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愛知県リサイクル資材評価基準(平成 27 年 3 月 23 日 改正)
愛知県リサイクル資材評価基準(平成 27 年 3 月 23 日改正) ○総則 愛知県リサイクル資材評価制度実施要領第3条に定める評価基準は、以下の とおりとする。 第1 評価対象資材は、次のとおりとする。 (1)再生加熱アスファルト混合物 (2)再生路盤材 (3)再生コンクリート (4)プレキャストコンクリート製品 (5)舗装用ブロック (6)建築用仕上げ材 (7)型枠材 (8)再生材利用タイル (9)再生硬質塩化ビニル管 (10)木質ボード (11)再生セラミック管 (12)再・未利用木材利用資材 (13)建設汚泥改良土 (14)堆肥・植栽基盤材 (15)下水汚泥利用肥料 (16)ふすま紙 (17)再生材利用土木シート (18)土木建築用ゴム資材 (19)再生特殊舗装材 (20)土壌改良材 (21)土木建築用プラスチック資材 (22)断面修復材 (23)再生路床材 (24)レジンコンクリート製品 (25)再生材利用路面標示用資材 (26)再生ガラス発泡材 1 第2 申請資材は、新規申請時において、過去3年間に確認可能な使用事例(試 験施工を含む。)が原則として3件以上なければならない。 第3 評価対象資材ごとの評価基準は、別表1から別表26に示すとおりとす る。 第4 再生資源とは、循環型社会形成推進基本法第2条第2項に規定する「廃 棄物等」のうち有用なものであって、原材料として利用することができる もの又はその可能性のあるものをいう。 「廃棄物等」 1 廃棄物の処理及び清掃に関する法律第2条第1項に規定する廃棄物 2 一度使用され、若しくは使用されずに収集され、若しくは廃棄された 物品(現に使用されているものを除く。 )又は製品の製造、加工、修理若 しくは販売、エネルギーの供給、土木建築に関する工事、農畜産物の生 産その他の人の活動に伴い副次的に得られた物品(前号に掲げる物並び に放射性物質及びこれによって汚染された物を除く。) 2 第5 環境に対する安全性の評価方法は、下表によるものとする。 評価基準の区分 1)再生加熱アスファルト混合物 2)再生路盤材 3)再生コンクリート 検査対象 再生資源等 (検査の対象とする物質) 試験項目 含有量試験 平15環第19号付表 平15環第19号別表 pH 平3環第46号付表 JIS K 0102-12.1 平3環第46号付表 平3環第46号付表 JIS K 0102-17 平15環第18号別表 アスファルトコンクリート再生骨 溶出量試験 材以外 含有量試験 原則として再生資源 アスファルトコンクリート再生骨 溶出量試験 材、コンクリート再生骨材以外 含有量試験 コンクリート再生骨材以外 溶出量試験 含有量試験 4)プレキャストコンクリート製品 原則として再生資源 コンクリート再生骨材以外 5)舗装用ブロック 原則として再生資源 (焼成品は製品) コンクリート再生骨材以外 6)建築用仕上げ材 原則として再生資源 再生ペット樹脂及び貝殻等天 然由来の原料以外 7)型枠材 原則として再生資源 使用済みプラスチック以外 溶出量試験 含有量試験 8)再生材利用タイル 溶出量試験 含有量試験 溶出量試験 溶出量試験 溶出量試験 原則として製品 含有量試験 9)再生硬質塩化ビニル管 原則として再生資源 再生硬質塩化ビニル以外 10)木質ボード 原則として再生資源 未利用木材(間伐材含む)以外 溶出量試験 11)再生セラミック管 原則として製品 溶出量試験 溶出量試験 含有量試験 12)再・未利用木材利用資材 原則として再生資源 13)建設汚泥改良土 原則として製品 14)堆肥・植栽基盤材 15)下水汚泥利用肥料 原則として製品 未利用木材(間伐材含む)以外 溶出量試験 COD 刈草、剪定木、未利用木材(間 溶出量試験 伐材含む)、樹皮、以外 含有量試験 含有量試験 (普通肥料の公的基準) 原則として製品 16)ふすま紙 原則として再生資源 再生パルプ以外 17)再生材利用土木シート 原則として再生資源 再生合繊反毛又は再生PET樹 溶出量試験 脂以外 18)土木建築用ゴム資材 原則として再生資源 溶出量試験 19)再生特殊舗装材 原則として再生資源 原則として再生資源 20)土壌改良材 溶出量試験 溶出量試験 杉・檜の樹皮等天然由来の原 料以外 原則として改良土(地盤 改良工用に限る) 原則として製品 21)土木建築用プラスチック資材 原則として再生資源 22)断面修復材 原則として再生資源 再生PET樹脂以外 原則として再生資源 24)レジンコンクリート製品 原則として再生資源 原則として再生資源 26)再生ガラス発泡材 原則として再生資源 平15環第18号別表 平15環第18号別表 平15環第19号別表 平15環第18号別表 平15環第18号別表 平15環第18号別表 平15環第19号別表 平15環第18号別表 平15環第18号別表 平15環第19号付表 平15環第19号別表 肥料分析法(農林水産 肥料分析法(農林水産省農業 省農業環境技術研究 環境技術研究所法) 所法) JIS K 0058-1 5.3 平15環第18号別表 (利用有姿による) JIS K 0058-1 5.3 平15環第18号別表 (利用有姿による) JIS K 0058-1 5.3 平15環第18号別表 (利用有姿による) JIS K 0058-1 5.3 平15環第18号別表 (利用有姿による) 含有量試験 平15環第19号付表 平15環第19号別表 溶出量試験 平3環第46号付表 平15環第18号別表 pH 平3環第46号付表 JIS K 0102-12.1 COD 平3環第46号付表 JIS K 0058-1 5.3 (利用有姿による) JIS K 0058-1 5.3 (利用有姿による) JIS K 0058-2 6 JIS K 0102-17 平3環第46号 平15環第18号別表 平15環第18号別表 平15環第18号別表 平15環第19号別表 平15環第19号 平15環第19号別表 pH 平3環第46号付表 JIS K 0102-12.1 COD 平3環第46号付表 JIS K 0058-1 5.3 (利用有姿による) JIS K 0058-2 6 JIS K 0058-1 5.3 (利用有姿による) JIS K 0058-1 5.3 (利用有姿による) JIS K 0058-2 6 JIS K 0102-17 溶出量試験 溶出量試験 溶出量試験 平3環第46号:平成3年環境庁告示第46号 平15環第18号:平成15年環境省告示第18号 平15環第19号:平成15年環境省告示第19号 この評価基準は平成27年3月23日から適用する。 3 平15環第19号別表 平15環第18号別表 平15環第19号別表 含有量試験 第6 平15環第19号別表 平15環第18号別表 平15環第18号別表 アスファルトコンクリート再生骨 溶出量試験 材、コンクリート再生骨材以外 含有量試験 廃ガラス以外 平15環第19号別表 平15環第18号別表 平3環第46号付表 含有量試験 25)再生材利用路面標示用資材 平15環第19号別表 平15環第18号別表 JIS K 0058-2 6 溶出量試験 コンクリート再生骨材以外 平15環第19号別表 平15環第18号別表 溶出量試験 溶出量試験 原則として製品 平15環第18号別表 含有量試験 含有量試験 23)再生路床材 検液の分析方法 溶出量試験 原則として再生資源 原則として再生資源 前処理方法 JIS K 0058-1 5.3 (利用有姿による) JIS K 0058-2 6 JIS K 0058-1 5.3 (利用有姿による) JIS K 0058-2 6 JIS K 0058-1 5.3 (利用有姿による) JIS K 0058-2 6 JIS K 0058-1 5.3 (利用有姿による) JIS K 0058-2 6 JIS K 0058-1 5.3 (利用有姿による) JIS K 0058-2 6 JIS K 0058-1 5.3 (利用有姿による) JIS K 0058-1 5.3 (利用有姿による) JIS K 0058-1 5.3 (利用有姿による) JIS K 0058-2 6 JIS K 0058-1 5.3 (利用有姿による) JIS K 0058-1 5.3 (利用有姿による) JIS K 0058-1 5.3 (利用有姿による) JIS K 0058-2 6 JIS K 0058-1 5.3 (利用有姿による) 平3環第46号付表 平15環第18号別表 平15環第19号別表 平15環第18号別表 平15環第18号別表 平15環第19号 1)再生加熱アスファルト混合物 別表1 再生加熱アスファルト混合物 項 目 評 価 基 準 内 容 ① 評価対象資材 a.アスファルト舗装の表層、基層に用いる再生加熱アスファルト混合物を対象とす る。 b.再生加熱アスファルト混合物の種類は、 「 『舗装再生便覧(H22.11) 』及び『舗装 設計施工指針(H18.2) 』 ( (社)日本道路協会) 」に基づき、別表1-1のとおり 区分する。 ② 品質・性能 以下のすべての項目に適合していること。 ・粒度範囲、再生アスファルト量 最大粒径、通過質量百分率及び再生アスファルト量は、別表1-1による。 ・マーシャル安定度試験に対する基準値 マーシャル安定度試験に対する基準値は、別表1-2による。 ・再生アスファルトの品質 再生アスファルトの品質は、別表1-2-1または別表1-2-2による。 ・旧アスファルトの品質 旧アスファルトの品質は、別表1-3による。 ③ 再生資源の 含有率 別表1-3の規定に適合する再生資源を含有し、これら以外の再生資源を骨材とし て含有していないこと。 アスファルトコンクリート再生骨材を、製品の重量比で20%以上(改質系の再生 アスファルト混合物を製造する場合は10%以上30%以下)含有していること。 一般・産業廃棄物溶融スラグを含有する場合は、上記のアスファルトコンクリート 再生骨材に加えて、一般・産業廃棄物溶融スラグを製品の重量比で10%程度含有す るものであること。 ただし、この含有率以外であっても合理的な理由が明確に示される場合等には認定 できる。 ④ 環境に対する 安全性 a.原料および再生資源の原料として、特別管理(一般・産業)廃棄物を使用してい ないこと。 b.アスファルトコンクリート再生骨材以外の再生資源を用いる場合は、原則として 原料(再生資源)が、土壌汚染対策法施行規則第31条第1項及び第2項に定め る溶出量及び含有量における環境基準のうち、カドミウム、鉛、六価クロム、砒 素、総水銀、セレン、ふっ素及びほう素における基準に適合していること。ただ し、これら以外の懸念される物質の溶出、含有がある場合には、懸念される物質 の基準に適合していること。 ⑤ 品質管理 a.品質性能に関する基準への適合状況の確認検査が適正になされていること。 b.環境安全性に関する確認検査が適正になされていること。 ⑥ 環境負荷 a.再生資源を含有しない製品を使用した場合と比較したときの環境負荷低減への寄 与の度合いについて、報告すること。 b.製品の使用等により環境負荷の増大が懸念される別表1-4に定める項目につい て、製造者・販売者の状況を報告すること。 