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第 1 回自転車安全利用促進に関する懇談会 自転車安全利用
第 1 回自転車安全利用促進に関する懇談会 自転車安全利用の課題 1.自転車による交通事故の抑止 (1)交通ルールの遵守 自転車関連事故の7割以上が自転車に法令違反がある。 交通ルール遵守の大切さを伝える必要がある。 (2)交通ルールの分かりやすい周知 道路における通行区分を始めとした自転車の交通ルー ルは、特に運転免許を持っていない人には難しい場合が 多いため、理解しやすく伝える必要がある。 (3)交通安全教育機会の拡大 学校や地域における自転車教室等で自転車の交通ルー ルを学ぶ機会のない方のために、交通安全教育の機会を広 める必要がある。 2.すべての道路利用者の相互協力 自転車が交通ルールを守り安全に走行するために、す べての道路利用者が相互に協力することのできる風土の 醸成を図る必要がある。 3.自転車事故に備えた保険への加入促進 自転車は自賠責保険制度がないため、自転車事故に備 えた保険への加入を促進し、被害者が救済を受けられる ようにする必要がある。 また、加入済みの保険の特約等で補償される場合があ ることから、加入済み保険の内容確認を推奨する啓発を 併せて行う必要がある。 自転車安全利用の課題と主なご意見 主なご意見 ○人口1万人当たりの交通事故発生件数や負傷者数、自転車乗車中の負傷者数は、愛知県内で名古屋市は飛 び抜けて多い。 ○自転車は車両だという認識が一番大事なのではないか。自転車に乗っている人は、感覚として自転車は歩 行者だと認識しているのではないか。右側通行や携帯を使用しながらの運転などをしている。特に自動車 の運転免許を持っていない人はルールが分からないのではないか。 ○大人に対する交通安全教育があまりできていないのでその対策が必要ではないか。スポーツ車が多くなっ てきていて、スピードが速い上に、マナーが悪い大人を見かけるので、啓発や指導が必要。 ○学校で教わっているので、小学生、中学生というのは比較的ルールが良いと思う。学校で教わっていること を特に小さいほど守るというところがある。ところが、親世代のルール違反をよく見かけるので、いかに親 世代にルールを広めていくかというのがポイントになるのではないか。 ○名古屋市内の場合は何車線もある道路が多く、途中で車線数が減るなど、複雑。左折の車があったりして怖 いし、歩道も広いので、歩道を通行することになってしまう。車道を通行していたときは車両信号に従って いたのに、歩道を通行するときには、自転車横断帯があり、歩行者信号に従うことになる。通行場所や信号 などが非常に分かりにくい。 ○駐車車両がある場合、歩道を通行する自転車が多い。その場合に歩道内を徐行せずに通行してしまうので はないか。 ○子供から高齢者まで、誰が見ても分かりやすいようにしめさないと、守りたくても守れないのではないか。 ○講習会等を行うにしても、広く一般向けに開催することも必要だが、効果的に行うためにはターゲットを 明確にすることが必要だと思う。 ○教室などに参加される方は良いが、行きたくないという方にいかに参加してもらうかが問題。 ○自転車レーンや路側帯を駐車車両で塞がれてしまうと、自転車が通行できず、非常に危険。 ○車道通行が危険で、歩道を通行する場合に歩道内を徐行せずに通行してしまう自転車が多いのではない か。 ○歩道内に設置された自転車通行空間の区分で、タイルの形状が若干異なるだけで色はほとんど同じとこ ろがある。自転車利用者も意識の高い人でなければ気がつかないし、歩行者も分からない。 ○自転車に乗るなら、大きな責任を負うことを自覚し、保険に入らなければいけない。賠償額も100 万、200万の話ではなく、9,500万円を超える判決も出ている。 ○保険に入る人は安全意識が高いと思う。ルールを守っていくことにつながる。 ○TS マークは、自転車安全整備士が整備した普通自転車に添付される整備されるもので、傷害保険と賠 償責任保険が付いている。最近はホームセンターなどの量販店でも取り組み始めたところがあるが、全 く取り組んでいないところもある。資格がいるので、どの自転車店でも対応できるわけではない。 ○TS マークは1年で更新しなければならないので、自転車店に整備に行ってもらう必要がある。特にシ ティ車は、整備をしない人が多い印象がある。 資料2 資料3 資料4 資料2 資料3 資料5 資料2 資料6 資料7 資料5 資料6 資料8