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市民自治の実現

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市民自治の実現
ステップアップ戦略総括図
ステップアップ戦略
市
長
策定・改定
トップダウン
指示
基本理念
報告
変革視点
戦略推進本部
助役+関係部長
進捗管理
目標管理
効果検証
成果報告
4つの戦略
14年度
タスクフォース
全 職 員
情報共有・実践
※1
市民満足度向上戦略
報告書(3つのテーマに関する提言)
分権推進システム構築戦略
全体目標の達成(成果)
◇
◇
◇
◇
◇
職員の意識改革
組織風土の変革
市民サービス向上
事業再構築
財政健全化
市民サービス力向上戦略
各課の独自取組み予定
市民協働推進戦略
行政総体(市役所)の変革
行動理念
戦略の進め方
市民自治の実現
1
中核市にふさわしい市役所への変革に向けたステップアップ戦略
オープンおかざき
変革の基本的な視点
∼ 開かれた市政と明日の岡崎のために
(戦略がめざすもの)
∼
目に見える効果、実感できる中核市
(期待・効果)
1.システム化
○柔軟性・機動性の向上
○マネジメント思考
平成14年9月に市長直轄で発足した「中核市岡崎ステップアップ戦略策
○意思決定過程の明確化
2.スリム化
定タスクフォース」は、特命事項である「中核市移行を契機とした市役所の
○外部環境への的確な対応
○効率性・生産性の向上
○多様なサービスを可能
変革のための戦略」について、約5ヶ月にわたって、これまでのやり方や考
○分かりやすい行政の実現
○市民との協働
え方に固執しない、自主的な研究・検討を重ね、本年2月に市長へ3つの具
3.オープン化
○公開性、透明性の向上
体的な重点推進テーマについて提言を行いました。
岡崎市は、4月1日に中核市として新しいスタートしましたが、市役所の
職員一人ひとりの意識や組織風土が変わらなければ、市民にとっても、市に
とっても大きな変化はないことになってしまいます。移行を契機に拡大する
権限を活用し、本市がめざす「市民主導型市政の実現」に少しでも近づける
全体目標
全庁的な戦略に基づいた取組みにより、以下の全体目標の達成をめざします。
ため、タスクフォースの提言を踏まえた「ステップアップ戦略」を公表し、
集中的、継続的に取り組むことで、職員の意識改革と市役所の組織風土の変革を図ります。
市役所変革の方向性と考え方を明示し、その情報を共有しながら職員が一丸
具体的な取組みの中で、市民サービスの向上、事業の再構築、財政の健全化などの成果を生み出
となって、市役所変革に向けた一連の取組みに挑戦します。
します。
2
1.市民満足度向上戦略
○目標・成果
行政サービスの消費者である市民が実感できるサービスアップを図り、市民の満足度を向上させる。
1.窓口サービス改善プロジェクト
その2.身近な市役所実現プロジェクト
市民が身近な市役所と感じ、市役所への関心を高めるための取組み
(主な取組み)
2.身近な市役所実現プロジェクト
出前トークメニューの充実
教えてくれません課に市民協働班の新設
さわやか収集の開始
市長日程(昨日の市長日程)の公表
3.分かりやすい市役所実現プロジェクト
記者発表資料のHP化
市民提案表彰制度の創設
その1.窓口サービス改善プロジェクト
その3.分かりやすい市役所実現プロジェクト
窓口を中心とした市民サービスをアップさせるための取組み
市民にとって分かりやすく、透明性の高い市役所づくり、市民の意見や考えを行政活動につ
(主な取組み)
窓口環境整備の推進
・庁内案内板の拡充
・本庁舎エレベーターを3基連動及び車椅子対応(1基)
なげるための取組み
(主な取組み)
説明責任向上検討プロジェクトチームの設置
ITを活用した情報提供の充実
・本庁舎1階照明を蛍光灯に変更
・窓口カウンターの改良(ローカウンター化)
窓口サービス向上プロジェクトチームの設置
フロアマネジャーの拡充 ※2
コンビニ収納受付サービスの開始
図書館開館時間の午後7時までの延長
総合窓口検討プロジェクトチームの設置
など
地域への講師出前派遣の積極的
ホームページなど改善プロジェクトチームの設置
メールマガジン、ウェッブマガジンの発行 など
など
3
2.分権推進システム構築戦略
<基本理念>
創造的再生への挑戦 「自治体から自律体へ」
国、県と対等な立場で、自らの将来を自らの手で決める能力と責任を持った自治体への変革に挑戦