1)-1 1)再生加熱アスファルト混合物 別表1-1 再生加熱アスファルト混合物の種類と粒度範囲、再生アスファルト量 混合物の種類 仕上がり厚cm 最大粒径 再 生 粒 度 ス フ ル ト 合物 粗 再生密粒度 アス ア ファルト混合物 ァ 混 生 細 度 ャ ッ ア ス ァ ル 混 合 再 生 粒 度 ス フ ル ト 合物 細 ア ァ 混 再 粒 ギ プ フ ト 物 生 密 度 ャ ッ ア ス ァ ル 混 合 再 生 粒 度 ス フ ル ト 合物 開 再生ポーラスアス ア ファルト混合物 ァ 混 (13) (13) (13) (20F) (13F) (13F) (13F) (13F) (13) (20) (13) 3~5 3~5 3~5 4~6 3~5 3~5 3~4 3~5 3~4 4~5 4~5 13 13 13 20 13 13 13 13 13 20 13 20 100 通 過 質 量 百 分 2.36㎜ 率 % 600μm 再 粒 ギ プ フ ト 物 (20) 20 4.75㎜ 生 密 再生密粒度 アス 度 ファルト混合物 ャ ッ ア ス ァ ル 混 合 4~6 100 13.2㎜ 再 粒 ギ プ フ ト 物 4~6 mm ㎜ 細 ア ァ 混 (20) 26.5㎜ 19 再 生 粒 度 ス フ ル ト 合物 100 95~100 95~100 100 100 100 70~90 75~90 95~100 95~100 95~100 35~55 45~65 55~70 65~80 100 95~100 75~95 100 100 100 100 100 95~100 95~100 95~100 95~100 95~100 35~55 52~72 60~80 75~90 45~65 23~45 95~100 100 64~84 90~100 10~31 11~35 20~35 35~50 50~65 30~45 40~60 45~65 65~80 30~45 11~23 18~30 25~40 20~40 25~45 40~60 40~65 25~40 8~20 300μm 5~16 10~21 12~27 15~30 16~33 20~45 20~45 20~40 4~15 150μm 4~12 6~16 8~20 5~15 8~21 10~25 15~30 10~25 4~10 75μm 2~7 4~8 4~10 4~10 6~11 8~13 8~15 8~12 2~7 3~7 6~8 4.5~ 6.5 6~8 7.5~ 9.5 5.5~ 7.5 3.5~ 5.5 4~6 再生アスファルト 4.5~6 量 % 5~7 6~8 10~20 15~30 別表1-2 マーシャル安定度試験等に対する基準値 混合物の種類 再 生 粗粒 度 ア ス フ ァ ルト 混合物 (20) 突固め 回数 再 生 密粒 度 ア ス フ ァ ルト 混合物 再 生 細粒 度 ア ス フ ァ ルト 混合物 再 生 密粒 度 ギ ャッ プ ア ス フ ァ ルト 混合物 (13) (13) (20) (13) T≧1,000 75 T<1,000 50 空隙率 % 飽和度 % 安定度 kN フロー値 1/100cm 3~7 3~6 65~85 70~85 4.90 以上 再 生 密粒 度 ア ス フ ァ ルト 混合物 再 生 細粒 度 ギ ャッ プ ア ス フ ァ ルト 混合物 再 生 細粒 度 ア ス フ ァ ルト 混合物 再 生 密粒 度 ギ ャッ プ ア ス フ ァ ルト 混合物 再 生 開粒 度 ア ス フ ァ ルト 混合物 (13F) (13F) (13F) (13) (20F) (13F) 50 再 生 ポー ラ ス アス フ ァ ルト 混合物 (20) (13) 75 - 50 - 3~7 3~5 2~5 3~5 - 20程度 65~85 75~85 75~90 75~85 - - 3.43 以上 4.90 以上 3.43 以上 3.43 以上 4.90 (7.35) 以上 4.90以上 20~40 20~80 20~40 - 〔注1〕 ( )内は舗装計画交通量T≧1,000で突固め回数を75回の場合とする。 〔注2〕 積雪寒冷地域の場合など、1,000≦舗装計画交通量T≦3,000であっても流動によるわだち掘れの恐れが少な いところでは突固め回数を50回とする。 〔注3〕 積雪寒冷地域の舗装の表層に適用する場合には、再生加熱アスファルト混合物の耐磨耗性などを十分調査し て使用することが望ましい。 〔注4〕 水の影響を受けやすいと思われる再生加熱アスファルト混合物またはそのような箇所に舗設されている再生 加熱アスファルト混合物の場合は、次式で求めた残留安定度が75%以上であることが望ましい。 残留安定度(%)=(60℃,48時間水浸後の安定度/安定度)×100 また、必要に応じて消石灰、セメントまたははく離防止剤を使用するなどの対策を行うことが望ましい。 〔注5〕 再生ポーラスアスファルト混合物の数値は目標値とする。(透水係数10-2cm/sec以上、動的安定度は一般部 4,000程度回/mm、交差点部5,000程度回/mmで設定) 〔注6〕 改質Ⅱ型再生アスファルトの動的安定度の目標値は3000~5,000回/mmとするが、5,000回/mm以上とした場合 は、混合物の種類や適用箇所によっては、ひび割れの発生しやすいものもあるので、過去の実績や製造者か らの資料などで検討することとする。 1)-2 1)再生加熱アスファルト混合物 別表1-2-1 再生アスファルトの品質 ※ 種類 40~60 60~80 80~100 40 を超え 60 以下 60 を超え 80 以下 80 を超え 100 以下 項目 針入度(25℃) 軟 化 1/10mm 点 ℃ 47.0~55.0 44.0~52.0 42.0~50.0 伸 度 ( 1 5 ℃ ) cm 10 以上 100 以上 100 以上 ト ル エ ン 可 溶 分 % 99.0 以上 99.0 以上 99.0 以上 引 点 ℃ 260 以上 260 以上 260 以上 薄膜加熱質量変化率 % 0.6 以下 0.6 以下 0.6 以下 薄膜加熱針入度残留率 % 58 以上 55 以上 50 以上 蒸発後の針入度比 % 110 以下 110 以下 110 以下 密 度 ( 1 5 ℃ ) g/cm3 1.000 以上 1.000 以上 1.000 以上 火 ※再生アスファルトとは、旧アスファルトに、新アスファルトおよび再生用添加材を単独または組み合わ せて添加調整したアスファルトのことをいう。 〔注1〕再生アスファルトは、120℃、150℃、180℃のそれぞれにおける動粘度を測定する。 〔注2〕再生アスファルトの品質は、 「JIS K 2207:2006 石油アスファルト」舗装用石油アスファルトの規 格の 40~60、60~80 および 80~100 に相当するものとする。 〔注3〕再生アスファルトの品質は、定期的に年2回以上の頻度で確認する。また、再生骨材の品質に変 化が認められた場合には、そのつど確認する必要がある。 別表1-2-2 改質Ⅱ型再生アスファルトの標準的性状値 種類 項目 針 入 度 ( 2 5 ℃ ) 軟 1/10mm 40 以上 点 ℃ 56.0 以上 ) cm - 伸 度 ( 1 5 ℃ ) cm 30 以上 引 点 ℃ 260 以上 薄 膜 加 熱 質 量 変 化 率 % 0.6 以下 薄膜加熱後の針入度残留率 % 65 以上 タ フ ネ ス ( 2 5 ℃ ) N・m 8.0 以上 テナシティ(25℃) N・m 4.0 以上 伸 化 改質Ⅱ型再生アスファルト (ポリマー改質再生アスファルトⅡ型) 度 ( 7 火 ℃ 1)-3 1)再生加熱アスファルト混合物 別表1-3 「再生加熱アスファルト混合物」の原料となる再生資源とその品質・性能 再生資源 アスファルト コンクリート 塊 品質・性能 アスファルトコンクリート再生骨材の品質 旧アスファルトの含有量 旧アスファルトの性状 % 針入度 1/10mm 圧裂係数 MPa/mm 3.8以上 20以上 1.70以下 骨材の微粒分量 % 5以下 〔注1〕アスファルトコンクリート再生骨材中に含まれるアスファルトを旧アスファ ルト、新たに用いる舗装用石油アスファルトを新アスファルトと称する。 〔注2〕アスファルトコンクリート再生骨材は、通常 20~13mm、13~5mm、5~0mm の 3種類の粒度や 20~13mm、13~0mm の2種類にふるい分けられているが、上記 に示される規格は、13~0mm の粒度区分のものに適用する。 〔注3〕アスファルトコンクリート再生骨材の 13mm 以下が2種類にふるい分けられて いる場合には、再生骨材の製造時における各粒度区分の比率に応じて合成した 試料で試験するか、別々に試験して合成比率に応じて計算により 13~0mm 相当 分を求めてもよい。また、13~0mm あるいは 13~5mm、5~0mm 以外でふるい分 けられている場合には、ふるい分け前の全試料から 13~0mm をふるい取ってこ れを対象に試験を行う。 〔注4〕アスファルトコンクリート再生骨材の旧アスファルト含有量および75μm を通過する量は、アスファルトコンクリート再生骨材の乾燥質量に対する百分 率で表わす。 〔注5〕骨材の微粒分量は「JIS A 1103:2014 骨材の微粒分量試験方法」により求 める。 〔注6〕アスファルト混合物層の切削材は、その品質が上記の規格に適合するもので あれば、再生加熱アスファルト混合物に利用できる。ただし、切削材は粒度が バラツキやすいので他のアスファルトコンクリート発生材と調整して使用する ことが望ましい。 〔注7〕旧アスファルトの性状は、針入度または圧裂係数のどちらかが基準を満足す ればよい。 鉄鋼スラグ 一般廃棄物溶 融スラグ 産業廃棄物溶 融スラグ 「JIS A 5015:2013 道路用鉄鋼スラグ」の規定に適合すること。 (ただし、砂の代用 に用いる場合は同規定を適用しない。 ) 「JIS A 5032:2006 一般廃棄物、下水汚泥又はそれらの焼却灰を溶融固化した道路用溶 融スラグ」の規定に適合すること。 (ただし、砂の代用に用いる場合は同規定を適用しな い。 ) 別表1-4 報告を求める環境負荷増大が懸念される項目 環境負荷の増大が懸念 される項目 ア.製造段階で新材からの製造に比べ、エネルギー消費量の増大、地球温暖化物 質の増加、大気汚染、水質汚濁、騒音、悪臭、有害物質の排出など環境負荷 が増大しないか。 イ.新材に比べ運搬距離が著しく長くなり、エネルギー、地球温暖化物質などに よる環境負荷が増大しないか。 ウ.施工時及び使用時に有害物質が溶出したり粉塵などとして排出される可能性 はないか。 エ.廃棄時に新材からの製品に比べ処理困難物とならないか。埋め立てなどによ り生態系の破壊を引き起こさないか。 オ.再リサイクルは可能か。再リサイクルへの取り組みは実施しているか。 カ.再リサイクルの段階において著しく環境負荷が増大しないか。 1)-4 2)再生路盤材 別表2 再生路盤材 項 目 ① 評価対象資材 ② 品質・性能 ③ 再生資源の 含有率 ④ 環境に対する 安全性 ⑤ 品質管理 ⑥ 環境負荷 評 価 基 準 内 容 道路等で使用する舗装用の再生路盤材(構造物の基礎材として使用する再生砕石を含 む)を対象とする。 以下のすべての項目に適合していること。 ・粒度 「再生粒度調整砕石」 「再生クラッシャラン」 「再生加熱アスファルト安定処理混 合物」のそれぞれについて、別表2-1の基準に適合すること。 ・PI、修正CBR等 「再生粒度調整砕石」 「再生クラッシャラン」 「再生加熱アスファルト安定処理混 合物」のそれぞれについて、別表2-2の基準に適合すること。 ・不純物量(セメントコンクリート塊を再生資源に含む場合に適用) 不純物量は、 「JIS A 5021:2011 コンクリート用再生骨材H 附属書B 限度見 本による再生骨材Hの不純物量試験方法」により試験を行い、不純物量(再生路盤 材の品質に悪影響を及ぼす不純物)の上限値は別表2-2-1の基準に適合するこ と。 別表2-3に掲げる再生資源を使用し、製品の重量比で30%以上含有し、これら 以外の再生資源を含有していないこと。別表2-4に掲げられた再生資源について は、さらにその品質・性能を満足していること。 1. 「再生粒度調整砕石」及び「再生クラッシャラン」の再生資源含有割合につい て ・ 別表2-3に掲げる再生資源以外のものを加える場合は、新材(天然砕石)の みであること。 ・ 陶磁器くず(陶器がわら、レンガを含む)を含有する場合は、製品の重量比で 10%以下とすること。 ・ アスファルトコンクリート塊の混合率は上限で50%以下とし、新材(天然砕 石)を含む場合は上限でアスファルトコンクリート塊を30%以下とする。 2. 「再生加熱アスファルト安定処理混合物」の再生資源含有割合について ・ アスファルトコンクリート再生骨材を製品の重量比で20%以上含有してい ること。 ・ 一般・産業廃棄物溶融スラグを含有する場合は、上記のアスファルトコンク リート塊に加えて、一般・産業廃棄物溶融スラグを製品の重量比で10%程度 含有するものであること。 なお、上記の含有率以下であっても合理的な理由が明確に示される場合等には認定 できる。 a.原料および再生資源の原料として、特別管理(一般・産業)廃棄物を使用してい ないこと。 b.アスファルトコンクリート再生骨材、セメントコンクリート再生骨材以外の再生 資源を用いる場合は、原則として原料(再生資源)が、土壌汚染対策法施行規則 第31条第1項及び第2項に定める溶出量及び含有量における環境基準のうち、 カドミウム、鉛、六価クロム、砒素、総水銀、セレン、ふっ素及びほう素におけ る基準に適合していること。ただし、これら以外の懸念される物質の溶出、含有 がある場合には、懸念される物質の基準に適合していること。 a.品質性能に関する基準への適合状況の確認検査が適正になされていること。 b.環境安全性に関する確認検査が適正になされていること。 a.再生資源を含有しない製品を使用した場合と比較したときの環境負荷低減への寄 与の度合いについて、報告すること。 b.製品の使用等により環境負荷の増大が懸念される別表2-5に定める項目につい て、製造者・販売者の状況を報告すること。 2)-1 2)再生路盤材 別表2-1 再生路盤材の粒度 種類 呼び名 再 生 粒 RM-40 度 調 整 MS-40 砕石 HMS-40 MM-40 RM-30 MS-30 HMS-30 MM-30 RM-25 MS-25 HMS-25 MM-25 再生クラッ RC-40 シャラン CS-40 CM-40 RC-30 CS-30 CM-30 RC-20 CS-20 CM-20 再生加 熱アス ファル ト安定 処理混 合物 粒度範 囲 40~0 53 mm 37.5 mm 100 95~100 30~0 100 25~0 40~0 ふるいを通るものの質量分布 % JIS Z 8801-1に規定する金属網ふるいの目開き 31.5 26.5 19 13.2 4.75 2.36 mm mm mm mm mm mm 95~100 100 100 30~0 100 20~0 95~100 100 100 95~100 30~65 20~50 10~30 2~10 60~90 30~65 20~50 10~30 2~10 55~85 30~65 20~50 10~30 2~10 50~80 15~40 5~25 55~85 15~45 5~30 95~100 60~90 20~50 10~35 50~100 20~60 注:再生骨材などの粒度は、モルタル粒などを含んだ破砕されたままの見かけの骨材粒度を使用する。 2)-2 75 μm 60~90 95~100 95~100 425 μm 0~10 2)再生路盤材 別表2-2 再生路盤材のPI、修正CBR、すり減り減量等 種類 試験項目 再生粒度調整砕石 試験方法 使用骨材の 425μmふるい 通過分のPI(塑性指数) 舗装調査・試験法便覧 F005(2007) 安定性損失率 舗装調査・試験法便覧 20%以下 A004(2007) 舗装調査・試験法便覧 80以上 E001(2007) [90以上] JIS A 1121:2007 ロサンゼ 50%以下 ルス試験機による粗骨材 のすりへり試験方法 舗装調査・試験法便覧 6以下 F005(2007) 舗装調査・試験法便覧 30以上 E001(2007) [40以上] JIS A 1121:2007 ロサンゼ 50%以下 ルス試験機による粗骨材 のすりへり試験方法 舗装調査・試験法便覧 9以下 F005(2007) 舗装調査・試験法便覧 ・加熱混合:3.43kN 以上 B001(2007) ・常温混合:2.45kN 以上 10~40 1/100 ㎝ 3~12% G028(2007) 3.5~4.5% 修正CBR すり減り減量 再生クラッシャラン 使用骨材の 425μmふるい 通過分のPI(塑性指数) 修正CBR すり減り減量 再生加熱アスファル ト安定処理混合物 規格値 使用骨材の 425μmふるい 通過分のPI(塑性指数) 安定度 フロー値 空隙率 アスファルト量 4以下 注:アスファルトコンクリート再生骨材を含む場合の修正CBRは、 [ ]内の数値を適用する。ただし、 40℃でCBR試験を行った場合は適用しない。 別表2-2-1 不純物量の上限値 分類 A B C D E F 不純物の内容 上限値※(%) ガラス片 石こう及び石こうボード片 その他無機質系ボード プラスチック片 木片、紙くず等 アルミニウム、亜鉛以外の金属片 0.15 0.03 0.15 0.06 0.03 0.30 不純物量の合計(全不純物量) 0.30 ※上限値は重量比で表し、各分類における不純物の内容の合計に対する値を示している。 別表2-3 再生路盤材の原料となる再生資源 原料となる再生資源 ○セメントコンクリート塊 ○アスファルトコンクリート塊 ○陶磁器くず(陶器がわら、レンガを含む) ○鉄鋼スラグ ○一般廃棄物溶融スラグ ○産業廃棄物溶融スラグ 2)-3 2)再生路盤材 別表2-4 「再生路盤材」に用いる再生資源の品質・性能 区分 再生資源の種別 再生粒度調 整砕石 粒度調整鉄鋼ス ラグ(MS) 品質・性能 試験項目 呈色判定試験 (高炉徐冷スラグを対象) 水浸膨張比(%) (製鋼スラグを対象) エージング期間 修正CBR(%) 単位容積質量(kg/l) 水硬性粒度調整 鉄鋼スラグ(HMS) 試験項目 呈色判定試験 (高炉徐冷スラグを対象) 水浸膨張比(%) (製鋼スラグを対象) エージング期間 一軸圧縮強さ[14 日](Mpa) 修正CBR(%) 単位容積質量(kg/l) 粒度調整一般廃 棄物溶融スラグ (MM) 粒度調整産業廃 棄物溶融スラグ (MM) 再生クラッ シャラン 試験方法 舗装調査・試験法便覧 E002(2007) 舗装調査・試験法便覧 E004(2007) ――――― 舗装調査・試験法便覧 E001(2007) 舗装調査・試験法便覧 A023(2007) 規格値 呈色なし 試験方法 舗装調査・試験法便覧 E002(2007) 舗装調査・試験法便覧 E004(2007) ――――― 舗装調査・試験法便覧 E003(2007) 舗装調査・試験法便覧 E001(2007) 舗装調査・試験法便覧 A023(2007) 規格値 呈色なし 1.5以下 6ヶ月以上 80以上 1.5以上 1.5以下 6ヶ月以上 1.2以上 80以上 1.5以上 「JIS A 5032:2006 一般廃棄物、下水汚泥又はそれらの焼却灰を溶融 固化した道路用溶融スラグ」の規定に適合すること。 クラッシャラン 高炉徐冷スラグ (CS) 試験項目 呈色判定試験 試験方法 舗装調査・試験法便覧 E002(2007) 規格値 呈色なし クラッシャラン 製鋼スラグ(CS) 試験項目 水浸膨張比(%) 試験方法 舗装調査・試験法便覧 E004(2007) ――――― 規格値 1.5以下 エージング期間 クラッシャラン 一般廃棄物溶融 スラグ(CM) クラッシャラン 産業廃棄物溶融 スラグ(CM) 6ヶ月以上 ただし,電気炉スラグを 3 か月以上通常エージングをし水浸膨張比が 0.6%以下となる場合及び製鋼スラグを促進エージングをした場合は,施 工実績などを参考にし,膨張性が安定したことを十分確認してエージン グ期間を短縮することができる。 「JIS A 5032:2006 一般廃棄物、下水汚泥又はそれらの焼却灰を溶融 固化した道路用溶融スラグ」の規定に適合すること。 2)-4 2)再生路盤材 別表2-4 「再生路盤材」に用いる再生資源の品質・性能(続き) 区分 再生加熱ア スファルト 安定処理混 合物 再生資源の種別 鉄鋼スラグ 品質・性能 材料名 呼び名 表乾密度 吸水率 すりへり 水浸膨張 エージ クラッシャラ CSS (g/cm3) (%) 減量(%) 比(%) ング ----- ----- 50 以下 2.0以下 3 ヶ月 ン製鋼スラグ 以上 単粒度製鋼ス SS ラグ アスファルトコ ンクリート再生 骨材 2.45以上 3.0 以 30 以下 下 旧アスファルトの含有量 旧アスファルトの性状 骨材の微粒分量 3 ヶ月 以上 % 針入度 2.0以下 3.8以上 1/10mm 20以上 圧裂係数 MPa/mm 1.70以下 % 5以下 〔注1〕アスファルトコンクリート再生骨材中に含まれるアスファル トを旧アスファルト、新たに用いる舗装用石油アスファルトを 新アスファルトと称する。 〔注2〕アスファルトコンクリート再生骨材は、通常 20~13mm、13 ~5mm、5~0mm の3種類の粒度や 20~13mm、13~0mm の2種類 にふるい分けられているが、上記に示される規格は、13~0mm の粒度区分のものに適用する。 〔注3〕アスファルトコンクリート再生骨材の 13mm 以下が2種類に ふるい分けられている場合には、再生骨材の製造時における各 粒度区分の比率に応じて合成した試料で試験するか、別々に試 験して合成比率に応じて計算により 13~0mm 相当分を求めて もよい。また、13~0mm あるいは 13~5mm、5~0mm 以外でふる い分けられている場合には、ふるい分け前の全試料から 13~ 0mm をふるい取ってこれを対象に試験を行う。 〔注4〕アスファルトコンクリート再生骨材の旧アスファルト含有量 および75μmを通過する量は、アスファルトコンクリート再 生骨材の乾燥質量に対する百分率で表わす。 〔注5〕骨材の微粒分量は「JIS A 1103:2014 骨材の微粒分量試験 方法」により求める。 〔注6〕アスファルト混合物層の切削材は、その品質が上記の規格に 適合するものであれば、再生加熱アスファルト混合物に利用で きる。ただし、切削材は粒度がバラツキやすいので他のアス ファルトコンクリート発生材と調整して使用することが望ま しい。 〔注7〕旧アスファルトの性状は、針入度または圧裂係数のどちらか が基準を満足すればよい。 一般廃棄物溶融 スラグ 産業廃棄物溶融 スラグ 「JIS A 5032:2006 一般廃棄物、下水汚泥又はそれらの焼却灰を溶融 固化した道路用溶融スラグ」の規定に適合すること。 2)-5 2)再生路盤材 別表2-5 報告を求める環境負荷増大が懸念される項目 環境負荷の増大が懸念 される項目 ア.製造段階で新材からの製造に比べ、エネルギー消費量の増大、地球温暖化物 質の増加、大気汚染、水質汚濁、騒音、悪臭、有害物質の排出など環境負荷 が増大しないか。 イ.新材に比べ運搬距離が著しく長くなり、エネルギー、地球温暖化物質などに よる環境負荷が増大しないか。 ウ.施工時及び使用時に有害物質が溶出したり粉塵などとして排出される可能性 はないか。 エ.廃棄時に新材からの製品に比べ処理困難物とならないか。埋め立てなどによ り生態系の破壊を引き起こさないか。 オ.再リサイクルは可能か。再リサイクルへの取り組みは実施しているか。 カ.再リサイクルの段階において著しく環境負荷が増大しないか。 2)-6 3)再生コンクリート 別表3 再生コンクリート 項 目 ① 評価対象資材 ② 品質・性能 ③ 再生資源の 含有率 ④ 環境に対する 安全性 ⑤ 品質管理 ⑥ 環境負荷 評 価 基 準 内 容 凍結融解耐久性を必要としない地域において、強度を比較的必要としない部位に使用 する再生資源を含有したコンクリートを対象とする。 