2)被災地企業シーズ支援プログラム(平成 25 年度後半から)
・共同研究件数:33 社、延べ 63 件(内 1 件事業化、5 件事業化検討中)
(3)情報発信・人事育成
・展示会出展(3件)
、学会・ワークショップ等多数開催
・見学・視察人数:4,930 人
企業・協会・学会等 2,313 人、官公庁 1,316 人、学校等 781 人、
海外 228 人、一般公開 292 人
・人材育成(学生受入れ・雇用)51 人
・「ふくしま再生可能エネルギーイノベーション人材養成講座」延べ 300 名
招待講演
安全安心、低コストで持続可能な
エネルギーシステム
Prof. Dr. Eicke R. Weber
フラウンホーファー研究機構
太陽エネルギーシステム研究所(ISE)所長
アルベルト・ルートヴィヒ大学フライブルク
物理数学部および工学部 教授
要
旨
これからの人類の生活にはエネルギーと天然資源を持続的に活用することが必要である。
加えて、二酸化炭素のような温暖化ガスの排出は地球の気候環境を脅かすものである。この
ように地球規模のエネルギーシステムの変革を実現し、再生可能で気候変動を起こさないエ
ネルギーを効率的に活用することが喫緊に求められている。しかしながら、人々が非常に懸
念しているのは、この変革が国々の経済的な負担を増大させ、それが先駆者たちを蝕んでき
たことである。
この講演では、エネルギーシステムを安全で低コストで持続可能なものに変革するために
何が必要かを議論しよう。そして、近年、太陽光発電などの構成要素の価格が劇的に下がっ
てきているが、それを好機として捕らえた技術開拓者や政府は初めて多大な経済的利益を得
ることができた。
Prof. Dr. Eicke R. Weber の略歴
1976 年にドイツのケルン大学より物理学の博士号を取得後、ケルン大学およびカリフォル
ニア大学バークレー校の材料科学&エンジニアリング学部の教授に就任。サバティカル休暇
を利用して、東北大学や京都大学でも研究。1994 年、アレクサンダーフォンフンボルト財団
から受賞、2001-03 年には同財団バークレー支部のプレジデント。その後も数々の受賞を得
るとともに、国際研究グループの要職につき、2006 年に ISE 所長に就任。2009 年にはロシ
ア科学アカデミー ヨッフェ物理学技術研究所の名誉メンバーに、2010 年にはドイツ工学ア
カデミーの会員に、2013 年 1 月にはドイツエネルギー貯蔵協会の会長、同年 5 月からはアル
ベルト・ルートヴィヒ大学 再生可能エネルギーセンター長に就任。そして同年 6 月、ソーラ
ーワールド・アインシュタイン賞の栄誉にも浴している。2015 年以降、EUREC(欧州再生
可能エネルギー研究所協会)のプレジデントを務めている。
なお、ISE は 2012 年 7 月に産総研、NREL(国立再生可能エネルギー研究所〔米国〕)と研
究協力覚書を、また福島県とは 2014 年 2 月に連携覚書を締結している。
再生可能エネルギー研究センター長からの報告
再 生 可 能 エ ネ ル ギ ー 研 究 セ ン タ ー ( Renewable Energy Research
Center : RENRC)は、福島再生可能エネルギー研究所において研究開発
を担う組織です。常勤職員 35 名(2014 年 4 月現在)、研究予算約 29 億円
(2014 年度実績)
、太陽光、風力、水素キャリア、地熱、地中熱、エネル
ギーネットワークの6つの研究チームから構成されています。再生可能エ
ネルギーの大量導入を可能にする中核的要素技術や、それらを統合する新
システム技術の開発を推進しています。今年度は、産総研つくばセンター
等からの兼務者計 53 名を追加してオール産総研体制を構築、さらにクロス
アポイントメント制度を利用して優れた大学教員を加えるなど積極的に人
材強化を図りました。
再生可能エネルギーの世界のイノベーションハブとして、国内外研究機
関との連携によって福島発の革新的な再生可能エネルギー技術を発信する
とともに、産業集積や人材育成によって福島県等の東北被災県の復興に貢
献していきます。
再生可能エネルギー研究センター長
仁木 栄
「再生可能エネルギー研究センターの概要と戦略」
要
旨
◎再生可能エネルギー研究センターのミッション
