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実地指導の結果について(2013 年度)
実地指導の結果について(2013 年度) 1.2013 年度実地指導数及び 2014 年度実地指導予定数 事業種別 平成25年度 実地指導数 認知症対応型共同生活介護 4 認知症対応型通所介護 3 小規模多機能型居宅介護 1 居宅介護支援 6 訪問介護 5 通所介護 8 その他 2 平成26年度 指導予定数 10 28 計 29 38 2.文書による主な指摘事項(2013 年度) (1)居宅介護支援 【運営について】 ○ 事業所の見やすい場所に、運営規程の概要、勤務の体制その他の利用申込者のサービス の選択に資する認められる重要事項を掲示していなかった。 (省令第 22 条、老企 22 号第 2 の 3(14)) ○ 家族の個人情報を使用しているが、あらかじめ文書により同意を得ていなかった。※1 (省令第 23 条第 3 項、老企 22 号第 2 の 3(15) ) 1 【指定居宅介護支援の具体的取扱方針について】 ○ アセスメントを実施しないまま、居宅サービス計画を作成していた。※2 (省令第 13 条第 6 号、老企 22 号第 2 の 3(7)⑥) ○ 居宅サービス計画の実施状況の把握(モニタリング)が不十分であった。 (省令第 13 条第 12 号、老企 22 号第 2 の 3(7)⑫) ○ モニタリングの結果を記録していなかった。 (省令第 13 条第 13 号、老企 22 号第 2 の 3(7)⑬) ○ 要介護認定の更新時、担当者会議を開催していなかった。 (省令第 13 条第 14 号、老企 22 号第 2 の 3(7)⑭) ○ 福祉用具貸与が必要な理由を居宅サービス計画に記載していなかった。 (省令第 13 条第 21 号、老企 22 号第 2 の 3(7)⑳) 【加算について】 ① 独居高齢者加算について ○ 利用者の居宅を訪問し、利用者が単身で居住している旨を居宅サービス計画等に記載し ていなかった。 (告示 20 号別表ト、老企 36 号第 3 の 15) 2 (2)訪問介護 【運営について】 ○ 家族の個人情報を使用しているが、あらかじめ文書により同意を得ていなかった。※1 (東京都条例第 111 号第 34 条第 3 項、施行要領第 3 の 1 の 3(21) ) ○ 従業者に対し、業務上知り得た利用者又はその家族の秘密を漏らすことがないよう必要 な措置を講じていなかった。 (東京都条例第 111 号第 34 条、施行要領第 3 の 1 の 3(21) ) 【訪問介護計画について】 ○ アセスメントを実施しないまま訪問介護計画を作成していた。※2 (東京都条例第 111 号第 28 条、施行要領第 3 の 1 の 3(17) ) (3)通所系サービス(通所介護、認知症対応型通所介護) 【人員について】 ○ 生活相談員がサービスの提供日ごとに必要な時間数分確保していなかった。 (東京都条例第 111 号第 99 条、施行要領第 3 の 6 の 1(1) ) 【設備について】 ○ 静養室、相談室が適切に使用されていなかった。 (東京都条例第 111 号第 101 条第 1 項、施行要領第 3 の 6 の 2(1) ) 3 ○ 非常災害に際しての避難経路上に障害物が置かれており、常時避難経路が確保されてい なかった。 (東京都条例第 111 号第 101 条第 1 項、施行要領第 3 の 6 の 2(1) ) 【運営について】 ○ 事業所の見やすい場所に、運営規程の概要、勤務の体制その他の利用申込者のサービス の選択に資するとみとめられる重要事項を掲示していなかった。 (東京都条例第 111 号第 33 条) ○ 家族の個人情報を使用しているが、あらかじめ文書により同意を得ていなかった。※1 (東京都条例第 111 号第 34 条第 3 項、施行要領第 3 の 1 の 3(21) ) ○ 従業者に対し、業務上知り得た利用者又はその家族の秘密を漏らすことがないよう必要 な措置を講じていなかった。 (東京都条例第 111 号第 34 条第 1 項、施行要領第 3 の 1 の 3(21) ) ○ 月ごとに勤務表が作成されておらず、従業者の勤務の体制が定まっていなかった。 (東京都条例第 111 号第 101 条第 1 項、施行要領第 3 の 6 の 3(2) ) ○ 従業者に対し、研修の機会を確保していなかった。 (東京都条例第 111 号第 101 条第 3 項) 【 (認知症対応型)通所介護計画について】 ○ アセスメントを実施しないまま(認知症対応型)通所介護計画を作成していた。※2 (東京都条例第 111 号第 107 条第 1 項、施行要領第 3 の 6 の 3(5)②) 4 ○ 具体的なサービスの内容について記載が不十分だった。 (東京都条例第 111 号第 107 条第 1 項、施行要領第 3 の 6 の 3(5)②) ○ 実施状況や評価について利用者又は家族に説明していなかった。 (東京都条例第 111 号第 107 条第 4 項、施行要領第 3 の 6 の 3(5)⑥) ○ 介護予防通所介護計画に係る利用者の状態、サービスの提供状況等について、少なくと も 1 月に 1 回、介護予防支援事業所に報告していなかった。 (東京都条例第 112 号第 109 条第 7 号、施行要領第 4 の 3 の 6(2)⑤) 【加算について】 ① 個別機能訓練加算(Ⅰ)(Ⅱ)について (告示 19 号別表 6 注 7 イ、老企 36 号第 2 の 7(7) ) ○ 3 ヶ月ごとに利用者又はその家族に対し、個別機能訓練計画の内容(評価を含む)を説 明していなかった。 ○ 評価内容や目標の達成度合いについて、介護支援専門員等に報告していなかった。 ○ 利用者の ADL 及び IADL の状況の把握を行わないまま、個別機能訓練計画を作成して いた。 ○ 実施状況や評価について利用者又は家族に説明していなかった。 ○ 個別機能訓練に関する記録(実施時間、訓練内容、担当者等)が不十分だった。 5 ② 口腔機能向上加算について (告示 19 号別表 6 注 7 イ、老企 36 号第 2 の 7(11) ) ○ 口腔機能向上サービスが必要と認められる者かが確認できなかった。 ○ 評価の結果について、介護支援専門員等に対し、情報提供を行っていなかった。 ③ 運動器機能向上加算について (告示 127 号別表 6 ハ、留意事項第 2 の 7(2) ) ○ 概ね 3 月程度で達成可能な長期目標及び 1 月程度で達成可能な短期目標を設定していな かった。 ○ 短期目標に応じて、概ね 1 月間ごとにモニタリングを行っていなかった。 ○ 実施期間終了後の事後アセスメントの結果を介護予防支援事業者に報告していなかっ た。 6 (4)認知症対応型共同生活介護 【設備について】 ○ 非常災害に際しての避難経路上に障害物が置かれており、常時避難経路が確保されてい なかった。 (町田市条例第 53 号第 113 条第 2 項、基準について第 3 の 5 の 3(2) ) 【運営について】 ○ 家族の個人情報を使用しているが、あらかじめ文書により同意を得ていなかった。※1 (町田市条例第 53 号第 35 条第 3 項、基準について第 3 の 1 の 4(23) ) ○ 入居に際して、主治の医師の診断等により入居申込者が認知症であることを確かめてい るか確認できなかった。 (町田市条例第 53 号第 114 条第 2 項、基準について第 3 の 5 の 4(1) ) 【認知症対応型共同生活介護計画について】 ○ アセスメントを実施しないまま、認知症対応型共同生活介護計画を作成していた。※2 (町田市条例第 53 号第 118 条第 3 項、基準について第 3 の 5 の 4(5)③) ○ 実施状況の把握が不十分だった。 (町田市条例第 53 号第 118 条第 6 項、基準について第 3 の 5 の 4(5)④) 7 ※1…個人情報同意書に利用者本人、家族の代理欄を設けて同意をいただいているが家族欄 が無いために、家族から同意を得ていることにはならない事業所が多く見受けられた。 ※2…初回の居宅(個別)計画作成時にはアセスメントを実施しているがその後の計画の再 作成時、見直し時にアセスメントを実施していない事業所が見受けられた。 4.口頭指導による主な指摘事項(25 年度) ○ 非常災害時の備蓄品についての管理がされていなかった。 ○ 浴室、トイレ内にて利用者の手の届く場所に洗剤等が放置されていた。 ○ テレビ等の転倒防止の対策がされていなかった。 ○ マニュアル、記録等が整理されていなかった。 ○ ヘアブラシを殺菌消毒せずに供用していた。 ○ 冷蔵庫内に賞味期限切れの食品があった。 ○ 計画、記録等に修正テープを使用していた。 ○ 記録が他のサービスと混在していた。 8 ※参考法令等 「省令」=指定居介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準(平成 11 年 3 月 31 日厚生省令第 38 号) 「老企 22 号」=指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準について(平成 11 年 7 月 29 日老企第 22 号) 「老企 36 号」=指定居宅サービスに要する費用の額の算定に関する基準及び指定居宅介護支援に 要する費用の額の算定に関する基準の制定に伴う実施上の留意事項について (平成 12 年 3 月 1 日老企第 36 号) 「告示 19 号」=指定居宅サービスに要する費用の額の算定に関する基準(平成 12 年 2 月 10 日厚 生省告示第 19 号) 「告示 20 号」=指定居宅介護支援に要する費用の額の算定に関する基準(平成 12 年 2 月 10 日厚 生省告示 20 号) 「告示 127 号」=指定介護予防サービスに要する費用の額の算定に関する基準(平成 18 年 3 月 14 日厚生労働省告示第 127 号) 「東京都条例第 111 号」=東京都指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営の基準に関する 条例(平成 24 年 10 月 11 日条例第 111 号) 「東京都条例第 112 号」=東京都指定介護予防サービス等の事業の人員、設備お湯帯運営並びに指 定介護予防サービス等に係る介護予防のための効果的な支援の方法の 基準に関する条例(平成 24 年 10 月 11 日条例第 112 号) 「施行要領」=東京都指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営の基準に関する条例及び東 京都指定介護予防サービス等の事業の人員、設備及び運営並びに指定介護予防サ ービス等に係る介護予防のための効果的な支援の方法の基準に関する条例施行要 領(平成 25 年 3 月 29 日 24 福保高介第 1882 号) 「町田市条例第 53 号」=町田市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営の基準等 に関する条例(平成 24 年 12 月 26 日町田市条例第 53 号) 「基準について」=地域密着型サービス及び指定地域密着型介護予防サービスに関する基準につい て平成 18 年 3 月 31 日老計発 0331004 号・老振発 0331004 号・老老発 0331017 号) 「留意事項」=指定介護予防サービスに要する費用の額の算定に関する基準の制定に伴う実施上の 留意事項について平成 18 年 3 月 17 日老計発第 0317001 号・老振発第 0317001 号・ 老老発第 0317001 号) 9