以下の全ての項目に適合すること。 a.一般 荷卸し地点における「再生コンクリート」の性質は、分離のない均一なものであ ること。 b.強度 荷卸し地点における「再生コンクリート」の強度は、f.によって試験を行い、 3回の試験値の平均値が18N/㎜ 2 以上、1回の試験値が15N/㎜ 2 以上であ ること。 c.スランプ 荷卸し地点における「再生コンクリート」のスランプは、f.によって試験を行 い、試験値が10㎝(±3㎝)又は18㎝(±3㎝)であること。 d.塩化物イオン含有量 荷卸し地点における「再生コンクリート」の塩化物含有量は、塩化物イオン(Cl-) 量として0.30㎏/m3 以下であること。 e.アルカリ骨材反応 骨材について、 「JIS A 1145:2007 骨材のアルカリシリカ反応性試験方法(化 学法) 」又は「JIS A 1146:2007 骨材のアルカリシリカ反応性試験方法(モルタ ルバー法) 」によってアルカリシリカ反応性試験を行い無害であると判定されたも の以外を用いる場合は、アルカリ骨材反応の抑制対策を講じること。 f.試験方法 試験方法は、別表3-1による。 別表3-2の規定に適合する再生資源を、骨材に対する重量比で30%以上含有し ており、これら以外の再生資源を骨材として含有しないこと。 ただし、この含有率以下であっても合理的な理由が明確に示される場合等には認定 できる。 a.原料および再生資源の原料として、特別管理(一般・産業)廃棄物を使用してい ないこと。 b.コンクリート再生骨材以外の再生資源を用いる場合は、原則として原料(再生資 源)が、土壌汚染対策法施行規則第31条第1項及び第2項に定める溶出量及び 含有量における環境基準のうち、カドミウム、鉛、六価クロム、砒素、総水銀、 セレン、ふっ素及びほう素における基準に適合していること。ただし、これら以 外の懸念される物質の溶出、含有がある場合には、懸念される物質の基準に適合 していること。 a.原則として、 「JIS A 5308:2014 レディーミクストコンクリート」 、 「JIS A 5023: 2012 再生骨材 L を用いたコンクリート」に基づくJISマーク製品の製造が可 能な工場又は ISO9001 の認証を受けた工場において製造がなされていること。 b.環境安全性に関する確認検査が適正になされていること。 a.再生資源を含有しない製品を使用した場合と比較したときの環境負荷低減への寄 与の度合いについて、報告すること。 b.製品の使用等により環境負荷の増大が懸念される別表3-3に定める項目につい て、製造者・販売者の状況を報告すること。 3)-1 3)再生コンクリート 別表3-1 「再生コンクリート」の品質試験方法 試験項目等 試料採取方法 圧縮強度 スランプ 空気量 塩化物イオン含有量 試験方法等 試料採取方法は、 「JIS A 1115:2014 フレッシュコンクリートの試料採取 方法」による。ただし、トラックアジテータ又はトラックミキサから採取 する場合は、トラックアジテータ又はトラックミキサで30秒間高速撹拌 した後、最初に排出されるコンクリート50~100ℓ を除き、その後のコ ンクリート流の全横断面から採取することができる。 圧縮強度の試験は、 「JIS A 1108:2006 コンクリートの圧縮強度試験方法」 、 「JIS A 1132:2014 コンクリート強度試験用供試体の作り方」及び「JIS A 5308:2014 レディーミクストコンクリート附属書 E(規定)軽量型枠」 による。 ただし、供試体の直径には、公称の寸法を用いてよい。また、供試体の見 かけの密度の測定は、必要に応じて行うものとする。 供試体は、脱型するまでの間、常温で保管する。 (供試体は、常温環境下で 作製することが望ましい。常温環境下での作製が困難な場合は、作成後、 速やかに常温環境下に移す。また、保管中は、できるだけ水分が蒸発しな いようにする。 スランプの試験は、 「JIS A 1101:2014 コンクリートのスランプ試験方法」 による。 空気量の試験は、 「JIS A 1128:2014 フレッシュコンクリートの空気量の 圧力による試験方法-空気室圧力方法」又は「JIS A 1116:2014 フレッ シュコンクリートの単位容積質量試験方法及び空気量の質量による試験方 法(質量方法) 」による。 塩化物含有量は、次式によって求める。 C0=4×(C1×W1-0.75×C2×W2)/100 ここに、 C0:再生コンクリートの塩化物含有量(kg/m3) C1:フレッシュコンクリート中の水の塩化物イオン濃度(%) W1:配合設計に用いた単位水量(kg/m3) C2:セメント中の塩化物イオン濃度(%) W2:配合設計に用いた単位セメント量(kg/m3) なお、フレッシュコンクリート中の水の塩化物イオン濃度の試験は、精 度が確認された塩分含有量測定器による。 別表3-2 「再生コンクリート」の原料となる再生資源とその品質・性能 再生資源 品質・性能 高炉スラグ フェロニッケルスラグ 銅スラグ 電気炉酸化スラグ それぞれ、 JIS A 5011-1:2013 (コンクリート用スラグ骨材-第1部:高炉スラグ骨材) JIS A 5011-2:2003 (コンクリート用スラグ骨材-第2部:フェロニッケルスラグ骨材) JIS A 5011-3:2003 (コンクリート用スラグ骨材-第3部:銅スラグ骨材) JIS A 5011-4:2013 (コンクリート用スラグ骨材-第4部:電気炉酸化スラグ骨材) の規定に適合すること。 コンクリート再生骨材 「JIS A 5023:2012 再生骨材 L を用いたコンクリート 附属書 A(規定)コ ンクリート用再生骨材 L」に適合すること。 陶磁器くず(陶器がわら 「JIS A 5023:2012 再生骨材 L を用いたコンクリート 附属書 A(規定)コ を含む、レンガを除く) ンクリート用再生骨材 L」の「3.品質」の規定に適合すること。 キューポラスラグ 建設汚泥を分級・脱水・ 洗浄した再生骨材 3)-2 3)再生コンクリート 別表3-3 報告を求める環境負荷増大が懸念される項目 環境負荷の増大が懸念 される項目 ア.製造段階で新材からの製造に比べ、エネルギー消費量の増大、地球温暖化物 質の増加、大気汚染、水質汚濁、騒音、悪臭、有害物質の排出など環境負荷 が増大しないか。 イ.新材に比べ運搬距離が著しく長くなり、エネルギー、地球温暖化物質などに よる環境負荷が増大しないか。 ウ.施工時及び使用時に有害物質が溶出したり粉塵などとして排出される可能性 はないか。 エ.廃棄時に新材からの製品に比べ処理困難物とならないか。埋め立てなどによ り生態系の破壊を引き起こさないか。 オ.再リサイクルは可能か。再リサイクルへの取り組みは実施しているか。 カ.再リサイクルの段階において著しく環境負荷が増大しないか。 3)-3 5)舗装用ブロック 別表5 舗装用ブロック 項 目 評 価 基 準 内 容 ① 評価対象資材 再生資源を含有した舗装用ブロック(平板、インターロッキングブロック)を対象と する。 ② 品質・性能 a.以下の基準に適合していること。 ・ 平板: 「JIS A 5371:2010 プレキャスト無筋コンクリート製品(推奨仕様 B-1 平板) 」によること。 ・ インターロッキングブロック: 「JIS A 5371:2010 プレキャスト無筋コンク リート製品(推奨仕様 B-3 インターロッキングブロック) 」又は「JASS 7 M-101: 2009 インターロッキングブロックの品質規格」のいずれかによること。 b.湿潤状態のすべり抵抗値が、BPNで60以上(車道及び駐車場用) 、40以上 (歩道用)であること。 ③ 再生資源の 含有率 別表5-1に掲げる再生資源を、製品の重量比で別表5-1に掲げる「含有率」以 上含有しており、かつ、これら以外の再生資源を含有していないこと。 ただし、この含有率以下であっても合理的な理由が明確に示される場合等には認定 できる。 ④ 環境に対する 安全性 a.原料および再生資源の原料として、特別管理(一般・産業)廃棄物を使用してい ないこと。 b.コンクリート再生骨材以外の再生資源を用いる場合は、原則として原料(再生資 源)が(ただし、焼成品の場合は原則として製品。 ) 、土壌汚染対策法施行規則第 31条第1項及び第2項に定める溶出量及び含有量における環境基準のうち、カ ドミウム、鉛、六価クロム、砒素、総水銀、セレン、ふっ素及びほう素における 基準に適合していること。ただし、これら以外の懸念される物質の溶出、含有が ある場合には、懸念される物質の基準に適合していること。 ⑤ 品質管理 a.品質性能に関する基準への適合状況の確認検査が適正になされていること。 b.環境安全性に関する確認検査が適正になされていること。 ⑥ 環境負荷 a.再生資源を含有しない製品を使用した場合と比較したときの環境負荷低減への寄 与の度合いについて、報告すること。 b.製品の使用等により環境負荷の増大が懸念される別表5-2に定める項目につい て、製造者・販売者の状況を報告すること。 5)-1 5)舗装用ブロック 別表5-1 再生資源の分類区分別含有基準 含有率(重量%) 再生資源の分類区分 常温成型品 ・採石および窯業廃土 ・珪砂水簸時の微少珪砂(キラ) ・高炉スラグ ・電気炉酸化スラグ ・鋳物砂 ・陶磁器くず(陶器がわら含む、レンガを除く) ・フェロニッケルスラグ ・銅スラグ ・キューポラスラグ ・石炭灰(フライアッシュ) ・廃プラスチック ・産業廃棄物溶融スラグ ・コンクリート用再生骨材 ・廃ゴム ・廃ガラス ・建設汚泥を分級・脱水・洗浄した再生骨材 ・製紙スラッジ ・アルミスラッジ ・製紙スラッジ焼却灰 ・アルミスラッジ焼却灰 ・製紙スラッジ溶融スラグ ・アルミスラッジ溶融スラグ ・一般廃棄物溶融スラグ ・下水道汚泥 ・上水道汚泥 ・湖沼等の底泥 ・下水道汚泥焼却灰 ・上水道汚泥焼却灰 ・湖沼等の底泥焼却灰 ・下水道汚泥溶融スラグ ・上水道汚泥溶融スラグ ・湖沼等の底泥溶融スラグ 焼成品 50% 40% 不可 50% 50% 不可 40% 50% 注) 表中に示す含有率以上の再生資源を含有している必要がある。 別表5-2 報告を求める環境負荷増大が懸念される項目 環境負荷の増大が懸念 される項目 ア.製造段階で新材からの製造に比べ、エネルギー消費量の増大、地球温暖化物 質の増加、大気汚染、水質汚濁、騒音、悪臭、有害物質の排出など環境負荷 が増大しないか。 イ.新材に比べ運搬距離が著しく長くなり、エネルギー、地球温暖化物質などに よる環境負荷が増大しないか。 ウ.施工時及び使用時に有害物質が溶出したり粉塵などとして排出される可能性 はないか。 エ.廃棄時に新材からの製品に比べ処理困難物とならないか。埋め立てなどによ り生態系の破壊を引き起こさないか。 オ.再リサイクルは可能か。再リサイクルへの取り組みは実施しているか。 カ.再リサイクルの段階において著しく環境負荷が増大しないか。 5)-2 6)建築用仕上げ材 別表6 建築用仕上げ材 項 目 評 価 基 準 内 容 ① 評価対象資材 再生資源を含有した建築用仕上げ材を対象とする。 ② 品質・性能 a.工業化された製品であること。 b.各資材については、別表6-1の基準に適合していること。 ③ 再生資源の 含有率 再生資源の含有率は、別表6-1の基準に適合していること。 ただし、この含有率以下であっても合理的な理由が明確に示される場合等には認定 できる。 ④ 環境に対する 安全性 a.原料および再生資源の原料として、特別管理(一般・産業)廃棄物を使用してい ないこと。 b.再生ペット樹脂及び貝殻等天然由来の原料以外の再生資源を用いる場合は、原則 として原料(再生資源)が、土壌汚染対策法施行規則第31条第1項に定める溶 出量における環境基準のうち、カドミウム、鉛、六価クロム、砒素,総水銀、セ レン、ふっ素及びほう素における基準に適合していること。