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NE−takマトリクス両面粘着シート NT−1700MX
020528 技術資料:06425 日栄化工株式会社 技 術 部 NE−takマトリクス両面粘着シート NT−1700MX 1.概要 NE−takマトリクス両面粘着シートNT−1700MXは発泡体の両面に粘着剤を塗布したシ−トです。 柔軟性に富んだ芯材を使用し、又、特殊離型紙により粘着剤面に凹凸をつける事で、貼り作業性、 被着面への追従性を大幅に向上させた両面粘着シートです。 2.構成 離型紙:PETフィルムベース 65メッシュ 粘着剤:アクリル系粘着剤 芯材 :ペフ0.5mm 粘着剤:アクリル系粘着剤 離型紙:上質紙ベース マトリクス 65メッシュ 白色 3.性能 性能表1 試 料 NT-1700MX 試験項目 初期 17.7(1810) 永久 37.5(3830) 初期 21.1(2160) 永久 29.6(3030) 初期 25.6(2610) 永久 34.5(3520) 初期 18.7(1910) 永久 29.9(3050) ステンレス ABS 接着力 N/25mm (gf/25mm) ポリスチロール ポリプロピレン 初期 7.4( 750) ポリエチレン 永久 12.0(1220) 初期 34.3(3500) 永久 34.3(3500) アクリル 保持力(対ステンレス)7万秒でのズレ 0.4mm ボールタックNo. 12 - 1 - 技術資料:06425 性能表2 試 試験項目 料 NT−1700MX 被着体 耐熱接着力 80℃×168Hr 180゜剥離 単位:N/25mm (gf/25mm) ステンレス 27.5 (2800) ABS 27.2 (2750) ポリプロピレン 27.2 (2750) 耐水接着力 70℃×168Hr 90゜剥離 単位:N/25mm (gf/25mm) ABS 21.9 (2230) ポリスチロール 19.6 (2000) ポリプロピレン 20.1 (2050) せん断接着力 20min ABS 123 (12.5) ポリスチロール 126 (12.9) ポリプロピレン 117 (11.9) せん断接着力 (耐熱老化) 70℃×168Hr 単位:N/12mm×12mm (Kgf/12mm×12mm) ABS 125 (12.8) ポリスチロール 120 (12.2) ポリプロピレン 125 (12.8) ヒートサイクル −20℃×2Hr ⇔80℃×2Hr 10サイクル ABS 異常無し ポリスチロール 異常無し ポリプロピレン 異常無し 単位:N/12mm×12mm (Kgf/12mm×12mm) ※本技術資料に記載の数値は、当社試験室における測定値の一例であり保証値では有りません。 ご使用の際は必ず十分なテストを行ってから使用して下さい。 - 2 - 技術資料:06425 4.試験方法 1)接着力(JIS Z 0237に準ず) 試料を25mm×150mmに切り、同寸法ポリエステルフィルム#21で裏打ちした後、各被着 体に貼り合わせ2Kgゴムローラーで1往復圧着し、引っ張り試験機を用いて初期接着力(20min後) と永久接着力(24hr後)を測定する。 測定条件:23℃・50%RH・180°剥離・剥離速度300mm/min 2)保持力(JIS Z 0237に準ず) ステンレス板に25mm×150mmのテープを長さ25mm貼り合わす。 他面は同寸法のポリエステルフィルム#21で裏打ちする。圧着24時間後、荷重1Kgにて40℃ 雰囲気中で、7万秒間にテープのずれた長さを測定する。 3)ボールタック(JIS Z 0237に準ず) J.DOW法、傾き30℃斜面に長さ100mm糊面を露出させ、更に100mm上部からスチール ボールを転がし、糊面中央で止まる最大直径のボールを探す。 ボールタックNo.直径Xインチ/32インチで表示 4)耐熱接着力 1)と同様に試料を圧着した試験片を80℃雰囲気下に168時間曝露し、取り出し後、1)と同様 の方法で取り出し24時間後の接着力を測定する。 5)耐水接着力 試料を20mm×150mmに切り、同寸法ポリエステルフィルム#188で裏打ちした後、各被着 体に貼り合わせ2Kgゴムローラーで1往復圧着し、70℃の水中に168時間浸漬し、取り出し 24時間後に、引っ張り試験機を用いて接着力を測定する。 測定条件:23℃・50%RH・90°剥離・剥離速度300mm/min 6)せん断試験 2枚の被着体を12mm×12mmの試料で貼り合わせ(図1)、引っ張り試験機 ↑ 試料 を用いて23℃×65%RH・クロスヘッドスピード300mm/min で測定する。測定時間:貼り合わせ後20分 ↓ 図.1 せん断試験片 7)せん断試験(耐熱老化) 6)の試料を70℃雰囲気中に168時間曝露し、取り出し後、上記条件で測定する。 8)ヒートサイクル試験 試料を25mm×150mmに切り、同寸法ポリエステルフィルム#188で裏打ちした後、各被着 体に貼り合わせ、2Kgゴムローラーで1往復圧着し、−20℃×2時間⇔80℃×2時間のサイク ルを10回かけた後、浮き剥がれ、外観の異常の有無を調べる。 5.使用上の注意 1)被着体表面の油分・水分・ゴミ等はきれいに除いて下さい。 2)被着体表面の凹凸やザラつきは出来るだけ、ならして下さい。 3)貼り合わせ時はよく圧力をかけて密着させて下さい。 4)貼り合わせ作業は10℃∼30℃の室温で行うのが最適です。 一度常温で貼り合わせたものは、その後低温・高温にさらしても特性は変わりません。 5)テープ本来の接着力がでるまで数時間かかります。 6)保管場所は直射日光の当たらない冷暗所を選んで下さい。 以 - 3 - 上