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住宅地盤保証システム(造成地まるごと保証) 重要事項説明・概要と手引き

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住宅地盤保証システム(造成地まるごと保証) 重要事項説明・概要と手引き
住宅地盤保証システム(造成地まるごと保証)
重要事項説明・概要と手引き
株式会社 トーセ・フィールドサービス
Tel:088-685-2360
Fax:088-685-2386
1. 補償のあらまし
この補償制度は、生産物賠償責任保険を基本契約として、数種類の特約条項を付帯した保険契約を数社の保険
会社と締結したものです。賠償責任保険ですから、契約者以外の第三者に対する法律上の責任があった場合に保
険金が支払われるものです。法律上の責任がなければ住宅事業者様は住 宅 購 入 者 、発 注 者 様 に対 してお支
払い義務がないわけですから補修費用は発生いたしません。ここでいう法律上の責任の考え方は、住宅品質確保
の促進に関する法律(H11年法第81号)第70条の規定に定められた住宅紛争処理の参考となるべき技術的基準
(平12建告1653)の不具合事象に該当し、補修を要する不具合事象として確認されたものをいいます。補償条件の
中には免責条項があり、これに当たれば、結果(事故による損失)が確認できてもお支払いできません。
届出事業者様(被保険者)が建築する個 々の住 宅 について補 償 契 約 を締 結 し、顧 客 (住 宅 購 入 者 、発 注 者
様 )に引 き渡 したあと、地 盤 調 査 、造 成 工 事 、地 盤 補 強 工 事 に何 らかの欠 陥 があることが判 明 し支 払 い
事 由 に該 当 した場 合 、修 補 などにかかる費 用 が支 払 われます。
また、宅 地 のみの販 売 、あるいは土 地 付 建 物 の販 売 でも顧 客 への売 却 後 となります。なお、土 地 のみを
販 売 した後 、にて、造 成 宅 地 に偶 然 性 の事 故 により第 三 者 賠 償 が発 生 した場 合 でも、所 定 の地 盤 調 査
をしたものであれば保 険 効 力 が発 生 します。
建 物 のない造 成 前 の地 盤 のみの損 害 が発 生 しても補 償 対 象 にはなりません。
また、この補 償 制 度 は契 約 者 保 護 の観 点 から保 険 会 社 と15年 保 険 特 約 を締 結 しております。
(保 険 書 記 載 の補 償 期 間 +造 成 地 及 び分 譲 住 宅 の売 れ残 りに対 する期 間 )
2. 補償事故の概念
造 成 の補 償 について
事 故 として、「対 象 建 物 」(造 成 した宅 地 に立 つ建 物 を指 す)に亀 裂 、変 形 等 が生 じた現 象 結 果 のみで、
「補 償 事 故 」と判 定 することはできません。さらに第 三 者 事 故 調 査 機 関 の判 定 によって「造 成 宅 地 に原
因 がある」とされても、これだけでは「補 償 事 故 」にはなりません。
造 成 した宅 地 に瑕 疵 があったとしても、なぜ瑕 疵 が発 生 したかという原 因 究 明 が必 要 です。
(宅 地 そのものが生 産 物 という理 由 です。)原 因 究 明 には、造 成 設 計 図 書 、造 成 データ、事 前 の調 査 デ
ータ等 の裏 づけが必 要 です。裏 づけによって補 償 適 用 、適 用 外 の決 定 をいたします。また、「対 象 建 物 」
以 外 の第 三 者 賠 償 責 任 も同 様 な対 応 となりますが、自 然 災 害 (水 災 等 )に対 して、造 成 宅 地 に工 事 欠