ただし、これら以外 の懸念される物質の溶出がある場合には、溶出が懸念される物質の基準に適合し ていること。 c.建物の内装材にあっては、建築基準法施行令第20条の6および第20条の7の 技術基準で、使用制限を受けない材料であること。 ⑤ 品質管理 a.品質性能に関する基準への適合状況の確認検査が適正になされていること。 b.環境安全性に関する確認検査が適正になされていること。 ⑥ 環境負荷 a.再生資源を含有しない製品を使用した場合と比較したときの環境負荷低減への寄 与の度合いについて、報告すること。 b.製品の使用等により環境負荷の増大が懸念される別表6-2に定める項目につい て、製造者・販売者の状況を報告すること。 6)-1 6)建築用仕上げ材 別表6-1 製品の品質・性能基準及び再生資源の含有率 資材 品質・性能 含有率 タイルカーペット 「JIS L 4406:2008 タイルカーペット」 製品の重量比30%以上(ただし、 の基準に適合すること。 再生PET樹脂を再生資源とするも のにあっては、繊維部分の重量比で 25%以上) 既製調合モルタル (タイル工事用) 一般社団法人 公共建築協会の建築材 料・設備機材等品質性能評価事業の既製 調合モルタル(タイル工事用)の評価基 準に適合すること。 製品の重量比で10%以上 既製調合目地材 (タイル工事用) 一般社団法人 公共建築協会の建築材 料・設備機材等品質性能評価事業の既製 調合目地材の評価基準に適合すること。 製品の重量比で10%以上 仕上塗材用下地調整材 「JIS A 6916:2014 建築用下地調整塗材」 製品の重量比で10%以上 に適合すること。 建築用仕上塗材 「JIS A 6909:2014 建築用仕上塗材」の 各品質基準に適合すること。 製品の重量比で30%以上 別表6-2 報告を求める環境負荷増大が懸念される項目 環境負荷の増大が懸念 される項目 ア.製造段階で新材からの製造に比べ、エネルギー消費量の増大、地球温暖化物 質の増加、大気汚染、水質汚濁、騒音、悪臭、有害物質の排出など環境負荷 が増大しないか。 イ.新材に比べ運搬距離が著しく長くなり、エネルギー、地球温暖化物質などに よる環境負荷が増大しないか。 ウ.施工時及び使用時に有害物質が溶出したり粉塵などとして排出される可能性 はないか。 エ.廃棄時に新材からの製品に比べ処理困難物とならないか。埋め立てなどによ り生態系の破壊を引き起こさないか。 オ.再リサイクルは可能か。再リサイクルへの取り組みは実施しているか。 カ.再リサイクルの段階において著しく環境負荷が増大しないか。 6)-2 7)型枠材 別表7 型枠材 項 目 評 価 基 準 内 容 ① 評価対象資材 コンクリート構造物作成時に使用する、再生資源を含有した型枠材を対象とする。 ② 品質・性能 以下の性能を有すること。 a.作業荷重、コンクリートの自重及び側圧、打込み時の振動及び衝撃、水平荷重等 の外力に耐えること。 b.有害な水漏れが無く容易に取り外しができ、かつ取り外しの際コンクリートに損 傷を与えないこと。 c.加工性、耐久性、施工性について良好なこと。 これらの性能を有しているか否かを別表7-1に示す項目で確認する。 ③ 再生資源の 含有率 再生資源を、製品の重量比で30%以上含有していること。 ただし、この含有率以下であっても合理的な理由が明確に示される場合等には認定 できる。 ④ 環境に対する 安全性 a.原料および再生資源の原料として、特別管理(一般・産業)廃棄物を使用してい ないこと。 b.使用済みプラスチック以外の再生資源を用いる場合は、原則として原料(再生資 源)が、土壌汚染対策法施行規則第31条第1項に定める溶出量における環境基 準のうち、カドミウム、鉛、六価クロム、砒素、総水銀、セレン、ふっ素及びほ う素における基準に適合していること。ただし、これら以外の懸念される物質の 溶出がある場合には、懸念される物質の基準に適合していること。 ⑤ 品質管理 a.品質性能に関する基準への適合状況の確認検査が適正になされていること。 b.環境安全性に関する確認検査が適正になされていること。 ⑥ 環境負荷 a.再生資源を含有しない製品を使用した場合と比較したときの環境負荷低減への寄 与の度合いについて、報告すること。 b.製品の使用等により環境負荷の増大が懸念される別表7-2に定める項目につい て、製造者・販売者の状況を報告すること。 7)-1 7)型枠材 別表7-1 品質・性能を確認する項目 以下の項目に関する書類を提出すること。 1. さん木を含めたパネルで評価する場合 基本的に、垂直な壁に高さ2メートル分比重2.3の生コンクリートを打設した場合の最大荷重に対し、 さん木間のたわみが3mm程度以下に抑えられることが確かめられること。 ただし、一般財団法人土木研究センターあるいは一般財団法人日本建築センターなどの指定試験所で型 枠としての品質性能の認定を受けているものは適合しているものとする。 項目 (1) パ ネ ル の 力学的特性 (2) せ き 板 の 耐久性 (3) 型 枠 の 加 工性 (4) 型 枠 の 施 工性 試験・調査名 主な試験方法 確認項目 1)剛性試験 JIS A 8652:1995 金属製型わくパ ネル 剛性 2)曲げ耐力試験 曲げ耐力試験 曲げ耐力 1)吸水率試験 JIS A 5905:2014 繊維板 吸水率 2)吸水厚さ膨張率試験 JIS A 5905:2014 繊維板 吸水厚さ膨張率 3)湿潤時の曲げ強さ試験 JIS A 5905:2014 繊維板に準拠 曲げ強さ 4)耐アルカリ性試験 合板の日本農林規格:2014 コン クリート型枠用合材 耐アルカリ性 1)釘引き抜き耐力試験 構造用パネル 日本農林規格別記 3 の(8)釘引き抜き試験に準拠(た だし、釘を使わない施工方法であ る場合は、その施工性及び耐力を 説明する。 ) くぎ引き抜き耐力 2)切断・孔開時間調査 丸ノコ、電動ドリルによる製品の 切断、孔開けを行う 切断時間、孔開け時間 1)現場調査 現場において、合板製型枠に使用 する器具が同様に使えることを確 認する。 組立、取り外しの器具 類 2)仕上がり調査 当該パネルを用いてコンクリート を打ち込み、材齢7日後型枠を外 してコンクリート面を調査する。 コンクリート表面の 反発力、コンクリート 表面の平滑さ 2. せき板のみで評価する場合 (1) 「JIS Z 2101:2009 木材の試験方法」又は「基本材料が樹脂の場合は、その関連の JIS 試験方法」 に準じて実施した以下の数値 曲げ強さ(N/mm2) 、曲げヤング係数(N/mm2) 、吸水率(%) 、密度(g/cm3) (2) 以下の項目に関する資料 耐アルカリ性、剥離性、打設面の形状、施工性(大工作業〔穴あけ、釘打ち、切断等〕が合板と同 じようにできるか) 、転用回数、公共工事での使用実績 7)-2 7)型枠材 別表7-2 報告を求める環境負荷増大が懸念される項目 環境負荷の増大が懸念 される項目 ア.製造段階で新材からの製造に比べ、エネルギー消費量の増大、地球温暖化物 質の増加、大気汚染、水質汚濁、騒音、悪臭、有害物質の排出など環境負荷 が増大しないか。 イ.新材に比べ運搬距離が著しく長くなり、エネルギー、地球温暖化物質などに よる環境負荷が増大しないか。 ウ.施工時及び使用時に有害物質が溶出したり粉塵などとして排出される可能性 はないか。 エ.廃棄時に新材からの製品に比べ処理困難物とならないか。埋め立てなどによ り生態系の破壊を引き起こさないか。 オ.再リサイクルは可能か。再リサイクルへの取り組みは実施しているか。 カ.再リサイクルの段階において著しく環境負荷が増大しないか。 7)-3 8)再生材利用タイル 別表8 再生材利用タイル 項 目 評 価 基 準 内 容 ① 評価対象資材 再生資源を含有したタイルを対象とする。 ② 品質・性能 「JIS A 5209:2014 陶磁器質タイル」の基準に適合すること。 ③ 再生資源の 含有率 別表8-1に示す再生資源を、製品の重量比で20%以上含有しており、これら以 外の再生資源を含有していないこと。 ただし、この含有率以下であっても合理的な理由が明確に示される場合等には認定 できる。 ④ 環境に対する 安全性 a.原料および再生資源の原料として、特別管理(一般・産業)廃棄物を使用してい ないこと。 b.原則として製品が、土壌汚染対策法施行規則第31条第1項及び第2項に定める 溶出量及び含有量における環境基準のうち、カドミウム、鉛、六価クロム、砒素、 総水銀、セレン、ふっ素及びほう素における基準に適合していること。ただし、 これら以外の懸念される物質の溶出、含有がある場合には、懸念される物質の基 準に適合していること。 ⑤ 品質管理 a.品質性能に関する基準への適合状況の確認検査が適正になされていること。 b.環境安全性に関する確認検査が適正になされていること。 ⑥ 環境負荷 a.再生資源を含有しない製品を使用した場合と比較したときの環境負荷低減への寄 与の度合いについて、報告すること。 b.製品の使用等により環境負荷の増大が懸念される別表8-2に定める項目につい て、製造者・販売者の状況を報告すること。 8)-1 8)再生材利用タイル 別表8-1 再生資源となるもの 再生資源の分類 採石および窯業廃土 珪砂水簸時の微小珪砂(キラ) 高炉スラグ 電気炉酸化スラグ フェロニッケルスラグ 銅スラグ キューポラスラグ 鋳物砂 陶磁器屑(陶器がわら含む、レンガを除く) 石炭灰(フライアッシュ) 廃プラスチック 建設汚泥を分級・脱水・洗浄した再生骨材 廃ゴム 廃ガラス 製紙スラッジ アルミスラッジ 石材屑 一般廃棄物溶融スラグ 下水汚泥溶融スラグ 産業廃棄物溶融スラグ 上水道汚泥溶融スラグ 湖沼等の底泥溶融スラグ 下水道汚泥焼却灰 上水道汚泥焼却灰 湖沼等の底泥焼却灰 上水道汚泥 湖沼等の底泥 別表8-2 報告を求める環境負荷増大が懸念される項目 環境負荷の増大が懸念 される項目 ア.製造段階で新材からの製造に比べ、エネルギー消費量の増大、地球温暖化物 質の増加、大気汚染、水質汚濁、騒音、悪臭、有害物質の排出など環境負荷 が増大しないか。 イ.新材に比べ運搬距離が著しく長くなり、エネルギー、地球温暖化物質などに よる環境負荷が増大しないか。 ウ.施工時及び使用時に有害物質が溶出したり粉塵などとして排出される可能性 はないか。 エ.廃棄時に新材からの製品に比べ処理困難物とならないか。埋め立てなどによ り生態系の破壊を引き起こさないか。 オ.再リサイクルは可能か。再リサイクルへの取り組みは実施しているか。 8)-2 10)木質ボード 別表10 木質ボード 項 目 評 価 基 準 内 容 ① 評価対象資材 繊維板、木質系セメント板、パーティクルボード等の木質再生資源を含有したボード を対象とする。 ② 品質・性能 a.工業化された製品であること。 b. 各資材については、別表10-1の基準に適合していること。 ③ 再生資源の 含有率 再・未利用木材を原料として別表10-1に示す含有率使用していること。 ただし、この含有率以下であっても合理的な理由が明確に示される場合等には認定 できる。 ④ 環境に対する 安全性 a.原料および再生資源の原料として、特別管理(一般・産業)廃棄物を使用してい ないこと。 b.未利用木材(剪定木、間伐材を含む。以下同じ。 )以外の再生資源を用いる場合 は、原則として原料(再生資源)が、土壌汚染対策法施行規則第31条第1項に 定める溶出量における環境基準のうち、カドミウム、鉛、六価クロム、砒素、総 水銀、セレン、ふっ素及びほう素における基準に適合していること。 ただし、これら以外の懸念される物質の溶出がある場合には、懸念される物質の 基準に適合していること。 なお、未利用木材であっても木くずについては、上記基準に適合していること。 c.