Comments
Description
Transcript
60 ソ）その他 概要/写真 MRT の車両 MRT のプリペイド支払い
ソ）その他 概要/写真 MRT の車両 MRT のプリペイド支払い ≪メルボルンの公共交通機関について≫ ・メルボルン市内の公共交通機関は、鉄道、MRT（路面電車）、バスなどがある。 ・MRT は中心市街地の主要道を中心に郊外に延びる。停車場が多数あり、市内を循環する 無料のものもあり、使いやすい。 ・支払いは公共交通機関共通のプリペイドカードのみとなっており、１回の都度支払い のほか、ゾーン内の定額制（２時間以内）がある。２時間を超える複数回利用において 💲7.0 を超える料金となる場合は、自動的に１日乗車の定額制に移行され、💲7.0 を超え る料金を支払うことはない料金体系になっている。 自転車専用レーンの路上サイン 自転車専用レーンの利用状況 60 公園内の自転車禁止サイン 「Bike Share」の様子 レンタル自転車 自転車での視察状況 ・メルボルンにおいては、中心市街地、郊外を問わず道路には自動車、自転車、歩道の 区分けが明確に行われている。また、公園内の園路においては、自転車の走行禁止の区 域もあり道路と同様、歩行者と自転車の歩車分離も明確に行われている。 ・自転車利用者はヘルメットの義務付けがされており、レンタル自転車の利用者も同様 である。レンタル自転車の利用者は、自転車によってはヘルメットが備えられているも のもあるが、コンビニエンスストアにて５ドルで購入することができる。 ・自転車については、市内のいたるところに無人の自転車レンタルスポット「Bike Share」 があり、時間制の課金システムによりレンタルすることが可能である。料金は、初めの 30 分までの基本料金が💲2.8 となっており、追加料金として 30 分💲2.0、90 分💲7.0、 ２時間💲17.0 と、長時間利用すればするほど課金の幅も大きくなるシステムとなって いる。いずれの場所で借りても異なった場所で返却することが可能となっている。 ・上記のようなシステムにより、返却時に自動的に利用時間に応じた課金が行われるた め、料金の支払いについては、クレジットカードのみの対応となっている。 ・レンタル自転車の利用方法は、クレジットカードの読み取りをし、使用したい自転車 番号を入力すると、自転車が固定されているロックの暗証番号が発行され、入力するこ とにより開錠され、自転車を利用できる仕組みである。 61 (2)シンガポール 国名/都市名 概要 シンガポール（正式名称：シンガポール共和国）は、1965 年にマレーシア連 邦から、都市国家として分離独立した共和制国家であり、539 万人（2013 年） の人口を持つ。時差は日本時間－１時間。 シンガポール Singapore 赤道直下に位置し、一年を通じて高温かつ多湿である。11 月の平均最高気温 は 30.6℃、平均最低気温は 23.4℃であり、11 月から３月は降水量が多い時期に なる。 国土面積は約 716 ㎢で、東京 23 区と同程度である。多民族、多言語（公用語 は英語）、多宗教の国である。 通貨はシンガポールドル。１SGD＝約 95 円（視察時レート） チャンギ国際空港 ビシャン・アンモキオ・パーク シンガポール植物園 NParks 事務所 Fragrance Hotel (宿泊) パーク・コネクタ・ネットワーク 「イースタン・コースタル・ループ」 ガーデンズ バイ ザ ベイ 62 ア）シンガポール植物園 施設名 Singapore Botanic 所在地 National Parks Board HQ Gardens（NParks） 備考 1 Cluny Road MRT：CC19（Botanic Gardens）駅 行政ヒアリング 対象施設 概要・特色 現在のシンガポール植物園は 1859 年に設 立され、74ha の広さを持つ。 設立初期には、ゴムの木の栽培方法を確 立し、地域の主要な作物となっている。 現在では、10,000 以上の種類、65 万以上 の東南アジアの植物標本を有し、世界の重 要な植物研究として位置づけられている。 Burkill Hall (1868), Ridley Hall (1882), EJH Corner House (1910) and Holttum Hall (1921)などの歴史的建造物も 残っている。 年間 400 万人を超える来園者があり、世 界的にも当植物園の３つの役割を、植物の機関、観光地、広域公園として位置付けてお り、国際的な位置づけとされる熱帯植物園、国家の主要な観光地であり、フラッグシッ プを持つ公園というビジョンを掲げている。 2012 年には、シンガポール初の世界遺産となるべく、当植物園をユネスコの世界遺産 暫定リスト に提出し、シ ンガポール 建国 50 周年 NParks 事務所 に あ た る 2015 年 の 登 録を目指し ている。 開園時間 は、５時から 深夜 12 時ま で、入園料は 無料。一部オ ーキッドガ ーデンは、有 料施設とな っている。 63 概要/写真 植物園入口 植物園入口に近接する MRT 駅 ・MRT の駅である「Botanic Gardens」駅の出口に植物園の入り口があり、アクセスが容 易になっている。 ・園路には各所に現在地を示すマップが配置されており、手元のマップが無くても広い 植物園内における現在地が把握できる。 ・誘導板は、英語、中国語（簡体字）、マレー語、日本語の 4 か国語対応となっており、 海外からの観光客への配慮がなされている。 ヒーリング・ガーデン エボリューション・ガーデン 64 ・植物園内には、ヒーリング・ガーデン、エボリューション・ガーデンの他に、ナショ ナル・オーキッド・ガーデン、ヘリテイジ・トレイルなどいくつかのテーマごとの植物 展示が行われている。また、それぞれのテーマでのトレイルガイドも行われている。 出典：NParks Shaw Foundation Symphony Stage HP より EJH Corner House ・植物園内には、テーマごとの植物展示の他、歴史的建築物もいくつか存在しており、 上記左写真のシンフォニー・ステージでは、オーケストラによるコンサートのイベント が定期的に行われており、右写真「EJH Corner House」は、飲食のできるカフェとして 利活用がなされている。 65