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LTEデザイン/テストの詳細な解析

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LTEデザイン/テストの詳細な解析
LTEデザイン/テストの詳細な解析
W-CDMAに基づいた第3世代(3G)無線システムは、広く世界中
で使用されています。W-CDMAは、ダウンリンクとアップリン
クの両方のモードで高速パケット・アクセス(HSPA)を提供す
ることにより、中期的にも優位な立場を維持しています。さら
(Long-Term
に将来にわたって競争力を確実にするために、LTE
Evolution)と呼ばれる3GPP UMTSの新しい規格が3GPP仕様のリ
リース8で初めて策定され、今後数十年に渡って「モバイル・ブ
ロードバンド」のニーズをカバーするものと期待されていま
す。
Agilent Technologiesは計測ソリューションの世界的なリーダとし
て、LTEの最先端を担い、RF/デジタル・デザインからコンフォー
マンス・テスト、ネットワーク展開、サービス保証までのすべて
のライフ・サイクルをサポートするソリューションを提供してい
ます。
AgilentのLTEデザイン/テスト製品の
ラインナップ:詳細な解析、高い信頼性
Agilentは3GPPのメンバであり、性能の可能性を最大限に引き出す
(System Architecture Evolution)のFDDとTDD
ために必要な、LTE/SAE
を含め、次世代の仕様の開発に積極的に関わっています。この立
場から得られた知識に基づいた製品計画により、Agilentのデザイ
ン/テスト・ソリューションはテクノロジーの進化と歩調を合わ
せて進歩していきます。
Agilentでは、お客様がこの進化する規格の複雑さを理解して製
品をいち早く市場に出せるように、その支援に努めています。
AgilentのLTEデザイン/テスト製品により、デザイン・ソフトウ
ェアから信号解析、コンフォーマンス・テストまで、さまざま
な3GPP LTEデザイン/テスト・ツールが得られます。アプリケー
ション・ノート、CDなどのAgilentの信頼できるナレッジ・ライブ
ラリを活用することにより、進化するLTE規格を解釈、解明して、
規格に準拠したテストを行うことができます。
2
テクノロジーの進化と歩調を合わせて
FDD-LTEからTD-LTEへと進化するLTE仕様
LTE 3GPP 仕様にTDDをベースにした中国のTD-SCDMA規格が統合された
ことにより、現在、TDD機能を含める作業に取り組んでいます。この規格は、
TD-LTEと呼ばれ、モバイル・データの非対称データに対応しています。TDLTE規格により、キャリア内にすでに存在する対になっていないスペクトラム
が利用できるようになります。Agilentは、この新しいテクノロジーに対する
テスト・ソリューションの提供をいち早く開始し、デザインのシミュレーショ
ンから信号の作成/解析まで幅広いTD-LTEソリューションを提供しています。
新しいMIMO伝送
LTEの仕様化されたRF環境には、基本的な信号の送受信だけでなく、最大4個
のトランスミッタとレシーバを使ったMIMO(マルチ入力マルチ出力)も含まれ
ています。モジュール/コンポーネント・テストの場合は、フレーム・ベース
のI/Qテスト信号を被試験デバイスに入力し、ベクトル信号解析を用いてEVM
とCCDFを求めます。Agilentには、デザインのシミュレーションから、製造と
配備、信号の作成/解析まで、MIMOテクノロジー用のデザイン・ソリューシ
ョンとテスト・ソリューションがすべて揃っています。
LTEアーキテクチャにフェムトセルを追加
フェムトセルなどの新しいネットワーク・コンポーネントは、DSLやケーブ
ル・モデムの携帯電話ネットワークに接続するためのホーム・オフィス/スモ
ール・オフィス基地局に使用されています。W-CDMAフェムトセルとHSPA+
フェムトセルが商用化され、さらにLTEフェムトセルの開発が進められていま
す。Agilentは、業界のリーダとして長年、基地局テスト機器を提供し、フェ
ムトセル用のデザイン/テスト・ソリューションも提供しています。
進化するテクノロジーと共に
こうした進化するテクノロジーは複雑であるため、コンポーネントか
ら完全なシステムまでのどの製品開発段階でも、開発やテストの問題
