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佐賀県 の都市計画
佐 賀 県 の都 市 計 画 第3章 土地利用に関する計画 第2章 第4章 都市施設 都 市計画の概要 第1章 佐賀県のすがた 第5章 市街地開発事業 OUTLINE OF TOWN PLANNING 2014 第6章 都市計画に関する 調査・計画 第8章 その他 第7章 景観に 関すること chapter 2 都市計画の概要 都市計画の基本理念と内容 第2章 都市計画の概要 都市計画法においては、 「都市計画は、農林漁業との健全な調和を図りつつ、健 康で文化的な都市生活及び機能的な都市活動を確保すべきこと並びにこのため には適正な制限のもとに土地の合理的な利用が図られるべきことを基本理念と して定めるものとする。(都計法第2条)」とされています。 また、都市計画は、国土の均衡ある発展を目的としているため、国土の計画的 な利用に関する計画など、いわゆる上位計画に適合するように定めることとさ れています。 都市計画で定める内容は、 ①土地利用に関する計画、 ②都市施設に関する計画、 ③市街地開発事業に関する計画の三つに大別されます。 ●都市計画法関連法令体系 上位計画 国 土 総 合 開 発 法 公有地の拡大の推進に関する法律 国 土 利 用 計 画 法 農 地 法 広島平和記念都市建設法その他特別都市建設法 山 国際観光文化都市の整備のための財政上の措置等に関する法律 圏 整 備 法 近 畿 圏 整 備 法 農業振興地域の整備に関する法律・森林法、自然公園法、自然環境保全法 多極分散型国土形成促進法 都市開発資金の貸付けに関する法律 中 部 圏 開 発 整 備 法 特定市街化区域農地の固定資産税の課税の適正化に伴う宅地化促進臨時措置法 地方拠点都市地域の整備及び産業業務 施設の再配置の促進に関する法律 農村地域工業等導入促進法 首都圏の既成市街地における工業等の制限に関する法律 公 害 対 策 基 本 法 近畿圏の既成都市区域における工場等の制限に関する法律 密集市街地における防災街区の整備に関する法律 大都市地域における住宅及び住宅地の供給の促進に関する特別措置法 土地区画整理法 新住宅市街地開発法 都 市 再 開 発 法 新都市基盤整備法 首都圏の近郊整備地帯及び都市開発区域の整備に関する法律 近畿圏の近郊整備区域及び都市開発区域の整備及 び開発に関する法律 道 路 法 鉄 道 事 業 法 軌 道 法 駐 車 場 法 自動車ターミナル法 都 市 公 園 法 墓地、 埋葬等に関する法律 下 水 道 法 廃棄物の処理及び清掃に関する法律 河 川 法 運 河 法 卸 売 市 場 法 と 畜 場 法 官公庁施設の建設等に関する法律 流通業務市街地の整備に関する法律 密集市街地における防災街区の整備に関する法律 生 産 緑 地 法 文 化 財 保 護 法 特定空港周辺航空機騒音対策特別措置法 密集市街地における防災街区の整備に関する法律 首都圏近郊緑地保全法 近畿圏の保全区域の整備に関する法律 景観法 都市緑地法 特定農山村地域における農林業等の活性化 のための基盤整備の促進に関する法律 屋外広告物法 市民農園整備促進法 環境影響評価法 近畿圏の近郊整備区域及び都市開発区域 流通業務市街地の整備に関する法律 官公庁施設の建設等に関する法律 新都市基盤整備法 の整備及び開発に関する法律 首都圏の近郊整備地帯及び都市開発区域 の整備に関する法律 新都市市街地開発法 明日香村における歴史的風土の保存及び生活環境の整備等に関する特別措置法 港 湾 法 流通業務市街地の整備に関する法律 古都における歴史的風土の保存に関する特別措置法 建 築 基 準 法 駐 車 場 法 被災市街地復興特別措置法 都 市 再 開 発 法 大都市地域における住宅及び住宅地の供給の促進に関する特別措置法 幹線道路の沿線の整備に関する法律 集落地域整備法 密集市街地における防災街区の整備の促進に関する法律 そ の 他 都市再開発法 その他 市街地開発事業等予定区域 大都市地域における住宅及び住宅地の供給の促進に関する法律 都市再開発法 01 市街地開発事業 都市施設 地区計画等 被災市街地 促進区域 復興推進地域 地域地区 都市再開発方針等 他 の そ 法 興 振 租税特別措置法 都 都市計画法 都市再生特別措置法 村 法 税 方 地 首 土 地 収 用 法 法 本 基 地 土 OUTLINE OF TOWN PLANNING ●都市計画の内容 LINK 第3章の各地域地区の説明のページに移動します。 都市再開発方針等（法7-2） 第1種低層住居専用地域 第2種低層住居専用地域 第1種中高層住居専用地域 第2種中高層住居専用地域 第1種住居地域 第2種住居地域 準住居地域 近隣商業地域 商業地域 特例容積率適用区域 準工業地域 工業地域 工業専用地域 用途地域 ＊ 地域地区 （都計法8） 促進区域 （都計法10-2） 都市計画 区域 特別用途地区 ＊ 特定用途制限地域 ＊ 高層住居誘導地区 ＊ 高度地区 高度利用地区 特定街区 都市再生特別地区 防火地域 準防火地域 特定防災街区整備地区 景観地区＊ ＊ 風致地区 駐車場整備地区 臨港地区 歴史的風土特別保存地区(対象となる市町は、京都市及び奈良市などで全国9市町が対象となり、佐賀県の都市は対象となっていない。) 第1種歴史的風土保存地区 第2種歴史的風土保存地区 ＊ 緑地保全地域、特別緑地保全地区、緑化地域 流通業務地区 生産緑地地区 ＊ 伝統的建造物群保存地区 航空機騒音障害防止地区 航空機騒音障害防止特別地区 市街地再開発促進区域 土地区画整理促進区域 住宅街区整備促進区域 拠点業務市街地整備土地区画整理促進区域 遊休土地転換利用促進地区（都計法10-3） 被災市街地復興推進地域（都計法10-4） 地区計画等 （都計法12-4） （都計法11） 市 街 地 開発事業 （都計法12） 市 街 地 開発事業等 予定区域 （都計法12-2） 準都市計画 区域 地区計画 再開発等促進区 開発整備促進区 防災街区整備地区計画 歴史的風致維持向上地区計画 沿道地区計画 集落地区計画 道路 都市高速鉄道 駐車場 自動車ターミナル その他の交通施設 公園 緑地 広場 墓園 その他の公共空地 水道 電気供給施設 ガス供給施設 下水道 汚物処理場 ごみ焼却場 その他の供給施設又は処理施設 河川 運河 その他の水路 学校 図書館 研究施設 その他の教育文化施設 病院 保育所 その他の医療施設又は社会福祉施設 市場 と畜場 又は 火葬場 一団地の住宅施設 一団地の官公庁施設 流通業務団地 電気通信事業の用に供する施設又は防風、防火、防水、 防雪、防砂若しくは防潮の施設 土地区画整理事業 新住宅市街地開発事業 工業団地造成事業 市街地再開発事業 新都市基盤整備事業 住宅街区整備事業 防災街区整備事業 新住宅市街地開発事業の予定区域 工業団地造成事業の予定区域 新都市基盤整備事業の予定区域 区域の面積が20ha以上の一団地の住宅施設の予定区域 一団地の官公庁施設の予定区域 流通業務団地の予定区域 上記の地域地区のうち＊印のみが適用されます。 平成26年3月31日現在、佐賀県内において定められているものを示す。 02 都市計画の概要 市街化区域 市街化調整区域 市街化区域、市街化調整区域の区域区分（法7） 第2章 地域地区名の にはリンクがあります。 都市計画法改正の概要 第2章 都市計画の概要 戦後、 日本では急速に都市化が進んだことにより、 道路や下水道も整備されないまま、 あちこちに家が建ち 並び、 質の低い市街地が虫食い状に広がっていくといった現象 （いわゆる” スプロール現象” ） が見られるよう になりました。 