・再生可能エネルギー研究センターでは、再生可能エネルギーの大量導入や持続的発展を目
指した研究開発を実施する。
・国内及び世界の主要な研究所・拠点と連携し、世界最先端の再生可能エネルギー研究開発
を行うと共に、福島県等の東北被災県の企業、大学、公設試等とも連携して再生可能エネ
ルギー産業集積を促進し復興に貢献する。
◎再生可能エネルギーの研究戦略
・オール産総研体制の構築とクロスアポイントメント制度による人材強化
・再生可能エネルギー研究センターによる「コア研究」と国内外の研究機関との連携による
「再生可能エネルギー イノベーションステージ」
◎今後の方針
・さらなる研究体制と人材の強化
・再生可能エネルギーの世界の COE へ
・様々なレベルでの研究開発人材の育成
エネルギーネットワークチームの研究成果
―再生可能エネルギーの飛躍的導入拡大を目指して―
エネルギーネットワークチーム
発表者:大谷 謙仁(エネルギーネットワークチーム長)
再生可能エネルギーには、空間的な偏在や、時間による変動があります。その変動は、
生活のためのエネルギー消費と必ずしも整合が取れないため、誰かが適切に調整をしなけ
れば、再生可能エネルギーを有効に利用することが出来ません。これまで、再生可能エネ
ルギーの利用はエネルギー消費と比べるとずっと小さく、太陽光発電や風力発電のような
自然変動電源の電気は、ほとんど全てが電力会社の膨大な電力供給の中で吸収され、電気
利用者に配られてきました。しかし、自然変動電源が増えれば増えるほど電力供給に与え
る影響が大きくなり、安定化のための工夫が必要になってきます。
エネルギーネットワークチームでは、再生可能エネルギーの低コスト化技術や水素・蓄
電池・熱によるエネルギー貯蔵技術を活かし、より多くの再生可能エネルギーが利用可能
となるよう、様々な分散電源の統合化技術を開発しています。
開所以来、これまでに得られた主な成果は以下の通りです。
(1) 被災地企業のシーズ支援プログラムにおいて、11 社(福島県8社、宮城県2社、岩手
県 1 社)のキラリと光るシーズ技術に対する共同研究を行い、一部が製品化にこぎ着
けました。当チームが実証フィールドに整備した太陽光発電システム、固体高分子型
水電解システム(燃料電池機能付)、水素吸蔵合金を用いた水素貯蔵システム等は、
企業・大学等の多くの共同研究のプラットフォームとなっています。
(2) 福島県ハイテクプラザとの共同受託研究(福島県再生可能エネルギー次世代技術開発
事業)によって、福島県内に太陽光発電と風力発電が大量導入された場合の、発電電
力の時間的・空間的変動を把握するための再生可能エネルギー発電観測システムを開
発しました。福島県全域の発電量(太陽光・風力)を1時間単位/2km メッシュで推
定可能です。今後、精度を上げ、全国展開を検討しています。
(3)大型パワーコンディショナの世界トップレベルの研究開発拠点の開所(来年4月)に向
けて、IEA ISGAN(スマートグリッド行動ネットワーク)の枠組みによる欧米等研究機
関との連携を開始しました。
再生可能エネルギーを技術的にもコスト的にも無理なく世界中の電力システムに大量導
入できるよう、多くの分散電源とエネルギー貯蔵システムが無駄なく協調的に動作し、最
大限に能力を発揮するようなシステム技術を推進していきます。
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水素キャリアの製造・利用技術
―再生可能エネルギーを大量、長期、安全に、安く貯める、運ぶ―
水素キャリアチーム
発表者:辻村 拓(水素キャリアチーム長)
太陽光,風力などの再生可能エネルギーは,資源に乏しい我が国にとって貴重な国産エ
ネルギー資源であるが日照や風況の適地は偏在し,得られる発電電力も変動します.水素
キャリア製造・利用技術は偏在し変動する再生可能エネルギーを大量に導入するために必
要不可欠な技術です.水素キャリア製造技術は再生可能エネルギーを利用して水素を製造
し,その水素を大量,長期,安全に,安く貯めるように触媒等を使って化学変換する技術
です.また水素キャリアの利用技術では,水素キャリアから水素のみを脱離させて熱機関
等で利用する技術であり,環境性能や総合的な効率に寄与する技術です.