陥 が立 証 できれば、当 然 のこととして補 償 適 応 事 故 になります。図 式 化 すると次 頁 の通 りです。
-1-
①PL保険事故(対象建物の場合)
現状として第三者調査機関による調査で造成
結果
原因
現象として
第三者調査機関による調査で造成
亀裂、変形等
宅地に原因がある場合
がある
(宅地購入者の加工がないこと)
結果
原因
補償適用原因事由
不適格宅地
設計ミス、人的作業ミス等
(補償適用外事由がある)
(イ)
(ロ)
(ハ)
②瑕疵保証事故(対象建物の場合)
結果
現象として
原因
造成宅地に起因があればよい
亀裂、変形等
がある
(イ)
(ロ)
3. 住宅地盤保証システムを利用するには
(1)住宅地盤保証システム(以下「本システム」という)を利用するには、対象住宅を建築または販売、建設計画地
の造成をしようとする事業者が当社に届出をする必要があります。また必要書類を提出して頂かなければなり
ません。その後、当社の指定地盤調査会社、または登録地盤調査会社で地盤調査を行う事が必須です。
(すでに地盤調査済みの宅地でも、地盤調査(施工)報告書の審査を受ければ補償対象する事が可能です。)
・「被保険者としての事 業 者 証 (締 結 証 明 )発 行 依 頼 書 」が提 出 されていない事 業 者 また提 出 されていて
も虚 偽 の記 載 などが判 明 した場 合 は、事 故 があっても補 償 いたしません。
・分 譲 住 宅 の売 れ残 りにより引 き渡 し時 期 が建 築 工 事 の完 成 の日 から2年 を超 えて引 き渡 された住
宅 については、引 き受 けできないケースもあります。(7頁 【特 認 契 約 】参 照 )
「4. 造成補償の流れの概要」または別紙「住宅地盤保証システム利用案内」に沿って手続きを進めてくださ
い。
(2)住宅の建 設 を行 う事 業 者 は、建 設 業 法 による建 築 工 事 業 の許 可 の有 無 に関 わらず、届 出 ができま
す。また、販 売 ・仲 介 を行 う事 業 者 は、宅 地 建 物 取 引 業 法 による免 許 を有 していることが必 要 です。
・当 社 の取 次 店 、または指 定 地 盤 調 査 業 者 、または登 録 地 盤 調 査 業 者 (以 下 「取 次 店 」という)までお
問 い合 わせ下 さい。取 次 店 より、届 出 手 続 きのご案 内 をさせて頂 きます。また、本 システムのご利 用
に先 立 ち、本 重 要 事 項 説 明 等 の内 容 説 明 を行 います。
-2-
【届 出 に際 して、以 下 の書 類 をご提 出 ください】
・「事 業 者 証 (締 結 証 明 )発 行 依 頼 書 」
ご案 内 時 にお渡 しします。別 紙 「住 宅 地 盤 保 証 システム利 用 案 内 」を参 照 して下 さい。
【書 類 の届 出 窓 口 】
・「事 業 者 証 (締 結 証 明 )発 行 依 頼 書 」は、当 社 取 次 店 (地 盤 業 者 )までご提 出 いただくか、当 社 までご
郵 送 ください。
・「届 出 事 業 者 証 」は、住 宅 事 業 者 様 に、当 社 より直 接 または取 次 店 を通 してお渡 しいたします。
・「届 出 事 業 者 証 」に記 載 の届 出 事 業 者 番 号 は、当 社 にて管 理 登 録 致 します。後 日 、「住 宅 地 盤 保 証 シ
ステム申 込 書 」等 にご記 入 いただく番 号 ですので、「届 出 事 業 者 証 」は大 切 に保 管 してください。
【更 新 について】
住宅事業者届出料
新規届出料 無料
更新届出料 無料
【申 込 必 要 書 類 】
(1)申込は、対象造成地ごとに、住宅事業者様(又は取次店)が、当社の指定地盤調査会社または登録地盤調査
