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基調パネルディスカッションⅡ_講演データ集

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基調パネルディスカッションⅡ_講演データ集
コーディネーター:
P 1 福井昌平(元「愛・地球博」チーフプロデューサー、「ESDの10年・世界の祭典」推進フォー
ラム事務局長兼任理事)
P 2
P12
P30
P46
P49
P52
パネリスト:
重政子(ESD-J代表理事・「ESDの10年・世界の祭典」推進フォーラム理事)
安田左知子氏(国際連合大学高等研究所 ESDプログラム プログラム・アソシ
エート)
竹内恒夫氏(中部ESD拠点運営委員会委員長)
柴尾智子氏(財団法人ユネスコ・アジア文化センター(ACCU) 事業部次長)
永井壽子氏(千葉県立佐倉单高等学校校長)
中野民夫氏(株式会社博報堂・立教大学ESD研究センター)
中西紹一氏(プラス・サーキュレーション・ジャパン代表)
今井麻希子氏(株式会社yukikazet代表)
※中西氏、今井氏はインターネット映像を投影しながらのディスカッションのため講演データはございません。
多様で多彩なステークホルダーが
重層的に連携・協働して
「ESDの10年・世界の祭典」を推進します。
NPO/NGOプログラム
ESD-Jと国際的
NPO・NGOの連携を
活かして
国連大学RCEイニシアチブ
国内6RCEと世界
85RCEのダイナミッ
クな連携を目指して
ユネスコスクールプログラム
世界と全国のユネス
コスクールの学び合
いの場づくり
ESDの10年最終年会合
公式プログラム
国連
ユネスコ
日本政府
関係する国際機関
開催都市プログラム
CSR×ESDプログラム
企業もESDの重要な
プレーヤーとして仲
間入り
サイバーネットワークプログラム
身近なITによるESD
実践情報の共有
開催都市こそ、ESD
の実践先進エリアを
目指そう
1
「ESDの10年・地球市民会議2011」
基調パネルディスカッション 第2部
未
来
を
つ
く
る
『
人
』
を
育
て
る
ESD-Jからの提案
2011年9月17日 於:トヨタテクノミュージアム産業技術会館
認定NPO法人 持続可能な開発のための
教育の10年推進会議(ESD-J)
2
© Japan Council on the UN Decade of Education for Sustainable Development (ESD-J)
未
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『
人
』
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育
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る
ESD-Jとは
ESDに取り組む、NGO、教育関連機関、
自治体、企業、メディアなどの組織と
個人がつながったネットワーク型NGO
発足
2003年6月
構成
団体会員約100団体、個人会員約300名程度(2011年9月)
活動内容
◆地域ネットワークづくり
◆政策提言
◆研修および普及啓発
◆情報発信
◆国際ネットワークの推進
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© Japan Council on the UN Decade of Education for Sustainable Development (ESD-J)
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『
人
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育
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る
ESDの基本理念
持続可能な開発(SD)の核は人づくり
持続可能な開発に取り組むあらゆる
セクター・分野における人づくりが必要
ポストRio+20、ポスト「ESDの10年」の
SD探求の議論にESDを位置づける
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© Japan Council on the UN Decade of Education for Sustainable Development (ESD-J)
未
来
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『
人
』
を
育
て
る
ESDでいう教育とは…?