現在の都市計画法は、 このような無秩序な市街化を防止し、 計画的なまちづくりを行うことを目的として、 昭和43年に制定されました。 現行都市計画法制定後40年以上経過し、 日本は、 急速に都市化が拡大する 「都市化社会」 から、 安定・成熟し た 「都市型社会」 へと変化し、 「都市型社会」 にふさわしい都市計画制度の見直しが求められるようになりまし た。 また、 国、 都道府県、 市町村が適切に役割分担を行うことによって、 地域が主体となってその特性に応じた まちづくりを行うための仕組みも求められるようになりました。 このような社会情勢の大きな変化を踏まえ て都市計画制度全般が見直され、 平成12年5月に 「都市型社会」 にふさわしい制度の改正が行われました。 平成18年5月には、 これまでの、 都市の拡大成長を前提とするまちづくりのあり方を転換し、 都市の既存ス トックを有効活用しつつ、 様々な都市機能がコンパクトに集積した都市構造を実現する事が、 人口減少・超高 齢社会にふさわしいまちづくりを実現するために重要として、 大規模集客施設の立地規制の強化や準都市計 画区域制度、 開発許可制度等の改正がおこなわれました。 平成23年8月には、 地方分離改革推進計画を踏まえ、 地方自治体の自主性を強化し、 自由度の拡大を図るた め、 国や都道府県の関与が縮小されました。 また、 平成24年4月には、 都道府県の権限の市町村への移譲に関 する改正がおこなわれました。 1 平成12年改正の概要 ●都市計画法の見直しの観点 ○地域の実情に応じて柔軟に活用できる実行性の高いものであること ○住民にとって分かりやすい仕組みであること ○中心市街地から郊外部まで、質の高い都市空間を提供しうるものであること ●主な改正内容 1 都市計画に関するマスタープランの充実、線引き制度及び開発許可制度の見直し ○都市計画に関するマスタープランの充実 ◇都市計画区域に関するマスタープランを拡充し、全ての都市計画区域で策定することになりました。 ○線引き制度及び開発許可制度の見直し ◇線引きするか否かを、原則として、都道府県が判断することとなりました。 （都市計画区域マスタープランにより決定） ◇市街化調整区域について、一定の要件を満たす区域を定め、住宅などの立地を可能にすることになりました。 （併せて、線引き時点 で、既に宅地であった土地における建築行為の特例が合理化されました。） ◇開発行為の技術基準について、条例による強化又は緩和、最低敷地規模に関する規制の付加が可能となりました。 2 良好な環境の確保のための制度の充実 ○小規模な風致地区の決定権及びその規制内容を定める条例の制定権限を都道府県から市町村に委譲することとなりました。 ○非線引き白地地域（非線引き都市計画区域のうち用途地域の指定のない区域）において、 「特定用途制限地域」を定め、特定の用途の 建築物の建築を制限することができるようになりました。 ○用途地域が定められていない区域において、土地利用の状況に応じ、特定行政庁が建築物の建ぺい率等を選択できることとなりま した。 3 既成市街地の再整備のための新たな制度の導入 ○商業地域内の一定の地区において、関係権利者の合意に基づき、他の敷地の未利用容積を活用できることとなりました。 ○隣接地側に壁面積の指定などがある建築物について、許可により建ぺい率制限を緩和することができることとなりました。 ○道路、河川などの都市施設に係る立体的な都市計画を決定できることとなりました。 4 都市計画区域外における開発行為及び建築行為に対する規制の導入 ○相当数の住居などの建築が現に行われているなどの地域について、農林漁業との調和を図りつつ、市町村が「準都市計画区域」を指定 し、用途地域等の土地利用に関する都市計画を決定することができることとなりました。 ○都市計画区域外の一定規模以上の開発行為について、開発許可制度を適用することとなりました。 5 都市計画の決定システムの透明化と住民参加の促進 ○都市計画の案の縦覧の際の理由書を添付することとなりました。 ○都市計画の案の作成に係る都道府県と市町村の役割分担が明確になりました。 ○市町村の条例で定めるところにより、地域住民から市町村に対し、地区計画等の案の作成を申し出ることと、地方公共団体が都市計 画決定に関し条例で手続きを付加することが可能となりました。 ○国・地方公共団体の都市計画に関する知識の普及・情報の提供が努力義務となりました。 03 OUTLINE OF TOWN PLANNING 第2章 2 平成14年改正の概要 ●まちづくりに関する都市計画の提案制度の創設(都計法第21条の2) ○概要 住民などの自主的まちづくりの推進や、地域の活性化を図りやすくするため、土地所有者、まちづくり協議会、まちづくりNPOな どが、一定の面積以上の一体的な区域について、土地所有者などの2/3以上の同意を得て、都市計画の提案ができるようになりました。 〈まちづくりに関する都市計画の提案制度のフロー〉 土地所有者、まちづくりNPO、まちづくり協議会等による都市計画の提案 ［提案要件］ ①5,000m2以上の一体的な区域 ②都市計画マスタープラン等都市計画に関する法令上の基準に適合 ③土地所有者等の3分の2以上の同意 ※都市計画の提案の作成・提出 地方公共団体は提案に基づく都市計画の決定をするかどうか判断 提案を踏まえて都市計画を決定 する必要があると認めるとき 提案を踏まえて都市計画を決定 する必要がないと認めるとき 公聴会の開催等 都市計画の案の作成 都市計画審議会に提案を提出し、 地方公共団体の見解を付して、 意見を聴く 都市計画の案の公告縦覧 都市計画の案及び提案を 都市計画議会へ付議等 都市計画の決定をせず 都市計画の決定をしない 理由等を提案者に通知 都市計画の決定 Coffee Break 04 都市計画の概要 ○趣旨 居住環境の改善、適正な土地利用の促進などに資する合理的・機動的な建築・都市計画制限を行うため、まちづくりに関する都市計 画の提案制度の創設、建築物の形態規制の合理化、地区計画などの見直しのための規制の導入などの措置を講じようとするものです。 ●地区計画制度の見直し 第2章 現行の地区計画制度を整理・合理化し、1つの地区計画で、地区の特性に応じて用途制限、容積率制限などを緩和・強化できる、分りやす く、使いやすい制度となりました。 地区計画 地区計画 都市計画の概要 ●用途制限の緩和が容易に 住宅地高度利用地区計画 ●容積率の緩和が容易に 再開発地区計画 3 平成18年改正の概要 ●都市の秩序ある整備を図るための都市計画法等の一部を改正する法律(平成18年5月31日改正) ⃝趣旨 近年、モータリゼーションの進展等を背景として、都市の無秩序な拡散が加速化し、高齢者等が病院などの公共公益施設に 歩いて行くことができなくなるといった問題や、中心市街地の社会資本が有効利用されない一方で、郊外では新規の公共投 資が必要になるといった公共投資の非効率性、環境負荷の増大などの問題が生じています。 今後、人口減少・超高齢社会が到来する中で、これらの問題について地域の主体的な判断により的確に対応するため、都市 構造に広域的に大きな影響を与える大規模集客施設(法律では「特定大規模建築物」と定義)や公共公益施設について、その立 地に際し都市計画の手続を経ることを通じて、地域の判断を反映させた適切な立地を確保する必要があります。 ⃝概要 都市計画を通じて都市の秩序ある整備を図るため、都市計画法、建築基準法、駐車場法、新住宅市街地開発法、公有地の拡大 の推進に関する法律その他の法律の一部が改正されました。 ●主な改正内容 大規模集客施設に係る立地規制 (建基法第48条、別表2) (1)市街化区域、用途地域における立地規制 ○商業地域、近隣商業地域、準工業地域以外は、床面積1万㎡を超える店舗等は立地不可 ○近隣商業地域内の床面積200㎡を超える映画館等の立地緩和 (2)非線引き白地地域等における立地規制 ○都市計画区域内、準都市計画区域内の用途白地地域内では、床面積1万㎡を超える店舗等は立地不可 準都市計画区域制度の見直し (1)都道府県による準都市計画区域の指定 (都計法第5条の2第1項) 開発許可制度の見直し (都計法第29条、第34条) (1)開発許可対象の拡大 ①公共公益施設に係る開発行為への拡大 ○社会福祉施設、医療施設、学校の建築を目的とした開発行為 ○市街化調整区域内の許可基準の追加 ②国等が行う開発行為への拡大 (都計法第34条) (2)大規模計画開発に係る許可基準の廃止 都市計画制度の柔軟化・機動化 (1)用途を緩和する地区計画制度の創設 (2)都市計画提案権者の範囲の拡大 (都計法第12条の5第4項) (都計法第21条の2) 広域的調整手続きの円滑化 (1)都道府県知事は、都市計画の決定の協議を行うに当たり必要があると認めるときは、関係市町村に対し、資料の提出、意見 の開陳、説明その他必要な協力を求めることができる。 (都計法第19条第5項、第87条の2第6項) (2)市町村は、準都市計画区域について都市計画を決定しようとするときは、あらかじめ、都道府県知事に協議し、その同意を 得なければならない。 (都計法第19条第3項) 05 OUTLINE OF TOWN PLANNING ●都市の秩序ある整備を図るための都市計画法等の一部を改正する法律案 都市の秩序ある整備を図るため、準都市計画区域制度の拡充、都市計画区域等の区域内における大規模集客施設の立地に係 る規制の見直し、開発許可制度の見直しその他都市計画に関する制度の整備を行う。 1.都市計画法・建築基準法の一部改正 人口減少・超高齢社会にふさわしいまちづくりを実現するため、以下の措置を講じる。特に、広域にわたり都市構造に大きな 影響を与える大規模集客施設(法律では「特定大規模建築物」と定義)の立地に当たっては都市計画手続を経ることとし、地域の 判断を反映した適切な立地を確保する。 (1)市街化区域、用途地域における立地規制 大規模集客施設が立地可能な用途地域を見直し、現行の6から3へ限定。 (2)非線引き白地地域等における立地規制 非線引き都市計画区域、準都市計画区域内の白地地域では大規模集客施設は原則立地不可。 (3)用途を暖和する地区計画制度の創設 上期(1)(2)により規制強化される用途地域及び非線引き都市計画区域内の白地地域においては、大規模集客施設の立地も認 めうる新たな地区計画制度(開発整備促進区〉 を創設。 (4)準都市計画区域制度の拡充 農地を含む土地利用の整序が必要な区域等に広く指定できるよう、 準都市計画区域の要件を暖和するとともに、指定権者を 都道府県に変更。 (5)都市計画手続等の円滑化、広域調整手続の充実 一定の開発事業者が都市計画提案を行えるよう、 都市計画提案権者の範囲を拡大。 また、広域調整の強化のため、都道府県知 事が市町村の都市計画決定等に対する協議同意を行う際に、関係市町村から意見を聴取できることとする。 (6)開発許可制度の見直し 市街化調整区域内の大規模開発を許可できる基準を廃止し、病院、福祉施設、学校、庁舎等の公共公益施設を開発許可等の対 象とする。 現 行 (店舗) 50㎡超不可 150㎡超不可 500㎡超不可 1,500㎡超不可 3,000㎡超不可 制限なし 用途地域の変更又は 地区計画(再開発等促 進区)決定が必要 改正後 第一種低層住居専用地域 第ニ種低層住居専用地域 同左 第一種中高層住居専用地域 第ニ種中高層住居専用地域 第 一 種 住 居 地 域 第 ニ 種 住 居 地 域 大規模集客施設については、用 準 住 居 地 域 途地域の変更又は用途を暖和す 工 業 地 域 る地区計画決定により立地可能 近 隣 商 業 地 域 制限なし 商 業 地 域 ※ 準 工 業 地 域 工業専用地域 大規模開発も含め、原則不可 原則不可 ただし、計画的大規模開発は 許可(病院、福祉施設、学校等 は開発許可不要) 制限なし 同左 市街化調整区域 非線引き都市計画区域、 準都市計画区域の白地地区 地区計画を定めた場合、適合するもの は許可(病院、福祉施設、学校等も開発 許可を必要とする。) 大規模集客施設については、用途地域 の指定により立地可能。また、非線引き 都市計画区域では、用途を暖和する地 区計画決定でも立地可能。 大 規 模 集 客 施 設:床面積1万㎡超の店舗、映画館、アミューズメント施設、 展示場 等。※準工業地域では、 特別用途地区を活用。特に地方都市においては、 これを中活 法の基本計画の国による確定の条件とすることを基本方針で明記。 06 都市計画の概要 〈国土交通省発表資料:都市の秩序ある整備を図るための都市計画法等の一部を改正する法律〉 第2章 ①都市計画の提案制度関係(平成18年8月30日) ②準都市計画区域の指定、広域調整手続き関係(平成18年11月30日) ③大規模集客施設の立地規制、開発許可関係(平成19年11月30日) 第2章 4 平成23年改正の概要 ●地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律【第1次一括法】 （平成23年5月2日） ⃝趣旨 都市計画の概要 地域の自主性及び自立性を高めるための改革を総合的に推進するため、地方公共団体に対する義務付けを規定している関 係法律を改正する等の所要の措置を講じようとするものです。 ⃝概要 地方自治体の自主性を強化し、自由度の拡大を図るため、都市計画法その他の41法律の一部が改正されました。 ●主な改正内容 国や都道府県の関与の縮小 (１)三大都市圏等大都市及びその周辺の都市に係る都市計画区域において、都道府県が都市計画を決定しようとする際の国 （都計法第18条第3項、令第12条） 土交通大臣の同意を要する協議が不要とされました。 (２)市が都市計画決定しようとする際の都道府県との協議について、その同意を得ることが不要とされました。 （都計法第19条第3項） ●施行期日 ①直ちに施工できるもの（平成23年5月2日） ②政省令等の整備が必要なもの（平成23年8月2日） ③地方自治体の条例や体制整備が必要なもの（平成24年4月1日） 都市計画法については②に該当し、平成23年8月2日に施工されました。 改 市 町 村 正 前 改 同 意 を 要 す る 協 議 同 意 を 要 す る 協 議 同 意 （ 正 後 （ 現 行 ） を 要 し な い 協 議 同 意 の 廃 止 ） 改 正 な し ※市決定の都市計画に限り、都道府県知事の同意は廃止されたが、都道府県への協議は引き続き必要 5 平成24年改正の概要 ●地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律【第2次一括法】 （平成23年8月30日） ⃝趣旨 第１次一括法と同様に、地域の自主性及び自立性を高めるための改革を総合的に推進するため、地方公共団体に対する義 務付けを規定している関係法律を改正する等の所要の措置を講じようとするものです。 ⃝概要 地域主権戦略大綱（平成22年6月22日閣議決定）を踏まえ、都市計画法、その他関係法律188法律の一部が改正されまし た。 ●主な改正内容 義務付け・枠付けの見直し (１)地域地区、都市施設、市街地開発事業、地区計画等に関する都市計画の策定を義務付ける規定が「定めることができる」と （都計法第8条、第11条 他） されました。 (２)都市計画区域の整備、開発及び保全の方針、地域地区、都市施設、市街地開発事業、地区計画等に関する都市計画の内容を （都計法第8条、第11条 他） 義務付ける規定が「定めるよう努めるものとする」とされました。 基礎自治体への権限移譲 (１)４車線以上のその他の道路等に関する都市計画決定権限が都道府県から市町村へ移譲されました。 （都計法第15条） (２)区域区分、高速自動車道及び一般国道等に関する都市計画決定権限が都道府県から指定都市へ移譲されました。 （都計法第87条第2項） (３)都市計画施設の区域又は市街地開発事業の施工区域内における建築許可、都市計画事業地内における建築等の許可、こ （都計法第53条、第65条） れらに係る監督処分等が都道府県からすべての市へ移譲されました。 07 OUTLINE OF TOWN PLANNING ●施行期日 第2章 ①直ちに施工できるもの（平成23年8月30日） ②政省令等の整備が必要なもの（平成23年11月30日） ③地方自治体の条例や体制整備が必要なもの（平成24年4月1日） 都市計画法については③に該当し、平成24年4月1日に施工されました。 指定都市 都市再開発方針ほか３方針 用途地域 ※ 地域地区 指定都市 市町村 風致地区（面積10ha以上） 市町村 二以上の市町村の 緑地保全地域 市町村 区域にわたるもの 特別緑地保全地区（面積10ha以上） 市町村 を除く 道路（一般国道） 指定都市 道路（首都高速道路） 指定都市 道路（国道・県道以外の4車線以上の道路） 市町村 高速自動車国道 市街地開発事業 市街地開発事業 等予定区域 建築規制 指定都市 公園・緑地（面積10ha以上） 市町村 国又は県が設置す 広場・墓園（面積10ha以上） 市町村 るものを除く 一団地の住宅施設（2,000戸以上） 市町村 土地区画整理事業（面積50ha超） 市町村 国又は県が施行す 市街地再開発事業（面積3ha超） 市町村 ると見込まれるも 住宅街区整備事業（面積20ha超） 市町村 のを除く 防災街区整備事業（面積3ha超） 市町村 面積20ha以上の一団地の住宅施設予定区域 市町村 都市計画施設の区域内等における建築許可（53条、65条） 市 ・権限移譲される都市計画のうち主要なものを記載 ※三大都市圏等の大都市における都市計画 6 平成25年改正の概要 ●地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律【第3次一括法】 （平成25年6月14日） ⃝趣旨 第1次、第2次一括法と同様に、地域の自主性及び自立性を高めるための改革を総合的に推進するため、地方公共団体に対 する義務付けを規定している関係法律を改正する等の所要の措置を講じようとするものです。 ⃝概要 地方分権改革推進委員会の勧告を受けて、地方からの提案を受けた第3次見直しに係る事項について都市計画法、その他 関係法律74法律の一部が改正されました。 ●主な改正内容 義務付け・枠付けの更なる見直し (１)都道府県又は市町村が都市計画決定した場合における国土交通大臣への図書の写しの送付が不要とされました。 （都計法第20条第1項） (２)開発審査会の委員の定数が「5人又は7人」から「5人以上」とされました。 （都計法第78条第2項） ●施行期日 ①直ちに施工できるもの（平成25年6月14日） ②政省令等の整備が必要なもの（平成25年9月14日） ③地方自治体の条例や体制整備が必要なもの（平成26年4月1日） 都市計画法については①に該当し、平成25年6月14日施工されました。 08 都市計画の概要 区域区分 都市施設 備考 決定権限の移譲先 都市計画の種類 都市計画のマスタープラン 第2章 都市計画の概要 都市計画のマスタープランは、都市を整備していくにあたり、その目標や長期 的な視点に立った都市の将来像を明確にし、その実現に向けての大きな道筋を、 住民に理解しやすい形でとりまとめたものです。 都市計画のマスタープランには、次の二つがあります。 〈都市計画の体系〉 土地利用に関する計画 市街化区域及び市街化調整区域の区分等の土地の利用について規制誘導するための計画です。 都市計画区域マスタープラン 都市施設に関する計画 地区計画 道路、公園等の都市に必要な施設について定める計画です。 市町村都市計画マスタープラン 市街地開発事業に関する計画 地区ごとに定める 具体的なまちづく りの計画です。 土地区画整理事業等の事業について定める計画です。 自然的環境の整備又は保全に関する計画 1 都市計画区域マスタープラン（都計法第6条の2） 平成12年5月の都市計画法の改正により、地域の実情に応じたまちづくりが可能と 〈都市計画区域マスタープラン策定状況〉 なるように都市計画制度の充実が図られ、平成16年5月までに「都市計画区域の整備、 開発及び保全の方針（都市計画区域マスタープラン）」を策定するよう法定化されまし た。 これは、都道府県が都市計画区域の整備、開発及び保全の方針について定めるもの で、都市計画区域ごとに、その都市の長期的なビジョンを示すとともに、土地利用、都 平成26年5月1日 地 域 名 都市計画 区 域 名 佐 多 中部地域 神 小 賀 久 埼 城 市施設、市街地開発事業などについて将来の大まかな配置、規模などを示すものです。 佐賀東部 市街化区域と市街化調整区域の区域区分（いわゆる「線引き」）を行うかどうか、行う 東部地域 鳥栖基山 のであれば概ねどのような方針で線引きを行うかも示されます。 また、本県においては、県土の都市計画を広域的に捉える観点から、県内を5地域に 区分して地域ごとにマスタープランを作成しました。この地域マスタープランは、地 域全体の都市計画に関する広域的、根幹的な事項について、その方針を示すものです。 本県では平成16年4月までに、18都市計画区域の全てについて都市計画区域マス タープランを定め、その後市町村合併に伴い、14都市計画区域となり、都市計画区域 マスタープランも修正を行っております。 09 み や き 北部地域 唐 津 伊 万 里 西部地域 有 田 武 雄 鹿 島 南部地域 白 石 嬉 野 都市名 決定年月日 （当初策定） （最終策定） 佐 賀 市 多 久 市 神 埼 市 小 城 市 吉野ヶ里町 上 峰 町 鳥 栖 市 基 山 町 みやき町 唐 津 市 伊万里市 有 田 町 武 雄 市 鹿 島 市 白 石 町 嬉 野 市 平 成16年4月28日 平 成22年10月1日 平 成16年3月29日 平 成16年3月29日 平 成16年3月17日 平 成26年5月1日 平 成16年3月17日 平 成22年10月1日 平 成16年3月17日 平 成16年3月17日 平成 16年4月28日 平 成16年4月28日 平 成16年3月17日 平 成24年3月30日 平 成16年4月28日 平 成24年3月30日 平 成16年4月28日 平 成16年4月28日 平 成16年4月28日 平 成16年4月28日 平 成16年3月29日 平 成24年3月30日 平 成16年3月29日 平 成16年3月29日 平 成16年3月29日 平 成16年3月29日 平 成16年3月29日 平 成16年3月29日 LINK OUTLINE OF TOWN PLANNING 2 市町村都市計画マスタープラン （都計法第18条の2） 各市町のマスタープランに移動します。 