<基本目標>
自己決定・自己責任に基づく行政経営システムの構築
○目標・成果
・時代を先取りできる行政運営感覚を持ち、自ら主体的に
考え行動する、自立した職員を育てる
・やる気を醸成させる職場環境をつくる
・できないことは、はっきり「ノー」と言える職員になる
1.事務事業の改革プロジェクト
2.組織の改革プロジェクト
(主な取組み)
① 新たな人事制度
・庁内チャレンジ制度
・降任申出制度
3.人の改革プロジェクト
その1.事務事業の改革プロジェクト
その2.組織の改革プロジェクト
○目標・成果
○目標・成果
現場への権限移譲を進め、組織の機動性、柔軟性を高め、
事業の効率化と迅速性を高めるとともに、組織構造の見直し
による職員の意識改革につなげる
行政評価を基軸とした事務事業の改革により、市民の満足
度、利便性、透明性、説明責任を向上させる
(主な取組み)
① 行政評価システムの構築 ※3
・アクションプログラムに基づく段階的な行政評価の
実施
② 意思形成過程の透明化
・文書管理システムの導入
・事業プロジェクトチームの設置規定の整備
③ コスト意識の向上
・バランスシートの作成と分かりやすい公表
・行政コスト計算書の作成と公表
・電子入札制度の導入
・アウトソーシング(民間委託)による人員削減と事
業の活性化
・旅費手続きと物品購入の簡略化
その3.人の改革プロジェクト
(主な取組み)
① 部局への権限移譲(庁内分権の推進)
・主任主査以下の職員の人員配置権限
・枠予算の執行権限
・専門調整監(事業評価担当)の配置
・決裁規程の権限引き下げ
② 組織構造の改革(職場の魅力と意欲の向上)
・副課長制、主任主査制の導入
・各部への総務課の新設
③ 地域総合サービスセンター設置
・支所の地域総合センター化
・防災、土木、福祉、環境などの担当の配置
など
4
② めざすべき職員像の明文化
ACT(アクト 行動する)
③ やる気のでる新人材管理制度の検討・導入
・昇任試験制度
・目標管理制度
・職員表彰制度
・多面評価制度
・FA宣言制度
・各職場が求める人材像の公表制度
・資格制度による評価支援
・早期退職制度
④ 研修制度の拡充
・職員研修センターの新設
・実務研修の充実
・メニュー制研修の実施
⑤ スキルアップ事業の実施
・市長、助役と中堅職員の定期的な意見交換会開催
・タスクフォースのバージョンアップ(公募、提言、
事業化、人事異動、実践)
・インターンシップ制度の導入
など
3.市民サービス力向上戦略
<基本理念>
どんなに時代が変わっても、的確にその変化に対応し、変化に動じない都市としての力量と体制を構築し、多くの市民が望む最良かつ
最適な市民サービスを提供しつづける市役所への変革
市民力と行政力を高め、時代の潮流に的確に対応しながら市民サービス力を向上するシステムを構築する
<基本目標>
自己決定・自己責任の原則のもとで、意思決定システムを構築する
その1.トップマネジメント強化プロジェクト
1.トップマネジメント強化プロジェクト
○目標・成果
・行政内部の意思決定過程を明確にし、説明責任を果たすことで、市民の信頼が増す
・市長が迅速かつ適切に施策の選択と実施することが可能となり、より良いサービスをより
効率的かつ継続的に市民に提供できるようになる
2.ルネッサンス運動の展開
・行政経営からさらに都市経営へと概念を変革する
その2.ルネッサンス運動の展開
(主な取組み)
① トップマネジメント強化プロジェクトチームの設置
○目標・成果
(研究・検討のイメージ)
・経営戦略会議の設置
・戦略調整会議の設置
・政策執行者会議の設置
庁内において統一的な取組みが必要な事項について、組織横断的な連携のもとに効率的な
展開が図れるようになり、組織横断的な施策実施のスピードアップにつながり、市民サービ
ス力を向上させる
・庁内分権の推進
・経営戦略アドバイザーなど民間人の登用
・ルネッサンス運動の展開に関する提言の精査、検討
・政策調整監(次長級)の設置による横断的調整機能の強化
(主な取組み)
組織横断的な課題への対応検討プロジェクトチームの設置
(研究・検討のイメージ)
① 市民サービス向上本部の設置
など
・窓口サービス向上など
② 夢・希望向上本部の設置
・ 若者施策推進など
② 職員の先進中核市への派遣
③ 都市経営戦略課の創設
④ 政策研究所の設置 など
※①、②に掲げる一連の取り組みをルネッサンス運動と呼びます
5
4.市民協働推進戦略
<基本理念>
市民と行政の相互理解を深め、一人でも多くの市民と協働について一緒に考え、様々な事業を通じて、協働の実践を積み上げていく
