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第2章 人口ビジョン

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第2章 人口ビジョン
第2章 人口ビジョン
2-1 人口動向分析
1.人口動向
(1)総人口
・大正期からの推移をみると、昭和 22(1947)年の臨時国勢調査時点の 15,162 人から昭和
40(1965)年までは戦後の人口横ばい期となっています。
・その後、昭和 34(1959)年~昭和 45(1970)年までの期間で工場誘致が図られ、昭和 43
年(1968 年)駅西工業団地が整備され、昭和 44(1969)年に企業 4 社が操業しました。
・昭和 47(1972)年に坂崎地区の工業団地も整備され、ソニー幸田(現・ソニーイーエム
シーエス株式会社幸田サイト)など企業3社が操業を開始し、昭和 55(1977)年に西尾
地区工業団地が整備され日本電装(デンソ-)西尾製作所が立地しています。
・さらに、昭和 61(1986)年に中部工業団地が整備され、昭和 62(1987)年に日本電装(デ
ンソー)幸田製作所が立地、平成 3(1991)年には長嶺工業団地が整備されました。
・また、工場就業者等の受け皿住宅地整備として、昭和 50 年代から土地区画整理事業が行
われ、人口の定住化が図られました。
・本町は、このような産業立地等により就業者等の定住化が進み、人口は急激に増加し平成
22(2010)年に 37,930 人となり、国立社会保障・人口問題研究所(以下、社人研という)
の推計において、30 年後の平成 52(2040)年には 41,927 人(+約 4,000 人)になると推
計されています。
図表 総人口の推移
現況:平成 22 年の国勢調査人口
昭和 29 年:幸田町と豊坂村が合併
社人研の推計値
産業立地等による人口増
昭和 27 年:幸田村から幸田町となる
資料:総人口は、大正 9 年~昭和 15 年は総務省統計局の国勢調査データ、昭和 22 年~平成 22 年はこうたの統計
(平成 26 年版、国勢調査)、平成 27 年~平成 52 年は社人研の推計値
注 :昭和 29 年8月1日に豊坂村と合併(昭和 25 年までの数値は幸田村と豊坂村の合計)、昭和 22 年(1947 年)
は臨時国勢調査
2 - 1
【参考】総人口の推移(周辺都市との比較)
・幸田町と周辺都市(岡崎市、西尾市、蒲郡市)を比較すると、周辺都市は平成 22(2010)
年、27(2015)年をピークに減少していくと推計されています。
・一方、本町は平成 22 年以降から平成 52 年にかけて引き続き伸びていくと推計されていま
す。
図表 総人口の推移(周辺市との比較)
岡崎市は平成 22 年までの急激な人口増加から、平成 32 年か
ら平成 52 年にかけ減少に転じると推計されている。
岡崎市
社人研の推計値
西尾市
幸田町
蒲郡市
西尾市は平成 22 年までの緩やかな人口増加から、平成 22
年から平成 52 年にかけ減少に転じると推計されている。
蒲郡市は昭和 60 年をピークに緩やか
な人口減少が続くと推計されている。
幸田町は緩やかな人口増加が今
後も続くと推計されている。
資料:総人口は、大正9年~昭和 15 年は総務省統計局の国勢調査データ、昭和 22 年~平成 22 年はこうたの統
計(平成 26 年版、国勢調査)、平成 27 年~平成 52 年は社人研の推計値
岡崎市は岡崎市統計ポータルサイト、西尾市はウィキペディア、蒲郡市は蒲郡の統計、各市の平成 27
年~平成 52 年は社人研の推計値
2 - 2
【参考】行政区別人口動向
・行政区別の平成 12(2010)年から平成 25(2013)年にかけての人口増減をみると、坂崎、
大草、高力、鷲田、横落、野場が 10%以上、岩堀、市場が5%以上 10%未満の割合で増
加しています。
・一方、久保田、永野、新田が0%以上5%未満、幸田、逆川、六栗、桐山が5%以上の減
少となっています。
・その他は0%以上5%未満の増加となっています。
図表 学区別・行政区別人口
行政
地
域
学 区
区名
長 嶺
坂崎 久保田
坂 崎
大 草
高 力
幸田
鷲 田
新 田
岩 堀
中央
横 落
荻
芦 谷
荻谷
幸 田
桜 坂
里
市 場
深溝
海 谷
逆 川
野 場
永 野
須 美
豊坂
六 栗
上六栗
桐 山
合 計
平成12年
平成17年
平成22年
平成25年
世帯数 人口(人) 世帯数 人口(人) 世帯数 人口(人) 世帯数 人口(人)
61
262
66
269
70
261
74
262
91
382
98
368
106
374
112
378
899
2,619
921
2,641
996
2,806
1,074
3,122
1,139
3,959
1,325
4,280
1,594
4,589
1,555
4,553
291
1,024
312
1,026
388
1,137
494
1,395
845
2,592
842
2,618
1,278
3,621
1,606
4,444
43
182
44
172
45
167
51
175
1,496
4,774
1,752
5,019
1,819
5,014
1,887
5,123
656
1,968
878
2,537
1,005
2,748
989
2,812
235
893
260
918
279
915
273
893
1,309
3,498
1,414
3,565
1,531
3,732
1,504
3,669
243
779
258
774
252
696
251
661
-
-
212
752
223
824
219
820
638
2,101
734
2,114
776
2,129
809
2,154
654
2,269
671
2,250
756
2,392
811
2,512
236
793
250
788
269
793
268
788
52
238
58
228
59
213
61
213
498
1,689
517
1,691
669
2,109
668
2,091
63
295
70
292
76
281
82
290
91
418
90
419
133
438
127
418
429
1,396
451
1,353
484
1,378
444
1,293
187
654
209
648
230
644
235
660
93
440
97
403
104
391
103
380
10,249
33,225
11,529
35,125
13,142
37,652
13,697
39,106
面積
人口密度
人口増加率
2
2
(H12/H25)
(1㎞ )
(1㎞ 当たり)
2.323
0.0%
112.8
2.372
-1.1%
159.4
3.933
16.1%
793.8
7.002
13.0%
650.2
0.912
26.6%
1,529.6
2.475
41.7%
1,795.6
0.548
-4.0%
319.3
2.002
6.8%
2,558.9
0.393
30.0%
7,155.2
3.257
0.0%
274.2
3.152
4.7%
1,164.0
0.123
-17.9%
5,374.0
0.065
-
12,615.4
3.951
2.5%
545.2
3.467
9.7%
724.5
1.102
-0.6%
715.1
1.945
-11.7%
109.5
3.969
19.2%
526.8
1.487
-1.7%
195.0
5.960
0.0%
70.1
1.985
-8.0%
651.4
1.875
0.9%
352.0
2.482
-15.8%
153.1
56.780
15.0%
688.7
資料:こうたの統計
図表 行政区別人口の動向
坂崎学区
中央学区
豊坂学区
幸田学区
荻谷学区
深溝学区
行政区界
学区界
2 - 3
(2)世帯数の推移
・世帯数では、核家族世帯(夫婦のみ、夫婦とその未婚の子女、父親または母親とその未婚
の子女)及び単独世帯(一人で生活している者)の伸びが顕著です。
・一方、親、子、孫が同居する3世代同居世帯は減少しています。
・この背景としては、老親と同居しない子の増加などが考えられます。
図表 世帯の家族類型別一般世帯数の推移
注 核家族世帯:夫婦のみ、夫婦とその未婚の子女、父親または母親とその未婚の子女
単独世帯 :一人で生活している者
3世代同居世帯:親、子、孫が同居する世帯
その他世帯:上記以外の一般世帯
資料:総務省統計局の国勢調査データ
2 - 4
(3)年齢3区分別人口
① 年齢3区分別人口の推移
・平成 22
(2010)
年において、
年少人口は 6,199 人
(16.4%)
、
老年人口は 6,499 人
(17.1%)
とほぼ同一割合でクロスし、同年で老年人口が年少人口を上回っています。
(同年の
愛知県平均は、年少人口(14.5%)
、生産年齢人口(65.2%)
、老年人口(20.3%)
)
・本町においても、将来は高齢化がさらに進行し、平成 52(2040)年には老年人口 11,301
人(27.0%)
、年少人口 5,960 人(14.2%)と推計されています。
・生産年齢人口は平成 22(2010)年以降ほぼ横ばいで推移するものと推計されており、
産業活動への影響が懸念されます。
図表 年齢3区分別人口の推移
現況:平成 22 年の国勢調査人口
社人研の推計値
年少人口
生産年齢人口
老年人口
資料:総人口は、大正9年~昭和 15 年は総務省統計局の国勢調査データ、昭和 22 年~平成 22 年はこうたの統
計(平成 26 年版、国勢調査)、平成 27 年~平成 52 年は社人研の推計値
年齢3区分別人口(平成 12 年~平成 22 年)はこうたの統計(平成 26 年版、国勢調査)、昭和 55 年~
平成7年は総務省統計局の国勢調査データ
2 - 5
② 年齢3区分別人口割合の推移
・本町の年齢3区分別人口の推移(前頁)では、生産年齢人口(15~64 歳)は平成 42(2030)
年の 25,837 人をピークに減少傾向転じると推計しています 。
・また、平成 22 年に老人口(65 歳以上)と年少人口(0~14 歳)の逆転が始まっています。
・今後、老年人口は増加を続け平成 52(2040)年に市全体の約 27%が 65 歳以上となり、生
産年齢人口は昭和 55(1980)年の約 8.2 人、平成 22(2010)年の約 3.9 人から平成 52(2040)
人には約 2.2 人で1人の老人(65 歳以上)を支えることになります 。
図表 年齢3区分別人口割合の推移
項
目
総人口
人
割
口
合
昭和 55(1980)年
平成 22(2010)年 平成 52(2040)年
26,163
37,930
41,927
0~14 歳
6,722
6,199
5,960
15~64 歳
17,325
25,199
24,666
65 歳以上
2,116
6,499
11,301
0~14 歳
25.7%
16.3%
14.2%
15~64 歳
66.2%
66.4%
58.8%
65 歳以上
8.1%
17.1%
27.0%
資料:こうたの統計(平成 26 年度版)、社人研の推計
2 - 6
【参考】愛知県全市町村の年齢3区分別割合
・本町の平成 22(2010)年現在の年齢3区分別割合は、年少人口は 6,199 人(16.4%)
、生
産年齢人口(66.5%)老年人口は 6,499 人(17.1%)です。
・同年の愛知県平均は、年少人口(14.5%)
、生産年齢人口(65.2%)
、老年人口(20.3%)
となっており、本町は愛知県平均より年少人口割合、生産年齢人口割合が高く、老年人口
割合が低い状況といえます。
・本町は、県内では、
「みよし市」
「長久手市」などの年少人口割合が高く、老年人口割合が
低い若い都市に比較的近い割合となっています。
図表 愛知県全市町村の年齢3区分別割合
老齢人口割合が低い
老齢人口割合が比較的低い
年少人口割合が高い
年少人口割合が比較的高い
資料:平成 23 年度刊愛知県統計年鑑(市区町村・年齢(5歳階級)・男女別人口)
2 - 7
③ 未婚率
・平成 22 年 10 月1日現在において、15~49 歳の未婚率は男性が約半分(48.7%)
、女性が
約4割(38.6%)となっています。
・平成 12 年と平成 22 年の未婚率を年齢階級別で比較すると、男性は 30 歳以上では比較的
大きく上昇しており、30 歳代前半で約4割(42.1%)
、30 歳代後半で約3割(29.1%)
、
40 歳代後半で約2割が未婚となっています。女性は、30 歳代前半で比較的大きく上昇し
ており、30 歳代前半で2割強(24.5%)が未婚であることから、晩婚化・非婚化が進行
していることがうかがえます。
・なお、愛知県と比較すると、全体的に本町の未婚率の方が低くなっています。
図表 15~49 歳未婚率
注:各年 10 月1日現在
資料:幸田町子ども・子育て支援事業計画(平成 27 年3月)
図表 年齢階級別未婚率
男性(%)
区 分
平成 12 年
女性(%)
平成 22 年
幸田町
(愛知県)
平成 12 年
平成 22 年
幸田町
(愛知県)
15~19 歳
99.6
99.2
(99.2)
99.0
99.1
(98.9)
20~24
92.4
91.1
(92.2)
88.1
86.4
(87.7)
25~29
65.3
66.1
(69.4)
45.0
48.6
(55.1)
30~34
38.2
42.1
(44.8)
18.4
24.5
(29.4)
35~39
22.9
29.1
(33.6)
7.1
14.2
(18.8)
40~44
16.4
24.1
(26.6)
3.1
10.4
(13.8)
45~49
13.4
20.1
(20.4)
2.9
5.3
( 9.7)
合計
50.0
48.7
(51.4)
37.1
38.6
(40.1)
注:各年 10 月 1 日現在
資料:幸田町子ども・子育て支援事業計画(平成 27 年3月)、愛知県は国勢調査
2 - 8
④ 女性の労働力率
・女性の労働力率(15 歳以上人口に占める労働力人口(就業者+完全失業者)の割合)は、
結婚・出産期にあたる年代に一旦低下し、育児が落ち着いた時期に再び上昇するM字カー
ブを描いています。
・平成 22 年は、平成 12 年と比べてM字の谷の部分が浅くなっており、既婚女性の労働力
率の上昇が見られるとともに、平成 12 年では 20 歳代前半から後半にかけて大きく低下
が見られましたが、平成 22 年では緩やかな低下となっているなど、晩婚化の影響もうか
がえます。
図表 女性の労働力率
資料:幸田町子ども・子育て支援事業計画(平成 27 年3月)
2 - 9
⑤ 人口ピラミッドの推移
・人口ピラミッドの推移をみると、平成 3(1991)年は「ピラミッド型」であるが、平成 52
(2040)年には「つぼ型」に変化し、高齢化の進展がみられます。
・年少人口は、平成 3(1991)年の 6,259 人から平成 52(2040)年には 5,960 人に減少する
が、減少率は少なく、現状の比較的若いまちが継続されます。
・一方、老年人口は、平成 3(1991)年の 3,097 人から、平成 52(2040)年の 11,301 人と
約 3.6 倍となり、特に女性の 65 歳以上の人口割合が高いといえます。
図表 人口ピラミッドの推移
男性の老年人口
1,309 人
女性の老年人口
1,788 人
女性
男性
女性の生産年齢人口
10,969 人
男性の生産年齢人口
11,518 人
男性の年少人口
3,202 人
女性の年少人口
3,057 人
男性
男性の老年人口
5,141 人
女性
女性
男性
女性の老年人口
6,160 人
女性の生産年齢人口
12,426 人
男性の生産年齢人口
12,240 人
女性の年少人口
2,907 人
男性の年少人口
3,053 人
資料:平成3年は平成4年度刊愛知県統計年鑑、平成22 年はこうたの統計(平成26 年版)、平成52 年は社人研の推計
2 - 10
(4)出生・死亡、転入・転出
① 出生・死亡、転入・転出
・社会増減としては、昭和 55(1980)年から平成 22(2010)年まで、転入が転出を上回る
社会増の傾向が続いています。
(平成7(1995)年のみ逆転。
)
・自然増減は、昭和 55(1980)年から平成 22(2010)年まで、同様に、出生が死亡を上回
る自然増の傾向が続いています。
・本町は、土地区画整理事業等による市街地整備 ⇒ 企業誘致・立地 ⇒ 若者世帯の転入・
定住 ⇒ 暮らしやすい環境整備 ⇒ 出生率の上昇 ⇒ 社会増と自然増の良い流れが形成
されたことにより、自然増と社会増がともにバランス良く増加し、安定した人口増加が維
持されています。
(次頁参照)
図表 出生・死亡数、転入・転出の推移
現況:平成 22 年の国勢調査人口
転入
社人研の推計値
転出
出生
死亡
資料:総人口は、大正9年~昭和 15 年は総務省統計局の国勢調査データ、昭和 22 年~平成 22 年はこうたの統
計(平成 26 年版、国勢調査)、平成 27 年~平成 52 年は社人研の推計値
出生・死亡数、転入・転出人口は、こうたの統計(平成 26 年版、住民基本台帳)
〈出生〉
〈転入〉
2 - 11
【参考】幸田町の人口増加の流れ
・緑豊かな自然環境やJR、名豊道路などの恵まれた交通インフラ※を有する本町におい
て、土地区画整理事業等による計画的な市街地整備により企業誘致と住宅地供給を継続的
