Comments
Description
Transcript
会報 第20号 - 日工専どっとネット
1 日工専同窓会報 2010年3月31日 第20号 (日立AP) (多賀本) 本部長 メッセージ 鎌田 栄 日立工業専門学院が創立50周年 を一年後に迎える節目の2009年度に、 日工専同窓会本部を日立アプライア ンス(株)多賀家電本部が担当させ て頂くことに感謝申し上げ、一言ご 挨拶申し上げます。 日立アプライアンス(株)は 2006年に旧(日立空調)と旧(日 立H&L)が合併して設立された、 社会・生活インフラを担う「総合空 調、オール電化、家電」を事業の柱 とする会社です。 多賀家電本部はその中で洗濯機、掃除機、電子レンジ等の家 電製品とIHクッキングヒータ等のオール電化製品の開発、製 造を担当しています。この不況下においても生活インフラを担 う必需品であることから需要は大きく落ち込むこと無く推移し ていますが、お客様のコストパフォーマンスに対する目は一層 厳しく、他社との競争も益々激しくなっています。 このような競争を勝ち抜き続けるために一番必要なのは「開 拓者精神」です。性能でも品質でもコストでもスピードでも生 産技術でも、やらなければならない課題であれば、不可能と思 える課題であっても諦めずに、必ず道は開けるとの信念の基、 それに挑戦し続けることです。経済環境が予想を超えて変化し ている今だからこそ「開拓者精神」を大いに発揮できるのであ り、発揮しなければならないのです。 できない、無理と思った(逃げた)途端、思考は停止し、アイ デアも閃きも出ません。例え、挑戦し続けた結果80点であっ たとしても、それは次の100点に繋がる80点です。 会員数12,500名を数え、全国のあらゆる分野で中核となっ て活躍している日工専同窓会の皆さんが 「日立精神」 の特に 「開 拓者精神」 を今、大いに発揮し、その強力なネットワークを生 かして課題解決のけん引役となっていただきたいと思っていま す。 『為せば成る 為さねば成らぬ 何事も 成らぬは人の為 さぬなりけり』です。 最後になりましたが、日工専同窓会の更なる発展と会員並び にご家族の皆様のご健勝を祈念して挨拶とさせていただきます。 日工専同窓会ホームページ「日工専どっとネット」開設 ホームページといえば以前はイントラネットを使用していま したが、シニア支部が参加出来ないこともあり、最近ではほと んど利用されておりません。そこでこの度、同窓会の新ホーム ページ「日工専どっとネット」を開設しました。以下のような 時に大変便利ですので、ご利用下さい。 ・同期と連絡を取りたい。 以前は会員間のコミュニケーションは電話やメールが大 半でしたが、 (茨専) 、 (京専) 、 (日工専) 、運営の4つの掲 示板を設置しました。これにより同期会の開催をスムーズ に行うことが出来ます。50周年記念行事には同期を誘って、 是非参加しましょう。 <トップ画面> ・他支部の活動の様子が見たい、または見て欲しい。 各支部で発行している会報をアップすることができます。 支部活動の参考になるのではないでしょうか。 ・同窓会の会則が知りたい。 同窓会則や特別会員制度など、今まで分からなかったこ とが分かりやすく説明してあります。一度ご覧下さい。 当面は会費を納入している支部へ「ID」 「パスワード」を連 絡し、利用可能となります。ホームページに関するご意見・ご 要望もお寄せ下さい。 URL http://nikkosen.net/ <支部活動、会則、掲示板などコンテンツが満載> 2 全国支部訪問 (清) 支部訪問 2009年11月28日(土) 、日工専同窓会活動の活性化を目的に、 (清)支部を訪問し(多)同窓会本部、(清)支部の活動状況、課 題等、日工専の活性化に向けた意見交換を行った。 (清)支部の課題としては、高卒採用の減少に伴う(日工専) 受験者数の減少の中で、いかに受験者のモチベーションを向上 させ、合格者数を上げていくかとのことであった。 (清)支部 は2001年(43期)∼2007年(49期)まで受験者数が0人で あったが、2007年度から受験者の激励会をかねた懇親会を実施 しており、2008年度から2年連続で1名ずつの合格者を出して いる。 (多)支部でもほぼ同様の経験をしており、共通する部 分が多い。やはり、OBや会社の支援が(日工専)の狭き門を突 破するには非常に重要であると感じた。 (笠) 支部訪問 去る、2009年12月5日(土)、日 工専同窓会活動の活性化を目的に、 (笠)支部を訪問し学院、(多)同窓会 本部、(笠)支部の状況や日工専の 活性化に向けた意見交換を行った。 (笠)支部は、 日工専同窓会の 中でも九州支部に次いでの遠距離 支部であり、 休日の訪問に対して 戸惑いがあるかと思いきや大変な 歓迎ムードであった。話を聞いてみると、 歴史のある事業所の 伝統を受け継いでおり日工専受験の取組み姿勢や教育スタイル など入社年からしっかりとした教育サポートの下、毎年大勢の この他にも、 (日工専)の 存在意義が50年前の設立時 と現在では違っており、本 部ではこれからの(日工専) の在り方についての議論も 大切なのではないかという 意見も出された。 懇親会では、 (日工専)在 学時の思い出や(日工専)に対する思いなどを語り合い、楽し いひと時を過ごすことができ、より親睦を深めることができた。 今年度初めての支部訪問ということで、本部側も不慣れな所が あったが、 (清)支部の方々の御協力のお陰で大成功であった。 入学者を輩出している優良支部であり、我々訪問者一同も感銘 を受けた。 山口県内の高卒県内就職率が高いといった点や、(笠)のあ る下松市が日本で有数の住み良い町になっていたり、環境的に も非常に恵まれているとのことであった。中でも卒業生の日工 専に対する思い入れは特段に強く、 日工専や日立の町の現況な どの話になると在学当時を思い出すかの如く話が盛り上がった。 学ぶべきことの多い支部訪問であったが次年度からの本部旅費 負担で支部長会議への参加や本年度の本部活動の報告に際して も、お礼と感謝を頂き日工専OBの同志として友情に満ちた支 部訪問を終えることが出来た。今回の支部訪問に際し、ご協力 頂いた(笠)支部メンバーに感謝致します。ありがとうござい ました。 支部活動紹介 (機研) 支部 (機研)日工専同窓会では、昨年12月10日(木)に恒例の(機 研)幹部講演会お よび忘年会を開 催した。 ( 機研 ) 吉田主 管研究長をお招 きした講演会では、 「研究の国際化 −私の体験談」 と題し、シンガ ポール・インド (情制)支部 2009年6月24日(水)、泉山ホールにおいて、会員100名が参 加し、 「2009年度大みか日工専同窓会総会」が開催された。 第一部の総会は、08年度活動及び会計報告、2009年度役員、 行事計画などについて説明と審議が行われ、全ての議題が承認 された。 第二部の懇親会は、当社ならびに(株)日立情報制御ソリュ ーションズ(以下、 「日立ICS」 ) 、茨城日立情報サービス(株) (以下、 「IJS」 )幹部を来賓としてお招きした。まず、藤田 同窓会会長より挨拶を頂いた後、来賓を代表して、椙山大みか 事業所長、(日立ICS)山田常務取締役、(IJS)太田取締役よ り、同窓会会員に対する日頃の御礼と激励を頂いた。 の研究開発拠点立上げの体験談のお話しをいただいた。国内・ 国外を越えての人間関係の大切さや多元性を理解する知識と寛 容さが大事であることをお聞きし、(機研)日工専同窓会々員一同、 研究のグローバル化について考える良い機会となり,大変、有 益なものであった。 また会場を移しての忘年会では、51期生となる日工専合格者 3名を招き、抱負や諸先輩からの叱咤激励をいただき、今後の 発展を祈念した。また、チーム対抗でのWii Sportsでのゴルフ アプローチ競争・野球ホームラン競争・ボクシング対戦でのゲ ーム大会を行い、終始、盛り上がり相互の親睦を深めることで きた。 