業者宛、または当社宛に行ってください。
・開発行為許可通知書・所在地一覧・開発区域位置図・区域図
・開発区域内の土地またはその他土地にある工作物に関する調書
・土地利用計画図・造成計画図(平面、断面)・給排水計画図(平面・断面)
・敷地現況図・土地の構図写し・開発道路縦断図・擁壁展開図・擁壁構造図
・CB 積構造図・排水施設構造図(汚水、人孔・盛土内排水を含む)・下水縦断・開発区域求積図
・分割測量図・区域外関連工事詳細図(道路承認工事等)
・調査ボーリング報告書(規模により踏査を含む)
・スウェーデンによる地盤調査報告書、擁壁補強計画(計算書・図面)
・周辺写真(撮影位置図) 出来るだけ添付してください。
・その他 調整池があればその図面、 法面があればその計画図面・計算書
注★法令に基づく制限の概要
注★法令に基づく制限の概要・
法令に基づく制限の概要・私道の変更又は廃止制限が「
私道の変更又は廃止制限が「公道につき該当しない」
公道につき該当しない」場合の造成地道路に起因し
た事故は対象となりません。
●造成工事に係わる工事保険のオプション
造成工事に係わる工事保険のオプション(
のオプション(造成中の地震
造成中の地震リスク
地震リスクを含む)
リスクを含む)が必要であれば、下記の資料をご用意
を含む)
下さい。
1:直近1年間の請負工事高と明細+決算書
2:直近3年間の事故状況
3:希望する補償内容
例:1事故の補償額は1億円 + 管理財物の補償及び賠償など
●地震保険
地震保険オプション
地震保険オプション(完成後の
オプション(完成後の地震リスク
(完成後の地震リスク)
地震リスク)が必用であれば、下記の資料をご用意下さい。
・造成地の請負工事高がわかる書面
-3-
【施 工 前 調 査 】
(1)本システムの補償をうけるためには、以下の項目を満たしている必要があります。
①施工前調査
・ボーリング調査 + 標準貫入試験又は、より以上の精度が期待できる方法、設計に必要な資料を得られる方法
により、適切な位置にて適切な数量の調査がされていること。
・調査資料を考慮し設計されていること。
・その内容については、本システム造成基準に準拠する。
調査数の目安(丘陵地 1,500 ㎡以上の例)規模に増減あり
施工前調査としてボーリング調査
施工前調査としてボーリング調査 + 標準貫入試験 + 踏査
法
部
適切な位置にて3ヶ所以上
宅地計画部
適切な位置にて3ヶ所以上
擁
適切な位置にて3ヶ所以上
面
壁
部
②完成済後、各区画において5ポイントの地盤調査
完成済後、各区画において5ポイントの地盤調査がされていること。
5ポイントの地盤調査
【造 成 補 償 の流 れ】
買主様へお引渡し・保証書お渡し
調査報告書考察に従って基礎施工
宅地売買契約成立
宅地販売
発注者へ引渡し
造成地全体の保証書発行
各宅地の地盤調査
施工完了報告・検査済証提出
施工工事
弊社にて資料確認
補償申請必要資料・申込書提出
施工前調査
各宅地の保証書発行
(但し地名、号地記載)
造成補償フロー
弊社指定地盤業者以外で各宅地における地盤調査を実施する場合、
審査室の審査が必要です。(有料)
注:地名、号地名にて発⾏した保証書を施主様希望にて個⼈名、住所に変更
する場合【保証書変更届】提出にて変更いたします。(有料)
注:造成後の各宅地における地盤調査解析考察は【木造2階】を基
宅地販売前の各宅地の保証書発⾏を希望されない場合は、発⾏前にご連絡く
本とした解析です。構造、階数等、設計接地圧が変わる場合再解
ださい。造成地個別⽤保証書発⾏依頼データシートをお渡し致しますので、
析が必要です。この場合地盤補強工事が発生する場合があります。
売買契約成⽴後に提出のうえ、発⾏依頼して下さい。