建物の内装材にあっては、建築基準法施行令第20条の6および第20条の7の 技術基準で使用制限を受けない材料であること。 ⑤ 品質管理 a.原則として、 「JIS A 5404:2007 木質系セメント板」 、 「JIS A 5905:2014 繊維 板」 、 「JIS A 5908:2003 パーティクルボード」に基づくJISマーク製品の製造 が可能な工場又は ISO 9001 の認定を受けた工場において製造がなされているこ と。 b.環境安全性に関する確認検査が適正になされていること。 ⑥ 環境負荷 a.再生資源を含有しない製品を使用した場合と比較したときの環境負荷低減への寄 与の度合いについて、報告すること。 b.製品の使用等により環境負荷の増大が懸念される別表10-2に定める項目につ いて、製造者・販売者の状況を報告すること。 10)-1 10)木質ボード 別表10-1 製品の品質・性能基準及び再生資源の含有率 資材 品質・性能 含有率 ① 繊維板 「JIS A 5905:2014 繊維板」の基準に適 合していること。 製品の重量比で70%以上 ② 木質系セメント板 「JIS A 5404:2007 木質系セメント板」 製品の重量比で20%以上 の基準に適合していること。 ③ パーティクルボード 「JIS A 5908:2003 パーティクルボー ド」の基準に適合していること。 製品の重量比で70%以上 別表10-2 報告を求める環境負荷増大が懸念される項目 環境負荷の増大が懸念 される項目 ア.製造段階で、大気汚染、水質汚濁、騒音、悪臭、有害物質の排出などにより 環境負荷が増大しないか。 イ.原料の入手、製品の運搬距離が著しく長く、エネルギー、地球温暖化物質な どによる環境負荷が増大しないか。 ウ.施工時及び使用時に有害物質が溶出したり粉塵などとして排出される可能性 はないか。 エ.廃棄時に新材からの製品に比べ処理困難物とならないか。埋め立てなどによ り生態系の破壊を引き起こさないか。 オ.再リサイクルは可能か。再リサイクルへの取り組みは実施しているか。 カ.再リサイクルの段階において著しく環境負荷が増大しないか。 10)-2 14)堆肥・植栽基盤材 別表14 堆肥・植栽基盤材 項 目 ① 評価対象資材 ② 品質・性能 ③ 再生資源の 含有率 ④ 環境に対する 安全性 ⑤ 品質管理 ⑥ 環境負荷 評 価 基 準 内 容 1.刈草、剪定木、未利用木材(剪定木、間伐材を含む。以下同じ。 ) 、樹皮、家畜ふ ん、家禽ふん等を原料として製造した堆肥を対象とする。 2.再生資源を原料とした植栽基盤材の資材を対象とする。 1. 堆肥 肥料取締法に基づく特殊肥料の届出(法第22条)又は普通肥料の登録(法第7条) をしているもので、以下のいずれかに該当すること。 a.全国バーク堆肥工業会基準 b.NPO 法人 日本バーク堆肥協会基準(H25) c.一般社団法人日本造園建設業協会の「みどりのリサイクル」のうちチップ及び 堆肥の特記仕様書に記載されている堆肥の品質基準 d.その他肥料成分が規格化されていること 2. 植栽基盤材 植栽する植物の生育に適した土壌で、植物の生育に有害なゴミ、きょう雑物、がれ きを含まないもの。 含有する土壌改良材については、以下の規格に適合するもの。 a.それぞれの本来の粒状・粉状・液状の形状を有し、異物及びきょう雑物の混入 がなく、変質していないもの。また、それぞれの品質に適した包装あるいは容 器に入れてあり、包装あるいは容器が損傷していないもの。 b.無機質土壌改良材については、不純物を含まないもの。 c.有機質土壌改良材(バーク堆肥)については、樹皮に発酵菌を加えて完熟させ たもので、有害物が混入していないもの。 d.有機質土壌改良材(泥炭系)については、泥炭類であるピートモス又はピート を主としたもので、有害物が混入していないもの。 e.有機質土壌改良材(下水汚泥を用いた汚泥発酵肥料(下水汚泥コンポスト) ) については、下水汚泥を単独あるいは植物性素材とともに発酵させたものと し、有害物が混入していないもの。 f.バーク堆肥、泥炭系及び下水汚泥を用いた汚泥発酵肥料(下水汚泥コンポスト) 以外の有機質土壌改良材については、有害物が混入していないもの。 1.堆肥に関しては、刈草、剪定木、未利用木材、樹皮、家畜ふん、家禽ふんその他 有機質再生資源を、原料として100%使用していること。 2.植栽基盤材については再生資源を製品の重量比で50%以上使用していること。 ただし、上記のいずれの場合も、この含有率以下であっても合理的な理由が明確に示 される場合等には認定できる。 a.原料および再生資源の原料として、特別管理(一般・産業)廃棄物を使用してい ないこと。 b.肥料取締法に基づく『普通肥料』の登録をしているもの以外においては、刈草、 剪定木、未利用木材、樹皮、以外の再生資源を用いる場合は、原則として製品が、 土壌汚染対策法施行規則第31条第1項及び第2項に定める溶出量及び含有量 における環境基準のうち、カドミウム、鉛、六価クロム、砒素、総水銀、セレン、 ふっ素及びほう素における基準に適合していること。ただし、これら以外の懸念 される物質の溶出、含有がある場合には、懸念される物質の基準に適合している こと。 なお、未利用木材であっても木くずを用いる場合は上記基準に適合すること。 a.品質性能に関する基準への適合状況の確認検査が適正になされていること。 b.環境安全性に関する確認検査が適正になされていること。 a.再生資源を含有しない製品を使用した場合と比較したときの環境負荷低減への寄 与の度合いについて、報告すること。 b.製品の使用等により環境負荷の増大が懸念される別表14-1に定める項目につ いて、製造者・販売者の状況を報告すること。 14)-1 14)堆肥・植栽基盤材 別表14-1 報告を求める環境負荷増大が懸念される項目 環境負荷の増大が懸念 される項目 ア.製造段階でエネルギー消費量の増大、地球温暖化物質の増加、大気汚染、水 質汚濁、騒音、悪臭、有害物質の排出など環境負荷が増大しないか。 イ.運搬距離が著しく長くなり、エネルギー、地球温暖化物質などによる環境負 荷が増大しないか。 ウ.施工時及び使用時に有害物質が溶出したり粉塵などとして排出される可能性 はないか。 (無機質の植栽基盤材については、以下の項目についても報告のこと) エ.廃棄時に新材からの製品に比べ処理困難物とならないか。埋め立てなどによ り生態系の破壊を引き起こさないか。 オ.再リサイクルは可能か。再リサイクルへの取り組みは実施しているか。 カ.再リサイクルの段階において著しく環境負荷が増大しないか。 14)-2 19)再生特殊舗装材 別表19 再生特殊舗装材 項 目 評 価 基 準 内 容 ① 評価対象資材 再生資源を原料とした、アスファルト舗装を除く特殊な舗装材を対象とする。 ② 品質・性能 a.全資材共通事項 ・別表19-1-1~3における各資材の基準に適合すること。 ・施工に関する仕様が明確に定められていること。 b.舗装材(透水層に用いるものを除く)に関する事項 ・湿潤状態のすべり抵抗値(BPN)が40以上(車両通行箇所に用いる場合は6 0以上)であること。 ・雨水による流出、はがれ等について、支障のないことが試験施工、又は工事実績 で確認されていること。 ③ 再生資源の 含有率 再生資源を製品の重量比で、別表19-1-1~3で定める割合で含有すること。 ただし、この含有率以下であっても合理的な理由が明確に示される場合は認定でき る。 ④ 環境に対する 安全性 a.原料および再生資源の原料として、特別管理(一般・産業)廃棄物を使用してい ないこと。 b.原則として原料(再生資源)が土壌汚染対策法施行規則第31条第1項及び第2 項に定める溶出量及び含有量における環境基準のうち、カドミウム、鉛、六価ク ロム、砒素、総水銀、セレン、ふっ素及びほう素における基準に適合しているこ と。ただし、これら以外の懸念される物質の溶出、含有がある場合には、懸念さ れる物質の基準に適合していること。 c.建物の内装材にあっては、建築基準法施行令第20条の6および第20条の7の 技術基準で、使用制限を受けない材料であること。 d.スラグ舗装にあっては、施工区域外へ流出する表流水等が、水質汚濁防止法の排 水基準に定められているpHの許容限度に準拠したものとなるよう、必要な対策 (舗装表面へのアスファルト乳剤塗布等)を示すこと。また、対策の効果につい ては、施工実績等により検証されていること。 ⑤ 品質管理 a.品質性能に関する基準への適合状況の確認検査が適正になされていること。 b.環境安全性に関する確認検査が適正になされていること。 ⑥ 環境負荷 a.再生資源を含有しない製品を使用した場合と比較したときの環境負荷低減への寄 与の度合いについて、報告すること。 b.製品の使用等により環境負荷の増大が懸念される別表19-2に定める項目につ いて、製造者・販売者の状況を報告すること。 19)-1 19)再生特殊舗装材 別表19-1-1 歩道等の舗装材(表層に用いるもの)の品質・性能基準及び再生資源の含有率等 資材名 ①土舗装 ソフトタイプ ②土舗装 ハードタイプ ③廃ガラスリサイ クル舗装 再生資源 用途等 石炭灰(クリンカー アッシュ) 含有率 50%以上 石炭灰(クリンカー アッシュ) 含有率 50%以上 廃ガラス 含有率 30%以上 (廃ガラスを粒状に 加工したもの) グランド・広場・歩 経路など、主に柔ら かさや水はけを要求 するもの。 歩経路・アプロー チ・勾配箇所など強 度や表面流出防止が 要求されるもの。 遊歩道、公園、建物周 囲、商店街、エクステ リアなど ④弾性舗装 廃ゴム、廃タイヤ、 廃プラスチック 含有率 50%以上 (資材を粒状に粉砕 したもの) ⑤廃かわら舗装 廃かわら 含有率 80%以上 (廃かわらを粒状に 粉砕したもの) 品質・性能 ○一軸圧縮強度 0.2~0.5N/mm 2 ○CBR値 8%以上 ○一軸圧縮強度 1N/mm 2 以上 ○CBR値 20%以上 ○曲げ強度 6.4N/mm 2 以上 ○一軸圧縮強度 24N/mm 2 以上 ○透水係数 0.02cm/sec以上 ○安全性の検証 鋭角のガラスの残存、割れ による危険性やバインダーの 安定性等について施工実績で 検証されていること。 公園、ジョギング走路、 ○引張強さ 一般歩道、歩道橋、身 0.8N/mm 2 以上 障者施設通路、グラン ○透水係数 ド、プールサイド 0.02cm/sec以上 ○衝撃吸収性 80G以下 (JIS A 6519:2013 体育館 用鋼製床下地構成材) ○硬さ 50~90 (アスカーCS硬度計) 公園、遊歩道、広場 ○圧縮強度 0.2N/mm 2 以上 ○透水係数 0.02cm/sec以上 ○安全性の検証 鋭角の瓦の残存、割れによ る危険性やバインダーの安定 性等について施工実績で検証 されていること。 19)-2 19)再生特殊舗装材 別表19-1-2 歩道等の舗装材(透水層に用いるもの)の品質・性能基準及び再生資源の含有率等 資材名 ①フィルター材 再生資源 用途等 品質・性能 廃ガラス 含有率 100% (廃ガラスを粒状に 加工したもの) 公園の園路に透水性舗 装を用いた場合のフィ ルター材 ○75μmふるい通過量 6%以下 ○透水係数 1×10-3cm/sec以上 ○安全性の検証 鋭角のガラスの残存、割れ による危険性がないことにつ いて施工実績等で検証されて いること。 別表19-1-3 その他特殊な舗装材の品質・性能基準及び再生資源の含有率等 資材名 ①スラグ舗装 再生資源 用途等 品質・性能 鉄鋼スラグ 含有率 100% (鉄鋼スラグの潜在 水硬性を活用した舗 装材) 野積場及び駐車場など の舗装、中央分離帯な どの防草対策 ○一軸圧縮強度 1.2N/mm2以上(14日強 度) ○材料の水浸膨張比 1.5%以下 別表19-2 報告を求める環境負荷増大が懸念される項目 環境負荷の増大が懸念 される項目 ア.