その後、小谷副会長の 乾杯の音頭で懇親会がス タートし、新入会員紹介 や抽選会などを行い、同 窓会相互の親睦を大いに 深め合うことができた。 また、2008年度の功績 を称え、文部科学大臣賞 受賞者や南極越冬隊任務 完了した者の合計4名を 同窓会より表彰した。最後に、梅原副幹事長の締めにより、盛 会のうちに終了した。 3 支部活動紹介 (桑) 金支部 金支部は、 1期生から23期生までの15名で活動しています。 (桑) 15名の内、社員(現役)が、7名になりました。 活動は、講演会やゴルフ大会を行ったこともありましたが、 近年では、退職者の慰労会に止まっています。宴会の時には、 大間知久平さんから頂いた直筆の寮歌と学院歌の模造紙を掲示 して、閉めの時に、全員が肩を組んで、それぞれが、それぞれ の想い出を胸に大合唱します。寮歌と学院歌の模造紙は、 (桑) 金支部から新入生 金支部の宝物として大切にしています。 (桑) を送り出せないでいますが、全員が退職者になっても末永く活 動していきたいと思っています。 写真は1月8日に行いました寺本茂一さんと佐藤昌好さんの 慰労会の参加者です。 (高)線支部 (高)線支部は、日立地区に在籍する日立電線並びに日立電 線に関係する会社の同窓生60名から成る支部です。年々会員 数が減少し、組織が縮小している状況では有りますが、今年度 も4件の行事を実施しましたので、内容を紹介させていただき ます。 7月 1 日: 「中国語研修会」日頃お世話になっている総務部 門の方々をお招きし、麻雀大会を行ないました。 役満(国士無双)が飛び出すなど、多いに盛り上 がりました。 8月29日: 「バーベキュー&ガラス工房体験」新型インフル エンザが流行していたことから、例年遠隔地への バス旅行を行なっていましたが、今回は、北茨城 市の「マウントあかね」にてバーベキューを行ない、 その後、隣接するガラス工房「SILICA」にてガラ ス加工を体験しました。会員のご家族にも多数参 加いただき楽しい一時を過ごすことが出来ました。 11月6日: 「一泊研修会」週末の退勤後、阿字ヶ浦にて一泊 研修会(講演並びに懇親会)を行いました。今回は、 定年後引き続き社内にてご活躍されている大先輩 に講演いただきました。 演題は、今話題の東京スカイツリーに関するもので、 大変興味深いものでした。また、講演の後は、海 (多)支部 (多)支部は、現在会員数82名で活動しています。支部活動 については支部の活性化と会員の懇親を深める目的で、各種行 事を実施しております。その一例として、11月には研修旅行と して筑波宇宙センター及びつくばエキスポセンターへ行き、2 月にはボウリング大会を開催しました。 研修旅行では家族サービスの場として活用して頂いた方もい ますし、ボウリング大会では年代関係なく学院での思い出話し に花を咲かせ、親睦を深めていました。 又、2009年度同窓会本部を受け持つことになり、同窓会の活 性化に向け計画・立案し、全国支部長会議を始め、役員による 支部訪問等の行事を実施しました。仕事をする上で大切なコミ ュニケーション、構築する場は様々だとは思いますが支部活動 もその一助だと考えております。今後も会員相互の連携、親睦 を深めるため積極的な同窓会活動を行い、一丸となって取り組 んで参ります。 の幸に舌鼓を打ち、時の経つのを忘れ懇親を深め ました。 11月28日: 「ゴルフコンペ」すがすがしい秋晴れの中、五浦 庭園カントリークラブにて行ないました。若手会 員からOBの方にもご参加いただき、楽しい時間 をすごすことが出来ました。 支部活動 は、会員相 互の親睦を 深めること を主の目的 としていま すが、その 他に総務G rの方々と の懇親を深 める場とし て、また最近は、会員のご家族にも一緒に楽しんでいただける 場として活用いただけるよう、行事担当者にて企画しています。 