分譲地等の販売に先行して地盤調査をすることで、土地の品質を確認でき、トラブル回避や販売促進にも力を発
揮するのが本補償です。原則として、1区画ごとの調査が必要です。地盤補強工事が必要と判断された場合は、販
売価格、販売方法について十分考慮してください。【木造
【木造2
【木造2階を基本とした解析です】
-4-
【発 注 者 さまへの必 要 書 類 】
下記①~⑤
①~⑤の書類
+ パンフレットを発注者様にお渡しください。
①~⑤
販売後、造成地販売業者様(発注者)は、
a)宅地の購入業者様(個人を含む)に対し、
①「地盤調査報告書」、②「住宅地盤保証システム変更届」、③「重要事項説明書」、④「事業者証(締結証明)発
行依頼書」、⑤「エンドユーザー向け案内書」、及び「パンフレット」をお渡し下さい。
b)宅地の購入者様(個人の施主様)に対し、
住宅事業者決定後、当該事業者に対して上記書類をお渡しいただくようご連絡ください。
⑤「エンドユーザー向け案内書」は施主様用です。「パンフレット
「パンフレット1
⑤「エンドユーザー向け案内書」
「パンフレット1部」を添えてお渡し下さい。
部」
*建物構造が異なる場合、
*建物構造が異なる場合、再解析が必用です。
c)宅地の購入者様(住宅事業者様等)は
①「地盤調査報告書」
①「地盤調査報告書」に記載の建築予定建物について、設計接地圧が解析値と異なる場合等は、①「地盤調査
地盤調査報告書」
報告書」に記載された地盤調査業者または当社にご連絡ください。有料(5,000円)にて再解析、設計、審査いた
します。
・施工前に、住宅事業者様は④
④「事業者証(締結証明)発行依頼書」(住宅事業者様記入用)を記入後、取次店(地盤
「事業者証(締結証明)発行依頼書」
業者含む)または当社に提出してください。
・③
③「重要事項説明書」(住宅事業者様用)をご確認ください。
「重要事項説明書」
・②
②「住宅地盤保証システム変更届」は、個人名に変更する際等、施主様が希望された場合にご使用ください。ただし、
「住宅地盤保証システム変更届」
保証書発行済みの場合は、有料(
保証書発行済みの場合は、有料(再発行手数料
有料(再発行手数料3
再発行手数料3,240
,240円)となります。
円)
-5-
4. 造成補償の流れの概要
造成事業者等が当社へ補償
造成事業者等が当社へ補償申し込みする場合
補償申し込みする場合
住宅事業者が当社へ補償申し
住宅事業者が当社へ補償申し込みする場合
「事業者証(締結証明)発行依頼書」 の
「事業者証(締結証明)発行依 当社にて事業者証(締結証明) 「事業者証(締結証明)発行依頼書」の
の受理 ⇒ 届出書の発行
頼書」の提出
提出(取次店宛
提出(取次店宛)
(※当社もしくは取次店にて、
保証料入金確認後)
当社へ補償付地盤調査の依頼
届出事業者が取次店へ補償付地盤調査の依頼
住宅地盤保証システムの保証加入申込み
造成計画地において指定調査会社による施工前調査の実施
地盤調査報告書の考察
結果を考慮のうえ、設計
を実施
(地盤補強工事の実施が必要
な場合は補強工事を行ってく
ださい。)
設 計
事業者は、地盤調査報告書
の考察結果を考慮のうえ、
設計を実施
地盤調査報告書
地盤 調査報告書は、1部を
調査報告書 は、1部を
取次店へ、もう1部を当社へ
取次店へ、もう1部を当社へ
送付して
送付して下さい。
して下さい。
のみ)
地盤改良工事施工
報告書 1部を当社
へ送付して下さい。
へ送付して下さい。
・工事に係る注意
施工状況がわかる写
真の提出は必要あり
ませんが、万一、保険
対応事故が発生した
場合、提出を求めま
す。事業者様にて保
管してください。
地盤補強工事の
実施
(工事が必要な場合
工事着工
着工前に当社へ設計図書等を提
出してください。3頁
出してください。3頁参
