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防災マスター通信 H26年3月(第2号)

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防災マスター通信 H26年3月(第2号)
防災マスター通信
H26年3月(第2号)
1 H25道の防災への取組について
今年度も道として様々な防災対策に取り組んで参りましたので、主な取組を御紹介いた
します。
○認定研修会・地域防災ミーティングの開催について
今年度は恵庭市や北見市等で認定研修会を行い543名の地域防災マスターが誕生し
ました。
また、各地域ごとに防災マスター、各市町村の防災関係機関等に参加いただき、地域防
災の課題や防災マスターの活動のあり方などについて話し合う、
「地域防災ミーティング」
を、今年度は釧路管内、日高管内、渡島管内、胆振管内それぞれで開催しました。
参加された防災マスターの方々からは、活動状況や活動の際の課題等についてお話しい
ただき、市町村などの防災関係機関の担当者からは現在取り組んでいる防災の取組や課題、
自主防災組織の現状等についてお話しいただきました。
今後も、各振興局を単位として開催していきたいと考えておりますので、御協力・御参
加についてお願いします。
■恵庭市での認定研修会
■胆振管内でのミーティング
○防災会議の開催(5月30日、3月28日(予定))
北海道開発局、陸上自衛隊北部方面総監部、日本赤十
字社北海道支部等、60構成機関等により北海道地域防
災計画の修正など、北海道の重要な防災施策について決
定を行いました。
○北海道原子力防災訓練の実施(10月8日)
北海道電力泊原発の事故を想定した訓練を行い後志総合振興局での指揮所訓練や、発電
所の事故の進展によりヘリコプター、バスなどを使い30Km圏内の段階的避難を行い住
民が30Km県外へ避難するなど訓練を行いました。
○北海道シェイクアウトの実施(10月29日)
昨年度に続き今年度も地域における「自助」の向上を目指し住民参加型訓練「北海道シ
ェイクアウト」を実施しました。地震を想定して参加者が一斉に行動するという新しい形
の訓練で、全道で144,823人の参加がありました。
※シェイクアウトとは2008年に米国カリフォルニアで始まった地震防災訓練で、指定された日時に自宅や勤務先な
ど、それぞれがいる場所で一斉に行動する新しい形の訓練
○北海道防災総合訓練の実施(10月29日)
渡島、胆振、日高の3振興局管内を対象に実働訓練を行い
ました。具体的な災害の想定に基づき、実際の住民避難等も
あわせたより実践的な実働型訓練として開催しました。
2 道民みんなで取り組む災害に強い北海道
○「北海道防災対策基本条例」を改正します。
この条例は、「自助」「共助」「公助」による協働など北海道における防災対策の基本を定
めたものですが、東日本大震災から得られた教訓等を防災対策に生かすため、北海道防災会
議への諮問も含め必要な検討を行い、改正しようとするものです。
(改正条例は H26.4.1 施
行予定)
【改正の概要】
減災の徹底
・基本理念に「減災の徹底」
「防災対策の優先化」
「年齢、性別、障がいの有無等への配慮」
を加えました。
「減災」とは?
災害の発生事態を防ぎきることは不可能であることから、人命を守りつつ、被害を最小化す
ることを言います。
防災教育の強化
・過去の災害から得られた災害教訓の伝承を道民の責務のひとつとします。
・地域や事務所、学校などにおいて防災訓練、防災教育が充実するよう努めます。
互いに助け合う地域づくり
・
「自主防災組織等への支援」
「避難行動要支援者の円滑な避難」など地域における共助の
取組を充実させます。
「避難行動要支援者」とは?
高齢者、障害者、乳幼児などの要配慮者のうち、災害時の避難に支援を要する者をいいます。
従来は「災害弱者」や「災害時要援護者」と言われておりましたが、災害対策基本法の改正で
新しく定義された言葉です。
行政機能の強化
・災害時に必要な業務を継続するための実施体制の整備や救助・応急対策を的確に実施す
るために必要な体制を速やかに確立し、その実施が行えるよう行政機能の強化に努めます。
○防災教育を推進します
東日本大震災の教訓等を踏まえ、災害対策基本法(H24.6 改正)において、防災意識の向
上を図るため、住民の責務として、災害教訓を伝承することが明記されるとともに、国・地
方公共団体、民間事業者も含めた各防災機関において防災教育を行うことを努力義務化する
旨が規定されました。
道は、有識者で構成する「ほっかいどうの防災教育検討委員会」を平成25年4月に設置
し、本道における地域特性を踏まえた防災教育のあり方等の検討を行い、検討委員会からの
御提言も踏まえ、平成 26 年度から次のような取組を推進していきます。
◆道が担う防災教育推進の取組
意識の醸成・
啓発
防災教育情報
の発信
ポータルサイト
相談対応等の
取組支援
防災教育の
担い手育成
•(仮称)ほっかいどう防災教育協働ネットワークの設立・運営(事
務局機能)
•普及啓発イベントや地域防災ミーティングの実施
•防災関係機関や民間企業等と連携した普及啓発事業の実施促進 等
•防災教育テキスト・DVDの市町村等への提供
•防災教育イベント等の開催情報発信
•様々な防災教育の取組事例発信(検索機能)
•テキストや映像資料などの防災教育教材発信(検索機能) 等
•市町村等に対する防災教育推進に関する相談窓口
•防災教育テキストの活用促進
•防災教育推進に向けた各種支援制度方策の検討 等
•市町村職員・消防職団員・道職員等の研修機会の拡大
•北海道地域防災マスターの認定・フォローアップの取組強化
•幅広い分野における担い手の育成促進 等
◆防災教育を推進する様々な関係者によるネットワークの構築・拡大
道民各層への防災意識の普及啓発などの促進を図り、本道における防災教育の取組を加
速させるため、防災教育を推進する様々な関係者によるネットワーク「(仮称)ほっかい
どう防災教育協働ネットワーク」を設立し、構成員の取組の一元化・効果的な発信、情報
やノウハウ等の共有など有機的に連携・協働していく推進体制づくりに取り組みます。
3 わが町の防災マスター
○旭川市 渡辺正機地域防災マスターの活動
旭川市の地域防災マスター渡辺正機さんは、主にDIGを中心に取り組まれており、D
IGの際に防災に対する自治会の心構えなど防災に関する講話を行い、地域防災力向上の
ために活躍していただいています。
○札幌市南区 時本栄二地域防災マスターの活動
札幌市南区の地域防災マスター時本栄二さんは、DI
Gの他にも今年はHUG(避難所運営ゲーム)にも取り組
まれていてます。
また、恵庭市が主催して行われた恵庭市の地域防災マ
スター向けの研修会において、地域防災マスターとして
の役割と活動事例等を講演されるなど、幅広く活躍して
いただいております。
○札幌市手稲区 小島篤地域防災マスターの活動
札幌市手稲区の地域防災マスター小島篤さんは、防災講演やDIGに取り組んでおり、
防災講演では地震の発生についての説明や、災害時要援護者対策として町内会としてどう
取り組むかなど、防災について幅広い話題で説明を行い地域防災力向上のために活躍して
いただいています。
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