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補足説明資料9~12
資料9−2 資料10−2 資料11−2 社会資本総合整備計画について (下水道事業・河川事業) 福岡市 道路下水道局 計画部 下水道計画課・河川計画課 目次 1.福岡市の下水道事業について 2.福岡市の河川事業について 3.社会資本総合整備計画の内容と主要施策 4.要素事業の進捗状況 5.指標の達成状況 6.指標の分析と今後の方針 1 1.福岡市の下水道事業について 福岡市下水道ビジョン2018 本市の今後の下水道事業に関する運営方針や目標を明確化し,より適切に施策を 推進するとともに,事業の透明化を図り市民との相互理解による事業運営を行う ため,10年間の取り組むべき課題や施策を示した基本計画を策定。 基本理念 下水道の使命 下水道の使命 ◆快適で安全に安心して暮らせる生活環境を提供するため,安定的・継続的 な下水道サービスと市民の生命・財産を守る施策に取り組む。 ◆市民とともに良好でうるおいのある水環境を創造するため,博多湾・河川 の水質保全や親水空間づくりに取り組む。 ◆地球温暖化防止に寄与するため,下水道資源の有効活用など循環型社会の 構築に取り組む。 2 1.福岡市の下水道事業について 福岡市下水道ビジョン2018 施策目標 ⅰ 災害に強い下水道 ⅱ 下水道機能の維持・向上 ⅲ 清らかな水環境の創造 ⅳ 下水道資源の有効利用 ⅴ 地球温暖化防止に向けた取り組み ⅵ 経営基盤の強化・効率化 3 1.福岡市の下水道事業について 福岡市下水道ビジョン2018 施策目標 ⅰ 災害に強い下水道 主要施策 総合的な雨水対策の推進 ・雨水整備緊急計画(Doプラン) ・雨水整備レインボープラン博多 ・雨水整備レインボープラン天神 ・雨水流出抑制施設の導入 雨水整備レインボープラン 博多により整備された雨水管 雨水流出抑制施設 (雨水貯留タンク) 地震対策の推進 ・下水道施設の耐震化 4 1.福岡市の下水道事業について 福岡市下水道ビジョン2018 施策目標 ⅱ 下水道機能の維持・向上 主要施策 最も古い中部水処理センター(S.41供用開始) 維持・管理の効率化 ・水処理センター・ポンプ場の管理 効率化 ・民間活力の導入検討 アセットマネジメントの実施 処理施設等の再構築の検討 市民に身近な下水道施設有効利用 5 1.福岡市の下水道事業について 福岡市下水道ビジョン2018 施策目標 Ⅲ 清らかな水環境の創造 主要施策 下水道未整備地区の解消 ・下水道の整備促進 ・下水道・集落排水区域外の 水洗化 ・新西部水処理センターの 供用開始 高度処理の推進 合流式下水道の改善 ・博多駅周辺及び天神周辺地区の 分流化 分流化のイメージ(合流式下水道の改善) 博多駅周辺及び天神周辺地区の分流化 6 1.福岡市の下水道事業について 福岡市下水道ビジョン2018 施策目標 ⅳ 下水道資源の有効利用 主要施策 汚泥処理処分実績(H25年度実績) 処理水・汚泥等資源の有効利用 ・下水処理水の有効利用 ・下水汚泥の有効利用 (改築更新等と併せて実施) 7 1.福岡市の下水道事業について 福岡市下水道ビジョン2018 施策目標 ⅴ 地球温暖化防止に向けた取り組み 主要施策 消化ガス発電(和白水処理センター) 環境への負荷低減 ・温室効果ガスの削減 ・省エネルギーへの取組み ・環境報告書の作成,公表 太陽光発電(新西部水処理センター) 環境報告書 8 1.福岡市の下水道事業について 福岡市下水道ビジョン2018 施策目標 ⅵ 経営基盤の強化・効率化 主要施策 自立した経営 計画的な事業運営 ・下水道経営計画の策定 ・職員数の適正管理 ・経費負担区分の見直し ・汚泥処理処分の効率化 ・財政基盤の強化 新技術の研究・開発 市民との共働推進 地域の活性化と人材育成 借入金残高(現債高)の縮減 出前講座による意見交換 9 1.福岡市の下水道事業について 福岡市下水道ビジョン2018と社会資本総合整備計画 H25 H21 下水道 ビジョン H28 H30 福岡市下水道ビジョン2018 期間:H21∼H30 国庫補助金の活用 個別計画 による個 別補助金 社会資本総合整備計画 (第一期計画) 期間:H22∼H26(5年) 社会資本総合整備計画 (第二期計画) 期間:H27∼H30(4年) 整備計画 社会資本整備総合交付金 制度創設(H22∼) 10 目次 1.福岡市の下水道事業について 2.福岡市の河川事業について 3.社会資本総合整備計画の内容と主要施策 4.要素事業の進捗状況 5.指標の達成状況 6.指標の分析と今後の方針 11 2.福岡市の河川事業について 本市では, 「治水・利水・環境」の三つの機能が共存できる川づくりを目指しており, 河川事業として,災害に強い都市づくりを推進し,快適な都市空間を形成するため,治 水対策ならびに河川環境整備に取り組んでいる。 洪水、高潮その他の異常な天然現象 から発生する災害を防止する。 治 水 利 水 上水道や工業用水道、農業用水とし て、貴重な水源となっている。 環 境 都市の中に水や緑を生かし、快適な 都市空間を創造する。 平成9年の河川法改正により,「治水・利水」に重点を置いた 河川の役割に,「河川環境の整備と保全」が追加された。 12 2.福岡市の河川事業について 河川には,河川法を適用する『一級河川』及び『二級河川』,同法の規定が準用される 『準用河川』を総称した 法河川 と,河川法の適用等を受けずに市が管理する『普通河 川』があり,『二級河川』のうち,河川管理者である福岡県と整備等に関する役割分担を 行っている河川については,「都市基盤河川」として区分し,本市において河川改修等を 実施している。 平成26年度末 時点 区 分 一 級 河 川 (指定区間) 国土保全上又は国民経済上特に重要な水系で政令で指定したも のに係る河川で,国土交通大臣が指定 河川管理者 水系数 河川数 市内流路延長 (km) H26年度末 改修率 国土交通 大臣 (県 知 事) - - - - 13 42 143 - (11) (20) (54) 90.3% (9) (13) (29) - 25 50 85.3% 64 65 64.0% 258 【169】 78.7% 福岡市内には 一級河川はない 二 級 河 川 一級河川以外で公共の利害に重要な関係があるものに係る河川 で,都道府県知事が指定 内 都市基盤河川 本来、県が整備すべき二級河川において、きめ細かい治水 対策を進めるために、本市が主体となって改良工事を実施 する河川 県知事 内 格上げ二級河川 都市基盤河川事業として市で整備を行うために二級河川 へ格上げした河川であり,維持修繕も市で行う河川 準 用 河 川 一級河川及び二級河川以外の河川で市町村長が指定 市 長 普 通 河 川 一級河川、二級河川及び準用河川以外の河川で市町村長が指定 計 市 長 10 《2》 21 《11》 26 131 【24】 【109】 《 》単独水系数,【 】福岡市河川事業対象河川数及び延長 福岡市の河川事業 で取り扱う河川 13 2.