地域コミュニティ
教育機関(学校、公民館など)による教育活動、地域の課題解決や目指す将来像
の実現に向けた協議や対話を通した学習やエンパワーメント、企業活動・・・・
持続可能な社会づくりに主体的に取り組む人をつくる教育=ESD
5
© Japan Council on the UN Decade of Education for Sustainable Development (ESD-J)
「知」の再構築
科学知
先住知・
伝統知
世界で起こって
いること
つなげる
日本で起こって
いること
未
来
を
つ
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る
『
人
』
を
育
て
る
つなげる
地域の課題
自分たちのくらし、
しごと
行政、企業など
地域の人びと
つなげる
地域外・国外の
様々な主体
知と知、人と人、世界と地域の
ギャップを埋め、持続可能な社会
に向けて「知」を再構築する
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© Japan Council on the UN Decade of Education for Sustainable Development (ESD-J)
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ESDーJのこれまでの活動成果
•
•
•
•
ESDに関する内外の情報の受・発信
多様な関係者の円卓会議設置提言
ESD推進に向けた政策提言
ESD実践の収集・研究・ESDモデル事
業支援
• 教育委員会と連携した教員向け研
修・コーディネーター研修等のモデル
開発
• 官民協働でESD実践促進の仕組み
「+ESDプロジェクト」の推進
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© Japan Council on the UN Decade of Education for Sustainable Development (ESD-J)
「アジアや世界でESDを進める市民
社会のネットワーク構築」
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『
人
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• AGEPP事業
• ESDを進める地域の拠点間の国際ネットワー
ク など
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© Japan Council on the UN Decade of Education for Sustainable Development (ESD-J)
2014年目標:
ESD推進の仕組みを構築する
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『
人
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• 学校教育におけるESDの推進
• ESDの見える化、つながる化の促進
• 地域におけるマルチステークホルダーの学び
あいと連携促進の場(拠点)づくり
• 「ESD地域コーディネーター」の育成(ESD相談
員制度をつくる、組織的・資金的裏付け)
• アジアをはじめとする国際的なNGO間のネッ
トワークの強化
9
© Japan Council on the UN Decade of Education for Sustainable Development (ESD-J)
ポスト「ESDの10年」に向けたESD-J
からの提案
1. ポスト「ESDの10年」世界的行動計画の策定と
その実施のための資金措置
2. ESDに関する内外の情報・経験共有のための
仕組みづくり
3. 社会に参画する市民の育成
4. ESD地域コーディネーターの育成と育成支援
システムの構築
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© Japan Council on the UN Decade of Education for Sustainable Development (ESD-J)
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2014世界の祭典への期待(例)
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• 世界各国のパビリオンで事例発表
• 事例の顕彰(ステークホルダーの
連携・コーディネーター養成・広報
等の観点を含めた評価)
• 未来の担い手フォーラム
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© Japan Council on the UN Decade of Education for Sustainable Development (ESD-J)
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国連「ESDの10年」と
中部ESD拠点の取り組み
ESDの10年・地球市民会議2011
2011年9月17日
中部ESD拠点協議会(RCE中部)
運営委員会 竹内恒夫
30
国連「持続可能な開発のための教育(ESD)の10年」
(2005-2014)
Education for Sustainable Development
・ヨハネスブルグサミットで日本政府(小泉首相)が提案(2002年9月)
・国連総会決議として採択 (2002年12月) -2005年から2014年までの10年実施・UNESCOをリードエージェンシーに指定
ESDのE:教育や学び
・フォーマルな学び:学校教育・大学・研究機関
・ノンフォーマルな学び:植物園・動物園など
・インフォーマルな学び
31
地球憲章 14条
すべての人が享受できる公教育や生涯学習の中に、持続
可能な開発に必要な知識、価値観、技術をとり入れよう。
a.すべての人々、なかでも子供たちや若者たちに、教育の機会を与え、彼ら
