欽ちゃんへ 聖火ランナーとして、日本を代表して オリンピックに参加

欽ちゃんへ
聖火ランナーとして、日本を代表して
オリンピックに参加される欽ちゃんにお願いです。
欽ちゃんは、今回オリンピックが開催される中国で、
チベット人が弾圧され、苦しんでいることを知っていますか？
3月14日ラサで起きた暴動は、その後他のチベット人エリアへ広がり、
その混乱はいまだ収まらず、多くの死傷者が出ています。
そしてこの一瞬にも、デモで捕まったチベット人が、
拷問や人権を無視した死刑によって、命を落としているかもしれません。
なぜでしょうか。一体なぜ命をかけてまで、
チベット人がこれほど中国に抗議しているのでしょうか。
彼らは、彼らの土地に暮らし、60年前突然その全てを中国に奪われました。
そして今では自らの土地で少数派として暮らす彼らに、言論・信仰の自由はありません。
今回彼らが叫んだのは、その自由です。彼らが本来持っていた自由です。
彼らは心のよりどころであるダライラマの写真を掲げることすら許されません。
チベット独立を叫ぼうものなら、連行された上の拷問、または処刑でしょう。
中国は、その人間として当たり前の自由を分離派として弾圧しています。
それは人間としての誇り、自由、全てを無視した冷酷な行為です。
チベット人達は、ダライ・ラマの対話による平和的な解決を願い、
長年の中国による弾圧に耐えてきました。
でもそれが今回、平和的なデモに実弾を使った中国政府の武力制圧によって、
必死に抑え続けて来た怒りや憎しみが爆発したのです。
そんなことが起きている国で今回オリンピックが開催されるのです。
言論・信仰の自由のない、人権の無視される国で開催されるのです。
私は、オリンピック開催に反対するものではありません。
平和の祭典であるオリンピック開催に向けて、
夢や希望を抱いているアスリートやそのファン、
そして多くの中国の人々の幸せを壊す権利は私にはありません。
でも同時に、私達は平和の祭典であるオリンピックの意味について
考えなければならないと思うのです。
人権を無視し、民族浄化が行われている国で、
世界が参加する平和の祭典が行われていいのか、
私達一人ひとりが、同じ地球に生きるひとりの人間として、
考える必要があると思うのです。
私は、中国が悪だとは思いません。
中国が開催国にふさわしい国であればいいと思うのです。
当初中国がオリンピック開催に向けて公約した人権状況の改善を、
今一度改めて問い直す必要があると思います。
欽ちゃんにも今回のチベット問題をランナーの前に、ひとりの人間として、
一体何をすべきか、もう一度考えて欲しくてお手紙出しました。
欽ちゃんが、欽ちゃんの考えを言ってくれることで、
チベット問題の報道が規制される日本で、
どれだけ多くの日本人を喚起するかしれません。
「愛は地球を救う！」私は欽ちゃんを信じています。
どうか、今にも消えてしまいそうなチベットを救って下さい。
欽ちゃんの温かい心を行動で見せて下さい。お願いします！
署名
日付