3頁参照
保証料の支払い
※保証申し込み翌
月の26日まで
保証書発行依頼
検査済証添付又は
※引渡日を明記してください
解析は【木造2階を基本とした解析です】
設計接地圧が変わる場合、再解析が必用です。こ
の場合地盤補強工事が発生する場合があります。
造成地全体の保証書発行
ご入金確認後、届出事業者様宛に当社より宅地ごとの「保証書」を発行いたします。(地名、
地番、号地で発行)
地番等での発行ではなく、購入者決定後の個人名、住所での発行も可能です。この場合、事
前に「造成地個別発行依頼シート」をお渡し致しますので、その旨ご連絡ください。
※ただし、既に保証書を発行している場合は再発行となり、再発行手数料が発生致しますの
でご注意下さい
検査済証交付日又は造成地の引渡日から12年経過
日まで補償
届出事業者様は、宅地の購入者様に補償制度につ
いて内容を説明した上で、保証書をお渡しください。
この際、5頁①~⑤の書類とパンフレット1部を取次
取次
店より受け取り、保証書と一緒にお渡しください。
-6-
5. 補償
【造成補償の補償対象建物】
戸建住宅、商業用店舗併用住宅、共同住宅等の、不動産(宅地計画地)、及び造成地(宅地計画地)です。
ただし、用途に関しては条件があります。宅地以外の物件の補償については、当社にお問い合わせください。
【基本補償】
①補償対象
当社の指定地盤調査業者、または登録地盤調査業者で行った施工前調査、補強工事、施工工事のうち、引受の
適合基準(建築関係法令・補償対象基準)を満たすもの。
②基本補償期間
宅地造成工事の着工日から始まり、検査済証交付日又は造成地を引渡した日から12年が経過する日まで。
造成地の
引渡し日
建築工事
完了の日
保証期間12年
12年間経過日
基礎着工日
造成工事期
2年
超過期間分
の追加費用
なお、補償終期を迎えた後の延長が可能です(年単位)。 下記【造成地補償特例】の「②補償期間の延長」参照
【造成地補償特例】
①補償金額の増額(最大5億円まで)
マンション(3階建て以上の木造以外の建物)や、大きな造成地をまるごと補償対象としています。「賠償金額について
は、規模の状況に応じて増額することが可能です。(特認契約)
(特認契約) 詳しくは当社までお問い合せ下さい。
②補償期間の延長
補償期間中(補償終期の2ヶ月前まで)に追加補償料(年単位)をお支払いいただくことにより、補償終期の延長が可
能です。(特認契約)
(特認契約) 詳しくは当社までお問い合せ下さい。
【補償対象とする事故損害項目】
補償金額を限度として、実際の損害額を補償金としてお支払いいたします。
修復費用損害賠償金+追加費用損害+人身損害+営業損失等+初期対応費用+賃貸費用+解体費用+争訟対
応費用
●修復費用損害賠償金
・設 計 、工 事 ミスが立 証 された場 合 において、対 象 建 物 についは、修 復 に要 する費 用 損 害 。
・対 象 建 物 への損 害 が発 生 した場 合 において、造 成 宅 地 も修 復 する場 合 はその費 用 損 害 。
●人身損害
・補 償 適 応 事 故 において、第三者の身体障害、財物賠償についての費用損害。
-7-
●営業損失等
・補 償 適 応 事 故 と相 当 因 果 関 係 にある間 接 費 用 損 害 。
●初期対応費用
・事 故 が発 生 し、責 任 の有 無 が十 分 に判 明 しない段 階 で、初 期 対 応 のために支 出 された費 用 損 害 。
具体的には
・事故の原因調査費用
・社員、工事請負人等を事故の現場にて派遣する為に必要な交通費および宿泊費
・通信費用 等
●争訟対応費用
・訴 訟 になった場 合 、裁 判 所 に提 出 する文 書 作 成 等 に要 する必 要 な費 用 損 害 。