<基本目標>
本市構成員である市民、企業、行政等が自主的にそれぞれの能力と個性を発揮し、交流や連携を広げ、協働を進め、新たな創造を生み出す社会(多様な選択性のある社会)を実現させる
<目標・成果>
人材育成などの環境整備や協働のルール、仕組みなどの制度化を図る
市民の意見や考えを行政活動につなげる仕組みをつくる
1.市民に分かりやすい行政を推進
2.行政が施策に市民協働を取組む
その1.市民に分かりやすい行政を推進する
その3.協働を保障する仕組みづくり
(主な取組み)
① パブリックコメントの制度化
② ワークショップ手法の制度化
(主な取組み)
① 市民に関心を持たせる仕組みづくり
② 参画推進フォーラムの開催
※4
※5
など
③ 協働計画を定め、モデル事業を実践
④ 協働を推進するためのマネジメントの確立
3.協働を保障する仕組みづくり
4.市民参加から市民協働へステップアップ
その2.行政が施策に市民協働を取組む
その4.市民参加から市民協働へステップアップ
(主な取組み)
(主な取組み)
① 市民活動状況のデーターベース化
② 市民活動の人材育成を進める
③ NPO 設立のための講習、相談事業の実施
①
②
③
④
市民協働班の設置
市民協働指針を策定
協働計画を定め、モデル事業を実践
協働を推進するためのマネジメントの確立
6
など
④ 市民の使いやすく運営しやすい施設の整備
⑤ 市民活動支援センターの設置
など
など
計画期間
戦略の進め方
参
タスクフォースから提言のあった事項および各課が自主的
に実施を予定する取組み事項を以下の3つの区分に整理し、
実施します。
①集中的取組み事項
移行後概ね半年以内を目途に成果を出すよう実施
※既に公表、実施したものを含む(事項にアンダライン)
②重点的取組み事項
平成16年度末まで(計画期間)に成果を出すよう実施
◆ 各部局は、この戦略に基づき具体的な行動計画(アクション
プログラム)を定め、期間内に成果が出せるよう目標管理を
行いながら実施します。必要に応じプロジェクトチームを発
足させるなど組織横断的な庁内協働体制を構築して、取り組
みます。総合的な相談窓口を行政管理課が行います。
◆ 計画期間内において、戦略を全体的に統括し、進行管理する
組織として、助役を中心とした「戦略推進本部」を設置し、
定期的な検証・分析を行い、その結果を市長に報告します。
これを受けて、市長は、必要に応じて戦略の改善・見直しを
指示します。
③中長期的な取組み
担当部局で提言事項について再度精査・検討し、その結果
を戦略推進本部に報告(計画期間内に速やかに)
◆ 戦略に基づく取組みを継続的に実施する仕組みとしての結
果志向のマネジメントシステムを構築することにより、変革
の実行、その評価・改善に積極的に取組みます。
考
<用語解説>
※1タスクフォース:プロジェクトチームの一種で、特命事項を処理
する特別編成チームのこと
※2フロアマネジャー:来庁者に申請書の書き方や、対応窓口への案
内などを行う窓口担当者のこと
※3行政評価:政策、施策、事務事業などについて、客観的な数値な
どによる成果指標等を用いて、有効性や効率性などを把握すること
で、行政の現状認識、課題の発見につなげる
※4パブリックコメント:政策などの策定に先立って、あらかじめ案
を公表し、広く市民等から意見を求め、これらを考慮して、意思決定
を行う手続きのこと
※5ワークショップ:参加者が共同作業などを通じて、地域の課題発
見や創造的な解決方策の検討、計画素案の考察、それらの評価などを
行う手法のこと
取組み姿勢
<行動理念>
変革プロジェクトの積み重ねと、絶えざる検証によって、
ACTとは・・・
新しい課題へ挑戦し続ける
説明責任 Accountability(アカウンタビリティ)
創造性
Creativity(クリエイティビティ)
専門性
Technicality(テクニカリティ)
1.失敗を恐れず、まず実行し、その成果と結果を踏まえ、
更に創意工夫を凝らすマネジメントシステムを構築し、継
続的に挑戦し続ける。
2.本戦略を固定的なものとせず、環境の変化やこの戦略メ
ニューの取組み状況等を踏まえ、弾力的に適宜見直し、改
定を行う。
以上の3つの頭文字を組みあせたもので
自ら考え、自ら学び、自ら責任を持って市民のために行動す
る職員をめざすべき職員像としています。
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