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8.9 (補足)補正の方法について
8.9 (補足)補正の方法について 実験調査結果の分析の記述中「性・年齢による補正値」とある場合、補正の方法について 特記してあるもの以外は、各調査の回答者の性・年齢別の構成比が「2000 年国勢調査」によ る人口(全国)の性・年齢別の構成比に一致するよう実験調査 5 種及び調査 X の補正(ウエ イト付け)を行ったものである 69。その具体的な方法は以下のとおりである。 ① 各調査について、性・年齢別のウエイトを求める (例)「調査 X(JIL 調査)」を補正する場合 性・年代区分 男性 女性 合 人 口 (人) (2000 年国勢調査) 同左 ( %) 回収数 (人) (調査 X) ウエイト 20~29 歳 9,272,519 10.8 137 1.8900297 30~39 歳 8,533,104 9.9 174 1.3694597 40~49 歳 8,391,943 9.8 224 1.0461789 50~59 歳 9,500,277 11.1 282 0.9407595 60~69 歳 7,106,809 8.3 268 0.7405106 20~29 歳 8,939,250 10.4 166 1.5037805 30~39 歳 8,358,371 9.7 267 0.874182 40~49 歳 8,324,284 9.7 295 0.7879821 50~59 歳 9,675,885 11.3 325 0.8313785 60~69 歳 7,734,963 9.0 259 0.833969 計 85,837,405 100.0 2,397 「ウエイト」とは:各性・年代区分の「ウエイト」を、調査 X の対応する性・年代区分の回 収数に乗ずると、調査 X の性・年代別構成比が 2000 年国勢調査に一致する。 (例)20~29 歳男性の場合 (調査 X 回収数 137 × ウエイト 1.8900297)÷ 調査 X 回収数計 2,397 =10.8% ②調査結果の性・年齢別原数値にウエイトを乗じて補正値を算出する。 (例)調査 X の問1の場合 上段は原数値、 69 下段(網掛け部分)は補正値(原数値×ウエイト) このように、調査結果の集計後に、性、年齢など何らかの基準によって回答者を層化し、対象母集団に関する 外部情報(今回の場合は「2000 年国勢調査」)を用いて、層の構成を対象母集団と同一にすることを「事後層 化ウエイティング」という(Groves et al.(2004)p326、松田・伴・美添(2000) p72)。 -202- どちら 1 企業 複数企 1 企業 複数企 雇用後 最初か ともい 管理 業管理 専門 業専門 独立 ら独立 えない 性 別 20 30 男 年 代 性 40 50 60 20 30 女 年 代 性 40 50 60 合 計 わから ない 合計 14 20 37 27 21 1 13 4 137 26 38 70 51 40 2 25 8 259 28 26 33 35 33 5 10 4 174 38 36 45 48 45 7 14 5 238 41 27 30 43 41 6 30 6 224 43 28 31 45 43 6 31 6 234 71 23 51 36 46 13 38 4 282 67 22 48 34 43 12 36 4 265 79 28 53 25 25 17 34 7 268 59 21 39 19 19 13 25 5 198 19 21 48 43 12 0 17 6 166 29 32 72 65 18 0 26 9 250 33 18 60 86 26 5 34 5 267 29 16 52 75 23 4 30 4 233 45 18 77 69 28 6 43 9 295 35 14 61 54 22 5 34 7 232 65 29 58 51 26 7 78 11 325 54 24 48 42 22 6 65 9 270 68 27 55 24 23 5 40 17 259 57 23 46 20 19 4 33 14 216 463 237 502 439 281 65 337 73 2397 437 252 513 453 293 59 318 72 2397 -203- ウエイト 1.89003 1.36946 1.04618 0.94076 0.74051 1.50378 0.87418 0.78798 0.83138 0.83397