FREA では,水素キャリアとしてエネルギー密度の高い有機ハイドライドとアンモニア
に特化して,触媒合成技術や燃焼利用技術の開発を始めています.また,再生可能エネル
ギーの貯蔵や利用を統合的に検討するため,世界最大級の水素キャリア製造・利用実証機
を稼働して技術課題を明らかにしています.水素キャリア製造・利用技術の研究開発に関
して,国家プロジェクトや民間企業との共同研究を多数実施していますが,特に「福島県
再生可能エネルギー次世代技術開発事業」では,福島県内企業のシーズ技術を借りながら
次世代のコジェネエンジンと熱交換器やタンクなどの技術開発を行っています。
FERA 開所以来の主要な成果は以下の通りです.
① 世界最大級の水素キャリア製造・利用実証機を稼働し,電極や触媒等の耐性評価を
継続して実施しています.
② 次世代コジェネエンジン技術について,エンジン排熱の高温化等の熱回収を強化す
ることで,コジェネエンジンの燃料中の水素の割合を 60%まで向上させることに成
功しました(当初 20%,目標 80%)
.
③ コジェネエンジン関連技術として,県内企業との連携の下,先進的な熱交換器及び
タンクが設計できました.
水素キャリア関連技術は福島や日本の将来のエネルギー問題に関わる重要な技術です.
これからも将来のエネルギーのあり方や必要となる技術開発を,地域や企業と一緒に築い
ていきたいと考えております.
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風力エネルギーチーム研究成果報告
―高性能風車要素技術及びアセスメント技術の確立を目指して―
風力エネルギーチーム
発表者:小垣 哲也(風力エネルギーチーム長)
風力発電は実用化が進んでいますが、真の実用化とグリッドパリティ実現に向け、更な
る発電コストの低減が必要です。そのためには、風車本体のハード的な高性能化に加え、
適地選定、事前の発電電力量評価、発電電力量予報技術といったソフト的な高度化が必要
です。福島再生可能エネルギー研究所風力エネルギーチームは、高性能風車要素技術及び
アセスメント技術の確立を目指すとともに、そうした優れた技術を国内の風力発電産業界
とともに、実用化につなげることにより、健全な国内導入量の発展と日本の風力発電産業
の国際競争力向上に貢献します。また、シーズ支援事業、人材育成事業の枠組を利用して、
被災地域での風力発電関連産業の創出や人材の育成にも貢献してきました。
開所以来、これまでに得られた主な成果は以下の通りです。
(1)
風車を高性能化(発電出力の向上、寿命・信頼性の向上)する次世代の要素技術とし
て、風車上流側の風情報を取得するナセル搭載ライダー(LIDAR)のプロトタイプ機
を開発・製造し、その有効性を実証するために、福島再生可能エネルギー研究所内に
設置された試験研究用風車(定格出力:300[kW]、風車直径:33[m])に搭載し、各種
計測を開始するとともに、風車の予見制御に必要な情報を評価しました。
(2)
洋上風力開発の課題として、洋上での現場風況観測は技術的、経済的に極めて困難で
あることが挙げられます。高コストな洋上での現場観測に代わる新技術として、衛星
リモートセンシング及び数値気象モデルを援用した洋上風況推定技術を開発し、推定
風況の高精度化と水平方向分解能の高解像度化を進めています。
(3)
シーズ支援事業「垂直軸型小型風車の振動・騒音・疲労予測に関する評価」において
は、ストール制御が可能な翼を搭載した垂直軸型小型風車において課題となっていた
振動現象を克服するため、振動エネルギー吸収装置を開発・試作し、軸振動のエネル
ギー吸収性能を実機実証するとともに、ベアリング異常診断に対する知見を得ること
ができました。今後は、安定かつ安全性を向上させる過回転防止用回生ブレーキの開
発を行うと共に、テストフィールドにおいて実機実証を行う予定です。
(4)
人材育成事業「風力発電システムのモニタリング技術構築および環境影響評価に関す
る研究」においては、日本大学工学部との共同研究により、福島再生可能エネルギー
研究所内に設置された試験研究用風車内及び周辺フィールドにおいて極低周波から可
聴域の騒音計測を実施し、風による環境影響を明らかにすることを通じ、人材育成に
貢献しました。