が発生します。Agilentは、無線通信業界との強い連携のもとに、これ
らの進化するテクノロジーを用いた製品の開発時間を短縮するために、
テストがその障害にならないよう努めています。
www.agilent.co.jp/find/lte
3
LTEデザインのシミュレーション
ベースバンド・デザインと検証
RFデザインと検証
• システム・アーキテクチャのデザイン
• アナログ/RFデザインと検証
• 物理層(PHY)アルゴリズムの開発
• 物理層のインテグレーション
• シグナル・プロセッシング・ハードウ
• コネクテッド・アナログ/デジタル同
Agilent SystemVue 2008は、ベースバ
ンドの物理層アーキテクチャやアルゴリ
ズム用の新しいESL(電子システムレベ
ル)デザイン環境です。SystemVueには、
3GPP LTEに 対 す る2つ の
機能があり、初期のデザイ
ン段階で測定器を使用した
コンプライアンスと同等の
コンプライアンスを実現で
き ま す。SystemVueの ベ
ースバンド検証ライブラ
リは、パラメータ化された
LTEアルゴリズミック・リ
ファレンス・モデルのセッ
トです。リファレンス・モ
デルは、シグナル・プロセ
ッシング・チェーン内の任
意のポイントで波形を比較しテスト・ベ
クトルを作成するための、「ゴールド」ス
タンダードとなります。ベースバンド研
究ライブラリによりアルゴリズミック・
ソース・コードが開示されるため、LTE
デザインの作成時間をさらに短縮でき
ます。
AgilentのADS用3GPP LTE無線ライブラ
リを使用すれば、デザイン/検証時間を
短縮し、生の未補正物理層性能を改善で
きます。このライブラリから、Agilentの
ADSソフトウェア内で使用するためのシ
グナル・プロセッシング・モデルとシミ
ュレーション・セットアップが得られま
す。ADSが、MIMO、TDDなどの最新の
LTE仕様に準拠したテスト信号を作成し、
復調します。これにより、RFICおよびボ
ード・デザインを製造に委ねる前に、RF
ハードウェアの物理層性能を早い段階で
検証できるため、コストのかかるデザイ
ン反復を回避できます。AgilentのADSラ
イブラリを使用すれば、ライブ高性能RF
シミュレーション/ベースバンド・シミ
ュレーションと実環境からの測定を組み
合わせることができ、物理層のインテグ
レーション/テスト・フェーズを加速で
きます。
ェア
Agilentの3GPP LTE無線ライブラリ
でEVM、PAPR、CCDF、ACLRを測
定することにより、プロトタイプの
設計時間を短縮できます。
時検証
Agilent独自のコネクテッド・ソ
リューションによりRF物理層の
仮想化が可能になり、完成した
ハードウェア・プロトタイプを
正式にテストする数ヶ月前に、
RF/ベースバンド・デザインで
相互運用性とシステム性能を同
時に検証できます。
4
LTEアップリンク/ダウンリンク信号の
生成
Agilentの信号発生器とSignal Studioソ
フトウェアを組み合わせたソリューショ
ンは、移動通信業界において高い評価を
得ています。この強力なソフトウェアは、
2G、3G、3.5G、4G通信システムの開発
と製造に利用できます。これらのツール
でLTE基準信号を作成して、コンポーネ
ント・レベルのパラメトリック・テスト、
ベースバンド・サブシステムの検証、レ
シーバ性能の検証、高度な機能評価が行
えます。
Signal Studio LTEアプリケーションに
よる信号シミュレーション
Signal Studioアプリケーションを使用
すれば、規格に準拠したテスト信号を作
成して、複数のテクノロジーに対するコ
ンポーネント、レシーバ、ベースバンド
ASICの性能を検証できます。このソフ
トウェアをAgilent MXG信号発生器と組
み合わせることにより、業界最高の隣接
チャネル漏洩電力(ACLR)性能を実現で
き、マルチキャリア・パ
ワーアンプなどのBTSコ
ンポーネントの評価に最
適なソリューションとな
ります。低位相雑音、最
高のレベル確度、デジタ
ルI/Q入 出 力 が 必 要 な ア
プリケーションの場合は、
Signal Studioソ フ ト ウ
ェアとAgilent ESG信号
発生器を組み合わせて使
用します。また、Signal
Studioソ フ ト ウ ェ ア と
Agilent PXBベースバン
ド・ジェネレータ/チャネ
ル・エミュレータを組み合わせたものは、
MIMOフェージング、干渉入力信号の作