会員数が減少する中、同窓会活動を運営する上でなにかと厳し い状況にありますが、これまで先輩方が築き上げた伝統をしっ かりと後輩へ引継いで行きたいと思います。 4 シニア支部活動紹介 【 「健康登山」 の実施】 6月28日 (日) 南会津地方の日本200名山の 「三岩岳」 標高2065 mに10名の会員で登山してきました。 当日は 「三岩岳」 の山開き の日にあたり、300名の登山者があり、 登山口の小豆温泉では記 念のバッチをいただき、 好天気のなか登り4時間30分で頂上に 達しました。頂上付近には雪渓もあり高山植物を楽しみながら 無事全員下山できました。 宿泊先は木賊温泉の民宿 「福本屋」 さん、 地酒といわなと山菜尽 くしの郷土料理と川沿いで底から湧き出てくる温泉にもつかり 今日の登山の疲れを癒すことができました。夜はみなさんで登 山の感想やシニア支部のこれからの進め方についても意見交換 をいたしました。 【つくば産総研見学会】 11月10日 (火) につくば学園都市にある 「産業技術総合研究所 (産総研) 」 の見学会を会員10名の参加で実施しました。 最初に 「サ イエンス・スクエアつくば」 を見学、 ここで未来の技術を主体に研 究している 「産総研」 の研究成果をわかりやすく展示してあるブ ースを見学しました。 午後は隣接してある 「地質標本館」 を見学、 ①地震発生の分布の モデル ②地球生物の歴史 ③日本列島地質模型 ④太平洋の 海底地形などよく展示されていてあきません。わたしたちは住 んでいる地球のことをほとんど意識しないで生活しております が、 ふりかえって、 地球の成り立ちから地球資源の活用と保存な ど地球エ コについ て考えさ せられた いい勉強 になりま した。 今後も 秋の研修 見学会は 継続して実行できるように準備いたします。 3月24日 (水) (日工専) 第6教室におい て、本部行事である「在校生への同窓会 PR」が行われ、田辺副会長による講和 が実施されました。 タイトルは 「目指せ三冠王」 で、 三冠と は 「関心」 ・ 「感謝」 ・ 「感激」 のことを言い、 業務においても私用面においてもこの 三冠王を目指して頑張るべきだという 内容でした。 在校生は前日の酒が吹き飛 <熱弁を振るう ぶほど真剣に耳を傾け、 感銘を受けてい 田辺副会長> ました。 <熱心に聴講する在校生> お知らせ ●記事の依頼について 同窓会活動の活性化の一環として、今後各支部で実 施された行事を、この会報にてご紹介していきたいと 考えております。是非とも各支部の特色ある行事を、写 真を添えて本部行事担当まで送付下さい。 ★インターネットでの(日工専)の 情報を入手できます。 ・日工専同窓会(イントラ:日工専内) http://www.gakuin.hitachi.co.jp/ob/dosokai/ ・シニア支部 http://www7a.biglobe.ne.jp/~htc_senior/index.html 本号では支部訪問と、支部活動の紹介を中心に編集にあたりました。 原稿作成に関してご協力して頂いた方々には、この場をお借りして感謝申 し上げます。例年シニア支部からは、原稿を依頼するよりも前に原稿を頂いており、活発な支部活動を我々 も見習わなければと感じております。 編集中に感じたことですが、会員数が減少している中でも支部活動を積極的に行っている支部が数多い ことに驚きました。やはりこういう時だからこそ横の繋がりを大切にし、互いに助け合っていくことが大 切なのではないでしょうか。 最後に、一年間という短い間でしたが、各支部のご協力により本部活動が円滑に行われたことに感謝申 し上げます。来年度の本部は(日)となります。今年度同様のご協力をお願い致します。 編 集 後 期 発 行 所 日立市西成沢町 日立工業専門学院内 日工専同窓会本部 編集人 広報 内山 利之 山本 剛 坂本 国弘 発行人 (日立AP) 中野 重治