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薄型結晶シリコン太陽電池モジュールの開発
―高効率・高信頼性モジュールを低コストで作製するための技術開発―
太陽光チーム
発表者:高遠秀尚(太陽光チーム長)
太陽光発電は、2012 年 7 月から開始した固定価格買取制度のもと、急速に導入量が増加
してきました、それまでの住宅の屋根への設置に加えて、メガソーラーと呼ばれる大規模
発電所が各地に設置されるようになっています。このように太陽光発電の普及が進む一方、
再エネ賦課金による国民負担も増加しています。このため、太陽光発電のコスト低減は、
最も重要な課題となっています。NEDO においても、2020 年に 14 円/KWh(業務用電力価
格並、2030 年に 7 円/KWh(基幹電源発電コスト並)の目標を立てプロジェクトを実行し
ています。
このような状況のなか、太陽光チームでは、上記目標を先導するための技術開発を進め
ています。このためには、高効率(目標 22%)
、高信頼性(長寿命)のモジュールをより低
コストで作製するための高度な技術開発が必要です。
平成 26 年度は、新規に設置した太陽電池試作施設が製造ラインとして機能するように各
種プロセスの最適化を進めるとともに、モジュール作製や評価手法の検討を行ってきまし
た。さらに、民間企業や福島県ハイテクプラザとの共同研究も併せて進めてきました。
平成 26 年度の主な成果は下記のとおりです。
(1)結晶シリコン太陽電池試作施設に導入された各装置の立ち上げを完了し、FREA 標
準作製プロセス(セルの変換効率約 19%)を確立しました。さらにこの設備を用い
て、厚さ 100µm のセルの作製が可能であることを実証しました。
(2)ダイヤモンドワイヤーを用いたシリコンインゴットのスライス技術については、厚
さ 120µm のウェハの作製技術を確立しました。
(3)新しいセル作製プロセスとして、イオン注入を用いたプロセス技術の開発を開始し、
セルの変換効率 18.7%を達成しました。
(4)次々世代の太陽電池技術として開発しているスマートスタック技術を InP 系のセル
に適用し、変換効率 31.7%を達成しました。
(5)モジュールの新しい評価方法として、絶対 EL 法および、その場インピーダンス測定
法を提案し、それぞれモジュールの評価方法として有望であることを示しました。
この 1 年間をとおして、シリコンインゴットから、モジュールの評価まで、結晶シリコ
ン太陽電池の開発を一貫して行うための体制を構築してきました。しかしながら、目標を
達成するためには、多くの開発課題が残っています。国内外の研究者や企業とも連携して
福島発の新しい太陽電池を開発していきたいと考えています。
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16
地熱チームの研究成果
―地熱資源の適正開発を目指して―
地熱チーム
発表者:浅沼 宏(地熱チーム長)
海洋プレートの沈み込み帯に位置し,火山国である我が国の地下には膨大な地熱エネル
ギーが存在しています。地熱エネルギーは時刻や気象条件等に依存せず安定しているため,
再生可能エネルギーの中ではベースロードエネルギー源としての役割を担うことが期待さ
れています。しかし,我々は発電に利用可能な量と温度の天然地熱資源が「どこに」
「どの
ように」存在しているのかまだ正確に把握することができません。また,地熱資源を過剰
に採取すると,資源自体が枯渇することや,近隣の温泉等への影響も危惧され,これらが
我が国での地熱開発が進まない主な原因となっています。
福島再生可能エネルギー研究所地熱チームでは,これらの問題を科学的アプローチで解
決するために,モニタリング技術,シミュレーション技術の開発に加え,地下で発生する
様々な現象の理解を進めてきました。また,シーズ支援事業等の枠組を利用して,被災地
域での地熱関連産業の創出や人材の育成を図ってきました。
開所以来,これまでに得られた主な成果は以下の通りです。
(1) 地熱貯留層に加圧注水を行う際に発生する現象を再現するシミュレータを開発し,岩手
県の地熱フィールドで実証試験を行い,シミュレーション通りに地熱井の性能改善に成
功し,発電所の出力増大に寄与しました。
