Oracle 環境向け EMC RecoverPoint データ保護ソリューション

Oracle 環境向け EMC RecoverPoint データ保護ソリューション
Oracle アプリケーション インフラストラクチャ全体にローカルおよびリモートの継続的保護を提供
課題
ポイント
EMC RecoverPoint ソリュー
ション：
任意の時点へのポイン
ト イン タイム リカバリに
よる継続的なデータ保
護を提供
帯域幅消費の削減、
データ重複排除、デー
タ圧縮、ジャーナル圧
縮、スナップショット統
合テクノロジ
アプリケーション コンシ
ステントなブックマーク
を利用した複数のアプ
リケーションにわたるコ
ンシステンシ グループ
により、任意のアプリ
ケーション イベントへの
リカバリを確実に実現
SRM フェイルオーバー、
フェイルバックまたはテ
スト時に、VMware SRM
による任意の時点への
リカバリが可能
複数サイト レプリケー
ションをサポート
グローバル企業は、競争力を維持するために、アプリケーションと情報の高い可用性を求
めています。この資料で説明している EMC®ソリューションは、Oracle のデータベースやア
プリケーションなどのミッション クリティカルなアプリケーションに、ダウンタイムによるシス
テム停止に対する継続的なデータ保護を提供します。RPO（Recovery Point Objective：目
標復旧時点）と RTO（Recovery Time Objective：目標復旧時間）は、ビジネス継続性戦略
を計画する際に主要なメトリックになります。
ミッション クリティカルな Oracle アプリケーションにとって、システム停止からの迅速なリカ
バリは必要不可欠です。そのため、積極的な RPO と RTO が必要となり、データ消失とリカ
バリ時間を最小限に抑えるソリューションが求められます。企業が堅牢なデータ保護およ
び DR（災害復旧）ソリューションを設計する際に検討する必要がある主な課題は、次のと
おりです。
• RPO と RTO の最小化
• インフラストラクチャ コストの削減
• 複数のポイント ソリューションの統合、保守、テストの複雑性の排除
EMC RecoverPoint®データ保護ソリューションは、Oracle 環境（アプリケーションやデータ
ベース インフラストラクチャなど）のこれらの課題に対処します。
EMC RecoverPoint ソリューション
EMC RecoverPoint レプリケーション ソリューションは、地理的に離れた 2 つのデータセン
ター ロケーション間における双方向の同期および非同期レプリケーションにより、ミッショ
ン クリティカル アプリケーションの継続的なデータ保護を可能にします。ポイント イン タイ
ム リカバリおよびアプリケーション単位の RPO と RTO の最適化により、瞬時のリカバリお
よび複数のアレイおよび複数のアプリケーション間におけるアプリケーション レベルの整
合性が保証されます。RecoverPoint は VMware SRM（Site Recovery Manager）と統合され
ているため、仮想化環境を保護し、任意のポイント イン タイムへのリカバリが可能です。
また、RecoverPoint は複数サイト構成をサポートし、集中型または分散型の DR（災害復
旧）運用を可能にしています。
EMC RecoverPoint によるアプリケーションの完全レプリケーションとリカバリ
メリット
このソリューションで次のこ
とが実現されるため、
Oracle のアプリケーション
の可用性が向上します。
ビジネス要求を満たす
RPO および RTO
仮想環境内のミッション
クリティカルな Oracle
データおよびアプリケー
ションの保護による、規
制が絶えず変化する環
境におけるコスト パ
フォーマンスに優れた
ビジネス継続性コンプ
ライアンス
SOLUTION OVERVIEW
IT サポート サービスは、データベースだけではなく、Oracle インフラストラクチャ全体を保
護する必要があります。EMC RecoverPoint を使用すると、システム管理者はデータベー
ス ファイルだけではなくすべてのアプリケーション コンポーネントをレプリケーションできる
ようになります。これは、Oracle Data Guard の制限事項を克服することになります。また、
任意のポイント イン タイムへのリカバリ機能が提供され、データの損失がある場合でもそ
れを最小限に抑えた迅速なリカバリが可能になります。EMC RecoverPoint はネットワーク
に存在するテクノロジであり、すべての書き込みを、それらがディスクに書き込まれる前に、
リカバリ ジャーナルで管理します。Oracle データは、WAN 経由でリモート サイトに送信さ
