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さくらの森学園だより 5号
情緒障害児短期治療施設 平 成 27 年 4 月 Vol.5 発 行 :さくらの森 学園 27年度のスタートです フキノトウ、ツクシに続いてイタドリ、ワラビ、タケノコ が園内に顔を出し、さくらの森学園に春がやってきました。 子ども達では小学生と高校生の各1名が新しく仲間入りし、職員では新規採用 5 名、法人内異動 3 名を迎え、入 所児童 15 名、職員 22 名で新年度がスタートしました。 26 年 4 月には2名しか居なかった小学生は、3 年生から 6 年生の総勢 6 名に増え、賑やかになりました。クール ダウンはずいぶん上手になりましたが、まだまだ、口も、手も出てしまう子どもがおり、分教室の先生方と連携を 密にして支援にあたっています。 不登校経験がある 4 名の中学生は、入所当初はすぐに学校に馴染めるかと心配しましたが、分教室は施設の 敷地内にあり徒歩 30 秒、一人一人の学力を考慮しての教科の授業は午前中のみ、昼食後は敷地内での農作業 や、お菓子作りなどお楽しみの授業もあるせいか、誰ひとり授業を休むことなく、それぞれの課題と向き合い目 標に向かって進んでいます。 希望の高校に合格した 3 名の高校生は、新しい制服に身を包み、胸を膨らませて入学式に臨みました。慣れな い通学と新しい環境、新奇場面に弱い子ども達の試練が始まります。 少人数でいつでも職員が手を差し伸べられた分教室と違い、昨年度は高校生の支援に頭を悩ませましたが、今 年度は心理チームの強化を図り、支援を充実させていきたいと思います。 さくらの森学園にやってくる子ども達は、地域で、家庭で、行き場を無くし、入所前の環境によって学力が低下 していることが多く、もう少し早く支援が出来ていたならと残念に思うことがあります。人生は学歴だけではあ りませんが、学歴が上がると離職率は下がる傾向にあり、今や高校を卒業した子どもの半数以上が大学に進学 する中、少しでも学力をつけることも大事な支援の一つではないかと思っています。 この春から仲間になった子ども達にも、さくらの森学園に来て良かったと言ってもらえるように、職員一同心 を合わせて子ども達の支援をさせていただきたいと思います。 施設長 中村 久美 追記 先日、さくらの森学園に現れた穴熊?です。 佐川町役場の方や猟友会の方にも出動していただき 大捕り物になりましたが、縁側を齧った後、床下へ逃げ ました。 子ども達の賑やかさに、何事かと穴から出てきたの かもしれませんね! 新年 新年を迎えるため年末に毎年恒例の門松作りをしました。 山から竹を切ってきて、みんなでノコギリを使って切り、 樽に飾りつけをして立派なものができました。 おかげで2015年を無事に迎えることができました。 新年は神社に初詣。 子どもたちが健康で落ち着いて生活が出来ますように!! そして中学3年生が無事に合格しますように!! …と職員は願いましたが、子どもたちは??欲しいものが手に入ります ように?彼氏、彼女ができますように?お小遣いが増えますように? とにかく何事もなく一年を過ごせますように… 「鬼は外!福はうち!」 2 月 3 日(火)に分教室からの下校後、運動場に集合し児童と職員とで 豆まきをしました。鬼役に扮した児童・職員を運動場いっぱいに追いかけ、 豆まきをしました。必死に鬼退治をする子、逃げる子、福豆を拾う子、 ただただ福豆を食べる子… 豆まき一つにしてもみんなそれぞれ個性があり、見ているだけでも とても楽しい豆まきとなりました。さくらの森学園のみんなが今年も元気に 健やかに過ごせますように。 3月17日、中学部の3名が卒業の日を迎えました。 それぞれ、さくらの森学園に来た時期も理由も違いますが、無事にこの日を迎 えられたことを職員一同とても嬉しく感じる一日となりました。緊張して直前 まで式に参加できるかどうか心配になった子もいましたが、卒業証書授与のと きの呼名でははっきりと「はい」と答えることができ、安心しました。卒業生 代表の答辞では、堂々とその役割を果たしてくれる姿を見て子どもたちの 成長を感じました。また、卒業生だけではなく在校生もそれぞれの個性を生か した役割を与えられ、卒業生を送り出してくれ なました。小さな卒業式ですが、一人一人の 輝く場があり、子ども同士・教員とのつながり が感じられるあたたかい卒業式になりました。 