(2) 温泉の泉質変化の自動遠隔モニタリング装置の開発を開始し,プロトタイプを製作する
とともに,温泉地でのスケール付着試験を開始しました。
(3) 東北地方の古カルデラ下部にある高温の岩体内に,沈み込み帯で発生した大量の超臨界
地熱資源が存在する可能性が高いことを見出しました。これを受けて,資源存在の実証,
発電可能性を探るためのプロジェクトを国内の研究者と連携して開始しました。
(4) 公園地域や山岳地域など土地の制限がある場所で掘削される傾斜の大きい地熱井用に,
坑内での地熱資源の計測を可能にする新しい計測機器を岩手県の民間企業と共同で開
発し(シーズ支援事業)
,地下情報を取得可能であることを実証しました。
地熱開発には多くの課題が存在しており,その中には解決が困難なものも多数存在して
います。再生可能エネルギー研究センター地熱チームでは国内外の研究者,企業等と連携
し,課題解決のためのアプローチ,ロードマップを適切に設定し,地熱資源の適正開発と
社会受容の実現を目指して今後も研究開発を行っていきたいと考えています。
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地中熱チームの研究成果報告
―地域の地質・地下水を活用した地中熱システムの開発―
地中熱チーム
発表者:内田 洋平(地中熱チーム長)
地中熱チームには常勤研究員 5 名,RA1 名(福島大院生)が所属しており,
「地域の地質
環境・地下水環境と調和した地中熱システムの開発」を研究のキーワードとして掲げてい
ます。地中熱システムは,もともと第一次オイルショックを契機として 1980 年代から欧米
諸国で広まった技術です。一方,日本においては導入の開始が 2000 年頃からで,さらに欧
米諸国と地質構造が大きく異なること,大都市における地下水の汲み上げ規制などの理由
により,普及が遅れています。そこで「地中熱ポテンシャル評価」と「地中熱システムの
最適化技術開発」を主要な研究テーマとして取り組み,地下環境を上手に利用した海外以
上に効率の良い「地中熱システム」をこの福島県から広めていくことを目指しています。
同時に,
FREA のミッションのひとつである,
「新しい産業の集積を通した復興への貢献」
に寄与するために,被災地域の企業が有する技術シーズ実用化のための支援事業や大学等
との連携による人材育成事業も行っています。
地中熱チームで実施中の主なプロジェクト研究は以下の通りです。
(1) 地中熱ポテンシャル評価 (NEDO 委託研究),科研費基盤(B),農林水産省委託研究)
福島県を中心とした東北主要地域における地中熱ポテンシャルを評価します。地中熱ポ
テンシャルの指標としては,地質構造や熱伝導率,地下水の流速などが挙げられます。ま
た,評価対象のシステムとして,クローズドループに加えオープンループ型や浅層型にも
対応できるような研究開発を行っています。
(2) 地中熱システムの最適化技術の開発研究(産総研シーズ支援事業)
日本の地質構造や地下水賦存状況は様々であり,地域によって大きく異なります。した
がって,単一のシステムを全国に普及させるよりも,数種類の地中熱システムを用意し,
地域毎の水文地質環境に対応するシステムを導入することが効率的であると思われます。
「地下水移流効果を有効利用した高効率地中熱交換器の性能評価」
(ジオシステム)や「自
噴井を利用したクローズドループ地中熱ヒートポンプ冷暖房システムの性能評価」
(日本地
下水開発)では,地下水が豊富で,かつその流動性が高い地域において,効果的な熱交換
技術の開発を行っています。実証試験においても,非常に高い熱交換能力を示しています。
当チームでの長期計画では,上記の技術開発を日本全国へ展開すると共に,他の再生可
能エネルギーとの連携を目指し,日本の再生可能エネルギーのビジョンを支えていきたい
と考えています。
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地中熱ポテンシャル = 熱交換量、可能採熱量、適度
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平成25~27年度
福島再生可能エネルギー研究開発拠点機能強化事業
全63件採択(平成25年度:11件、平成26年度:27件、平成27年度:25件)【平成27年4月現在】