LINK 平成26年3月31日 策定年月 （当初策定） （最終策定） 都市計画区域名 都市名 佐賀市 多久市 神埼市 小城市 上峰町 基山町 みやき町 唐津市 鹿島市 嬉野市 平成19年 3月 平成16年 3月 平成24年 3月 平成20年 8月 平成14年 3月 平成18年 9月 平成21年 3月 平成22年 12月 平成13年 9月 平成24年 6月 平成22年 3月 平成16年 3月 平成24年 3月 平成20年 8月 平成14年 3月 平成18年 9月 平成21年 3月 平成22年 12月 平成13年 9月 平成24年 6月 〈佐賀県における都市計画区域マスタープランの位置付け〉 国の計画等 佐賀県総合計画 佐賀県国土利用計画 （国土利用計画法第7条） 佐賀県の都市計画に関する基本方針 「人口減少・超高齢社会に対応した佐賀県 に適した都市のあり方」 （基本方針） 地域マスタープラン （中部・東部・南部・西部・北部） 佐賀県土地利用基本計画 （国土利用計画法第9条） 都市計画区域の整備、 開発及び保全の方針 （都市計画区域マスタープラン） ［決定事項］ ①都市計画の目標 ②区域区分の有無及び定める際の方針 ③主要な都市計画の決定方針 ・土地利用 ・都市施設の整備 ・市街地開発事業 ・自然的環境の整備又は保全 ①地域づくりの目標 ②地域づくりの方針 （非法定） （都市計画法第6条の2） 市町村基本構想 （市町村総合計画） 市町村国土利用計画 （国土利用計画法第8条） （地方自治法第2条） 市町村の都市計画に関する基本的な方針 （市町村都市計画マスタープラン） 緑の基本計画 ［例示］ ①まちづくりの理念や都市計画の目標 ②全体構想 ・目指すべき都市像 ・都市像実現のための主要課題 ・課題に対した整備方針等 ③地域別構想 ・あるべき市街地像等の地域像 ・実施されるべき施策 市街地整備基本計画 都市交通体系マスタープラン その他マスタープラン （都市計画法第18条の2） 土地利用 都市施設 ・道路、公園、下水道等 ・区域区分 （線引き） ・用途地域等 市街地開発事業 ・土地区画整理事業等 都市計画法を適用する区域 ●都市計画区域（都計法第5条） ●準都市計画区域（都計法第5条の2） 都市計画区域は、都道府県が当該区域を一体の都市として、総合 準都市計画区域は、 県が積極的な整備又は開発を行う必要はな 的に整備、開発及び保全しようとする場合に指定するものです。 いものの、開発自体を抑制する区域ではないため、開発や建築に 本県の都市計画区域は、平成26年3月31日現在で14区域10市 よる用途の混在や農地転用に対する開発圧力により不適切な農 6町に定めており、県全体に対して面積で約47％、人口で約85％ 地の侵食、散発的な都市的土地利用が発生などの問題を避けるた を占めています。 め土地利用の整除又は環境保全を行うために指定します。 ●土地利用規制 都市計画区域 ●土地利用規制 準都市計画区域 区域区分（市街化区域、市街化調整区域） 用途地域 特別用途地区 特定用途制限地域 高度利用地区 風致地区等 ●都市施設 ●市街地開発事業 道路、公園、下水道等 士地区画整理事業、市街地再開発事業 ●開発許可制度 一定規模以上の開発行為は知事の許可が必要 用途地域 特別用途地区 特定用途制限地域 風致地区等 ●開発許可制度 3,000㎥以上の開発行為は知事の許可が必要 ●それ以外の区域（都計法第29条） ●開発許可制度 （2章-17参照） LINK 10 1ha以上の開発行為は知事の許可が必要 都市計画の概要 佐 賀 多 久 神 埼 小 城 佐賀東部 鳥栖基山 み や き 唐 津 鹿 島 嬉 野 第2章 住民に最も近い立場にある市町が、その創意工夫の下に住民の意見を反映し、まち づくりの具体性のある将来ビジョンを確立することにより、市町の定める具体の都市 計画について体系的な指針となるように定めるものです。 市町村都市計画マスタープランでは、例えば、当該市町のまちづくりの理念や都市 計画の目標、全体構想、地区別構想などが示されます。 策定に当たっては、住民の意向を十分反映させることや市町村審議会などの議を経 ることが必要であり、策定後は公表することが望まれており、都道府県知事へ通知す ることとなっています。 県内では、平成26年3月31日現在、10市町がマスタープランを定めています。 都市計画の手続き 第2章 1 都市計画決定 都市計画の原案は、直接まちづくりを担当する県または市町村が作成し、そのうち広域的見地から定めるもの、及び根幹的都市施設等 都市計画の概要 については、県が関係市町村の意見を聴いて定めます。その他のものは、市町村が知事の同意を受けて定め、どちらの場合にも、都市計画 の案は県都市計画審議会又は市町村都市計画審議会で審議されます。 また、都市計画を定めようとするときは、住民の意見を反映するため必要に応じて公聴会や説明会を開催し、更に都市計画の案は2週 間縦覧され、その間に住民や利害関係者は意見書を提出することができます。 ●県が定める都市計画決定の手続き 住 民 住 民 関係機関 との協議 原案の作成 ①］︵ 週間︶ 要旨(法19②) 2 案の公告、 縦覧 ［法 17 12 県での公告縦覧 11 ［省令 ］ 県への図書の （注1）国土交通大臣の同意については名称のみの変更又は位置、区域、面積、構造等 の軽易な変更については手続きを要しません。 （注2）名称のみの変更は手続きを要しません。 ③］ 告示、 永久 送付［法 ①］ 20 19 県との協議 市( ) 県の同意 町(村 ) 都市計画の 縦覧 ［法 ］ ①］ 決定 ［法 ］ 20 ［法 市町村都市計画 審議会［法 ］ ※ （注3） 19 県との事前協議 案の作成 意見書の提出 ［法 ②］ 23 公聴会、 説明会等による 住民の意見反映 ［法 ］ 他の行政機関と 告示、 永久 18 17 19 市町村への図書の 送付 ［法 公告縦覧 ［施行規則 ］ 12 20 の調整等［法 ］ 都市計画の 縦覧 ［法 ］ 20 （注1） 国土交通大臣 決定 ［法 ］ 市町村都市計画 審議会 ︵任意︶ 18 （注2） の同意［法 ③］ 18 佐賀県都市計画 審議会 ［法 ①］ 市町村の意見 聴取 ［法 ①］ 18 国土交通省 との事前協議 ︵ 週間︶ ①］ 2 要旨(法18②) 案の公告、縦覧 ［法 17 16 県 市町村 原案の作成 案の作成 意見書の提出 ［法 ②］ 17 （注2） 国 土 交通省 県 市町村 公聴会、 説明会等による 住民の意見反映 ［法 ］ 16 ●市町村が定める都市計画決定の手続き （市町村に都市計画審議会が設置されている場合） （注3）市町村都市計画審議会を設けていない場合は、 佐賀県都市計画審議会で審議されます。 ・ ［法］とは｢都市計画法｣を示します。 OUTLINE OF TOWN PLANNING ●都市計画の決定権者等（法第15条等） 市 計 画 の 種 類 決 定 大臣同意不要 大臣同意必要 ● ● ● （その他） ● （区域区分を行うもの） ● ● ● ● ● 遊休土地転換利用促進地区 ● 被災市街地復興推進地域 道路 一般国道 県道 その他道路 自動車専用道路 都市高速鉄道 駐車場 自動車ターミナル 空港 公園 緑地 広場、 墓園 その他の公共空地 水道 電気・ガス供給施設 地域冷暖房施設 下水道 公共下水道 流域下水道 汚物処理場・ごみ焼却場、 その他処理施設 河川 運河 学校 図書館・研究施設・博物館・美術館等 病院・保健所・診療所・助産所等 保育所・養護老人ホーム と畜場 市場 火葬場 一団地の住宅施設 一団地の官公庁施設 流通業務団地 電気通信事業用施設 防風・防火・防水・防雪及び防砂施設 防潮施設 ● 地 用途地域＊ 特別用途地区＊ 特定用途制限地域＊ 高層住居誘導地区 高度地区＊・高度利用地区 特定街区 都市再生特別地区 防火地域・準防火地域 景観地区＊ 風致地区＊ 駐車場整備地区 臨港地区 緑地保全地区 流通業務地区 生産緑地地区 伝統的建造物群保存地区＊ 促進地区 域 地 区 ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●（その他） ● ● ●※1 ● （重要港湾） ●※1 ● ● （特定重要港湾） ● ● ● ● （その他） 都 市 ● ●（専用） ●（その他） ● ● ●（その他） ● ● ●（その他） ● （一般） ● （第二種・第三種） ●※2 ● （高速自動車国道） ● ● （第一種） ●※3 ● （水道用水供給事業） 施 ● ●（準用河川） 設 ● ● ● ● ● ● ● ●（2,000戸未満） ●（排水区域が二以上の市町村の区域） ● ●（産業廃棄物処理施設） ● （二級河川） ● （一級河川） ● ● （大学・高等専門学校） ● （2,000戸以上） ● ● ● ● ● 市街地開発事業 ●（50ha以下） ●※4 ● ●※5 ● ● ●（3ha以下） ● ● 地区計画等 ◎ ◎ ◎ ◎ （注） ・都市計画の変更の場合も本表が準用されますが、軽易な変更の場合は大臣同意が不要です。 ・準都市計画区域内では、＊印のみが適用されます。 ◎知事の同意を必要とするものは政令(施行令)で定める地区施設の配置及び規模その他の事項に限ります。 ※1 10ha以上かつ、二以上の市町の区域にわたるもの ※4 50ha超かつ、国または県が施行するもの ※2 10ha以上かつ、県が設置するもの ※5 3ha超かつ、国または県が施行するもの ※3 10ha以上かつ、国が設置するもの 12 都市計画の概要 都市計画区域（法第5条） 準都市計画区域（法第5条の2） 都市計画区域の整備、 開発及び保全の方針 市街化区域・市街化調整区域の区域区分 都市再開発方針等 土地区画整理事業 新住宅市街地開発事業 市街地再開発事業 新住宅市街地開発事業予定区域 面積20ha以上の一団地の住宅施設予定区域 一団地の官公庁施設予定区域 流通業務団地予定区域 地区計画 防災街区整備地区計画 沿道地区計画 集落地区計画 県 市 町 村 決 定 第2章 都 第2章 ●都市計画決定状況一覧表 税 ● 画 市 発 業 画 業 計 市 街 地 再 開 事 土 地 区 整 理 事 葬 場 流 通 業 務 団 地 火 場 場 川 畜 市 と 河 ご み 処 理 場 ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ご み 焼 却 場 ● ● 汚 物 処 理 場 都 市 下 水 路 ● ● ● ● ● ● 地 緑 園 公 共 下 水 道 公 ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● 自動車ターミナル 自 転 車 駐 車 場 ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● 13 ● 都 市 高 速 鉄 道 ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● 画 ● 計 路 区 駅 前 広 場 道 地 伝統的建造物群 保 存 地 区 流通業務地区 ● ● 臨 港 地 区 ● 白 石 町 ● 石 ● 白 風 致 地 区 有 田 町 準防火地域 田 ● ● 有 ● みやき町 防 火 地 域 神 埼 市 ● 埼 ● 神 ● 嬉 野 市 高 度 地 区 野 高度利用地区 嬉 ● 小 城 市 ● み や き ● 城 ● 小 ● 鹿 島 市 ● 島 ● 鹿 ● 武 雄 市 特別用途地区 雄 ● 武 ● 伊万里市 ● 伊 万 里 ● 多 久 市 ● 唐 津 市 ● 津 用 途 地 域 名 画 唐 市 街 化 区 域 市 街 化 調 整 区 域 市 計 名 佐 賀 市 都 都 市 域 賀 3 10 3 2 1 1 6 2 3 1 2 4 14 10 3 2 1 15 7 14 15 5 4 3 1 1 1 6 1 10 1 2 計 合 都 区 久 多 基 山 町 区 地 域 地 都市計画の概要 上 峰 町 0.2 100 鳥 栖 市 鳥栖基山 吉野ヶ里町 佐賀東部 市 街 地 開発事業 設 施 市 都 用 利 地 土 0.25 100 佐 平成26年3月31日現在 OUTLINE OF TOWN PLANNING なお、市町においては、都市計画法第77条の2の規定に基づき、都市計画に関する事項を調査審議するため、市町村都市計画審議会を 市町の条例により設置しています。 者 7名 市 町 村 長 の 代 表 1名 県 員 4名 市町村議会の議長の代表 1名 関係行政機関の職員 5名 学 識 議 合 経 会 験 議 計 法律、 建築、 都市計画、 農業、 商工業、 交通、 環境 財務、 農政、 運輸、 建設、 交通 18名 都市計画事業は、都市計画として定められた計画を具体的に実現していくための事業をいい、都市計画法の規定による認可又は承認を 受けて行われます。都市計画事業は、市町村が知事の認可を受けて施行するのが原則ですが、市町村が施行することが困難又は不適当な 場合などにおいては、都道府県などが国土交通大臣の認可を受けて施行することができます。 用排水施設管理者等の意見聴取 事業計画の作成 事 業 認 可 申 請 事 業 認 可 行政機関の免許等 認 可 告 示 市町村で縦覧 関係地方公共団体の意見聴取 施行者が市町村、都道府県、国の機関以外の者の場合を示します。 ※「法」とは「都市計画法」を示します。 土地の形状の変更や工作物の新設などの開発事業で環境に著しい影響を及ぼす恐れのあるものについて、その事業が環境にどのよう な影響を与えるか、事業者自らが、事前に調査・予測及び評価を行い、その結果を公表し、県民や地方公共団体から環境に関する意見を聞 き、それらを踏まえて、環境の保全の観点からよりよい事業計画を作り上げていくという制度です。 環境影響評価法、佐賀県環境影響評価条例に基づき、環境影響評価の対象となる事業や施設が都市計画に定められる場合、都市計画決 定権者が、事業者に代わるものとして環境影響評価その他の手続きを行うこととなります。また、準備書、評価書の公告・縦覧を都市計画 の案、都市計画の公告・縦覧と合わせて行います。 〔都市計画の特例〕 本県ではこれまで、 環境影響評価法の対象として5施設等、 佐賀県環境影響評価条例の対象として2施設の環境影響評価を行っています。 14 都市計画の概要 行います。審議会は、幅広い分野の専門家から構成されており、年2回程度開催されます。 第2章 都市計画法第77条に基づき設置されており、主として知事が諮問する都市計画に関する事項について調査審議し、議決を経て答申を 第2章 〈環境影響評価法対象〉 平成20年2月29日現在 名 称 規 模 事 業 者 都市計画の概要 環境庁送付 都市計画決定年月日 H4.2.7 西九州自動車道(浜玉唐津線)※ 4車線 L=7㎞（一般国道、高規格幹線道路） 国土交通省 H3.12.24 兵庫北土地区画整理事業 A=120.7ha 兵庫北土地区画整理組合 H10.8.24 佐賀唐津道路(唐津相知線) 4車線 L=11㎞（一般国道、地域高規格道路） 国土交通省 有明海沿岸道路(大川佐賀線) 4車線 L=10㎞（一般国道、地域高規格道路） 国土交通省、佐賀県 佐賀唐津道路(多久佐賀線) 4車線 L=15㎞（一般国道、地域高規格道路） 国土交通省、佐賀県 H10.9.2 (評価項目等調整中) H20.1.22 H20.2.29 (準備書作成中) ※｢環境影響評価の実施について｣に基づく｢閣議アセス｣による 〈佐賀県環境影響評価条例対象〉 名 称 平成20年2月29日現在 規 模 事 業 者 都市計画決定年月日 鳥栖流通業務団地 A=67.6ha 佐賀県 H16.7.23 西九州自動車道(伊万里道路) 4車線 L=6.6㎞（一般国道、地域高規格道路） 国土交通省 H18.12.25 ●環境影響評価の対象となる事業の概要 環境影響評価法の対象事業の規模要件 対象事業の種類 第一種事業 第二種事業 佐賀県環境影響評価条例の 対象事業の規模要件 ダム 貯水面積100ha以上 貯水面積75 ∼ 100ha 貯水面積35ha以上 堰 湛水面積100ha以上 湛水面積75 ∼ 100ha 湛水面積35ha以上 放水路 改変面積100ha以上 改変面積75 ∼ 100ha 改変面積35ha以上 湖沼水位調節施設 改変面積100ha以上 改変面積75 ∼ 100ha 土地区画整理事業 