福岡市の河川事業について 福岡市の河川図 14 2.福岡市の河川事業について 福岡市における河川改修については,国の交付金制度を活用し治水対策事業と して,「都市基盤河川改修事業」及び「準用河川改修事業」を,都市再生整備 計画事業(旧まちづくり交付金事業)の一環として河川の環境整備を現在までに 実施している。また,市の単独事業としても,準用河川及び普通河川の局部的改 良等を実施している 平成26年度末 時点 改修延長には暫定改修含む 平成26年度末 改修延長 改修率 (m) (%) 福岡市における河川改修状況 区 分 河川数 総延長 (m) 都 市 基 盤 河 川 20 54,230 48,949 90.3% 準 用 河 川 25 49,670 42,379 85.3% 普 通 河 川 64 64,850 41,532 64.0% 109 168,750 132,860 78.7% 計 都市基盤河川改修事業(周船寺川) 河川改修前 福岡市における河川改修事業 区分 交付金事業 単独事業 事業名 都市基盤河川改修事業 準用河川改修事業 住宅市街地総合整備事業 都市再生整備計画事業 (旧まちづくり交付金事業) 河川水路改良事業 局地的豪雨対策緊急事業 整備計画 対象 ○ ○ 備考 治水対策 環境整備 治水対策 河川改修後 15 2.福岡市の河川事業について 近年の局地的・記録的豪雨が頻発する気象状況や都市化の進展による保水機 能の低下を踏まえ,河川改修と併せ,河川流域の保水能力向上を図るため,潅 漑用途の無くなった農業用ため池のうち,洪水調節効果のあるため池を引継ぎ 治水池として活用するための再整備に取り組んでいる。 又,那珂川流域における既存治水池について,治水池の貯留能力の向上を図 る整備を実施中。 治水池の概要 平成26年度末 時点 区 分 市全体 東 博多 中央 南 城南 早良 西 箇所数 65 11 10 2 19 9 4 10 面積(㎡) 289,466 30,433 36,844 11,024 121,805 46,512 4,803 38,045 調節容量(m3) 541,764 72,905 51,231 17,150 234,825 59,681 13,990 91,982 田蔵池(南区和田) 【内訳】 農業用ため池からの移管 40池 <参考> 開発行為等による帰属 24池 農水局所管池数(農業用ため池) 316池 従前より下水道局所管 1池(大浦池) ※上記の65池以外に現在3池を治水池として整備中 平尾新池(南区平和) 治水池整備のイメージ 貯留容量の拡大 福岡市における治水池事業 区分 交付金事業 単独事業 事業名 流域貯留浸透事業 雨水貯留施設整備事業 治水池環境整備事業 整備計画 対象 ○ 備考 治水対策 環境整備 洪水吐嵩上げや築堤の増築などにより貯水容量を増加させ、 オリフィス孔を小さく改良することによって、降雨による河川や 下流域への雨水流出量を抑制させる。 16 2.福岡市の河川事業について 河川管理施設(排水機場等)の老朽化に伴う更新費用の増大に対し,施設の 延命化対策を計画的に行うことにより,施設更新費用の縮減,ライフサイクル コストの平準化を図るため,平成26年度より国の交付金制度を活用した 「特定構造物改築事業」に着手し,市の単独事業と合わせ河川全般における 計画的な維持・修繕に取り組むこととしている。 上牟田川排水機場(博多区) 福岡市における河川管理施設 平成26年度末 時点 区 分 排水機場 水門 堰 施設数 5 6 6 遊水地 排水ポンプ その他 1 4 3 ※排水機場5施設の内,1施設については現在整備中 福岡市におけるアセットマネジメントに関する事業 区分 交付金事業 単独事業 事業名 特定構造物改築事業 アセットマネジメント事業 整備計画 対象 ○ 備考 江の口川防潮水門(西区) 治水対策 17 目次 1.福岡市の下水道事業について 2.福岡市の河川事業について 3.社会資本総合整備計画の内容と主要施策 4.要素事業の進捗状況 5.指標の達成状況 6.指標の分析と今後の方針 18 3.社会資本総合整備計画の内容と主要施策 整備計画Ⅰ『福岡市における安全・安心・快適な暮らしの実現』 目 標 事業規模 下水道及び河川整備により,安全・安心,快適な暮らしを実現し,良好な環境を創造する 期間:平成22年度∼平成26年度 事業費:約150億円(基幹148億円,効果促進2億円) 整備計画Ⅱ『福岡市における安全・安心・快適な暮らしの実現』(防災・安全) 目 標 事業規模 下水道及び河川整備により,安全・安心,快適な暮らしを実現し,良好な環境を創造する 期間:平成22年度∼平成26年度 事業費:約815億円(基幹800億円,効果促進15億円) 整備計画Ⅲ『福岡市における良好な水環境の創造』 目 標 事業規模 再生水利用により,良好な水環境を創造する 期間:平成22年度∼平成26年度 事業費:約19億円(基幹19億円,効果促進−円) 19 3.社会資本総合整備計画の内容と主要施策 下水道事業 下水道事業全体を3つのテーマ別に社会資本総合整備計画に位置付け 整備計画Ⅰ 住環境改善 福岡市下水道ビジョン 『福岡市における安全・安心・快適な暮らしの実現』 整備計画Ⅱ 防災機能・安全性向上 『福岡市における安全・安心・快適な暮らしの実現(防災・安全)』 整備計画Ⅲ 循環型都市づくり 『福岡市における良好な水環境の創造』 20 3.社会資本総合整備計画の内容と主要施策 下水道事業 下水道ビジョン2018施策目標と主要施策,社会資本総合整備計画の関係 下水道ビジョン2018 施策目標 主要施策 社 Ⅰ 福岡市における 安全・安心・快適な 会 暮らしの実現 資 本 Ⅱ 福岡市における 総 安全・安心・快適な 合 暮らしの実現 整 (防災・安全) 備 Ⅲ 福岡市における 計 良好な水環境の創造 画 災害に 強い下水道 浸水 対策 地震 対策 下水道 機能の 維持・向上 清らかな 水環境の創造 下水道 資源の 有効利用 改築更新 未整備 合流式 高度 区域の 下水道 処理 解消 の改善 再生水 利用 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 21 3.社会資本総合整備計画の内容と主要施策 河川事業 社会資本総合整備計画と対象となる河川事業 整備計画Ⅰ:福岡市における安全・安心・快適な暮らしの実現 ※平成24年度まで 整備計画 整備計画Ⅱ:福岡市における安全・安心・快適な暮らしの実現(防災・安全) ・都市基盤河川改修事業 金屑川(早良区) 周船寺川(西区) 水崎川(西区) ・総合流域防災事業(準用河川改修事業) 片江川(城南区) 香椎川(東区)※平成26年度より 河川事業 ・流域貯留浸透事業 那珂川流域における治水池 ・特定構造物改築事業※平成26年度より 吉塚新川(博多区) 上牟田川(博多区) 22 3.