成、デジタルI/Q入出力、リアルタイム信
号作成、HARQなどの高度なLTE機能の
閉ループ・テストが必要なアプリケーシ
ョンに最適です。
LTE Signal Studioソフトウェアの主な
特長
• FDD/TDDフレーム構造(タイプ1/タイ
プ2)の作成
• コンポーネント・テスト用の物理層の
コード化された信号
• レシーバ・テスト用のトランスポート・
チャネルのコード化された信号
• すべてのLTE帯域幅の作成:1.4 MHz
∼ 20 MHz
• す べ て の 変 調 フ ォ ー マ ッ ト の 作 成:
BPSK、QPSK、16QAM、64QAM
• 最大4×4のMIMO構成(空間多重化/TX
ダイバーシティ)
• Agilent PXBによる最大4×2または2
×4 MIMOのリアルタイム・フェージ
ング
• 固定基準チャネルとE-UTRAテスト・
モデル用のセットアップ
• W-CDMAとのミックスド・キャリア構
成
• Agilent PXBと4つのベースバンド・ジ
ェネレータを使用した共存テスト
• アップリンク/ダウンリンク用のマル
チキャリア信号の作成
• リアルタイムHARQフィードバック
Agilent PXBベースバンド・ジェネレータ/
チャネル・エミュレータとAgilent MXG/ESG
ベクトル信号発生器による業界最高の性能
AgilentのSignal Studioソフトウェアを使用すると、柔軟なリ
ソース・マッピングが可能です。
www.agilent.co.jp/find/lte
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LTEベースバンド解析
ロジック解析
RFICの検証に信号作成ソフトウェアと
RDXテスタを使用することもできます。
この場合RDXテスタは、DigRF v3または
V4で被試験システムに接続して送信信号
次世代のアーキテクチャでは、RFフロン
トエンドとベースバンド処理の間の物理
リンクは、アナログからパラレルまたは
高速シリアル・デジタル・バスに進化し
ています。新しいインタフェース規格に
対応するには、適切なシリアル・デジタ
ル入出力が必要です。
経路をテストします。
携帯電話機用のMIPI(Mobile Industry
Processor Alliance)D-PHYデバイスの
デザインやインテグレーションを行う場
合には、同じロジック解析ソリューショ
ン をMIPI D-PHYプ ロ ト コ ル・ テ ス ト・
ソリューションとして使用できます。こ
のソリューションは、ディスプレイ(DSI)
とカメラ(CSI-2)のインタフェースをサポ
ートしています。また信号源プラットフ
ォームが含まれ、内蔵ディスプレイに対
するビットからビデオ・レベルまでのテ
スト機能、リアルタイム解析、プロトコ
ル表示機能を備えています。これにより、
MIPI D-PHY機能を持つデバイス間の信
号を詳細に解析できます。
Agilent RDXテスタまたはロジック・ア
ナライザとAgilentのベクトル信号解析
(VSA)ソフトウェアを組み合わせたソリ
ューションは、デジタル・ベースバンド
/IF/RF信号解析に対応した唯一のデジタ
ルVSA(DVSA)ソリューションです。この
組合わせにより、アナログからデジタル
に変換される信号のデザインとデバッグ
が効果的に行えます。たとえばロジック・
アナライザで捕捉したデジタル信号から
VSAソフトウェアのI/Q解析、EVM、フ
ーリエ・スペクトラムなどの信号解析が
行えます。
トランスミッタ
信号発生器
レシーバ
シグナル・アナライザ
オシロスコープ
ベクトル信号解析
ソフトウェア
アップコン
バージョン/
増幅
増幅/
ダウンコン
バージョン
D/A変換
A/D変換
アナログ
アナログ
IQ
IQ
SignalStudioソフトウェア
デジタル
デジタル
IQ
ベースバンド処理
媒体アクセス制御
ロジック・アナライザ
IQ
DigRFテスタ
さまざまな箇所にアクセスして、ベースバンドからアンテナまでのデバイスの動作を評価
できます。
6
LTEベースバンド解析
LTEのデジタル・リアルタイム・
デコード/デバッグ
Agilentのベクトル信号解析ソフトウェ
ア とAgilent Infiniium 90000Aシ リ ー
ズ・オシロスコープを組み合わせると、
広 帯 域 信 号 を 解 析 で き ま す。90000Aオ
シ ロ ス コ ー プ は、 最 大13 GHzの 解 析 帯
域幅を備え、ダウンコンバートされた衛