れる前に、圧縮され、重複排除されます。これにより、ネットワーク帯域幅要件が最大で
90%削減されます。復旧が必要になった場合は、リカバリ ジャーナルを使用して Oracle
ソフトウェア スタック全体を任意のポイント イン タイムにロールバックします。
VMware Site Recovery Manager との統合
VMware Site Recovery Manager は、EMC RecoverPoint と統合され、リカバリ時に物理ま
たは仮想 Oracle サーバーのリカバリを調整します。VMware 仮想マシンを利用した通常
の IT 運用環境で、DBA は DR 運用テストの一環として災害時のリカバリがどのようになる
かを確認するために、レプリケーションされた一連の仮想サーバーに本番環境から迅速
かつ透過的にフェイルオーバーして、セキュリティで保護された分離環境で復旧を実行で
きます。
拡張可能なアプリケーションの統合
EMC RecoverPoint を選
択する主な理由
お客様によるインストー
ルが可能で、ソフトウェ
アのみの導入オプショ
ンもある手頃な価格の
データ保護ソリューショ
ンである
任意の時点へのポイン
ト イン タイム リカバリ
が可能であり、アプリ
ケーション単位で RPO/
RTO が最適化される
RecoverPoint ソリューションは、EMC Replication Manager、EMC Data Protection Advisor、
EMC AppSync、EMC NetWorker 製品などのその他の EMC 製品とも統合されています。さ
らに、お客様およびパートナーは、公開済みの RecoverPoint REST API インターフェイスを
使用して既存の管理プラットフォームへの統合をカスタマイズできます。
手頃な価格のデータ保護
RecoverPoint が提供する柔軟性により、ビジネス クリティカルおよびミッション クリティカル
な Oracle データベース/アプリケーション環境に最大限の価値がもたらされます。最大の
パフォーマンスを得るには、RPA（RecoverPoint アプライアンス）を選択します。比較的小規
模なサイトまたは要求が厳しくない環境をできるだけシンプル化し、TCO（総所有コスト）を
削減するには、ソフトウェアのみの vRPA（仮想 RPA）を選択します。RecoverPoint vRPA 構
成は、VNX アレイが稼働している状態で任意のオペレーティング システムの VMware VM
（仮想マシン）として導入できます。また、複数サイト トポロジーでもサポートが可能です。
リスタート時に複数のア
レイ間および複数のア
プリケーション間のアプ
リケーション レベルで
の整合性が保証される
ローカルおよびリモート
でデータ レプリケーショ
ンを行う単一ソリュー
ションである
図 1. 2 サイトによる災害復旧ソリューション アーキテクチャ
図に示されている導入トポロジー例は、EMC VMAX に接続されている Oracle RAC 構成用
です。セカンダリ サイトへの RecoverPoint レプリケーションにより、ビジネス継続性をサ
ポートしています。
1 つのデータ保護ソリューションですべてに対応
お問い合わせ
EMC RecoverPoint ソリューションは、ローカルおよびリモートの継続的なデータ保護により
任意のポイント イン タイムへのリカバリを実現し、すべてのミッション クリティカル Oracle
アプリケーションを保護する単体ソリューションです。このソリューションにより、Oracle の管
理を複雑にするだけのアプリケーション固有のレプリケーション ソリューションを複数導入
する必要がなくなります。
EMC 製品、サービス、ソリューション
がビジネスおよび IT の課題の解決
にどのように役立つかの詳細につ
いては、セールス担当者または認
定リセラーまでお問い合わせくださ
い。あるいは、EMC の Web サイト
（URL：http://japan.EMC.com）をご
参照ください。
©2013 EMC Corporation。All rights reserved。（不許複製・禁無断転載） 最新の EMC 製品名については、EMC
の Web サイトで EMC Corporation の商標を参照してください。その他のすべての名称ならびに製品についての商
標は、それぞれの所有者の商標または登録商標です。 ドキュメント ID H12573-J
EMC ジャパン株式会社
〒151-0053 東京都渋谷区代々木 2-1-1
新宿マインズタワー
http://japan.emc.com
お問い合わせは
http://japan.emc.com/contact