に行うことで、若者世帯が多い就業人口の転入を促進し、出生率の向上が図られるという
「社会増から自然増につながる流れ」が構築できていることから、今後もこの強みを維
持・強化していくものとします。
緑豊かな自然環境、恵まれた交通インフラ※、
身近な生活利便施設の充実
土地区画整理事業等による計画的な市街地整備
企業立地
商業立地
就業人口
の流入
就業人口
の流入
住宅立地
町への定住化(人口増加)
図表 人口動向と住宅地整備・企業立地との関係
S47 坂崎地区工業団地
H20 須美工業団地
H21 須美南山工業団地
S52 西尾地区工業団地
H3 長嶺地区工業団地
地区名
区画
整理
S61 中部地区工業団地
S44 駅西地区工業団地
宅地
開発
※1965~2010 年は国勢調査、2015~2040 年は社人研による推計値
2 - 12
深溝
S51-58
里前
S57-H2
三ヶ根南 S58-H1
駅西
S58-H3
芦谷
S59-H8
郷前
H8-13
山添
H8-16
野場
H15-19
相見
H10-27
幸田駅前 H18-30
岩堀
H24-30
六栗
H24-31
深溝里
H24-31
小計
京ケ峯
H21.8完了
桜坂
小計
合計
供給戸数
163
107
32
180
184
61
253
131
1,054
84
183
239
190
2,861
156
222
378
3,239
② 年齢階級別人口移動の推移(男性・女性)H17⇒H22
・平成 17(2005)年と平成 22(2010)年の国勢調査を比較し、年齢階級別人口移動(男女
別)の推移をみると、5歳階級別人口は 10 代前半から 10 代後半に減少し、20 代前半か
ら 30 代後半に増加する傾向がみられます。
・10 代前半から 10 代後半の減少は、進学などによる町外への転出が原因と考えられます。
・一方で、20 代前半から 30 代後半までの人口増加は、就職に伴い本町に転入する人が多い
ことに起因していると考えられます。
・変化率をみると、若年層で人口が増加しており、変化率が 1.0 を超えています。
図表 年齢階級別人口移動の推移(男性・女性)H17⇒H22
年齢
総数
0~4歳
5~9歳
10~14歳
15~19歳
20~24歳
25~29歳
30~34歳
35~39歳
40~44歳
45~49歳
50~54歳
55~59歳
60~64歳
65~69歳
70~74歳
75~79歳
80~84歳
85~89歳
90~94歳
95~99歳
100歳以上
年齢不詳
平均年齢
(再掲)
15歳未満
15~64歳
65歳以上
平成17年10月1日
平成22年10月1日
変化率※
総数
男
女
構成比 総数
男
女
構成比 総数
男
女
35,596 18002 17594 100.0 37,930 19,045 18,885 100.0
2,010
1040
970
5.6 2,141 1,104 1,037
5.6 1.046 1.045 1.047
1,910
999
911
5.4 2,103 1,087 1,016
5.5 1.024 1.014 1.034
1,877
929
948
5.3 1,955 1,013
942
5.2 0.993 0.983 1.002
1,949
981
968
5.5 1,863
913
950
4.9 1.193 1.063 1.324
2,232
1191
1041
6.3 2,325 1,043 1,282
6.1 1.169 1.202 1.132
2,690
1422
1268
7.6 2,610 1,432 1,178
6.9 1.092 1.068 1.120
3,300
1720
1580
9.3 2,938 1,518 1,420
7.7 1.021 1.040 1.001
2,629
1407
1222
7.4 3,370 1,789 1,581
8.9 1.005 0.999 1.013
2,391
1271
1120
6.7 2,643 1,405 1,238
7.0 0.988 0.977 1.001
2,014
1028
986
5.7 2,363 1,242 1,121
6.2 0.995 0.975 1.015
2,361
1161
1200
6.6 2,003 1,002 1,001
5.3 1.001 0.999 1.003
2,743
1446
1297
7.7 2,363 1,160 1,203
6.2 0.992 0.988 0.997
2,121
1074
1047
6.0 2,721 1,428 1,293
7.2 0.972 0.962 0.982
1,659
823
836
4.7 2,061 1,033 1,028
5.4 0.945 0.928 0.961
1,314
589
725
3.7 1,567
764
803
4.1 0.906 0.854 0.948
1,124
507
617
3.2 1,190
503
687
3.1 0.845 0.761 0.914
647
236
411
1.8
950
386
564
2.5 0.709 0.606 0.769
361
109
252
1.0
459
143
316
1.2 0.573 0.468 0.619
178
35
143
0.5
207
51
156
0.5 0.326 0.229 0.350
39
11
28
0.1
58
8
50
0.2 0.179 0.091 0.214
3
3
0.0
7
1
6
0.0
44
23
21
0.1
33
20
13
0.1
39
38
40
40
39
41
・ある年齢区分の5年後の人口が増加
5,797 2,968 2,829
24,430 12,701 11,729
5,325 2,310 3,015
6,199 3,204 2,995
25,199 12,932 12,267
6,499 2,889 3,610
している場合、変化率は1より大き
くなります。
※若年層の特に大学進学時や就職時の
この年齢層は、流出超過により変化
率が1を下回る場合が多いですが、
本町では1を超えています。
注:変化率は、年齢(5歳階級)別の人口の5年後の変化率を示しています。
例えば、平成 17 年に 15~19 歳の総数は 1,949 人であるが、5年後の平成 22 年には 20~24 歳の総数
は 2,325 人となり、変化率は 2,325/1,949≒1.193 となっています。
また、平成 17 年に 20~24 歳の総数は 2,232 人であるが、平成 22 年には 25~29 歳の総数は 2,610 人
となるため、変化率は 2,610/2,232≒1.169 となります。
資料:平成 17 年、平成 22 年のデータはこうたの統計(平成 26 年版、国勢調査)
2 - 13
③ 年齢階級別純移動数の推移
・平成 23(2011)年以降、15~64 歳の生産年齢人口の移動が増加しています。
・一方、0~14 歳の年少人口の移動が減少しています。
・65 歳以上の老年人口の移動は、ほぼ横ばい傾向となっています。
図表 年齢階級別純移動数の推移
注:純移動数は流入人口と流出人口の差
資料:総務省「住民基本台帳人口移動報告」
2 - 14
④ 愛知県の地域ブロック別純移動数
・愛知県の地域ブロック別純移動数としては、移動(流出)は東京圏、移動(流入)は中部、
関西、九州・沖縄地域からが多くなっています。
・平成 22(2010)年以降、移動(流入)が増加傾向にありますが、平成 23(2011)年以降
東京圏への移動(流出)が増加しています。
図表 愛知県 地域ブロック別純移動数
注:北海道:北海道、東北:青森・岩手・宮城・秋田・山形・福島
北関東:茨城・栃木・群馬
東京圏:埼玉・千葉・東京・神奈川
中 部:新潟・富山・石川・福井・山梨・長野・岐阜・静岡・愛知
関 西:三重・滋賀・京都・大阪・兵庫・奈良・和歌山、中国:鳥取・島根・岡山・広島・山口
四 国:徳島・香川・愛媛・高知
九州・沖縄:福岡・佐賀・長崎・熊本・大分・宮崎・鹿児島・沖縄
資料:総務省「住民基本台帳人口移動報告」
2 - 15
⑤ 年齢階級別純移動数の時系列分析
・昭和 55(1980)年から平成 22(2010)年の純移動数をみると、移動の多い年齢階級は 10
~14 歳→15~19 歳から 30~34 歳→35~39 歳となっています。
・これは、他圏域の大学への入学による移動(流出)や就職などによる他圏域への移動(流
入、流出)と推測されます。
・35~39 歳以上の年齢階級の移動は少ない状況です。
図表 年齢階級別純移動数の時系列分析
移動の多い年齢階級
(10~14 歳から 35~39 歳)
資料:総務省「国勢調査」
、総務省「住民基本台帳人口移動報告」に基づき作成
〈大学入学〉
〈就職〉
2 - 16
⑥ 合計特殊出生率の推移
・本町の出生数は、平成 21(2009) 年までは 400 人前後で推移していましたが、平成 22
(2010)年以降は宅地供給戸数の増加と連動して 450 ~480 人台へと増加しています。
・一人の女性が一生に産む子供の数とされる合計特殊出生率の推移をみると、平成 21(2009)
年までは 1.6 前後で推移していましたが、平成 22 年以降は 1.7~1.8 台に伸びています。
・本町の合計特殊出生率は、平成 14 年以降、愛知県と国の水準を上回っていますが、人口
の現状を維持するのに必要な水準 2.1 には届いていない状況にあります。
(幸田町次世代
育成支援行動計画後期計画(平成 22 年 3 月より)
)
図表 出生数の推移
資料:幸田町男女共同参画プラン改定(案)平成 26 年2月、幸田町子ども・子育て支援事業計画平成 27 年3月
図表 合計特殊出生率の推移
国の長期ビジョンにおいて、平成 72(2060)年に1億人程度
を維持する値が 1.8 です。
また、1.8 は「若い世代の結婚・子育ての希望が実現する場合
に達成できる値」とされています。
注:合計特殊出生率は、15 歳から 49 歳までの女子の年齢別出生率を合計したもので、1人の女子が仮にその
年次の年齢別出生率で一生の間に産むとしたときの平均子ども数です。
資料:平成 14~20 年は「幸田町次世代育成支援行動計画後期計画(平成 22 年3月)」、平成 21~23 年は「幸
田町子ども・子育て支援事業計画(平成 27 年3月)」(元資料は人口動態統計)
2 - 17
(5)総人口に与えてきた自然増減と社会増減の影響
・前述の出生・死亡数、転入・転出の推移を各年でみると、自然増減は対象年の全てで増と
なっています。
・昭和 52(1977)年から昭和 54(1979)年の3年間は、自然増が 300 人を超える特化を示
し、社会増も 200 人前後の安定した期間です。
・平成7(1995)年から平成 11(1999)年までは社会減の期間です。
・なお、平成 9(1997)年のみ、大きな社会減(256 人)により自然増減と社会増減の合計
値がマイナスとなっています。これは平成2(1990)年~平成 12(2000)年の平成不況(失
われた 10 年)と呼ばれる時期で、本町においては「平成 10(1998)年に幸田町の産業を
支えた三菱レイヨン移転(操業停止)があった」ことが影響していると思われます。
・平成 12(2000)年に社会増に転じ、平成 19(2007)年は社会増が 667 人と近年最大とな
っています。これは自動車産業系の新たな産業立地により、幸田山添地区や幸田相見地区
の土地区画整理等により宅地供給量が増加し、転入者が増加したことによると思われま
す。
・平成 22(2010)年以降は、自然増、社会増とも 200 人超で安定しています。
図表 総人口に与えてきた自然増減と社会増減の影響
年
昭和52年
昭和53年
昭和54年
昭和55年
昭和56年
昭和57年
昭和58年
昭和59年
昭和60年
昭和61年
昭和62年
昭和63年
平成元年
平成2年
平成3年
平成4年
平成5年
平成6年
平成7年
平成8年
平成9年
平成10年
平成11年
平成12年
平成13年
平成14年
平成15年
平成16年
平成17年
平成18年
平成19年
平成20年
平成21年
平成22年
平成22年
平成23年
平成24年
自然増減+社会増減のマイナスエリア
1977
1978
1979
1980
1981
1982
1983
1984
1985
1986
1987
1988
1989
1990
1991
1992
1993
1994
1995
1996
1997
1998
1999
2000
2001
2002
2003
2004
2005
2006
2007
2008
2009
2010
2011
2012
2013
自然増減 社会増減 合 計
364
206
570
358
177
535
368
237
605
293
240
533
299
92
391
252
441
693
263
74
337
278
213
491
268
184
452
265
39
304
300
-53
247
249
247
496
280
250
530
220
597
817
280
578
858
218
422
640
232
-101
131
257
72
329
251
-44
207
234
-87
147
229
-256
-27
185
-112
73
179
-79
100
164
125
289
170
88
258
178
308
486
190
296
486
191
64
255
228
187
415
146
458
604
239
667
906
225
409
634
164
37
201
181
84
265
240
223
463
218
210
428
231
332
563
資料:自然増減・社会増減は、こうたの統計(平成 26 年版)住民基本台帳
2 - 18
(6)地域間の人口移動状況
① 転入・転出先の状況
・平成 17(2005)年から平成 22(2010)年において、本町からの転出先は、岡崎市、
蒲郡市、西尾市、安城市、名古屋市、豊橋市が上位を占めています。
・本町への転入先は、同様に岡崎市、蒲郡市、西尾市、安城市、名古屋市、豊橋市が上
位を占め、豊川市、豊田市からの転入が続いています。
・この中で、転出が転入を上回っているのは、蒲郡市(-52 人)のみとなっています。
図表 転出・転入人口(平成 17 年から 22 年)
■転出
■転入
注:100 人以上を表示
図表 転入・転出先の状況
転出総数
県内他市区町村へ
岡崎市
蒲郡市
西尾市
安城市
名古屋市
豊橋市
豊田市
豊川市
刈谷市
碧南市
春日井市
知立市
大府市
高浜市
豊明市
田原市
一宮市
常滑市
半田市
その他市町村
他県へ
3,656
2,948
1,125
495
315
174
168
106
96
80
70
31
28
27
24
23
21
21
13
13
11
0
708
転入総数
県内他市区町村から
岡崎市
蒲郡市
西尾市
安城市
名古屋市
豊橋市
豊川市
豊田市
刈谷市
知立市
碧南市
田原市
大府市
豊明市
高浜市
春日井市
東海市
一宮市
半田市
知多市
武豊町
みよし市
その他市町村
他県から
5,022
3,604
1,565
443
397
225
188
129
101
100
91
49
38
25
20
19
18
17
17
15
15
14
14
10
93
1,023
資料:総務省統計局の平成 22 年国勢調査データ
2 - 19
② 通勤流動
・平成 22(2010)年における通勤流動は、流出が 11,792 人、流入が 11,781 人と流出が流
入を 11 人上回っています。
(平成 17(2005)年は流入が 2,693 人上回っていました。
)
・平成 22(2010)年における通勤の流出先は、岡崎市が一番多く、次いで蒲郡市、西尾市、
安城市、名古屋市が上位を占めています。
・通勤の流入先は、同様に岡崎市が一番多く、次いで蒲郡市、豊川市、西尾市、安城市、豊
橋市が上位を占めています。
・この中で、流出が流入を上回っているのは、西尾市(-632 人)
、名古屋市(-549 人)
、安
城市(-282 人)
、刈谷市(-223 人)
、豊田市(-194 人)となっています。
図表 流入・流出人口(通勤)
■流出
■流入
注:100 人以上を表示
区
分
幸田町常住の通勤者
町内に通勤する者
図表 通勤流動
通勤者(人)
21,640
9,214
町外に通勤する者(流出)
11,792
幸田町に勤務する通勤者
町内に常住する者
備
考
・岡崎市、蒲郡市、西尾市、安
城市、名古屋市の順
22,190
9,214
町外に常住する者(流入)
11,781
注:従業地不詳があるため合計は合わない。
・岡崎市、蒲郡市、西尾市、安
城市、豊橋市の順
資料:総務省統計局の平成 22 年国勢調査データ
2 - 20
③ 通学流動
・平成 22(2010)年における通学流動は、流出が 1,304 人、流入が 289 人と流出が流入を
1,015 人上回っています。
(平成 17(2005)年は流出が流入を 846 人上回っていました。
)
・平成 22(2010)年における通学の流出は、岡崎市が一番多く、次いで名古屋市、安城市、
豊橋市、豊田市が上位を占めています。
・流入は、同様に岡崎市が一番多く、次いで豊田市、蒲郡市、安城市、西尾市が上位を占め
ています。
図表 流入・流出人口(通学)
■流出
■流入
注:10 人以上を表示
図表 通学流動
区
分
幸田町常住の通学者
町内に通学する者