面積100ha以上 面積75 ∼ 100ha 面積35ha以上 新住宅市街地開発事業 面積100ha以上 面積75 ∼ 100ha 面積35ha以上 新都市基盤整備事業 面積100ha以上 面積75 ∼ 100ha 面積35ha以上 流通業務団地造成事業 面積100ha以上 面積75 ∼ 100ha 面積35ha以上 宅地その他の用地の造成事業 面積100ha以上 面積75 ∼ 100ha 面積35ha以上 河川 スポーツ・レクリエーション施設、都市公園 面積35ha以上 ゴルフ場 面積20ha以上 岩石・砂利等の採取場 面積35ha以上 鉱物の採掘場 面積35ha以上 埋立て・干拓 面積50ha超 面積40 ∼ 50ha 面積17.5ha以上 飛行場 滑走路長2,500ｍ以上 滑走路長1,875 ∼ 2,500ｍ 滑走路長875ｍ以上 4車線以上・3.5㎞以上 道 路 高速自動車国道 すべて 首都高速道路等 4車線以上のもの 一般国道 4車線以上・10㎞以上 4車線以上・7.5 ∼ 10㎞ 幅6.5ｍ以上・20㎞以上 幅6.5ｍ以上・15 ∼ 20㎞ 県道・市町村道・農道 大規模林道 4車線以上・3.5㎞以上 鉄 道 新幹線鉄道 すべて 鉄道、軌道 長さ10㎞以上 長さ7.5 ∼ 10㎞ 長さ3.5㎞以上 排ガス15万Nｍ3/時以上 又は排水量1万ｍ3/日以上 工場・事業場 排水量1万ｍ3/日以上 下水道終末処理施設 発電所 廃棄物 処理施設 港湾計画 幅6.5ｍ以上・7㎞以上 幅6.5ｍ以上・7㎞以上 その他の林道 水力発電所 出力3万kw以上 出力2.25 ∼ 3万kw 出力1万kw以上 火力発電所 出力15万kw以上 出力11.25 ∼ 15万kw 出力5万kw以上 地熱発電所 出力1万kw以上 出力7,500 ∼ 1万kw 出力3.5千kw以上 原子力発電所 すべて 風力発電所 出力1万kw以上 出力7,500 ∼ 1万kw 出力3,500kw以上 し尿処理場 平成26年4月1日施行 処理能力100kl/日以上 ごみ・産廃焼却施設 廃棄物最終処分場 ※ 処理能力100kl/日以上 面積30ha以上 面積25 ∼ 30ha 埋立て・掘込み面積の合計300ha以上 面積10ha以上 埋立て・掘込み面積の合計100ha以上 ※ 海岸線から1㎞を超える海域に設置するものを除く。 15 OUTLINE OF TOWN PLANNING 第2章 ●佐賀県環境影響評条例の対象事業の手続き 都市計画決定権者 知 事 市町村長 （5） 環 境 保 全 （8） の見地から の 意 見 方 法 書 の 公 告・縦 覧 （7） （1月間） （9） 住 民 等 の 意 見 の 概 要 （10） 知 市 町 村 長 の 意 見 事 の 意 方法書の手続 都市計画 決定手続 （6） 方 法 書 の 作 成 見 環境影響評 価審査会の 意 見 （11） 環 境 ア セ ス メ ン ト の 方 法 の 決 定 （12） 環 境 ア セ ス メ ン ト の 実施 （調 査 等 の 実 施） 都 市 計 画 案 の 作 成 〈33〉 （14） 準 備 書 の 作 成 準備書の公告・縦覧(1月間) （15） 準備書の手続 公 告 縦 覧 (2週間) （13） 説 明 会 の 開 催 （16） 環 境 保 全 の （17） 見地からの 意 見 住民等の意見の概要 （18） ・事 業 者 の 見 解 市 町 村 長 の 意 見 （19） 知 事 の 意 見 環境影響評 価審査会の 意 見 （20） 都市計画の 決 定 都市計画決定 の 告 示 （21） 評 価 書 の 作 成 都市計画審議会への付議 評価書 の手続 都市計画審議 会への付議 評 価 書 の 公 告・縦 覧 （22） 〈33〉 事 業 者 （29） 事 業 の 実 施 着手の届出 （29） 完了の届出 事後調査報告書の 作 成 事 後 調 査 報 告 書 の （31） 公 告 ・ 縦 覧 事後調査 の手続 事 後 調 査 の 実 施 （30） （ ）内の番号は、当該手続を規定する、規則第32条の規定により読み替えて適用される条例の条項を示します。 〈 〉内の番号は、当該手続を規定する、規則の条項を示します。 16 都市計画の概要 配 慮 書 の 作 成 配慮書 の手続 住 民 等 ●環境影響評価法の対象事業の手続き 第2章 第二種事業 に係る判定 国 都市計画決定権者 （地域特性に配慮した事業選定） 地方公共団体 国 民 都道府県知事の意見 第一種事業 第二種事業の実施計画 環境影響評価の実施の要否の判定 方法書の手続 都市計画の概要 （効率的でメリハリの効いた調査項目等の設定） 環境影響評価の実施方法の案 環境保全の見地からの意見を有する者の意見 公告・縦覧 都道府県知事・市町村長の意見 （1月間） 環境影響評価の実施方法の決定 都市計画決定手続 （1月間） 環境大臣の意見 都道府県知事・市町村長の意見 ［併せて実施］ 利害関係人等の意見 環境保全の見地からの意見を有する者の意見 公告・縦覧 ︵1月間︶ 公告・縦覧 準備書の手続 都市計画の案作成 環境影響評価準備書の作成 環境影響評価書の作成 評価書の手続 許認可を行う行政機関の意見 都市計画認可権者の意見 環境影響評価書の補正 都市計画 審議会への付議 ［併せて付議］ 都市計画同意の審査 都市計画審議会への付議 許認可等の審査 環境影響評価書の公告・縦覧 都市計画同意 ［併せて付議］ 都市計画決定 フォローアップ（事業着手後の調査等） 都市計画制限 都市計画の制限は、都市計画が決定された土地について適正な制限を加えることによって、 その都市計画の実現を担保するもので、大きく分けると２つに分類されます。 ひとつは、土地利用に関する都市計画の制限で、定められた基準に従って、開発行為や建築 行為などを制限すること自体が、都市計画の実現の手段となるものです。もうひとつは、都市 計画施設の区域や市街地開発事業の施行区域内における建築などの制限で、将来の都市計画 事業の施行までの間、事業の障害となるような行為を排除しようとするものです。 1 開発行為 開発行為とは、主として建築物の建築または特定工作物の建築の用に共する目的で 土地の区画形質を変更する行為をいいます。都市計画区域内外にかかわらず、一定規模 区 以上の開発行為などを行う場合は、あらかじめ、知事(佐賀市については佐賀市長)の許 可が必要です。 ただし、市街化調整区域などにおける農林漁業の用に共する建築物の建築を目的と した開発行為など、都市計画法第29条第1項第2号から第11号までに該当する場合 は、開発許可は不要です。 線引都市計画 区 域 分 許可が必要な面積 市 街 化 区 域 1,000㎡以上 市街化調整区域 面積規定なし(全て必要) 非線引都市計画区域･準都市計画区域 3,000㎡以上 都市計画区域及び準都市計画区域外 1ha以上 ※開発行為は原則禁止 17 OUTLINE OF TOWN PLANNING ］ 工事完了前の建築承認 明 除 ・公共施設の管理［法 ・公共施設の帰属［法 ］ 不 ］ 建築許可申請 建 築 確 認 39 40 36 1- 3-ホ］ ］ 43 解 ・施行令［法 ］ 45 ［法 農 地 法、森 林 法 等 関係法令との調整 限 ［使用制限］ 開発審査会 ［法 ］ 38 地位承継承認 ［法 工事廃止届 46 47 制 ●工事完了届 ●工事完了検査 ●検査済証の交付 ●工事完了公告 ［法35の2］ ［法 ］ ※｢法｣とは｢都市計画法｣を示します。 開発登録簿 ［法34-10］ 証 ［法36］ ［法30］ ※1ha以上大規模開発については、 別途事前審査制度を設けています。 