社会資本総合整備計画の内容と主要施策 整備計画Ⅰ 福岡市における安全・安心・快適な暮らしの実現 整備計画Ⅱ 福岡市における安全・安心・快適な暮らしの実現(防災・安全) 目標を定量化する指標(整備計画Ⅰ∼Ⅱは同一指標で管理) ⑦下水道処理人口普及率 ①下水道による都市浸水対策の達成率 ⑧雨水流出抑制施設助成件数 ②重要な管渠の地震対策実施率 ⑨治水の根幹となる主要な河川における,浸 ③重要な施設の地震対策実施率 水を防止するための整備状況 ④処理場における長寿命化計画策定率 ⑩雨水流出抑制に効果的な治水池の整備状況 ⑤合流式下水道改善率 ⑪下水道バイオマスリサイクル率 ⑥高度処理整備率 ⑫50年経過管渠の改築更新実施率 整備計画Ⅲ 福岡市における良好な水環境の創造 目標を定量化する指標 ①中部水処理センター再生水処理能力 ②再生水供給区域 23 3.社会資本総合整備計画の内容と主要施策 指標 整備計画Ⅰ 整備計画Ⅱ 指 福岡市における安全・安心,快適な暮らしの実現 福岡市における安全・安心,快適な暮らしの実現(防災・安全) 標 従前値 基準 年度 目標値 指標設定の考え方 目標 年度 ①下水道による都市浸水対策の 達成率 68% H22 76% H26 浸水対策完了済面積(ha) /浸水対策を達成すべき面積(ha) ②重要な管渠の地震対策実施率 36% H22 75% H26 重要な管渠のうち耐震化完了の延長(km) /重要な管渠の延長(km) ③重要な施設の地震対策実施率 54% H22 85% H26 重要な施設のうち耐震化完了の施設数(箇所) /重要な施設数(箇所) ④処理場における長寿命化計画 策定率 0% H22 100% H26 長寿命化計画策定済みの処理場(箇所) /長寿命化計画を策定すべき処理場数(箇所) ⑤合流式下水道改善率 48% H22 58% H26 合流式下水道改善済み面積(ha) /合流区域面積(ha) ⑥高度処理整備率 52% H22 54% H26 高度処理能力(㎥/日) /全処理能力(㎥/日) ②重要な管渠:被災時における基幹的ネットワーク道路となる「緊急輸送道路」下に埋設されている下水道管渠 ③重要な施設:下水道の重要な役割である「処理機能」・「排水機能」を持つ水処理センター及びポンプ場 24 3.社会資本総合整備計画の内容と主要施策 指標 整備計画Ⅰ 整備計画Ⅱ 指 福岡市における安全・安心,快適な暮らしの実現 福岡市における安全・安心,快適な暮らしの実現(防災・安全) 標 従前値 基準 年度 目標値 目標 年度 指標設定の考え方 99.5% H22 99.6% H26 下水道を利用できる人口(人) /行政人口(人) 692件 H22 1,692件 H26 助成件数(累計) ⑨治水の根幹となる主要な 河川における,浸水を防 止するための整備状況 46% H22 68% H26 護岸整備済み延長(km) /整備すべき護岸全延長(km) ⑩雨水流出抑制に効果的な 治水池の整備状況 0箇所 H22 3箇所 H26 治水池箇所数(箇所) ⑪下水道バイオマスリサイク ル率 39% H24 41% H26 有効利用した有機物量(t/年) /全処理場から発生する有機物量(t/年) ⑫50年経過管渠の改築更新実 施率 0% H24 40% H26 改築更新実施済み延長(km) /改築更新を実施すべき延長(km) ⑦下水道処理人口普及率 ⑧雨水流出抑制施設助成件数 ⑨主要な河川:過去の浸水状況を踏まえ改修の必要性が高い河川 25 3.社会資本総合整備計画の内容と主要施策 指標 指 整備計画Ⅲ 標 ①中部水処理セン ター再生処理能力 ②再生水供給区域 福岡市における良好な水環境の創造 従前値 基準 年度 目標値 目標 年度 指標設定の考え方 7,200 m3/日 H22 10,000 m3/日 H26 増設を予定している 中部水処理センター再生処理能力 1,261 ha H22 1,376 ha H26 再生水の供給区域 26 目次 1.福岡市の下水道事業について 2.福岡市の河川事業について 3.社会資本総合整備計画の内容と主要施策 4.要素事業の進捗状況 5.指標の達成状況 6.指標の分析と今後の方針 27 4.要素事業の進捗状況 整備計画Ⅰ 28 4.要素事業の進捗状況 事業内容 №1 西戸崎処理区 下水道区域全体: A1-8-3 施設計画見直し等 C1-8-3 生活保護世帯水洗化補助 赤字:実施箇所 凡 例 事業計画区域 水処理センター ポンプ場 枝線整備(面整備) 整備予定箇所の色分け 新設工事 増設工事 改築更新工事 29 4.要素事業の進捗状況 事業内容 №2 和白処理区 下水道区域全体: A1-8-3 施設計画見直し等 C1-8-3 生活保護世帯水洗化補助 A1-2-1 和白水処理センター水処理増設 A1-2-10 和白水処理センター汚泥処理新設 A1-2-6 アイランドシティ地区雨水管整備 A1-2-7 アイランドシティ地区汚水管整備 赤字:実施箇所 凡 例 事業計画区域 水処理センター ポンプ場 枝線整備(面整備) 整備予定箇所の色分け 新設工事 A1-2-5 香椎浜第2ポンプ場新設 増設工事 改築更新工事 30 4.要素事業の進捗状況 事業内容 №3 東部処理区 下水道区域全体: A1-8-3 施設計画見直し等 C1-8-3 生活保護世帯水洗化補助 A1-3-34 下水管渠汚泥処理場新設 A1-3-1 東部水処理センター実証実験 A1-3-35 東部水処理センター汚泥処理増設 赤字:実施箇所 凡 例 凡 例 事業計画区域 事業計画区域 水処理センター 水処理センター ポンプ場 ポンプ場 雨水吐 枝線整備(面整備) 枝線整備(面整備) 整備予定箇所の色分け 整 備 予 定 箇新設工事 所の色分け 増設工事 新設工事 改築更新工事 増設工事 改築更新工事 31 4.要素事業の進捗状況 事業内容 №4 南部処理区 下水道区域全体: A1-8-3 施設計画見直し等 C1-8-3 生活保護世帯水洗化補助 赤字:実施箇所 凡 例 事業計画区域 水処理センター ポンプ場 枝線整備(面整備) 整備予定箇所の色分け 新設工事 増設工事 改築更新工事 32 4.要素事業の進捗状況 事業内容 №5 中部処理区 A1-5-61 中部水処理センター汚泥処理増設 下水道区域全体: A1-8-3 施設計画見直し等 C1-8-3 生活保護世帯水洗化補助 A1-5-62 菰川滞水池増設 赤字:実施箇所 凡 例 事業計画区域 水処理センター ポンプ場 凡 例 事業計画区域 枝線整備(面整備) 水処理センター ポンプ場 整備予定箇所 の色分け A1-5-52 飯倉梅光園汚水幹線整備 雨水吐 新設工事 枝線整備(面整備) 増設工事 改築更新工事 33 4.