町外に通学する者(流出)
通学者(人)
考
1,879
545
1,304
幸田町に就学する通学者
991
町内に常住する者
545
町外に常住する者(流入)
289
注:通学地不詳があるため合計は合わない。
備
・岡崎市、名古屋市、安城市、蒲
郡市、豊橋市の順
・岡崎市、豊田市、蒲郡市、安城
市、西尾市の順
資料:総務省統計局の平成 22 年国勢調査データ
2 - 21
2.産業別の就業状況
(1)産業別の就業者割合
・平成 22(2010)年における本町の産業別就業者割合は、第1次産業が 4.1%、第2次産
業が 43.0%、第3次産業が 46.7%となっています。
・産業別就業者数の推移をみると、平成 12(2000)年から平成 17(2005)年の間におい
て、増加する第2次産業従業者に対するサービス需要の高まりにより、第3次就業者数
が第2次産業従業者数を上回る状況となっています。
図表 産業別就業者割合
注:分類不能を除く
資料:こうたの統計(国勢調査)
図表 産業別就業者数の推移
注:分類不能を除く
資料:こうたの統計(国勢調査)
2 - 22
(2)愛知県全市町村の産業別就業者割合
・全国の平成 22(2010)年の国勢調査における産業就業者割合は第1次産業就業者割合が
4.2%、第2次産業就業者割合 25.2%、第3次産業就業者割合が 70.6%となっています。
・愛知県全市町村における産業就業者割合を比較すると、第2次産業就業者割合が本町の割
合(43.0%)を超える市町は、碧南市、刈谷市、豊田市、西尾市、高浜市など工業系に特
化した都市となっています。
・第2次産業就業者割合が第3次産業就業者割合を上回るのは高浜市のみであり、上記の碧
南市、刈谷市、豊田市、西尾市においても第3次産業就業者割合が第2次産業就業者割合
を上回っており、その他の都市と同様、これらの工業系都市においても第3次産業化が進
行しているといえます。
図表 全国、愛知県全市町村の産業別就業者割合
資料:平成 22 年国勢調査
2 - 23
2-2 将来人口の推計と分析
1.総人口の推計
本町の平成 72(2060)年の将来総人口は、国により「パターン1」が 40,831 人、
「パターン2」が 43,913 人、
「シミュレーション 1」が 46,446 人、
「シミュレーショ
ン2」が 37,054 人と推計されています。
将来人口の推計には、以上のようにばらつきがあります。本町の将来総人口として
は、将来 50,000 人を目指していることから「シミュレーション1」の推計を参考と
し、
「2-6 2.目指すべき将来人口」において独自推計を行います。
図表 幸田町の総人口の推計(RESAS:地域経済分析システム)
シミュレーション1
パターン2
パターン1
シミュレーション2
注:
パターン1:全国の移動率が今後一定程度縮小すると仮定した推計(社人研推計準拠)
パターン2:全国の総移動数が、平成 22 年から平成 27 年の推計値と概ね同水準でそれ以降も推移すると仮定
した推計(日本創成会議推計準拠)
シミュレーション1:合計特殊出生率が人口置換水準(人口を長期的に一定に保てる水準の 2.1)まで上昇した
とした場合のシミュレーション
シミュレーション2:合計特殊出生率が人口置換水準(人口を長期的に一定に保てる水準の 2.1)まで上昇し、
かつ人口移動が均衡したとした(移動がゼロとなった)場合のシミュレーション。
資料:社人研「日本の地域別将来推計人口」に基づきまち・ひと・しごと創生本部作成
2 - 24
2.年齢3区分別人口比率の推計
国の推計による本町の平成 72(2060)年の老年人口比率は、平成 22(2010)年を
100 とすると 186(国 117)になると推計されており、長寿化とともに高齢化の急速な
進展がみられます。
一方、生産年齢人口比率は、平成 72(2060)年には平成 22(2010)年の 100 に対
し 92(国 54)
、年少人口比率は 88(国 47)と推計されており、少子化の進展による
人口減少傾向の顕在化、及び生産年齢人口の減少による本町経済財政への影響が懸念
されます。
また、総人口、老年人口比率、生産年齢人口比率、年少人口比率ともに国平均に比
べ伸び率が高いといえます。
これを踏まえ、
「2-6 2.目指すべき将来人口」において独自推計を行います。
図表 年齢3区分別人口比率の推計
老年人口比率(幸田町)
生産年齢人口比率(幸田町)
総人口比率(幸田町)
年少人口比率(幸田町)
注:2010 年の人口を 100 とし、各年の人口を指数化している。
資料:社人研「日本の地域別将来推計人口」
、RESAS(地域経済分析システム)
2 - 25
2-3 人口の変化が地域の将来に与える影響の分析と考察
年齢3区分別人口の推計に基づくと、国の人口構造の変化が、将来の地域住民の生
活や地域経済、地方行政に与える影響については、以下のように分析と考察がなされ
ています。
図表 国の推計による人口構造の変化が地域の将来に与える影響の分析と考察
人口構造の変化
地域の将来に与える影響
① 少子化・高齢化の進展による ・後期高齢者の増大が予測され、医療費負担が増加
社会保障等の財政需要、税収
し、国民健康保険財源の逼迫と一人当たり国民健
等の減少による町の経済財政
康保険料の上昇による、住民負担及び行政負担の
状況への影響
増加が見込まれます。
・要介護高齢者の増加により介護の必要性が増大し、
地域において介護サービスや住民のボランティア
活動をコーディネートができる人材の不足が懸念
されます。
② 生産年齢人口の減少による経 ・生産年齢人口の減少により、住民税等の収入減少
済財政への影響
が見込まれます。
③小売店など民間利便施設の進 ・モータリゼーション※の普及とともに郊外型大規模
出・撤退の状況
ショッピングセンターが出店し、住宅街のスーパ
ーマーケットが撤退し、高齢化の進展により、自
家用車を運転しない高齢者が増加し、いわゆる「買
い物難民」が増加する懸念があります。
④地域の産業における人材(人 ・製造業などにおいて製造・販売・経営戦略を担う
手)の不足状況
人材が不足し、地域の技術が伝承されず、良質な
雇用の場の縮小が懸念されます。
⑤公共施設の維持管理・更新等へ ・人口増加時期に公共施設や上下水道等の整備を進
の影響
めてきましたが、将来の人口減少により全般的に
利用数が低下します。
・生産年齢人口の減少等から、税収の減少による施
設の維持管理費、補修費の行政負担の増大が懸念
されます。
2 - 26
2-4 アンケート調査
将来人口ビジョンおよび総合戦略の策定にあたっての基礎資料とするため、町内の
「中学生、高校生、短大生・大学生、企業従業者」および「実際に転入・転出された
方」を対象にアンケートを実施しました。
■アンケート調査の概要
1.中学生、高校生、短大生・大学生アンケートについて
(1)目的
町内に立地する幸田・南部・北部中学校、幸田高校、愛知工科大学自動車短期大学、
愛知工科大学の学生を対象に、将来の就職・進学についての考えを通じた定住意向の
把握を目的とします。
(2)実施時期
○ 配布・回収:平成 27 年6月
(3)調査対象
① 中学生:幸田・南部・北部中学校の3年生計 399 人
② 高校生:幸田高校の3年生 235 人
③ 短大生:愛知工科大学自動車短期大学の2年生 143 人
④ 大学生:愛知工科大学の4年生 154 人
(4)実施方法
各学校にアンケート調査票を持参し、学校にて学生に配布・回収を行っていただい
た後、回収を行いました。
(5)配布・回収状況
配布数、回収数および回収率は以下のとおりです。
図表 配布数、回収数および回収率
学校種別
学校名
配布数
回収数
幸田中学校
195
193
99.0%
南部中学校
073
068
93.2%
北部中学校
131
131
100.0%
計
399
392
98.2%
高校生
幸田高校
235
227
96.6%
短大生
愛知工科大学自動車短期大学
143
131
91.6%
大学生
愛知工科大学
154
130
84.4%
931
880
94.5%
中学生
合 計
2 - 27
回収率
2.企業従業者アンケートについて
(1)目的
町内の大中小企業について、現在の居住環境に関する評価や将来の定住・転居につ
いての意向把握を目的とします。
(2)実施時期
○配布・回収:平成 27 年6月
(3)調査対象
○幸田町ものづくり企業情報懇話会の 16 社:計 480 人
(五十音順)
アスカ(株)幸田工場、(株)エアウィーヴ幸田ロジスティクスセンター、エムアールシ
ー幸田(株)、王子コンテナー(株)幸田工場、金星工業(株)、(株)近藤製作所幸田工場、
新東工業(株)幸田事業所、(株)鈴木化学工業所、セキアオイテクノ(株)愛知工場、セ
ントラルコンベヤー(株)、ソニーイーエムシーエス(株)幸田サイト、(株)デンソー幸
田製作所、日軽エムシーアルミ(株)幸田工場、パナソニックエコソリューションズ住
宅設備(株)幸田工場、フタバ産業(株)幸田工場、(株)豊幸
(4)実施方法
企業にアンケート調査票を持参し、企業にて従業者に配布・回収を行っていただい
た後、回収を行いました。
(5)配布・回収状況
配布数、回収数および回収率は以下のとおりです。
図表 配布数、回収数および回収率
企業従業者
配布数
回収数
回収率
480
441
91.9%
2 - 28
3.転入・転出者アンケートについて
(1)目的
転入者と転出者の家族構成や転入・転出の理由、居住地を決定した理由などを窓口
でお聞きし、若い世代の定住につながるまちづくりの参考とすることを目的とします。
(2)実施期間
○ 平成 26 年 12 月1日(月)~平成 27 年5月 31 日(日)の6ヶ月間
(3)回答の状況
○ 転入者:438 件
○ 転出者:385 件
○ 合 計:823 件
○ 実転入件数: 689 件(回答率:63.6%)
○ 実転出件数: 569 件(回答率:67.7%)
○ 合
計:1,258 件(回答率:65.4%)
図表 月別回答者(転入・転出)の状況
※企画部企画政策課「まちづくりアンケート(転入・転出者)
」結果報告書をもとに
とりまとめを行いました。なお、問8の回答に対する割合は、回答者数に対する割
合で算出しました。また、自由意見については、カテゴリーでまとめるなど、一部
手を加えました。
2 - 29
■アンケート調査の結果
1.中学生アンケート調査結果
(1)回答者の属性(中学生)
項
目
問 1.性別【単回答】
回答まとめ
★男子は 52.4%、女子は 47.6%を占めています。
(回答者:389 人)
問 2.卒業後の意向【単 ★卒業後は、進学したいと思っているが 97.4%、就職したい
回答】
と思っているが 2.1%となっています。
(回答者:388 人)
2 - 30
(2)回答状況(中学生)
項
目
回答まとめ
問 3.幸田町の現状につ ★満足度(そう思う+ややそう思う)が高いものは、森林など
いて【単回答】
の自然環境が保全されている 87.7%、田園風景が美しい
(回答者:391 人)
84.4%、学校施設が整備されている 80.0%、近所づきあい
がいい 72.6%などの順となっています。
★不満度(そう思わない+あまりそう思わない)が高いものは、
町内で将来の仕事がある 53.0%、バスの利便性がよいが
48.9%、川辺が整備されている 46.3%、スポーツ施設が整
備されている 46.2%などの順となっています。
2 - 31
項
目
回答まとめ
問 4.定住意向【単回答】 ★幸田町にずっと住みたい 30.4%、一度は他の市町村に住ん
(回答者:378 人)
でみたいが、いずれは幸田町に戻りたい 47.1%、他の市町
村に移りたい 22.5%となっています。
問 5.将来、幸田町以外 ★幸田町には希望する学校や就職先がないから 38.2%、幸田
に移りたい理由【単
町の生活は不便だから 4.4%、都会の生活に憧れているから
回答】
23.2%、親から独立して早く一人前になりたいから 16.9%
(回答者:272 人)
の順になっています。
問 6.将来、幸田町以外 ★東海地域(愛知県、三重県、岐阜県、静岡県など)131 人
に移りたいと思う地
(49.8%)
、関東地域(東京都、神奈川県、千葉県、栃木県
域【単回答】
など)96 人(36.5%)
、関西地域(大阪府、京都府、神戸市
(回答者:263 人)
など)18 人(6.8%)の順となっています。
2 - 32
項
目
回答まとめ
、商業の活性化 104 人(34.7%)
、
問 7.幸田町の今後の取 ★観光の振興 110 人(36.7%)
組について【複数回
レジャー施設の整備 92 人(30.7%)
、自然環境などの保全
答】
71 人(23.7%)などの順となっています。
(回答者:300 人)
2 - 33
(3)自由意見【問8】
(中学生)
項
※(○人)は、同一発言者が○人という意味です。
目
回答まとめ
駅周辺・駅・鉄 〇駅周辺について
道について
・幸田駅周辺にもっと色々な新しい店などを作ってほしい。
・ブックオフがほしい。
・幸田駅前をもう少しにぎやかにできないのでしょうか?くたびれた
風では、誰も来ないと思います。
・私は個人的に駅前銀座が好きなので広げてほしい。
・幸田駅周辺をきれいにしてほしいです。
・幸田駅周辺をもっと活発化させてほしい。
・駅前にコンビニをふやしてほしい。
・深溝にあるゲームセンターをどうにかしてほしい。
・三ヶ根駅近くに新しく本屋をつくってほしい。
〇駅について
・幸田駅を大きくしてほしい(豊橋くらい)
。
・幸田駅を新しくしてほしい。
・駅全体に屋根をつけてほしい。
・駅をきれいにしてほしい。
・三ヶ根駅がさみしすぎる。
〇鉄道について
・電車を多くしてほしい。快速がとまるようにしてほしい。
(3人)
産 業 振 興 に つ ・もっと仕事を増やすべき。
いて
・もう少し、進学先や就職先が増えたりすると良いと思います。
安全・安心につ ○防災・防犯訓練等について
いて
・防災訓練を町でやる際に本当に全員が行っているかというと、そう
ではありません。なので、もっと意識を高めるためにも、徹底した
方がいいと思います。
・町全体でもっと防災について取組めたら、よりよいと思います。
・町全体として防災マップをつくったり、避難訓練、避難所生活のミ
ニ体験などを多くやり、町全体として防災への意識を高めていきた
い。そうした上で、観光などについてPRしていけば、外国人の方々
も安心して住めると思います!
・最近、自然災害が多いので、幸田町でもその対策をもっとやっても
いいと思います。
・自分はここに来て4年経ちます。幸田町はスゴく防犯がちゃんとで
きてる町だと思いました。
○街灯について
・夜になると真黒になるから街灯をつけてほしい。
(2人)
2 - 34
項
目
回答まとめ
交通・道路・通 ○交通
学路について
・交通が不便。こうた広報などにバスの時刻表、とまるバス停などを
のせた方がいいと思う。
・幸田町は住みやすく、交通の便もしっかりしていて良い町だと思う。
○道路
・緑が豊かでいい町ですが、もう少し道路の整備をお願いしたい。
・マックから駅にいくまでの細い道の整備をしてほしい。歩道がない
からこわい。それに狭いから車での対向車との接触が危ない。
・幸田町にはとてもせまい道路があるけどそこに大型トラックが入っ
てくる。バスは必要性を感じない。
○通学路
・通学路の途中で、割れている道路があるので、整備してほしい。
・幸田町は交通の整備がとてもゆるいと思います。学校へ行く通学路
だけで何度冷っとしたことかはかりしれません。学校で定期的に行
われる通学団会で2年前からずっと訴えているのですが、なおった
ことはありません。具体的に言えば、車が来てるのか来てないのか
が分からないのです。イチかバチかで飛び込むこの恐怖を毎日味わ
うのは怖すぎます。文句のようで申し訳ないのですが、本当にいつ
か誰かが事故をしてしまうんじゃないかと思い、不安なので、ぜひ
とも改善して頂ければ嬉しいです。
・登下校するとき、危険な場所があります。たまにぶつかりそうにな
り、危ないです。
環 境 保 全 に つ 〇森林保全について
いて
・山の大量ゴミや、タバコの始末をしてる人を見かけた。
・私は自然が好きで、あまり自然を壊してほしくありません。大きな
病院(岡崎市民病院のような)や本屋さんもほしいけど、あまり開
拓はしないでほしいです。
(特に山や川)
・どんどん緑が失われていっている。もっと保全してほしい。
・住宅がたくさん建っていくなかで、幸田町の森林というものが失わ
れていると思うので森林も守っていけるといい。山のごみ川のごみ
を拾うなどの活動を増やしていけるといいと思う。
・「自然豊か」というけれど、放置された山々も見られると思う。幸
田町は自然に囲まれていて好きだし、この町自体が温かく自慢でき
ると思うけど、もっと山道を整備したりして、山の空気にふれたい。
・幸田町が発展していくことはいいと思うけど、今ある自然をこわす
ことなく発展していった方がうれしいなぁと思う。
2 - 35
項
目
回答まとめ
環 境 保 全 に つ ・レジャー施設と自然環境の保全、どっちかをするとどっちかがかけ
いて
てしまうと思うけどできれば二つが向上していってほしい。
・幸田町に長く住んでもらうのはいいと思いますが、森林や山をこわ
して家を建てたりするのは環境に良くないと思うし、人口が増えて
いき幸田町から幸田市になったりするのも何か変な感じがする。
・もうちょっと緑を増やす。幸田町全体でバランスがとれた町に!