●その他 補 償 適 応 事 故 において、相 当 因 果 関 係 にある賃貸費用+解体費用。
損 害 支 出 に際 しては、保 険 会 社 の承 認 が必 要 です。
【保険対象としない事故損害】
● 被保険者が所有する宅地あるいは対象建物に対する損害
● 経年の自然沈下による地盤の修復費用(財物の損害を伴う事故を除く)
● 地震等の天災リスクを原因とする場合(当社の地震補償「イグラッド(工作物地震補償)」が付帯されていない場合)
● 環境汚染(土壌汚染)によることを原因とする場合
● 建築上の建築士、土地家屋調査士、技術士、測量士等がその資格に基づいて行った業務に起因する場合
● 所定の資格を有していない者が行った業務に起因する場合
● 10 年超経過した宅地及び造成地(過去物件)または、保証書記載の補償期日を超えた宅地及び造成地
● 建物所有者が保険会社の指定する調査を拒否して損害確認ができなかった場合
● 保険会社に事故通知なく、既に修復工事を完了している場合
【事業者様の事故時自己負担金について】
事業者様の自己負担金はありません。
【補修費用等のお支払について】
例)補償対象の事故が発生し、その修復費用として500万円かかった場合
(500万円 - 0万円 )× 100% =500万円
補償金は、当社から届出事業者様にお支払い致しますが、万一、届出事業者様が倒産もしくは廃業の時には、発
注 者 様 ・買 主 様 は、当 社 に対 し、事 故 の修 補 などにかかる費 用 を直 接 請 求 することができます。
発 注 者 様 ・買 主 様 には、修復に要した費用等の100%が支払われます。
-8-
【補修不可能な場合の建替え等に係わる建設工事費(住宅価格)の算定方法】
・建設工事費(住宅価格)は、住宅の請負金額、または売買金額から土地代、別棟の物置工事等を差し引いた金
額となります。
・建設工事費(住宅価格)は、十万円単位に切上げ、消費税等込の金額となります。
①注文住宅(補償対象者と請負契約締結)の場合
建設工事費総額 - 別棟工事費 = 建設工事費=事故発生時の住宅部分の保証限度額
②分譲住宅(補償対象者と売買契約締結)の場合
販売(予定)価格 - (別棟工事費 + 土地代 )= 建設工事費=事故発生時の住宅部分の保証限度額
同等価格での算定となります。
6. 住宅地盤保証システムお申込前の注意点
【申込時期・方法】
・本システムの申込みに必要な書類(3頁【申込必要書類】をご参照下さい。)は、取次店又は当社宛に提出してく
ださい。
・書類を受理してから現地調査までには、通常 1週間程度かかりますので、基礎着工の10日前には届くようにご
提出ください(別紙「住宅地盤保証システム利用案内」をご参照下さい。)
【ご注意】
地盤調査後に大きな設計変更(※)がなされると、補償を受けることができなくなります。大きな設計変更をされる場
合は、必ず工事着手前にご連絡下さい。
※大きな設計変更とは、地盤調査を実施した地盤面上の上載荷重に係わる変更をいいます。(盛土、構造材の変更等)
7. 補償料(非課税)のお支払
・届出事業者様は、翌月
翌月26
恐れ入ります
翌月26日まで
26日までに当社指定口座へ補償料(申込み月の末日締め)をお振込みください。
日まで
が、振込手数料はご負担ください。 ただし、緊急を要する場合には別の収納方法によることができます。
・また、緊急を要する場合は、補償料の締め日にかかわりなく、補償料をお支払いください。
1日
月末日
住宅地盤保証システム申込み
26日
指定口座へ振込入金
①当社と直接契約の場合(当社に地盤調査費用 + 補償料(以下、「補償料等」という)をお支払い頂く場合)
・ 原則として「届出事業者」の補償申込担当者様に請求書をお送りいたします。不都合がございましたら、当社までお問