が持続可能な開発のために活発に貢献できるようにしよう。
b.持続可能性に関する教育については、科学が果たす役割同様、芸術や
人文科学の貢献も奨励しよう。
c.生態系や社会が直面している挑戦への意識を向上する上で、マスメディア
が果たす役割を強めよう。
d.持続可能な生活のための道徳教育や精神教育(宗教教育)の重要性を認
識しよう。
32
地球憲章(Earth Charter)
-持続可能な未来に向けての価値と原則-
地球憲章起草委員会 2000年策定
Ⅰ 生命共同体への敬意と配慮
Ⅱ 生態系の保全
Ⅲ 公正な社会と経済
Ⅳ 民主主義、非暴力と平和
33
持続可能な未来
環境
民主主義
非暴力・平和
社会的公正
経済的公正
34
Earth Charter in Action
学校教育
ESDの教材として地球憲章の共有化
企業
CSRとして地球憲章の価値・原則を実現
地域
あらゆる自治体行政の中で地球憲章の価値・原
則を活かす。参加・協働で価値・原則を実現
35
地球憲章とESD
2009年4月UNESCO主催
「持続可能な開発のための教育(ESD)」世界会議
における「ボン宣言」
ESDは、地球憲章に規定されている
justice、equity、tolerance、
sufficiency、responsibility
の諸価値を基本とする。
36
ESDに関する地域拠点とは
(RCE-ESD: Regional Centre of Expertise on
Education for Sustainable Development)
• 国連大学が提唱
• 高等教育機関、初等・中等教育機関、地方自治体、NGO、その他
地域のESD推進者間の連携・協力のための対話の場
• 「教育の10年」の目標を地域レベルで実現するための手段
37
フォーマル教育と
ノンフォーマル教育・インフォーマル教育
38
~ RCEs around the World ~
国連大学が認定する世界85か所の
ESD地域拠点(RCE)と連携
Skane
Severn
Hamburg
Nuremburg
Ireland
中部ESD拠点
Samara
Kyrgyzstan
Beijing Incheon
Jordan
Kano
Ghana
Greater Mbarara
Yokohama
Bangalore
Montreal
Toronto
North Texas
West Jalisco
Cha-Am
Greater Nairobi
Lagos
Greater Sudbury
Grand Rapids
Delhi
Cairo
Saskatchewan
Cebu
Northern MIndanao
East Kalimantan
Zomba
Swaziland
Pacific
Maputo
CuritibaParana
Makana & Rural Eastern Cape
Acknowledged RCEs
Candidate RCEs
Asia-Pacific
77 Acknowledged RCEs
Europe
Sweden
Skane
UK
East Midlands
Severn
North East
Yorkshire &
Humberside
Ireland
Germany
Hamburg
Nuremburg
Munich
Netherlands
Rhine-Meuse
Spain
Barcelona
Portugal
Creias-Oeste
Porto Metropolitan Area
Southern North Sea
Austria
Graz-Styria
Russia
Samara
Kyrgyzstan
Kyrgzstan
Japan
Greater Sendai
Yokohama
Chubu
Hyogo-Kobe
Okayama
Kitakyushu
Korea
Incheon
Tongyeong
China
Beijing
Anji
Pacific
Pacific
Middle East & Africa
India
Guwahati
Delhi
Lucknow
Pune
Kodagu
Bangalore
Philippines
Cebu
Northern Minadanao
Ilocos
Thailand
Cha-Am
Trang
Malaysia
Penang
Indonesia
East Kalimantan
Yogyakarta
Bogor
Jordan
Egypt
Cairo
Nigeria
Kano
Lagos
Ghana
Kenya
Greater Nairobi
Kakamega-Western Kenya
Uganda
Greater Mbarara
Malawi
Zomba
Mozambique
Maputo
Swaziland
South Africa
Kwa-Zulu Natal
Makana & Rural Eastern Cape
Americas
Canada
Saskatchewan
Greater Sudbury
Montreal
Toronto
USA
Grand Rapids
North Texas
Mexico
West Jalisco
Guatemala
Columbia
Bogota
Brazil
Curitiba-Parana
39
中部ESD拠点(RCE Chubu)の活動対象地域
40
RCE中部(中部ESD拠点) の活動対象地域
Ise Mikawa Bay
自然環境
山: 木曽御嶽, 飛騨山脈など.
川: 木曽川, 長良川, 土岐庄内川.
湾: 伊勢湾, 三河湾
社会環境
都市化: 名古屋市
過疎化: 村落
多文化共生: 外国人労働者
経済環境
ものづくり : トヨタ自動車など
商業都市: 名古屋市
農業・林業: 野菜, 木材製品, 花など.
41
RCE中部(中部ESD拠点)の活動概念(流域圏)
42
中部圏と国際イベント
愛知万博(愛・地球博)
「自然の叡智」をテーマに、持続可能な社会の創造をめざして2005年3月から9月まで愛知県で開催され
た国際博覧会。愛・地球博の国際諮問委員会は、「愛・地球博は国連「持続可能な開発のための教育の1
0年」のリーディングプロジェクトだった」と評価した。
生物多様性条約締約国会議COP10
生物の多様性に関する条約は、生物の多様性を「生態系」「種」「遺伝