星、LMDS、MMDS信 号、 お よ び
WiMediaベースのUWB
などの超広帯域
信号のデジタイズに最適です。2チャネ
ルのInfiniiumオシロスコープは、IEEE
802.11nやWiMAXに 必 要 な コ ヒ ー レ ン
ト2チャネルMIMO信号も測定できます。
デジタイズされた信号は、GPIB、USB、
LANで89600 VSAソフトウェアを実行し
ているPCに転送され、89600 VSAを使用
して、信号の評価とトラブルシューティ
ングが行えます。
Infiniium 90000Aシリーズ高性能リアル
タイム・オシロスコープは、優れたシグ
ナル・インテグリティ、詳細な解析機能、
優れた表示機能を備えています。90000A
シリーズは、業界で最も低いノイズ・フ
ロア、最長のメモリ長(1 Gポイント)、3
レベル・シーケンス・トリガを備え、さ
まざまなアプリケーションに対応してい
ます。
Agilent DSO90000A高性能リア
ルタイム・オシロスコープによ
り、デジタル・グリッチの問題
を解決
DigRFデジタル・インタフェース
DigRF(v3ま た はv4)ベ ー ス バ ン ドIC RFICインタフェースを使用している場合
は、Agilent RDXプ ラ ッ ト フ ォ ー ム が、
デジタル・ドメインとRFドメインの情報
を取得できる包括的なテスト・ソリュー
ションを提供します。RDXプラットフォ
ームを使用すれば、デジタル・プロトコ
ル・テストや、RF(デジタルIQ)物理層信
号の供給と解析が行えます。RDXプラッ
トフォームとAgilent RFポートフォリオ
の統合によって得られるクロスドメイン・
ソリューションは、DigRFデザインの展
開を加速し、ベースバンドICとRF ICの
開発、デバッグ、特性評価を効率化しま
す。
RDXテスト・プラットフォーム
を使用して、DigRF v3およびv4
インタフェース、デジタルIQデ
ータにアクセスできます。
www.agilent.co.jp/find/lte
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研究開発のためのLTEアップリンク/
ダウンリンク信号の解析
ますます複雑化する広帯域通信システム
に は、 柔 軟 な 信 号 解 析 と 詳 細 な 変 調 解
析に加えて、RFパワー測定が必要です。
Agilent Xシ リ ー ズ(PXA/MXA/EXA)
シグナル・アナライザを使用すれば、業
界最高レベルの確度、柔軟性、規格準拠
の測定アプリケーションにより、複雑な
信号の測定が容易になります。さらに、
Agilent 89600 VSAソフトウェアを組み
合わせることにより、高度な信号評価/
トラブルシューティング・ツールになり
ます。
89600 VSAソフトウェアによる
LTE信号の詳細な解析
89600 VSAソフトウェアのLTE解析機能
により、LTEデバイスの性能をより正確
に理解できます。この高性能VSAソフト
ウェアは、業界で最も包括的なLTE物理
層信号解析機能を提供します。
89600 VSAソフトウェアの主な特長
• 1つのオプションでダウンリンク
(OFDMA)とアップリンク(SC-FDMA)
の両方に対応
• FDDモード、タイプ1のジェネリック・
フレーム構造
• TDDモード、タイプ2のジェネリック・
フレーム構造
• すべてのLTE帯域幅:1.4 MHz ∼
20 MHz
• すべての変調フォーマット/シー
ケンス:BPSK、QPSK、16QAM、
64QAM、CAZAC(Zadoff-Chu)
• 4チャネル・プラットフォームのサポー
トによる最大4x4のDL MIMO
• ダウンリンク・ユーザ・バーストの
自動検出/復調
• <−50 dB(0.35 %)の業界最高のEVM
(HWプラットフォームに依存)
Agilent PXA高性能シグナル・
アナライザと内蔵LTEソフトウェア。
• 豊富なチャネル内測定:全体/データ
/RS EVM、チャネル、キャリア、シン
ボル、リソース・ブロック、スロット
毎のEVM
• 優れたユーザ・インタフェース・デザ
イン:最大6トレースの同時表示、ユー
ザ選択表示、カラー・コード化、複数
のトレース間のマーカ結合
ダウンリンク4x4 MIMO解析(レイヤ毎のエラー・トレース/
テーブル表示と、各レイヤ毎にカラー・コード化された周波数
応答トレース表示)
。
8
復調基準信号(DM-RS)とペイロード・データに対するアップリンク