の ［法37］ 変更許可・届出 ［法35］ 開発審査会 ［法32］ 法41条 建ぺい率等の指定［法41］ 条件の付加［法79］ 開 発 許 可 （不 許 可） 開発許可申請 の 許 可 建 築 許 可 （開発区域以外の市街化調整区域） ①市街化調整区域における開発等 市街化調整区域は市街化を抑制すべき区域であるため、区域内で行うことのできる開発・建築行為は、農林漁業や公益上必要なものな ど都市計画法第34条各号に該当するものに限られます。市街化調整区域内において開発・建築行為を行う場合は、事前に県まちづくり推 進課又は土木事務所（佐賀市は佐賀市建築課）に相談してください。 ●既存宅地制度について 平成12年の都市計画法の改正により、線引き以前からの宅地（既存宅地）であれば都市計画法上の許可不要で建築物の建築ができた既 存宅地制度が廃止されました。ただし、本県では登記簿等により線引き以前からの宅地(既存宅地)であることが確認できる場合は、高さ 10ｍ以下で第二種低層住居専用地域に建築できる建築物に限り許可を受けて建築できる取り扱いを行っています。 ②建築制限等 開発許可を受けた開発区域内の土地においては、開発行為の工事完了公告前の建築物の建築、開発許可の条件に適合しない建築物の建 築及び開発許可に係る予定建築物以外の建築物の建築などは、原則として禁止されており、知事（佐賀市については佐賀市長）の許可又は 承認が必要です。 ③開発審査会 都市計画法第78条に基づき設置されており、開発許可処分についての審査請求に対する裁決を行うとともに、市街化調整区域内で行 われる開発行為及び建築行為に関する知事（佐賀市については佐賀市長）からの諮問事案の議決を行います。 審査会は、各分野の学識経験を有する者7名で構成されています。 2 都市計画施設等の区域内における建築の規制（法第53条） 都市計画で定められた都市計画施設の区域又は市街地開発事業の施行区域内において建築物の建築を行おうとするときは、知事(又 は、市長、権限委譲町長)の許可を受けなければなりません。この場合、その建築物が都市計画に適合しているか、又は階数が2以下で地階 がなく主要構造部が木造、鉄骨造等で容易に移転除去できるものについては許可されます。 なお、都市計画施設などの区域内における建築の規制は、都市計画事業の認可の告示後は、都市計画事業制限に代わります。 3 都市計画事業制限（法第65条） 都市計画事業の事業地内において、事業の施行の障害となる恐れがある土地の形質の変更若しくは建築物の建築、その他の工作物の 建設、又は移動が容易でない物件の設置若しくは堆積をしようとする者は、知事(又は、市長、権限委譲町長)の許可を受けなければなりま せん。これを都市計画事業制限といい、事業の円滑な施行を確保し、経済的な損失を防止するため、都市計画法第53条より厳しい内容と なっています。 18 都市計画の概要 ・許可の基準［法 ］ ・設計者の資格［法 公共施設管理 者の同意・協議 第60条 予定建築物以外の建築許可［法42］ 〈開発許可の手続き〉 33 31 34 令 第2章 省 第2章 都市計画の概要 都市計画区域とは、一体の都市として総合的に整備、開発及び保全する 必要がある区域として、行政区域にとらわれることなく、県が国土交通大 臣の同意を受けて指定します。(都計法第5条) 都市計画区域においては、都市計画の基本理念を達成するため、各種の 都市計画が定められ、都市計画事業などが実施されています。 本県では、次のように指定されています。 H26.5.31 県 界 市町村界 線引都市計画区域( 市街化区域) 非線引都市計画区域(用途指定) 非線引都市計画区域(用途未指定) 都市計画区域 114,804ha(47%) 都市計画区域 723千人(85%) 用 途 地 域 9,956,1ha(4%) 用 途 地 域 307千人(36%) 市 街 化 区 域 5,266ha(2%) 市 街 化 区 域 163千人(19%) 243,965ha 総面積 100％ 847千人 総人口 100％ (平成26年3月31日現在) (平成26年3月31日現在) 19 OUTLINE OF TOWN PLANNING 人口集中地区(DID) 都市計画区域の当初 指 定 年 月 日 面積（ｈａ） 人口（千人） 面積（ｈａ） 人口（千人） 適用区域 面積（ｈａ） 人口（千人） 行 政 区 都 域 市 計 画 区 域 佐 賀 佐 賀 市 ４３．１４２ ２３５．６ ２２，０８５ ２２８．７ 市の一部 唐 津 唐 津 市 ４８．７４８ １２７．９ １９，３５３ １０２．８ 市の一部 ９３７ 鳥 栖 市 ７．１７３ ７１．０ ７，１７３ ７１．０ 市の全域 鳥栖基山 基 山 町 ２．２１２ １７．８ ２，２１２ １７．８ 町の全域 計 ９．３８５ ８８．８ ９，３８５ ８８．８ 久 多 久 市 ９．６９３ ２０．８ 伊 万 里 伊万里市 ２５．５０２ 武 雄 武 雄 市 鹿 昭和3年9月6日 平成22年10月1日 ３６，２１７ 昭和7年10月28日 平成24年3月30日 ８２６ ３６，８３４ 昭和10年6月12日 ９９ ５，６４３ 昭和44年5月20日 − ９２５ ４２，４７７ − ４，２７７ １８．１ 市の一部 − − 昭和24年3月26日 昭和47年8月11日 ５７．２ １１，１９８ ４６．１ 市の一部 ２９１ １２，８９７ 昭和11年8月28日 昭和55年4月1日 １９．５４４ ５０．０ ８，８２５ ４１．０ 市の一部 １３９ ６，０１８ 昭和12年10月1日 平成24年3月30日 島 鹿 島 市 １１．２１０ ３０．１ ２，４２０ ２４．５ 市の一部 ２７５ ９，７０８ 昭和11年8月28日 平成13年4月25日 小 城 小 城 市 ９．５８５ ４６．０ ９，５８５ ４６．０ 市の全域 １５４ ６，７３３ 昭和25年9月12日 平成22年10月1日 嬉 野 嬉 野 市 １２．６５１ ２７．８ ４，５６８ １５．５ 市の一部 − − 昭和11年8月28日 昭和47年8月11日 神 埼 神 埼 市 １２．５０１ ３２．８ 6,408 31.1 市の一部 − − 昭和29年10月2日 平成26年5月1日 吉野ヶ里町 ４．３９４ １６．０ ２，２８５ １６．０ 町の一部 − − 昭和18年2月24日 佐賀東部 上 峰 町 １．２７９ ９．６ １，２２０ ９．６ 町の一部 − − 昭和53年3月1日 計 ５．６７３ ２５．６ ３，５０５ ２５．６ − − − − み や き みやき町 ５．１８９ ２５．７ ４，１６７ ２５．３ 町の一部 − − 昭和61年3月31日 平成24年3月30日 有 田 有 田 町 ６．５８０ ２1．０ ６，５８０ ２１．０ 町の全域 − − 昭和22年12月26日 昭和29年4月1日 白 石 白 石 町 ９．９４６ ２５．６ ２，４４８ ８．４ 町の一部 − − 昭和31年7月12日 昭和31年7月12日 (２４３． ９６５) ２２９． ３４９ (８４７． ０) ８１４． ９ 114,804 小 多 小 合 計 − 722.9 ２，７０３ １３８，８５８ 都市計画区域の最終 指 定 年 月 日 (５， ４２４) (２５２， ９０８) ５， ４２４ ２５２， ９０８ − 昭和48年11月21日 平成15年1月29日 − ※人口集中地区（ＤＩＤ） は、平成２２年１０月１日国勢調査によります。 ※行政区域内及び都市計画区域内人口は、推計値によります。 ※神埼市都市計画区域は、平成26年5月時点のものです。 ※合計上段（ ） は、県全体を示します。 準都市計画 区 域 名 江 北 都 市 名 江 北 行 政 面積（ｈａ） 2.448 区 域 準 都 市 計 画 区 域 人口（千人） 9.5 面積（ｈａ） 適用区域 73 町の一部 20 準都市計画区域の 当初指定年月日 準都市計画区域の 最終指定年月日 平成21年7月1日 平成21年7月1日 都市計画の概要 都市計画 都 市 名 区 域 名 第2章 平成２６年３月３１現在