子」の3つのレベルでとらえ、
1.生物多様性の保全
2.生物多様性の構成要素の持続可能な利用
3.遺伝資源の利用から生ずる利益の公正かつ衡平な配分を目的とする
国際条例。
国連「持続可能な開発のため
の教育」最終年総括国際会議
2005~2014 : 国連「持続可能な開発のための教育の10年(D-ESD)
43
RCE中部(中部ESD拠点) のネットワーク
運営委員会
拠点代表
飯吉厚夫(中部大学総長)
濱口道成(名古屋大学総長)
大学
竹内 恒夫(名古屋大学)
宗呂弘明(中部大学)
千頭 聡(なごや環境大学)
羽後 静子(中部ESD拠点推進会議)
新海洋子(EPO中部)
愛知学院大学
愛知県立大学
核融合科学研究所
中部大学
名古屋工業大学
名古屋市立大学
名古屋造形大学
名古屋大学
岐阜大学
三重大学
日本福祉大学
名城大学
高校
中部大学第一高等学校
春日丘高等学校
中学
春日丘中学校
研究機関
愛知大学三遠单信地域連携センター
金生山化石研究会
中部大学伊勢・三河湾流域圏研究会
中部大学多文化共生とジェンダー平等研究会
行政機関
愛知県、岐阜県、三重県
春日井市、名古屋市
環境省中部地方環境事務所
経済産業省中部経済産業局
国土交通省中部運輸局
国土交通省中部地方整備局
農林水産省東海農政局
中部環境パートナーシップオフィス(EPO中部)
NPO・
市民団体・
財団など
高山 進(三重大学)
今村 光章(岐阜大学)
武者 小路公秀
黒岩 惠
愛・地球子どもクラブ(NPO法人)
幹事機関(事務局)
中部大学
愛・地球博ボランティアセンター(NPO法人)
愛・地球プラットフォーム(NPO法人)
アスクネット(NPO法人)
伊勢・三河湾流域ネットワーク(NPO法人)
エコデザイン市民社会フォーラム(NPO法人)
エコプラットフォーム東海(NPO法人)
NPO環境市民大学よっかいち
勝川駅前商店街振興組合
環境市民(NPO法人)
ぎふNPOセンター(NPO法人)
岐阜県産業用麻協会
国際グリーンシチズン協会(IGCA)
心のアラスカ(非営利団体)
山楽路プロジェクト
地域の未来・志援センター(NPO法人)
中部ESD拠点推進会議
DEE21(Digital Economy & Enterprise for the 21st. Century)
なごや環境大学
名古屋国際センター
名古屋ユネスコ協会
日進自然観察会
日本最古の石博物館
ネイチャークラブ東海
藤前干潟を守る会
ふゆみずたんぼ・知多普及会
HOMIES(NPO法人)
山崎川グリーンマップ
ワールドヒストリーファウンデーション
企業・経済団体
環境パートナーシップ・CLUB(EPOC)
44
[email protected]
45
ユネスコスクール
ASPnet:
UNESCO Associated Schools Project Network
財団法人ユネスコ・アジア文化センター(ACCU)
事業部次長
柴尾智子
[email protected], [email protected]
ESDの10年・地球市民会議2011
2011年9月17日
トヨタテクノミュージアム産業技術記念館
ASPnet: Origins
1953(昭和53年)
ユネスコスクール事業開始
33 校 15か国
47
ASPnet: Today
2011年(平成23年)
9,168校(181の国・地域)
48
UNESCO 加盟国:193 Member States (and the 7 Associate Members)
意識が変われば
学校が変わる
千葉県立佐倉单高等学校
校長 永井 壽子
49

ユネスコスクール加盟
(新しいネットワーク作り)
学校に関係するネットワークにユネスコスクールを加える。

取り組み内容
(今ある取り組みを発展)
教科・分掌・学校として取り組んでいるものすべてが関連している。

意識が変わると学校が変わる。
(学校の特色としてのユネスコスクール )
加盟が意識変化のきっかけとなり、さまざまな取り組みに発展する。
50

評価が変わる。
普段の取り組み ⇒ 外部にアピールできる特色ある取り組み
外部からの特色ある取り組みとして高い評価を受ける。
印旛沼
青い眼の人形
ナンシーメリー
佐倉順天堂記念館
51
CSR×ESD
企業(人)のためのサステナビリティ教育
2011.9.17
立教大学ESD研究センター
㈱博報堂
中野民夫
52
ESDの10年の幕開け
愛・地球博 EXPO2005 Aichi
地球市民村
“NGO Global Village”
コンセプト
「持続可能性への学び」
“Learning for Sustainability”
53
茶畑に囲まれた村、万博史上初めてNPO/NGOが参加、企業が協賛
54
竹の卵のような「NPOパビリオン」が「広場」を囲む。「ほっとするね」
55
世界100以上のNPO/NGO一万人が参加、210万人の来場者と交流
56
人や社会や世界について、「私にできることはなんだろう」
様々な種が撒かれ、色とりどりの炎が人々の心の中に灯りました。
キャンドル・ナイト(夏至の夜)
57
CSR×ESD
今、なぜ企業(人)に
サステナビリティ教育か?
58
生物多様性の保全
名古屋議定書
COP10
名古屋
遺伝資源へのアクセスと
利益の公平な配分
国連
生物多様性
の10年
愛知ターゲット
2020年までに国際社会が
取り組むべき戦略計画
今後、資源確保等につながる経営課題
59
ISO26000
CSR、社会的責任の国際規格
目的:持続可能な開発に貢献すること
7つの中核課題
①組織統治
②人権
③労働慣行
④環境
⑤公正な事業慣行
⑥消費者問題
⑦コミュニティ参画及び発展60
マーケティング3.0
フィリプ・コトラー
マーケティング1.0
製品中心
マーケティング2.0
消費者中心 ←情報化
マーケティング3.0
「人間」中心
←工業化
価値主導
卖なる消費者⇒感動・精神的満足、自己実現や社会
貢献を求める全人格的な「人間」として見る
グローバル化した世界を「よりよい場所にしたい」
社会的・経済的・環境的公正さに対する欲求がある
61
モチベーション3.0
ダニエル・ピンク
モチベーション1.0
空腹を満たす等、生存本能
モチベーション2.0
報酬と処罰(アメとムチ)
目先の報奨プランや成果主義の問題!