初めての男子棟お泊り会♪ 夕食は、ハンバーグハヤシライス、サラダ、フルーツ ポンチ… とっても高カロリーです(笑)ちなみに、 1 ごはんは 1 升炊きましたが空っぽに… 夕食後は、みんなでゲームをしたり、話をしたり、ダ ラダラしたり(笑) 朝ご飯は、ポテトサラダやハムをはさんだホットサン ド。寄贈でいただいたホットサンドメーカーが大活躍 でした!!ありがとうございました。 じーちゃん先生の 普段は、なかなかゆーっくり過ごすことができな いので、みんなでゆっくり楽しく過ごすことができま キメポーズ した。 また、しようね(^○^) 佐川小・中学校分教室から 平成26年度卒業証書授与式が3月17日に行われ、無事にすばらしい卒業式を終えられることができま した。この場を借りまして、分教室に関わっていただいた各関係機関の方々や、保護者の皆様に厚く御礼申 し上げます。 三学期の行事では、中学三年生が中学生最後の学期ということで、高知市の牧野植物園にお別れ遠足に行 ってきました。お別れ遠足では、始めに小中一緒になって、五台山の頂上にある展望台で高知市の景色を楽 しみました。展望台では、初めて高い場所から見る高知市に感動する生徒や、いろいろな建物を探している 生徒など、高知市の景色を満喫していました。牧野植物園では、団体行動を守りながら草花の鑑賞しました が、生徒はめずらしい草花を見て驚き、すばらしい自然にふれあう大切な時間になりました。また、牧野富 太郎博士の精巧に作られた人形を見て、あまりにものリアルさに「ほんとに生きちゅうがやない」と言う生 徒もいました。 お昼には、生徒がお待ちかねだった食べ放題のバイキングに行き、普段はあまり行くことのない場所だっ たので、食べる勢いもすごく、育ち盛りの生徒には、お肉やデザートもいっぱいで、あまり見ない品数の多 さに目を輝かせながらお腹いっぱい食べていました。そして、帰りのバスでは、ビンゴ大会で盛り上がりな がら帰りました。 このお別れ遠足は、中学三年生だけでなく、小学部・中学部の生徒にとって忘れられない思い出になった と思います。 4 月から心理担当で入りました、中村 司(なかむら はじめまして。4 月から心理担当として入職しました、 つかさ)です。子どもたちからは園長と同じ名字だとい 坂本 うこともあり、「園長の娘の旦那?」「園長の旦那?」と 護施設や小中学校で、子どもたちと関わってきました。 よく尋ねられましたが、息子でも婿でもありません。さ さくらの森でも、子どもたちのユニークな発想や、無邪 くらの森学園は自然豊かで水や空気も綺麗なので、い 気な明るさに、教えてもらうことの多い日々を送ってい るだけで癒されそうな雰囲気があります。そんなのど ます。子どもたちが、社会の中で「自分らしさ」を活き活 かな雰囲気のもと、坂本先生と 2 人で“チーム心理”とし きと発揮できるように、少しでもお手伝いできたらと思 て頑張っていこうと思うのでよろしくお願いします。 っています。 晃(さかもと あき)です。私はこれまで、児童養 ご支援ありがとうございました 沖野和賀子 片岡牧子 果樹園さかもと 北村鮮魚店 佐藤凉子 ㈱シュアティ萩野昭子 宗宮震太郎 福田桃枝 藤戸啓朗 ベリッシマ美容室釣井茂 田中勇 高知さんさんテレビ 共同募金 高南メディカル㈱ 土居香代 長尾一馬 西森多津子 西森仁 平林加枝 ポピーフローリスト 和田伸子 NPO法人日高わのわ会 敬称略順不同 平成27 年 1 月~ 今年も 10 月 10 日(土)に秋まつりを開催予定です。バザー用品としてご提供いただけるものがあれば、 9 月 10 日までに直接お持ちいただくか、まとまった量がある方はご相談ください。送って頂く場合は、申し訳 ありませんが、送料のご負担をお願いいたしております。 バザー用品以外にも、寄附金・商品券類・切手はがき・テレフォンカードなどは子どもたちの生活に直接役立て ます。詳しくは、さくらの森学園 永田までお問い合わせください。 児童福祉施設は子どもたちの健やかな成長と自立を支援する“もうひとつの家族”です。しかし、それを支える ためには公的資金だけでは到底足りません。皆様からのあたたかいご支援を心よりお待ちしております。 行事予定 4月 始業式 温泉外出 5月 ビースマイル プロジェクト BBQ 6月 父の日 お世話になってる 男性職員へ… 〒789-1201 高知県高岡郡佐川町甲 1115-3 社会福祉法人 Tel 同朋会 0889-22-4333 情緒障害児短期治療施設 Fax http://www.douhoukai.or.jp さくらの森学園 0889-22-4332 [email protected]