要素事業の進捗状況 事業内容 №6 西部処理区 下水道区域全体: A1-8-3 施設計画見直し等 C1-8-3 生活保護世帯水洗化補助 A1-6-21 西部水処理センター水処理増設 赤字:実施箇所 凡 例 事業計画区域 水処理センター ポンプ場 枝線整備(面整備) 整備予定箇所の色分け 新設工事 増設工事 改築更新工事 34 4.要素事業の進捗状況 事業内容 №7 新西部処理区 A1-7-12 元岡第4雨水幹線整備 A1-7-5 田尻太郎丸汚水幹線整備 下水道区域全体: A1-8-3 施設計画見直し等 C1-8-3 生活保護世帯水洗化補助 A1-7-1 新西部水処理センター水処理新設 A1-7-2 新西部水処理センター汚泥処理新設 C1-7-1 新西部水処理センター環境保全施設新設 A1-7-4 元岡区画整理地区汚水管整備 A1-7-6 田尻今宿汚水幹線整備 赤字:実施箇所 凡 例 事業計画区域 凡 例 水処理センター 事業計画区域 水処理センター ポンプ場 ポンプ場 枝線整備(面整備) 雨水吐 枝線整備(面整備) 整備予定箇所の色分け 整備予定箇所の色分け 新設工事 新設工事 増設工事 増設工事 改築更新工事 改築更新工事 35 4.要素事業の進捗状況 整備計画Ⅱ 36 4.要素事業の進捗状況 事業内容 №1 西戸崎処理区 下水道区域全体: A1-8-1 施設計画見直し等 A1-8-2 雨水流出抑制施設助成 C1-8-1 老朽管調査 C1-8-2 老朽化調査データベース構築 C1-8-4 下水道BCP策定 A1-1-4 志賀島ポンプ場改築 A1-1-1 西戸崎水処理センター水処理改築 A1-1-6 大岳第1汚水幹線改築 A1-1-7 大岳西戸崎汚水幹線改築 A1-1-8 西戸崎地区雨水管整備 赤字:実施箇所 凡 例 事業計画区域 水処理センター ポンプ場 枝線整備(面整備) 整備予定箇所の色分け A1-1-3 大岳ポンプ場改築 A1-1-9 大岳ポンプ場改築 A1-1-5 西戸崎処理区雨水吐室改築 新設工事 増設工事 改築更新工事 A1-1-2 西戸崎ポンプ場改築 37 4.要素事業の進捗状況 事業内容 №2 和白処理区 下水道区域全体: A1-8-1 施設計画見直し等 A1-8-2 雨水流出抑制施設助成 C1-8-1 老朽管調査 C1-8-2 老朽化調査データベース構築 C1-8-4 下水道BCP策定 A1-2-2 和白水処理センター水処理改築 A1-2-3 和白水処理センター汚泥処理改築 A1-2-11 和白水処理センター水処理耐震化 A1-2-8 和白丘地区雨水管整備 A1-2-9 唐の原第7雨水幹線整備 赤字:実施箇所 凡 例 事業計画区域 水処理センター ポンプ場 枝線整備(面整備) 整備予定箇所の色分け 新設工事 増設工事 改築更新工事 38 4.要素事業の進捗状況 事業内容 №3 東部処理区 A1-3-18 香椎駅前地区雨水管整備 A1-3-23 香椎地区雨水幹線整備 A1-3-4 城浜ポンプ場改築 A1-3-7 筥松第3ポンプ場改築 下水道区域全体: A1-8-1 施設計画見直し等 A1-8-2 雨水流出抑制施設助成 C1-8-1 老朽管調査 C1-8-2 老朽化調査データベース構築 C1-8-4 下水道BCP策定 A1-3-5 筥松第1ポンプ場改築 A1-3-32 筥松第1ポンプ場改築 A1-3-11 坂本町ポンプ場改築 A1-3-33 坂本町ポンプ場改築 A1-3-12 松崎第1ポンプ場改築 A1-3-2 東部水処理センター水処理耐震化 A1-3-3 東部水処理センター汚泥処理改築 A1-3-28 東部水処理センター水処理改築 A1-3-27 箱崎地区改築 A1-3-17 東部処理区雨水吐室改築 A1-3-16 箱崎ポンプ場新設 A1-3-19 八田第15雨水幹線整備 A1-3-26 松島地区改築 A1-3-21 箱崎9号幹線整備 A1-3-24 馬出3号幹線整備 A1-3-14 原田ポンプ場改築 A1-3-15 原田ポンプ場改築 A1-3-6 筥松第2ポンプ場改築 A1-3-22 千代地区雨水管整備 赤字:実施箇所 凡 例 A1-3-20 筥松第9雨水幹線整備 事業計画区域 水処理センター ポンプ場 A1-3-10 堅粕第3ポンプ場改築 枝線整備(面整備) A1-3-13 米田ポンプ場改築 A1-3-30 米田ポンプ場改築 A1-3-31 米田ポンプ場改築 整備予定箇所の色分け 新設工事 増設工事 改築更新工事 A1-3-25 千代地区改築 A1-3-9 堅粕第1ポンプ場改築 A1-3-29 席田雨水幹線整備 39 4.要素事業の進捗状況 事業内容 下水道区域全体: A1-8-1 施設計画見直し等 A1-8-2 雨水流出抑制施設助成 C1-8-1 老朽管調査 C1-8-2 老朽化調査データベース構築 C1-8-4 下水道BCP策定 №4 南部処理区 A1-4-10 月隈第27雨水幹線整備 A1-4-13 東光寺第3雨水幹線整備 A1-4-18 東光寺第5雨水幹線整備 A1-4-9 玉川第1汚水幹線改築 A1-4-2 那珂ポンプ場改築 A1-4-19 那珂ポンプ場改築 A1-4-11 諸岡第8雨水幹線整備 A1-4-1 月隈ポンプ場改築 A1-4-8 花畑第26雨水幹線整備 A1-4-3 板付第2雨水幹線整備 A1-4-16 花畑地区改築 A1-4-12 諸岡第10雨水幹線整備 A1-4-17 三宅ポンプ場新設 赤字:実施箇所 A1-4-15 雑餉隈第6雨水幹線整備 A1-4-4 諸岡第4雨水幹線整備 A1-4-14 雑餉隈第4雨水幹線整備 凡 例 凡 例 事業計画区域 事業計画区域 水処理センター 水処理センター A1-4-5 諸岡第7雨水幹線整備 A1-4-6 井尻地区雨水管整備 C1-4-1 井尻地区枝線整備 ポンプ場 ポンプ場 雨水吐 枝線整備(面整備) 枝線整備(面整備) 整 整備予定箇所の色分け 備予定箇所の色分け A1-4-7 花畑第13雨水幹線整備 新設工事 新設工事 増設工事 増設工事 改築更新工事 改築更新工事 40 4.