LTE解析。トレースAの一定の振幅が示すように、DM-RSはCAZAC
シーケンスを使用しています。
LTE UEの開発
E6621A PXT無線通信テスト・セット
Agilent E6621A PXT無 線 通 信 テ ス ト・
セットは、LTE UEの開発における、初期
の開発からRFコンフォーマンス/相互接
続テストまでに対応する、最先端のソリ
ューションをいち早く提供します。
Agilent E6621Aの主な特長を以下に示し
ます。
• 実網環境での統合テストを実現するリ
アルタイムのネットワーク・エミュレ
ーション
• LTE TXおよびRX測定スイート
• 2x2 MIMO
• 6 GHz周波数レンジ
• 2セルのサポート
• 高速のエンドツーエンド・データ・レ
ート
• Agilent 8960によるInter-RATハンド
オーバ・テスト
E6621A PXT無線通信テスト・セット:初期のRF
開発からコンフォーマンス・テストまで
LTEアップリンク/ダウンリンク
信号解析によるオートメーション・
テストの実現
Agilent Xシ リ ー ズN9080A LTE FDD
お よ びN9082A LTE TDD測 定 ア プ リ ケ
ーションを使用すれば、LTEの市場投入
までの期間を短縮できます。業界最高の
89600 VSAソ フ ト ウ ェ ア のLTE変 調 解
析オプションをベースにしたN9080Aと
N9082Aは、豊富な機能に加えて、以下
の特長を備えています。
• オートメーション・テスト用のSCPIリ
モート・ユーザ・インタフェース
• Agilent Xシリーズ シグナル・アナラ
イザのフロント・パネルと同じハード
キー/ソフトキー手動ユーザ・インタ
フェース
• ボタン1つで規格に準拠したパワー測定
(チャネル・パワー、ACP、SEMなど)
が実行でき、合否判定テスト機能も内蔵
www.agilent.co.jp/find/lte
変調解析測定(すべてのトレースのマーカが結合
されています)。
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サポートされている機能:
• 1つのオプションでアップリンク(SCFDMA)とダウンリンク(OFDMA)の両
方に対応
• すべてのLTE帯域幅:1.4 MHz(6 RB)
∼ 20 MHz
(100 RB)
• RFパ ワ ー 測 定 / 変 調 品 質 測 定 用 の
E-UTRAテスト・モデル(E-TM)のリコ
ール機能
• チャネル/信号のカラー・コード化に
よるエラーの強調表示
• フレーム/サブフレーム/スロット/
シンボル/副搬送波/リソース・ブロ
ック内のデータの解析
• 柔軟なマーカ:異なる測定やトレース
に対して最大12個のマーカを結合可能
E-UTRAテスト・モデル(E-TM)の波形の合否
判定リミットによるワンボタンACLR測定。
LTE UEコンプライアンス・テスト
Agilentは、LTEおよびシステム間テスト
用のRF/シグナリング・コンフォーマン
ス・テスト・ソリューションと新製品を
提供しています。
コンフォーマンス・テストだけでは
ありません。
LTEなどのデータ中心のテクノロジーに
より、以前の規格の影が薄くなっている
ため、テスト・ラボ、サービス・プロバ
イダ、デバイス・メーカは新しいテスト・
パラダイムを取り入れています。
コンプライアンス・テストのテーマは、
移動体通信製品の開発サイクル全体に渡
るテーマです。感度、スペクトラム、変
調品質の測定は、業界標準化団体が定義
する手法にトレーサブルです。認定テス
ト・ラボで行われるシグナリング・コン
フォーマンス・テスト、RFコンフォーマ
ンス・テスト、RRMテストは、マルチベ
ンダのグローバルな規格を円滑に運用す
るためのベースになります。新しい無線
方式により、有限のスペクトラムでデー
タ・レートのより一層の高速化が実現し、
GCF/PRCRBテスト方式、オペレータ・
テスト・プラン、性能/相互運用性テス
トは飛躍的に発展しています。機器メー
カは、独自のデザイン検証/プリコンフ
ォーマンス/連続テスト・プランを作成
して、製品を開発ラボから市場にスムー
ズに投入することができます。Agilentは、
リファレンス・デザイン・メーカ、デバ
イス・メーカ、プロバイダ、テスト・ラ
ボと、開発およびコンフォーマンス・テ
ストのあらゆる段階において連携してい
ます。
Agilent N6070Aシ リ ー ズLTEシ グ ナ リ