概
平成25年度(11社11件)
平成26年度(25社27件)
平成27年度(24社25件)
要
○東日本大震災により被災した福島県、宮城県、岩手県に所在する企業が開発し
た再生可能エネルギーに関連した技術やノウハウ等の事業化を産総研が技術
的に支援。
○成果の技術移転を通じて、被災地域における新たな産業の創出を目指す。
ジオシステム株式会社 (地熱地中熱
)
地熱エンジニアリング株式会社 (地熱地中熱
【対象分野】
太陽光発電、風力発電、地熱地中熱、蓄エネルギー、再生可能エネルギー管理
【採択件数】
平成25年度11件(福島県: 6件、宮城県:1件、岩手県:4件)
平成26年度27件(福島県:20件、宮城県:4件、岩手県:3件)
平成27年度25件(福島県:20件、宮城県:3件、岩手県:2件)
)
滝沢市
盛岡市
問い合わせ先
国立研究開発法人 産業技術総合研究所
福島再生可能エネルギー研究所 福島連携調整室
TEL:024-963-0813 E-mail:[email protected]
有限会社エボテック (太陽光 )
岩手県
工藤建設株式会社 (地熱地中熱
)
奥州市
栗原市
株式会社倉元製作所 (太陽光
)
宮城県
福島発電株式会社 (太陽光
)
日特エンジニアリング株式会社 (太陽光
株式会社シルフィード (風力
)
仙台市
)
株式会社亀山鉄工所 (蓄エネ
)
株式会社メムス・コア (地熱地中熱 )
株式会社リナジス (地熱地中熱
)
柴田町
北日本電線株式会社 (地熱地中熱 )
株式会社カナメ (太陽光
)
福島市
喜多方市
日本地下水開発株式会社
(地熱地中熱
)
福島県
会津坂下町
株式会社イーダブリュエムファクトリー
(再エネ管理
)
株式会社シーソーラー (再エネ管理 )
アサヒ電子株式会社 (太陽光
伊達市
)
元旦ビューティ工業株式会社 (再エネ管理
本宮市
郡山市
日本化学工業株式会社 (蓄エネ
)
)
三春町
須賀川市
株式会社環境システムヤマノ (再エネ管理
日本工営株式会社 (再エネ管理 )
南会津町
アネスト岩田株式会社 (蓄エネ
矢吹町
株式会社山王 (太陽光
・蓄エネ
)
株式会社アサカ理研 (太陽光
)
日本カーネルシステム株式会社 (太陽光 )
サンポット株式会社 (地熱地中熱
)
株式会社エム・ティ・アイ (太陽光 )
株式会社福島地下開発 (地熱地中熱 )
)
)
いわき市
日本化成株式会社 (太陽光
)
株式会社クレハ (太陽光
)
クニミネ工業株式会社 (太陽光
)
東北ネヂ製造株式会社 (風力 )
大野ベロー工業株式会社 (畜エネ )
平成26~27年度
福島再生可能エネルギー研究開発拠点機能強化事業
全11件の共同研究を実施中(平成27年4月現在)
事業の概要
大学等(東北大学・日本大学工学部・福島大学・会津大学
等)から学生を受け入れ、当所との共同研究を通じて再生
可能エネルギー分野に係る産業人材を育成します。
主な実績
~岩手大学~
【平成26年度】
共同研究件数
全10件(4大学)
主な育成人材(雇用実績)
ポスドク
7名
RA
12名
インターンシップ生
5名
テクニカルスタッフ
27名(のべ人数)
【平成27年度(想定人数)】
共同研究件数
全11件(5大学)
主な育成人材(予定)
ポスドク
10名
RA
19名
テクニカルスタッフ
10名
『結晶シリコンインゴット高精度スライス技術の開発』
〇太陽光チーム
岩手大学
~東北大学~
※RA(リサーチアシスタント)とは、産総研技術研修生のうち優れ
た研究開発能力を有し、産総研の研究開発プロジェクトの業務
に従事した大学院生です。
岩手県
『脆性-延性境界以深での地熱開発に関する
研究』
〇地熱チーム
『次世代太陽電池(量子ドットなど)に関する
研究』
〇太陽光チーム
~福島大学~
宮城県
『会津盆地における第四紀地質構造解析
および水理構造解析』
〇地中熱チーム
東北大学
福島大学
『太陽電池(シリコンの結晶成長)に関する
研究』
〇太陽光チーム
『水素キャリアの燃焼利用に関する研究 』
〇水素キャリアチーム
『再生可能エネルギー起源の水素製造・貯
蔵・利用システムにおける水素貯蔵材料開
発および実証に関する研究』
〇エネルギーネットワークチーム
FREA
会津大学
日本大学
福島県
~会津大学~