要素事業の進捗状況 事業内容 №5 中部処理区 A1-5-35 博多1号幹線改築 A1-5-3 沖浜ポンプ場改築 下水道区域全体: A1-8-1 施設計画見直し等 A1-8-2 雨水流出抑制施設助成 C1-8-1 老朽管調査 C1-8-2 老朽化調査データベース構築 C1-8-4 下水道BCP策定 A1-5-1 中部水処理センター水処理耐震化 A1-5-2 中部水処理センター汚泥処理改築 A1-5-53 中部水処理センター水処理改築 A1-5-40 第1遮集幹線外改築 A1-5-18 中部処理区雨水吐室改築 ( の箇所) A1-5-41 第2遮集幹線改築 A1-5-19 菰川滞水池改築 A1-5-59 菰川ポンプ場改築 A1-5-10 浜の町ポンプ場改築 A1-5-42 菰川幹線改築 A1-5-6 草ヶ江ポンプ場改築 A1-5-56 草ヶ江ポンプ場改築 A1-5-14 鳥飼ポンプ場新設 A1-5-32 藤崎3,4号幹線整備 A1-5-28 鳥飼2、3号幹線整備 C1-5-1 草ヶ江地区枝線整備 赤字:実施箇所 凡 例 事業計画区域 A1-5-11 梅光園ポンプ場改築 A1-5-44 荒江地区改築 A1-5-45 七隈地区改築 枝線整備(面整備) 新設工事 増設工事 改築更新工事 A1-5-55 中部6号幹線整備 A1-5-24 中部2号幹線整備 A1-5-50 六本松幹線改築 整備予定箇所の色分け A1-5-21 比恵地区 雨水管整備 A1-5-48 鳥飼第2ポンプ場改築 A1-5-30 城西5号幹線整備 ポンプ場 A1-5-13 博多駅北ポンプ場新設 A1-5-23 中部7号幹線整備 A1-5-9 城西ポンプ場改築 A1-5-15 城西第2ポンプ場新設 A1-5-26 春吉3号幹線整備 C1-5-2 春吉地区枝線整備 A1-5-20 比恵9号幹線整備 A1-5-31 西新地区雨水管整備 水処理センター A1-5-22 住吉地区雨水管整備 A1-5-51 福岡排水区改築 C1-8-5 老朽管対策 A1-5-47 百道第2雨水幹線外改築 A1-5-8 藤崎ポンプ場改築 A1-5-16 藤崎ポンプ場増設 A1-5-12 向島ポンプ場改築 A1-5-39 薬院新川 幹線改築 C1-5-4 中部2号幹線 中間ポンプ整備 A1-5-38 荒戸地区改築 A1-5-49 博多地区改築 A1-5-5 築地町ポンプ場改築 A1-5-17 那の津ポンプ場新設 A1-5-7 田島ポンプ場改築 A1-5-54 中部4号 幹線整備 A1-5-25 天神地区 雨水管整備 A1-5-37 博多駅前地区改築 A1-5-36 住吉幹線改築 A1-5-51 福岡排水区改築 C1-8-5 老朽管対策 A1-5-46 高宮2号幹線改築 A1-5-34 天神周辺地区分流化整備 C1-5-3 分流化改造工事費助成 A1-5-43 別府地区改築 A1-5-29 草ヶ江地区雨水管整備 A1-5-60 博多駅東ポンプ場改築 A1-5-57 春吉排水区改築 C1-8-5 老朽管対策 A1-5-33 博多駅周辺地区 分流化整備 C1-5-3 分流化改造工事費助成 A1-5-4 高宮ポンプ場改築 A1-5-58 平尾高宮排水区改築 C1-8-5 老朽管対策 A1-5-27 平尾第14雨水幹線整備 41 4.要素事業の進捗状況 事業内容 №6 西部処理区 A1-6-3 能古ポンプ場改築 A1-6-1 西部水処理センター水処理耐震化 A1-6-2 西部水処理センター汚泥処理改築 A1-6-20 西部水処理センター水処理改築 A1-6-7 姪浜ポンプ場改築 A1-6-8 弁天町ポンプ場改築 A1-6-24 弁天町ポンプ場改築 A1-6-6 神功町ポンプ場改築 A1-6-9 興徳寺ポンプ場改築 A1-6-23 興徳寺ポンプ場改築 A1-6-11 原第2ポンプ場改築 A1-6-26 原第2ポンプ場改築 A1-6-4 野添ポンプ場改築 A1-6-15 草ヶ江七隈第2雨水幹線整備 A1-6-5 飛石町ポンプ場改築 A1-6-19 生の松原地区外改築 赤字:実施箇所 下水道区域全体: A1-8-1 施設計画見直し等 A1-8-2 雨水流出抑制施設助成 C1-8-1 老朽管調査 C1-8-2 老朽化調査データベース構築 C1-8-4 下水道BCP策定 A1-6-13 七隈第4雨水幹線整備 A1-6-10 原第1ポンプ場改築 A1-6-25 原第1ポンプ場改築 A1-6-22 田島第2ポンプ場新設 A1-6-14 七隈第6雨水幹線整備 C1-8-5 老朽管対策 凡 例 事業計画区域 水処理センター 凡 例 A1-6-17 東長尾第1雨水幹線改築 事業計画区域 ポンプ場 水処理センター ポンプ場 枝線整備(面整備) 雨水吐 整 備 予 定 箇枝線整備(面整備) 所の色分け 整備予定箇所の色分け 新設工事 A1-6-16 原田隈第19雨水幹線整備 A1-6-12 七隈第1雨水幹線整備 新設工事 増設工事 増設工事 改築更新工事 改築更新工事 42 4.要素事業の進捗状況 事業内容 №7 新西部処理区 下水道区域全体: A1-8-1 施設計画見直し等 A1-8-2 雨水流出抑制施設助成 C1-8-1 老朽管調査 C1-8-2 老朽化調査データベース構築 C1-8-4 下水道BCP策定 A1-7-3 今宿ポンプ場改築 A1-7-10 周船寺第22雨水幹線整備 A1-7-11 周船寺第4雨水幹線整備 赤字:実施箇所 凡 例 事業計画区域 水処理センター ポンプ場 枝線整備(面整備) 整備予定箇所の色分け 新設工事 増設工事 改築更新工事 A1-7-9 今宿第11雨水幹線整備 A1-7-8 今宿第9雨水幹線整備 A1-7-7 今宿第8雨水幹線整備 43 4.要素事業の進捗状況 事業内容 都市基盤河川改修事業 A2-1-2 水崎川都市基盤河川改修事業 護岸改修,河床掘削,橋梁架替,堰改修, 樋門・樋管改修,BOXカルバート工, 排水機場築造 河川改修前(周船寺川) 標準横断図(周船寺川) 河川改修後(周船寺川) 改修前の周船寺川 改修後の周船寺川 周船寺川破堤の状況(H21) 水位が1.65m低下 総合学習の様子 A2-1-3 周船寺川都市基盤河川改修事業 護岸改修,橋梁架替,堰改修,樋門・樋管 改修 周船寺小学校で毎年河川の総合学習を実施 赤字:実施箇所 A2-1-1 金屑川都市基盤河川改修事業 護岸改修,河床掘削 橋梁架替(内1橋ボックス工) 44 4.要素事業の進捗状況 事業内容 総合流域防災事業(準用河川改修事業) 河川改修前(片江川) 河川改修前(片江川) A2-1-6 香椎川福岡都市圏域総流防事業 流量観測等調査,地質調査 標準横断図 改修前の片江川 A2-1-4 片江川福岡都市圏域総流防事業 護岸改修,河床掘削,橋梁架替 改修後の片江川 水位が70cm低下 香椎川氾濫状況(H11) 赤字:実施箇所 45 4.要素事業の進捗状況 事業内容 流域貯留浸透事業 整備前(笹池)※農業用ため池として利用 A2-1-5流域図 那珂川流域貯留浸透事業 治水池整備(笹池) 那珂川流域 オリフィス・洪水吐を整備 管理用通路を整備 平尾新池 コウザイ池 貯留容量の拡大 笹池 洪水吐嵩上げや築堤の増築などにより貯水容量を増加させ、オリフィス孔 を小さく改良することによって、降雨による河川や下流域への雨水流出量 を抑制させる。 整備予定の3池(貯留増加量(予定)18,973m3)のうち,1池(貯留 増加量11,490m3)を整備。 赤字:実施箇所 黒字:未実施箇所 46 4.