ン グ・ コ ン フ ォ ー マ ン ス・ テ ス ト・ シ
ス テ ム は、 新 し いE6621A PXTを ベ ー
スにしています。世界中の機器メーカ、
プ ロ バ イ ダ、 テ ス ト・ ラ ボ が、GCF/
PTCRB検証済みテスト・ケースが付属
するこのシステムを使用しています。こ
のシステムは、従来のGSM、W-CDMA、
cdma2000ベースのテクノロジーに対す
るInter-RATハンドオーバもサポートし
ています。
LTE RF環境の複雑さは、基本的な信号の
送受信から、多くの個別のトランスミッ
タ/レシーバを使用するマルチ入力マル
チ出力(MIMO)シナリオにまで及びます。
モジュールやコンポーネントのテストで
は、フレーム・ベースのI/Qテスト信号を
被試験デバイスに印加し、ベクトル信号
解析を用いてEVMとCCDFを測定します。
RFプリコンプライアンスからフルコンプ
ライアンスまでに対応するAgilentのスケ
ーラブルなテスト・システムは、GSMか
らHSPAまでの携帯電話テクノロジーを
カバーしていますが、E6621A PXTの追
加により、この範囲はLTEにまで拡大し
ます。
GS8800 RFコンフォーマンス・テスト・
ソリューション
N6070AシリーズLTEシグナリング・コンフォーマンス・テスト・ソリューション
10
ネットワークの配備と最適化
LTEネットワークの敷設/保守の問題
に対応
Agilent FieldFox RFアナライザ(4 GHz/
6 GHz)は、LTEネットワークの敷設/保
守用のハンドヘルド型RFアナライザで、
FieldFoxは、96 dBcのクラス最高のダイ
ナミック・レンジを備え、狭い分解能帯
域幅で高速掃引ができ、I/Q信号環境で干
渉信号を簡単に検出できます。
このタイプでは業界で最も多くの機能が
統合されています。この1台6役のRFテス
タは、ケーブル/アンテナ解析、スペク
トラム解析、干渉解析、パワー・メータ
測定、ベクトル・ネットワーク解析、ベ
クトル電圧計が、小型軽量で防水性に優
れた、1台の堅牢なパッ
ケージに統合されてい
ます。
FieldFoxを 使 用 す れ
ば、 GSM/W-CDMA/
LTEパ ワ ー 測 定 を ボ タ
ン1つで実行して、eNB
トランスミッタの性能
を簡単に検証できます。
内蔵のスペクトログラ
ム/ウォーターフォー
ル表示や記録/再生機
能 を 使 用 し て、 間 欠 的
な信号を検出すること
もできます。
バッテリ電流ドレインの測定と解析
フィールド環境に対応するように設計された
N9912A FieldFox RFアナライザ、ハンドヘルド・
ケーブル/アンテナ・アナライザ、ハンドヘルド・
スペクトラム・アナライザは、4 GHzまたは6 GHz
まで対応しています。
Agilent 14565Bソフトウェアと66319D/
21D DC電源は、バッテリ電流ドレイン
の測定/解析に便利なソリューションで、
デバイスの消費電力を最適化できます。
66319D/21Dは、LTEなどの移動体無線
機器専用のDC電源です。15 V、3 Aの出
力と高速64 Kサンプル/sの16ビット・デ
ジ タ イ ザ を備 え てい ま す。 ま た、3種類
の 電 流 測 定 範 囲 に よ り、 μAか らAま で
の確度の高い電流ドレイン測定が可能で、
DUTのオフ/スリープ/アクティブ動作
モードのテストに最適です。
11
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さらに高速かつ効率的なコネクティビティ
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の設立メンバです。
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TEL ■■ 0120-421-345
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記載事項は変更になる場合があります。
ご発注の際はご確認ください。
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Published in Japan, February 4, 2011
5989-7817JAJP
0000-00DEP
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