『再生可能エネルギー発電の広域予測技術の高度化研究開発』
〇エネルギーネットワークチーム
問い合わせ先
国立研究開発法人 産業技術総合研究所
福島再生可能エネルギー研究所 福島連携調整室
TEL:024-963-0813 E-mail:[email protected]
~日本大学工学部~
『再生可能エネルギー関連の熱利用技術』
〇エネルギーネットワークチーム
〇水素キャリアチーム
『風力発電システムのモニタリング技術構築および環境
影響評価に関する研究』
〇風力エネルギーチーム
『太陽光発電システムの自動故障診断法に関する研究』
〇エネルギーネットワークチーム
代表的な研究パートナー
~FREAの研究連携~
共同プロジェクト
の推進
研究者の相互交流
研究成果の
国際発信
国内連携
•
•
•
•
大学・公的研究機関との連携
研究コンソーシアム
文科省プロジェクトへの参画
企業との共同研究・委託研究
~ヨーロッパ~
国際連携
•
•
•
•
大学、国立・公的研究所
国際研究推進機関
政府機関
企業との共同研究・委託研究
ELECTRA
SIRFN
~アジア~
~アメリカ~
GAI
~オセアニア~
問い合わせ先
国立研究開発法人 産業技術総合研究所
福島再生可能エネルギー研究所 福島連携調整室
TEL:024-963-0813 E-mail:[email protected]
展示ポスター一覧 (会場:控室1及びロビー)
◎再生可能エネルギー研究センター及び太陽光発電研究センターの研究概要と成果
・エネルギーネットワークチーム
・風力エネルギーチーム
・地熱チーム
・太陽光発電研究センター
・水素キャリアチーム
・太陽光チーム
・地中熱チーム
◎福島再生可能エネルギー研究所の連携活動
・被災地企業のシーズ支援プログラム
・大学・研究機関との国内外連携
◎被災地企業のシーズ支援プログラム
・再生可能エネルギー分野の産業人材育成事業
・アクション JAT
平成 25・26 年度実施課題の成果
課
題
名
結晶シリコン太陽電池モジュール用部材の性能評価
両面薄型ガラスで構成された太陽電池モジュール用取付け部材の開発
波長変換化合物の性能評価
波長変換化合物の特性向上と封止シートとしての性能評価
分子結合チタニアシリカを適用した太陽電池パネルおよび関連部材の性能
評価
めっき技術を用いた高い導電性を有したアクリル樹脂粒子の性能評価
粘土ガスバリア膜の太陽光パネルバックシート適性評価
結晶シリコンウェハ表面処理液の性能評価
太陽電池 EVA 封止材用高性能架橋助剤の各種性能評価
スピンエッチング装置用結晶シリコンウェハ表面処理液の開発
新しい融雪型太陽電池モジュール、システムの開発
太陽光発電利用の独立型防災サーバー
細線精密制御による極超薄シリコン基板の作製技術の開発評価
逆型有機薄膜太陽電池の耐久性・信頼性評価とその劣化メカニズムの解析
太陽電池の性能低下防止装置の評価技術
太陽光発電システムのグループ管理におけるモニタリングの評価
太陽光発電太陽電池ストリング監視システムの評価
太陽電池ストリングの健全性確認検査装置の実証
多種類の太陽光パネルの故障診断・発電量モニタリング
スクロール膨張機用いた太陽熱蒸気発電システムの性能評価
リン系イオン液体の高温熱媒体としての性能評価
「温度成層式蓄熱・貯湯システム」の実証評価
『太陽熱利用給湯システム』の最適制御手法の開発
水素ガス及び水素混合流体雰囲気中におけるベローズシールバルブの有効
性評価
めっき技術を用いた水素透過膜支持体の開発
小型風車の振動・騒音低減技術に関する評価
長期強度信頼性に優れた風力発電分野向け太径ボルトの開発
ジオプロロードとエアコンの組合せによる地中熱利用システムの性能評価
被災地域の冬季におけるジオプロロード AC システムの実用性評価
地熱貯留層評価技術の評価
地熱貯留層評価支援のための掘削時同時比抵抗測定ツールの評価
光ファイバ加速度センサを用いた地熱貯留層構造モニタリングシステムの
実用性評価
AE 情報を活用したフラクチャー型地熱貯留層性能評価ソフトウェアの実用
化支援
地下水移流効果を有効利用した高効率地中熱交換器の評価
地下水移流効果を有効利用した高効率地中熱交換器の評価
自噴井を利用したクローズドループ地中熱ヒートポンプ冷暖房システムの
性能評価
自噴井を利用したクローズドループ地中熱ヒートポンプ冷暖房システムの