・建物をふやさず自然を大切にしてほしい。
〇田園保全について
・田んぼや公園が住宅になっているから、自然を残してほしい。
・幸田町が活性化されるのは、うれしいことですが、人口が増加する
と共に家が増えて、田んぼや畑がなくなっていってしまうのはさみ
しいし、それで農業などに影響がでてしまうのは嫌です。
・田がうめられ、住宅地が並んできて、人口が増えて活性化するかも
しれないけど田んぼが好きだから、建物ばかりにしないでほしい。
・自分の家の近くでも田んぼがなくなって家がたっています。住宅が
たてば人口も増え、活性化するけど、自分が大人になるまで自然は
いまと変わらないでほしい。
・中途半端に駅の周りだけ活性化しても人はこないし、田んぼのあっ
た所に家がどんどん建っていくせいで夜虫の鳴き声が聞こえなく
なりさみしい。「きじ」
「いたち」
「山鳥」も今ではぜんぜん見なく
なった。田んぼをつぶして新しい家を建てれば人は集まるが結局仕
事は幸田にそうないので意味がない。公園もあんなにいらない。
〇環境整備
・ごみ拾いをした方がいいと思う
・D2 やマックスバリュの前の田んぼ側の道は、すごく草がのびていて
通りづらいことが多々ありました。除草剤などをまいてもらえたら
うれしいし、少しはみばえがよくなると思います。
・自然もある程度あって住みやすいので、無理に都市化しないでほし
い。緑があるのはいいが、放置されて竹やぶになってしまったりし
てる山があるので整備が必要だと思う。
〇河川・水路について
・便利になるとは思いますが、昔、虫取りをした田畑、近くの山など
を切り開きデパートや住宅街をたくさんつくるのは私は少し悲し
くなるし、田舎でも美しい緑の山やホタルがいるキレイな川は残し
てほしい。
2 - 36
項
目
回答まとめ
施 設 の 整 備 に 〇商業施設について
ついて
・ショッピングモールがほしいです。そしたら幸田町へ訪れる人が増
えてくると思います。
(10 人)
・スギ薬局など薬局類がピアゴ周辺にあつまりすぎだと思います。も
っと他の所に移した方が良いと思う。
・買物をするには幸田町以外の町、市に行かないといけない。
(2人)
・あまり大きなショッピングモールをつくってしまうと、道が混むか
らいやです。たとえ建てられるだけの場所やお金があっても、建て
ないでください。
・大型スーパーがたくさん建設されているけど、そんなにいらないと
思って、その代わりにもっと個人経営の店(書店や文具店など)が
あると、地域の方との交流も増えていいと思います。
・同じもの(コンビニ、薬局、スーパーなど)を作りすぎ。もっと幅
広いもの(スタバなど)をつくってほしい。
(7人)
・最近、Feel などがたちはじめていますが、あの地域に集中しなくて
も良いんじゃないかなと思います。
・店が1部にかたまりすぎ。コンビニも国道 248 号などすぐ近くに何
けんもありすぎ。
・お店をもっと増やしてほしい。
・店が、たくさんほしい(アニメイトみたいな感じの)
。東京みたい
にしてほしい。そしたら観光客はふえると思う。
・レンタル屋さんをつくってほしい。
(2人)
・スポーツ用品店がほしい。
(2人)
・電気屋さんが近くにあれば便利だと思います。
・お金などに余裕があれば、駅や住宅街ではなく、ファミリーレスト
ラン(びっくりドンキーやスシローなど)をつくってほしいです。
・100 円ショップが少ないので増やしてほしい
・コンビニなど、増やしてほしい。
・ブランド服等のお店がほしい。
(2人)
・深溝地区にスーパーがなさすぎ!
・スーパーだけでなく、色々ショッピングができる所がほしいです。
・ホビーに関する店が少し少ないかなと思います。例、プラモデル、
エアガン、カメラ…など。
・本屋さんがほしい
2 - 37
項
目
回答まとめ
施 設 の 整 備 に 〇アミューズメント施設
ついて
・もう少しアミューズメント施設を増やしてほしいです。
(2人)
・ゲームセンターを作ってほしい。
・
「ラウンドワン」など、皆が楽しく遊べる施設を作ってほしい。
・もっと遊べる場所がほしい 例(映画館、スポッチャ、イオンなど)
・小さい子が遊びやすい所が少ないと思います。
・あそび場所をふやしてください。
(3人)
・若者のための施設や、外国の人が楽しめる観光についても、強化し
ていけたらよい。
・ミュージカルなどはぜひやってほしい。
・もっと子供向けの施設を作ってほしい。少し幸田町は老人向けにな
っている。過疎化が心配。大人向けの店が多い。
〇体育館やスポーツ施設について
・私は中学生で部活をしています。そこで1つ提案があります。体育
館です。幸田町の総合体育館をつくれば、北部中、南部中、幸田中
3校が使えますしお年寄りの方でもかんたんに利用してもらいた
いですしたまに体育館が使えない時に利用したいので是非おねが
いいたします。
・テニスコートがほしい。
・体育館で部活をやっているけど、体育館が気軽く使えない(体育館
がない)
。
・大きな総合体育館がほしい。
(4人)
・スポーツできるところがほしい。
〇公園・グラウンドについて
・もっと大きい公園をつくってほしいです。他の市などから幸田町に
は○○○があるから行きたいみたいなことを言われる所をつくっ
てほしい。
・大きな公園などがあるといい。誰でも気軽に使えるような大きなグ
ラウンドがほしいと思う。
・公園が雑草だらけになっているので、きれいにしてほしい。
・横落グランドで中学生がボールを使っちゃいけないって事をやめて
ほしいです。
・度々夜中に騒音がする。中央公園などは整備されているが、小規模
の公園は荒れつつある。
・もう少しスポーツができる大きな公園がほしい
・公園に駐車場がほしいです。
2 - 38
項
目
回答まとめ
施 設 の 整 備 に 〇病院について
ついて
・病院が増えるといいなと思います。産婦人科とか、総合病院とか。
近くに病院がなくて、行く機会が少なかったり入院しづらかったり
するので、総合病院がほしいと思います。
・大きい総合病院がほしい。
・歯医者ばかり増やしても意味がない。整形外科、眼科などをふやす
べきだと思う。
・医療施設をもう少しふやしてほしい。
・病院がほしい
○福祉施設について
・高齢者の割合が高くなるから、介護関係の施設を増やした方がいい
と思う。
・保育園をたててほしい。
〇まちづくり
・都市開発してほしい。知名度上げてほしい。
・街並にかたよりがあるからもう少し色んな所に建ててほしい。
・あまり工場は誘致しすぎないでほしい。
・住宅地が最近増えていますが、本屋さん、あと病院があるともっと
幸田町に人が来ると思います。私のおばあちゃんが坂崎小の近くに
住んでいるんですが、そこは住宅がとても多くなりにぎやかです
が、交通の便が悪くどこに行くとしても車がないと行けないとおば
あちゃんが言っていました。私は自然豊かで気持ちいい幸田町が大
好きですが、もう少し都会になるともっといいのかなと思います。
・幸田町はいいところがたくさんあるのでもっと良い所を増やして住
みやすい街にしていってほしいです。
・私は幸田町が大好きです。なので、もっと地域を活性化してほしい
です。そしてたくさんの人がおとずれて、
「幸田町っていいな」と
思ってもらえるようにしたいです。
・新しい家がだんだん建てられていていい。
イ ベ ン ト に つ ・幸田町は他の市町村に比べ、たくさんの行事を取り組んでいると思
いて
います。もっともっと町民スポーツ大会・ジョギング・駅伝大会な
どの大きな行事を全員でやろうとする事でもっともっと町が明る
くなると思いますし、たくさんの人と交流できると思います。
・もっとイベントをつくってほしい。
(2人)
2 - 39
項
目
学校について
回答まとめ
○部活について
・中学生の部活の発展がまだ足りていないと思う
・サッカー部と男子バスケ部を北中につくってほしいです!
・幸田町に水泳部や陸上部を作ってほしい。切実に…。
・部活動が少ない。もっと増した方がいい。
(2人)
・市内や、他の地区のチームも呼べる部活の大会を増してほしい。
・部活にもっと力を入れる。
・北部中のテニスコートを増やしてほしい。
・小学校でも部活動をつくってほしい。
○設備について(教科書、テレビ、エアコン)
・教科書やノートが I pad、パソコンにしてほしい。
(2人)
・学校のテレビをデジタル大画面にしてほしい。
(3人)
・学校にエアコンがほしい。
(3人)
○高校について
・高校を増やしてほしい、
(2人)
○その他
・お昼寝の時間をもうけて欲しい
・勉強にもっと力を入れる。
・土地がせまい。運動場がせまい。
・先生が少ない。
・制服をもっとかわいくしてほしい。
・学校に犬をつれてきていいというふうになってほしい。理由は不審
者が学校の中に入ってこれないから。
・授業の完全自主制。
・学校の授業で水泳をなくしてほしい。
・学校のぬりかえをしてほしい
・学校活動にもっと目を向けてほしい。幸田町の表彰などをしっかり
してほしい。
・海外派遣の人を増やしてほしいです。
・学費をもっと安くするか、無料バスをもっとふやしてほしい。
2 - 40
項
目
回答まとめ
幸 田 町 の 良 い ・なにも思わないことは幸せなことだから今のままでいいと思う。
と こ ろ に つ い ・このままでもいいと思います。とてもなんかおだやかで、田舎みた
て
いなのがあっていいから。
・幸田町いい所がたくさんあるので大好きです。
・今くらいがちょうどいい
その他
○地域コミュニティについて
・自分が思うに幸田町はおまつりの日以外はちょっとしょんぼりして
いる町かなと思いました。まいにちとは書きませんが1月に1回
は、外国人との交流会や、福祉のお話し、じっせんなどのこともや
ったらいいなと思いました。
・地域とのかかわりはとってもあっていいと思う。
・大人にあいさつしても無視される。
・新しく来た人は礼儀がたりずあいさつもしにこない。夜にバイクをふ
かす人もいて、大変めいわくしています。
○その他
・岡崎とくっつかないでほしい。
2 - 41
(5)中学生まとめ
【属性】
〇属性としては「男子」52.4%、
「女子」47.6%で、卒業後は「進学したい」97.4%、
「就職したい」2.1%となっています。
【回答状況】
〇幸田町の現状の満足度は、
「森林などの自然環境が保全されている」が 87.7%、
「田
園風景が美しい」が 84.4%となっており、本町の自然環境が高く評価されています。
〇不満度は、高い順から「町内で将来の仕事がある」53.0%、
「バスの利便性がよい」
48.9%、
「川辺が整備されている」46.3%、
「スポーツ施設が整備されている」46.2%、
となっており定住促進には、産業、交通、環境、施設などの施策が必要です。
〇幸田町での定住意向は、
「一度は他の市町村に住んでみたいが、いずれは幸田町に
戻りたい」が 47.1%と最も多く、次いで「幸田町にずっと住みたい」が 30.4%と
なっており、約8割の方が定住意向を持っています。
〇将来、幸田町以外に移りたい理由は、
「幸田町には希望する学校や就職先がないか
ら」が 38.2%と最も多いことから、雇用創出と仕事に関する情報発信が必要です。
また、
「都会の生活に憧れているから」が 23.2%となっていることから、雇用や居
住の場の確保など、Uターンに向けた取り組みも必要です。
〇なお、将来、幸田町以外に移りたいと思う地域は、
「東海地域」49.8%、
「関東地域」
36.5%となっています。
〇町の今後の取組としては、
「観光の振興」36.7%、
「商業の活性化」34.7%、
「レジ
ャー施設の整備」30.7%、
「自然環境などの保全」23.7%の順となっており、にぎ
わいづくりによる地域活性化と自然環境との調和が求められています。
【自由意見】
○駅周辺の商業施設立地による活性化、駅全体の屋根設置、JR快速・新快速の停車
などが期待されています。
〇進学先や就職先が増えることが期待されています。
〇防災意識を高める、防災訓練、災害対策などが期待されています。
〇夜道に安全な街灯の設置が求められています。
〇道路や通学路についての安全性が求められています。
〇森林や田園の保全、河川・水路の保全、環境整備が期待されています。
〇ショッピングモールを求める声が多いですが、一方で、道路混雑や地域商店との交
流が失われることから、やめてほしいとの声も出ています。
〇色々な店の立地が求められています。
(スポーツ用品、レンタル、本屋など)
〇特に若い人が遊べるアミューズメント施設の立地が求められています。
〇総合体育館やグラウンド、公園の整備(公園は維持管理も)が求められています。
〇これらの他、総合病院や高齢者福祉施設、保育園などの施設が求められています。
〇町の活性化のため、イベントを求める声も上がっています。
〇学校については、部活動の充実(もっと力を入れる等)や設備の充実(教科書の
IT※化、デジタルテレビ、エアコンの導入)が期待されています。
〇今のままの幸田町でいいという声も出ています。
○地域コミュニティについては、評価がまちまちでした。
2 - 42
2.高校生アンケート調査結果
(1)回答者の属性(高校生)
項
目
問 1.性別【単回答】
回答まとめ
★男子は 40.1%、女子は 59.9%を占めています。
(回答者:227 人)
問 2.現在の居住地【単 ★現在の居住地は幸田町が 47.1%、岡崎市が 36.1%、西尾市
回答】
3.5%、蒲郡市 6.2%、安城市 4.4%となっています。
(回答者:227 人)
問 3.高校卒業後の意向 ★就職したいと思っているが 27.3%、進学したいと思ってい
【単回答】
るが 71.8%となっています。
(回答者:227 人)
(2)就職したいと思っている方(高校生)
問 4.就職したい分野 ★製品の製造加工を行う製造業が 42 人(67.7%)
、建築・土木・
【複数回答】
建設業が 7 人(11.3%)の順となっています。
(回答者:62 人)
2 - 43
項
目
回答まとめ
問 5.就職したい地域 ★岡崎市 51 人(83.6%)
、幸田町 34 人(55.7%)
、安城市 19
【複数回答】
人(31.1%)の順となっています。
(回答者:61 人)
問 6.幸田町で就職した ★幸田町には希望する就職先があるから 15 人(44.1%)
、幸田
い理由【単回答】
(回答者:34 人)
町には希望する就職先がないが幸田町が好きだから 12 人
(35.3%)の順となっています。
問 7.幸田町以外で就職 ★幸田町には希望する就職先がないから 17 人(43.6%)
、幸田
したい理由【単回答】
町の生活は不便だから6人(15.4%)の順となっています。
(回答者:39 人)
問 8.将来の居住地【単 ★幸田町にずっと住みたい 43%と他の地域に移りたい 43%、
回答】
が同率となっています。
(回答者:町民 28 人)
2 - 44
項
目
回答まとめ
問 9.将来Uターン意向 ★問 8 で他の地域に移りたいと答えた町民 12 人のうち、幸田
【単回答】
(回答者:町民 11 人)
町に戻りたいが 64%、幸田町には戻らないが 27%となって
います。
(3)進学したいと思っている方(高校生)
問 11.進学したい学校 ★大学 50.0%、短期大学 13.6%、専修・専門学校 35.8%とな
【単回答】
っています。
(回答者:162 人)
問 12.進学したい分野 ★文学・語学系、医学・薬学系 29 人(17.9%)
、教育系 21 人
【複数回答】
(回答者:162 人)
(13.0%)
、経済・商業系 20 人(12.3%)の順となっています。
★その他 26 人(16.0%)は、デザイン、看護・心理、自動車
工業、製薬、ゲーム、動物、航空、保育、モデル、音楽、動
物、アニメ、医療事務などです。
2 - 45
項
目
回答まとめ
問 13.進学したい地域 ★東海地域(愛知県、三重県、岐阜県、静岡県など)145 人
【単回答】
(回答者:163 人)
(89.0%)
、関東地域(東京都、神奈川県、千葉県、栃木県
など)10 人(6.1%)の順となっています。
問 14. 進学したい理由 ★進学する分野に興味があるから 87 人(54.0%)
、就職に有利
【複数回答】
(回答者:161 人)
だから 76 人(47.2%)
、資格を取得したいから 66 人(41.0%)
の順となっています。
問 15.卒業後に就職し ★幸田町以外の東海地域 116 人(73.0%)、関東地域 19 人
たい地域【単回答】
