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参考資料 消費税引き上げにおける転嫁等に関する調査結果概要

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参考資料 消費税引き上げにおける転嫁等に関する調査結果概要
消費税引き上げにおける転嫁等に関する調査結果概要
都道府県 47 中央会の会員組合等 209 団体からの回答。
【平成 24 年 12 月調査】
全国中小企業団体中央会
①組合員企業において、消費税の転嫁等が十分にできると思うか?
<図1>消費税8%の場合
48.7%
100
80
60
<図2>消費税10%の場合
80
32.1%
20
0
0
一部できる
19.3%
40
20
できる
29.6%
60
19.2 %
40
51.1%
100
できる
できない
一部できる
できない
②その理由
【できない】48.7%(8%の場合)、51.1%(10%の場合)
・価格競争が厳しく業界では転嫁による値上げは難しい。
【印刷業】
【小売業】
【卸売】
【警
備業】
【理容業】
【家電小売業】
【飲食業】
【織物製造業】
【管工事業】【生コン製造】他
・客が消費に対して敏感で転嫁は無理。【スポーツ用品小売】【小売業】【木製家具製造】
・既に旅行価格は 10%以上下がっており(5%引上げ時対比)、転嫁は無理。【旅行業】
・売り上げに影響し、5%の消費税引き上げ時も転嫁できてない。
【小売業】
・販売先が大手量販店であり、転嫁は無理と思われる。【製麺業】【食品製造】
・中小の事業者であり、元請けからの圧力あり。
【塗装工事】
【木製建具製造】
【窒業・土
石製品製造】
・値上げととらえられ利用客が減少する・
【旅館業】
・二次・三次下請けは厳しい。
【電気機械器具・メツキ・板金製造】
・もともと転嫁しにくい加工賃料に更なる消費増税分は転嫁できない。【染織整理業】
・豆腐は学校給食の場合内税を採用しているので値上げは実質不可能。原料大豆が値上
がりしている局面ではなおさら無理。【豆腐製造業】
・極めて少額なものが多く、日々相場変動が大きい。加えて夕方には値引き販売するた
め転嫁対応は困難。
【鮮魚販売小売】
1
【できる】32.1%(8%の場合)、29.6%(10%の場合)
・価格表示が外税のため。
【青果物仲卸】
【卸売業】【電気機械器具製造業】
・転嫁できないと収益が減少するため転嫁する。
【卸・小売業】
・学校牛乳は県が供給価格を決定。
【乳処理業】
・タクシー運賃は国土交通省か決定。
【運送業】
・行政からの委託事業、公共事業のため転嫁可能。【一般廃棄物収集運搬】【建設業】
・メーカーから上代設定がある商品(衣料品、メガネ等)は否応なく転嫁できる。
【商店街】
・食品や日用品の利益率は非常に低く、自社負担できないので否応なく転嫁せざるを得
ない。
【卸売業】
【一部できる】19.2%(8%の場合)、19.3%(10%の場合)
・価格転嫁は可能であるが、受注単価そのものを値引き要請される。
【輸送用機器製造業】
・周知されており国内取引では転嫁できるが、対中国や海外との価格競争になると転嫁
は難しい。
【機械金属製造】【機械器具製造業】
【機械工具卸小売】
・顧客がメーカーのため下請法対象となるケースが多いため単純な拒否はない。
しかし、
別名目での上乗せの可能性はある。
【鍍工品製造業】
・
『値戻し活動』により実質一部転嫁が可能。【生コン製造】
③価格転嫁する「できる」ための方法、有効手段
・監視体制の強化、違反事業所の公表。
【食品製造】
【鍍工品】
【製造業】
【食品】
【製麺製
造】【運送業】
・価格表示を外税の表示にすること。
【青果物卸・小売】
【旅館業】
【食品】
【飲食業】
【食
肉小売業】
【商店街】
【ディスプレイ業】
【縫製業】
【ゴム樹脂製品製造販売】
【ホームペ
ージ制作】他
・景気対策、劇的な環境変化。
【小売サービス飲食】【機械部品製造】
・業界団体で運賃値下げにならない対策を講じる。
【貨物運送業】
・周知徹底、政府行政の啓発活動。
【貨物運送業】
【卸売業】
【運送業】
【電気機械器具・
メツキ・板金製造】
【食品】
【乳処理業】他
・ポスター、広告、マスコミ等での啓発。
【スポーツ用品小売】
【米穀販売】
【電気機械器
具製造】
【豆腐製造業】
【印刷業】【理容業】
・説明会実施、相談窓口の設置。
【建設業】
【広告業】
・小売や流通大手の圧力に対する当局の指導、後ろ盾・根拠がほしい。【卸売業】
・商品(サービス)に付加価値を自助努力でつけ、認めてもらう。
【機械工具卸小売】
2
・荷主団体への転嫁を求める要望活動。
【運送業】
④消費税転嫁のための共同行為(転嫁カルテル、表示カルテル)を実施する意
向はあるか?
・アンケート回答 209 団体のうち、調査時点で業界としては共同歩調による転嫁カル
テル実施が必要と回答した団体は7団体(3.3%)であった。
業種としては、生コン製造販売、石油販売業が主体。
⑤その他
支援策等の要望やご意見等
・現状の景気では、消費税引き上げ反対。
【小売サービス】
【木製家具製製造】
・消費税引き上げに伴う事務コストに対し十分な考慮がほしい。【製麺業】【小売商業】
・増税は景気もマイナスとなることを十分考慮して実行すべき。【卸売業】
・税金の適正な運用を望む。
【商店街】
・行政のスリム化(公務員や議員定数削減)を実施したのち増税。
【塗装工事】
【小売業】
・内税では値上げと取られるので、外税を要望。
【旅館業】
【機械器具販売】
・より一層の景気対策。
【輸送用機器製造業】
【製造業】
・段階的引き上げは実務上負担がかかる。
【小売商業】
【印刷業】
・円滑な転嫁の規定を設ける。
【運送業】
・他の税(軽油引取税、車体課税等)の引き下げにより負担軽減してほしい。【運送業】【自動
車部品製造】
・転嫁を認めない場合は社会的制裁を与える。
【木製建具製造】
・複数税率を設けてほしい。
【豆腐製造業】
・業界でチラシを作成するための補助金がほしい。【理容業】
・簡易課税制度の上限を 5 千万から7千万に引き上げ。
【旅行業】
3
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