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パソコン「Windows XP のサポート終了」に関して
松寿会関東ブロックの皆様へ パソコン「Windows XP のサポート終了」に関して 2014/3/8 松寿会関東ブロック IT 推進担当・山本 陽一 ◆サポート終了の影響 2014 年 4 月 9 日に、Windows XP のサポートが終了します。サポートが終わった OS で動いているパソコ ンは、ウイルスをはじめとするマルウエア(不正かつ有害な動作を行う意図で作成された悪意のあるソフ トウェアや悪質なコードの総称)への感染リスクが高まり、情報漏えいの危険度が増します。 Windows XP のサポートが終了すると、ウイルス等のマルウエアからパソコンを守っていた「更新プログラ ム」が配付されなくなるためです。つまり、Windows XP のパソコンは、2014 年 4 月 9 日以降に出現するマ ルウエアに全く対処できなくなり、パソコンがマルウエアの攻撃に会うと、 ・PC が乗っ取られ、遠隔で操作されてしまう。 ・PC 内の情報が流れ出してしまう。 ・他の PC やサーバーに対して攻撃を行う踏台として悪用されてしまう。 ・パスワードが盗まれ、インターネットバンキングで不正な送金の被害を受けてしまう。 等の危険性が極めて高くなります。 尚、同時に Office 2003(Excel 2003,Word 2003,等)、Internet Explorer 6、のサポートも終了します。 ◆対処法 XP 以降の OS で動くパソコンへの速やかな入れ替えが必要です。Windows XP 以降の OS は、Vista,7,8,8.1 があり、Windows 8.1 が最新で、通常 Office 2013、Internet Explorer 11 がバンドルされています。 ◆97-2003 形式で保存したファイルの、Office 2003 サポート終了に伴う影響 ▶背景 サポートが継続している Office 2007 以降で作成したファイルを“上書き保存”してメール添付すると、 Windows XP にバンドルされている Office 2003 ユーザーは、互換機能パックをインストールしていなければ、 そのファイルを開けません。サポートが終了しても、XP を継続して使用する松寿会員が結構居る事は否めず、 Windows Vista 以降かつ Office2007 以降をお使いの方は、配信の可能性があるファイルに関しては、旧バ ージョンすなわち Windows XP かつ Office2003 をお使いの方がそれを開く事が出来る配慮が必要です。 ▶対処法 Windows Vista 以降のユーザーが Office2007 以降で作ったファイルを保存する時、 “上書き保存”で はなく、 “名前を付けて保存”を選択する必要があります。具体的には、 ・Word ファイルの保存:ファイル→名前を付けて保存→ファイルの種類“Word 97-2003 文書”→保存 ・Excel ファイルの保存:ファイル→名前を付けて保存→ファイルの種類“Excel 97-2003 ブック”→保存 “Word 97-2003 文書”、 “Excel 97-2003 ブック”は、旧バージョンをお使いの方でも開けます。 ▶97-2003 形式で保存したファイルは安全か? サポート終了後の Office 2003 で作ったファイルは危険性があるが、Office 2007 以降で作ったファイルを 97-2003 形式で保存した場合、そのファイルは問題ありません。 註:このファイルは、Windows 7 かつ Word 2010 で作り、 “Word 97-2003 文書”で保存しています。 以上