(11.9%)
、幸田町 11 人(6.9%)の順となっています。
(回答者:159 人)
問 16. 幸田町で就職し ★家族と一緒に住みたいから 5 人(45.5%)
、幸田町には希望
たい理由【単回答】
する就職先があるから4人(36.4%)などとなっています。
(回答者:11 人)
2 - 46
項
目
回答まとめ
問 17.幸田町以外で就 ★幸田町には希望する就職先がないから、幸田町では就職先が
職したい理由【単回
見つからない(見つかりそうにない)から 42 人(29.6%)
、
答】
都会の生活に憧れているから 22 人(15.5%)の順となって
(回答者:142 人)
います。
問 18.将来の居住地【単 ★幸田町にずっと住みたい 34%、他の地域に移りたい 58%、
回答】
その他(分からないなど)8%となっています。
(回答者:町民 77 人)
問 19.将来Uターン意 ★問 18 で他の地域に移りたいと答えた町民 45 人のうち、幸田
向【単回答】
(回答者:町民 42 人)
に戻りたいが 52%、幸田町には戻らないが 41%となってい
ます。
、農業・林業・漁業 31 人(24.6%)
、観光 26
問 20.幸田町に期待す ★交通 32 人(25.4%)
る取組分野【複数回
人(20.6%)
、福祉・医療 23 人(18.3%)
、レジャー22 人(17.5%)
、
答】
商業、環境問題 17 人(13.5%)の順となっています。
(回答者:126 人)
2 - 47
(4)自由意見(高校生)
項
目
回答まとめ
幸 田 町 の 良 い ・幸田町のいなかすぎる田舎でないところが好きです。相見駅でみえる
ところについ
て
景色が好き、山も好き。
・幸田町でずっと生きたい。
各 種 要 望 に つ ○商業施設について
いて
・スギ薬局をつくりすぎです。そんなに要りません。
・イオンなどの多くの店が集まった施設があれば人も集まると思う
・カフェが欲しい。あと、精文館以外の本店さん。
・大型デパートが欲しい。
・相見にマックが欲しい。
○その他
・具体的な考えではないのですが、もう少し、家族連れが安心して暮ら
せるようにしてほしい。
・深溝の発展、大きな公園。
・幸田町はカンボジアと交流があり、とてもいいと思います。これから
も、様々な国と交流してほしいです。
2 - 48
(5)高校生まとめ
【属性】
〇属性としては「男子」40.1%、
「女子」59.9%で、現在の居住地は「幸田町」47.1%、
「岡崎市」36.1%、
「蒲郡市」6.2%、
「安城市」4.4%、進路は「進学意向」71.8%、
「就職意向」27.3%となっています。
【就職希望者】
〇就職したい分野は、本町の特性である「製品の製造加工を行う製造業」が 67.7%で、
就職したい地域は「岡崎市」が 83.6%、次いで「幸田町」55.7%、
「安城市」31.1%
の順になっています。
〇幸田町で就職したい理由は「幸田町には希望する就職先があるから」が 44.1%とな
っています。
○幸田町以外で就職したい理由は「幸田町には希望する就職先がないから」が 43.6%
と最も多く、ついで「幸田町の生活は不便だから」が 15.4%であることから、雇用
創出と生活利便性の向上が必要です。
〇町民の将来の居住地は「幸田町にずっと住みたい」と「他の地域に移りたい」が 43%
と同率であり、
「他の地域に移りたい」と答えた方の将来のUターン意向は「幸田町
に戻りたい」が 64%であることから、就職希望者の町民の約 7 割の方が定住意向を
持っています。
【進学希望者】
〇進学希望では「大学」50.0%、
「専修・専門学校」35.8%、「短期大学」13.6%で、
進学したい分野は「文学・語学系」
「医学・薬学系」17.9%、
「教育系」13.0%、
「経
済・商業系」12.3%となっており文化系大学への進学希望が多く、本町の産業の強
みである「機械・電気」分野は 8.0%となっています。
〇進学したい地域は「東海地域」89.0%、進学したい理由「進学する分野に興味があ
るから」54.0%ですが、卒業後の就職先は「幸田町以外の東海地域」73.0%、幸田
町以外で就職したい理由は「幸田町には希望する就職先がないから」
「幸田町では就
職先が見つからない(見つかりそうにない)から」がそれぞれ 29.6%と多いことか
ら、雇用創出と仕事に関する情報発信が必要である。
〇町民の将来の居住地は「他の地域に移りたい」58%、
「幸田町にずっと住みたい」34%
であり、
「他の地域に移りたい」と答えた方の将来のUターン意向は「幸田町に戻り
たい」が 52%であることから、進学希望者の町民の約 6 割の方が定住意向を持って
います。
〇幸田町に期待する施策は、
「交通」25.4%、
「農業・林業・漁業」24.6%、
「観光」20.6%、
「福祉・医療」18.3%、
「レジャー」17.5%、
「商業」
、
「環境問題」13.5%と多岐に
及んでいます。
【自由意見】
○景色や山並などが評価されています。
○一方、大型商業施設やハンバーガーショップ、カフェ、本屋などの店舗立地が望ま
れています。
〇外国との様々な交流が望まれています。
2 - 49
3.短大生アンケート調査結果
(1)回答者の属性(短大生)
項
目
問 1.性別【単回答】
回答まとめ
★男子は 99.2%、女子は 0.8%を占めています。
(回答者:131 人)
問 2.現在の居住地【単 ★現在の居住地は幸田町が 4.7%(6人)
、岡崎市が 7.8%(10
回答】
(回答者:129 人)
人)
、西尾市 3.1%(4人)
、蒲郡市 35.7%(46 人)
、安城市
5.4%(7人)などとなっています。
★その他としては、豊橋市 12.4%(16 人)
、名古屋市 6.2%(8
人)などとなっています。
問 3.短大卒業後の意向 ★就職したいと思っているが 81.4%、進学したいと思ってい
【単回答】
るが 17.8%、その他分からない 0.8%となっています。
(回答者:129 人)
2 - 50
(2)就職したいと思っている方(短大生)
項
目
回答まとめ
問 4.就職したい分野 ★自動車整備業 56 人(53.3%)
、製造業 21 人(20.0%)
、ディ
【複数回答】
ーラー13 人(12.4%)などの順となっています。
(回答者:105 人)
問 5.就職したい地域 ★岡崎市 22 人(21.2%)
、名古屋市 21 人(20.2%)
、豊橋市
【複数回答】
(回答者:104 人)
15 人(14.4%)などの順となっています。幸田町は6人
(5.8%)となっています。その他は静岡県4人、福井県3
人、愛知県内2人、どこでも2人などです。
問 6.幸田町で就職した ★家族と一緒に住みたいから3人(27.3%)
、幸田町には希望
い理由【単回答】
(回答者:11 人)
する就職先がないが幸田町が好きだから1人(9.1%)の順
となっています。その他は近いから、地元だからなどです。
2 - 51
項
目
回答まとめ
問 7.幸田町以外で就職 ★幸田町には希望する就職先がないから 39 人(42.9%)
、幸田
したい理由【単回答】
(回答者:91 人)
町では就職先が見つからない(見つかりそうにない)から
13 人(14.3%)
、幸田町の生活は不便だから 12 人(13.2%)
などの順となっています。
問 8.将来の居住地【単 ★幸田町にずっと住みたい 83.3%(5人)
、他の地域に移りた
回答】
(回答者:町民6人)
い 16.7%(1人)となっています。
(なお、町民以外で幸田
町を希望される方が1名いました。
)
問 9.将来Uターン意向 ★問 8 で他の地域に移りたいと答えた町民1人は、幸田町には
【単回答】
戻らないと答えています。
(回答者:町民1人)
(3)進学したいと思っている方(短大生)
問 11.進学したい学校 ★大学院 8.7%、大学(愛知工科大学など)87.0%となってい
【単回答】
ます。
(回答者:23 人)
2 - 52
項
目
回答まとめ
問 12.進学したい分野 ★機械・電気系 17 人(77.3%)
、経済・商業系2人(9.1%)
【複数回答】
政治・法学系1人(4.5%)
、教育系1人(4.5%)の順とな
(回答者:22 人)
っています。その他4人(18.2%)は、自動車整備等です。
問 13.進学したい地域 ★東海地域(愛知県、三重県、岐阜県、静岡県など)21 人
【単回答】
(回答者:22 人)
(95.5%)
、関東地域(東京都、神奈川県、千葉県、栃木県
など)1人(4.5%)の順となっています。
問 14. 進学したい理由 ★自分の能力や個性を伸ばしたいから、資格を取得したいから
【複数回答】
ともに 13 人(56.5%)
、進学する分野に興味があるから 10
(回答者:23 人)
人(43.5%)
、就職に有利だから9人(39.1%)の順となっ
ています。
2 - 53
項
目
回答まとめ
問 15.卒業後の就職先 ★幸田町以外の東海地域(愛知県、三重県、岐阜県、静岡県な
【単回答】
(回答者:24 人)
ど)18 人(75.0%)
、関東地域(東京都、神奈川県、千葉県、
栃木県など)3人(12.5%)
、関西地域(大阪府、京都府、
神戸市など)2人(8.3%)の順となっています。
問 16. 幸田町で就職し ★その他1人(100.0%)となっています。
(理由は未記入)
たい理由【単回答】
(回答者:1 人)
、幸田
問 17.幸田町以外で就 ★幸田町には希望する就職先がないから7人(31.8%)
職したい理由【単回
町では就職先が見つからない(見つかりそうにない)から5
答】
人(22.7%)
、幸田町は不便だから3人(13.6%)などの順
(回答者:22 人)
となっています。その他は記述なしです。
問 18.将来の居住地【単 ★進学希望者に、町民はいませんでした。
回答】
(回答者:町民0人)
問 19.将来Uターン意 ★進学希望者に、町民はいませんでした。
向【単回答】
(回答者:町民0人)
2 - 54
項
目
回答まとめ
問 20.幸田町に期待す ★レジャー9人(45.0%)、観光8人(40.0%)、交通7人
る取組分野【複数回
(35.0%)
、工業5人(25.0%)
、農業・林業・漁業4人(20.0%)
答】
などの順となっています。
(回答者:20 人)
(4)自由意見【問 10、問 21】
(短大生)
項
目
回答まとめ
各種要望につ ・テーマパークがほしい。
いて
・レストランを増やしてほしい。
学校について
・大学の駐車場のかまぼこはいらない。
その他
・幸田町はよい町だと思います。
・幸田はどこでしょうか。
・岡崎市との合併はいつなのでしょうか。
2 - 55
(5)短大生まとめ
【属性】
〇属性としては「男子」99.2%、
「女子」0.8%で、現在の居住地は「幸田町」4.7%、
「岡崎市」7.8%、
「西尾市」3.1%、
「蒲郡市」35.7%、
「安城市」5.4%、
「豊橋市」
12.4%、進路は「進学意向」17.8%、
「就職意向」81.4%となっています。
【就職希望者】
〇就職したい分野は、
「自動車整備業」が 53.3%、本町の特性である「製品の製造加工
を行う製造業」が 20.0%で、就職したい地域は「岡崎市」が 21.2%、
「名古屋市」
が 20.2%であり、
「幸田町」5.8%となっています。
〇幸田町で就職したい理由は「家族と一緒に住みたいから」27.3%、幸田町以外で就
職したい理由は「幸田町には希望する就職先がないから」42.9%となっていること
から、先端技術企業の創出などが必要です。
〇町民の将来の居住地は「幸田町にずっと住みたい」83.3%、
「他の地域に移りたい」
16.7%であり、
「他の地域に移りたい」と答えた方の将来のUターン意向は「幸田町
には戻らない」であることから、約8割の方が定住意向を持っています。
【進学希望者】
〇進学希望では「大学院」8.7%、
「大学」87.0%であり、進学したい分野は、本町の
特性である「機械・電気系」が 77.3%と最も多くなっています。
〇進学したい地域は「東海地域」95.5%で、進学したい理由は「自分の能力や個性を
伸ばしたいから」
「資格が取得したいから」がともに 56.5%となっています。
○卒業後の就職先は「幸田町以外の東海地域」が 75.0%で、幸田町外で就職したい理
由は「幸田町には希望する就職先がないから」が 31.8%、
「幸田町では就職先が見つ
からない(見つかりそうにない)から」22.7%と多いことから、先端技術企業の創
出や雇用機会に関する情報発信が必要です。
〇町民の将来の居住地ですが、進学希望者に町民はいませんでした。
〇幸田町に期待する施策は、
「レジャー」45.0%、
「観光」40.0%、
「交通」35.0%、
「工
業」25.0%、
「農業・林業・漁業」20.0%と多岐に及んでおり、観光レクリエーショ
ン、交通、産業などの施策が求められています。
【自由意見】
・テーマパークやレストランなどがほしいとの要望があります。
・幸田町はよい町との意見がある一方、幸田町自体を良く知らないという意見もあり
ました。
2 - 56
4.大学生アンケート調査結果
(1)回答者の属性(大学生)
項
目
問 1.性別【単回答】
回答まとめ
★男子は 99.1%、女子は 0.9%を占めています。
(回答者:108 人)
問 2.現在の居住地【単 ★現在の居住地は幸田町が 3.7%(4人)
、岡崎市が 2.8%(3
回答】
(回答者:108 人)
人)
、西尾市 5.6%(6人)
、蒲郡市 24.1%(26 人)
、安城市
1.9%(2人)などとなっています。
★その他としては、豊橋市 9.3%(10 人)、名古屋市 10 人
(9.3%)
、浜松市3人、一宮市3人などとなっています。
問 3.大学卒業後の意向 ★就職したいと思っているが 99.1%、進学したいと思ってい
【単回答】
るが0%、その他分からない 0.9%となっています。
(回答者:108 人)
2 - 57
(2)就職したいと思っている方(大学生)
項
目
回答まとめ
問 4.就職したい分野 ★製品の製造加工を行う製造業が 55 人(51.9%)
、通信・放送
【複数回答】
(回答者:106 人)
が 26 人(24.5%)
、電気・ガス会社 18 人(17.0%)
、建築・
土木・建設業、一般事務・会計事務などともに 11 人(10.4%)
などの順となっています。その他は情報処理、IT※関連と
なっています。
問 5.就職したい地域 ★名古屋市 56 人(52.3%)
、どこでも(県内、東海等)18 人
【複数回答】
(回答者:107 人)
(16.8%)
、関東地域(東京都、神奈川県、千葉県、栃木県
など)17 人(15.9%)、刈谷市 16 人(15.0%)
、豊橋市 13 人
(12.1%)などの順となっています。幸田町は5人(4.7%)
となっています。
問 6.幸田町で就職した ★幸田町には希望する就職先があるから6人(35.3%)となっ
い理由【単回答】
ています。
(回答者:6人)
2 - 58
項
目
回答まとめ
問 7.幸田町以外で就職 ★幸田町には希望する就職先がないから 36 人(37.5%)
、幸田
したい理由【単回答】
(回答者:96 人)
町では就職先が見つからない(見つかりそうにない)から
20 人(20.8%)
、幸田町の生活は不便だから 10 人(10.4%)
などの順となっています。
問 8.将来の居住地【単 ★幸田町にずっと住みたい 0.0%、他の地域に移りたい
回答】
(回答者:町民4人)
75.0%、その他(どこでも)25.0%となっています。
(なお、
町民以外で幸田町を希望される方が1名いました。
)
問 9.将来Uターン意向 ★幸田町に戻りたい 0.0%、幸田町には戻らない 75.0%、その
【単回答】
他(不明)25.0%となっています。
(回答者:町民4人)
(3)進学したいと思っている方(大学生)
問 11.進学したい学校 ★進学したい大学生はいませんでした。
【単回答】
2 - 59
(4)自由意見(大学生、4件)
項
目
回答まとめ
各 種 要 望 に つ ○商業施設等
いて
・もちろん自然は大切ですがもう少し土地開発をするべきだと思いま
す。また他の地域から来た人が楽しく暮らせる公共施設やショッピ
ングセンターを作るべきです。
・レストランなどを増やしてほしい。
その他
・幸田町ってどこですか?