製造段階で新材からの製造に比べ、エネルギー消費量の増大、地球温暖化物 質の増加、大気汚染、水質汚濁、騒音、悪臭、有害物質の排出など環境負荷 が増大しないか。 イ.新材に比べ運搬距離が著しく長くなり、エネルギー、地球温暖化物質などに よる環境負荷が増大しないか。 ウ.施工時及び使用時に有害物質が溶出したり粉塵などとして排出される可能性 はないか。 エ.廃棄時に新材からの製品に比べ処理困難物とならないか。埋め立てなどによ り生態系の破壊を引き起こさないか。 オ.再リサイクルは可能か。再リサイクルへの取り組みは実施しているか。 カ.再リサイクルの段階において著しく環境負荷が増大しないか。 19)-3 20)土壌改良材 別表20 土壌改良材 項 目 ① 評価対象資材 ② 品質・性能 ③ 再生資源の 含有率 ④ 環境に対する 安全性 ⑤ 品質管理 ⑥ 環境負荷 評 価 基 準 内 容 再生資源を原料とした土壌改良材を対象とする。 a.それぞれの資材(用途)による改良後の土壌(改良土)が、別表20-1の性能 を満足すること。また、原土壌に対する改良効果についても確認していること。 b.それぞれの資材(用途)について、以下の要件を満たしていること。 ・ 運動場等用にあっては、鋭利物の残存や飛散等による問題がないことを施工実績 で検証されていること。 ・ 地盤改良工用にあっては、化学反応により改良するものであること。 c.以下について、施工に関する仕様が定められていること。 ・ 室内配合試験(環境に対する安全性の試験を含む) 、土壌との混合方法、環境へ の影響を抑える措置が必要な場合はその内容 再生資源の含有率は、製品の重量比でそれぞれ以下によること。また、別表20- 1-1に掲げられた再生資源については、さらにその品質・性能を満足していること。 ① 土壌改良材(運動場等用)80%以上 ② 土壌改良材(地盤改良工用)50%以上 使用していること。 ただし、この含有率以下であっても合理的な理由が明確に示される場合は認定でき る。 a.原料および再生資源の原料として、特別管理(一般・産業)廃棄物を使用してい ないこと。 b.それぞれ、次の基準に適合すること。なお、地盤改良工用については、改良土の 溶出試験の結果を添付すること。改良土は、②品質・性能において試験を行った ものを対象とすること。 b-1.土壌改良材(運動場等用) 杉・檜などの天然由来樹皮のもの以外の再生資源を用いる場合は、原則として原 料(再生資源)が土壌汚染対策法施行規則第31条第1項及び第2項に定める溶 出量及び含有量における環境基準のうち、カドミウム、鉛、六価クロム、砒素、 総水銀、セレン、ふっ素及びほう素における基準に適合していること。ただし、 これら以外の懸念される物質の溶出、含有がある場合には、懸念される物質の基 準に適合していること。 b-2.土壌改良材(地盤改良工用) 原則として原料(再生資源)が土壌汚染対策法施行規則第31条第1項及び第2 項に定める溶出量及び含有量における環境基準のうち、カドミウム、鉛、六価ク ロム、砒素、総水銀、セレン、ふっ素及びほう素における基準に適合しているこ と。ただし、これら以外の懸念される物質の溶出、含有がある場合には、懸念さ れる物質の基準に適合していること。 c.製品の溶出試験の結果は以下の基準(以下、 「pH・COD の基準」という。 )に適合 していること。 ・ 水素イオン濃度(pH) 5.8~8.6 の範囲内 (測定方法は「JIS K 0102:2013 工場排水試験方法 12.1 ガラス電極法」による) ・ 化学的酸素要求量(COD) 20mg/L 以下 (測定方法は「JIS K 0102:2013 工 場排水試験方法 17 100 ℃における過マンガン酸カリウムによる酸素消 費量(CODMn) 」による) ただし、上記の試験の結果によりがたい場合は、別表20-2(イ)欄に掲げる場 合において、(ロ)欄の措置を行うことを条件として認定することができる。 a.品質性能に関する基準への適合状況の確認検査が適正になされていること。 b.環境安全性に関する確認検査が適正になされていること。 a.再生資源を含有しない製品を使用した場合と比較したときの環境負荷低減への寄 与の度合いについて、報告すること。 b.製品の使用等により環境負荷の増大が懸念される別表20-3に定める項目につ いて、製造者・販売者の状況を報告すること。 20)-1 20)土壌改良材 別表20-1 改良土の品質・性能の基準 ① 土壌改良材(運動場等用) 用途)運動場等の排水性(透水性)の改善、飛砂抑制 a.改良土が、耐水性団粒構造であること b.改良土のプロクターニードル貫入抵抗標準値が以下の値であること。 公益財団法人日本体育施設協会 屋外体育施設の建設指針 用途 貫入規格値(ポンド) 陸上競技場 50 ~ 110 野球場 30 ~ 多目的運動場 40 ~ 100 校庭(学校運動場) 50 ~ テニスコート 40 ~ 110 サッカー場 30 ~ 備考 80 90 80 ② 土壌改良材(地盤改良工用) 用途)路床、路盤の改良等 a.改良土が以下の試験方法により、規格を満たしていること。 1 改良土の規格 試験項目 コーン指数試験 規格値 800kN/㎡以上 2 処理土のコーン指数試験方法 供試体の作成 試料 改良土を一旦ときほぐし、9.5㎜ふるいを通過させたもの。 モールド 内径100±0.4㎜ ランマー 質量2.5±0.01㎏ 突固め 3層に分けて突固める。各層毎に30±0.15㎝の高さから25回突 固める。 コーンペネトロメータ 底面の断面積3.24㎝2、先端角度30°のもの。 貫入速度 約1㎝/秒 方法 モールドをつけたまま、鉛直にコーンの先端を供試体上端部から5㎝、 7.5㎝、10㎝貫入した時の貫入抵抗力を求める。 貫入抵抗力 貫入量5㎝、7.5㎝、10㎝に対する貫入抵抗力を平均して、平均貫 入力を求める。 コーン指数(qc) 平均貫入抵抗力をコーン先端の底面積3.24㎝2で除する。 容量1,000±12㎝3 測定 計算 20)-2 20)土壌改良材 別表20-1-1 再生資源の品質・性能 再生資源 品質・性能 製鋼スラグ 試験項目 水浸膨張比(%) 試験方法 舗装調査・試験法便覧 E004(2007) 規格値 1.5以下 別表20-2 工事施工者が行う環境への影響を抑える措置 (イ) 改良土の溶出試験の結果 1 pH・CODの基準に適合する場合 (ロ) 環境への影響を抑える措置の内容 ・ 施工現場毎にあらかじめ改良土の溶出試験を行 い 、 結 果 が 現 場 周 辺 状 況 に 応 じ た pH・ CODの 基 準 に適合していることを確認すること。 ・ 結 果 が 現 場 周 辺 状 況 に 応 じ た pH・ CODの 基 準 に 適 合しない場合は、覆土、矢板、遮水シート等を設 置し、表流水及び浸出水の流出を防止すること。 2 pH・CODの基準に適合しない場合 ・ 施工現場における改良土の溶出試験の結果が現 場 周 辺 状 況 に 応 じ た pH・ CODの 基 準 に 適 合 し て い る場合を除き、覆土、矢板、遮水シート等を設置 し、表流水及び浸出水の流出を防止すること。 ※ 改良土の溶出試験は、施工現場毎に品質・性能の試験を行ったものを対象とすること。な お、前処理方法はJIS K 0058-1 5.3(利用有姿)による。 ※ 環境への影響を抑える措置は、工事施工者が施工現場において実施するものであるため、 その内容を施工に関する仕様において明確に定めること。 ※ 認定申請書の用途の欄に実施する措置の内容を記載すること。 ※ 資材の利用に関しては、愛知県あいくる材率先利用方針によること。 別表20-3 報告を求める環境負荷増大が懸念される項目 環境負荷の増大が懸念 される項目 ア.製造段階で新材からの製造に比べ、エネルギー消費量の増大、地球温暖化物 質の増加、大気汚染、水質汚濁、騒音、悪臭、有害物質の排出など環境負荷 が増大しないか。 イ.新材に比べ運搬距離が著しく長くなり、エネルギー、地球温暖化物質などに よる環境負荷が増大しないか。 ウ.施工時及び使用時に有害物質が溶出したり粉塵などとして排出される可能性 はないか。 エ.廃棄時に新材からの製品に比べ処理困難物とならないか。埋め立てなどによ り生態系の破壊を引き起こさないか。 オ.再リサイクルは可能か。再リサイクルへの取り組みは実施しているか。 カ.再リサイクルの段階において著しく環境負荷が増大しないか。 20)-3 21)土木建築用プラスチック資材 別表21 土木建築用プラスチック資材 項 目 評 価 基 準 内 容 ① 評価対象資材 再生プラスチック樹脂を含有した土木建築用プラスチック資材を対象とする。 ② 品質・性能 a.工業化された製品であること。 b. 各資材については、別表21-1の基準に適合していること。 c.各資材については、別表21-2による耐候性と耐薬品性の確認方法を実施する こと。 ③ 再生資源の 含有率 再生プラスチック樹脂を原料として別表21-1に示す含有率使用していること。 ただし、この含有率以下であっても合理的な理由が明確に示される場合等には認定 できる。 ④ 環境に対する 安全性 a.原料および再生資源の原料として、特別管理(一般・産業)廃棄物を使用してい ないこと。 b.再生PET樹脂以外の再生資源を用いる場合は、原則として原料(再生資源)が、 土壌汚染対策法施行規則第31条第1項に定める溶出量における環境基準のう ち、カドミウム、鉛、六価クロム、砒素、総水銀、セレン、ふっ素及びほう素に おける基準に適合していること。ただし、これら以外の懸念される物質の溶出が ある場合には、懸念される物質の基準に適合していること。 c.建物の内装材にあっては、建築基準法施行令第20条の6および第20条の7の 技術基準で、使用制限を受けない材料であること。 ⑤ 品質管理 a.品質性能に関する基準への適合状況の確認検査が適正になされていること。 b.環境安全性に関する確認検査が適正になされていること。 ⑥ 環境負荷 a.再生資源を含有しない製品を使用した場合と比較したときの環境負荷低減への寄 与の度合いについて、報告すること。 b.製品の使用等により環境負荷の増大が懸念される別表21-3に定める項目につ いて、製造者・販売者の状況を報告すること。 21)-1 21)土木建築用プラスチック資材 別表21-1 製品の品質・性能基準及び再生資源の含有率 資材 ① ます用ふた ② 折り込み型埋設標識 シート ③ 道路標識板および ガードレール保護材 ④ 車止め ⑤ 断熱材 ⑥ 再生プラスチック標 識くい ⑦ ケーブルトラフ 品質・性能 含有率 「JSWAS K-7:2008 下水道用硬質塩化ビニル製ます」又は 「JSWAS K-8:2008 下水道用ポリプロピレン製ます」の基準 に適合すること。 a.材料は、高密度ポリエチレンヤーンを製織したクロス に印刷面を内側にした低密度ポリエチレン・フィルム をラミネートしたものとし、耐薬品性にすぐれ腐食、 変色することもなく、柔軟性に富むものとする。 b.シートは伸長性をとるために長さが2倍になるように 重ね合わせて点溶着又は縫製した折込み構造とする。 材料の基礎物性 ・引張り強さ 20MPa 以上 (試験方法は、 「JIS K 7161-1:2014 プラスチック-引 張特性の求め方- 第1部:通則」に準ずる) ・曲げ強さ 24MPa 以上 (試験方法は、 「JIS K 7171:2008 プラスチック-曲げ 特性の求め方」に準ずる) 曲げ強度 6.5kN 以上 (試験方法は「JIS A 5371:2010 プレキャスト無筋コン クリート製品」に準ずる) 熱伝導率 ・0.034W/m・K 以下( 「JIS A 1412:1999 熱絶縁材の 熱抵抗及び熱伝導率の測定方法」-第 1 部、-第 2 部、 -第 3 部による) 燃焼性 ・3秒以内に炎が消えて、残じんがなく燃焼限界指示線を 超えて燃焼しないこと。 ( 「JIS A 9511:2009 発泡プラス チック保温材」による。 ) 「JIS K 6932:2007 再生プラスチック標識くい」の基準に 適合すること a.本体及び蓋について、十分な強度を有すること。 ・JIS A 5372:2010 プレキャスト鉄筋コンクリート製品 附属書G-1 ケーブルトラフの強度基準に準拠した強 度(80%以上)を有すること b.耐候性について、実証試験がされていること (参考値 促進耐候試験2000時間) c.耐燃性について、以下のいずれかの性能を持つもの ①「JIS K 6911:2006 熱硬化性プラスチック一般試 験方法」の耐燃性試験A法で燃焼時間が180秒以 下、燃焼距離25mm 以下であること(不燃性の性能) ②「JIS K 6911:2006 熱硬化性プラスチック一般試 験方法」の耐燃性試験B法でV-0級の性能をもつ こと 製品の重量比で 70%以上 21)-2 製品の重量比で 40%以上 製品の重量比で 80%以上 製品の重量比で 80%以上 製品の重量比で 80%以上 製品の重量比で 80%以上 製品の重量比で 40%以上 21)土木建築用プラスチック資材 別表21-1 製品の品質・性能基準及び再生資源の含有率(続き) 資材 ⑧ 保護ポール ⑨ 法面繊維ネット(落 石防止用は除く) ⑩ 附属的なプラスチッ ク資材(パッキン、 フィルター等附属的 な資材) ⑪ 袋型根固め工法用袋 材 品質・性能 含有率 歩道等に設置する保護ポールとして、人の衝突、腰掛け等 通常考えられる荷重にたいして強度及び復元性によって耐 久性が実証されること。 参考値 曲げモーメント 2,400N・m 程度 (試験方法は、 「JIS Z 0602:1988 平パレット試験方 法」に準ずる) 法面保護ネットとして使用しうる強度を有すること。 製品の重量比で 80%以上 ・パッキン、フィルター等、それぞれの使用する上での機 能、及び性能が証明されていること。 ・工事実績によって機能が実証されていること ⑫ プラスチック製法枠 再生資源を含んだ製品で、一般財団法人土木研究センター などの指定試験所で袋型根固め工法用袋材としての品質性 能の認定を受けているもの。 使用条件に応じた性能が確保されていること。 ⑬ 防球ネット 使用条件に応じた性能が確保されていること。 ⑭ 雨水貯留浸透施設用 資材 ⑮ 工事現場交通規制用 コーン ⑯ 排水材、吸出し防止 材類(合成繊維網状 管、暗渠排水・トン ネル裏面排水材、排 水性舗装用導水管、 吸出防止キャップ) ⑰ 目かくし板 社団法人雨水貯留浸透技術協会で雨水貯留浸透施設として の品質性能の評価認定を受けているもの。 使用条件に応じた性能が確保されていること。 ⑱ 散水栓ボックス 使用条件に応じた性能が確保されていること。 ⑲ 植栽用マット 使用条件に応じた性能が確保されていること。 使用条件に応じた性能が確保されていること。 使用条件に応じた性能が確保されていること。 21)-3 製品の重量比で 50%以上 製品の重量比で 50%以上 製品の重量比で 50%以上 製品の重量比で 80%以上 製品の重量比で 50%以上 製品の重量比で 70%以上 製品の重量比で 100% 製品の重量比で 50%以上 製品の重量比で 80%以上 製品の重量比で 50%以上 製品の重量比で 70%以上 21)土木建築用プラスチック資材 別表21-2 耐候性と耐薬品性の確認方法 資材⑦ケーブルトラフ及びJIS並びにJSWASで耐候性(土中で使用するものについては耐薬品性) の確認が求められている資材は、その基準によること。 上記以外のものは、以下の試験方法(参考)による。ただし、合理的な理由が明確に示される場合等は その方法による。 耐候性と耐薬品性の試験方法 項目 試験方法(参考) 試験詳細 耐候性 JIS B 7753:2007 サンシャイン カーボンアーク灯式の耐光性試 験機及び耐候性試験機 ・照射時間:1,000 時間 ・ブラックパネル温度:63℃ ・噴霧サイクル:60 分ごとに 48 分間の照射、12 分間水噴霧 耐薬品性 (土中で使用 するもの) JIS K 7114:2001 プラスチック -液体薬品への浸せき効果を求 める試験方法 ・試験温度:23℃又は 70℃ ・浸せき期間:1週間 ・試験液 塩酸 濃度 10% 硫酸 濃度 10% 水酸化ナトリウム溶液1% その他、製造業者が検査を必要と認める試験液 別表21-3 報告を求める環境負荷増大が懸念される項目 環境負荷の増大が懸念 される項目 ア.製造段階で新材からの製造に比べ、エネルギー消費量の増大、地球温暖化物 質の増加、大気汚染、水質汚濁、騒音、悪臭、有害物質の排出など環境負荷 が増大しないか。 イ.新材に比べ運搬距離が著しく長くなり、エネルギー、地球温暖化物質などに よる環境負荷が増大しないか。 ウ.施工時及び使用時に有害物質が溶出したり粉塵などとして排出される可能性 はないか。 エ.廃棄時に新材からの製品に比べ処理困難物とならないか。埋め立てなどによ り生態系の破壊を引き起こさないか。 オ.再リサイクルは可能か。再リサイクルへの取り組みは実施しているか。 カ.再リサイクルの段階において著しく環境負荷が増大しないか。 21)-4 22)断面修復材 別表22 断面修復材 項 目 評 価 基 準 内 容 ① 評価対象資材 土木建築用の断面修復材を対象とする。 ② 品質・性能 a.建築用 「日本建築学会/鉄筋コンクリート造建築物の耐久性調査・診断及び補修指針 (案) ・同解説の付録1.断面修復用ポリマーセメントモルタル及び断面修復用軽 量エポキシ樹脂モルタルの品質基準(案) (H14) 」に適合していること。 b.土木用 東日本高速道路株式会社、中日本高速道路株式会社、西日本高速道路株式会社「構 造物施工管理要領(H26.7) 」3-5断面修復材の品質規格に適合していること。 ③ 再生資源の 含有率 別表22-1に掲げる再生資源を、製品に対する重量比で15%以上含有している こと。 ただし、この含有率以下であっても合理的な理由が明確に示される場合等には認定 できる。 ④ 環境に対する 安全性 a.原料および再生資源の原料として、特別管理(一般・産業)廃棄物を使用してい ないこと。 b.原則として原料(再生資源)が、土壌汚染対策法施行規則第31条第1項に定め る溶出量における環境基準のうち、カドミウム、鉛、六価クロム、砒素、総水銀、 セレン、ふっ素及びほう素における基準に適合していること。ただし、これら以 外の懸念される物質の溶出がある場合には、懸念される物質の基準に適合してい ること。 ⑤ 品質管理 a.品質性能に関する基準への適合状況の確認検査が適正になされていること。 b.環境安全性に関する確認検査が適正になされていること。 ⑥ 環境負荷 a.再生資源を含有しない製品を使用した場合と比較したときの環境負荷低減への寄 与の度合いについて、報告すること。 b.製品の使用等により環境負荷の増大が懸念される別表22-2に定める項目につ いて、製造者・販売者の状況を報告すること。 22)-1 22)断面修復材 別表22-1 断面修復材の原料となる再生資源 原料となる再生資源 ○高炉スラグ ○フライアッシュ ○フェロニッケルスラグ ○銅スラグ ○電気炉酸化スラグ ○コンクリート用再生骨材 ○陶磁器くず(陶器がわら含む、レンガを除く) ○一般廃棄物溶融スラグ ○下水汚泥溶融スラグ ○キューポラスラグ ○下水汚泥焼却灰 ○建設汚泥を分級・脱水・洗浄した再生骨材 ○産業廃棄物溶融スラグ ○再生ガラス発泡骨材 別表22-2 報告を求める環境負荷増大が懸念される項目 環境負荷の増大が懸念 される項目 ア.製造段階で新材からの製造に比べ、エネルギー消費量の増大、地球温暖化物 質の増加、大気汚染、水質汚濁、騒音、悪臭、有害物質の排出など環境負荷 が増大しないか。 イ.新材に比べ運搬距離が著しく長くなり、エネルギー、地球温暖化物質などに よる環境負荷が増大しないか。 ウ.施工時及び使用時に有害物質が溶出したり粉塵などとして排出される可能性 はないか。 エ.廃棄時に新材からの製品に比べ処理困難物とならないか。埋め立てなどによ り生態系の破壊を引き起こさないか。 オ.再リサイクルは可能か。再リサイクルへの取り組みは実施しているか。 カ.再リサイクルの段階において著しく環境負荷が増大しないか。 22)-2 25)再生材利用路面標示用資材 別表25 再生材利用路面標示用資材 項 目 評 価 基 準 内 容 ① 評価対象資材 再生資源を含有した路面標示用資材を対象とする。 ② 品質・性能 a.工業化された製品であること。 b.各資材については、別途、別表25-1の基準に適合していること。 ③ 再生資源の 含有率 別表25-2に掲げる再生資源を、製品の重量比で、50%以上含有しており、か つ、これら以外の再生資源を含有していないこと。 ただし、この含有率以下であっても合理的な理由が明確に示される場合等には認定 できる。 ④ 環境に対する 安全性 a.原料および再生資源の原料として、特別管理(一般・産業)廃棄物を使用してい ないこと。 b.原則として原料(再生資源)が、土壌汚染対策法施行規則第31条第1項に定め る溶出量における環境基準のうち、カドミウム、鉛、六価クロム、砒素、総水銀、 セレン、ふっ素及びほう素における基準に適合していること。ただし、これら以 外の懸念される物質の溶出がある場合には、懸念される物質の基準に適合してい ること。 ⑤ 品質管理 a.品質性能に関する基準への適合状況の確認検査が適正になされていること。 b.環境安全性に関する確認検査が適正になされていること。 ⑥ 環境負荷 a.再生資源を含有しない製品を使用した場合と比較したときの環境負荷低減への寄 与の度合いについて、報告すること。 b.製品の使用等により環境負荷の増大が懸念される別表25-3に定める項目につ いて、製造者・販売者の状況を報告すること。 25)-1 25)再生材利用路面標示用資材 別表25-1 品質・性能基準 資材 品質・性能 視覚障害者誘導用標示 a.形状・寸法 以下のいずれかに適合していること。 ・ 「JIS T 9251:2014 高齢者・障害者配慮設計指針 ― 視覚障害者誘導 用ブロック等の突起の形状・寸法及びその配列」 ・ 「エスコートゾーンの設置に関する指針(警察庁) 」 b.すべり抵抗値 湿潤状態のすべり抵抗値がBPNで、60以上(車道及び駐車場用) 、40 以上(歩道用)であること。 c.耐摩耗性、圧縮強さ、耐アルカリ性 「JIS K 5665:2011 路面標示用塗料」の3種の基準に適合していること。 d.耐久性、施工性等について良好なこと。 これらの性能を有しているか否かをa.に示す各指針等や視覚障害者誘導 用ブロック設置指針(国土交通省) 、施工実績などを基に確認する。 別表25-2 再生資源となるもの 原料となる再生資源 ○無機珪砂(キラ) ○非鉄スラグ ○鉄鋼スラグ ○陶磁器くず(陶器がわら含む、レンガを除く) ○鋳物砂 ○廃プラスチック ○廃ガラス ○廃ゴム ○石材屑 別表25-3 報告を求める環境負荷増大が懸念される項目 環境負荷の増大が懸念 される項目 ア.製造段階で新材からの製造に比べ、エネルギー消費量の増大、地球温暖化物 質の増加、大気汚染、水質汚濁、騒音、悪臭、有害物質の排出など環境負荷 が増大しないか。 イ.新材に比べ運搬距離が著しく長くなり、エネルギー、地球温暖化物質などに よる環境負荷が増大しないか。 ウ.施工時及び使用時に有害物質が溶出したり粉塵などとして排出される可能性 はないか。 エ.廃棄時に新材からの製品に比べ処理困難物とならないか。埋め立てなどによ り生態系の破壊を引き起こさないか。 オ.再リサイクルは可能か。再リサイクルへの取り組みは実施しているか。 カ.再リサイクルの段階において著しく環境負荷が増大しないか。 25)-2