モチベーション3.0
第3の動機づけ
学びたい、創造したい、世界をよくしたい
自分で人生を管理したい、新しいことを創造したい、
そして向上して世界に貢献したいという欲求
62
CSRの変遷
守りの基本的CSRから、
攻めの戦略的CSR、そして、
持続可能な社会のための本質的CSRへ
90年代~
00年代~
今後~
《CSR1.0》
《CSR2.0》
《CSR3.0》
基本的CSR
戦略的CSR
本質的CSR
法令遵守やガバナンス
主眼の守りの活動
環境や社会への配慮を
戦略的に展開する活動
持続可能な社会づくり
を目指す活動
63
CSR×ESDガイドライン
「次世代CSRにおけるサステナビリティ教育指針」
持続可能な社会の実現をめざす企業と企業人のための
ESD(持続可能な開発のための教育)ガイドライン
2010年5月発表
2011年2月改訂
立教大学ESD研究センターCSRチーム
64
3つの公正×3つのアプローチ=危機をチャンスに!
65
理 念
~感性と直観を重視した次世代CSRをめざして~
グローバル化が進み、また、あらゆるものごとが
複雑に関係しあった世界に生きる私たちは、私
たちの暮らしや企業活動が、自然環境や世界の
人々、そして未来にも大きな影響を与えているこ
とを深く自覚します。
66
持続可能な社会の実現に向けて、人や組織を活
かしながら、社会はもとより自然界も健全に保た
れるようなビジネスを追求します。
私たちの暮らしや企業活動が、世界の課題とつ
ながっていることに気づき、そこから新たな発想
を生むために、論理的思考だけでなく、社会的課
題への「感性」と「直観」を大切にします。
サステナビリティに真正面から取り組む次世代C
SRとして、ESD(持続可能な開発のための教
育)を活用した企業人教育に取り組みます。
67
指針のポイント
3つの公正
×
3つのアプローチ
①世代間の公正
①対話・協働
②世代内の公正
②参加・体験
③種間の公正
③文化・知恵の再評価
「危機」をチャンスに!
68
0.危機を「チャンス」に
持続可能な社会づくりの課題に対し、敏感な対応がで
きないと、ビジネスにとって「リスク」になりますが、逆に
積極的な取り組みができると「チャンス」(機会)として
活かすことができます。
私たちの暮らしや企業活動が世界の課題と関係してい
ることをしっかりと見透し、人も社会も世界も持続でき
るビジネスを創出することができる企業人が生まれる
環境づくりに取り組みます。
69
3つの公正①
1.世代間の公正(未来・将来世代)
将来の世代が、私たちと同等の環境を
享受する権利があることを深く認識し、
私たちの事業や暮らしが未来に与える
影響を常に考え、行動に活かします。
<総括>
70
3つの公正②
2.世代内の公正(ひと・世界中の人々)
私たちの事業や暮らしが、途上国をは
じめ国内外の社会・経済的弱者とも関
係していることを認識し、できるだけ負
担を強いないよう考え、実践に努めま
す。
<社会面>
71
3つの公正③
3.種間の公正(自然・生態系)
人間と自然、ヒトとヒト以外の生物との
関係を根本的に問い直し、人や社会
の基盤である生態系からの発想を心
がけます。
<環境面>
72
3つのアプローチ①
4.対話と協働
簡卖な答えのない持続可能な社会の実現
に向けて、多様な価値観を尊重し、これま
での常識にとらわれない新たな価値を創
造するために、幅広い分野の関係者と
の「対話」を積み重ね、違いを活かして
「協働」していきます。
73
3つのアプローチ②
5.参加体験型の学び
自然や社会と私たちをつなげる「感性」
や「直観」を育み、自分ごととして当事
者意識や主体性を培うために、知識伝
達型の教育だけでなく、ESDの実践の中で
重視されてきた「参加体験型の学び」の
手法を活用します。
74
3つのアプローチ③
6.文化と知恵の再評価
各国各地域で忘れられかけている文
化や伝統的な自然観などを見直し、そ
こから学べる知恵を再評価し、未来に
継承発展させます。
75
3つの公正×3つのアプローチ=危機をチャンスに!
76
未来
対話
参加
体験
将来世代
協働
世代間の公正
自然
ひと
生態系
世界中の人々
再評価
文化・知恵
77
Fly UP