(5)大学生まとめ
【属性】
〇属性としては「男子」99.1%、
「女子」0.9%で、現在の居住地は「蒲郡市」24.1%、
「名古屋市」9.3%、
「豊橋市」9.3%、
「西尾市」5.6%、
「幸田町」3.7%、
「岡崎市」
2.8%、
「安城市」1.9%で、進路は「進学意向」0%、
「就職意向」99.1%となって
います。
【就職希望者】
〇就職したい分野は、本町の特性である「製品の製造加工を行う製造業」が 51.9%で、
就職したい地域は「名古屋市」が 52.3%、次いで「関東地域(東京都、神奈川県、
千葉県、栃木県など)
」が 15.9%で、
「幸田町」は 4.7%となっています。
〇幸田町で就職したい理由は「幸田町には希望する就職先があるから」が 100.0%とな
っています。
○幸田町以外で就職したい理由は「幸田町には希望する就職先がないから」が 37.5%、
「幸田町では就職先が見つからない(見つかりそうにない)から」が 20.8%となっ
ていることから、雇用創出と仕事に関する情報発信が必要です。
〇町民の将来の居住地は「他の地域に移りたい」が 75.0%で、将来のUターン意向も
「幸田町には戻らない」が 75.0%でのため、定住化を促進する居住環境の向上策が
必要です。
【進学希望者】
〇進学したい大学生はいませんでした。
【自由意見】
・自然は大切だが、もう少し土地開発をしてほしい。
・他の地域から来た人が楽しく暮らせる公共施設やショッピングセンターを作ってほ
しい。
・レストランなどを増やしてほしい。
2 - 60
5.企業従業者アンケート調査結果
(1)回答者の属性(企業従業者)
項
目
問 1.性別【単回答】
回答まとめ
★男は 68.3%、女は 31.7%を占めています。
(回答者:441 人)
問 2.年齢【単回答】
(回答者:441 人)
★10 代 1.1%、20 代 17.2%、30 代 25.6%、40 代 34.9%、50
代 17.9%、60 代以上 3.2%となっています。
問 3.雇用形態【単回答】 ★正規社員 87.6%、契約社員 4.5%、派遣社員 3.3%、パート・
(回答者:420 人)
アルバイト 3.8%、その他(組立・加工、グループ会社社員、
出向社員)0.7%となっています。
問 4. 現在の居住地【単 ★岡崎市 167 人(37.9%)
、幸田町 134 人(30.4%)
、蒲郡市 41
回答】
人(9.3%)の順となっています。
(回答者:441 人)
2 - 61
項
目
問 5.業種【単回答】
回答まとめ
★製造業が 435 人(98.9%)となっています。
(回答者:440 人)
(2)回答状況(企業従業者)
問 6.現住所を選んだ理 ★以前から自宅があるから 237 人(54.0%)
、自身の職場に近い
由【単回答】
から 92 人(21.0%)の順となっています。
(回答者:439 人)
問 7.居住環境に関する ★満足度(満足+まあ満足)が高いものは、自宅の広さ 66.8%、
評価【単回答】
(回答者:町民 134 人)
買物環境 60.6%、交通の便利さ 61.4%、地域の人間関係のつ
ながり 53.8%の順になっています。満足度が 34.9%と相対的
に低く、不満度(不満+やや不満)が 27.3%と相対的に高い
ものは、医療・福祉の環境です。
2 - 62
項
目
回答まとめ
問 8.転居の意向・可能 ★転居意向は、高い 7.0%、ある程度高い 11.1%あり、低い
性【単回答】
(回答者:441 人)
問 9.転居先【単回答】
(回答者:324 人)
45.8%、あまりない 24.9%、その他(予定なしなど)11.1%
となっています。
★転居先は、幸田町地内 20.7%、その他の愛知県地内が 46.3%
の順となっています。
問 10.転居の理由【単回 ★転居の理由は、独立・結婚 21.3%、家族構成の変化 20.9%、
答】
(回答者:320 人)
転職・転勤 20.3%、その他(土地区画整理、わからないな
ど)28.4%となっています。
2 - 63
項
目
回答まとめ
問 11.転居の形態【単回 ★戸建ての購入 31.3%、マンションの購入 8.3%、賃貸住宅へ
答】
(回答者:326 人)
の入居 35.0%、その他(予定なし、実家など)25.5%となっ
ています。
問 12.今後の転居の意 ★今後の転居意向は高い 12.7%、ある程度高い 17.5%、あまり
向・可能性【単回答】
ない 16.6%、低い 43.5%となっています。
(回答者:416 人)
2 - 64
(3)自由意見【問 13】
(企業従業者)
項
目
駅周辺について
回答まとめ
○幸田駅周辺
・幸田駅周辺がさびしいので、活性化に力を入れてほしい
・幸田駅周辺の再開発が必要
・幸田駅前の再開発の停滞状態をどうするのか?人口増を目的とする
のであれば積極的に町も関与すべき。
・幸田駅前に飲食店が欲しい
○相見駅周辺
・相見周辺の発展に期待しています。
○駅周辺共通
・商業、娯楽施設の誘致に力を入れて欲しい。
(駅前に)
・駅前施設をもっと充実させてほしい(コンビニ等)
交通について
○鉄道
・名古屋市内から通勤していますが、1時間 30 分要しており、その
負担が大きい。また、JR幸田は快速が少なく普通の電車であり本
数が少ない
・幸田に停車する快速が増えると居住の候補になります。
・JR線の利便性を上げて欲しい。(快速が停まるようにするなど)
・幸田駅前が栄えて、JRの快速が停まるようになると、幸田町の魅
力がより増すと思います。
○バス
・相見~岡崎までのバス路線が欲しい。
・名鉄バスがなくなってしまったので、不便になった。
・町内バス(えこたんバス)を土日祝も運行してほしい。
○道路
・渋滞が多い。
・23 号線の騒音がひどい事、対策を満足できるような環境にして下さい。
・他の市町村に比べ道路整備が低い(要整備箇所多いと思われる)
○その他
・公共交通機関を増やして欲しい
・車の無い家にも優しい町になっていただきたい。
・JR岡崎駅の路線わきに住んでいるが夜中の貨物列車が多いのには
おどろいた。
・静脈交通のインフラを整えJRと名鉄の行来を楽にして欲しい。
住宅・土地につい ・幸田町の賃貸住宅について、蒲郡市などと比較すると物件は少なく、
て
価格は高いと思います。その割に商業施設や娯楽施設もほとんど有
りません。子育てには良い環境だと思いますが、逆に何をアピール
できるのか?知りたい位です。
2 - 65
項
目
回答まとめ
住宅・土地につい ・幸田町は家賃、土地が高いです。もっと安ければ転居も考えるので
て
すが…。
・幸田町は町の発展具合と土地代のバランスが割高に感じます。周囲
の環境だと 15~20 万/坪でも充分かと思いますが需要と供給のバラ
ンスの影響が大きいのではないでしょうか。
子育て環境につ ・小中学校のスクールカウンセラー常駐化
いて
・子育ての環境が重要(特に共働き) いざと言うときに面倒を見ても
らえる環境にあれば良いと思います。
・岡﨑に住むか幸田に住むか子供が保育園→小学校の時に考えたが幸
田住民が幸田は×とアドバイス。岡崎の公立学童は 19 時までだか、
幸田は 18 時まで。18 時では全く残業できないので住むのをやめま
した。(土地は安いけども・・・)
・保育園は 7:30~なのに児童クラブは 8:00~というのは働く人にと
って不便
幸田町の良いと ・このまま住みやすい環境であって欲しいです。
ころ
・相見地区に住んでいますが環境はとても良いです。
・幸田は適度に田舎で住みやすくて好きです。越してきた友人も好き
と言ってくれています。あまり都市化せず、良い意味で田舎(自然)
を残しつつ発展していってほしいと思います。
・幸田町に移り住みまもなく 20 年となります。その間いつも右肩上
がりの発展を肌で感じます。町行政のお力の賜物と感謝致しており
ます。アンケートにある転居先(可能性低い)意向岡崎市というの
は、家内の実家でもあり岡崎-幸田がいつも一体のように感じてい
るためです。
・幸田町は施設も整っているし、環境も良いのでここにきてよかった
です。
・住みやすい町だと思います。
各種要望につい ・大きい病院(総合病院)とゴミ焼却場を幸田町内に!
て
・ごみ袋の値段が高すぎる。ごみ量は減らせるがあまりにも不満。
・図書館の蔵書数をもっと増やして欲しいです。
・遊ぶところがない
・幸田町野場に食料品を買えるお店(スーパー)が欲しいです。
・三ヶ根方面の施設(スーパーなど)の充実をお願いします。
・幸田町内に釣具屋を欲しい。
・学校がもう1つ位増えてくれるといいかもしれません。
・町立のプール等、町内在中者に優遇措置があっても良いのでは!
2 - 66
項
目
回答まとめ
各種要望につい ・飲食店が欲しい。
て
・老人施設の確保を希望します。40 年以上住んだ人は優遇有とかいい
ですね。幸田町は寒いので暖かい所に引っ越したいです。
・町内に住んでいますが、行事が多く負担に思う。協力しますが町政
で出来る事はやって欲しい。
・町輿しにつながる大きな柱となるようなイベントあるいは名物など
を作り出す。
・自転車道の整備に力を入れて欲しい。
その他
・岡崎市内でほぼ満足している
・幸田町は岡崎市にならないのでしょうか?
・増税ばかりな世の中なのに暮らしが便利になっていかない。
・定年後故郷(県外)へ帰る予定です。
(岡崎市在住者)
・仕事の都合上県外の転勤が多い
・やぶ医者が多い
2 - 67
(4)企業従業者まとめ
【属性】
〇属性としては「男」68.3%、
「女」31.7%で、年齢は「40 代」が 34.9%で最も多い。
雇用形態は「正社員」が 87.6%と最も多く、居住地は「岡崎市」が 37.9%、幸田町
が「30.4%」の順で、業種は「製造業」が 98.9%を占めています。
【回答状況】
〇現住所を選んだ理由は「以前からの自宅があるから」が 65.4%、
「自身の職場に近い
から」が 21.0%となっており、以前からの自宅や職場近くが理由となっています。
〇居住環境に関する満足度は、
「自宅の広さ」
「交通の便利さ」
「買い物環境」
「地域の
人間関係のつながり」が5割以上高くなっている。一方、
「医療・福祉の環境」の満
足度は、相対的に低くなっています。
〇転居の意向は、
「高い」
「ある程度高い」を合わせ 18.1%で、転居先は「幸田町地内」
が 20.7%となっています。また、転居の理由は、「独立・結婚」
「家族構成の変化」
「転職・転勤」が 62.5%を占めていることから、これらを契機とした住宅購入に対
する取り組みが有効です。
〇転居の形態としては、
「戸建ての購入」が 31.3%、
「マンションの購入」が 8.3%あ
りますが、
「賃貸住宅への入居」が 35.0%あり、住宅購入と賃貸住宅入居はほぼ同率
となっていることから、住宅・宅地供給と賃貸住宅供給の両方の施策が必要です。
〇今後の転居の可能性は、
「高い」
「ある程度高い」合わせて 30.2%となっていること
から、企業従業者の約 30%が転居の可能性があるといえます。
【自由意見】
○幸田駅周辺の再開発、相見駅周辺の発展、駅周辺の商業・娯楽施設等の誘致による
活性化が期待されています。
〇JR快速の幸田駅停車、えこたんバスの土日祝の運行などによる公共交通機関の充
実が期待されています。
○道路渋滞の緩和、国道 23 号の騒音対策、道路整備率の改善が期待されています。
〇高い家賃や地価、賃貸住宅の物件が少ないことなどの改善が期待されています。
〇18 時までの学童の時間延長(岡崎の公立学童は 19 時まで)や、8時から始まる児童
クラブの開始時間の繰上げ(保育園と同じ7時半から)が期待されています。
〇総合病院、ごみ焼却場、ごみ袋が高いことへの対応、図書館の蔵書数の充実、遊ぶ
ところの充実、スーパーマーケットの充実、学校の増設、町民による町施設利用者
への優遇措置、飲食店、老人施設の確保、自転車道の整備などが期待されています。
○イベントの充実を期待する声がある一方、イベントを負担と感じている方もいます。
〇適度な田舎で発展の勢いも感じ、住みやすい環境と評価されています。
2 - 68
6.転入・転出者アンケート調査結果
(1)回答者の属性(転入・転出者)
項
目
問 1.年齢
回答まとめ
★転入者のうち、
「20~29 歳」が 46%、
「30~39 歳」が 29%と
(回答者:転入 438 人、
なっており、若い世代が 75%を占めています。
転出 385 人) ★転出者のうち、
「20~29 歳」が 42%、
「30~39 歳」が 33%と
なっており、若い世代が 75%を占めています。
問 2.家族構成
(回答者:転入 438 人、
★転入者の家族構成は、
「単身」が 45%、
「夫婦のみ」が 22%、
「親子 2 世代」が 20%の順となっています。
転出 385 人) ★転出者の家族構成は、
「単身」が 49%、
「親子 2 世代」が 28%、
「夫婦のみ」が 15%の順となっています。
問 3-1.同居の子どもの ★転入者のうち、同居の子どもがいる人は 24%で、そのうち「1
有無及び人数【転入
者】
(回答者:438 人)
人」が 14%、
「2人」が7%となっています。
★一番下の子どもの年齢階層は「就学前」が 50%と最も多くな
っています。
問 3-2.一番下の子の年 ★お子さんのみえる家庭では小学校入学前が異動の大きな要因
齢階層【転入者】
になっていると考えられます。
(回答者:103 人)
2 - 69
項
目
回答まとめ
問 3-1.同居の子どもの ★転出者のうち、同居の子どもがいる人は 28%で、そのうち「1
有無及び人数【転出
者】
(回答者:385 人)
人」が 15%、
「2人」が 10%となっています。
★同居の子どもがいる人に、年齢が一番下の子どもの年齢階層
を尋ねたところ「就学前」が 61%と最も多くなっています。
問 3-2.一番下の子の年 ★転出者においても、お子さんのみえる家庭では小学校入学前
齢階層【転出者】
が異動の大きな要因になっていると考えられます。
(回答者:108 人)
問 4.町内の住所地
★転入された町内住所地(大字)の順
【転入者】転入後の町 ①菱池:183 件、②芦谷: 67 件、③大草: 40 件
内住所地(大字)
④深溝: 38 件、⑤横落: 31 件
(回答者:438 人)
問 4.町内の住所地
★転出前の町内住所地(大字)の順
【転出者】転出前の町 ①菱池:125 件、②深溝: 52 件、③芦谷: 50 件
内住所地(大字)
④大草: 43 件、⑤横落: 40 件
(回答者:385 人)
★転入の多い大字は転出も多くなっています。
2 - 70
(2)転入される方への質問
項
目
回答まとめ
「県外」
「国外」
問 5.転入される直前の ★転入者の以前の住所地は「上記以外の県内」
住所地はどちらでし
たか
(回答者:438 人)
で 47%と約半数を占めています。
★隣接する市からの転入の順(3市合計で 44%)
①岡崎市:25%、②西尾市:11%、③蒲郡市:8%
問 6.幸田町に転入され ★転入した理由は「仕事の都合」が 43%で最も多く、続いて「家
た理由は何ですか
(回答者:438 人)
族からの独立」が 22%、
「親族などと同居等」が9%、
「住宅
購入」が8%の順となっています。
★「仕事の都合」の転入・転出件数は転入 186 件、転出 156 件
であり、安定した雇用があると考えられます。
★「家族からの独立」
「住宅購入」といった理由が上位にあると
いうことは、比較的若い世代の流入を裏付けていると考えら
れます。
2 - 71
項
目
回答まとめ
問 7.転入するにあた ★転入にあたり、幸田町と他市町村を検討したかを尋ねたとこ
り、幸田町以外でも
ろ、各解答とも3割程度でしたが、前問で「仕事の都合」に
お住まいを探されま
よる転入理由が多いことから「最初から幸田町に決まってい
したか
た」が若干高めになったと考えます。
(回答者:438 人)
問 8.転入先に幸田町を ★転入先に幸田町を選んだ理由を尋ねたところ「通勤、通学な
選ばれた理由は何で
ど交通の便が良い」が 37%、
「住宅の広さ、土地の価格、家賃
すか
などの住宅事情が良い」が 21%、
「買い物など日常生活の便が
(回答者:438 人)
良い」が 16%、
「緑が多く自然に恵まれている」が 15%の順
となっています。
2 - 72
(3)転出される方への質問
項
目
回答まとめ
問 5.転出先の住所地は ★転出者の転出先の住所地は「上記以外の県内」
「県外」
「国外」
どちらですか
(回答者:385 人)
で 54%と半数以上を占めています。
★隣接する市への転出の順(3市合計で 38%)
①岡崎市:25%、②蒲郡市:8%、③西尾市:5%
★隣接3市からの転入割合と隣接3市への転出割合は約4割で
ほぼ同率ですが、件数では転入者が 45 件多くなっています。
問 6.幸田町から転出さ ★転出する理由は「仕事の都合」が 41%で最も多く、続いて「家
れる理由は何ですか
(回答者:385 人)
族からの独立」が 23%、
「住宅購入」が 11%、
「親族などと同
居等」が9%の順となっています。
★転入理由と同じく「仕事の都合」が最も多く、転勤などとい
った外的要因が移動の最大要因のようです。
★転出についても「家族からの独立」
「住宅購入」といった理由
が上位にあるということは、比較的若い世代の流出を裏付け
ていると考えられます。
2 - 73
項
目
回答まとめ
問 7.転出されるにあた ★転出にあたり、幸田町と他市町村を検討したかを尋ねたとこ
り、幸田町以外でも
ろ「最初から町外に決まっていた」が 55%、
「町外に住もうと
お住まいを探されま
決めていた」が 34%、
「町内も探したが、町外に決めた」が
したか
11%の順となっています。
(回答者:385 人)
問 8.転出先を選ばれた ★転出先を選んだ理由を尋ねたところ「通勤、通学など交通の
理由は何ですか