要素事業の進捗状況 事業内容 吉塚新川排水機場(水門) 特定構造物改築事業 上牟田川排水機場 A2-1-7 特定構造物改築事業 長寿命化計画の策定 吉塚新川排水機場 上牟田川排水機場 (施設内状況:機械室) 上牟田川排水機場 赤字:実施箇所 47 4.要素事業の進捗状況 整備計画Ⅲ 48 4.要素事業の進捗状況 事業内容 中部処理区 A-1-1 中部水処理センター再生処理施設改築 凡 例 事業計画区域 凡 例 A-1-2 中部処理区再生水管整備 事業計画区域 水処理センター 水処理センター ポンプ場 ポンプ場 枝線整備(面整備) 枝線整備(面整備) 整備予定箇所の色分け 整備予定箇所の色分け 新設工事 新設工事 増設工事 改築更新工事 増設工事 改築更新工事 49 4.要素事業の進捗状況 事業内容 東部処理区 A-2-1 東部処理区再生水管整備 凡 例 事業計画区域 水処理センター 東部水処理センター ポンプ場 枝線整備(面整備) 整備予定箇所の色分け 新設工事 増設工事 改築更新工事 50 目次 1.福岡市の下水道事業について 2.福岡市の河川事業について 3.社会資本総合整備計画の内容と主要施策 4.要素事業の進捗状況 5.指標の達成状況 6.指標の分析と今後の方針 51 5.指標の達成状況 目標値達成状況 指 整備計画Ⅰ 福岡市における安全・安心,快適な暮らしの実現 整備計画Ⅱ 標 ①下水道による都市浸水対策の達成率 浸水対策完了済面積/浸水対策を達成すべき面積(ha) ②重要な管渠の地震対策実施率 重要な管渠のうち耐震化完了の延長/重要な管渠の延長(km) ③重要な施設の地震対策実施率 重要な施設のうち耐震化完了の施設数/重要な施設数(箇所) 福岡市における安全・安心,快適な暮らしの実現(防災・安全) 従前値 基準 年度 目標値 目標 年度 68% H22 76% H26 36% H22 75% 54% H22 0% 評価値 目標 年度 達成度 74% H26 × H26 79% H26 ○ 85% H26 85% H26 ○ H22 100% H26 100% H26 ○ 48% H22 58% H26 55% H26 × 52% H22 54% H26 54% H26 ○ ④処理場における長寿命化計画策定率 長寿命化計画策定済の処理場/長寿命化対計画を策定すべき 処理場数(箇所) ⑤合流式下水道改善率 合流式下水道改善済面積/合流区域面積(ha) ⑥高度処理整備率 高度能力/全処理能力(m3/日) ○:評価値が目標値に達した場合 ×:評価値が目標値に達していない場合 ②重要な管渠:被災時における基幹的ネットワーク道路となる「緊急輸送道路」下に埋設されている下水道管渠 ③重要な施設:下水道の重要な役割である「処理機能」・「排水機能」を持つ水処理センター及びポンプ場 52 5.指標の達成状況 目標値達成状況 指 整備計画Ⅰ 福岡市における安全・安心,快適な暮らしの実現 整備計画Ⅱ 標 ⑦下水道処理人口普及率 下水道を利用できる人口/行政人口(人) ⑧雨水流出抑制施設助成件数 助成件数(件) 福岡市における安全・安心,快適な暮らしの実現(防災・安全) 従前値 基準 年度 目標値 99.5% H22 99.6% H26 692件 H22 1,692件 46% H22 0箇所 評価値 目標 年度 達成度 99.6% H26 ○ H26 1,174件 H26 × 68% H26 68% H26 ○ H22 3箇所 H26 1箇所 H26 × 39% H24 41% H26 45% H26 ○ 0% H24 40% H26 40% H26 ○ 目標 年度 ⑨治水の根幹となる主要な河川における,浸水を防止す るための整備状況 護岸整備済延長/整備すべき護岸全延長(km) ⑩雨水流出抑制に効果的な治水池の整備状況 治水池箇所数(箇所) ⑪下水道バイオマスリサイクル率 有効利用した有機物量/全処理場から発生する有機物量(t/年) ⑫50年経過管渠の改築更新実施率 改築更新実施済延長/改築更新を実施すべき延長(km) ○:評価値が目標値に達した場合 ×:評価値が目標値に達していない場合 ⑨主要な河川:過去の浸水状況を踏まえ改修の必要性が高い河川 53 5.指標の達成状況 目標値達成状況 指 標 ①中部水処理セン ター再生処理能力 ②再生水供給区域 整備計画Ⅲ 福岡市における良好な水環境の創造 従前値 基準 年度 目標値 目標 年度 評価値 (m3/日, ha) 7,200 m3/日 H22 10,000 m3/日 H26 10,000 m3/日 H26 ○ 1,261 ha H22 1,376 ha H26 1,421 ha H26 ○ 目標 年度 達成度 ○:評価値が目標値に達した場合 ×:評価値が目標値に達していない場合 54 5.指標の達成状況 実施過程の検証 ○毎年指標の達成状況をモニタリングし,事業進捗との調整を行ってきた。 モニタリング ○指標の中には,事業が大規模であることや市民の理解が必要なものが存在し,事業途中での進 の実施状況 捗の改善が難しい部分もある。 住 民 参 加 プロセスの 実 施 状 況 ○事業の推進にあたっては,地域住民などと円滑な合意形成を図るため,積極的な情報提供に努 める必要がある。 ○下水道部局による出前講座は,市民からの要望があれば,随時開催している。 下水道事業の理解と協力を得る手法として,今後も積極的に開催を進めていく。 ○福岡教育大学附属福岡小学校では,「浸水被害から福岡市民を救え!∼地下から安全を見守る 二つのレインボープラン」と題して,福岡市の浸水対策事業を素材としたカリキュラムを組み 立て,福岡市と学校が連携し,5年生の社会科の時間を利用し学習に取り組んだ。この取り組 みは,生徒自らの防災意識向上や市政の取り組みを身近なものとして感じることができる良い 実践例となり,第5回(平成24年度)国土交通大臣賞〈循環のみち下水道賞〉を受賞した。 ○河川改修事業では,改修にあたり逐次地元説明会を実施し,事業に対する住民理解は得られて おり,住民意見を反映した河川改修に取り組んでいる。 ○河川改修を実施している周船寺川に隣接する周船寺小学校では毎年,河川事業の必要性や環境 保全について,河川についての総合学習を実施しており,この取組について一般市民の広く周 知するため,動画配信を行っている。 ○本市では,公共事業再評価等監視委員会による事業評価システムを既に導入し,事業内容の評 持 続 的 な 価及び検証を行っており,当事業についても当委員会による審議を行うこととしている。 事業推進体制 ○計画策定,事業実施及び事業管理を行う部署を区分し,チェック体制の強化及び適切な事業推 の 構 築 進体制を構築している。 55 目次 1.福岡市の下水道事業について 2.福岡市の河川事業について 3.社会資本総合整備計画の内容と主要施策 4.