い合わせください。
②取次店扱いの場合(補償料のみをお支払い頂く場合)
・ 原則として「取次店」の補償申込担当者様に請求書をお送りいたします。不都合がございましたら、当社までお問い合
わせください。
取次店は、翌月26日までに当社指定口座へ正味補償料をお振込みください。恐れ入りますが、振込手数料はご負
担ください。
-9-
8.施工状況写真の取り扱いと保証書発行依頼
・通常、保証書発行までは、1週間ほどかかりますので、お早めにお申込みください。
・各区画の基礎、配筋状況がわかる写真の提出は、保険法人の検査を受ける場合は必要ありませんが、万一、保
険対応事故が発生した場合、提出を求める場合がございますので、住宅事業者様にて保管してください。
・(床付け転圧作業手順書で特記事項がない場合)
・造成工事全体に関わる写真(工種別)を提出してください。
【保証書の発行】
造成地全体に対する品質保証書と、区画ごと(区画番号・地番・号地記載)の品質保証書を発行いたします。
①住居専用戸建住宅(併用含む)の場合
・保証書発行をご希望の時期については、保証申込書の「★保証書発行期日について」の欄にて選択してください。
・「補強工事 無 (調査完了後)」を選択の場合・・・地盤調査審査完了後、品質保証書を発行いたします。
・「補強工事 有 (補強工事完了後)」を選択の場合・・・施工審査完了後、品質保証書を発行いたします。
・「その他」を選択の場合・・・後日、「保証書発行依頼書」で発行依頼して下さい。「発行依頼書」受理後、品質保証書を
発行いたします。
・品質保証書は、「補償申込書」または「発行依頼書」に記載された保証書送付先宛に、当社から直接発送いたします。
販売前の分譲地の場合、区画毎の品質保証書は、区画番号・地番名での発行となります。販売後、購入者名での
品質保証書発行をご希望の場合は、補償申込時に当社へ「造成地個別保証書発行依頼シート」の作成依頼をして
下さい。売買契約成立後、「造成地個別保証書発行依頼シート」を提出いただければ品質保証書を発行いたします。
(※品質保証書発行後の変更については、「9.保証書交付後の変更」をご参照ください。)
②共同住宅(長屋を含む)、賃貸住宅の場合
・「保証書発行依頼書」に、建物名称をご記入ください。
・補償料の入金確認後、「保証書発行依頼書」の提出を受けて、届出事業者様宛に「品質保証書」を発送致します。届出
事業者様は、住宅取得者様へ「品質保証書」をお渡しください。
届出事業者様は、保証書裏面記載の住宅地盤保証約定や住宅地盤保証システムの内容について、住宅取得者
様へ説明及び確認をお願いいたします。
9.保証書交付後の変更
【建物所有者の変更】
・建物所有者が変更となる場合、所定の変更の手続きを行っていただくと、次の所有者においても同様の補償を受
けることができます。品質保証書の記載事項に変更が生じた場合は、速やかに「住宅地盤保証システム変更届」
に変更事項を記載・押印のうえ、お手持ちの品質保証書を同封の上、当社へご郵送ください。
※保証書の変更には再発行手数料¥3,240が必要です。「住宅地盤保証システム変更届」に記載された当社指定
口座にお振り込み下さい。
・・・お問い合せは・・・
・ 住宅地盤保証システム 受付会社
株式会社 トーセ・フィールドサービス保証事務管理室 TEL(088)685-2360 FAX(088)685-2386
徳島県鳴門市撫養町南浜字東浜 34 番地 36 中筋ビル 2 階
・ 住宅地盤保証システム リスク管理会社
株式会社 日本総険 TEL(087)-823-2850 FAX(087)823-2775
香川県高松市古新町2-3 三井住友海上高松ビル2階
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