便が良い」が 31%、
「住宅の広さ、土地や住宅の価格、家賃な
(回答者:385 人)
どの住宅事情が良い」が 11%、
「買い物など日常生活の便が良
い」が 10%の順となっており、転入理由の順位や率とほぼ同
様となっています。
2 - 74
(3)自由意見(転入)
項
※(○人)は、同一発言者が○人という意味です。
目
回答まとめ
駅 周 辺 や 鉄 道 〇幸田駅
について
・幸田駅周辺の整備をお願いします。
・幸田駅周辺がもっと栄えてもらいたい。
・幸田駅前の発展。
・相見同様、幸田駅周辺もにぎやかにしてほしい。
〇相見駅
・相見駅付近のより一層の発展。
・相見駅の近くに病院が少ないので内科・小児科・耳鼻科・歯科を、
新しい住宅地も住みやすく。
・相見駅周辺の開発。
・相見駅周辺の開発。駅前にコンビニがほしい。快速が止まってほしい。
・相見駅周辺の開発と金融機関の充実。
・相見駅に停まる電車の本数を増やしていただけるとうれしい。
〇駅全般
・駅前開発(バリアフリー等)
。駅前の活性化。
・駅前の発展。商店街のにぎわいと歩道がない。道幅が狭い。
・駅前がもっと便利になってほしい。大きな本屋がほしい。
・駅前のお店を見たい。
・快速の本数が増えてほしい。
産 業 振 興 に つ ・仕事につきたいです。
いて
安全・安心につ ○防犯等
いて
・犯罪が少ないまちにしてほしい。
・防犯・安全面・遊び場・学校環境など住みよい環境であってほしい。
・安心・安全に暮らしたい。
○街灯
・もっと電灯をつけてほしい。暗すぎて道がわからず迷う。
・街灯を増やしてほしい。道路路面の整備。
道路・交通につ ○交通
・公共交通機関の充実。
(2人)
いて
・三ヶ根の交通の便がもう少し良くなること。
○道路
・歩道がなく危ないところが多い。
・歩道を広げたり増やしていただけると安心して歩けます。
・道路整備(歩道の設置等)
・歩行者・自転車が使いやすい道づくりを。
・安城のような自転車用の道路の作成。
2 - 75
項
目
回答まとめ
道路・交通につ ○バス
・名鉄バスがまた通ってくれたら助かります。道が暗い場所が多いの
いて
で明るくしてほしいです。
・交通手段(バスなど)を増やしてほしい。
・名鉄バスを再び走らせてほしい。
・コミュニティバスの充実。
・バスの充実。
(3人)
○その他
・信号が田んぼのエリアに少ない気がするので事故防止のためにもう
少し増やしてほしい。
環 境 保 全 に つ ・自然の持つのどかな雰囲気を大切に残していってほしい。
いて
・自然に恵まれた環境で長生きしたいです。
・緑が多く閑静な場所なので住みやすそう。
施 設 の 整 備 に ・総合病院がほしい。
(6人)
ついて
・スポーツジム等の施設が近くにできるとうれしい。
・運動施設(テニスコート等)の充実。
・商業施設の拡充。
・ショッピングモールがあれば。
・小学校を増やしてほしい。
・研修施設・講座の充実。
・学びの場の提供。
イ ベ ン ト に つ ・図書館等の施設を利用したり、幸田町のイベント等にも参加したい
いて
子育て支援
です。
・子育て支援。
・子育て支援についてどんなものがあるのか知ろうと思います。
・子どもを育てる環境。
・子育てのしやすさ、犯罪防止に力を入れてくれると安心して子育て
できると思います。
・母子家庭なので、福利厚生の充実を期待。
・治安良く、子育てしやすい環境であり続けてほしい。イオンやアピ
タ系がほしい。
・子どもの医療費が中学まで無料で子育てしやすいまちと聞いてい
る。
・子育てしやすいまちであるといいと思います。
・子どもの教育の充実。
・須美に広い公園があると子どもと外で気軽に遊べる。
2 - 76
項
目
子育て支援
回答まとめ
・子どもが安全でのびのびと暮らせるまちにしていただきたい。
・一時保育が少ない。もっと気軽に一時保育を使いたい。
・子どもに優しいまちであるととてもうれしいです。公園や支援セン
ターの充実を期待しています。
・子どもの住みやすい環境。
・福祉関係の充実。
各 種 要 望 に つ ・役場の人は親切だと思ったので、これからも住民に親切でいてほしい。
いて
・近くにスーパーマーケットがあればありがたい。
・外国人との共生、コミュニティ。よそ者である以上コミュニティは
必要だと思う。犯罪をなくすため。
・とても住みやすいまち。ごみの分別や当番が大変。
・税金もうちょっと低くなるといいですね。幸田駅前の道に歩道がで
きるとありがたいです。
・暮らしやすいまちに。
・児童クラブの受入人数を増やして長時間働けるような環境にしてほ
しいです。
・市民税を安く。
・緑もある程度保ちつつ、住みやすいまちにしてほしい。
・役場の土曜日窓口サービス。
・近くに居酒屋がほしい。近くにごみステーションがほしい。
・コンビニが無さすぎる。男女の出会える遊び場の期待。
・住み良いまちづくり。
・土日祝日も住民票がとれれば助かる。
・図書の充実。
・あまりにぎわってないので、静かに落ち着けていい。お店がもう少
し遅くまで開いていると助かる。
・UFJ の支店や交通の便をよくしてほしい。
・ゴミの分別がわかりづらいので、もう少しわかりやすいプリントが
ほしい。
・ごみの分別の簡素化。
・町の良さを生かし、隅々までサービスが均一に届くようにお願いし
ます。
・現在もとても住みやすいですが、もう少し遅い時間まで営業してい
る飲食店が増えればと思います。
・幸田町内の雇用拡大。
・生活環境の充実。
・住みやすいまちであってほしいと願っています。
2 - 77
項
目
回答まとめ
各 種 要 望 に つ ・都市ガスを引いてほしい。ごみ袋や水道が高い。お値打ちなアパー
いて
トに来たのにがっかりです。
・都会になられても困るが、駅前銀座など飲食店や憩いの場が増えて
いくとうれしい。
・
「幸田は自然もあるし文化施設も充実している」と友人に言われる。
子育て世代にはうれしいことです。
・もっとコンビニやスーパーなどのお店を増やしてほしい。
・寮付近に店がなく不便。近くにコンビニ等を増やしてほしい。
・近所にもっとスーパーやコンビニ、飲食店ができてほしい。
・スギ薬局やスーパーが近くにあれば助かります。
・ゴミ袋をもう少し安くしてほしい。
(10 人)
・デリバリーがもう少しできるようにしてほしい。
・初めて暮らすので交通事故や交通機関のこと、店舗の一覧があると
いい。
・小児科があったらいいですね。
・休日の家庭ごみ受け入れ。
・様々な世代に暮らしやすいまちづくりを目指してください。
・土曜日も開庁してほしい。
・休日窓口を開設してほしい。
・高齢者の福祉サービス。
・レンタサイクルがあればうれしいです。
その他
・現在充分お世話になっていますが、これからもお願いいたします。
・暮らしやすいです。
(2人)
・銀行。
・岡崎市民は言葉や運転が荒い。
・市になって下さい。
・開発。
2 - 78
(4)自由意見(転出)
項
※(○人)は、同一発言者が○人という意味です。
目
回答まとめ
駅 周 辺 や 鉄 道 〇幸田駅
について
・幸田駅前のさびれ感は異様。マンションが建ったら購入するつもり
だったが無さそうなので転出を決めた。
・幸田駅周辺が寂しい。水道の手続きが電話でできないのは不便。
・幸田駅ホームの屋根とスピーカーの増設をしてほしい。
〇相見駅
・相見周辺は特にすごしやすかった。維持していただきたい。
・相見駅周辺をもっと活性化してほしい。
〇駅全般
・駅前をもう少し活かす。
・自然が多く、道路整備もされている。駅前の商店の老朽化が目につく。
産 業 振 興 に つ ・もう少し商業施設があればいいなと感じた。
いて
安全・安心につ ・住みやすいまちでした。道路の街灯が少なく危険と感じるところが
いて
あった。
・とても住み心地が良かったです。夜がもっと明るくなれば完璧です。
・とても静かで住みやすい。幸田駅前交差点が少し危ない。
・夜道が暗い。
・飲食店が少なく、夜は暗くて一人で歩くのが怖かった。駅近くにコ
ンビニが無くて不便。
・快適でした。
・街灯が少ない。都市ガスが少ない。
道路・交通につ ・名鉄バスがなくなり不便。レンタルビデオ屋がほしい。相見駅周辺
いて
はとても便利でした。
・路線バスが無くなって不便になった。
・住みやすいまち。駅前の道が広くなるとうれしい。名鉄バスが無く
なり不便。
・駅から町民会館へのアクセスが悪い。コンサート時は臨時バスがほ
しい。幸田駅の電車の本数が少ない。
・道路の段差等が多く不満に感じた。
・バス路線が少なく車がないと大変でした。
・町民会館のコンサートの時は町営バスを出してほしい。
・バスが少なく、車のない人には住みにくい。バス等が充実していれ
ば長く住みたかった。
・良いまちです。
・夜にバスが無いのであったらよかった。
2 - 79
項
目
回答まとめ
環 境 保 全 に つ ・大変自然が豊かで住みやすい。
いて
・ごみ出しを指定日以外に出す人がいて治安が良くないと感じてしまう。
・環境が良い。人が穏やか。駅前銀座のセンスが良い。安心感のある
まちだった。
・環境が良い。静かで緑も多く、便利でとても住み良いまちでした。
お世話になりました。ありがとうございました。
・とても環境がいいため、ずっと幸田町にいたかった。ありがとうご
ざいました。
・自然を大切にしつつ、発展していく町をつくって下さい。また幸田
町に戻ってきたいと思います。
施 設 の 整 備 に ・相見駅周辺の公園に遊具ができて、公園で遊ぶ人が増えたので良か
ついて
ったと思う。
イ ベ ン ト に つ ・お祭りが盛んで楽しかった。
いて
子育て支援
・住み続けたかった。子育てしやすかった。
・子供への支援が良いのでこれからも続けてほしいと思います。
・幸田町は住みやすかったと思います。保育園がもう少し入りやすい
といいです。
・子を持つと母親の大変さがわかり、サポートがあり大変助かりまし
た。これからも充実してほしいです。頑張ってください。
・子育てがしやすかった。買い物など不便がなかった。
・子どもへの支援もよく病院やスーパーなどもたくさんあり住みやす
かった。
・横落は店舗・医院・公園が近く子育てしやすかった。子どもの予防
接種も定期接種で助かりました。
・子育て支援がとても充実していて住みやすかったです。引越しても
近いのでまた遊びに来ます。
・ベビーマッサージや支援センターの先生がやさしかったりなど、子
育て支援が充実していてよかった。
・子どもには暮らしやすいまちだと思った。公園が多い。産婦人科を
作ってほしい。
・保育園が遠いので近くにあると便利。
各 種 要 望 に つ ・施設やお店が充実していて住みやすかった。ごみの出し方がやや大変。
いて
・パスポートが役場で取れず不便。早く都市ガスを引いてほしい。
・ごみステーションの時間を早めてもらいたい。
・公共施設を利用する工夫を。
2 - 80
項
目
回答まとめ
各 種 要 望 に つ ・粗大ごみの回収日を増やしてほしい。
いて
・ゴミ袋が高いので安くしてほしい。
その他
・適当な距離にお店があり、渋滞もなく不自由を感じなかった。
・ごみ袋が高く、生活が苦しかった。
・住みやすいまちだった。
(30 人)
・大変人の温かさを感じるまちでした。相見駅に駅員さんが常駐しな
いのが残念でした。
・保育園も自然にふれる遊びを多くしてくれてよかった。コミュニテ
ィバスは利用したいと思うことが多々あったが時間(本数)が合わ
ない(行きの時間と帰りの時間をよく考えないといけない)ので結
局使う機会が少なかった。
・全体的に親切なまち。
・えこたんバスに乗ってみたかった。
・ごみ袋が高かった。
(8人)
・水道料金支払いは振り込みかコンビニ決済ができるとうれしい。
・自然も多く、いろいろな設備・施設の整っているまちだと思います。
・役場の方々がいつも親切でした。岡崎にも見習ってほしいです。
・
・役場が中途半端な場所にあるから大変だった。営業時間が短い。
・良いまちですが車がないと大変。
・子どもの定期検診は夫婦とも仕事が休めず別の日をお願いすると
「子供のことを考えているのか」と毎回怒鳴られる。そこまでしな
いといけないのでしょうか。
・短い期間でしたが良い思い出ができました。
・4年間でしたが特に不満もなく過ごすことができました。幸田町で
の思い出を大切に新しい環境に進みます。
・ゴミ捨てが遠くて大変だった。
・相見地区は環境が非常に良かった。
・近所の人がやさしくて住み良いまち。
・中央公園をよく使っていました。
・岡崎に比べて部屋が寒い。
・星が綺麗なまちです。
・公園・図書館・医院などが整っている。
・勤務先の都合で転出を考えた。
・地域の人はよく挨拶をしてくれた。
・ずっと幸田でしたが、不便はありませんでした。昔ながらののどか
さを残しながら発展していってほしいです。
・ゴミ袋が高いため、普通の袋に入れて捨てている人が多かった。
2 - 81
項
その他
目
回答まとめ
・幸田駅前のお店が充実していてよかった。ごみ捨てが当日7時から
なので共働きには大変でした。
・住みやすかった。
・スーパーやドラッグストアが近くにあってよかった。特に不自由は
なかった。
・ゴミ出しが平日なので不便だった。
・地区の草刈りが非常に危険な場所もやるのに驚いた。
・転入時以来久しぶりに来て、開放的な明るい雰囲気になっていて驚
きました。
・全体的に良いまちだと思います。
・また住みたいです。
・公園などが充実している。これからも自然を活かしたまちを作って
いただきたい。
・町南部は買い物に不便。
・粗大ごみ持込無料がうれしい。
2 - 82
(5)転入・転出者アンケートまとめ
○月別の異動を見ると、進学・就職・転勤などにより3月の異動数は、他の月の2倍
程度でした。6ヶ月合計では転出数に対し転入数はプラス 53 件(実異動プラス 120
件)でした。本町の人口は、この期間で 161 人の増加があり、その内の 75%が社会
増となっています。
○年齢構成は 39 歳以下が転入・転出者ともに約8割で、49 歳以下では実に約9割を占
めており、比較的若い世代の異動が多くなっています。
○転入・転出された方の町内住所地は、ともに大字菱池が最も多く、市街化区域のあ
る大字や企業・派遣会社の寮がある大字で異動数が多くなっています。
○転入前の住所地・転出先の住所地は、ともに近隣3市(岡崎・西尾・蒲郡)合計で
約4割となっており、近隣市町での競争という構図が見て取れます。
○転入・転出理由は「仕事の都合」が最も多く、ともに4割を超えています。転入・
転出先を選んだ理由も転入・転出理由に関係する「通勤・通学など交通の便が良い」
が最も多く、次点は「住宅の広さ等住宅事情が良い」となっています。
○寮などに転入された一次定住者が、本町で世帯を持ち二次定住となれば社会増加か
ら自然増加につながる可能性があります。
○自由意見の中には「良い」と書いて下さる方と「改善や整備等」を望まれる方がみ
えます。両意見を合計した多い順は「住みやすさ」
「ごみ」
「お店」
「子育て」
「交通」
…でした。転入者は「改善や整備等」を望まれる傾向が強く意見の種類も多岐にわ
たっています。対して転出者は比較的に「良い」と書いて下さる傾向が見て取れま
す。
2 - 83
2-5 目指すべき将来の方向
国の長期ビジョンでは、人口減少への対応として、
「
『東京一極集中』を是正する」
、
「国民の希望の実現に全力を注ぐ」
「若い世代の就労・結婚・子育ての希望に応える」
という3つの基本的視点が示されています。国の目指すべき将来の方向として、
「将
来にわたって『活力ある日本社会』を維持すること」が掲げられています。
さらに目指すべき将来の方向の中で、地方創生がもたらす日本社会の姿として、
「自
らの地域資源を活用した、多様な地域社会の形成を目指す」
「外部との積極的なつな
がりにより、新たな視点から活性化を図る」
「地方創生か実現すれば、地方が先行し
て若返る」
「東京圏は、世界に開かれた『国際都市』への発展を目指す」という4つ
の姿が描かれています。
ここでは、国の長期ビジョンの4つの基本目標を踏まえ、人口の将来展望を実現す
るため、以下のような方向を提示します。
① 安定した雇用を創出する
・企業立地マスタープランに基づき、製造業の育成・支援に加え、農業の振興と
高度化や商業振興の支援などにより、次世代産業(新産業創生)の立地に注力
し、質の高い雇用の場を創出します。
・既存産業にあっては、販路拡大・開拓など、新たな雇用創出につながる取り組
みを支援します。
・産業振興にあたっては、時代の潮流を読むとともに、他都市の好事例なども参
考にしながら進めます。
② 新しい人の流れをつくり、本町への移住・定住を促進する
・本町の強みである製造業をベースとした様々な産業振興により新たな雇用を創
出し、町外からの新しい人の流れを生み出すことで「しごと」が「ひと」を呼
び、
「ひと」が「しごと」を呼び込む好循環をつくります。
・そして、
「しごと」と「まち」の好循環を支える「まち」の活性化を図ることで
本町への移住・定住を促進します。その取り組みとして、本町の歴史資源等を
活かした観光交流の推進や学びの場づくり等により、交流人口の拡大を図ると
ともに、本町の良さをPRすることで将来的な移住・定住につなげていきます。
・とりわけ、若者世代の移住・定住促進は重要なことから、
「三河中央『人・モノ・
地域づくり』コンソーシアム」を組んでいる地元の愛知工科大学・愛知工科大
学自動車短期大学との連携強化を図ります。また、
「連携と協力に関する協定書」
を締結している「国立大学法人名古屋大学未来社会創造機構社会イノベーショ
ンデザイン学センター(名古屋大学SIDC)
」との連携強化を図り、
「まち」
の活性化も含めた取り組みを行います。
2 - 84
③ 若い世代の結婚・子育て等に関する希望を実現する
・若い世代が安心して就労し、希望通り結婚し、妊娠・出産・子育てができるよ
うな社会経済環境を進めます。
・就労環境整備や子育て拠点整備などにより、第3子が安心して産めるまちづく
りを推進します。