性能評価
地下水間接利用型地中熱ヒートポンプの性能評価
企 業 名
(株)カナメ
(株)カナメ
(株)クレハ
(株)クレハ
(株)アサカ理研
年度
H25
H26
H25
H26
H26
(株)山王
クニミネ工業(株)
日本化成(株)
日本化成(株)
日本化成(株)
(株)環境システムヤマノ
(株)イーダブリュエム
ファクトリー
日特エンジニアリング(株)
(株)倉元製作所
元旦ビューティ工業(株)
(有)エボテック
アサヒ電子(株)
日本カーネルシステム(株)
福島発電(株)
アネスト岩田(株)
日本化学工業(株)
(株)亀山鉄工所
(株)亀山鉄工所
大野ベロー工業(株)
H26
H26
H25
H26
H26
H26
H26
(株)山王
(株)シルフィード
東北ネヂ製造(株)
工藤建設(株)
工藤建設(株)
地熱エンジニアリング(株)
地熱エンジニアリング(株)
(株)メムス・コア
H26
H26
H26
H25
H26
H25
H26
H26
(株)リナジス
H26
ジオシステム(株)
ジオシステム(株)
日本地下水開発(株)
H25
H26
H25
日本地下水開発(株)
H26
サンポット(株)
H26
H26
H26
H26
H25
H25
H26
H25
H26
H26
H25
H26
H26
福島再生可能エネルギー研究所の一年間の活動記録
2014 年(平成 26 年)
4月1日
福島再生可能エネルギー研究所 開所
4 月 11 日
「被災地企業のシーズ支援プログラム」平成 26 年度採択課題決定(第一次)
4 月 18 日
日本を元気にする産業技術会議シンポジウム「福島から世界へ−産総研 福島再生可
能エネルギー研究所 開所記念−」
4 月 19 日
「産総研福島再生可能エネルギー研究所」開所式
4 月 20 日
産総研福島再生可能エネルギー研究所開所記念国際シンポジウム
7 月 27 日
「グランド再生可能エネルギー2014 世界会議」参加、
「第 9 回再生可能エネルギー世
~8 月 1 日
界展示会」出展
7 月 28 日
「材料フェスタ in 仙台」出展
~29 日
8月3日
福島再生可能エネルギー研究所一般公開
8 月 12 日
「被災地企業のシーズ支援プログラム」平成 26 年度採択課題決定(第二次)
9月1日
平成26年度 夏季「実践型 OJT キャンプ」
(短期インターンシップ)
~12 日
10 月 9 日
「被災地企業のシーズ支援プログラム」平成 26 年度採択課題決定(第三次)
10 月 18 日
日本-インドネシア地熱ワークショップ
10 月 19 日
IEA-GIA 地中熱セミナー
10 月 30 日
オランダ ECN と研究連携に関する LOI 締結
11 月 21 日
AIST-NREL Joint Workshop on Photovoltaics
12 月 3 日
「第 3 回ふくしま復興・再生可能エネルギー産業フェア(REIF ふくしま)」出展
~4 日
12 月 11 日
「エコプロダクツ 2014」出展
~13 日
2015 年(平成 27 年)
2月
視察・見学用展示施設整備
3月
大型パワーコンディショナ試験・評価施設の建設着工
4 月 15 日
「被災地企業のシーズ支援プログラム」平成 27 年度採択課題決定
今後の活動予定
2015 年(平成 27 年)
6 月 30 日
アクション JAT 技術交流・展示会
7 月 29 日
第 10 回再生可能エネルギー世界展示会
~31 日
8 月 22 日
福島再生可能エネルギー研究所一般公開
10 月 28 日
第 4 回ふくしま復興・再生可能エネルギー産業フェア(REIF ふくしま)
~29 日
12 月 10 日
エコプロダクツ 2015
~12 日
2016 年(平成 28 年)
4月
大型パワーコンディショナ試験・評価施設オープン予定
活動や研究成果については福島再生可能エネルギー研究所ホームページで随時お知らせしています。
http://www.aist.go.jp/fukushima/
国立研究開発法人 産業技術総合研究所
福島再生可能エネルギー研究所
〒963-0298 福島県郡山市待池台 2-2-9
2015.06 作成
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