要素事業の進捗状況 5.指標の達成状況 6.指標の分析と今後の方針 56 6.指標の分析と今後の方針 ①下水道による都市浸水対策の達成率 従前値H22年:68%→目標値H26年:76%(評価値:74%) 本市は,過去に発生した浸水被害の実態等を踏まえ,緊急的に取り 組む雨水整備計画(雨水整備Doプラン,雨水整備レインボープラン 目 標 が 達 成 博多及び天神)を策定し,都市浸水対策を進めている。 できなかった 本指標は,主に都心部の浸水対策の進捗を達成率(整備率)として 要 因 や 課 題 設定した指標であるが,事前調査により想定していた,地下埋設物の 位置や,土質の相違により,工法の再検討などを行う必要が生じたた め,工事の完了時期が遅れ,目標の達成には至らなかった。 事業進捗管理を更に強化し,事業の進捗に遅れが生じた事業がある 今 後 の 方 針 場合は,要因を分析し,部分供用開始等を視野に入れ,早期完了を目 指す。 57 6.指標の分析と今後の方針 ⑤合流式下水道改善率 従前値H22年:48%→目標値H26年:58%(評価値:55%) 本事業は,雨水の排除方式を合流式から分流式にすることで,大雨 目標が達成 できなかった 時における河川や博多湾への汚水の流出防止を目的としている。 本指標は,分流化工事の進捗を改善率(整備率)として設定してい たが,事前調査により想定していた,地下埋設物の位置の相違により, 要 因 や 課 題 移設の再協議などを行う必要が生じたため,工事の完了時期が遅れ, 目標の達成には至らなかった。 事業進捗管理を更に強化し,事業の進捗に遅れが生じた事業がある 今 後 の 方 針 場合は,要因を分析し,部分供用開始等を視野に入れ,早期完了を目 指す。 58 6.指標の分析と今後の方針 ⑧雨水流出抑制施設助成件数 従前値H22年:692件→目標値H26年:1692件(評価値:1174件) 本指標は,雨水の流出抑制(浸水対策)を目的として設定する,宅 目標が達成 できなかった 内の雨水タンク等の助成件数であり,助成制度の認知度や,市民の災 害に対する防災意識等に伴い指標値が左右される面がある。 そのため,助成制度のPRを積極的に実施し,施設の導入促進・防 要 因 や 課 題 災意識の向上に努めてきたが,申請者の一部費用負担が生じることも あり,助成活用が低く,目標値を下回る結果となった。 助成件数については,申請者(市民)からの申請に基づくものであ るため,市役所側でコントロールが困難な指標である。 今後の方針 助成制度のPRは今後も引き続き継続し,市民への認知度・防災意 識の向上に努めていく一方,次期計画の指標としては,採用の可否も 含め,慎重に検討を行う。 59 6.指標の分析と今後の方針 ⑩雨水流出抑制に効果的な治水池の整備状況 従前値H22年:0箇所→目標値H26年:3箇所(評価値:1箇所) 目標が達成 できなかった 既存治水池の機能向上を図る整備にあたり,平常時に親水広場とし て利用されていることから地元協議が難航したことや,堤体からの漏 水が判明したことによる安全性検証などに時間を要し目標達成には至 要 因 や 課 題 らなかった。 事業を円滑に実施できるよう,事前の課題抽出や対応を入念に行う こととする。 また,本指標は治水池整備の箇所数を目標値として設定していたが, 今後の方針 各池によって治水効果にばらつきがあるため,河川もしくはその流域 における事業効果が確認できるような別指標の設定について検討を行 うこととする。 60 資料12-2 社会資本総合整備計画 計画1 「災害においても必要な「人、物、情報」のネットワークを確保するまちづくり」 (復興基本方針関連(全国防災)) 平成27年11月 福岡市 道路下水道局 0 社会資本総合交付金(全国防災)について 1 社会資本整備総合交付金(全国防災)の創設 ◆東日本大震災を教訓として「全国的に緊急に実施する必要性が高く,即効性の ある防災,減災等のための施策」について,5年間の集中復興期間における復興 財源のうち1兆円程度の財源を充てた『全国防災事業』が創設された。 今回評価対象 出典:国土交通省HP 2 社会資本整備総合交付金(全国防災)の創設 ◆復興基本方針において実施する対策について【抜粋】 現在及び将来の国民が安心して豊かな生活を営むことができる経済社会を構築するため,被災 者及び被災した地方公共団体の意向等を踏まえつつ,各府省一体となって,以下の施策を実施す る。 (イ)被災地域の復旧・復興及び被災者の暮らしの再生のための施策 (ロ)被災者の避難先となっている地域や震災による著しい悪影響が社会経済に及んでい る地域など,被災地域と密接に関連する地域において,被災地域の復旧・復興のた めに一体不可分のものとして緊急に実施すべき施策。 (ハ)上記と同様の施策のうち,東日本大震災を教訓として,全国的に緊急に実施する必 要性が高く,即効性のある防災,減災等のための施策。 出典:内閣府HP ◆全国防災として実施する事業例 施策分類 大分類 全国防災 中分類 小分類 広域的な幹線道路ネットワーク整備 東海・東南海・南海地震等が想定される地域 首都直下地震が想定される地域 東北地方及び上記以外 道路の防災、震災対策(被災地域以外) 防災対策 震災対策 道の駅等による防災拠点の整備 ITV設置等による道路情報収集体制の強化 補助・交付金対象事業の例 - - ・東関東道館山線・水戸線 外 圏央道 国土ミッシングリンク(鳥取豊岡宮津自動車道) - 法面防災対策(落石対策)、盛土対策 土構造物防災対策(擁壁、BOX) ・橋梁耐震補強 ・架け替えによる耐震性能を向上させる老朽橋架け替え ・防災拠点となる道の駅整備 ・既設道の駅の防災拠点化 ・道の駅以外の防災拠点整備 ITV設置事業 3 福岡市における『全国防災事業』の選定 緊急輸送道路の橋梁耐震補強 ◆ 「災害に強く,安全で安心して暮らせる都市」を目指し,震災に強い都市づくりの 施策の一環として,公共施設の耐震対策を推進。 ◆その中でも,緊急輸送道路は,災害時における人命救助活動,消防活動,物資輸送活 動等の応急活動に不可欠な,緊急輸送を確保する道路であり、橋梁の耐震補強を推進。 ・緊急輸送道路の内訳 (H27.6) ネット ワーク 1次 直轄国道 延長 路線数 (km) 71.3 4 高速道路等 延長 路線数 (km) 70.0 8 市管理道路 延長 路線数 (km) 109.7 62 2次 0.8 1 0.0 0 133.2 59 計 72.1 5 70.0 8 242.9 121 【参考】 ◆第1次緊急輸送道路 1次防災拠点である県庁、市役所、空港、港湾、 総合病院をネットワークする道路。 ◆第2次緊急輸送道路 2次防災拠点である国の機関、公社公団、 ライフライン関係機関、放送局等をネットワー ク する道路。 