・若い世代のため、質の高い雇用の場を創出するとともに職住近接を実現し、仕
事と家庭が両立しやすい子育て環境の充実を図ります。
・学校教育、生涯学習やスポーツ環境の育成などにより、地域の子育て支援の仕
組みを充実させ、若い世代が希望する結婚や出産を支える施策を推進します。
また、子育てに必要な教育費の負担軽減などにより、子育てしやすい環境を整
えます。
④ 時代にあった地域を形成する
・超高齢社会の時代を見据え、高齢者が元気に暮らせる地域づくりを進めること
で、医療費負担の適正化を図るとともに、高齢化の進展に配慮したケアシステ
ム整備を進めます。
・自然環境の保全、歴史・文化の保存・継承を図り、地域の自然を生かすととも
に、地域の歴史や文化を生かしたまちづくりを行い、地域の活性化を図ります。
・誰もが、安全・安心に暮らせる、住みよい地域づくりを進めます。
・様々な立場の人たちをなめらかにつなぐ第3の場所※(サードプレイス)づくり
を行うことで、安心して第3子が産める、そして、幸せに住み続けられるまち
づくりを行います。
2 - 85
2-6 人口の将来展望
1.将来展望の基礎となるアンケート調査結果からの考察
(1) 人口の将来展望の考え方(地方人口ビジョン策定のための手引き)
人口の現状分析で把握した課題等を踏まえ、国の長期ビジョンを勘案しつつ、将来
展望に必要な調査・分析を踏まえ、目指すべき人口の将来の方向を示し、自然増減や
社会増減に関する仮定を置いて、総人口や性別・年齢3区分別人目等を展望します。
「地方人口ビジョン策定のための手引き」における人口の将来展望のイメージは以
下のようであり、この考え方を踏まえ、本町の人口ビジョンを検討します。
図表 人口の将来展望のイメージ(手引き)
資料:地方人口ビジョン策定のための手引き
2 - 86
(2) アンケート調査結果からの考察
アンケート調査結果からみた将来展望の「キーワード」は以下のとおりです。
●中学生アンケート
・本町の自然環境に対する評価が高い
・産業(仕事)
、交通(バス)
、環境(川辺)
、施設(スポーツ)の施策が必要
・Uターンを含めた定住意向は約8割であり、雇用・居住の場の確保が重要
・本町以外に移りたい理由は、希望する学校・就職先がない、都会への憧れが多い
・町に対し、にぎわいづくりによる地域活性化と自然環境との調和を求めている
・自由意見は、駅周辺の活性化、進学・就職先の確保、安全対策、商業・アミューズメ
ント・医療・福祉施設等立地、環境保全、学校の部活・設備充実を求める声が多い
●高校生アンケート
・就職希望分野は製造業が最も多く、就業希望場所は岡崎市、幸田町の順
・本町で就職してもらうには、雇用の創出・情報発信、生活利便性向上が必要
・Uターンを含めた定住意向は6~7割であり、雇用・居住の場の確保が重要
・町に対し、交通、農業・林業・漁業、観光、福祉・医療等の施策を求めている
・自由意見には、景色や山並みの評価、大型店舗等立地、外国との交流がある
●短大生アンケート
・就職希望分野は自動車整備業が最も多く、就業希望場所は岡崎市、名古屋市の順
・本町で就職してもらうには、先端技術企業の創出と情報発信が必要
・数は少ないが町民の定住意向は約8割であり、雇用・居住の場の確保が重要
・進学希望は大学、分野は機械・電気系がそれぞれ最も多い
・町に対し、観光レク、交通、一次産業などの施策を求めている
・自由意見には、テーマパークやレストランの要望、町の認知度が低いがある
●大学生アンケート
・就職希望分野は製造業が最も多く、就業希望場所は名古屋市、関東地域の順
・本町で就職してもらうには、雇用の創出・情報発信が必要
・数は少ないが町民の定住意向は低く、居住環境の向上を含めた対策が必要
・進学希望はいない
・自由意見には、土地開発、ショッピングセンター・レストラン立地がある
●企業従業者アンケート
・現住所を選んだ理由は、以前からの自宅がある、職場に近いが多い
・居住環境の満足度は自宅の広さ、交通の便、買い物環境、地域の人間関係のつながり
が高く、医療・福祉の環境が低い
・転居希望理由は独立・結婚、家族構成の変化、転職・転勤等であり、住宅宅地供給や
賃貸住宅供給が有効
・自由意見は、駅周辺の活性化、公共交通の充実、道路整備、家賃改善や賃貸住宅の確
保、子育て環境の充実、総合病院・スーパーマーケット等の立地がある
2 - 87
●転入出者窓口調査
・年齢構成は 39 歳以下が約8割であり比較的若い世代の異動が多い
・転入出とも大字菱池が最も多く、寮のある大字で移動数が多い
・転入出先は、岡崎市、西尾市、蒲郡市の近隣3市が多く、理由は通気・通学などの交
通の便が良い、住宅の広さ等住宅事業が良いとなっている
・寮などの一次定住者が世帯を持ち二次定住となれば、社会増から自然増につながる
・自由意見は、転出者は良い評価であり、転入者は改善整備を望まれる傾向であった
●人口の将来展望への課題
①定住化を促進する居住環境の向上策が必要です。
・町の特徴である自然環境との調和のもと、土地区画整理事業等による計画的な住宅地
整備を行い、寮からの定住化や UIJ ターン※希望者の定住化(転入増)を促進します。
・既存住宅地においては、インフラ※整備や町並み景観形成等により居住環境の改善を
図ることで定住化を維持(転出減)します。
②本町での就職先となる企業の立地が望まれています。
・高校生、短大生、大学生においては、本町の強みである製造業に対する関心が高いこ
とから、先端技術を取込んだ企業の立地を促進するなど、魅力ある雇用の場の確保を
図る必要があります。
・一方、これらの産業集積により期待される第三次産業(サービス業)の立地を促進す
ることで多様な雇用の場の確保につなげます。
・また、これら雇用機会創出と併せ、雇用機会に関する情報発信を行い、町民を含め、
認知度を高めることも必要です。
③まちの魅力を高めることが必要です。
・定住化を促進するためには、①の居住の場の確保や②の雇用の場の確保と併せ、まち
の魅力を高めることが必要であり、アンケートで意見の多かった駅周辺の活性化や多
様な商業機能の導入に取組む必要があります。
・その他、交通弱者に対する公共交通の充実や自然環境を活かした一次産業の充実、交
流人口の確保につながる観光レクリエーションの充実、高齢社会に対応した福祉施設
の充実、自然環境の保全など、総合的な取り組みが必要です。
・また、子育てと仕事を両立するための子育て環境の充実(延長保育や時間外保育等)
も必要な取り組みです。
【転入増に対する考え方】
・総合戦略は「周辺都市との連携」を図って進めるものであり、近隣市町との人口の奪
い合いではありません。そのため、転入増の対象は県内や国内、もしくは国外をもタ
ーゲットとした思想をもつことが重要であることから、雇用の場の確保にあたって
は、先端技術を取込んだ企業の立地が有効と考えます。
2 - 88
2.目指すべき将来人口
(1) 人口の将来展望(将来人口5万人を目指して)
本町は、国・県が目指す合計特殊出生率 2.1 を目指すとともに、雇用創出や都市環
境整備等による社会増と人口の受け皿となる住宅地等の市街地整備により、長期的な
将来人口として 50,000 人を目指しています。
このため、住み続けたいと思われるまちづくりを進めることにより、若い世代の流
入を中心とした人口増加を図ることとします。
人口 50,000 人を実現する条件を検討するため、内閣府地方創生推進室が配布して
いる「ワークシート」を活用し独自シミュレーションを行いました。
① 独自シミュレーションの結果
独自シミュレーションの結果としては、以下のグラフに示すように、概ね 40 年先
の平成 67(2055)年に人口約 50,000 人を達成することが可能となります。
また、年少人口、生産年齢人口、老年人口もそれぞれ増加する結果となりました。
図表 人口の将来展望(将来人口 50,000 人を目指す推計)
総合計画の目標人口 42,000 人に合致
総人口:平成 67 年に人口が約 50,000 人となる
生産年齢人口
老年人口
年少人口
合計特殊出生率
2.1 を目指す
注:合計特出生率:平成 22 年値 1.77 は、平成 20 年から平成 24 年の値を採用
注:人口 50,000 人を目指したシミュレーション
仮定条件⇒総移動数が、平成 22 年から平成 27 年の推計値と概ね同水準でそれ以降も推移すると仮定し、
かつ、合計特殊出生率が人口置換水準(人口を長期的に一定に保てる水準の 2.1)まで上昇した
とした場合のシミュレーション
資料:国が配布している「ワークシート」を活用したシミュレーション
2 - 89
② 独自シミュレーションの結果を実現する条件
独自のシミュレーション結果による人口 50,000 人を達成するためには、仮定条件
で示したように以下の条件が必要となります。
図表 人口 50,000 人を達成するための条件
1)合計特殊出生率を平成 20(2008)年から平成 24(2014)年の 1.77 から人口
置換水準の 2.1(人口を長期的に一定に保てる水準)まで引き上げる。
2)転入による平成 22(2010)年から平成 27(2015)年の推計値と同水準の純
移動率(社会増)を維持する。
【施策の方向】
1)合計特殊出生率 2.1
・本町の平成 20(2008)年から平成 24(2014)年の合計特殊出生率は 1.77 であ
り、国 1.38、県 1.51 に比べ高い値となっています。
・国・県が目指す合計特殊出生率は 2.1 であり、本町もこれを目指し将来人口
50,000 人の実現を図るため、子育て支援の総合的な施策が必要です。
2)社会移動の維持
・社会移動を維持するためには、
「子育て環境の充実」⇒「新産業創出」⇒「土
地区画整理事業等による市街地整備の推進」に資する施策が必要となります。
2 - 90
(2)年齢3区分別人口比率の推計
人口 50,000 人推計に基づく将来の年齢3区分別人口比率は、総人口が伸びること
により、年少人口数、生産年齢人口数も伸びる良い結果となっています。
老年人口数は、高齢化の状況が継続され現在の約2倍の比率まで増加しますが、元
気な高齢者が増えるよう施策を展開することで、活力ある地域社会を構築します。
図表 将来の年齢3区分別人口比率の推計
老年人口
年少人口
総人口
生産年齢人口
図表 将来の年齢3区分別人口割合の推移
資料:国が配布している「ワークシート」を活用したシミュレーション
2 - 91
総人口 50,000 人を目指す本町人口の将来展望に基づき、今後の人口構造の変化が
地域の将来に与える影響を分析します。
図表 総人口5万人を目指す本町の将来人口構造が地域の将来に与える影響
人口構造の変化
地域の将来に与える影響
① 人口は現状どおり増加が継続
・増加する人口の受け皿となる良好な居住環境を提
※現状:平成 22(2010)年以前
② 過年度までの少子化は改善
供しつづける必要が生じます。
・人口増加は、現在の移動率(流入超過状態)が今
後も継続することが前提となることから、新たな
産業振興とあわせた子育て環境の向上や定住促進
策が不可欠となります。
③ 高齢化の進展による社会保障 ・高齢化は今後も進展することから、国の課題と同
等の財政需要、税収等の減少
様に、要介護高齢者の増加により介護の必要性が
による町の経済財政状況への
増大し、地域において介護サービスや住民のボラ
影響
ンティア活動をコーディネートができる人材の不
足が懸念されます。
④ 生産年齢人口は一定程度、増 ・生産年齢人口は一定程度増加傾向が継続するため、
加
この強みを活かすべく、働く場の継続的な提供が
必要となります。
⑤ 小売店など民間利便施設の進 ・生産年齢人口の増加に伴い、第2次産業就業者に
出促進と現状店舗等の維持・
対するサービス需要(子育て支援等に関する民間
継続
事業)が増加し、これを支える第3次産業が活性
化する良好な循環が生まれます。
・また、買物利便性の維持・向上を図るため、アン
ケートでも望まれている商業施設の立地促進や、
自家用車を運転しない高齢者に配慮したバス交通
の充実が必要となります。
⑥ 地域の産業における人材(人 ・製造業などにおいて製造・販売・経営戦略を担う
手)の不足状況
人材が不足し、地域の技術が伝承されないよう、
良質な雇用の場の拡大が必要となります。
⑦ 公共施設の維持管理・更新等 ・人口増加により、公共施設や上下水道等の整備を
への影響
継続する必要があります。
・本町の生産年齢人口比率は、比較的高い水準で維
持されますが、より効率的な維持管理を行うため、
計画的で、コンパクトなまちづくりを進めていき
ます。
2 - 92
(3)社会経済との関係
将来的に、出生率等が現状のまま推移する場合と比較して、将来人口 50,000 人を
目指す場合、本町の社会経済にどのようなことが必要となるかについて検討します。
① 合計特殊出生率の人口置換水準(2.1)への引き上げ
合計特殊出生率は、全国では鹿児島県、沖縄県、長崎県などにおいて 2.0 を越える
実績があります。平成 20(2008)~24(2012)年の本町の合計特殊出生率は、大治町
1.84、東海市 1.82、みよし市 1.81、高浜市 1.80、知立市 1.79、に次いで第6位の 1.77
であり、子育て環境の向上施策により 2.1 に引き上げます。
・合計特殊出生率には、生涯未婚率よりも晩婚化の方がより影響を及ぼしている可
能性があり、今後の少子化対策として、これ以上の晩婚化を食い止め、早期の結
婚を促進するような社会的な要因(親世代からの協力・援助や待機児童の解消等、
社会福祉の充実)に基づく環境づくりからのアプローチも重要になってくる。
・若者が安心して結婚し子育てを実践していくためには、経済社会面において将来
に向けた明るい展望が必要であり、少子化対策を通じてそのような社会づくりを
推進していくにはどうしたら良いのかが、全ての世代の共通課題である。
資料:地域別にみる少子化と未婚の関係 大橋知佳(一般財団法人日本経済研究所 事業部 研究員)
図表 全国で合計特殊出生率が 2.0 を越える市町村
図表 愛知県の合計特殊出生率の上位市町村
資料:平成 20~24 年 人口動態保健所・市区町村別統計
2 - 93
② 少子化・高齢化への対応
少子化は、第3子が安心して産める環境づくりなどによる①合計特殊出生率の向上
により、改善を図ります。これにより年少人口は、社人研の推計値より多くなり、少
子化の進行が抑えられます。
高齢化は、現在までの推移を継承することから両推計とも人数としては変わらない
ことから、高齢化の進行も緩和されます。
図表 将来人口 50,000 人推計(本推計)と社人研の推計の比較
総人口
年
平成 22 年
(2010)
平成 32 年
(2020)
平成 42 年
(2030)
平成 52 年
(2040)
平成 62 年
(2050)
平成 72 年
(2060)
①
②
本推計 社人研
37,930
年少人口
①-②
差
①
②
本推計 社人研
0
生産年齢人口
①-②
差
6,199
老年人口
①
②
①-②
①
②
本推計 社人研
差
本推計 社人研
0
25,199
0
6,499
①-②
差
0
40,955 40,370
+585
6,702
6,330
+372 25,296 25,105
+191
8,957
8,935
+22
43,535 41,528
+2,007
6,985
5,938
+1,047 26,679 25,837
+842
9,871
9,753
+118
46,132 41,927
+4,205
7,746
5,960
+1,786 26,849 24,666 +2,183 11,537 11,301
+236
48,802 41,703
+7,099
8,403
5,747
+2,656 27,867 23,759 +4,108 12,531 12,197
+334
51,626 40,831 +10,795
9,101
5,448
+3,653 29,887 23,277 +6,610 12,637 12,106
+531
資料:社人研
2 - 94
③ 生産年齢人口の維持・向上
本町の生産年齢人口は、転入が転出を上回る社会増の状況が継続してきたことによ
り、増加傾向が維持されてきました。
この傾向を、将来まで継続させることにより、将来人口 50,000 人が実現されるこ
とから、
「幸田町企業立地マスタープラン」等を基本に、既存産業の拡充と新産業創
生はシンクロ(同期)しながら推進する必要があります。また、既存の自動車関連産
業中心のモノカルチャー※から脱却し、企業が求める種々の環境整備が必要です。
④ 人口移動(流入)の維持と向上
本町の人口流入は、企業立地によるところが極めて大きいことから、①の生産年齢
人口の維持・向上及び定住のための良好な居住環境の提供が必要です。
(4)人口フレーム
人口フレームは、目標年次の平成 72(2060)年を 51,000 人とします。また、総合
戦略の目標年次の平成 31(2019)年は 40,700 人とし、総合計画の目標年次である平
成 37(2025)年は 42,000 人、目標人口 5 万人の到達は、平成 67(2055)年となりま
す。
図表 人口フレーム
目標年次
現況
総合戦略
総合計画
人口ビジョン
平成 22 年
平成 31 年
平成 37 年
平成 67 年
平成 72 年
(2010 年)
(2019 年)
(2025 年)
(2055 年)
(2060 年)
37,930 人
40,700 人
42,000 人
50,000 人
51,000 人
注:平成 31(2019)年の人口は、P2-89 独自シミュレーションの平成 32(2020)年 40,955 人と平
成 27(2015)年 39,552 人を比例按分で算出
2 - 95
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