緊急輸送道路ネットワーク図 4 社会資本総合整備計画の策定 計画の名称 災害においても必要な「人、物、情報」のネットワークを確保するまちづくり 計画の目標 計画の目標 災害時においても人命救助や物資輸送などの応急活動を確保及び市民生活が最低限継続できる道路として、緊 急輸送道路の整備が強く求められている。特に橋梁の耐震補強を行うことで災害時においても必要な「人、物、 情報」のネットワークを確保し、市民の安全と安心が保たれるまちづくりを形成するもの。 計画の成果目標 緊急輸送道路にかかる長さ15m以上で、昭和55年道路橋示方書以前の基準を適用し整備された橋梁の耐 震補強数を0橋(H23)から1橋(H27)に拡大する。 交付対象事業 区分 A.地方道路整備事業 番号 5-A1 事業 種別 道路 要素事業名 (1)博多姪浜線 石堂大橋工区 事業内容 (延長・面積等) 橋梁耐震補強 L=0.064km B.関連社会資本整備事業 な し C.効果促進事業 な し その他関連する事業 な し 事業実施期間(年度) H23 H24 H25 H26 H27 全体事業費 (百万円) 31 5 社会資本総合整備計画の策定 位置図 計画の目 番号 事業 種別 5-A1 道路 計画の目標 要素事業名 (1)博多姪浜線 石堂大橋工区 6 事業内容と成果について 7 石堂大橋について ■橋梁諸元 道路種別 : 1級市道 博多姪浜線 橋長 : 64.2m 石堂大橋 上部工形式 : 3径間単純PCT桁橋 下部工形式 : 小判型壁式橋脚 ・3径間単純橋 橋長=64.2m 1径間(単純)×3=3径間 昭和通り(千代方面) 昭和通り(天神方面) 位置図 御笠川 ・PCT桁(コンクリート) ・小判型壁式橋脚 PCT桁 小判型壁式橋脚 上流側全景 8 石堂大橋における耐震補強対策について 道路橋における耐震補強は,国が示した耐震補強のフローに従って対策内容を決定している。 石堂大橋の耐震補強は,以下に示す通り対策内容を決定した。 ■橋脚補強フロー ※赤枠・青字は福岡市の追記 ■落橋防止システム設置フロー ※赤枠・青字は福岡市の追記 始め 始 め 昭和55年 Yes 以降の道路橋示方書 適用か No 橋脚を有する構造か Yes No 終 橋梁本体が Yes 昭和55年以降の道路橋 示方書適用か No 了 その他(両端に 橋台を有する単 径間橋等) 橋梁の上部構造形式 下記の形式 下記の形式 以外 Yes 鋼製橋脚 鉄筋コンクリート橋 単柱橋脚、 壁・ラーメン橋脚か 単柱 終了 両端が橋台でない 単 純 桁 その他(両端に橋 台を有する単径間 橋等) 落橋防止対策 (昭和55年道路橋示方書レベル以上) の対策を実施 No 連 続 桁 ゲルバー桁 壁・ラーメン 流動化の No 影響を受ける可能 があるか No 連続橋の固定橋脚か Yes Yes 橋軸方向の要対策内容 No 段落し部があるか Yes 要対策内容 ○橋脚補強 ・繊維材巻立て ・鉄筋コンクリート巻立て 単橋橋脚、 ラーメン橋脚等 ラーメン橋脚等 か 単柱橋脚 桁端部 ・落橋防止構造設置 ゲルバー桁端部 ・桁間連結構造設置 ゲルバー桁端部以外 の桁端部 桁端部 ・落橋防止構造設置 ○橋脚補強 ・コンクリート充填 道路橋示方書 Ⅴ編16.5に該当する斜橋 ・曲線橋か Yes No 橋軸直角方向の要対策内容 終 了 桁端部 ・変位制限構造設置 終 了 対策を検討した結果,落橋防止構造を設置する。 9 落橋防止構造とは 地震時における支承部の破壊により,上部構造と下部構造が構造的に分離し,上部構造が落下するのを防止す ることを目的とした構造である。 ■落橋防止構造の概要 上部工 落橋防止構造 上部工 落橋防止構造 支承 下部工 支承 下部工 ①支承の許容変位までは支承が機能する。 ②支承が破壊されると,落橋防止構造が機能する。 ■落橋防止構造の選定 経済性および現地作業性を 考慮し,②の下部工に突起 を設ける工法とする。 上部工 上部工 下部工 ①上下部工を連結する工法 下部工 ②下部工に突起を設ける工法 10 石堂大橋における耐震補強対策について 対策 落橋防止システム 橋台部 橋脚部 落橋防止構造 要対策 (上部工形状に合わせ,下記の3タイプの対策を行う) 対策済 (既設のPCケーブル) 断面図(橋台部) 着手前 桁タイプ Aタイプ 落橋 防止 構造 Bタイプ Cタイプ 構造 下部構造に鋼製の梁を設置し、地震 時の移動に対して衝突により落橋を 防止する構造。 上部工の形状および地震時の作用力 が異なるため,A,Bタイプに構造が 分かれる。 完成写真 新設 新設 Aタイプ Bタイプ 新設 下部構造にコンクリート壁,その上 に鋼製突起を設置し,地震時の移動 に対して衝突により落橋を防止する 構造。 Cタイプ 11 石堂大橋における耐震補強対策について 【工事内容】平面図の通り,対策を実施した。 平面図 昭和通り (千代方面) 昭和通り (天神方面) 御笠川 御笠川 12 事後評価 ◆事後評価について 社会資本整備総合交付金交付要綱第10条「社会資本総合整備計画の評価」において,整備計画ごとに 計画目標を定量化した評価指標を設定し,計画の終了時には目標の実現状況等について評価を行わなけ ればならない。 【評価項目】 一 社会資本整備総合交付金を充てた要素事業の進捗状況 二 事業効果の発現状況 三 評価指標の最終目標値の実現状況 【進捗状況及び実現状況】 平成27年度末における実施率は,100%を達成。 当初 目標値 実績値 H23 H27末 H27末 0橋 1橋 1橋 【効果の発現状況】 橋梁の耐震化工事により,阪神淡路大震災と同程度の地震動に対しても落橋に至らない耐震能力を確保した。 耐震能力の確保により,被災時の救命活動や支援活動に重要な道路の交通機能を確保した。 今後の方針 ○ 引き続き,「福岡市道路整備アクションプラン2016」に基づき道路整備を進めていく。 ○ 耐震対策は,緊急輸送道路上で対策が必要な道路橋について事業を実施した。 今後は,全道路橋を対象として耐震対策の検討を進めていく。 ○ 平成26年国土交通省令第39号に基づく法定点検や日常点検等を実施し,構造物の適切な管理に努めていく。 13 巻末資料:橋梁の概要 14 橋梁の概要 ■橋梁とは 橋梁は、自動車や歩行者が通行する上部工、それらを支える下部工,上部工・下部工をつなぐ支承で構成される。 ・上部工 路面など自動車荷重を直接支える「床版」と荷重受け持つ「桁」等で構成される。 ・下部工 上部工を支える土台。橋梁の両端に位置するものを「橋台」、中間にあるものを「橋脚」という。 ・支承 上部工と下部工をつなげるクッションのようなもの。 橋台から橋台までの長さを「橋長」 上部工を下部工が 支える区間を「径間」 落橋防止構造 床版 桁 上部工 支承 下部工 橋台 橋脚 橋台 15